KEIPEing_会社説明資料_2023年10月版

15.2K Views

March 30, 23

スライド概要

profile-image

障がいを特別なものにせず、誰もがそこにいていい社会をつくるKEIPE株式会社です。山梨県で就労支援事業を主に行っています。

シェア

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
2.

KEIPE創業のきっかけは、十数年の間、社会と断絶されていた私の兄が、 ある男性支援者との出会いによって社会復帰を果たしたことでした。 この原体験から強い感銘を受け、就労支援は「人の人生を変え、 多くの人に喜んでいただける誇り高い志事だ」と感じ、地元の山梨県で実父と旧友の3人で 2017年10月23日にKEIPE株式会社(株式会社U&U)を設立しました。 KEIPE甲府オフィスを開業する前、私たち3人は「地域から本当に喜んでもらえる、 地域に無い新しい場所を創ろう!」と約束し、2018年2月1日に開業を迎えました。 創業してからあっという間に月日が経ちましたが、 創業時の想いは時の経過と仲間が増えていくとともに年々強くなり、 より良い地域や社会に向けた大きな志へと進化を遂げています。 この数年間を振り返ると、本当に数多くの出来事が私たちKEIPEを成長させてくれました。 強い想いばかりが先走り、ともに働く仲間と折り合いがつかずに苦しめてしまうことや、 大切な仲間の死と真正面から向き合うこともありました。 自分自身の未熟さゆえに、社内の仲間だけではなく、 地域の関係機関や取引する企業の皆さまにご迷惑をかけてしまうこともありました。 「一体、何のためにKEIPEを経営しているのだろうか?」 何度も何度も自分自身に問い続けてきました。 しかし、そのような時には、いつも仲間の存在があり、「よし!もう一度頑張ってみよう!」と、 KEIPEの未来をともに創ってきました。

3.

物質的な豊かさを手に入れ、社会保障が整備された日本において、あえて働くことを 選択することを不思議に思い、ある社員に「なぜ働くのか?」と聞いたことがあります。 その社員は迷いなく「自分の病気で家族に迷惑をかけたぶん、今度は自分が出来ることで 家族を幸せにしたい」「社会の役に立ちたい」と話してくれました。 ”働く”とは、決して自分が満足するためだけにお金を稼ぐことではない。 誰かを幸せにする機会、社会とつながる機会、自身が成長する機会であることを、 私はその社員に教えてもらいました。 この出来事をきっかけに、KEIPEを単なる「居場所」にせず、働くことを通じて、 誰もが社会とつながることができるチャンスに溢れた場所にすることを決意しました。 私たちが地域から課された使命は、「福祉と企業や地域をつなぐ架け橋になること」です。 きれいごとだけではない世界ですが、私たちのような小さな会社でも、 より良い未来に向けて何かできることがあると確信しています。 「障がいを特別なものにせず、誰もがそこに居ていい社会にする」 私たちは、人種・宗教・年齢・性別・国籍・病気・生い立ちといった生きる上での “障がい”を越えて、誰もが幸せを感じられる社会の実現を目指していきます。 そのために、これまでの風習や常識、考え方にとらわれず、挑戦を続けていきます。 “地域を大切にするから、自分も地域から大切にされる” 世界、日本、地域、KEIPEの一員として、 一丸となって幸せな未来を皆さんと一緒に創っていきたいです! KEIPE株式会社 代表取締役 赤池侑馬

4.

風習や常識にとらわれず 人種・宗教・年齢・性別・国籍・病気・生い立ちといった 生きる上での“障がい”を 特別なものにしない企業、社会の創造に挑戦します ■「障がいを特別なものにしない」とは? KEIPEでは「障がい」という言葉によって、人が本来持つ力や可能性を奪うことの無い組織、仲間との関 わりを目指しています。決して、病気や障がいについて理解をしないということではありません。個性を 無視して障がいという言葉でひと括りにしたり、特別扱いや過度な配慮によって、その人のキャリアの可 能性を奪うことを最小限にしていきます。 障がいを言い訳にせず、自分の意思さえあれば誰もがチャレンジできる企業を目指しています。 ■「誰もがそこに居ていい社会」とは? 「誰もがそこに居ていい」と聞くと、どのような事を思い浮かべますか? KEIPEが目指す「誰もがそこに居ていい社会」では、現代を生きる1人1人が、自分自身を好きにならなく ても、ありのままを受け止める・受け入れることはできると考えています。そして、自分を承認できたな ら、目の前の相手のことも赦し、受け止めることもできるようになるはずです。私もあなたも、そこに居て いいんだ。1人1人がそのように思えるような社会を未来に残していくことができたら、現代社会が抱える 問題の解決にもつながるのではないでしょうか。 もちろん、職場やコミュニティでは目的や文化がありますので、目的を同じくした人が集うことは大切。で すが、目的に対して様々な価値観や多様な考え方のままスクラムを組み、進んでいくことができたら最 高。KEIPEではそんな世界を目指しています。

5.

