リーンスタートアップ実践者によるSDGs事業立ち上げ支援の取り組み

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March 12, 22

スライド概要

2022年3月12日にオンライン開催された「SDGsスタートアップセミナー ~SDGsを学んだあとのSDGs実践に向けて~」での登壇資料。
https://pmi-japan.eventos.tokyo/web/portal/426/event/4456/module/booth/113360/65955

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Agile Practitioner / CSP-SM, CSP-PO(Certified Scrum Professional) / Modern Offshore Development / Vietnam / Paris Hilton / RareJob / BOOKOFF / Classmethod, Inc.

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各ページのテキスト
1.

SDGsスタートアップセミナー 〜SDGsを学んだあとのSDGs実践に向けて〜 リーンスタートアップ実践者による SDGs事業立ち上げ支援の取り組み 2022/3/12 藤村 新

2.

自己紹介 • 藤村 新(ふじむら あらた) • @aratafuji • 46歳 • 転職多め(現在13社目) • クラスメソッド株式会社 グローバル事業部

3.

主な登壇歴 •Regional Scrum Gathering Tokyo 2015 •Agile Japan 2015 •Regional Scrum Gathering Tokyo 2016 •Scrum Fest Osaka 2019 •DevOpsDays Tokyo 2019 •DevOpsDays Taipei 2019 •XP祭り 2019 •Regional Scrum Gathering Tokyo 2020 •Developers Summit 2020 •Regional Scrum Gathering Tokyo 2021 •Scrum Fest Sapporo 2021

4.

アジャイル(Scrum, XP, DevOps)関連 主な登壇歴 •Regional Scrum Gathering Tokyo 2015 •Agile Japan 2015 •Regional Scrum Gathering Tokyo 2016 •Scrum Fest Osaka 2019 •DevOpsDays Tokyo 2019 •DevOpsDays Taipei 2019 •XP祭り 2019 •Regional Scrum Gathering Tokyo 2020 •Developers Summit 2020 •Regional Scrum Gathering Tokyo 2021 •Scrum Fest Sapporo 2021

5.

SDGsスタートアップ 研究分科会に参画した 経緯

7.

•アジャイルの知見や経験 •SDGsの知見や想い

8.

我こそ 適任者!

9.

SDGsへの想い

11.

2015年1月 カンボジア

12.

明治大学アグリサイエンスアカデミー

13.

2017年3月〜2018年6月

14.

リーンスタートアップ の取り組み事例

15.

畑作プロジェクト - 農業⽤天気アプリ PROBLEM SOLUTION 使いやすい天気予報アプリが 無い ハレ天気 ックスAPI 農業データプラットフォーム 複数の天気アプリを組み合 わせているのが⼿間 天気予報だけ⾒ていても⽔害 を防げない UNIQUE VALUE PROPOSITION UNFAIR ADVANTAGE CUSTOMER SEGMENTS PULL型(ユーザー⾃らがアプ リ起動)ではなくPUSH型(様 々な閾値を超えたタイミング メール通知)の でPUSH通知、 天気アプリ 圧倒的に使いやすいUI,UX 全国の販売農家 他社では有料機能を無料で 提供 全農・ 農協標準アプリ 毎⽇⾒るのが⼿間 EXISTING ALTERNATIVES マピオンピンポイント天気( ハレックス) ヤフー天気(気象協会、 ウェザ ーマップ) KEY METRICS CHANNELS Acquisition: アプリDL数5万 全農・ 農協 Activation: PUSH⽤閾値登 録数 AppStore Retention:PUSH通知後のア プリ起動数 HIGH-LEVEL CONCEPT EARLY ADOPTERS Googleplay 気象で何かあったら伝えます Revenue: Referral: 農家紹介数 COST STRUCTURE REVENUE STREAMS ハレ天気 ックスAPI⽉額使⽤料(500円/ユーザー) アプリ⾃体は無料(広告も無し) ミドル1) β版開発費 : 300万円(シニア1、 ファン獲得のフックになるかの検証のため収益度外視 Lean Canvas is adapted from The Business Model Canvas (BusinessModelGeneration.com) and is licensed under the Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 Un-ported License.

19.

インタビュー × 3回 •農家さん •14名 •Farmnoteアンバサダー •4名 •農業関係者 •14名

20.

SDGsスタートアップ 方法論

21.

https://www.pmi-japan.org/topics/SDGsStartup̲Survey2021̲Report.pdf

22.

https://www.pmi-japan.org/topics/SDGsStartup̲Survey2021̲Report.pdf

23.

1.リーンキャンバス 2.ロジックモデル 3.ベネフィットリスト

24.

