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September 03, 25
スライド概要
Kiroは設計プロセスの七割を担うものであり、計画立てにはAIの活用が不可欠であることを説明しています。しかし、AIが作成した計画をそのまま受け入れるのではなく、ユーザー自身が責任を持ちつつ改善点を見つけることが重要です。また、実装の過程では、PoCを作成し、実際に触ることで理解を深めることが推奨されます。最終的には、Kiroの機能を最大限に活用しながら、効率的な開発を目指します。
Software engineer at Mercari. Devin Expert
Kiroは設計が七割 Kuu (Kume Fumiya) / Kiro Meetup Japan #1 1
⾃⼰紹介/Kuu ● 株式会社メルカリ/Software Engineer ○ AI Task Force/AI推進担当 ○ AI活⽤ロードマップ作成 ○ 技術情報AI Agent開発(Cursor like) ● コミュニティ周り/Devin Expert ○ In coming event ■ MCP Meetup Tokyo ■ メルカリでのAI Agentの現在地を⼤公開っ ● 趣味 ○ 海外旅⾏ ○ 英会話 2
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伏線回収 ● Kiroは設計が7割 ● 7という数字がどこから来たのか... ○ 適当...? ○ ラッキーナンバー...? ○ ⼈の名前...? 4
皆さんは、Kiroで計画⽴ててもらいますよね? Kiroにやりたいことを伝えていい感じに設計 ● Requirements ● Design ● Tasks 5
Kiroの作った設計をそのまま受け⼊れてはないよね? ● AIが計画を⽴ててくれる ○ しかし、責任をとるのは、あなたですよね? ● コードを書くのは⼀瞬、メンテナンスは(多分)⼀⽣ ○ ⽣産性 != 早く実装を終える ● AIを信⽤はするけど、信頼はしない 6
実際に、Kiroに計画を作らせてみる Codexを例に、⾒ていきましょう! 7
実際に、Kiroに計画を作らせてみる 8
実際に、Kiroに計画を作らせてみる 完璧な結果を最初から出すと信頼しない 9
Kiroの⽴てた計画に対して、⽂句⾔ってみましょう! 英語無理なので、⽇本語で計画を⽴てさせたり 10
Kiroの⽇本語化だけなら、これでいいかな... 11
Kiroの⽴てた計画に対して、⽂句⾔ってみましょう! 12
Kiroの⽴てた計画に対して、⽂句⾔ってみましょう! 13
Kiroに⾃⼰反省してもらいましょう! 14
Kiroに⾃⼰反省してもらいましょう! 15
⼤事な学び ● Kiroの⽴てた計画をそのまま受け⼊れない ● 改善してほしい点があったら、指摘する ● Kiro⾃⾝に改善点を⾒つけてもらう 16
戦略的Kiro活⽤法 そもそも、Kiroを最初から使わない 17
まずは、Cursor/Codex/Claude Codeを⽤意します ● Kiroは確実な開発がしやすいが、実装速度では慎重になりやすい ● いわゆる Vibe Codingに近いもの ● Gitがあるので、気軽に書き捨てができる ○ AIが書いたものなので、迷いなく消せる ○ 実際は、別branchに保持しとく 18
PoCを作りつつ、理想系を機能⾯で追い求めてみる ● 実装したいものをサクッと実装してもらう ○ 実際に開発できるのかな? どんな構成がいいのかな? ○ 技術負債や拡張性を考慮できてるのかな🤔 ○ コードの綺麗さとかは気にしない ● UXとか、ドッグフーディングしつつ改善してみる ● 最後に、現在の変更をPromptに書き出させてみる 19
ついに、Kiroの出番です ● Kiroが計画を⽴てる時に、⽣成してもらったPromptを渡す ● 何がいいのか ○ Kiroのクレジットを無駄に消費しなくてもいい ○ ⼈間は、何を作りたいのか、エッジケースなどを気づけない 20
Kuu的Kiro活⽤法 1. PoCを雑に作って、触れるモックを作る a. 実際に触らないと、わからないこともある 2. PoCを元に、仕様書を磨き込む a. Kiroよりrapidに改善サイクルを回せる 3. Kiroに対して、作った仕様を渡す 4. KiroのCreditを節約しつつ、実装ができる 21
ご静聴ありがとうございました! 22