私たちは互いの「違い」を承認し 生かし合うことができる企業・社会を目指します 毎日の仕事を通じて地域に貢献することで 人の役に立ち、喜ばれ、必要とされ、愛されることの尊さ 真に心が満たされる満足感や充足感を仲間とともに味わい 働くことの喜びを分かち合える人財の創造に挑戦します ■「心が満たされる場」とは? KEIPE創業時、社員一人ひとりが仕事を通じて「個性」や「違い」を承認し合い、互いに生かし合いながら 成長や達成を喜び合う、そんな豊かな人間関係で心が満たされ、地域に溢れ出ていくような場所を創り たい!という願いを込めて「心が満たされる場」という言葉を創りました。 自分が得ることで心の満足感を得るだけではなく、相手が欲していることを自ら与え、分かち合う文化を 大切にする企業を目指しています。 ■「働く喜びを伝える人を創る」とは? 働く目的や仕事に対する価値観は、人それぞれあります。 しかし、誰かの役に立ち、喜んでもらうことで仕事としての対価を受け取ることは、変わらない事実です。 また、働くことで自分が出来なかったことが出来るようになるだけではなく、自分の新たな可能性と出 会ったり、これまで知らなかった自分を発見することもあります。 働くことは人生の全てではありません。ですが、仕事は人生をより豊かにするためのチャンスやヒントを くれる存在です。KEIPEでは、一人ひとりが自分なりの働く喜びを発見し、社会に伝えられる人財を創っ ていくことを目指しています。

6.

02 KEIPEの創業ヒストリー 04 KEIPEが実現する世界 05 KEIPEの企業理念・存在意義 07 [ 事 業 部 ] 08 就労継続支援A型事業所(KEIPE甲府・KEIPE笛吹) 10 キャリアセンター・移行支援 12 KEIPE JOURNEY〜KEIPEの利用により働く力がつく事例〜 14 EC事業部 17 通所支援事業 CLUM 19 フード事業 MARLU SOUP 21 ものつくり事業部 24 [ 委 託 事 業 ] 25 ピップ物流 26 中部食品 27 松下製作所 28 アグベル 29 委託事業A 30 委託事業B 31 その他の委託事業 32 [ K E I P E c h a l l e n g e ]

8.

就労継続支援A型事業所(KEIPE甲府・KEIPE笛吹) 障がいを持つ方が働ける場を創り、ともに社会へ価値を提供する。 就労支援事業は、KEIPEの本幹事業。 「働きたい」と意思を持つ方がチャレンジできる場所となり、なおかつ地域の企業に仕事を通じて必要とされるということを大切にしてきました。 「働く」とは、人や企業に価値を提供すること。相手に対して全力で100%の仕事をする、それによって自ずと感謝や評価がついてきて、双方向で対等な関係 を築くことが出来るのです。 障がいがあるから、やってもらう側・守ってもらう側……。そんな考えを、「働く」を通して得られる結果で変えていきたい。 自分が与えることで得られるということを忘れずに、「心が満たされる場、働く喜びを伝える人を創る」をベースに活動をしています。

9.

社会で働けずに困っている人を雇用し、卒業(社会復帰)の支援を行う。 地域企業の人手不足をはじめとする課題を解決する。 私たちは、KEIPEに関わる方にとっての「運命の人」になりたいと思っています。 「あなたに出会えて人生が変わりました」と思ってもらえるような人。 そのために温かくも時に厳しく、 その人の可能性を信じて全力で応援するということを、常に大切にしています。 「働く」を通じて、人は大きく変わります。 一人一人の変化の積み重ねが、やがて「障がいがあるからできないでしょ」という社会の偏見を、 変えていくことができると信じています。 社員ひとりひとりが働く喜びで溢れる場をつくる 自らがチャレンジをして可能性を広げる 互いの人生に触れ、磨き磨かれる関係であり続ける 地域に働く喜びを伝える人を創り続ける

10.

