ITコミュニティと情報発信に共通する成長と貢献の要素

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June 01, 21

スライド概要

2021/06/01(火) 開催のサイボウズ開運研修「ITコミュニティと情報発信に共通する成長と貢献の要素」の資料.
動画はこちら >> https://www.youtube.com/watch?v=gnT7Xt7siEY

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

ITコミュニティと情報発信に共通する 成長と貢献の要素 サイボウズ株式会社 開発本部 コネクト支援チーム 西原 翔太(@tomio2480) [開発運用研修 2021] 6/1(火) 10:00-11:00

2.

この研修で目指すところ ▌西原が支援する IT コミュニティについての概要を理解できる ▌IT コミュニティへの参加や情報発信による成長の要素を理解できる  ここでの成長は自身と周りの 2 つの観点 ▌IT コミュニティへの参加や情報発信による貢献の要素を理解できる  ここでの貢献は会社への貢献と社会貢献の 2 つの観点 ▌(サイボウズの) IT エンジニアが誰にとってもより身近な存在に なることが,社会,会社双方にとって大事であることが理解できる

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この研修で目指すところ とにかく外のコミュニティに出てほしい とにかくコンテンツを発信してほしい ということを大人風に言っただけです ▌西原が支援する IT コミュニティについての概要を理解できる ▌IT コミュニティへの参加や情報発信による成長の要素を理解できる  ここでの成長は自身と周りの 2 つの観点 ▌IT コミュニティへの参加や情報発信による貢献の要素を理解できる  ここでの貢献は会社への貢献と社会貢献の 2 つの観点 ▌(サイボウズの) IT エンジニアが誰にとってもより身近な存在に なることが,社会,会社双方にとって大事であることが理解できる

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西原解釈まとめ(喋りすぎて最後おさまらないと困るので) ▌IT コミュニティ = 技術に真摯に向き合っている単なるなかよし ▌情報発信 = 必ず自身が持つ情報の整理と整頓を通過した結果 ▌成長 = あらゆる情報に向き合い自身の在り方を見直すこと ▌貢献 = モノを作らない技術貢献がある ▌IT コミュニティと情報発信を通じて成長しながら 社会や会社に貢献していくことができます!という話をします

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ここからは「まとめスライドに至った経緯(むかしばなし)」 前のスライドだけでは意味不明と思われるので補足します ?

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ここからは「まとめスライドに至った経緯(むかしばなし)」 前のスライドだけでは意味不明と思われるので補足します ? ? ?

7.

ここからは「まとめスライドに至った経緯(むかしばなし)」 前のスライドだけでは意味不明と思われるので補足します ? ? ? この愛くるしいキャラクターは 「さぼてっく」センパイです ? Cybozu + Tech = さぼてっく ? ?

8.

説明の流れ ▌この思想に至った背景 - 自己紹介,発見 ▌IT コミュニティ – 言葉と実態,コネクト支援チーム的な関わり方 ▌情報発信 – 発信に至る経緯,情報の受信 ▌共通する要素 – 成長,貢献

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説明の流れ ▌この思想に至った背景 - 自己紹介,発見 ▌IT コミュニティ – 言葉と実態,コネクト支援チーム的な関わり方 ▌情報発信 – 発信に至る経緯,情報の受信 ▌共通する要素 – 成長,貢献

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この思想に至った背景 エンジニアになるかならないかでならなかった人生

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自己紹介 – 概要 ▌西原翔太(@tomio2480) 北海道旭川市出身  過去資料とかは tomio2480 で検索したら出る ▌開発本部 コネクト支援チーム 所属  主に「地方 IT コミュニティ」「IT エンジニアの教育環境関係」を担当 ▌今までの仕事は教育,人材育成系の仕事ばかりの非エンジニア ▌北海道 27+ 年(旭川→北見→富良野),東京 2+ 年(小平市)  IT コミュニティに関わりはじめて 10 年ちょっとくらい経った

