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June 30, 26
スライド概要
令和8年度診療報酬改定で変わる早期リハビリテーション加算と、新設される休日リハビリテーション加算を図解で解説。起算日の「入院した日」への統一、3日以内60点・4日以降25点へのメリハリ、算定期間30日→14日への短縮、対象5リハビリ料のグループ分けまで、医療機関の運用ポイントを整理しました。
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令和8年度診療報酬改定|発症早期リハビリと休日リハビリの新評価を徹底解説
https://www.daitoku0110.news/p/early-holiday-rehabilitation-revision
病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用
2026年 令和8年度診療報酬改定 リハビリテーション運用ガイド Day 1 発症早期と休日の新評価がもたらす、365日体制へのパラダイムシフト
政策のねらい:入院直後から切れ目のないリハビリの提供 365日リハビリテーション・エンジン 課題: これまでの制度では、入院直後の集中的な介入や休日の体制整備が十分に促されていなかった。 解決策: リハビリテーションは、発症から早く始めるほど効果が高い。この臨床的原則に基づき、令和8年度改定では「早期」と「休日」の2つのレバーを操作する。 早期リハビリテーション加算の見直し (フロントローディングの強化) 休日リハビリテーション加算の新設 (365日体制の後押し) 早期介入 休日体制 早期離床・機能回復
令和8年度改定を構成する「2つの柱」 柱1: 早期リハビリテーション加算の「見直し」 ・入院直後の介入を最大化するための制度設計。 ・起算日の明確化(「入院した日」への統一)。 ・点数にメリハリをつけ、算定期間を短縮。 柱2: 休日リハビリテーション加算の「新設」 ・土日祝日も平日と同等の医療を提供する体制の評価。 ・1単位につき25点の加算を新設。 ・入院中の患者(および一定の脳卒中退院患者)が対象。
早期加算のルール変更①:起算日を「入院した日」に完全統一 (旧) 心大血管疾患等:発症等から7日目又は治療開始日 脳血管疾患等:発症、手術又は急性増悪 (新) 全料共通 入院した日 ※例外規定(転院・退院患者) ・他院からの転院:転院前の保険医療機関に入院した日を起算日とする。 ・脳血管疾患等(入院中以外):退院前の入院日を起算日とする。
早期加算のルール変更②:最初の3日間にインセンティブを集中 Rehabilitation Value Curve 加算点数(1単位につき) 60 25 0 入院した日 (Day 1) 3日目 4日目 14日目 30日目 経過日数 【改定後】1〜3日目:60点(早期集中) 4〜14日目:25点 15日目以降:算定不可(期間短縮) 現行 キー・テイクアウェイ:入院直後3日間のリハビリテーション実施に対する強力な動機づけ。算定期間は従来の30日から14日へと半減し、「超早期」への重点化が鮮明に。
【比較表】早期リハビリテーション加算の移行マトリクス 現行(Current) 改定後(Revised) 起算日 料により異なる起点 (発症等から7日目など) 入院した日に統一 点数 一律1単位25点 3日目以内:60点 / 4日目以降:25点 算定期間 起算日から30日 入院した日から起算して14日目まで
新設・休日リハビリテーション加算:週末のケアロスをなくす 休日であっても平日と同様にリハビリを提供する体制の評価 Mon Tue Wed Thu Fri Sat Sun +25pt +25pt +25pt +25pt +25pt +25pt +25pt +25pt +25pt 土曜・日曜・祝日における実施に対し、 1単位につき25点を所定点数に加算。 【算定対象】 ・基本:入院中の患者 ・例外:一定の脳卒中退院患者 (脳血管疾患等・運動器) ※注意:早期加算(入院日から14日)とは異なり、料ごとに定められた起算日から30日目までが限度となる
休日加算の適用範囲:起算ルールによる2つのグループ分け 対象となる5つの リハビリテーション料 第1グループ(心大血管疾患リハ基準) ①心大血管疾患リハビリテーション料 ②廃用症候群リハビリテーション料 ③呼吸器リハビリテーション料 第2グループ(脳血管疾患等リハ基準) ④脳血管疾患等リハビリテーション料 ⑤運動器リハビリテーション料 これら5つの料に対し休日加算が適用されるが、グループごとに「30日間のカウント開始日(起算日)」が異なる点に留意が必要である。
【比較表】休日加算におけるグループ別・起算ルール 第1グループ(心大・廃用・呼吸器) [起算ルール]: 「発症等から7日目」又は「治療開始日」のいずれか早いものから起算。 [算定限度]:起算日から30日目まで。 発症等7日目/ 治療開始日 30日目 第2グループ(脳血管等・運動器) [起算ルール]: 「発症、手術又は急性増悪」から起算。 [算定限度]:起算日から30日目まで。 発症/手術/ 急性増悪 30日目 早期加算(入院した日から)と休日加算(発症等から)で、 院内で管理すべきカレンダー(起算日)が二重に走ることに注意。
統合的運用イメージ:改定後の「30日間ペイシェント・ジャーニー」 +25pt+25pt +25pt+25pt +25pt+25pt +25pt+25pt +25pt Maximum Value Zone 早期60点 早期25点 Day 1 Day 2 Day 3 Day 4 Day 5 Day 6 Day 7 Day 8 Day 9 Day 10 Day 11 Day 12 Day 13 Day 14 Day 15 Day 16 Day 17 Day 18 Day 19 Day 20 Day 21 Day 22 Day 23 Day 24 Day 25 Day 26 Day 27 Day 28 Day 29 Day 30 Day 1-3: 最大収益ゾーン(早期60点+土日なら休日25点) 入院直後の「超早期フロントローディング」と、土日まできななら早期60点+とと える最大収益ゾーン。土日に遡算することができます。 2 Day 4-14: 早期維持ゾーン (早期25点+土日休日25点) 3 Day 15-30: 休日ケア継続ゾーン (早期加算終了、休日25点のみ継続) 入院直後の「超早期フロントローディング」と、30日目までの「週末ケアロス防止」が完全に連動するアーキテクチャ。
医療機関に求められる運用アクション Action 1: 入院後72時間の体制構築 入院1〜3日目の60点算定を確実にするため、入院即日のアセスメントとリハビリ介入ができる人員配置の最適化。 Action 2: 365日シフトの再設計 休日加算(25点)を取りこぼさないための、土日祝日におけるセラピスト(PT/OT/ST)の勤務シフトの再構築。 Action 3: 起算日管理システムの改修 早期加算の「入院日起点」と、休日加算の「発症等起点」という異なる2つのカレンダーを同時に追跡できる電子カルテ・医事システムの運用徹底。 本改定は単なる点数変更ではなく、早期・切れ目のないリハビリ提供体制への強力な構造転換の要請である。