Power Apps や Power Automate の「ソリューション」って何?

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July 22, 22

スライド概要

Power Apps や Power Automate のメニューに出てくる「ソリューション」。
これなんだろう?って思いながらも無視している人多いんじゃないでしょうか?
実は、とっても便利な機能ですので、ぜひ皆さんにも使っていただきたいです。
なお、このスライドは、2022年7月22日に、RPACommunityでの登壇時に使用したものとなります

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りなたむ ステータス / 中村 亮太 / @R_t_A_n_M ITの町医者 / 株式会社ソントレーゾ CTO / Martinysystem Works Microsoft MVP Business Applications (2020-2023) 経歴 ・金融機関の情報系システムの導入提案/設計構築 ・業務システムのクラウド移行提案/設計 ・Microsoft 365 の導入提案・教育 ・テレワーク / BYOD / セキュリティコンサル ・Power Platform の導入・教育支援 ・多種多様な企業へのDX導入コンサル ・市民開発者の創出支援 ・キャリアチェンジアドバイザー 記事 執筆・監修 Dot Icon Designed by おーちょ(@kurokuro1008)

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皆さんフローたくさん作ってますか? ストイックな皆さんは、さぞ多くのフローを作っては自動化に励んでいることと思います😃😃 3

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でも・・・ 実運用として使う際、どのようにしていますか? 4

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こんなことしてません? わーい できたできたー おわりー! 5

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もしくはこんな感じ? だめだめ ほかの人も編集 できるように しなきゃ 6

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もしくは・・・ バックアップ 大事だよね! 7

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でもそれだと・・・ 誰かが (もしくは私が) 更新して 動かなくなった! なぜかインポート できない! インポートしても 修正がめんどう 8

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共有やエクスポートの弱点 共有やエクスポートでも問題ないのですが、以下の問題点が出てきます • • • • 間違って編集してしまい動作しなくなる恐れがある 正しくインポートできないときがある インポートしても設定を修正しないといけない そもそもデスクトップフローエクスポートできない • • • • テーブルを再度同じように作らないといけない アクセス権を再度作る必要がある 接続情報があるとは限らない 環境依存でインポートしても動かないときがある (無理やりエクスポートする方法はあるけど・・・) 9

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そんな時はソリューション化しよう! 丸ごとすべてをパッケージ化できるソリューションを使うことで問題を解決することができます! 10

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ソリューションに入れることができるもの これだけのものをソリューションに入れることができます! 新規はもちろん、既存のものも入れることができますよ! アプリ セキュリティ 自動化 ダッシュボード その他 11

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Microsoft Dataverse なら・・・ テーブル構造もセキュリティロールも、選択肢も丸ごとソリューションに組み込むことができます! 12

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Microsoft Listsは? 予め同一のリスト構造を用意しておく必要がありますが、それさえあれば、ソリューションインポート時に リストを指定するだけでそのまま使うことができます! 13

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編集ロックがかけられる! ソリューションにする際に、「マネージド」とすると、インポート先では編集できなくなるので 実運用時に誤って編集して動かなくなるということを防ぐことができます! 14

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固有の設定はどうするのさ? 環境変数を予めソリューションに定義しておくことで、インポート時に入力させることができます。 ※エクスポート時は現在値を消しておこう! 15

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接続情報も定義しておこう ソリューションに接続定義をしておけば、インポート時に接続情報を指定して利用させることができます 16

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バージョンアップは? 修正したソリューションを再度エクスポートしてインポートすることで、構成情報そのままにバージョンアップ することができます。 17

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Demo 実際にソリューションを作ってインポートしていきます! 18

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AppSource Power Platform の アプリを販売するサイト、「AppSource」に登録するにはソリューションである 必要があります。 19

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発行元も設定しておこう ソリューション化する際は、発行元の定義も正しく設定し、だれが作ったのかや問い合わせ先などの設定も 行っておくといろいろスムーズです😃😃 作成元の環境 インポート先の環境 20

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理想的な使い方 実業務で使う環境と開発する環境を分けて、実業務で使う環境には、マネージドのソリューションを インポートするのが良いと思います。その際は、業務環境と同等の環境を検証環境として作って 動作に問題ないかや、環境依存がないかなどを検証しましょう! 開発するための環境 検証するための環境 開発環境 実環境 検証環境 ソリューション ファイル 業務環境 ソリューション ファイル 21

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ソリューションを活用しましょう😃😃 ソリューションは、慣れるととても楽ちんです! ぜひぜひ使いこなして楽しい自動化ライフを堪能しましょう😃😃 22