キャリアセンター・移行支援 誰もが地域社会で長く活躍するための 環境・サービス・人を育てる KEIPEがスタートした当時、福祉の右も左もわからなかった私は、 「障がいを特別にしている」人間の一人でした。 「どんな方たちが来るのだろう?」 「どんな仕事ができるのだろう?」 「一緒に仕事するって想像つかないな」 「うまくサポートできるのだろうか?」 そんな不安の中、皆さんと一緒に働き始めました。 私が感じていたこの不安。 実は、現在KEIPEへ障がいをお持ちの方の雇用を進めたいと相談に来てくださる、 企業担当者様のほとんどが感じる不安と同じなのです。 「みんなのあふれる可能性はきっと社会の力になり、同時にみんなの生活も豊かになる」 私たちは皆さんの可能性を共に追及し、「やりたい仕事」を実現し、長く社会で活躍できる 環境を創る。 そんな想いとともに、キャリアセンターは始まりました。 2017年 KEIPE甲府OPEN 2020年 定着支援事業指定 2021年 キャリアセンターOPEN 2022年 累計24人卒業者輩出 サービス利用終了者に占める 一般就労への移行者割合 (就職した人/辞めた人の割合) KEIPEのスコアは44.4% 全国平均(25.1%)の約1.8倍!

11.

キャリアセンター・移行支援 キャリアセンターでは開設当初から、地域の様々な企業へとメンバーを送 り出してきました。その中でメンバーと共に「障がいの有無で業務の限界 を判断することはできない」ということを証明してきました。 メンバーの働きたい想いの醸成と、その想いを叶えられる社会をつくる為 に、キャリアセンターでは日々取り組んでいます。 皆さんの「働く」は、必ず社会の力になり、皆さんの人生をあらゆる面で豊 かにします。 様々な働き方が出来る今、最も大事なのは「想い」や「志」。 まずは、その「想い」を形にしてみましょう! KEIPEでは、皆さんの可能性を皆さん以上に信じています! 就職者の「やりたい」と企業のベストマッチをつくる 相互理解と信頼関係を築き、長く活躍できる体制をつくる 障がい者雇用に踏み出す企業の最良のパートナーとなる

12.

KEIPE JOURNEY 〜KEIPEの利用により働く力がつく事例(1)〜 「KEIPEで出来たから、外でも出来る」自信がついて就職が決定! 幼少期に障がいがあると診断されました。支援学校などで就職のための実習を受けたりしましたが、 実際の企業への採用には至りませんでした。 KEIPEでの最初のうちは「お金のためにただ作業をしている」感覚でしたが、だんだんと出来ることが増 えて感謝されるように。サポーターさんとお話をしながら、「自分はどうしたいか」を考えて行動できるよ うになりました。 ”やってみ!”が合言葉のKEIPEだからこそ、与えられた仕事をやるだけでなく、自分で考えたことを任 せてもらえた。その中で責任感が身につき、自分や仲間への自信につながったと思います。 メンバーさんは初めのうちモヤモヤして言葉に出来ない時、物に当たったり塞ぎ込んでしまうこともありました。 そんな時でも、私たちは常に互いに対等な同僚として高めあうため、きちんと指導や注意をします。その上で、自分 でコントロールできることに集中し、自分の力で考えられるようコミュニケーションを重ねました。 KEIPEでは、福祉サービスでありがちな「本人の課題を支援者が先回りして解決してしまう」ことをしないようにしてい ます。本人のペースで「自分はどうしたいか」を共に考える。それがKEIPEの外でも大切な「生きる力」を育みます。 KEIPEで身につけた自信と経験を活かして、羽ばたいて欲しいと思います。

13.

KEIPE JOURNEY 〜KEIPEの利用により働く力がつく事例(2)〜 「じぶんを大切にすること」を学び、安定して仕事ができるように 以前は働いていましたが、うつ状態がひどくなり退職。治療を行い、デイケアに通って生活のリズムが 出来て、復帰したいけど自信がないという中でKEIPEに出会いました。 初めのうちは好不調の波が激しく、思い通りにいかない自分や他者とのやり取りにイライラしたり落ち 込んだりしてしまうことも。しかし段々と自分のストレスサインに気づけるようになってからは安定して出 勤ができるように。職場でのコミュニケーションもうまくいくようになり、リーダーシップをとる場面も増え ました。そのおかげで、当初からの目標だった一般就労に踏み出すことが出来たのです。 メンバーさんの中には、頑張りたくても頑張れなかったり、周囲に意見をうまく伝えられずに 落ち込んでしまう方もいます。 私たちが大切にしているのは、違いを楽しみ、「I’m OK, you’re OK !」というコミュニケー ション。今の自分の調子を受け入れ、心や身体に無理をさせず「自分を大切にできる」よう な目標を立てながら、仕事のある生活を組み立てていきました。 また、時にはサポーター側も「悩んでいるのはあなただけでなく私も同じだよ」と自己開示を することも。対等な立場で、「大丈夫、安心して」という思いを伝えられるようにしています。

14.

