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March 04, 26
スライド概要
前提
Azureの契約形態の話は含まれていません
Azureのコストに関わる担当者向けの内容になります。
(イラストはCopilotで生成しています)
エンタープライズ管理者、部門管理者、課金管理者
Azureサブスクリプション管理者
コスト最適化の担当者
スライドの内容は、可視化と最適化のみをご紹介しています。
時間の関係上、ガバナンス詳細や運用フェーズの話は割愛しています。
【お約束】
今回紹介する内容については会社の見解ではなく個人的なものです。
正式情報については、公式サイトをご確認ください。
Linux、IoT、クラウド活用などを紹介します。
2026/03/04 JAZUG for Women #10 Azureコスト管理はじめの一歩 今日からあなたも、Azureコスト管理の達人! Manami Taira
自己紹介 平 愛美 (たいら まなみ) 出身:熊本県 前職:金融系シニアエンジニア(4年弱) 現職:日本マイクロソフト 入社5年目 Azure 公共部門のAzure Cloud & AI Specialist マイクロソフト認定資格(MCP):12冠
最近の出来事 脱ペーパードライバー 車を買いました 決め手:めっちゃカワイイ
EVとアプリ • EVカーを選択 とても静か 駆け抜ける歓び • 電費を可視化 スマホアプリで電費を振り返ることができる グリーンEco走行モードの使用率振り返り 車のランニングコストも可視化する時代に
1. Azure コスト最適化の重要性 Azureのコストについて
今回、このテーマにしたきっかけ 2024年7月~2025年6月 1年間限定でVirtualizationスペシャリストを158社担当 仮想デスクトップの相談だけではなく Azureのオンボーディングとコストの最適化の相談を 日々頂き、誠実に対応させていただきました。 悩みどころのパターン別でアプローチを分けています
対象者の前提 今日は、Azureの契約形態の話は行いません。 Azureのコストに関わる担当者向けの内容になります。 (イラストはCopilotで生成しています) • エンタープライズ管理者、部門管理者、課金管理者 • Azureサブスクリプション管理者 • コスト最適化の担当者 今日は、可視化と最適化のみをご紹介しています。 時間の関係上、ガバナンス詳細や運用フェーズの話は割愛しています。 【お約束】 今回紹介する内容については会社の見解ではなく個人的なものです。 正式情報については、公式サイトをご確認ください。
コスト最適化とは? • クラウド環境では、設定や運用の仕方によっては、予期せぬコスト増加が発生する 可能性があります。 コスト最適化とは、限られた予算の中で最大限の価値を引き出すために、クラウド リソースの利用を効率化する取り組み • ビジネス目標に基づく設計クラウドアーキテクチャは、企業のビジネス目標に沿っ て設計 → 投資収益率(ROI)や財務的な制約を考慮し、 最適なリソース配分を行うこと • AzureにおけるFinOps Finance × DevOps の協調によるクラウドコスト管理フレームワーク クラウド利用を 可視化・最適化・継続改善 「コスト削減」ではなく ビジネス価値最大化 が目的
Azure Well-Architected Framework Azure Well-Architected Frameworkは、Microsoft Azure上で信頼性が高く、効率的で安全なシステ ムを設計・運用するためのベストプラクティス集です。 5つの柱(信頼性、セキュリティ、コスト最適化、運用の卓越性、パフォーマンス効率)に基づ いて構成されています。 各柱に対して評価と改善のガイドラインが提供され、クラウドアーキテクチャの品質向上を支援 します。継続的な改善を促進し、ビジネス目標に合致したクラウド活用を実現します。 Azure Well-Architected Framework 「コスト最適化」をベースに紹介します。
コスト最適化の大前提:トレードオフを発生させない • コスト削減した結果 セキュリティ、スケーラビリティ、回復性、運用性などを犠牲にしないこと • 理由:各課題に対処するコストが高いため、 「より安価なソリューションを選ぶ」という危険な選択をした結果、 最終的には組織のビジネス目標と評判に影響を与える可能性があります ✓ シンプルに表現すると コスト節約した結果「安かろう悪かろう」や 運用工数の増大にならないようにする
コストを見直しつつ、サービス品質の維持と向上を目指していく
