視力障害と聴力障害と精神症状
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February 17, 24
スライド概要
視力障害と聴力障害と精神症状、シャルルボネ症候群や遅発パラフレニアなどについて精神科医としてYouTubeやレクチャーで解説するために作成した資料です。レクチャーなどで使用OKです
精神科医、大学教員かつYouTuberです。資料は講義での使用OKです。 私がYouTubeで使用している資料につき公開をご希望の方がいたら、該当する動画のコメント欄でお知らせください。
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各ページのテキスト
視力障害と 聴力障害と 精神症状
視覚障害者の 幻視は シャルル・ボネ症候群 と呼ばれる
シャルル・ボネ症候群の 幻視は 複雑で具体的 なことが多い
シャルル・ボネ症候群 幻視に対する 病識は 保たれている その点で統合失調症とは異なる
視覚処理で拮抗する 外界由来の刺激と 記憶由来のイメージの バランスの乱れ によるもの
基本的に シャルル・ボネ症候群に 治療は必要ではない
シャルル・ボネ症候群 病気ではないと伝え 不安を取り除くと 落ち着く
モリソン先生の ルールアウト 精神症状の潜む 身体疾患６６
遅発性パラフレニーを招く因子 • 女性 • 遺伝的要因 • 統合失調型パーソナリティ症 • 閉経などホルモンの変化 • 社会的孤立 • 後天性の聴力障害
エミール・クレペリンが 聴力障害と精神疾患 の関連を1915年に指摘
高齢発症の パラノイアには 聴力障害 の併存が多い と報告されている
先天性聴力障害と 小児の精神障害 との関連も示されている
聴覚障害のある パラノイアの発症は 統合失調症 よりも高齢
聴覚障害のある パラノイアには • 非聴覚性の幻覚 • 迫害妄想 が多い
聴覚障害のある パラノイア 感情鈍麻は少ない 連合弛緩もない その点で統合失調症と異なる