EC事業部 自分たちの誇れる商品・サービス・想いを届け、 自分たちの力で雇用を生み出す はじまりは、一杯のスープでした。目まぐるしく変化するストレス社会の中で頑張りすぎてしまう人に、ほっ と一息ついてココロとカラダを整えて欲しい。そんな想いから、「totonoi」というブランドでオリジナルのプロ テインスープを開発。そこから始まったEC事業は、「想いを込めた商品を多くの人に届けることで雇用を 作る」ことを目指し、スープだけでなく、地元山梨でとれたフルーツのふるさと納税での取り扱いも展開し ています。消費者が私たちの商品を通じて、「自分にとって本当に良いものや幸せを、自分で選べるよう になる」ために。EC事業部はこれからも新たな挑戦を続けながらパワーアップしていきます。 2021.3 EC事業部の発足 2021.11 プロテインスープの発売 2021.12 笛吹市甲府市ふるさと納税取り扱い開始 2022.8 発売累計1万5000食突破 2022.8 笛吹市ふるさと納税シャインマスカット取り扱い開始 2022.9 シャインマスカットが「ふるさとチョイス」全国ランキング2位に掲載 2023.2 プロテインスープ Qoo10、yahoo!ショッピングでの販売開始 プロテインスープ 販売サイト (amazon) フルーツ販売サイト (ふるさとチョイス) シャインマスカット[左]/桃[右]

15.

地域に必要とされる、自分たちの誇れる商品を届ける。 売上をつくることで、一人一人に仕事と役割をつくる。 EC事業部は、KEIPEの根幹である就労支援事業部の次に立ち上がった 部門です。その背景には、「外部に頼るだけでなく、自分たちの手で雇用 を生み出せる強い組織でありたい」という誇りがあります。実際にこの事 業では、デザインやマーケティングといった他の部署にはないポジション や、自分たちでつくる仕事だからこそ必要な役割が生まれています。試 行錯誤しながらではありますが、自らの手で新たなチャレンジ(=やって み)を生み出し、成長していける喜びは格別。そんな経験をKEIPEの多く の仲間に味わってもらうため、EC事業部で出来ることを、これからも増や していきたいと思っています。

16.

どうしたら商品をより楽しんでもらえるか考えて デザイナーメンバーが作成しています

17.

クルム 通所支援事業(CLUM) 障がいを持っている子どもの 「 や っ て み た い! 」 を 叶 え る 場 づ く り 事業創設の発端は、甥との関わりでした。 小さいときから繊細さゆえに神経質な性格で、 大勢で賑やかな場所より、一人で静かな場所を好む子。 数字の勉強中 新年会の様子 一方で自分の気に食わないことがあると、 感情の赴くままに言葉にして相手に投げつけてしまうことも。 そのせいか、彼の周囲には心を許せる相手が居なくなってしまい 「友だちが欲しい」、「友だちと笑い合いたい」と、ある日彼は本音を話してくれました。 その後、彼が発達障がいだと診断されると 彼は自信も無くしてすっかり落ち込み、「自分なんて…」と諦めるように。 障がいを持っているからといって諦めずに、自分という存在を認めてあげて欲しい。 「自分にもなにかできることがある!」と、楽しく豊かな人生を送って欲しい。 「誰にとっても生きやすい世の中にしたい」 そんな思いから、 障がいを持った子どもにアプローチするための事業を展開し、今に至ります。 2018.10 2021.10 2021.12 2022.01 放デイへの気持ちを抱き、裕一 KEIPEに入社 放デイのプロジェクトが始動 事業所名が「CLUM」に決定(発案:古木舞) 麻由教員免許を活かすため入社 2022.04 拓也CLUMで働くを叶える 2022.04 CLUM甲府中央ラボ OPEN 2023.04 満員御礼 現在に至る ランチ作りの様子

18.

