セッションベースドテストをやってみる

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August 09, 22

スライド概要

2021のJaSST北海道で実施したLTです。

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ソフトウェアエンジニア

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各ページのテキスト
1.

How to perform Session-Based Test @nemorine

2.

自己紹介 ▪ 根本 紀之 @nemorine / CSM ▪ 札幌の某半導体メーカに 勤めるQAエンジニア。 北海道と美味しいものを こよなく愛す。アジャイ ル系とソフトウェアテス ト系の両方に足を突っ込 んで社外活動をしている。 ▪ アジャイル札幌代表 2

3.

Session Based Testの紹介 ▪ James BachさんとMichael Boltonさ んが書いたRST(RAPID SOFTWARE TESTING)より Session Based Testingを紹介します。 https://www.satisfice.com/download/rst-appendices 3

4.

Session Based Testとは? ▪ 2000年にJamesとJonathan Bachによってセッションベーステスト管理 (SBTM)が考案された ▪ 探索的テストのよりフォーマルな形 ▪ セッションという単位で探索する ▪ 特徴は以下の4つ – – – – チャーター タイムボックス レビュー可能な結果 デブリーフィング Ref: rst-appendices.pdf 4

5.

チャーター ▪ テストセッションのための1~3文のミッション ▪ 自由で包括的なもの ▪ テスターにバリエーションの機会を与えるようにデザインする Ref: rst-appendices.pdf 5

6.

タイムボックス ▪ 45分~2時間半の時間 ▪ 短いセッションは1時間±15分 ▪ 通常のセッションは90分 ▪ 長いセッションは2時間 ▪ セットアップや報告も含んだ時間として考える Ref: rst-appendices.pdf 6

7.

レビュー可能な結果 ▪ 通常はセッションシートの形をとり、以下の情報を含む – チャーター – カバレッジエリア(製品エリア、製品エレメント、品質基準、テスト技法など) – 開始時間 – テスター名(複数可) – 時間の内訳 – セッション期間(長い、普通、短い – テストの設計と実行(オンチャーターの総時間に占める割合) – バグの調査と報告(オンチャーター時間全体に占める割合) せっしょんしいと – セッションのセットアップ(オンチャーター時間全体に占める割合) – チャーター/オポチュニティ – データファイル – テストノート – バグ – 問題 Ref: rst-appendices.pdf 7

8.

デブリーフィング ▪ テスト担当者とテストリーダーやテストマネージャーが話す短い会話 ▪ 典型的には5分から10分 ▪ 確認すること – セッションシートが読みやすく、理解しやすいか – 発見されたバグや問題について – (マネージャーの)形式の確認 8

9.

Enjoy Testing! Session Based Testで 快適な探索ライフを! 9