レストレスレッグス症候群

むずむず脚症候群 レストレスレッグス症候群

ウィリスによる症状についての記録 エクボムによる症候群の概念の提唱 ウィリス・エクボム病 とも呼ばれる

夕～夜の安静時 寝ようとする頃に 生じやすい

足の不快な感覚で 足を動かしたくなる 衝動が生じる 足を動かすと 一時的に楽になる

夜にムズムズ ↓ むずむず脚症候群 抗精神病薬でムズムズ ↓ アカシジア

日本での有病率 ２～３％

睡眠中に周期的に足関節を背屈する 周期性四肢運動障害 の合併が多い

不眠を 訴えることが多い

背後側視床下部の ドパミン神経系の 機能低下が原因 Clemens et al., Neurology. 2006 PMID: 16832090

レストレスレッグス症候群は 鉄欠乏 の人に多い

チロシンをドパミン にする酵素の 補因子が鉄 ドパミン受容体を 構成する成分にも鉄

レストレスレッグス症候群は 妊婦の ５人に１人 妊娠で鉄消費が増 日本の統計では なぜか少ない

レストレスレッグス症候群は 腎機能低下に多い Miklos et al., Am J Kidney Diseases, 2005 PMID:15685518

赤血球を作るホルモン エリスロポエチンが 腎臓から出る量が減ると 肝臓に貯めた鉄が 血中に出せない

胃の切除で 鉄の吸収が落ち レストレスレッグス症候群 が生じる

むずむず脚症候群 •高齢 •女性 に比較的多い

むずむず脚症候群 •パーキンソン病 •リウマチ にも多い

原因が見当たらない 特発性むずむず脚症候群 もある

治療

薬物治療 ドパミン作動薬 プラミペキソール ビ・シフロール 0.125～0.75mg 腎排泄なので腎機能低下で要注意 ロチゴロン ニュープロパッチ 貼付剤 2.25～6.75mg

薬物治療 ガバペンチン プレガバリン クロナゼパム など

•抗精神病薬 •抗うつ薬 •抗ヒスタミン薬 などの薬が引き起こしてたら 薬の中止・変更を検討

•アルコール •ニコチン •カフェイン は悪化させるので 減らすべき

フェリチン50以下なら 鉄を補う 食事 サプリ 鉄剤