Microsoft Build 2026の話-デジタルラボもよかったですよ

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June 10, 26

スライド概要

【大阪】KANSAI AI PUB(関西×人工知能×場)2026/06/10 #AIMTG( https://deep-learning-osaka.connpass.com/event/393855/ )登壇資料。
先週開催されたMicrosoft Build 2026

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ICT業界でソフトウェアエンジニア/アプリケーションアーキテクトを担当。 社内ではXR関連技術に関する啓もう活動や技術支援に従事。 業務の傍ら、XR(特にMixed Reality領域)についての開発技術の調査、開発などを行っています。 また、「大阪駆動開発」コミュニティ所属しており、日々の調査で得た知見はコミュニティを通して情報発信を行っています。

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各ページのテキスト
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Microsoft Build 2026の話 - デジタルラボもよかったですよ。 2026/06 AI ミーティング @takabrz1 Takahiro Miyaura

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宮浦 恭弘 (Miyaura Takahiro) Microsoft MVP for Mixed Reality 2018 Microsoft MVP for M365 2025 - 2026 XR は趣味です.AI 系も最近始めました。 - 202 5 大阪駆動開発コミュニティに生息 HoloLens 日本販売してからxR 系技術に取組む 新しい技術や、MRに使えそうな技術を調べる 技術Tips : https://qiita.com/miyaura https://zenn.dev/miyaura 最近興味があって取り組んでいるもの ○ AndroidXR ○ 新しいガジェット( MiRZA,Galaxy XR,etc …) ○ Microsoft Foundry, 生成AI @takabrz1 ※よかったらこれを機にお知り合いになってください

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Microsoft Build 2026とは 年1回開催されるMicrosoft公式カンファレンス Microsoftの開発系の最新動向を知ることができる ○セッションタイプ ○現地オフライン、オンラインセッション、ラボ(ハンズオン) ○トピック ○Agents & apps ○Cloud platform & data ○Developer tools & frameworks ○Responsible AI ○Windows ○Working with models 会期中の自由なタイミングで環 境を借りて実施できる形式 (参考) 秋は Microsoft Ignite 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura も開催 3

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Build 2026 開発者スタック ─ 4階層の全体像 ① コンピュート・ファブリック(インフラ層) ② モデルとコンテキスト(IQ 層) ③ ランタイム(実行環境層) ④ ツールとガバナンス(開発・管理層) エッジ〜クラウドの計算基盤:Fairwater /Maia 200 /Surface Dev Box モデル選択+企業の文脈:Foundry /MAI/Microsoft IQ 安全・スケーラブルに実行:MXC/Foundry - hosted agents 作る・運用する:GitHub Copilot app /Agent 365 /Autopilots キーノート紹介順 ①→④(上から下:基盤 → 開発者に近い層) │ 各層の詳細は次ページ以降 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura 4

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AIスタック4階層 ① ─ インフラ & モデル ①コンピュート・ファブリック(インフラ層) ②モデルとコンテキスト(IQ 層) エッジ〜クラウドのAI 処理基盤 モデル選択+企業独自の文脈を付与 エッジ(Windows ) ○ NPU/ GPUでローカルAI +SLM「Aion Instruct/Plan ○ 開発者向けPC 「Surface RTX Spark Dev Box モデルと独自AI ○ Foundry カタログ (11,000+ 、Fireworks 追加) ○ 自社モデル群「MAI」ファミリー ○ 自社データで育てる「Frontier Tuning ○ エージェント専用デバイス「Project 」 」 Solara 」 クラウド(Azure ) ○ 水消費ゼロの次世代DC「Fairwater 」 ○ 「Maia 200 」「Cobalt 200 」+NVIDIA 「Vera Rubin 」 2026/06/10 」 データとIQ 統合 ○ 「Horizon DB 」「Fabric DW (GPU)」 ○ 知識統合「Microsoft IQ 」 (Web/Fabric/Work ) →Web IQ の発表(4 つになった) © 2026 Takahiro Miyaura 5

