【For Engineer】Organization Deck

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January 12, 24

スライド概要

アクセルマークが組織として大事にしていることをお伝えしたく『Organization deck』を作成しました。

開発組織として、どんな要素を大事にしているのか、なぜそれが生まれたのか、そして具体的にどのようなことを実施しているのか、知っていただく機会になりましたら嬉しく思います。

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各ページのテキスト
1.

Organization Deck

2.

本資料をご覧いただいている皆さまへ About Organization Book 本資料はアクセルマークが組織として⼤事にしていることを アウトプットすることを⽬的にした「Organization Book」と呼ばれる資料です。 このような資料を作成している企業は多くないかと思いますが、 私たちは組織における価値観をとても重要視しているため、あえて作成することにしました。 本資料で触れられている「⼼理的安全性」については⾊々な解釈をされることが多く、 本来、⼼理的安全性は「⼿段」であるはずが「⽬的」化されていることがあります。 私たちは⼼理的安全性が⽬的ではなく、 「最善の事業成⻑や組織成⻑を鑑みた時の⼿段」として⼼理的安全性を使⽤しています。 あくまで、事業成⻑と組織成⻑を追求した結果論として⼼理的安全性をベースにした組織ができたこと、 また、この組織ができた背景や、どんな要素を⼤事にしているのか、 そして、具体的にどんなことを実施しているのかを知っていただく機会になりましたら嬉しく思います。 © AXELMARK INC. 2

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最初にアクセルマークが組織として 特に⼤切にしていることをお伝えします。 © AXELMARK INC. 3

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「⼼理的安全性」をベースにしたボトムアップ型組織の構築 「⼼理的安全性」とは、組織で誰に対しても⾃分の意⾒や気持ちを安⼼して表現できる状態 © AXELMARK INC. 4

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⼼理的安全性について 下記の内容に当てはまれば、⼼理的安全性のある組織でしょうか︖ なんでも⾔える 安⼼して働ける © AXELMARK INC. 否定されない 感情を⼤切に してもらえる 不安がない あなたはあなたの ままでいいと 肯定される 5

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⼼理的安全性について 下記の内容に当てはまれば、⼼理的安全性のある組織でしょうか︖ なんでも⾔える 否定されない 不安がない ⼼理的安全性は誤解されている 安⼼して働ける © AXELMARK INC. 感情を⼤切に してもらえる あなたはあなたの ままでいいと 肯定される 6

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⼼理的安全性をベースにしたボトムアップ組織 この組織ができた背景や、どんな要素を⼤事にしているのか、 具体的にどんなことを実施しているのかを説明します WHY なぜ © AXELMARK INC. HOW WHAT どのように 何を 7

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⼼理的安全性をベースにしたボトムアップ組織 WHY なぜ⼼理的安全性にたどり着いたのか︖ アウトプットの 質の向上 © AXELMARK INC. ⽬的ではなく 結果論 8

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⼼理的安全性をベースにしたボトムアップ組織 WHY なぜ⼼理的安全性にたどり着いたのか︖ トップダウンよりも ボトムアップの⽅が、 アウトプットの質が 2倍以上⾼いことを 体感 © AXELMARK INC. ⼼理的安全性は 「⽬的」ではなく 「結果論」 9

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ボトムアップの⽅がアウトプットの質が2倍以上⾼い ただ、継続的にトップダウンでゴールやプロセスを設計することは、組織の成⻑に繋がっていないと感じていた。 そんな中、あるプロジェクトのゴールまでのプロセスをメンバーに設計してもらうことにした。 © AXELMARK INC. トップダウン ボトムアップ 現 在 CTO 兼 事 業 責 任 者 の 佐 野 は 約 10 その結果、⾃分が思い描いていたゴ 年前の新卒でアクセルマークに⼊社 ールよりも遠い地点まで辿り着くこ し、メンバーとして順調に経験を積 とができた。メンバーに裁量を渡し んでいた。リーダーとなった3年⽬以 てボトムアップの⼿法を試してみる 降は、これまでの経験を元に、どの と、⾃分が思いつかなかったような ような業務であっても「正解(成功) アプローチもあり、当初想定してい パターン」を想像することができ、 た2倍以上の成果を上げることができ あらゆる業務に適⽤していた。 たことがあった。 10

