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May 03, 26
スライド概要
令和8年度診療報酬改定で連携型機能強化型在宅療養支援診療所が2区分化。新設の区分イ(自院医師による月4回以上の連続24時間往診体制)と区分ロの要件、ICT代替措置、区分選択フローまでを経営層向けに解説します。
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【令和8年度改定】連携型機能強化型在支診が2区分へ|要件を徹底解説
https://www.daitoku0110.news/p/cooperative-zaishishin-revision-2026
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https://notebooklm.google.com/notebook/bea2d5b7-ff21-463d-8c8c-ec15f61e51e2
病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用
令和8年度診療報酬改定: 連携型機能強化型在支診の 2区分化と実務対応 【経営層向けエグゼクティブ・ブリーフ】 自院の24時間体制に応じた新評価基準 (区分イ・区分口)の要件解説と、最適な 区分選択のための戦略ガイド。
連携先への依存から、自院完結体制の評価強化へ 地域医療を自ら支える医療機関を高く評価。 自ら実際に医療提供体制を確保している時間 に応じて評価を見直す方針へ転換。 「連携先に大きく依存」 「自院単独で24時間対応」 これまでの「連携体制さえあれば一律評価」から、 「自院の実働時間に応じた評価」へと制度設計が根本的に変わります。
施設基準の単一評価から「2つの区分」への再編 令和8年度改定により、現行的施設基準は完全に2つに分割されます。 自院の体制見直しと、どちらの区分で届出を行うかの選択が急務となります。 現行:連携型機能強化型 在支診(単一基準) 区分イ(新設):自院での 24時間体制を評価 区分口:従来の連携体制による 24時間体制
両区分に共通して求められる24時間対応の基礎要件 どちらの区分を選択す る場合でも、この2点は 引き続き必須要件とし て機能します。 区分イ 区分口 患家の求めに応じた24時間往診体制の確保 往診担当医の氏名・担当日等の文書提供(患家への事前提示)
区分イ:自院完結力を高く評価する厳格な新基準 月4回 以上 自院の医師による連続する24時間の往診体制等を 月に4回以上確保すること。 ■ 平時から訪問診療等を行う自院の医師が対応することが原則。 ■ 連携先への丸投げは不可。自院単独での実働が求められる。
「自院の医師」として認められるための条件定義 A 平時から訪問診療等を行う医師 または B 当該保険医療機関 からの往診経験を 10回以上有する + C 往診担当日の前日 またはそれ以前に 診療録を閲覧できる + D 必要に応じて 診療方針を 訪問診療医と 共有できる 自院の医師 として認定 外部医師を活用して区分イを満たす場合、情報連携システム(電子カルテの事前共有など)の整備が必須となります。
区分口:連携体制を維持するスタンダード基準 在宅支援連携体制を構成する他の保 険医療機関と協力し、24時間往診が 可能な体制を確保すること。 区分イとの最大の違い • 自院単独での「月4回以上の連続24時間 往診体制」は要件とならない。 • 従来の連携体制ベースでの運用を継続 する施設向けの区分。
区分イ・区分口の要件比較マトリクス 区分イ 区分口 評価の趣旨 自院完結体制の評価強化 連携体制による地域カバー 24時間連続 往診要件 自院医師により月4回以上必須 規定なし(連携でカバー可) 「自院の医師」 の定義 平時の訪問診療医、または往診 10回以上等の厳格な要件あり 該当なし 共通要件 24時間往診体制の確保、担当医氏名・担当日等の文書提供
医療資源の少ない地域におけるICT代替措置 対象地域:別表第6の2に掲げる地域(医療資源の少ない地域)の診療所 代替措置:医師の直接往診に代わり、患者のそばにいる看護師等と 「情報通信機器(ICT)」を用いた24時間診療体制での代替が認められる。 適用範囲:この代替規定は、区分イ・区分口の両方に適用されます。
自院の体制に基づく区分選択フローチャート 自院の24時間往診体制の実態を確認 No 平時から訪問診療を行う医師 (または要件を満たす代診医)を確保できるか? Yes No その医師により「月4回以上」の 連続24時間往診体制を組めるか? Yes 区分口での届出を準備 区分イの取得を目指す
スムーズな制度移行に向けた3つの実務アクション Action 1:【シフト点検】 自院医師の実働状況の把握。 月4回の連続24時間体制が現実的にクリア可能か、直 近の勤務実績からシミュレーションを行う。 Action 2:【システム整備】 (※経験10回以上の医師を含める場合) 外部の往診担当医が前日までに電子カルテ等を閲覧・ 共有できるIT・運用体制を構築する。 Action 3:【届出準備】 シミュレーション結果に基づき、適切な区分(イ または口)を経営決定し、管轄の厚生局への届出書 類の準備を進める。