支援団体のご紹介

25.

有限会社ウイルパワー様

26.

江川さん

27.

•循環ビジネスの価値, 社会的地位向上 •仕事に対する誇り

28.

やったこと・わかったこと・次にやること YWT

29.

やったこと・わかったこと・次にやること YWT

30.

•ワークショップ形式 •Zoom & miro •13回 •約30時間

33.

ワークショップでやったこと 1.ドメインの理解 2.ふりかえり 3.リーンキャンバス作成(PM主導) 4.ふりかえり 5.ロジックモデル作成(PM主導) 6.ふりかえり 7.リーンキャンバス作成(江川さん主導) 8.ふりかえり 9.ロジックモデル作成(江川さん主導) 10.ふりかえり

34.

ワークショップでやったこと 1.ドメインの理解 2.ふりかえり 3.リーンキャンバス作成(PM主導) 4.ふりかえり 5.ロジックモデル作成(PM主導) 6.ふりかえり 7.リーンキャンバス作成(江川さん主導) 8.ふりかえり 9.ロジックモデル作成(江川さん主導) 10.ふりかえり

35.

1. ドメインの理解 •リユース・リサイクルの基礎知識 •業界の課題 •ウイルパワー様の取り組み

36.

1. ドメインの理解 •ウイルパワー様作成のリーンキャンバス確認

37.

私が使ってる リーンキャンバス とは違う!

38.

“簡潔に書きましょう。 文章を書くよりも短い言葉で説明するほうが簡 単です。リーンキャンバスには紙面の制約が ありますから、ビジネスモデルの本質を抽出 するのに最適です。リーンキャンバスは1枚 に収まるようにしましょう。” Ash Maurya (2012). Running Lean. O'Reilly Media (アッシュ・マウリャ 角 征典(訳) (2012). Running Lean オライリー・ジャパン)

39.

デジタル化したことで 紙面の制約が失われた

40.

ワークショップでやったこと 1.ドメインの理解 2.ふりかえり 3.リーンキャンバス作成(PM主導) 4.ふりかえり 5.ロジックモデル作成(PM主導) 6.ふりかえり 7.リーンキャンバス作成(江川さん主導) 8.ふりかえり 9.ロジックモデル作成(江川さん主導) 10.ふりかえり

41.

3. リーンキャンバス作成(PM主導) •ウイルパワー様、江川さんの現在の 取り組みベースで作成

42.

ワークショップでやったこと 1.ドメインの理解 2.ふりかえり 3.リーンキャンバス作成(PM主導) 4.ふりかえり 5.ロジックモデル作成(PM主導) 6.ふりかえり 7.リーンキャンバス作成(江川さん主導) 8.ふりかえり 9.ロジックモデル作成(江川さん主導) 10.ふりかえり

43.

5. ロジックモデル作成(PM主導) •江川さんの取り組みをすべて書き出した

44.

ワークショップでやったこと 1.ドメインの理解 2.ふりかえり 3.リーンキャンバス作成(PM主導) 4.ふりかえり 5.ロジックモデル作成(PM主導) 6.ふりかえり 7.リーンキャンバス作成(江川さん主導) 8.ふりかえり 9.ロジックモデル作成(江川さん主導) 10.ふりかえり

45.

江川さんの 内面から溢れ出る 熱い想い

46.

ポイントを 絞りきれない

47.

•方針転換 •成果物作成重視から 知識移転重視へ •一つの事業に絞る

48.

ワークショップでやったこと 1.ドメインの理解 2.ふりかえり 3.リーンキャンバス作成(PM主導) 4.ふりかえり 5.ロジックモデル作成(PM主導) 6.ふりかえり 7.リーンキャンバス作成(江川さん主導) 8.ふりかえり 9.ロジックモデル作成(江川さん主導) 10.ふりかえり

49.

7. リーンキャンバス作成(江川さん主導) •最優先の事業にフォーカス •PMがフォロー、江川さん自身が作成

50.

ワークショップでやったこと 1.ドメインの理解 2.ふりかえり 3.リーンキャンバス作成(PM主導) 4.ふりかえり 5.ロジックモデル作成(PM主導) 6.ふりかえり 7.リーンキャンバス作成(江川さん主導) 8.ふりかえり 9.ロジックモデル作成(江川さん主導) 10.ふりかえり

51.

9. ロジックモデル作成(江川さん主導) •最優先の事業にフォーカス •PMがフォロー、江川さん自身が作成

52.

