AI中級者講座Part2:ChatGPT相棒化をやってみよう

-- Views

June 24, 26

スライド概要

「ChatGPTのセットアップは終えた。でも、結局使わなくなった」——その正体は、運用の不在です。

AI学習の最大の罠は、機能をたくさん覚えることだと勘違いすること。機能(Chat・Project・GPT・Files・Deep Research)はすべて枝葉にすぎません。幹は「コンテキストの設計と運用」です。

本スライドは、ChatGPTを一過性のツールから「回り続ける相棒」に変えるための、中級者向け実践教材です。考えるべき問いは常に3つだけ——①どこに置く?(器)②何を渡す?(中身の質)③どう続ける?(運用ループ)。
労力と価値は反転します。 多くの人は「作る」に9割の労力を注いで挫折する。でも価値の9割は「使う・整える」から生まれます。
学べること

記憶の使い分け:Memory(机の上=気まぐれ)とProject/Files(キャビネット=永続・隔離)の決定的な違い。合言葉は「Memoryに確実性を求めるな」。

演習1|自作GPTの型化:[GPT(再現性の型)]×[Files(確実性の素材)]=最強の相棒。鍵は「うまくいかない時の異常系」まで指示書に書くこと。

演習2|調査の作法:「集める(GPT=目利き)」と「固める(NotebookLM=保管庫)」を分離。会話の丸ごとコピペを卒業し、信頼できるURLだけを喰わせる。

演習3|運用ループ設計:Files・Project・GPTに「日次の入口」を加えた、明日から回せる相棒化設計書(1ページ)を作る。

結論。 相棒化は運用が生命線。「作る」より「使う・整える」を続けた人が勝ちます。

profile-image

10年の米国留学とアメリカ、インド、シンガポール、ネパールなど異文化環境で実務経験を経て、グローバルネットワークを構築。文系と理系、組織経営とIT技術、リアルとネットといった一見対極な領域を巧みに融合しながら、ゼロから複数の事業を立ち上げ、先進的なシステム構築、組織改革、資金調達を成功へ導く。さらに、震災で大きな打撃を受けた能登の復興を中核に、日本の伝統と先端技術の魅力を内外に発信しつつ、地域活性化と新たな価値創造に挑む。国内外で培った多面的な知見を基に、イノベーターとして現在も精力的に活動中。

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

(ダウンロード不可)

関連スライド

各ページのテキスト
1.

ChatGPT相棒化講座【中級編】 機能を捨てる。運用を創る。

2.

AI学習の最大の罠は、 「機能をたくさん覚えること」 と勘違いすること。

3.

相棒化の本質。機能はすべて枝葉にすぎない。 Project GPT Chat Files Deep Research コンテキストの設計と運用

4.

考えるべき問いは、常にこの3つだけ。 1. どこに置く? (器の選択) 2. 何を渡す? (中身の質) 3. どう続ける? (運用ループ)

5.

【現在地マップ】 初級:① 器に「置く」 中級:② 中身の質 と ③ 運用

6.

労力と価値の反転 労力 90% 作る 10% 使う・整える 価値 10% 作る 90% 使う・整える 「作る」に9割の力を使うから挫折する。

7.

AIに「正しく覚えてもらう」には、 記憶の使い分けが必須である。

8.

キャッシュとストレージの決定的な違い。 キャッシュ [Memory] ストレージ [Project / Files] 比喩 机の上(気まぐれ・要片付け) キャビネット(永続・隔離) 性質 確実性なし 確実な参照

9.

毎回確実に見てほしいルールを、 「Memory」に置いてはいけない。 Memory 確実性を求めるな

10.

成果を保証する方程式。 [GPT (再現性の型)] × [Files (確実性の素材)] = 最強の相棒

11.

では、この「型」と「素材」を使って、 あなたの業務専用の相棒を作ってみよう。

12.

【演習1】自作GPTを1つ作る 目標:完璧さより「動くものを1つ」完成させる。

13.

[Step 1/3] 手順①:毎月(または毎日) 繰り返している作業を1つ選ぶ。 (例:記事の構成案作成、月次レビューの壁打ち)

14.

[Step 2/3] 手順②:指示書を書く。 役割 手順 判断基準 異常系 役割 手順 判断基準 異常系

15.

[Step 3/3] 手順③:絶対に参照してほしい固定データを 「Files」に放り込む。 (例:自社の文体ルール、過去の最高傑作のデータ) Knowledge / Files

16.

つまずきポイント:指示が曖昧でズレる。 エラー時の行動を定義せよ 「うまくいかない時の異常系」まで 指示できいるか?

17.

リサーチ作業で、 AIとの会話をそのままコピペしてはいけない。

18.

リサーチは、2つのまったく別の作業である。 「集める」 「固める」

19.

ツールに役割を分担させる。 GPT = 「目利き」 広く探す・疑う NotebookLM = 「保管庫」 集めた物だけで作る

20.

【プロンプトの鉄則】 1. 出典と時点を明記しろ。 2. 無いものは「無い」と正直に言え。 3. どんな前提を置いたか明かせ。

21.

【演習2】調査して固める 会話の丸投げから卒業する。

22.

【Step 1-2】 手順①:テーマを決める。 手順②:GPTに「出典・時点付き」で調べさせる。

23.

[Step 3] 手順③:GPT自身に「いま怪しい箇所、 古い箇所」を3つ指摘させる。 ハルシネーション狩り

24.

[Step 4] 手順④:信頼できるURL「だけ」を NotebookLMに喰わせる。

25.

「作って終わり」のAIは必ず死蔵する。 運用ループを回せ。

26.

運用の3ステップ。価値は下2層で生まれる。 作る(1回) 整える(月1) 使う(毎日)

27.

「整える」とは増やすことではない。 盆栽のように「剪定(減らす)」ことだ。 古いMemory

28.

【演習3】自分の「最小構成」を設計する あなた専用の相棒化設計書(1ページ)を作る。

29.

持ち帰りワーク:枠を埋めて明日から回す。 1. Files 2. Project 3. GPT ここが運用のスタート地点 4. 日次の入口

30.

相棒化は運用が生命線。 「作る」より「使う・整える」を 続けた人が勝つ。