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AIスタック4階層 ② ─ 実行環境 & 開発・管理 ③ランタイム(実行環境層) ④ツールとセキュリティ・ガバナンス 安全・スケーラブルにエージェントを実行 開発ツール群+運用の管理機能 Windows 上の安全実行 ○ OSレベルで隔離・制御する「MXC」 ○ OSS 「OpenClaw 」のWindows ネイティブ対応 次世代の開発ツール ○ 「GitHub Copilot app 」 (複数セッション/UI 生成) ○ バックエンド接続SDK 「Rayfin 」 ○ 自律型「Autopilots 」(第一弾「Scout 」) ○ 科学発見を自動化「Microsoft Discovery 」 クラウド上の実行 ○ 長期実行を支える 「Foundry - hosted agents 2026/06/10 」 セキュリティ&ガバナンス ○ ID/ 権限を統合する「Agent 365 ○ 脆弱性を発見・修正「MDASH」 © 2026 Takahiro Miyaura 」 6

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個人的に気になったのはこれ Project Solara ○ コンセプト エージェントが特定のアプリの枠内に留まらず、デバイスやワークフローをまたがって グローバルに機能する世界を目指す ○ 発表時のデバイス ○ 据え置き型(Stationary ) 顔認証(Hello for Business )でサインインし、Microsoft 365 Copilot などに直接アクセスできる専用デバイス。 ○ ポータブル型(Portable ) 社員証などを首から下げる「アクセスバッジ」を再構築したウェアラブルデ バイス。例えば、カメラやマイクを使ってSNS 用のコンテンツを収集した り、医療現場で看護師がハンズフリーで患者の記録やバイタルの確認 を行ったりするデモが紹介 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura 7

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とりあえず この2つ押さえておくといいかも? キーノートとカンファレンス & 日本語のラップアップセッション! ○ Microsoft Build opening keynote Wed, Jun 3|2:00 AM https://build.microsoft.com/en - 3:30 AM JST Duration 1 hour 30 minutes - US/sessions/KEY01 全体的な動向を見るのはやはりこれ。 日本向けなのでおすすめ ○ Japan Wrap - up Session Wed, Jun 4|9:15 AM https://build.microsoft.com/en - 10:00 AM JST - US/sessions/ Duration 45 minutes BRK209 本セッションは、日本からご参加の方向けに、Microsoft Build ンスについて日本語で解説を行います。 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura の主要なアナウ 8

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Digital Lab: Engineering agents that reason, act, and adapt LAB530D ─ 「Lost in San Francisco 適応するエージェント開発 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura 」で学ぶ、推論し・行動し・ 9

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ラボ概要 ─ 何を作るか シナリオ:締切までに SF を横断し、ゴールへたどり着く あなたの代わりにクエストへ挑む「player agent 」を構築する ゲームの流れ ─ ミッションを解いてゴールへ ○ ミッションをゲームサーバーから受け取り、回答を返す(MCP) ○ 移動ミッションは Agent42 に最適な交通手段を相談(A2A) ○ トリビアは街ガイドの知識ベースで解答(Agentic Retrieval ) ○ 繰り返して最終目的地に到達 → リーダーボードに掲載 これらを支える MCP/A2A/Retrieval ページ以降で詳説 2026/06/10 /Memory & Logging © 2026 Takahiro Miyaura を順に実装 → 次 10

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アーキテクチャ全体像 ─ 司令塔と専門エージェント MCP ゲームサーバー:クエスト開始・回答送信 Player Agent を記憶/全呼び出しを記録 Memory + Logging player_id Agentic Retrieval City Guide Agent → Azure AI Microsoft Agent Framework ツールを選んで呼び出す オーケストレーター Search 知識ベース A2A Agent42 :天候/ 渋滞を考慮した移動手段の推薦 基盤:Microsoft Foundry 2026/06/10 / Azure OpenAI © 2026 Takahiro Miyaura (gpt - 5.5 ・gpt - 4.1 - mini ) 11

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メモリ ─ 状態をエージェントに持たせる なぜ必要か ○ 毎回新規登録せず、前回の player_id を継承し「継続セッション」化 仕組み ○ ContextProvider =モデルのターン前に走る フック(before_run ) ○ memory.json の player_id を instructions に注入 (extend_instructions ) ○ 保存は @tool の save_player_id ─ モデルが登録後に自分で呼ぶ # memory: remember the player_id class PlayerContextProvider( ContextProvider): async def before_run(self, *, context, **_): pid = load(MEMORY_FILE) context.extend_instructions( self.source_id, f"player_id: {pid}") @tool("Save player_id") async def save_player_id(pid): MEMORY_FILE.write_text(pid) 知見:状態は外部ファイル+コンテキスト注入で 持たせる 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura 12