CLUMフェス 児童発達支援 4〜6歳までの未就学児を対象に、小学校入学をイメージしたサポート。 各々に合った内容で、ものの数え方やひらがなの練習などを楽しく行う。 放課後等デイサービス 6〜18歳までの就学児を対象に、将来の「働くよろこび」にフォーカスしたサポート。 自己選択・決定の幅が広がるよう、自身を持てる支援を楽しく行う。 初詣の様子 イベント 子どもたち自らが考え、「自分にも出来る」と自己肯定感を育む機会。 子どもだけでなく家族で楽しめたり、地域の人と接して街全体で子どもを育むための企画。 グループ活動 自己決定できる力を育み、自らが描く将来へ。 生きづらさを感じる人の拠り所に。 わたしらしく自己実現できる場所に。 私たちの身近にも、生きづらさを感じ、自分らしさを見失っている子どもたちが多く生活しています。 彼ら彼女らが自分らしく、自分の可能性に気づき、心豊かに生きるために、 CLUMを通じてあらゆる「活きる選択」を見いだし、決定ができる力を身に着けてほしい。そのために日々工夫を凝らして尽力しています。 大人だから・サポーターだからといって、必ずしも子どもを導かなくてはならないわけではありません。 大人は子どもから、子どもは大人から学ぶことがたくさんある。一人ひとりに等しく選択する自由があり、決定できる力は存在する。 大人も子どもも大切な1人の人間として関わることで、忘れかけていた純粋さや素直さなど、 「活きる力」を取り戻す感覚を味わえるのも魅力のひとつです。 CLUMが誰にとっても価値ある存在になることで、地域全体で認め合える社会、 その先にある「全ての人が生きやすい世の中」を実現します。

19.

マールスープ フード事業(MARLU SOUP) こころ と 身体に 心地いいスープ と 体験の提供 甲府に移住してきた2年前。知り合いのいない土地、コロナ、 何より子育てという、当たり前が全部ひっくり返る経験を通して、 人間関係も仕事も、全てがリセットされました。 喪失感や無力感で一杯の日々。1才の息子の挙動が意思決定の 理由のほとんどで、自分がどこかに消えてしまったようでした。 社会との繋がりや自分の存在意義みたいなものを保ちたくて 仕事を続けていたものの、睡眠時間も減り、 余計に自分を追い込んでしまいました。 「まずは体調を整えよう」と自らの心と身体に向き合い、 やっと「今ある条件で、何をしてたら楽しく暮らせるのか、 しあわせを感じられるのか」と考えるように。 そこから一歩づつ行動していくことで、 ダウナーな日々から抜けていきました。 そんな経験から、 「自分とよく向き合うこと」「自分のしあわせに責任を持つこと」が 大事だと思うように。 そこから「じぶんを大切にする」という MARLU SOUPのコンセプトが決まりました。 食べ物で自分をいたわる、人から大切にされている感じを味わう、 そのままの自分でいることが許される。 そんな場所として、自分の人生のハンドルを握り直す パワーを取り戻してほしいと思っています。 メニュー例 2021.7 KEIPE社員の希望者へ社食スープランチのお試し提供 2022.5 社員全員へ無料スープランチ提供スタート 2022.6 社食調理チームにメンバー6名を採用/お店プレオープン 2022.7 メニュー決めから調理までメンバーのみで社食運営 2022.8 MARLU SOUP お店グランドオープン

20.

KEIPE社員へのスープランチ提供。 KEIPEで働くみんなの健康を守る。 「自分達が家族に食べさせたい」と思えることにこだわってスープを提供。 将来的には、外部への販売、 メンバーの飲食・栄養系への就職も目指す。 「じぶんを大切にする」というコンセプトのもと、 どんな方でも「ここに居ていい」と思えるような ゆるく淡いコミュニティづくり じぶんを大切にする / 人生のハンドルを自分で握る メンバーさんが調理 ヨガイベント 子どもも来やすいお店 手話イベント いまだに、障がいや性志向、社会的な立場でマイノリティとして辛い局面に立たされたりすることも多い社会。 でも、それを変えていくのは、政府でもどこかの大きな会社でもなく、私たちだと思って事業を進めています。 「どんな人もそこに居ていい」を体現するために、MARLU SOUPという場所は存在しています。 皆さんがこの思いを持って、お店に来ること、イベントなどに参加すること。そういう一つ一つが、 どんな属性でもフラットに受け止め合え、自立した個々が輝く、新しい文化となっていきます。 しあわせに生きるためのハンドルを自分の手で握れる人が、一人でも増える場所。 一緒にそんな文化の発信地を作って行きましょう。

21.

元々は建築の勉強をしていましたが、「まちづくり」の魅力に触れて空き家活用の仕事をするように。 甲府のまちを活性化し、かつ障がいを持つ人の今までにない活躍の場をつくれるかもしれないと、KEIPEの仲間になりました。 ものづくりの現場は文字通り手探りのことが多く、慣れない作業にチャレンジして大変な思いをしたことも。 それでも、「自分がやりたいこと・欲しいものをカタチにする」喜びは止めることはできません。 一人でも多くの方が創り出すことの楽しさに触れ、そこで生まれる場所の魅力が、また魅力的な人を連れてくる。 そんな循環が廻るまちをKEIPEからつくっていきます。

22.

