令和8年度改定 救急患者連携搬送料の見直し|3つの柱を図解

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July 02, 26

スライド概要

令和8年度診療報酬改定で見直された救急患者連携搬送料を図解で解説。搬送側の評価引き上げ(1,800→2,400点)、受入側の評価新設(連携搬送料2)、30分超の長時間加算(+700点)という3つの柱と施設基準を、わかりやすく整理しました。

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令和8年度改定|救急患者連携搬送料の見直し3つのポイントを解説
https://www.daitoku0110.news/p/emergency-transport-fee-revision-2026

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病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用

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各ページのテキスト
1.

令和8年度診療報酬改定の要点:救急患者連携搬送料の見直し 高次救急の負担軽減と地域連携を加速する3つの柱 1. 搬送側評価の引き上げ・拡大(連携搬送料1) 2. 受入側評価の新設(連携搬送料2) 3. 長時間搬送加算の新設(30分超)

2.

高次救急医療機関の施度図 患者の集中による負担増 高次救急医療機関 重症患者 地域医療機関 地域医療機関 地域医療機関 地域医療機関 【制度のねらい】高次救急医療機関の受入余力の確保。専門的でない入院医療で対応できる患者を早期に転院搬送し、重症患者の救命に注力する。

3.

【第1の柱】搬送する側の評価引き上げ 「救急患者連携搬送料1」の再編。医師同乗時の点数引き上げ(入院前患者)と、救急自動車以外・同乗なし搬送の新規評価。 【第2の柱】搬送先の受入評価の新設 *NEW* 「救急患者連携搬送料2」の新設。搬送側だけでなく、患者を受け入れて入院させた受入側医療機関も直接的に評価。 【第3の柱】長時間搬送の加算新設 *NEW* 30分を超える長時間の転院搬送に対する「長時間加算」の新設(医師等同乗が条件)。

4.

【救急患者連携搬送料1】 搬送側(高次救急) 【長時間加算】(30分超) 【救急患者連携搬送料2】 受入側(地域医療機関) 従来の「搬送側のみ」の評価から、地域全体での「双方向の連携・受入」を評価する構造へシフト。

5.

搬送側(連携搬送料1)の評価構造:早期搬送への強力なインセンティブ 入院前の患者 入院初日 入院2日目 入院3日目 【1のイ】医師・看護師・救急救命士が同乗する場合 2,400点(現行1,800点から600点UP) 1,200点(変更なし) 800点(変更なし) 600点(変更なし) 【1のロ】その他の場合(救急自動車以外・同乗なし)*新設* 1,000点 500点 350点 200点 「1のロ」算定には、搬送手段についての事前の調整が必須。

6.

受入側(連携搬送料2)の算定ロジック:積極的な「迎え」を高く評価 搬送された患者を入院させた(入院初日に限る) 受入側の医師等が同乗して、患者を迎えに行ったか? Yes(積極的受入) 受入側の医師等が同乗 【2のイ】800点 算定 No(通常受入) 搬送されてきた患者を受け入れたのみ 【2のロ】200点 算定 受入側の医療機関が自らスタッフを派遣し「迎えに行く」ことで、通常の受入の4倍の点数が算定可能。

7.

長時間加算の新設:遠隔地への搬送ハードルを下げる 30分超 +700点 搬送時間が30分を超えていること 医師・看護師・救急救命士の同乗が必須 搬送側の「1のイ」または受入側の「2のイ」を算定する場合のみ対象(同乗なしの「1のロ」や「2のロ」は対象外)。

8.

施設基準の比較:明確に切り分けられた役割分担 搬送側 - 連携搬送料1 高次救急としての実績とバックアップ体制 救急搬送について相当の実績を有すること 連携先とあらかじめ転院体制を協議していること 搬送先から診療情報の提供を受けられる体制 搬送後の病状急変に備えた緊急診療提供体制 受入側 - 連携搬送料2 地域の受入皿としての適格性(※除外要件が鍵) 特定機能病院ではない 救命救急センターを有する医療機関ではない 急性期総合体制加算を届け出た医療機関ではない 連携先とあらかじめ転院体制を協議していること

9.

新たな救急搬送エコシステムの実現 【早期搬送】搬送側が軽症・初期対応後患者を早期に転院搬送(手厚い評価でインセンティブ強化)。 【円滑な受入】地域医療機関が患者をスムーズに受け入れ、あるいは自ら迎えに行く(新規評価による受入促進)。 【病床確保】高次救急医療機関のベッドとリソースに余力が生まれる。 【重症患者の救命】新たに運ばれてくる重篤な救急患者の受入・治療に専念できる。 令和8年度改定は、転院搬送を「搬送側の片道負担」から「地域全体の共同連携」へと転換させ、真に重症な患者の命を救うための持続可能なサイクルを構築します。