コスト最適化 3つの実践プロセス Inform (可視化) コスト管理手法を確立し予期せぬコスト増加を防 止する目的でクラウド支出を可視化 • コストデータの収集と集約 • レポーティングと可視化 継続的な改善 Operate Optimize (運用) (最適化) 定期的なコストレビューとFinOps文化の定着 • • • • 継続的なコストガバナンス 予算と実績の乖離の検知 コストアラートを生成する 継続的モニタリングと最適化 定期レビュー・KPI管理 リソースサイズの適正化 • リソースの適正化(Right-sizing) 自動スケール 予約(RI)/Savingsプラン適用 稼働していないリソースは停止・リサイズ
2. 5分で可視化しよう Azureのコスト可視化の簡単ステップ
コスト管理と請求 「コスト管理と請求」には以下のような機能が含まれています ✓ コスト管理(Cost Management) コストの分析、管理、最適化を可能にする一連のFinOpsツール コスト分析 コスト内訳を分析するための、アドホックなコスト探索ツール 予算 コストを事前に管理するための、支出に関する通知や監視のツール 請求(Billing) 課金アカウントの管理と請求書の支払いに必要なすべてのツール
コスト分析ビュー [累積コスト] 実コスト • • • • コストと使用状況データは8時間~24時間でコスト管理に反映 コストと使用状況データは少なくとも7年間保持 13 か月より前の履歴データを取得するには、Exports REST API を使用 現在の請求期間が終了後72時間以内に請求期間が確定 https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cost-management-billing/costs/understand-cost-mgt-data 予測コスト
リソースごとのコストをExcelでダウンロード Cost Managementでコストの可視化・分析・コストデータのダウンロードが可能 みんな大好きExcel・PowerBIで可視化もできる EA契約向けコスト分析ツールあり Power BI アプリを使用して Azure のコストを分析する
Excelの場合 ピボットテーブルで集計可能 内訳をグラフ化 1000行以上のコスト明細でも \ たった数分で集計可能 / ピボットテーブルの追加フィールドの例
予算アラートの作成 【重要】Azure利用者は必ず設定した方がいい項目
3. 推奨事項に基づき 最適化しよう Azure Advisorを活用しよう
Advisor とは ⚫ Azure Advisor は、Azure リソースの構成や利用状況を分析し、コスト・セキュリティ・信頼性・パ フォーマンス・運用効率の観点で最適化の推奨事項を提示する無料サービス ⚫ ベストプラクティスに基づく改善案を Azure ポータル上で確認でき、環境の継続的な最適化を支援 ▪ セキュリティ、信頼性、オペレーショナルエクセレンス、パフォーマンス、 コストの観点で推奨事項を表示 コストに関する推奨事項 Azure Advisor の推奨事項はあくまでもアドバイスであり、 実際の利用実態に基づいて参考にしてください
Advisor へのアクセス Azureポータルで「Advisor」を検索してアクセス
パターン別コスト最適化 Advisorと組み合わせて検討 A 新規 Azure 利用 初期設計時に 無駄な構成になりがち B 既存+拡張プロジェクト 新規投資で 全体コストが膨張 C 予期せぬ支出が発生 想定外の請求と 再発リスク D 契約統合・長期利用 目的 最初から最適化された設計 原資確保+全体最適 再発防止 中長期コスト削減 タイミング 導入・設計前 拡張前 契約更新・統合時 主アプローチ 設計段階で抑止 削減+割引 支出発生後 支出ガードレール (ガバナンスポリシー) 観点 主な課題 代表施策 即効性 中長期な効果 ・CAF に基づく設計 ・適切な SKU 選定 ・PaaS 活用 △ ◎ 従量課金が割高 契約統合によるコミットメントの 最適化 ・未使用/過剰リソース削減 ・RI / Savings プラン ・予算アラート ・Azure Policy ・RI / Savingsプラン (1年/3年) ◎ ○ Cost Management Azure Policy △ ◎ Cost Management 料金計算ツール、 超過を未然防止 ▲▲%削減 主なツール CAF 料金計算ツール ◎ ◎ Cost Management Advisor 成果イメージの例 無駄のないスタート 新規投資原資を捻出