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自己紹介 – 概要 愛すべき bozuman に西原の 個人スペース(西原発覚中)が あります(見ることを強制せず) ▌西原翔太(@tomio2480) 北海道旭川市出身  過去資料とかは tomio2480 で検索したら出る ▌開発本部 コネクト支援チーム 所属  主に「地方 IT コミュニティ」「IT エンジニアの教育環境関係」を担当 ▌今までの仕事は教育,人材育成系の仕事ばかりの非エンジニア ▌北海道 27+ 年(旭川→北見→富良野),東京 2+ 年(小平市)  IT コミュニティに関わりはじめて 10 年ちょっとくらい経った

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自己紹介 – 概要 愛すべき bozuman に西原の 個人スペース(西原発覚中)が あります(見ることを強制せず) ▌西原翔太(@tomio2480) 北海道旭川市出身 コネクト支援チームの説明は  過去資料とかは tomio2480 で検索したら出る チーム紹介動画をご覧ください (つまり丸投げ) ▌開発本部 コネクト支援チーム 所属  主に「地方 IT コミュニティ」「IT エンジニアの教育環境関係」を担当 ▌今までの仕事は教育,人材育成系の仕事ばかりの非エンジニア ▌北海道 27+ 年(旭川→北見→富良野),東京 2+ 年(小平市)  IT コミュニティに関わりはじめて 10 年ちょっとくらい経った

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自己紹介 – 今関わりのあるコミュニティ(サイボウズ以前から) ▌Co-KoNPILe(2019-:小平市) ▌FuraIT(2014-:富良野市) ▌ゆるい勉強会@あさひかわ(2012-) ▌LOCAL(2011-:北海道) ▌オープンソースカンファレンス(主に北海道)(運営は 2011-) ▌ほかにも mintech,U-16 プログラミングコンテスト,HAISL などなど  基本は北海道中心,U-16 は松山/甲府/豊田(愛知)など視察済

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自己紹介 – 今関わりのあるコミュニティ(サイボウズ以前から) ▌Co-KoNPILe(2019-:小平市) ▌FuraIT(2014-:富良野市) ▌ゆるい勉強会@あさひかわ(2012-) いわゆる都会と呼ばれないところでも 勉強会や IT コミュニティが ある状況を作りたいんだね🌵🌵🌵 ▌LOCAL(2011-:北海道) ▌オープンソースカンファレンス(主に北海道)(運営は 2011-) ▌ほかにも mintech,U-16 プログラミングコンテスト,HAISL などなど  基本は北海道中心,U-16 は松山/甲府/豊田(愛知)など視察済

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自己紹介 – 今関わりのあるコミュニティ(サイボウズ以前から) 補足 : IT をやっている人たちが ▌Co-KoNPILe(2019-:小平市) 集まって技術の発表をしたり もくもくと作業をしたりする場があるのです ▌FuraIT(2014-:富良野市) ▌ゆるい勉強会@あさひかわ(2012-) いわゆる都会と呼ばれないところでも 勉強会や IT コミュニティが ある状況を作りたいんだね🌵🌵🌵 ▌LOCAL(2011-:北海道) ▌オープンソースカンファレンス(主に北海道)(運営は 2011-) ▌ほかにも mintech,U-16 プログラミングコンテスト,HAISL などなど  基本は北海道中心,U-16 は松山/甲府/豊田(愛知)など視察済

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自己紹介 – 今までのお仕事(1) ▌北海道富良野緑峰高等学校 電気システム科(教諭) – 道立高校  5 年間,強電+弱電,部活電子系,進路/総務/担任やって終  明るくなる直前帰宅とかもあったけど魂と若さで乗り切った(つもり) ▌国立研究開発法人 情報通信研究機構 オープンイノベーション推進 本部 ソーシャルイノベーションユニット ナショナルサイバートレーニングセ ンターサイバートレーニング研究室 研究技術員 – みなし公務員  1 年間,自治体セキュリティの現状調査,演習や教材の確認など

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自己紹介 – 今までのお仕事(2) ▌サイボウズ株式会社 開発本部 コネクト支援チーム  現職,今趣味でやってるコミュニティ活動をそのままやってという話  公益性の観点から公務員に拘っていたが風穴さんに説得されて入社 ▌日本工学院八王子専門学校 ITカレッジ AIシステム科 講師(私立)  1 年間,サイボウズと複業,Python 基礎の講義/演習  新規立ち上げ学科の一期生を見る挑戦だった(今はやってない) ▌旭川で複業を予定(高専や工業高校へ入る前の技術と技能の塾)