空き家・空き物件の再生事業 活用されていない資源である空き家・空き 物件を改修工事して、まちを再生する。 甲府の新たな場づくり 自ら空き家などの物件を購入し、 リノベーションして魅力的な場をつくる。 ものづくり事業 甲府の新たなコンテンツとして、 木工製品の開発を行う。 まちづくり事業 民間事業者同士・行政と民間で連携して、 まちづくりをサポートする。 遊び心を忘れず、関わる人が「好き」をやりたくなるようなものをつくる 感性豊かで面白い人が来たくなる・住みたくなるような甲府のまちをつくる 障がいを持つ人が「つくり手」となれるような新たな雇用をつくる

23.

「甲府を日本のポートランドにしたい」 アメリカで「住みたい街No.1」と呼ばれる街、ポートランド。 そこでは地産地消の文化が根付き、環境に配慮され、多くの人々がそこでの暮らしに憧れて移住しに来ます。 甲府というまちは自然や景色が似ていて、そして何より、魅力的な場所があり、人がいる。 私は甲府が「日本のポートランド」と呼ばれるようなポテンシャルがあると信じているんです。 またポートランドはかつて財政破綻で地価が下がったが、そこからヒッピー達を受け入れて面白いまちになっていった歴史があります。 他者を排斥するのではなく受け入れていく、懐の深さや多様性。 KEIPEだから出来るまちづくり、伝えられるメッセージがあるはずです。

25.

ピップ物流 ドラックストアAの商品を山梨・長野県の店舗に仕分けする仕事 2023年2月からはサポーターが同行せず、メンバーのみでの業務がスタート。 KEIPEの外で「一人の社会人」として貢献できるスタッフを、どんどん増やしていきます。 メンバーとサポーター、そして先方の社員さんやパートさんも含め て「ピップ物流さんのスタッフである」という事を意識して取り組ん でいます。その結果、メンバーの中からシフト作成の管理を一人 で行う人や、KEIPEに体験に来られた方に対して積極的にコミュ ニケーションをとる人が生まれ、それぞれが得 意な形でリーダー シップを発揮できるように。最終的には、社員さんやパートさんか ら「KEIPEさんがいるおかげで、仕 分け業 務が回っている」とまで 言って頂けるようになりました。 KEIPEの外の人とコミュニケーションをとることができ、 一般就職の練習になる。 KEIPEのサポーターに頼らず 「自分で問題を解決する」力が身につく。

26.

中部食品 某コンビニエンスストアの商品を仕分け、山梨県全域の各店舗配送口へ運搬する業務 これからもお客様にとって不可欠な存在になることを目指し、 直接雇用やさらなる業務拡大に繋げていきたいと思っています。 当初はお菓子の積み込み・運搬のみの業務で1日当たり3~4名での 実務でした。日頃の業務に向き合う姿勢や業務の正確性を高く評価 していただき、今では別の商品の積み込み・運搬業務を追加で頂け るようになり、流れの中で一括で任せてもらえる規模が増えました。 また繁忙期のシーズンに入れば真っ先に増員のお話を依頼される ほど、信頼を得ることができています。荷物の積み込みが上手くでき た時は先方のパートさんやドライバーさんに「うまいね!」と声をかけ てもらうなど、仲間として一緒に仕事ができている喜びを感じます。 身体を動かしながら作業効率を工夫し、 日々成長を実感することが出来る。 某コンビニエンスストアの商品を仕分け、 山梨県全域の各店舗配送口へ運搬する業務。

27.

松下製作所 自動車のエンジンカバー部分に使用する部品の検品・箱詰め業務 安定した検品業務だけでなく、 メンバーの真面目さ・真摯な姿勢を評価していただいています。 大手自動車メーカーの製造の一端を担う、ともすればドライ バーの命に関わる責任ある仕事です。決められた検品の 個数をクリアすることはもちろん、目的を忘れずに一人一人 が責任感を持ち不良品を出さないことを重視してきました。 専門的な知識や技術が必要とされるため最初は苦労する こともありましたが、今では1年間不良品を出すことなく安定 して検品業務ができるように。 工場内の現場勤務の経験を積み、 製造関係の仕事に就職するチャンスが見つかる。

28.