ワークショップでやったこと 1.ドメインの理解 2.ふりかえり 3.リーンキャンバス作成(PM主導) 4.ふりかえり 5.ロジックモデル作成(PM主導) 6.ふりかえり 7.リーンキャンバス作成(江川さん主導) 8.ふりかえり 9.ロジックモデル作成(江川さん主導) 10.ふりかえり

53.

10.ふりかえり •全体のふりかえりを実施 •江川さんからの主なフィードバック •色々と話せたのが一番良かった •雑談、横道 •強力な味方がいるという感覚 •(話すことで)考えが整理できた •人に説明しやすくなった •資料を作成しやすくなった

54.

ここまでで15分経過なら 良いペース

55.

やったこと・わかったこと・次にやること YWT

56.

•リーンスタートアップ視点の課題 •フォアキャスティングとバックキャスティング •大胆な計画の欠如 •顧客の定義 •支援視点の良かったこと •頻繁なふりかえり •実践者との対話

57.

•リーンスタートアップ視点の課題 •フォアキャスティングとバックキャスティング •大胆な計画の欠如 •顧客の定義 •支援視点の良かったこと •頻繁なふりかえり •実践者との対話

59.

私が取り組んできた リーンスタートアップは フォアキャスティングの アプローチ

60.

SDGsスタートアップは フォアキャスティングと バックキャスティングの 両方の視点でアプローチ する能力が求められる!

61.

•リーンスタートアップ視点の課題 •フォアキャスティングとバックキャスティング •大胆な計画の欠如 •顧客の定義 •支援視点の良かったこと •頻繁なふりかえり •実践者との対話

62.

“既存のものを少しずつ変えることで 目の前のニーズには完璧に応えられても、 それではグローバルな拡大は決して実現できない。 iPhoneでトイレットペーパーを注文するための 最適アプリを作ることはできるだろう。 でも、大胆な計画のない単なる反復は、 ゼロから1を生み出さない。” Peter Thiel・Blake Masters (2014). ZERO to ONE. Currency (ピーター・ティール 関 美和(訳) (2014). ゼロ・トゥ・ワン NHK出版)

63.

SDGsスタートアップにおける 大胆な計画はロジックモデル!

64.

•リーンスタートアップ視点の課題 •フォアキャスティングとバックキャスティング •大胆な計画の欠如 •顧客の定義 •支援視点の良かったこと •頻繁なふりかえり •実践者との対話

65.

リーンスタートアップのアプローチ 1.Customer/Problem Fit 2.Problem/Solution Fit 3.Solution/Product Fit 4.Product/Market Fit

66.

リーンスタートアップの 肝は顧客の課題を解決 できているか

67.

SDGsの 顧客は誰?

68.

•リーンスタートアップ視点の課題 •フォアキャスティングとバックキャスティング •大胆な計画の欠如 •顧客の定義 •支援視点の良かったこと •頻繁なふりかえり •実践者との対話

69.

頻繁なふりかえり 1.ドメインの理解 2.ふりかえり 3.リーンキャンバス作成(PM主導) 4.ふりかえり 5.ロジックモデル作成(PM主導) 6.ふりかえり 7.リーンキャンバス作成(江川さん主導) 8.ふりかえり 9.ロジックモデル作成(江川さん主導) 10.ふりかえり

70.

頻繁なふりかえり •期待値とゴールの、検査と適応

71.

•リーンスタートアップ視点の課題 •フォアキャスティングとバックキャスティング •大胆な計画の欠如 •顧客の定義 •支援視点の良かったこと •頻繁なふりかえり •実践者との対話

73.

アジャイルマニフェスト https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html

74.

アジャイルマニフェスト 支援する上で アジャイルの アプローチは 効果的だった

75.

やったこと・わかったこと・次にやること YWT

76.

プロボノとしての 関わり方が自分に とって難しかった

77.

次は本業 (ソフトウェア開発) での実践!

78.

SDGs スタートアップ 方法論への還元

79.

まとめ

80.

まとめ •やったこと •年間を通して13回、延べ30時間のワークショップを実施 •SDGsスタートアップ方法論を実践、伝達 •リーンキャンバス、ロジックモデルの作成、知識移転 •わかったこと •リーンスタートアップ視点の課題 •バックキャスティングのアプローチ •大胆な計画としてのロジックモデルの重要性 •顧客の定義 •アジャイルなアプローチはSDGs支援にもマッチする

81.

さいごに

83.

“日々のニュースを眺めて、 嘆きながら救世主が 現れるのを待つのではなく、 自分が状況を変える側になる ということ。” 瀬谷ルミ子(2015)『職業は武装解除』朝日新聞出版

84.

江川さんも状況を変える側の人

85.

私はこれからも 状況を変える側の人を 全力でフォローしたい!

86.

以上