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発見 - 地方ITコミュニティ運営 ▌(旭川,富良野,北見,小平 ほか)  公民館等の施設設備の課題  技術分野を絞ると人が来ない  2018 年になっても家に光が来ていない  大学が存在しない,工業系最高学府が工業高校  育てば必ず外に出ていってしまう  草野球はあるが草プログラミングはない問題

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発見 - 学校現場 ▌(旭川,富良野,北見,八王子 ほか)  制限の強いインターネット回線  一般における娯楽の「テレビ→スマホ」ワープによるパソコンの印象  将来の夢の充実度と文化圏の充実度の関係  学生が情報や場所にアクセスするためのコストとお財布と時間事情  生徒/学生の文化背景の進化に追いつく余裕がない大人達の環境  地域や専門職の協力を得られる教科/科目であり続ける重要性

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体感したことまとめ ▌進化に追いつけない文化圏,設備,教育する側の環境の過酷さ ▌民間企業が高校生あたりまでのエンジニア教育を背負うことはほぼない ▌「プログラミング教育」と「エンジニア教育」の区別を広めていく必要アリ ▌草の根的に取り組む人が集まる場を整えやすい環境を作るべきでは  草野球,ママさんバレー等どれくらいの時間をかけてここまできたのか ▌「IT人材不足」は学校や地域が解決すべき課題だとして現実的なのか

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体感したことまとめ ▌進化に追いつけない文化圏,設備,教育する側の環境の過酷さ ▌民間企業が高校生あたりまでのエンジニア教育を背負うことはほぼない ▌「プログラミング教育」と「エンジニア教育」の区別を広めていく必要アリ ▌草の根的に取り組む人が集まる場を整えやすい環境を作るべきでは  草野球,ママさんバレー等どれくらいの時間をかけてここまできたのか ▌「IT人材不足」は学校や地域が解決すべき課題だとして現実的なのか 我々がいい IT エンジニアと出会うために必要なことは いい IT エンジニアが育つ環境を整えて母数を増やすことではないか?

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雑な図にすると…… こういうこと.ベースをあげて人口を増やす ハッカーこわい パソコンさわる 技術好き 俺は IT エンジニア

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雑な図にすると…… こういうこと.ベースをあげて人口を増やす ハッカーこわい パソコンさわる ハッカーこわい パソコンさわる 技術好き 技術好き こうする 俺は IT 俺は IT エンジニア エンジニア

25.

これがどうチームワークを高めるのか ▌IT エンジニアに限らず技術についての理解が促進される  とにかく技術にふれる人数が増える = 技術話の通じる人口が増える  IT エンジニアに就職しなくても技術の話に理解を示せる人材も大事  育った状態の人が就職すると技術研修等の理解が深まりやすい ▌IT エンジニアが魅力的と感じる職場環境の一要素を高められる  高みを目指したくなる環境は切磋琢磨する他者の存在で魅力増

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これがどうチームワークを高めるのか ▌IT エンジニアに限らず技術についての理解が促進される  とにかく技術にふれる人数が増える = 技術話の通じる人口が増える  IT エンジニアに就職しなくても技術の話に理解を示せる人材も大事  育った状態の人が就職すると技術研修等の理解が深まりやすい ▌IT エンジニアが魅力的と感じる職場環境の一要素を高められる  高みを目指したくなる環境は切磋琢磨する他者の存在で魅力増 西原はこれらをひっくるめて「IT エンジニア文化に寄り添う」活動と呼んで展開 外で活動することでサイボウズはこれに理解のある会社なんだと知ってもらう

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これがどうチームワークを高めるのか こうした活動を通じて意欲の高い IT エンジニア(とたまご)の 成長に貢献できるつながりもできる! ▌IT エンジニアに限らず技術についての理解が促進される  とにかく技術にふれる人数が増える = 技術話の通じる人口が増える  IT エンジニアに就職しなくても技術の話に理解を示せる人材も大事  育った状態の人が就職すると技術研修等の理解が深まりやすい ▌IT エンジニアが魅力的と感じる職場環境の一要素を高められる  高みを目指したくなる環境は切磋琢磨する他者の存在で魅力増 西原はこれらをひっくるめて「IT エンジニア文化に寄り添う」活動と呼んで展開 外で活動することでサイボウズはこれに理解のある会社なんだと知ってもらう