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⼼理的安全性は 「⽬的」ではなく「結果論」 アクセルマークは「⼼理的安全性」がトレンドになり始めたほぼ同時期 に、トップダウンからボトムアップに変⾰するにあたり、「ボトムアップ で成果を上げることができる環境」を念頭にカルチャー構築をしていまし た。その結果として、今のアクセルマークのエンジニアチームのカルチャ ーが⽣まれています。 Googleが提唱した組織の考え⽅で、「Googleが取り組んでいるから」 という理由でGoogleの真似をするIT企業も増えています。 ただ、⼼理的安全性を「⽬的」にすると、本来の⼼理的安全性を導⼊す ることによる価値の最⼤化は難しいです。なぜなら、何事も「背景」や 「⽬的」が重要であり、⼼理的安全性を築くことの「⽬的」がないまま導 ⼊をしても価値の最⼤化は難しいからです。 © AXELMARK INC. 11

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⼼理的安全性をベースにしたボトムアップ組織 この組織ができた背景や、どんな要素を⼤事にしているのか、 具体的にどんなことを実施しているのかを説明します WHY なぜ © AXELMARK INC. HOW WHAT どのように 何を 12

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⼼理的安全性をベースにしたボトムアップ組織 相互理解 WHAT 相⼿/組織視点 情報の透明性 ⼼理的安全性の要素 アクセルマークの⼼理的安全性の「要素」 異なる価値観の受容 対話組織 弱さを⾒せる © AXELMARK INC. 13

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⼼理的安全性をベースにしたボトムアップ組織 この組織ができた背景や、どんな要素を⼤事にしているのか、 具体的にどんなことを実施しているのかを説明します WHY なぜ © AXELMARK INC. HOW WHAT どのように 何を 14

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相互理解 How 相互理解 相互理解 なぜ重要なのか︖ 相⼿の原体験や価値観を知ることによって 相⼿/組織視点 情報の透明性 相⼿の⾔動の意図がわかるため ⼼理的安全性の要素 具体的に実施していること ・半年に⼀回、全社員で部⾨ごとにキックオフ を ⾏ い 、 今 後 の 事 業 /組 織 の ⾒ 通 し を 理 解 し て も らうようにしている。 異なる価値観の受容 対話組織 ・ 案 件 ご と に 果 た す べ き 期 待 /役 割 を 定 義 し 、 プ ロジェクトメンバーが共通認識を取れるように している。 弱さを⾒せる © AXELMARK INC. 15

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情報の透明性 How 相互理解 情報の透明性 なぜ重要なのか︖ ・ポジションに関わらず、組織内で正しい 相⼿/組織視点 情報の透明性 意思決定を⾏うことができるため ・各個⼈が最⼤限に活躍できる状態を作り出すため ⼼理的安全性の要素 具体的に実施していること ・各サービスごとに部⾨全体に関わる資料、サービ スに関わる⽤語集、勤怠関連の資料など、ドキュ 異なる価値観の受容 対話組織 メントを整理している ・メンバー⾃⾝がどのような気付きがあったのかを ⽇報で共有している ・メンバーとの1on1を週⼀30分⾏い、リーダー陣 との1on1は週⼀ or 隔週で30分⾏っている。 1on1で は 業 務 /業 務 以 外 の こ と に 加 え 、 事 業 状 況 弱さを⾒せる の共有を⾏っている。 © AXELMARK INC. 16

