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November 16, 25
スライド概要
2024/11/14 - 16 に東京で開催されたレイトレ合宿 11 のために作成した自作レイトレーサーの紹介スライドです。
今回は初めて GPU を使ったパストレーサーの作成に取り組みました。
X: Twitter: https://x.com/_Pheema_
レイトレ合宿 11: https://sites.google.com/view/rtcamp11
自作レンダラー紹介 Auteve Pheema, レイトレ合宿 11 (2025)
レンダリング結果 和室の丸窓から見える風景をイメージ 1620x1080 64 spp 72 frames (24 fps)
アセット 3D モデル 木、石: Poly Haven 部屋、窓: Blender で自作 テクスチャ: 畳、壁: ambientCG
今年の取り組み GPU レイトレ GPU レイトレに触れる機会があり、そろそろ学ばねばという焦り CPU レンダラー実装時の NUMA 問題のトラウマ USD の読み込み Blender から毎回まごころを込めた obj を書き出すの面倒… アニメーションなども一緒に扱いたい じゃあ自作レンダラーも USD 読み込み対応しよう!
開発環境 / ライブラリ 実装環境 C++ CMake + vcpkg (manifest mode) Codex CLI 使用したライブラリ OptiX (GPU レイトレ) usd , tinyexr , stb , fpng (アセット入出力) spdlog , argparse , glm (その他)
苦労 USD ビルドができてウキウキで usd ファイルの読み込みを試みるも謎のアサートで止まる💥 仕様との戦い PXR_PLUGINPATH_NAME を指定してプラグインをロードする必要があることを知らず苦戦 環境変数 TF_DEBUG を指定することで USD 周りのログを出力できる OptiX GPU インスタンスに初挑戦なので勝手がわからず苦戦 自宅 PC (RTX 4070 SUPER) よりも EC2 g5.xlarge (RTX A10G) が遅く、レンダリングが間に合わない!💥
今後 OptiX の初期化などは Coding Agent のサポートによってかなり進めやすくなった 毎回下回りを作って終わっているので、次はマテリアルの表現などを尖らせていきたい…
自作レンダラー紹介 Auteve Pheema, レイトレ合宿 11 (2025)