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この思想に至った背景まとめ ▌IT エンジニアになるまでの教育/成長環境が充実していない体感 ▌ずっと IT 人材不足について自分にできることは何か考えて活動していた ▌公務員の枠組みでできることに取り組んできたが民間でも考えてみた ▌サイボウズで率先してやっていくことでこの活動の大切さを広く伝えたい ▌ぼくがこれをやることでサイボウズ的にもよさがありそう  IT エンジニアになるかもしれない人や支援する人たちとつながれる  IT エンジニアの育成環境を整える活動への理解を背中で示せる

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じゃあ何をやるのか

30.

誰もが IT エンジニアを 身近だと感じる状況を つくらねばなるまい

31.

IT コミュニティ と 情報発信 これしかないのでは

32.

サイボウズから 人と コンテンツを

33.

いや,

34.

社会のためって IT エンジニア勢は何か得なんですか?

35.

みなさん自身の成長と貢献は両立可能であると考えています

36.

説明します

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IT コミュニティ そもそもこれは何という座学的な話 よく現れる人になって身近な存在になる

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サイボウズの IT エンジニアを 身近に感じてもらえる状況を作って 説明の流れ 誰もが成長できる環境を…… そもそも参加してほしいなら ▌この思想に至った背景 - 自己紹介,発見 IT コミュニティの話をしなきゃね ▌IT コミュニティ – 言葉と実態,コネクト支援チーム的関わり,具体例 ▌情報発信 – 発信に至る経緯,情報の受信 ▌共通する要素– 成長,貢献

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IT コミュニティ – 言葉と実態(西原の強めの解釈)(1) ▌今となっては指すものがなかなか一意に定まらずしんどい言葉  草の根で集まっては利害関係はほとんどない関係性が旧来的?  コミュニティを使ったマーケティングなども出てきて難しい状況に  この研修(というか西原)は草の根的 IT コミュニティが対象です  だから製品を持たないコネクト支援チームなら働けると思った ▌(意味の例)ある技術等の対象について興味の近い人たちが集まる場  その入り込みレベルには差があり,それぞれのよさがある

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IT コミュニティ – 言葉と実態(西原の強めの解釈)(2) ▌IT コミュニティに参加すると何が嬉しいのか  発表を聞くだけでも,もちろん発表しても勉強になる  自分以外の人の考え方や取り組みを知ることができる  懇親会/交流会も出れば発表者以外からも話が聞けるかも  意欲のある人たちとつながりをつくることができる ▌とはいえどんな人がいるかわからない不安もある  最近はハラスメント等の対策に CoC 等の約束事を記載する例も

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コネクト支援チーム的な関わり方 ▌「つながり」を意識するが,ビジネスや採用は持ち込まない  IT コミュニティによるがビジネスや採用を嫌がる場もある  2012 年頃(?)から採用活動を IT コミュニティ内で行う人が登場  所属会社に転職活動をしていると誤解された人の足が遠のく事案も  ハラスメントのみならず「懇親会シャリ残し謎人類」も現れ混沌の世  それに伴い CoC 的な約束事を定めて参加者を守る動きが出てくる  ぼくは過去そういった人が現れて学生とギクシャクする事案に遭遇しました

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コネクト支援チーム的な関わり方 とはいえつながることで将来 就職/転職のときにサイボウズを 思い出してもらえるかも(それでいい ▌「つながり」を意識するが,ビジネスや採用は持ち込まない  IT コミュニティによるがビジネスや採用を嫌がる場もある  2012 年頃(?)から採用活動を IT コミュニティ内で行う人が登場  所属会社に転職活動をしていると誤解された人の足が遠のく事案も  ハラスメントのみならず「懇親会シャリ残し謎人類」も現れ混沌の世  それに伴い CoC 的な約束事を定めて参加者を守る動きが出てくる  ぼくは過去そういった人が現れて学生とギクシャクする事案に遭遇しました