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対話組織 How 相互理解 対話組織 なぜ重要なのか︖ ⾊々なタイプのメンバーやマネージャーが存在 相⼿/組織視点 情報の透明性 しており、それぞれ⾒えている景⾊が異なるた め、お互いが考えていることを率直に話し、会 ⼼理的安全性の要素 話を深めることが納得感の醸成につながるため 具体的に実施していること ・ リ ー ダ ー 陣 が 集 ま り 各 チ ー ム の 業 務 /個 ⼈ の 状 異なる価値観の受容 対話組織 況を雑談ベースで会話するミーティングを⾏っ ており、成功事例も失敗事例も共有している。 ・メンバーとの1on1を週⼀30分⾏い、リーダー 陣との1on1は週⼀ or 隔週で30分⾏っている。 1on1で は 業 務 /業 務 以 外 の こ と に 加 え 、 事 業 状 況の共有を⾏っている。 © AXELMARK INC. 弱さを⾒せる 17

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弱さを⾒せる How 相互理解 弱さを⾒せる なぜ重要なのか︖ ⾃分⾃⾝の「弱さを隠すこと」は、仕事をする 相⼿/組織視点 情報の透明性 上 で 「 余 分 な 労 ⼒ (コ ス ト )」 が 発 ⽣ し 、 パ フ ォ ーマンスの低下に繋がりやすいため ⼼理的安全性の要素 具体的に実施していること ・「ネガティブなことを隠さない」「本⾳ベー スで話す」ことを念頭に置いたコミュニケーシ 異なる価値観の受容 対話組織 ョンをしている ・ リ ー ダ ー 陣 が 集 ま り 各 チ ー ム の 業 務 /個 ⼈ の 状 況を雑談ベースで会話するミーティングを⾏っ ており、成功事例も失敗事例も共有している 弱さを⾒せる © AXELMARK INC. 18

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異なる価値観の受容 How 相互理解 異なる価値観の受容 なぜ重要なのか︖ マ ネ ー ジ ャ ー /メ ン バ ー 問 わ ず 、 ⾃ 分 ⾃ ⾝ + 相 ⼿ 相⼿/組織視点 情報の透明性 の 価 値 観 を 正 確 に 理 解 /受 容 す る こ と で 、 ス ム ー ズなコミュニケーションができるため ⼼理的安全性の要素 具体的に実施していること ・全社員が適性検査を⾏い、お互いの価値観を 「知る」ことに重きを置いている 異なる価値観の受容 対話組織 ・なぜそう考えたのか︖を感覚的ではなく、⾔ 語化をして共通認識を持った上で業務を進める ように意識している ・期初のタイミングで⽬標設定をする中で、数 値⽬標だけではなく、何を⼤切にして業務を取 り組みたいかを定義している © AXELMARK INC. 弱さを⾒せる 19

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相⼿/組織視点 How 相互理解 相⼿/組織視点 なぜ重要なのか︖ ボトムアップ型の組織では相⼿との信頼関係が 相⼿/組織視点 情報の透明性 とても重要になり、信頼関係を築く上で、⾃⼰ 中⼼的な視点ではなく相⼿視点を持つことが必 ⼼理的安全性の要素 要不可⽋であるため 具体的に実施していること ・半年に⼀回、全社員で部⾨ごとにキックオフ 異なる価値観の受容 対話組織 を ⾏ い 、 今 後 の 事 業 /組 織 の ⾒ 通 し を 理 解 し て もらうようにしている。 ・ 案 件 ご と に 果 た す べ き 期 待 /役 割 を 定 義 し 、 プ ロジェクトメンバーが共通認識を取れるよう にしている。 © AXELMARK INC. 弱さを⾒せる 20

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最後までご覧いただきありがとうございました。 本資料では、⼼理的安全性を重視している組織ができた背景(WHY)や、 どんな要素(WHAT)を⼤事にしているのか、具体的にどんなこと(HOW)を 実施しているのかをアウトプットさせていただきました。 私たちは「組織は⽣き物であり、変わり続けていくもの」と考えているため、 今回の内容が最終形ではなく、ベースは残しつつも事業や組織の状況に合わせて ⽇々アップデートしていくものだと思っています。 より良い組織を現メンバーと未来のメンバーになってくださる⽅々と ⼀緒に創っていけたらと思っています。 本資料に少しでも共感していただける⽅がいましたら、 ぜひアクセルマークにご応募していただけましたら幸いです。 © AXELMARK INC. 21