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May 24, 26
スライド概要
何卒よろしくお願い申し上げます。 一流のIT研修講師を目指し、日々研鑽を続けております。 本資料は外部公開用としてご提供するものです。
エンジニア勉強会 / 作問ツール特化 作問ツールのしくみと作り方 ~ 良い問題の設計 × 1枚HTMLの実装(入力→プレビュー→出力)~ 題材:うさうさ作問スタジオ(オフライン動作の単一HTMLツール) 面白きこともなき世を面白く 石黒友季子
ORIENTATION 今日のゴールと進め方 ゴール 進め方(90分) ① 設計編:良い問題とは(25分) • 「良い問題」の設計原則を説明できる • 作問ツールの仕組み(入力/プレビュー/出力)が分か ② 実装編:ツールの仕組み(30分) る • 自分でも作問ツールを設計できる ③ 演習:作問する(25分) ④ 振り返り(10分)
WHY なぜ「作問ツール」が要るのか 量産が大変 品質がブレる 再利用しにくい 研修・試験のたびに大量の問題が 必要 作る人・回ごとに難易度や形式が 揺れる 紙やバラバラの形式だと使い回せ ない ツール化=「形式を固定」して、量産・品質・再利用をまとめて解決する。
設計① 良い問題は『測る力』を設計する 何を測りたいかでレベルを分ける(うさうさ式 Lv.1/3/5) Lv.1 記憶 Lv.3 説明 用語・コマンドを思い出せるか 業務の文脈で説明できるか Lv.5 応用 トラブルを切り分け・対処でき るか
設計② 選択肢(ディストラクタ)を設計する 良いディストラクタ ダメなディストラクタ • ありがちな誤解を反映している • 明らかに違う(消去法で解ける) • 正解と同じ粒度・長さ • 長さや形式で正解がバレる • なぜ間違いか説明できる • ひっかけすぎ(実力で差がつかない)
実装 ツールの全体像:入力 → プレビュー → 出力 入力 プレビュー 出力 memo / TSV / auto で素早く書く その場で 出題画面を確認 HTML / CSV / TSV / JSON 作問スタジオの実装も、この3段で構成されています(次から中身へ)。
仕組み① プレビューは iframe で“隔離”して描く 編集画面のCSS/JSと、出題画面の見た目を混ぜない 編集側(ツールUI) 入力フォーム・ボタン・ リスト表示など プレビュー側(iframe) 受講生が見る 『出題画面そのもの』を 独立した文書で描画 → 編集UIの装飾が出題画面に漏れない。出力HTMLと同じ見た目を即確認できる。
仕組み② データ構造:書きやすい入力を“構造化”する 入力(人が書きやすい形)→ パース → 内部データ(配列/オブジェクト) memo形式 : 問題文→選択肢→正解 を行で区切って書く(parseMemo) TSV形式 : 表計算からコピペ(parseTSV / splitTabOrCsv) auto : 入力を見て形式を推定(setFmt('auto')) → パース後は1問=1オブジェクト(問題文・選択肢[]・正解・分類など)。 配列にして、出題・採点・出力すべてを同じデータから回す。
仕組み③ 1つのデータから 出題・採点・出力 出題 採点 出力 ランダム抽出・ 分類で絞り込み(pick) 選択を集計して 正誤判定(scoreData) HTML/CSV/TSV/JSON で書き出し 分類バー(setClass)で範囲を絞り、必要な問題だけ出題・出力できる。
設計の勘所 エンジニアとして外せない3点 エスケープ 問題文にHTML記号が来ても壊れない(esc) オフライン/保存 外部依存ゼロ・localStorageで作業を失わない バリデーション 正解の欠落・選択肢不足を入力時に検知
AI ACTIVATION AIで“たたき台”、人で“精査” 人が確かめる AIに任せる • 問題案・選択肢の量産 • 正解が本当に1つか • ありがちな誤答(ディストラクタ)出し • 測りたい力(Lv)に合っているか • memo/TSV形式での出力 • 事実誤認・古い情報がないか
PITFALLS 作問の典型的な落とし穴 曖昧な問題文 正解が複数 ひっかけ過多 解釈が割れ、複数正解になる 『最も適切なものを』等で限定す る 実力でなく注意力テストになる プレビューで“受験者の目”で読み直すと、これらに気づける。
演習1(15分) 1つのトピックを Lv.1/3/5 で作り分ける 好きな技術トピックを1つ選び、同じ題材で3段階の問題を作ってみよう。 Lv.1 記憶 ✎ Lv.3 説明 ✎ Lv.5 応用 ✎
演習2(10分) ディストラクタ(誤答)を設計する 演習1のLv.1問題に、正解1つ+『ありがちな誤解』の誤答3つを足す。 正解 ✎ 誤答① ✎ 誤答② ✎ 誤答③ ✎
REFLECTION 振り返り 1 今日いちばんの学び 2 自分の現場で作問ツールを使う場面 3 次に検証したい設計
今日の核 • 良い問題は『測る力』から設計する(Lv.1/3/5) • ツールは 入力→プレビュー→出力。データは1本に保つ • AIで量産、人で精査(正解の一意性・事実) お疲れさまでした。面白きこともなき世を面白く