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May 06, 26
スライド概要
令和8年度診療報酬改定で新設される「医師・薬剤師の同時訪問」評価を実務目線で解説。医科「訪問診療薬剤師同時指導料」300点と調剤「訪問薬剤管理医師同時指導料」150点について、対象患者・算定要件・併算定制限を比較マトリクスで整理。在宅医療のポリファーマシー対策・残薬対策に取り組む医療機関と薬局の経営・実務担当者必見の8枚スライド。
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「医師と薬剤師の同時訪問」新設|令和8年度改定の在宅医療強化策を解説
https://www.daitoku0110.news/p/simultaneous-home-visit-2026
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https://notebooklm.google.com/notebook/23768c1d-0a6b-4d8a-b9cd-620e52d996f2
病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用
経営・実務リファレンス 令和8年度改定:医師・薬剤師「同時訪問」新設評価と実務ガイド ポリファーマシー解消に向けた医科・調剤の連携要件と算定マトリクス
在宅医療における情報の分断と「同時訪問」の必然性 【Before】 個別訪問の限界 タイムラグ ポリファーマシー 残薬の発生 【After】 同時訪問による同期 処方意図の即時共有 服薬状況のリアルタイム確認 令和8年度診療報酬改定は、別々のタイミングで行われていた訪問診療と服薬指導を「同時」に評価することで、ることで、多職種連携の実効性を引き上げることを目的としている。
令和8年度改定のハイライト:双方に新設された「同時訪問」評価 医科 点数名: 訪問診療薬剤師同時指導料 新設点数: 300点 算定頻度: 6月に1回 共通前提:通院困難な在宅患者&同意取得 調剤 点数名: 訪問薬剤管理医師同時指導料 新設点数: 150点 算定頻度: 6月に1回
医科向け要件:訪問診療薬剤師同時指導料(300点)の全容 対象患者 ・在宅時医学総合管理料を 算定している在宅療養 患者 ・通院が困難な者 ・他の医療機関/薬局で訪 問薬剤管理指導料または 居宅療養管理指導費を算 定している者 除外対象 ! 施設入居時等医学総合 管理料の対象患者は算 定不可 ! 退院日から1月以内の指 導は入院基本料に包括 される 実施要件 ・患者または家族等からの 「同意取得」 ・薬剤師との「同時訪問」 の実施 ・療養上必要な指導の提供
調剤向け要件:訪問薬剤管理医師同時指導料(150点)の全容 対象患者 ・通院が困難な在宅療養患者 ・在宅患者訪問薬剤管理指導 料(単一建物1人)算定患者 ・在宅患者緊急訪問薬剤管理 指導料(単一建物1人)算 定患者 ・居宅療養管理指導費/介護 予防居宅療養管理指導費 (単一建物1人)算定患者 併算定制限 ! 同日算定不可:在宅患者 緊急時等共同指導料 ! 同日算定不可:在宅移行 初期管理料 実施要件 ・患者または家族等からの 「同意取得」 ・訪問診療医との「同時訪問」 の実施 ・薬学的管理および指導の 提供
医科・調剤 新設点数比較マトリクス The Aligned Nexus 医科 調剤 点数名 訪問診療薬剤師同時指導料 訪問薬剤管理医師同時指導料 評価点数 300点 150点 算定上限 6月に1回 6月に1回 ベースとなる算定 在宅時医学総合管理料 在宅患者訪問薬剤管理指導料等 (単一建物1人) 主な除外対象患者 施設入居時等医学総合管理料の 対象患者 なし(要件を満たす在宅療養患者) 同日併算定制限 特記なし(退院1ヶ月以内は 入院基本料に包括) 在宅患者緊急時等共同指導料、 在宅移行初期管理料
算定を確実にするための「3つの壁」と実務要件 対象患者の壁 双方共通の「通院困 難」要件の確認。医科 は在宅時医学総合管理 料、調剤は在宅患者訪 問薬剤管理指導料等の 算定がベース。 施設入居者等(医科 側)の除外に注意。 同意取得の壁 患者または家族等から の事前の同意取得が必 須。 同意取得の事実と内容 は、必ずカルテや薬歴 に「記録」として残す こと。 併算定制限の壁 特に調剤側。緊急時等 共同指導料や在宅移行 初期管理料と同日に実 施した場合、算定が弾 かれるリスク。 事前のスケジュール整 理が必須。
診療報酬による後押し:単なる「点数」から「質の転換」へ 到達点: ポリファーマシー・残薬の解消と、 多職種連携の実効性向上 介入: 令和8年度改定「同時訪問」評価の活用 ベースライン: 医師と薬剤師の個別アプローチ 同時訪問の算定要件を正確に把握し、戦略的な訪問スケジュールを構築することは、 クリニックと薬局の経営を安定させるだけでなく、在宅医療の質を根本から引き上げる鍵となる。