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April 21, 26
スライド概要
第186回 PHP勉強会 at 東京
PHPとPHPコミュニティの未来を考える PHPとPHPコミュニティの 未来を考える — 勉強会20周年を前に、 一度立ち止まってみる — 黒井春人 / @halt / 有限会社アリウープ 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 1
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 今日話したいこと 本音 モヤモヤを共有したい、というのが本音です。 答えを出しに来たわけではなく、皆さんと考えたい。 20周年という節目に、一度ちゃんと向き合ってみたい。 否定したいわけでも、盛り下げたいわけでもない。 ただ、見て見ぬふりをしたくない話があります。 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 2
PHPとPHPコミュニティの未来を考える アジェンダ 1. 問いかけ:次の新規開発で PHP 選びますか? 2. 歴史:PHP の立ち位置はどう変わったか 3. AI時代:決定打になった気がする 4. 20周年:それでも PHP 勉強会は続いている 5. 仮説:PHP は「概念」になるのでは 6. 企画:20周年、何やりましょうか ※ 20〜25分で話して、残りで会場と議論したいです 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 3
PHPとPHPコミュニティの未来を考える SECTION 01 次の新規開発で、 PHP を選びますか? 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 4
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 今の運用で PHP を使ってるのは わかる でも、次の新規開発で PHPを選びますか? 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 5
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 昔のPHPは、Webの「入り口」として完璧だった 📼 2000年代の王道ルート 🌐 今の入り口 HTML + CSS を書く そもそもHTML+CSSから入らない レンタルサーバーを契約 レンサバも使わない(Vercel, Netlify) Apache + mod_php が動く ローカル環境はNode前提 <?php ?> 埋め込むだけで動的サイト フロントエンドの学習が先に来る 学習の流れが自然 / 環境構築ほぼ不要 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 PHPに辿り着く動線が消えた 6
PHPとPHPコミュニティの未来を考える PHPの強みだった「HTMLとの親和性」は? 昔の書き方( <?php echo $name; ?> 埋め込み)は ギリできるけど推奨されない もはや 「コンパイルのいらないWeb専用Java」 のポジション 言語仕様はどんどん重厚に(型、enum、readonly、asymmetric visibility…) これは悪いことじゃない、でも入門言語ではなくなった POINT 初心者向けのカジュアルな言語から、 堅実な業務用言語に成熟した 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 7
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 入門者の受け皿、Honoに移ってない? 昔のPHPが果たしていた役割 今、それをやっているのは 最小構成で動く Hono (TypeScript) HTMLとの距離が近い Cloudflare Workers レンサバで気軽に試せる Bun / Deno Deploy ドキュメントが豊富 軽量 即デプロイ モダン ※ Honoの良し悪しの話ではなく、「入門者の導線」の話です 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 8
PHPとPHPコミュニティの未来を考える フロント・バック分離の時代 フロントエンドでレンダリング、サーバーサイドは JSON返すだけ のAPI JSON返すだけなら何で書いてもいい Go, Rust, Node, Python, Ruby, Kotlin... PHPじゃなくても困らない 構造変化 「Webと言えばPHP」だった時代の 構造的な優位性が消えた 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 9
PHPとPHPコミュニティの未来を考える SECTION 02 AI時代が 決定打になった気がする 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 10
PHPとPHPコミュニティの未来を考える AIにコードを書かせる時代になった 変化 他言語への切り替えコストが劇的に下がった 「PHPしか書けない」エンジニアが減る 既存システムの利用言語変更すら現実的に 採用で「PHPの人」を探す必然性も薄れる つまり 技術選定で「慣れてるから」という理由は弱くなった 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 11
PHPとPHPコミュニティの未来を考える おそらくあと数年で PHPは過疎になる ……と、私は思っています。 皆さんはどう思いますか? 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 12
PHPとPHPコミュニティの未来を考える SECTION 03 それでも、PHP勉強会は 20周年を迎える 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 13
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 20年続いているって、冷静にすごい 20 240+ ∞ YEARS MONTHLY MEETUPS CONNECTIONS IT業界で20年続く勉強会は、ほぼ伝説。 コミュニティとしての強度は間違いなく本物。 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 14
PHPとPHPコミュニティの未来を考える でも、正直に言うと… 「PHP という言語自体」への熱量、 昔と同じように持てていますか? — 自問 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 15
