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June 13, 25
スライド概要
WEST-SEC 2025/5/25 『情シスを悩ます「脆弱性管理」のあるべき姿を考える』
https://west-sec.connpass.com/event/342746/
にて発表した「脆弱性の影響を受けにくいシステム設計」のスライドです。
脆弱性の影響を受けにくいシステム設計 WEST-SEC (2025/5/15) 情シスを悩ます「脆弱性管理」のあるべき姿を考える ひらた
自己紹介 平田賀一(ひらたのりかず) ▪ 技術士(情報工学部門,電気電子部門),CISSP,AWS認定全冠, 情報処理安全確保支援士 ▪ 本業:SaaS/PaaSの開発・運用,社内向けセキュリティコンサル R6 「 春 支 期 援 ・ 士 秋期」 のカ バー画像 ▪ 複業:情報処理技術者試験の対策本を書いてます R6 「 の ネ カ 」 ス バ ペ ー画像
今回の説明の対象 今回の説明は,以下の環境を想定しています。 ▪ パブリッククラウド利用 ▪ インターネット向けサービスを提供
前提 脆弱性は継続的に発生する ▪ 例えば,LinuxのTCP脆弱性は年間数十件発見される 47 36 20 17 +α 12 4 3 1 4 1 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 CVEデータベース”Linux TCP Kernel”の検索件数(2024/5/14時点) 出典 h ttp s://www. cve. org/CVERe cord /Searc hRes ul ts?q u ery=Li nu x+Kern el+TCP
設計の考え方 ▪ 機能を分離する ▪ 大事なものほど奥に設置する ▪ ネットワークを分離する ▪ 直接通信できる範囲を限定する 手前 奥側 攻撃元 LB Webサーバ DBサーバ
なぜリスクが低いのか? ロードバランサー(LB)の背後にWebサーバを配置した場合 攻撃元と直接 TCPコネクション/ TLSセッション を確立するのはLB WAFの アタッチも容易 (レイヤ7まで 対応できる) TCPコネクション/ TLSセッション Webサーバと TCPコネクション/ TLSセッション を確立するのはLB TLS,TCP,IPレイヤー の脆弱性があっても 影響を受けにくい TCPコネクション/ TLSセッション マネージドなロードバランサ (AWS Application LoadBalancer, Azure LoadBalancerなど) 攻撃元 Webサーバ 脆弱性が発見されても パッチ適用まで時間稼ぎできる (EC2インスタンス, Azure VMなど)
でも,お高いんでしょう? ▪ 情報漏えいの場合 (機密性の侵害) 情報漏えい事案1件当たりの平均想定損害賠償額は 6億3,767万円 出典:https ://www.jnsa.o rg/result/incident/data/201 8incident_survey_sokuho u.pdf ▪ サービス停止の場合 (可用性の侵害) サービスが利用できなかった場合の損失額 例:月商300万円のECサイトが1日停止→売上の逸失10万円
まとめ 脆弱性の影響を軽減するには・・・ ▪ 機能を分離する ▪ 大事なものほど奥に設置する ▪ ネットワークを分離する ▪ 直接通信できる範囲を限定する
おしまい