cp-12. 文字列

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February 21, 22

スライド概要

(C プログラミング入門)
URL: https://www.kkaneko.jp/cc/adp/index.html

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金子邦彦(かねこくにひこ) 福山大学・工学部・教授 ホームページ: https://www.kkaneko.jp/index.html 金子邦彦 YouTube チャンネル: https://youtube.com/user/kunihikokaneko

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各ページのテキスト
1.

cp-12. 文字列 (C プログラミング入門) URL: https://www.kkaneko.jp/cc/adp/index.html 金子邦彦 1

2.

文字列とは • 数字,文字,記号の列 • 文字列データを扱うための最も簡単な方法は, 文字の配列を使う方法である. 2

3.

内容 例題1.文字列と長さの表示 文字の配列としての文字列,文字列の長さ,文字 列の末尾 例題2.文字列のコピー 例題3.文字列の連結 例題4.文字列の比較 例題5.文字列の検索 文字列のためのライブラリ関数 例題6.文字列のメモリアドレス 文字列を扱う関数 例題7.曜日の表示 文字列の配列 3

4.

目標 • 文字列を扱うような簡単な関数を理解し,自分 で書けるようになる 4

5.

例題1.文字列と長さの表示 • 文字列を読み込んで,長さを表示するプログ ラムを作る. 例) "Computer" の長さは 8 "高度プログラミング演習" の長さは 22 • ここでの文字列は,半角の「空白文字」を含まな いものとする • 半角文字は1,全角文字は2として数える 5

6.
[beta]
#include <stdio.h>
#include <string.h>
#pragma warning(disable:4996)
int main()
文字列を格納するための配列の宣言
(「char」とあるのは「文字」という意味
{
char x[100];
文字列データの読み込み
int len;
「%s」は文字列の意味.「x」は,配列
printf("string=");
の先頭要素のメモリアドレスの意味
scanf("%s", x);
文字列の長さを求める
len = strlen(x);
printf("strlen(%s) = %d\n", x, len);
文字列データと長さの表示.
return 0;
「%s」は文字列の意味
6
}

7.

文字列と長さの表示 実行結果の例(1) string=Computer strlen(Computer) = 8 実行結果の例(2) string=高度プログラミング演習 strlen(高度プログラミング演習) = 22 7

8.

プログラム実行順 メッセージ「string=」を表示 printf("string="); (出力文) scanf("%s", x); 文字列データを読み込み (入力文) len = strlen(x); 文字列の長さを計算 printf("strlen(%s) = %d\n", x, len); return 0; 終わり 文字列及びその長さを表 示 (出力文) 8

9.

プログラムとデータ メモリ ② len = strlen(x); 文字列の長さを計算 ③ printf("strlen(%s) = %d\n", x, len); 文字列の長さを計算 x[0] x[1] x[2] x[3] x[4] x[5] x[6] x[7] x[8] C o m p u t e r \0 ① scanf("%s", x); 文字列データを 読み込み 「文字列の末尾」を 表す特別な文字 (scanf の実行で,自 動的にセットされる) 9

10.

文字列の宣言 char x[100]; 文字 名前 配列のサイズ は100 データ は x • 文字列データを扱うための最も簡単な方法は, 文字の配列を使う方法である. • 配列には,名前とサイズがある • 配列を使うために,配列の使用をコンピュータに 伝えること(宣言)が必要 10

11.

文字列用の配列のサイズ 添字 0 1 2 • 配列の添字は0から(サイズー1) 例) char x[100]; と宣言したら, サイズは100,添字は0から99 • 実際に使えるのは,0から(サイ ズー2)まで 例) char x[100]; と宣言したら, 実際に使えるのは,0から98まで (最大99文字まで入る) 99 「文字列の末尾」を表す特別な文字を 入れるのに,1つ使われる 11

12.

文字列の入力文 scanf("%s", x); 書式 読み込むべき変数名 • 「書式」と読み込むべき変数名を書く • 文字列の場合,変数名の前には「&」を付けない 12

13.