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コネクト支援チーム的な関わり方 とはいえつながることで将来 就職/転職のときにサイボウズを 思い出してもらえるかも(それでいい ▌「つながり」を意識するが,ビジネスや採用は持ち込まない  IT コミュニティによるがビジネスや採用を嫌がる場もある  2012 年頃(?)から採用活動を IT コミュニティ内で行う人が登場  所属会社に転職活動をしていると誤解された人の足が遠のく事案も  ハラスメントのみならず「懇親会シャリ残し謎人類」も現れ混沌の世  それに伴い CoC 的な約束事を定めて参加者を守る動きが出てくる  ぼくは過去そういった人が現れて学生とギクシャクする事案に遭遇しました 純粋に支援するだけで十分. 「IT エンジニア文化に寄り添う」活動で十分.

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具体例 – IT コミュニティで何する? ▌参加する時点で温度感に関わらず小さな支援は始まっており大変尊い  見るだけ – 参加者がいることで場が続いていくので大変尊い  発表する – 場に合わせたコンテンツを提供するのは大変尊い  運営する – 場の維持活動は他者のチャンスを作るので大変尊い ▌要求ばかりだとコミュニティらしくない(ちょっと説明雑でよくないな)  「コミュニティ = 共同体」なのでお客様はいない  発表してよ!ってのはよくある(でも場を作ってる人からの声掛けが多いと思う  つまりは持ちつ持たれつの関係でないと負荷分散が歪になって場が崩れる

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具体例 – IT コミュニティで何する? サイボウズの IT エンジニアが いろんな勉強会やコミュニティにいると とても身近な存在に感じられるはず! ▌参加する時点で温度感に関わらず小さな支援は始まっており大変尊い  見るだけ – 参加者がいることで場が続いていくので大変尊い  発表する – 場に合わせたコンテンツを提供するのは大変尊い  運営する – 場の維持活動は他者のチャンスを作るので大変尊い ▌要求ばかりだとコミュニティらしくない(ちょっと説明雑でよくないな)  「コミュニティ = 共同体」なのでお客様はいない  発表してよ!ってのはよくある(でも場を作ってる人からの声掛けが多いと思う  つまりは持ちつ持たれつの関係でないと負荷分散が歪になって場が崩れる

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具体例 – IT コミュニティで何する? サイボウズの IT エンジニアが いろんな勉強会やコミュニティにいると とても身近な存在に感じられるはず! ▌参加する時点で温度感に関わらず小さな支援は始まっており大変尊い  見るだけ – 参加者がいることで場が続いていくので大変尊い  発表する – 場に合わせたコンテンツを提供するのは大変尊い  運営する – 場の維持活動は他者のチャンスを作るので大変尊い ▌要求ばかりだとコミュニティらしくない(ちょっと説明雑でよくないな) コネクト支援チームの活動では - イベント主催(Cybozu Tech Meetup 等)  「コミュニティ = 共同体」なのでお客様はいない - イベントへの協賛(登壇枠確保 等)  発表してよ!ってのはよくある(でも場を作ってる人からの声掛けが多いと思う - 勉強会情報を tech広場 に投稿 を行っています! ご相談ください!  つまりは持ちつ持たれつの関係でないと負荷分散が歪になって場が崩れる

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IT コミュニティまとめ ▌「コミュニティ」という言葉が指すものは一意に定まらず難しい状況 ▌勉強のために参加するだけでも IT コミュニティに貢献できている  サイボウズの IT エンジニアを身近に感じてくれる人が増える効果も ▌コネクト支援チーム(特に西原)は草の根的な場を対象としている ▌場によってビジネスや採用を嫌がる場もあるので約束事を見よう ▌IT コミュニティへの貢献は持ちつ持たれつの関係が丁度いい  でも,関わりの深さはまちまちで OK(できることをやる姿勢

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情報発信 IT コミュニティに参加しなくともというまた座学的な話 コンテンツを増やして身近な存在になる