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ロギング ─ 振る舞いを観測する なぜ必要か ○ エージェントの振る舞いをデバッグ・説明・改善 できる 仕組み ○ ミドルウェア=処理の各段をラップ (await call_next() で本体実行) ○ 3つの介入点: ○ @agent_middleware ○ @chat_middleware ○ @function_middleware ○ セッション毎に logs/ へ 入力・出力・ツール 結果 を記録 # log every tool call @function_middleware async def log_fn(context, call_next): name = context.function.name log("CALL", name, context.arguments) await call_next() # run tool log("RESULT", context.result) 知見:可観測性はミドルウェアで横断的に確保 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura 13

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Agentic Retrieval ─ 信頼できる知識から答える なぜ必要か ○ 推測やハードコードでなく「信頼できる出典」か ら回答 仕組み ○ 専門の City Guide エージェントが Azure AI Search 知識ベースを検索 ○ AzureAISearchContextProvider ( mode="agentic" )で関連章を都度取得 ○ 知識ソース=Blob をインデックス+ベクトル 化し、回答合成(Answer synthesis ) # retrieve from a trusted source search = AzureAISearchContextProvider( endpoint=SEARCH_ENDPOINT, knowledge_base_name= "city-knowledgebase", mode="agentic", ) guide = Agent( client=client, context_providers=[search], ) 知見:検索を専門agent に閉じ込め、ガイド質 問の時だけ RAG トークンを消費 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura 14

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A2A ─ 専門エージェントに委譲する なぜ必要か ○ 専門ロジックを再実装せず、別エージェントに委 譲できる 仕組み ○ Agent42 =交通の専門家(天候・リアルタイ ム交通で car/bike/walk を推薦) ○ A2AAgent で接続し、as_tool() でメイ ンのツール化 ○ メインは「いつ呼ぶか」を判断するだけ # delegate to a peer agent agent42 = A2AAgent( name="Agent42", url=AGENT42_URL, ) ask_agent42 = agent42.as_tool( name="ask_agent42", arg_name="question", ) 知見:専門性はA2Aで外部委譲し、再利用とコ スト最適化を両立 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura 15

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持ち帰る技術的知見 ○ MCP:外部アプリや状態を「操作」させたい時(ゲームをツール化) ○ A2A:別の専門エージェントに助けを求めたい時 ○ Retrieval :信頼できる知識源から回答させたい時(Agentic Retrieval ○ Memory:繰り返しの実行を「継続セッション」に変える ○ Logging :振る舞いをデバッグ・説明・改善しやすくする ) → これら5つのパターンを自分のエージェントにそのまま再利用 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura 16

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まとめ Build 2026 ─ 要点の振り返り 現在のテクノロジーの転換期において、開発者がこの「フロンティアインテリジェンス・エコシステム」に どう参加し、その上でどのように価値を構築していくか ✓コンピュート・ファブリック: エッジ(Windows など)とクラウド(Azure )にまたがる基盤となるインフラ層。 ✓モデルとコンテキスト: モデル、データのコンテキスト(IQ レイヤー)、モデルがアクセスできるツールの層。 ✓ランタイム: エージェントやアプリケーションを展開・実行するための環境。 ✓ツールとセキュリティ・ガバナンス: 上記を構築するための開発ツールや、安全性とコンプライアンスを担保する層。 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura 17

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まとめ Digital Lab: Engineering agents that reason, act, and adapt(LBA530D) https://build.microsoft.com/en Agent Framerowk ○ 要素技術: - US/sessions/LAB530D × Foundry を体験できる良コンテンツ ○ MCP(外部操作) ○ A2A(専門委譲) ○ Agentic Retrieval (信頼できる知識) ○ Memory(継続) ○ Logging (可観測性) 2026/06/10 © 2026 Takahiro Miyaura 18

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