【令和8年度改定】入院時食事療養の見直し|嚥下調整食の新評価と特別料金の変更点

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February 14, 26

スライド概要

令和8年度診療報酬改定における入院時食事療養の見直しを解説。嚥下調整食の特別食加算への追加、特別メニュー標準額(17円)の削除による柔軟な料金設定、行事食・ハラール食等の対象明確化の3つの変更点を、背景と算定要件とともに整理しています。
メルマガ『【令和8年度改定】入院時の食事療養が変わる|嚥下調整食の新評価と特別料金の2つの見直し』:https://www.daitoku0110.news/p/meal-therapy-revision-dysphagia-diet
チャットでの質問はこちら:https://notebooklm.google.com/notebook/fdc6bddf-f2b8-4a6a-a8ef-426363c32167

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各ページのテキスト
1.

EXECUTIVE BRIEFING 令和8年度診療報酬改定: 入院時食事療養の進化 嚥下調整食の新評価と特別料金の 特別料金の見直しによる 「質の向上」と「多様性への対応」 対象:病院経営者・栄養管理部門・医療事務責任者

2.

本改定の3つの柱 嚥下調整食の評価 特別食加算の対象に新たに追加。 摂食・嚥下機能低下へのケアを評価。 特別の料金の標準額撤廃 1食17円の標準額を削除。 医療機関が社会的に妥当な額を 柔軟に設定可能に。 対象の明確化 行事食や宗教配慮食(ハラール等)も 特別料金の対象として明文化。

3.

改定の背景:コストと質のギャップ解消 現在の課題 ● 物価高騰(食材・人件費) により17円標準額が形骸化 ● 嚥下調整食は高コストだが、 評価(加算)の対象外 制度の見直し (Reiwa 8) 目指す姿 「食事療養の質の向上」 「食事療養の質の向上」 + 「多様なニーズへの対応」 実勢コストに見合った評価体系へ移行

4.

嚥下調整食:治療食としての新たな位置づけ 従来(~令和6年度) 特別食加算 腎臓食 糖尿病食 肝臓食 嚥下 調整食 疾病治療の直接手段のみ評価。 嚥下食は対象外。 改定後(令和8年度~) 特別食加算 腎臓食 嚥下 調整食 糖尿病食 「摂食・嚥下機能の低下への対応」 として新たに評価。

5.

現場の負担:食材費の乖離 +76円/日 食材費の差額 普通食 嚥下調整食 これまで医療機関が持ち出しで負担していた コスト構造。 適切な評価により、持続可能な提供体制へ。

6.

エビデンス:適切な食事提供によるADL改善 見た目の改善・適切な栄養量の確保 摂取量の増加 エネルギー:+273.8 kcal/日 たんぱく質:+12.4 g/日 臨床アウトカムの改善 ADL(日常生活動作)の向上

7.

算定要件のポイント 対象患者 摂食機能または嚥下 機能が低下した患者 医師の指示 医師の発行する 食事箋に基づくこと 提供内容 適切な栄養量および 内容を有する嚥下 調整食の提供 ※従来の「疾病治療」とは異なる、「機能低下への対応」という新しい区分として整理。

8.

特別メニュー料金の自由化 標準額 17円 社会的に 妥当な額 医療機関がコストに基づき柔軟に設定 食材費・人件費の高騰により限界を迎えていた一律価格からの脱却。 特別メニュー提供にかかる実費の適正な転嫁が可能に。

9.

対象拡大:行事食と宗教配慮食 行事食 季節のイベントや祝い事の食事 宗教配慮食 ハラール食など、 宗教上の制約に対応した食事 「患者の自由な選択と同意」に基づき、特別の料金として算定可能

10.

Precision Care & Warmth 収益機会の適正化 これまでの「持ち出し」提供の現状 行事食の提供 有償 約80% Noto Sans JP Regular 追加料金なしで提供 Noto Serif JP 宗教配慮食の提供 約20~30% その他/未提供 追加料金なしで提供 Noto Serif JP 本改定により、これらのサービスを正当な収益機会に変え、 持続可能なサービス提供が可能になります。 Noto Serif JP

11.

改定による価値の再定義 患者にとっての価値 (Value) ● 質の高い嚥下調整食による 栄養改善 ● 個人の価値観(宗教・文化) の尊重 ● 多様な食事の選択肢 病院にとっての価値 (Sustainability) ● 高コストな嚥下食に対する 適正な評価(加算) ● インフレコストを反映できる 価格設定権 ● サービス提供の正当な対価回収

12.

結論:患者中心の食事療養へ 個々の機能と価値観を尊重した医療の提供へ 令和8年度改定は単なる価格改定ではありません。 「質の向上」と「持続可能性」を両立させるための構造改革です。