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説明の流れ サイボウズの IT エンジニアのみなさんが 勉強がてら IT コミュニティに関わってくれたら IT エンジニアを身近に感じる世界が近づく…… ▌この思想に至った背景 - 自己紹介,発見 勉強のためとはいえ時間も制限があるし そんなに本当にみんな参加してくれるんか? ▌IT コミュニティ – 言葉と実態,コネクト支援チーム的関わり,具体例 ▌情報発信 – 発信に至る経緯,情報の受信 ▌共通する要素 – 成長,貢献

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発信に至る経緯 ▌発信する情報は何らかの出力を経て世に放たれる  発信は記憶を記録に近づける作業(記録にならないこともある  録音すれば音の記録に,書いて残せば文字の記録となって残る  出力に至るまでに無判断で脳内の情報が出るわけではない  何を表現するべきか,何を削るべきかなどなど各種処理を経る  持っている情報の整理整頓を通じて何らかが表現される  最悪,発信に至らなくてもこの部分で「頭の整理」がなされる  ぼんやり持っていた情報を表現できる状態にできた時点で成長している

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情報の受信 – どう飲み込むか ▌「これを見た/聞いた人はどう思うだろうか」  思い返すとこの想像は足枷になっていることが多いのではないか  受け手がいないと情報発信は成り立たないのか  一体その受け手は誰なのか(全人類を想像→本当に?みたいな ▌受け手も自分と発信者の関係性から情報を咀嚼する  信頼する大人から,友達のこどもから,電車の中で隣の人が喋ってた  この全てから同じことを聞いたとしてどれくらい信じるか  発信するときもこれを利用して,発信しやすいところから始めるといい

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情報の受信 – 多種多様な受け手 ▌技術ネタで言えば入門者からベテランまで多種多様 ▌どの層に届けたいかを定めないと情報がふわっとする(鋭いブーメラン ▌この人たちに聞いてほしいな,見てほしいなと思えばそこにいけばいい  IT コミュニティという形でわかりやすくなっている可能性もある  どの層にも全く受けないコンテンツは存在しない(はず)  どこかの誰かには響くので基本的に発信してナンボ  コンテンツが増えることでたくさんの人が学びを得られる

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情報発信まとめ ▌発信まで到達しなくとも発信に至ろうとする過程に成長の種がある ▌同じ情報についてでも受け手との関係性で書き改めることも学びになる ▌発信したものは必ず誰かの学びになるので発信してナンボ ▌いきなり世間に公開するハードルが高ければ身近な人に公開すべし  自分しか見ないメモ,自分しか聞かない録音を録るのでもいい  ぼんやり持っている情報を整理整頓して表現することが成長の種 ▌おまけ : Cybozu Inside Out 等での発信にも挑戦してみてください

54.

共通する要素 全然違うことをやっているのに得られる効果は似通っている

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説明の流れ サイボウズの IT エンジニアのみなさんが 勉強会に現れたり,情報発信をしてくれたら みんなが IT エンジニアを身近に感じられる! ▌この思想に至った背景 - 自己紹介,発見 ……結局何がお得で どんな貢献になるんですか? ▌IT コミュニティ – 言葉と実態,コネクト支援チーム的関わり,具体例 ▌情報発信 – 発信に至る経緯,情報の受信 ▌共通する要素 – 成長,貢献

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成長(1) ▌たくさんの情報と向き合うことができる  発表を聞くだけでもどんどん頭に入れ込んでいく状況が作られる  発信でも過去聞いたことを整理整頓するときに思い出す必要がある ▌受け手を意識して表現を練ることができる  交流のようなラフな場でも口頭で何をどう伝えるか鍛えられる  発表資料や記事などじっくり表現に向き合って見直す中で鍛えられる

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成長(2) ▌関わった人をトリガーに普段とは違うものの見方ができるようになる  今まで気づかなかった新しい価値や問題に気づけるようになる  日頃からサイボウズの人と関わっているとサイボウズ情報が目に入る……!? ▌背景の異なる人と時間やコンテンツを共有すると隠れた前提に気づく  交流や発信を社内に閉じるとわかっている前提が同じことも多い  社外の人の目や耳に入ることで現環境の特殊性に気づくなど

58.

