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July 07, 26
スライド概要
[保険xアジャイルコミュニティ#114]アジャイルに関わる人は この先どう生きのこるのか より
大手SIerでの開発/運用、大規模プロジェクトマネジメントを経験した後、ミドルベンチャーでCTO、通信系事業会社でエンジニアリングマネージャー、国立大学で非常勤講師などを歴任。プロダクト開発や組織づくりに造詣が深い。 2003年からアジャイルを実践しており、社内外問わずいくつものチーム、組織の支援を行ってきた。現在は、株式会社レッドジャーニーで認定スクラムプロフェッショナルとしてDX支援、組織変革に邁進している。 日本XPユーザグループスタッフ BIT VALLEY -INSIDE-ファウンダー 保険xアジャイルコミュニティ「.insurance」オーガナイザー 人材ビジネスxアジャイルコミュニティ オーガナイザー Agile Tour Yokohama実行委員 SWise株式会社、Pluslab株式会社外部顧問 ゼロからはじめるチームプロジェクトマネジメント著者
HOST INTRODUCTION / 20 MIN アジャイルに関わる人は この先どう生きのこるの か 保険アジャイルコミュニティ #114 問いを共有し、対話の入口をつくるイントロダクション 残すもの / 変えるもの / 培うもの 2026.07.06 保険アジャイルコミュニティ #114 01
今日の20分で扱うこと 歴史の整理ではなく、「次の役割」を考えるための補助線 01 02 03 世界の変化 アジャイルの変 化 人の変化 内製・受託・クラウ ド・リモート・AI How → 価値 → 組織 → 事業システム PO / SM / アジャイ ル推進者は何を担う のか 最後にディスカッションへ 保険アジャイルコミュニティ #114 02
出発点:2001年のアジャイル宣言 ソフトウェア開発の現場から、ビジネスへ近づく運動として始まった Agile Manifesto 2001 個人と対話 プロセスやツールより 作る人が ビジネスにコミットする 動くソフトウェア 包括的な文書より 顧客との協働 変化への応答 顧客との協調 契約交渉より 変化への対応 計画遵守より ※ ここでは「海外の宣言=事業会社の内製チームにおけるビジネスコミット」という視点で捉えます。 保険アジャイルコミュニティ #114 03
日本では、別の地形に入ってきた 受託開発のビジネスモデルの上で、Howとしてのアジャイルが学ばれた 海外での根っこ 日本での入り口 事業会社内 内製エンジニア 受託開発 アウトプット中心 最初のズレ 「価値を作る」より先に 「うまく作る」が強くなる ビジネスコミット 価値への接続 保険アジャイルコミュニティ #114 現場改善 / TPS Howの学習 04
2010年代:オンプレからクラウドへ 「止めない」から、「早く直し、早く届ける」へ価値観が移る オンプレ時代 稼働率を 高める 自分たちでコントロールできる範囲 を守る発想 クラウド時 代 復旧時間を 縮める 外部インフラに頼りなが ら、ユーザー価値を止め ない発想へ DevOps / CI-CD / DORA metrics 保険アジャイルコミュニティ #114 05
この頃、スクラムは“扱いやすい形”になった How、価値、フローを結び直すロールの時代 How Flow Value Team 開発現場の改善 継続的に届ける 何を作るべきか リズムを整える Agile推進者 DevOps / CI-CD PO / PdM SM 形があるから、組織に導入しやすい。 一方で、形があるから、役割が固定化しやすい。 保険アジャイルコミュニティ #114 06
2020年前後:目線はビジネスの“内側”へ パンデミック、リモートワーク、働き方改革が、チームの接続を揺らした ビジネスの外側から、組織の内側へ Location Communication Conflict Scrum Master Rhythm Trust チーム内の調整役 / 監視役 / リズムを整える人としての期待が増える 保険アジャイルコミュニティ #114 07
2025年頃から:生成AIがボトルネックを動かす 作る・仮説を立てる・運用する、にかかるオーバーヘッドが軽くなる 仮説 言語化・比較案・市場仮説 実装 コード生成・レビュー補助 テスト 自動生成・回帰・QA支援 運用 監視・復旧・リスク検知 真の BizDevSecOps が高速に回りだす 保険アジャイルコミュニティ #114 08
速く作れるほど、別の遅さが見えてくる 次のボトルネックは「意味づけ」「意思決定」「信頼」かもしれない 速く作る力 意味づける力 信頼される力 ↑ ? ✓ 何のために、どこまで、誰と、どの責 任で進めるか ガバナンス・説明責任・継続性・ 共創の設計 生成AI・自動化・クラウド・DevOps 速度だけを増やすと、ビジネスの責任と組織や社会との接続の薄さが露呈する。 保険アジャイルコミュニティ #114 09
従来のロールは“薄く”なりはじめる PO / SM / アジャイル推進者の強みは、ビジネス全体の中で再定義が必要になる PO SM 推進者 価値創出 バックログ管理 チーム調整 リズム形成 How導入 型の展開 価値を決めるだけでは薄い 場を整えるだけでは薄い 手法を広めるだけでは薄い スピードの中で、コミュニケーションの厚みも、Howの希少性も、価値管理の権威も相対化されていく。 保険アジャイルコミュニティ #114 10
次のステージ:人がビジネスへ一段踏み込む 一社単独では賄えない世界を、複数社・複数組織で作る時代へ How推進者 価値創出役 調整役 システム再設計者 検証責任者 共創媒介者 手法ではなく、事業・組織・技術の 接続を設計する 価値を決めるのではなく、学習の循 環を設計する チーム内ではなく、組織間の関係性 を設計する 保険アジャイルコミュニティ #114 11
今日のディスカッションへの問い 答えではなく、次の自分たちの仮説を持ち帰る Q1 私たちは、古のアジャイルから何を大切に残すべきか? Q2 生成AI時代に、何を新しく培うべきか? Q3 保険業界の現場で、どの役割が最初に変わりそうか? 個人で考える 3分 → 小さく対話 10分 → 全体で共有 保険アジャイルコミュニティ #114 12
参考にした外部情報 このイントロの事実確認に用いた主要ソース Agile Manifesto / History 2001年2月、Snowbirdでのアジャイルソフトウェア開発宣言 The Scrum Guide 2020 POはプロダクト価値最大化、SMはスクラム成立への責任を持つ役割 DORA metrics GitHub Copilot research デプロイ頻度、変更リードタイム、復旧時間などのソフトウェアデリバリー指標 AI支援による開発者の生産性・体験への影響に関する公開調査 ※ 本編の年代観・解釈は、ホストの問題提起として構成しています。 保険アジャイルコミュニティ #114 13