RIとSavingsプランの違い(VMの場合) 項目 予約インスタンス(RI) 節約プラン(Savings Plan) 向いている ワークロード コミット期間 計画された変化がなく、予測可能で安定した ワークロードに最適なオプション 計画された変化や計画外の変化に対応する 動的なワークロード向けの柔軟性なオプション 1年 または 3年 1年 または 3年 コミット内容 特定の Azure リージョンの特定の仮想マシンタイプを 一定期間使用することを事前に確約する コンピューティング関連のサービスをまとめたものに対して時間単位の 固定料金を支払う (時間単位のコミットメント) 割引率 最大 72% 最大 65% 割引対象 特定のリージョンの特定のコンピューティング サービスに 直接適用 世界中の対象サービス (時間単位のコミットメントの範囲内で) 適用範囲 支払い方法 キャンセル /備考 『スコープ』として予約の適用範囲を設定 『スコープ』として節約プランの適用範囲を設定 仮に予約インスタンスを適用していたVMが無くなった場合で 『スコープ』に含まれるあらゆるVMに対して適用することができるため、 も、スコープ内に同一スペック/リージョンのVMが存在すれば システム負荷に応じたVMスペックの変更にも柔軟に対応 予約インスタンスを自動適用 一括前払い または 月額分割払い 一括前払い または 月額分割払い 「年間の予約インスタンスのキャンセル総額は$50,000を超え キャンセル不可 ることができない」というルールあり ※対象となるVMが存在しなくなった場合には、『スコープ』変更など ※予約交換ポリシーはUpdate情報をチェック を実施し、決められた期間(1年または3年)使い切る必要がある Azure の予約のセルフサービスによる交換と払戻 2026年3月4日時点の情報です
節約プランの補足 • Azure の節約プランは、Enterprise Agreement (EA)、Microsoft 顧客契約 (MCA)、または Microsoft Partner Agreement (MPA) 契約のいずれかを持つ組織で利用可能 Modern CSPで利用可能(Legacy CSP や Open、MOSP 等では利用不可) コンピューティングの Azure の節約プランとは - Microsoft Cost Management | Microsoft Learn AKS のワーカーノードや、AVD のセッションホストのような、Azure Virtual Machine として課金されるリソースについて は節約プランによるディスカウントの対象
Azure Copilotとの連携 Cost Managementと連携して、Azure Copilot からコスト最適化のアドバイスをします AIによって生成されたコンテンツは 正しくない可能性があります。 あくまでも「参考」にして、決定はご自身(or 自組織)で
Azure Copilotとの連携 「先月の各サービスのコスト内訳は何でしたか」 Copilot で生成しました スクショ引用 https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/copilot/analyze-cost-management
「すぐ効く!」 コスト見直しポイント
簡単まとめ:すぐに始められるアクション 1. Cost Management で 「どこに使っているか」可視化 2. Advisor で未使用・過剰リソースを確認し対処 3. RI / Savings Plan を再確認 4. ガバナンス、継続的な見直し
5. まとめ よりよいコスト最適化を目指して・・・
コスト最適化の継続と組織文化の定着が大事 コストを見直しつつ、サービス品質の維持と向上を目指していく セキュリティ、スケーラビリティ、回復性、運用性 を維持・向上させて、ビジネス価値の最大化を 目指していきましょう! P11)の実践プロセスを参考に FinOpsの組織文化の定着にも繋げていきましょう
コスト最適化のための情報を収集 コスト最適化関連のドキュメント コスト最適化のクイック リンク コスト最適化の設計レビュー チェックリスト コスト最適化の設計レビュー チェックリスト Microsoft 公式FinOpsブログ FinOps Blog | Microsoft Community Hub Azure料金計算ツール 料金計算ツール | Microsoft Azure Azure Advisor コストに関する推奨事項 - Azure Advisor | Microsoft Learn EA契約向けコスト分析 Power BI アプリを使用して Azure のコストを分析する Azure Copilot Azure Copilot を使用してクラウド コストを分析、見積もり、最適化する ※現時点で利用できる Azure Copilot の機能は、追加料金なしで利用できますが、今後の機能は価格の影響を受ける可能性があります Azure Copilot の概要
Thank you! ありがとうございました。