貢献(1) ▌(場)場の維持だけでも情報流通を支えられる  勉強会に参加するだけでいい,コンテンツが増えるだけでもいい  場がなくなると情報に到達できる経路が減る ▌(社会)発信/発表する人が違えば情報の解像度を上げられる  見る人が確からしさを判断するための一要素としても役立つ  同じ情報がどれくらい出ているか,再現されているかも大事な要素  「あの人の発表を別の環境でなぞってみても同じでした」も大事

59.

貢献(2) ▌(場)たくさんの人が行き交う場になると,場自体の価値が高まる  毎回いろんな人が現れる場は新しい情報が流れて刺激ある場に  こんな人がいる!と引き寄せられてくる人もまた面白い人だったり  記事なら同業者からの感想等が投稿されて周りも学びになる  人やコンテンツ自体が場としての機能を果たすようになってくる ▌(社会,会社)人やコンテンツが増えると IT エンジニアがより身近に  数が増えることで出会う確率も上がり身近に感じやすい状況ができる

60.

共通する要素まとめ – IT コミュニティと情報発信 ▌成長  情報に向き合って自身の在り方を見直すきっかけを得られる  観察と表現の 2 つの観点から新しい考え方に挑戦する機会になる ▌貢献  (場)場に入ることで維持を助けたり,発展を促すことができる  (場)人と情報の流通が活発な場にすることで魅力ある場になっていく  (会社)サイボウズを思い出してもらうきっかけとしての人, コンテンツを世に放つことが大事.純粋に技術に向き合うのがいい.

61.

説明の流れ ▌この思想に至った背景 - 自己紹介,発見 ▌IT コミュニティ – 言葉と実態,コネクト支援チーム的な関わり方 ▌情報発信 – 発信に至る経緯,情報の受信 ▌共通する要素 – 成長,貢献

62.

西原解釈まとめ(再掲) ▌IT コミュニティ = 技術に真摯に向き合っている単なるなかよし ▌情報発信 = 必ず自身が持つ情報の整理と整頓を通過した結果 ▌成長 = あらゆる情報に向き合い自身の在り方を見直すこと ▌貢献 = モノを作らない技術貢献がある ▌IT コミュニティと情報発信を通じて成長しながら 社会や会社に貢献していくことができます!という話をします

63.

新しい発見とつながりのある IT コミュニティは楽しいです 情報発信に向き合い頭をスッキリさせるのもいい気分 西原解釈まとめ(再掲)チームによっては研修として勉強会にも出られるはず! この難解な研修が何らかお役に立つことを祈ります! ▌IT コミュニティ = 技術に真摯に向き合っている単なるなかよし ▌情報発信 = 必ず自身が持つ情報の整理と整頓を通過した結果 ▌成長 = あらゆる情報に向き合い自身の在り方を見直すこと ▌貢献 = モノを作らない技術貢献がある ▌IT コミュニティと情報発信を通じて成長しながら 社会や会社に貢献していくことができます!という話をします

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参考資料 (1) ▌アプレンティスシップ・パターン―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 https://www.amazon.co.jp/dp/4873114608 ▌アート・オブ・コミュニティ ―「貢献したい気持ち」を繋げて成果を導くには https://www.amazon.co.jp/dp/4873114950 ▌関係人口をつくるー定住でも交流でもないローカルイノベーション https://www.amazon.co.jp/dp/4863241186 ▌コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 https://www.amazon.co.jp/dp/4798103438

65.

参考資料 (2) ▌コミュニティにおける「場」ー「場」概念の再考と実践研究への応用に関す る考察ー(河野,2019) https://mejiro.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main& active_action=repository_view_main_item_detail&item_i d=1525&item_no=1&page_id=13&block_id=21 ▌知が動く場づくりー物理的環境と仮想的環境の相互作用ー(妹尾, 2004) https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkg/54/10/54_KJ00 003195103/_article/-char/ja/

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参考資料 (3) ▌NPO 法人「ミラツク」の超域型場づくりフレームワークによる地域活性化 の特徴分析 ―場づくりの比較分析や共同行為における自己実現の段 階モデル分析を通じて―(坂倉ら,2015) https://ci.nii.ac.jp/naid/40020406033 ▌ナレッジ・イノベーション―持続的な知識創造を支える組織と情報―(野 村,2004) https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkg/54/10/54_KJ00 003195100/_article/-char/ja/