アグベル 桃・ブドウ・イチゴなど果物の出荷作業・苗の管理 施設の外で、新しいことにチャレンジしながら、自分のできることを知る。 自己肯定感を高められる職場です。 日本国内だけでなくアジアを中心に世界へ出荷をしている 企業。日頃馴染み深い果物が多くの人の元へ届いていく 一端を担えるお仕事です。メンバーは農業未経験者がほ とんどですが、「イチゴの苗が実をつけるとを我が子のよう に感じられる」など、思い入れを持って働いています。身体 を 動 かすことが 多 いので 疲 れることもありますが、 今 まで は「どうせ出来ないだろう」と決めつけられていた自分ので きることや限界値を知れたという声も。 身体を動かして仕事を行える。 手先の器用さや細かさを活かせる。

29.

委託事業A 不動産会社の火災保険に関わる登録業務 / お客様の情報シートをPCデータに転記し入居情報を完了させる仕事 時間内に納品できた時、スタッフ一体となって 「やりきった!」と達成感を味わえるのがやりがいです。 入力内容の正確性と期日を守ることを第一に、顧客からの 信 頼を勝ち取ってきました。それが評 価されて依 頼 頂くボ リュームが2〜3倍に増え、従来のやり方では立ち行かなく なったことも。そんな 時 はサポーター・メンバー 間 でミーティ ングを重ね、入力シートを改善したりこれまでサポーターが 担 当していたチェック作 業をメンバー同 士でも出 来るよう に。スタッフ同士が頻繁にコミュニケーションを取り、互いに 成長を実感しながら業務を進めています。 メンバー同士のコミュニケーションが活発。 やる気次第で責任とリーダーシップを発揮できる。 PCのタイピングやショートカットなどの操作が上達。 スピードと正確性が身につけられる。

30.

委託事業B アプリユーザーの情報登録 / ユーザーから送られてくる情報を、ルールに則って確認し処理していく 2022年にアプリが表彰を受けた際には、 「 KEIPEさんがいなければ成し遂げられなかった 」と、感謝の言葉を頂きました。 紙媒体に掲載されている情報をデジタル化し、サービスを 受けやすくするアプリの入口を担う業務です。当初は入力 確認や却下処理に必ずサポーターのチェックがありました が、現在は申請から処理まで8割以上をメンバーが完結さ せられるまでに成長。現場からの意見を吸い上げ提案して いくことで、単なるデータ処理に止まらず、お客様のサービ スの成長に貢献できるのがやりがいです。 仲間と協力してチェックをし合う環境で、 自分から質問や発言が出来るようになる。 PCのタイピングやショートカットなどの操作が上達。 スピードと正確性が身につけられる。

31.

その他の委託事業 事業所外A 事業所外B 物流倉庫内での仕分け・配送サービス 施設・ビル等モップ掛け片付け等の清掃サービス、 個人宅での清掃代行サービス業務 委託事業C 委託事業E SEO(検索エンジン最適化)代行業務・閲覧数や 客層把握の数字の集計代行 カレンダーの封入、チラシ折りやチラシ配送準備、封筒封入業務 委託事業F 委託事業D ポチ袋・冠婚葬祭用袋封入業務、模造紙の袋詰め業務 工事業者等の空きスペースによる駐車区画の 案内図の作成代行 委託事業G パンフレット封入、配送準備、封筒封入業務 デザイン事業部 委託事業H お客様より依頼された案件をPCにてデザイン していき、ロゴ等を作成していく業務 祭事用の和紙の折り込み、整業務

33.

1 農業 〜野菜でつながる地域社会!!〜 KEIPEで所有している畑で、 旬の野菜の栽培から納品・販売までを一貫して行っていきます。 自分が健康になり、さらに社員全員の健康を守ろう!と、 毎日届く新鮮な食材を使用しランチ作りをおこなっています。 調理するのは料理が好き、得意な人だけでなく、慣れていない人もお互いにコミュニケーションを取りながら、チー ム一丸となって前向きに楽しく取り組んでいます。 配膳はスープチーム以外の方にも協力いただいて、より良い運営をみんなで意識しています。 ただ調理をするだけでなく、定期的なMTGを実施して、 どうしたら美味しく安全にスムーズにできるかなど共通の目標を持って取り組んでいます。 現在、週3日の稼働ですがいずれは週5日の稼働を目指して日々奮闘中です! 笛吹社員みんなの健康、笑顔を守っていけるよう頑張ってまいります!! 2 CCRから新しいクリエイティブ雇用をつくる ※CCR = Color Change Retouch Adobe Photoshopを使って、既存データの(服・カバン・お財布など) 色のレタッチ業務を通じたデジタルデザインスキルを向上するチームです。 ファストファッションによるゴミ問題と環境破壊が問題視される中、 Photoshopや3DCGを使って現物を作ることなくデザインを構成することで 実質的なゴミ問題解決策が提唱されている。 また、障がい者雇用の現状はクリエイティブな仕事に就く機会が少なく、 KEIPEではCCRを通じてデザイナーとしてのスキル習得を支援し、 就労が困難な方に新しい雇用や生活支援を提供する。 将来的にはデジタルデザインスクールを開校し、障がいを抱える方だけでなく 就労困難な主婦、シングルマザー(ファザー)、移民、引きこもりなどにも支援を拡大することで、 社会で生きづらさを抱える方々への支援の継続を進めていきます。