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 最近、こういう話を聞かなくなった気がする 🎁 パッケージ文化 🔬 言語機能の話 composer install で入れるパッケージ、 新機能が出ても熱量は控えめ みんな作ってる? RFCの議論を追っているのは一部の人 「面白いパッケージ見つけた!」って話、 「PHPのここが好き!」が減った 最近聞いた? Packagistのトレンド、追ってる? ※ 私だけが熱を持てていないだけかもしれません。本音を聞きたい 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 16
PHPとPHPコミュニティの未来を考える カンファレンスは盛り上がっている! 各地で PHPカンファレンスが開催され、毎回すごい熱気 PHPカンファレンス小田原2026、本当に楽しかった PHPやってない人たちも参加してる それ自体がイベントとしての魅力の証 でも イベントとしてのコミュニティ力は過去最高レベル。 ……なのに、セッションの話題は広がりにくい。 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 17
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 発表 = その場にいた人のもの? 昔の感覚 今の感覚 ブログに発表内容が書かれる 発表したらそこでゴール Qiitaで派生記事が生まれる その場にいないと見られない Twitter(X)で議論が続く 動画公開まで時間差がある 発表の寿命が長かった "おお!"となった発表を後から追えない これ、コミュニティ全体の損失では? 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 18
PHPとPHPコミュニティの未来を考える SECTION 04 たぶん PHP は 「概念」になる 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 19
PHPとPHPコミュニティの未来を考える YAPC と kichijoji.pm は、先輩のような気がする ● ● ● ● PHASE 1 PHASE 2 PHASE 3 PHASE 4 Perl言語として の熱狂 YAPCが 多言語化 地域コミュニティ が主役に PHPも同じ道を 辿る? 仮説 Perlコミュニティが先に辿った道を、PHPも辿りつつあるのでは? 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 20
PHPとPHPコミュニティの未来を考える PHPカンファレンスも、地域・主催が軸に 言語としてのPHP 「場」としてのPHP フレームワーク → Laravel が標準解 小田原、福岡、東京... 機能進化 → 粛々と進む 主催者の熱量が中心 新規採用 → じわじわ減る 参加者も多言語化 「PHPに興味ある人の集まり」ではなくな る 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 21
PHPとPHPコミュニティの未来を考える それでいいんだっけ? 🤔 いいじゃん、という視点 😕 いいんだっけ、という視点 コミュニティが続くこと自体に価値 PHPカンファレンスを名乗るなら、PHPの 多言語化は健全、視野が広がる 話を深めたい 「PHP愛」を強制する必要はない 言語としての進化を共有する場が必要で は? 「概念化」はブランドの希薄化とも言える 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 22
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 答えは出ていません だから皆さんの意見が聞きたい 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 23
PHPとPHPコミュニティの未来を考える SECTION 05 20周年、 何やりましょう 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 24
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 20周年は盛大にいきたい 🎄 👴 アドベントカレンダー 歴代メンバー老人会 PHP勉強会 20周年記念版。みんなで持ち寄り、 古参を集めて、「あの頃のPHPは…」を思い出し 思い出も技術も全部書く ながら語る回 📚 🎤 20年史の編纂 クロス言語セッション スライド・ログ・思い出をObsidian / GitBook等 Perl / Ruby / Python コミュニティを招いて「長 に集約、検索可能な資産に 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 寿コミュニティ座談会」 25
PHPとPHPコミュニティの未来を考える ほかにもアイデアが欲しい! 「あの人に話してもらいたい」リクエスト 「20年前のあの話を現代版で再演」 「PHPじゃない人が見たPHPコミュニティ」 「若手 × 古参のペアトーク」 「RFCを読む会」の20年記念版 …皆さんのアイデアを募集中 提案 企画会議、オープンにやりませんか? 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 26
PHPとPHPコミュニティの未来を考える WRAP UP まとめと、お願い 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 27
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 今日のまとめ 1. 新規開発でPHPを選ぶ理由は弱まっている(これは事実だと思う) 2. AI時代でその傾向は加速する(これも現実味がある) 3. でも PHP 勉強会は 20周年(これは本当にすごい) 4. PHPは言語から「概念(=場) 」に変わりつつある(仮説) 5. 20周年、ちゃんと祝いたい(これは確信) 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 28
PHPとPHPコミュニティの未来を考える 私からのお願い 🗣️ 本 音 を 聞 か せ て く だ さ い PHPという言語自体への熱量、今もありますか? 「概念になる」仮説、賛成?反対? 20周年、何やったら嬉しい? 📝 議論の場を作りたい この後の ハックタイム / 懇親会 で話しましょう。 SNSでも #php20th 的なハッシュタグで続けたい。 企画はオープンにやります。 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 29
PHPとPHPコミュニティの未来を考える モヤモヤを、 みんなで言葉にしませんか PHP勉強会の次の20年を、 一緒に考えさせてください ご清聴ありがとうございました / 質問・議論・ツッコミ、大歓迎 🙌 2026-04-21 第186回 PHP勉強会@東京 30