5-5 抗リウマチ薬

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November 08, 23

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「くすりのことをわかりやく、基本から臨床まで」 をモットーに、初学者向けの薬情報をまとめています。 資料は、薬剤師が作成しています

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各ページのテキスト
1.

5-5 抗リウマチ薬 抗リウマチ薬の種類と作用機序

2.

関節リウマチの概要 以前は対症療法薬のみ 遺伝的要因 環境要因 抗原提示細胞 炎症の活性化 滑膜細胞の増殖 破骨細胞の分化・増殖 自分を攻撃 抗原提示 “うそ” →T細胞を活性化 IL-6 抗炎症薬 炎症 軟骨 破壊 IL-1 破骨細胞 TNF-α 骨破壊 炎症性 サイトカイン 自己免疫機序によって起こり、 関節破壊 慢性的な関節炎が主病変である 滑膜の炎症 軟骨・骨の破壊 関節破壊 ※薬物療法が中心. 早期に DMARDs を開始し、関節破壊の進行を食い止めることが重要

3.

抗リウマチ薬の概要 遺伝的要因 環境要因 抗原提示細胞 疾患修飾性抗リウマチ薬 (DMARDs) disease-modifying antirheumatic drugs ステロイド NSAIDs 炎症の活性化 滑膜細胞の増殖 破骨細胞の分化・増殖 “疾患修飾” 疾患の再発率を抑制 したり、進行を遅ら せる アバタセプト IL-6 自分を攻撃 抗原提示 “うそ”→活性化 従来型抗リウマチ薬 (csDMARD) 免疫抑制薬 メトトレキサート (MTX) 免疫調整薬 金製剤 ブシラミン サラゾスルファピリジン 炎症 軟骨 破壊 IL-1 破骨細胞 TNF-α 骨破壊 炎症性 サイトカイン 生物学的製剤 (bDMARD) 分子標的薬 (tsDMARD) 抗 TNF 抗体 JAK 阻害薬 抗 IL-6 抗体 関節破壊 合成型(sDMARD)synthetic 従来型抗リウマチ薬(csDMARD)conventional synthetic 分子標的薬(tsDMARD)targeted synthetic 生物学的製剤(bDMARD)biological

4.

抗リウマチ薬の有害事象 関節リウマチ 自己免疫 疾患 抗リウマチ薬 免疫抑制作用 抗リウマチ薬の有害事象 感染症 感染の兆候 潜伏感染の再活性化 日和見感染 ・B 型・C型肝炎ウイルス 重篤化 ・結核 ・水痘 ・帯状疱疹 発熱、のどの痛み、感冒様症状、倦怠感

5.

一般名 メトトレキサート 先発名 リウマトレックス カ 抗リウマチ薬 主な作用機序 関節リウマチ治療の中心的薬剤 GE メトジェクト 皮下注 患者さん向け説明: 異常な免疫機能を抑えて、関節の炎症 や痛みをしずめる薬です • 葉酸代謝の核酸合成を阻害して、異常な免疫を抑制する 主な適応症、用法・用量等 観察項目 注意すべき 副作用 関節リウマチ:6 mg/週を1回又は2~3分服 【疾患】疾患活動性評価(DAS28等), 日常生活の支障 バイタル, 呼吸音, チアノーゼ 間質性肺炎*‥ * 非常に稀だが、起 こると重篤な副作用 咳, 発熱, 息苦しい, 口内炎, 体がだるい 血液障害* ‥寒気, 高熱, 喉が痛い, 手足にあざができる, 易出血, 口内炎 皮膚症状‥皮疹, 発疹, かゆみ, 脱毛 腎障害‥尿がでにくい, むくむ, 疲れる, 血尿がでる 服薬時注意 1週間のうち、決められた日に服用してください(服用方法理解度確認!) 禁 本剤重篤な過敏症歴, 肝障害, 腎障害, 胸水・腹水等がある

7.