34.

3 手話のじかん MARLU SOUPのお店を会場に、 毎月数回 手話を楽しむ時間を作っています。 参加者は小さな子どもがいるお母さんが多いですが、 手話に興味を持ってくれた人や手話通訳者・手話通訳士になりたいと思っている人や、 手話を通じて聴覚障がい者とふれあいたいと思っている人など、 様々な思いを持った人たちが手話を使って 楽しくお話をする時間をメンバーさんが中心になって作っています。 4 編み物のじかん 以前からスタッフで集まって行われていた『手芸部』が、 KEIPEから飛び出してWSを行います!! 編み物が得意なメンバー・オタギリさんが希望者にお教えいたします! 初心者向けに簡単なかぎ針編みや棒針編みを解説するので、「なにかを一緒につくろう!」 また、作りかけの作品があれば、本や教材を持参していただければ わからないところを教えますよ!

35.

5 Miraiプロジェクト 「食べる事を通じて、健康についての理解を深める」をコンセプトに、 大学生と協働で ヴィーガン・漢方スープを開発・提供。 Miraiプロジェクトとは、80名以上の大学生と30社以上の企業が協働でプロジェクトを行う、 未来計画研究社(山梨大学)主催のインターンイベントです。 本プロジェクトにおいてKEIPEは「スープ屋から多様な人と地域の課題解決ビジネスを創る」をテーマに、 7名の学生と共に新商品の開発・販売に挑戦しました。 ヴィーガンスープは「Fluunt KOFU」さんに、漢方スープは「漢方坂本」さんに監修頂き、 健康についての多様な考えを知ることができました。 また、ダイヤコリド商店街様主催の「えびす講祭り」にて地域の方々に80食、 KEIPE甲府オフィス社食にて80食の提供を行いました。 今後も学生や地域の方とつながり、ともに課題解決を行う機会をつくっていきます。 6 笛吹ランチ〜みんなの健康を守ろう!〜 『笛吹社員全員の健康な身体をつくり、心満たされる場にする』をモットーに、 温かいスープとご飯でみんなが笑顔でいられるよう調理、提供をおこなっています。 自分が健康になり、さらに社員全員の健康を守ろう!と、 毎日届く新鮮な食材を使用しランチ作りをおこなっています。 調理するのは料理が好き、得意な人だけでなく、慣れていない人もお互いに コミュニケーションを取りながら、チーム一丸となって前向きに楽しく取り組んでいます。 配膳はスープチーム以外の方にも協力いただいて、より良い運営をみんなで意識しています。 ただ調理をするだけでなく、定期的なMTGを実施して、 どうしたら美味しく安全にスムーズにできるかなど共通の目標を持って取り組んでいます。 現在、週3日の稼働ですがいずれは週5日の稼働を目指して日々奮闘中です! 笛吹社員みんなの健康、笑顔を守っていけるよう頑張ってまいります!!

36.

7 bistro MARLU MARLU SOUP夜の部! おひとりさまも歓迎、カジュアルなビストロです。 はじめまして。bistro MARLU(ビストロマール)です! MARLU SOUPさんの場所をお借りして、18時よりビストロをやっています。 “美味しいものをすこしずつ”をコンセプトに、小ポーションの料理とワインが楽しめる、1人でも気軽に行き易い カジュアルなお店です。 店名にはお昼と同じ" MARLU"という言葉を使わせていただきました。MARLUとは"小惑星"という意味。 お店の特徴でもある、お料理を"小ポーション"でご提供することや、食を通じて色々な方との"つながり"を表現した いという思いがあり、この言葉を選びました。 仕事の後に美味しいものを食べて元気になれる、皆さんの息抜きの場所になれれば幸いです。 ドリンク1杯やノンアルの方も気軽にお立ち寄りください♪