文字列の出力文 printf("strlen(%s) = %d\n", x, len); 書式 表示すべき変数名 • 「書式」と表示すべき変数名を書く 13

14.

課題1.文字列の逆転 半角文字からなる文字列を読み込んで,逆転 した文字列をつなげて,回文を作り,それを 表示するプログラムを作りなさい. • 例)読み込んだ文字列 C o m p u t e r \0 回文 「文字列の末尾」を 表す特別な文字 (scanf の実行で,自 動的にセットされる) C o m p u t e r r e t u p m o C \0 • ここでの文字列は,半角の「空白文字」を含まな いものとする 14

15.

課題1のヒント • 添字を付けて,文字単位での読み書きを行う. 例) 1文字目に,5文字目の文字をコピー x[0]=x[4]; • 回文を作るときに,文字列の末尾(¥0)をセッ トすることを忘れない 例) 要素 x[10] に 「文字列の末尾」 をセット x[10]='\0'; 15

16.

例題2.文字列のコピー • 文字列を読み込んで,文字列のコピーを行う プログラムを作る 16

17.
[beta]
例題2.文字列のコピー
#include <stdio.h>
#include <string.h>
#pragma warning(disable:4996)
int main()
{
char s1[80], s2[80];
printf("s1=");
scanf("%s", s1);
strcpy(s2, s1);
printf("s1=%s, s2=%s\n",s1,s2);
return 0;
}

17

18.

文字列のコピー 実行結果の例(1) s1=test s1=test, s2=test 実行結果の例(2) s1=あいうえお s1=あいうえお, s2=あいうえお 18

19.

例題3.文字列の連結 • 2つの文字列を読み込んで,文字列の連結を 行うプログラムを作る 19

20.
[beta]
例題3.文字列の連結
#include <stdio.h>
#include <string.h>
#pragma warning(disable:4996)
int main()
{
char s1[80], s2[80];
printf("s1=");
scanf("%s", s1);
printf("s2=");
scanf("%s", s2);
strcat(s1, s2);
printf("s1=%s, s2=%s\n", s1, s2);
return 0;
}

20

21.

文字列の連結 実行結果の例(1) s1=abc s2=def s1=abcdef, s2=def 実行結果の例(2) s1=あい s2=うえお s1=あいうえお, s2=うえお 21

22.

例題4.文字列の比較 • 2つの文字列を読み込んで,文字列の比較を 行うプログラムを作る 22

23.
[beta]
#include <stdio.h>
#include <string.h>
#pragma warning(disable:4996)
int main()
{
char s1[80], s2[80];
int n;
printf("s1=");
scanf("%s", s1);
printf("s2=");
scanf("%s", s2);
n = strcmp(s1, s2);
if ( n < 0 ) {
printf( "%s<%s\n", s1, s2 );
}
else if ( n == 0 ) {
printf( "%s==%s\n", s1, s2 );
}
else if ( n > 0 ) {
printf( "%s>%s\n", s1, s2 );
}
return 0;
}

23

24.

文字列の比較 実行結果の例(1) s1=configure s2=control configure<control 実行結果の例(2) s1=happy s2=angry happy>angry 実行結果の例(3) s1=give s2=give give==give 24

25.

例題5.文字列の検索 • ¥を含むファイル名を,文字列として読み込 んで,最後の¥以降の部分を表示するプログ ラムを作る. • ¥を含まない場合には,そのまま表示すること 25

26.
[beta]
文字列の検索
#include <stdio.h>
#include <string.h>
#pragma warning(disable:4996)
int main()
{
char name[80], base[80];
char *p, *search;
printf("name=");

NULLの意味
strstr関数では,検索
文字列が見つからない
ことを意味する

scanf("%s", name);
search = name;

while( ( p = strstr(search, "\\") ) != NULL ) {
search = p + 1;
}
strcpy( base, search );
printf("name=%s, base=%s\n", name, base);
return 0;

}

26

27.

文字列の検索 実行結果の例 name=a:\test\file.txt name=a:\test\file.txt, base=file.txt 27

28.