臨床で遭遇すること 成分は全く同じだが 保険適応が違う薬 メトトレキサート メソトレキセート® 錠剤 主な適応症、用法・用量等 注射 MTX 製剤は 2種類に大別できる リウマトレックス® 主な適応症、用法・用量等 カプセル 急性白血病 関節リウマチ →1日 5~10mg を、1週間に3~6回 →1週間あたり 6mg を、1回又は 2〜3回に分けて分服 用量は全く違う! 保険診療 なぜ? 医薬品は、「適応症」が指定されている 「何の病気に薬を使う」か決められているので、 それ以外(適応外)の病気の治療には使えない。 リウマトレックスは、白血病治療には使えない!

8.

抗リウマチ薬の概要 遺伝的要因 環境要因 抗原提示細胞 疾患修飾性抗リウマチ薬 (DMARDs) disease-modifying antirheumatic drugs ステロイド NSAIDs 炎症の活性化 滑膜細胞の増殖 破骨細胞の分化・増殖 “疾患修飾” 疾患の再発率を抑制 したり、進行を遅ら せる アバタセプト IL-6 自分を攻撃 抗原提示 “うそ”→活性化 従来型抗リウマチ薬 (csDMARD) 免疫抑制薬 メトトレキサート (MTX) 免疫調整薬 金製剤 ブシラミン サラゾスルファピリジン 炎症 軟骨 破壊 IL-1 破骨細胞 TNF-α 骨破壊 炎症性 サイトカイン 生物学的製剤 (bDMARD) 分子標的薬 (tsDMARD) 抗 TNF 抗体 JAK 阻害薬 抗 IL-6 抗体 関節破壊 従来型抗リウマチ薬(csDMARD)conventional synthetic 生物学的製剤(bDMARD)biological 分子標的薬(tsDMARD)targeted synthetic MTX 無効例や効果不十分例では、 bDMARD JAK 阻害薬 抗リウマチ作用が強く 骨破壊進行を抑制

9.

抗リウマチ薬の概要 抗原提示細胞 遺伝的要因 環境要因 生物学的製剤(bDMARD) 抗 IL-6 抗体 炎症の活性化 滑膜細胞の増殖 破骨細胞の分化・増殖 抗原提示 トシリズマブ 抗 TNF 抗体 IL-6 活性化 インフリキシマブ エタネルセプト アダリムマブ ゴリムマブ IL-1 TNF-α T細胞活性化を抑制 アバタセプト 抗体薬の有害事象 アレルギー 炎症性 サイトカイン 炎症性 サイトカイン 抗リウマチ薬の有害事象 感染症 疾患修飾性抗リウマチ薬 (DMARDs) disease-modifying antirheumatic drugs “炎症を起こせ“ 情報伝達 分子標的薬(tsDMARD) JAK 阻害薬 トファシチニブ

10.

一般名 トシリズマブ 先発名 アクテムラ 点滴静注 関節リウマチ治療薬 主な作用機序 *根治ではない →やめると、増悪する 皮下注 患者さん向け説明: 抗炎症作用や強力な骨破壊抑制作用により、 関節リウマチに伴う痛みや腫れを改善し、 骨破壊の進行をとめる薬です • 炎症を引き起こす IL-6 の働きを抑え、関節リウマチの進行を抑 える.骨破壊の進行阻止も可能. 主な適応症、用法・用量等 観察項目 注意すべき 副作用 関節リウマチ: 1回162mg を2週間隔で皮下注, 等 1回8mg/kg を4週間隔で点滴静注 【疾患】疾患活動性評価(DAS28等), 日常生活の支障 バイタル, 呼吸音, チアノーゼ 間質性肺炎*‥ 咳, 発熱, 息苦しい, 口内炎, 体がだるい 血液障害* ‥寒気, 高熱, 喉が痛い, 手足にあざができる, 易出血, 口内炎 感染症‥風邪のような症状, 体がだるい 注射部位反応‥皮膚の赤み, 発赤, 痛み, 痒み ※注射部位を毎回変える 禁 重篤な感染症, 活動性結核, 本剤過敏症歴