レストレスレッグス症候群[基本]むずむず脚症候群の症状から治療まで

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September 23, 26

スライド概要

レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群・ウィリス・エクボム病)の症状、病態生理、原因、治療法について解説しています。むずむず脚症候群は、夜間や就寝前、デスクワークなどの安静時に足のむずむず感やチクチク感、虫が這うような不快が生じ、足を動かさずにいられなくなる睡眠障害・感覚異常の一種です。睡眠中に足関節が背屈する周期性四肢運動障害(PLMD)の合併や、不眠症の原因となることも多くみられます。病態には視床下部のA11ドパミン神経系の機能不全が関与しており、末梢からの感覚へのブレーキが効かなくなることで足の不快シグナルが脳へ過剰に伝達されます。高齢者、鉄欠乏、女性、妊婦、胃切除後、腎機能低下などで頻度が高く、パーキンソン病に併発することもあります。治療では、アルコール、カフェイン、ニコチンの制限や誘発薬剤の見直し、鉄補充療法が行われます。薬物療法としては、ドパミン作動薬やα2δリガンドなどが用いられます。ドパミンアゴニストの長期使用によるオーグメンテーションにも注意が必要です。

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

むずむず脚症候群 レストレスレッグス症候群

2.

レストレスレッグス症候群 むずむず脚症候群 ウィリス・エクボム病 ぜんぶ 同じものだよ

3.

むずむずする、虫が這うような、チクチクするなど 足の不快な感覚で 足を動かさずにいられない 主に 強い衝動が生じる 足を動かすと 一時的に 楽になる

4.

安静時に 生じやすい 横になったり座ったりして静止しているとき 就寝前、デスクワーク、映画鑑賞中などに 症状が出現・悪化 夕~夜に 生じやすい

5.

日本での有病率 2~3% 日本神経治療学会. 神経治療学. 2024; 41(2): 163–218.

6.

睡眠中に周期的に足関節を背屈する 周期性四肢運動障害 の合併が多い

7.

不眠を 訴えることが多い

8.

要するに 夜、寝ようとすると 足がムズムズして 足を動かさずにいられず 寝付くのがつらいのが レスレッグス症候群

9.

精神診療 プラチナ マニュアル

10.

レストレスレッグス症候群の 病態生理

11.

視床下部のA11 ドパミン神経系が普段は 抹消からの痛覚・触覚の 過剰な感覚入力を 抑制する信号を出している

12.

レストレスレッグス症候群では A11 ドパミン神経系が 機能不全を起こしている Clemens S, et al. Neurology. 2006; 67(1): 125–130. Allen RP. Sleep Med Clin. 2015; 10(3): 207–214.

13.

レストレスレッグス症候群では A11 ドパミン神経系が 機能不全を起こしている 末梢からの微細な 感覚信号が抑制されずに 視床や大脳皮質へと 過剰に伝達される Clemens S, et al. Neurology. 2006; 67(1): 125–130. Allen RP. Sleep Med Clin. 2015; 10(3): 207–214.

14.

足などを動かすと 筋や関節からの感覚入力が 脊髄へ届き 不快シグナルが 一時的に遮断されて 楽になる 痒いと掻いたたり 痛いとさすったり するのに似たメカニズム

15.

要するに ドパミン神経系の 感覚のブレーキが不調で むずむず感が脳に届くから 足を動かして なんとかするのが レスレッグス症候群

16.

精神診療 プラチナ マニュアル

17.

レストレスレッグス症候群の どんな人に 多い?

18.

高齢になると ドパミン神経系の 機能低下で レストレスレッグス症候群が 増える

19.

レストレスレッグス症候群が パーキンソン病など 他のドパミン神経系の 機能不全の病気が 多い ある人も

20.

レストレスレッグス症候群は 鉄欠乏 の人に多い Slide 21

21.

チロシンをドパミンにする 酵素の補因子が鉄 ドパミン受容体を 構成する成分にも鉄

22.

男性よりも 女性の方が 月経による鉄の喪失の影響で レストレスレッグス症候群が 多い 女性で変動するエストロゲンの ドパミン神経系への影響も加わる

23.

レストレスレッグス症候群は 妊婦の 5人に1人 妊娠で鉄消費が増 日本の統計では なぜか少ない

24.

胃の切除で 鉄の吸収が落ち レストレスレッグス症候群 が生じる

25.

レストレスレッグス症候群は 腎機能低下に多い Slide 26 Miklos et al., Am J Kidney Diseases, 2005 Molnar MZ, et al. Am J Kidney Dis. 2005; 45(2): 307–315. (PMID: 15685518)

26.

赤血球を作るホルモン エリスロポエチンが 腎臓から出る量が減ると 肝臓に貯めた鉄が 血中に出せない

27.

原因が見当たらない 特発性むずむず脚症候群 もある

28.

要するに レスレッグス症候群は 鉄不足 女性 高齢 腎機能低下 などで多い

29.

精神診療 プラチナ マニュアル

30.

治療

31.

•抗精神病薬 •抗うつ薬 •抗ヒスタミン薬 などの薬が引き起こしてたら 薬の中止・変更を検討

32.

•アルコール •ニコチン •カフェイン は悪化させるので 減らすべき

33.

鉄欠乏なら 鉄を補充

34.

アルファ 2 デルタ α2δリガンド • ガバペンチン エナカルビル 商品名:レグナイト ドパミンアゴニストが効果不十分なとき例に適応 • プレガバリン 商品名:リリカ 保険適応外 日本神経治療学会.レストレスレッグス症候群診療ガイドライン2024.など

35.

ドパミン作動薬 長期・高用量使用によりドパミン受容体の ダウンレギュレーションが生じ増悪することに要注意 プラミペキソール ビ・シフロール 0.125~0.75mg 腎排泄なので腎機能低下で要注意 ロチゴロン ニュープロパッチ 貼付剤 2.25~6.75mg 日本神経治療学会.レストレスレッグス症候群診療ガイドライン2024.など

36.

要するに レスレッグス症候群の治療は •鉄補充 •薬 •生活指導