文字列用のライブラリ関数 • 文字列用のライブラリ関数を使うときには,次の 1行をプログラムに含めること #include <string.h> • コピー: • 長さ取得: • 連結: • 比較: • 検索: など strcpy strlen strcat strcmp strstr 28

29.

例題6.文字列のメモリアドレス • 文字列から,各文字のメモリアドレスを表示 する関数を作る 29

30.
[beta]
#include <stdio.h>
#include <string.h>
「%p」はメモリアドレス
#pragma warning(disable:4996) の表示
void printstring( char* s )
「&」はメモリアドレス
{
の取得
int i;
for (i=0; i<strlen(s); i++) {
printf("address(%c) = %p\n", s[i], &s[i]);
}
return;
}
「s[i]」は i 番目の文字
int main()
という意味
{
char x[100];
「%c」は1文字の表示
printf("string=");
scanf("%s", x);
printstring(x);
return 0;
}
30

31.

関数呼び出しの流れ main 関数 int main() 関数呼び出し printstring(x); printstring 関数 void printstring( char* s ) 戻り return 31

32.

文字列のメモリアドレス 実行結果の例 表示された メモリアドレス address(C) = ffbef440 address(o) = ffbef441 address(m) = ffbef442 address(p) = ffbef443 address(u) = ffbef444 address(t) = ffbef445 address(e) = ffbef446 address(r) = ffbef447 32

33.

プログラムとデータ メモリ x[0] x[1] x[2] x[3] x[4] x[5] x[6] x[7] x[8] C o m p u t e r \0 ffbef440 ffbef441 ffbef442 ffbef443 ffbef444 ffbef445 ffbef446 ffbef447 「文字列の末尾」を 表す特別な文字 (scanf の実行で,自 動的にセットされる) 33

34.

関数への文字列の受け渡し • 呼び出し側 • 変数名を書いて,文字列(文字列を格納した配 列)の先頭メモリアドレスを,関数に渡す 例) printstring( x ); • 関数側 文字列 x の先頭メモリアドレス ( &x[0] の省略形) • 文字列を受け取る(つまり,文字列の先頭メモリ アドレス)ことを宣言しておく void printstring( char* s ) 「文字列の先頭メモリアドレス」 を受け取って,s として使うという意 34

35.

文字列とポインタ プログラム例: printstring(s); 文字列の先頭 s s[0] s[1] s[2] s[3] s[4] s[5] s[6] • プログラム中に文字列の名前(つまり,文字列を格納し た配列名を単独で書くと,文字列の先頭メモリアドレス という意味 35

36.

課題2.文字列を扱う関数 • 3つの文字列を受け取って,辞書順に表示す る関数を作成しなさい.同時に,この関数を 使う main 関数を作成し,正しく動作するこ とを確認すること. • strcmp 関数を使用すること 36

37.

例題7.曜日の表示 • 数字を読み込んで,曜日を表示するプログラムを 作成する 0 Sun 1 Mon 2 Tue 3 Wed 4 Thr 5 Fri 6 Sat 37

38.
[beta]
曜日の表示
#include <stdio.h>
#pragma warning(disable:4996)
void print_youbi( int youbi )
{
char x[7][4] = {"Sun", "Mon", "Tue", "Wed", "Thu", "Fri",
"Sat" };
printf( "%s\n", x[youbi]);
return;
}
int main()
{
int n;
printf("youbi=");
scanf("%d", &n);
print_youbi( n );
return 0;
}

38

39.

曜日の表示 実行結果の例 youbi=3 Wed 実行結果の例(2) youbi=0 Sun 39

40.

関数呼び出しの流れ main 関数 int main() 関数呼び出し print_youbi(n); print_youbi 関数 void print_youbi( int youbi ) 戻り return 40

41.

プログラムとデータ メモリ printf( "%s", x[youbi]); S M T W T F S u o u e h r a n n e d u i t \0 \0 \0 \0 \0 \0 \0 41

42.

課題3.小数部分の抜き出し • 「小数付きの数」を読み込んで,小数部分のみを 抜き出して表示するプログラムを作りなさい. 例) “18.256” の小数部分は 256 • 「小数付きの数」を文字列データとして読み込むこと 42