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December 26, 23
スライド概要
Youtubeでエアガンのカスタムなどをやってます! https://www.youtube.com/channel/UCwcQ6dM6iOsktTbaW-iW6IQ/videos
【2024年保存版】 上級者向け~ ~ 電動ガンの配線についての 考察結果 “~sqって何?” “高効率配線の定義って?” ソコを考察しました♪
概要 ■電動ガンに最適な配線の考察 ・内径、外形のジレンマ ・sqとかAWGって? ・AWGとsqのマジック ■電動ガンに使える線の種類 ・PTFE(テフロン)タイプ ・シリコンタイプ ■注意事項 ・その他
内径、外形のジレンマ 外国の表記はAWGがほとんど(たまにmm²) 電動ガンの場合、 「配線を通せる隙間」 の問題があるため、sq値やAWG値(スペック)だけを追っかけて選定し ちゃうと 「被覆外径」が大きくなりすぎてしまう 体感では、 1.8~1.9mm →細い (18,7AWG、1.0sq) 2.0~2.1mm →普通 (16,5AWG、1.25~1.5sq) 2.2~2.5mm →太い (14AWG、2.0sq) それ以上 →論外 な感じ
sqとかAWGって? 日本ではsq(スケア)表記が主で 海外ではAWG(ゲージ)の表記が主 “概ね”の換算は右図の通り 情報元:電線ケーブル販売センター 「AWG SQ 換算対応表」
AWGとsqのマジック ということらしく、表をみると 「16AWGを起点にsqに変換すると1.5sqになるのに、1.5sqをAWGに変換すると15AWGになってしまう」 ということになるらしい よって、起点換算によってはどっちに寄せて考えるかは実際の配線を見て確かめるしかない 情報元:LAPP JAPAN 「AWG⇔mm²(sq)対応表」
PTFE(テフロン)タイプ 一般的に電動ガンで使われている被覆の形式 熱に強く被膜が薄いため、便利ではあるが芯線が硬いため曲げづらいという 欠点がある 以下に電動ガンに使えて、一般的に売られている線の考察結果を示す ①内径2.0mm²(2.0sq=14AWG)の外形2.4mm →超ハイスペック太型配線 →11.1v40c以上での使用 →4万回転以上のハイスペックモーター ④ →フルオート運用を前提としたDSGハイサイクルカスタム用 ② ① ②内径1.5mm²(1.65sq=15AWG)の外形2.0mm →ハイスペック太型配線 →7.4v80c以上や、11.1v30c以上での使用 →2.6万回転以上のハイスペックモーター →超ハイサイクルカスタムや、流速カスタムによるM150以上のバネレート使用時。また特殊なDSGカスタム用 ③内径1.3mm²(1.25sq=16AWG)の外形2.16mm →中スペック普通型配線 →7.4v50c以上や、11.1v25c以下での使用 →2.5万回転以下のミドルレンジ以下のモーターでの使用 →一般的なカスタム(M130以下のバネを使った流速など)からミドルレンジカスタム(ハ イサイクルカスタム、DSGカスタム)用 ④内径1.0mm²(1.0sq=17AWG)の外形1.8mm →低スペック細型配線 →7.4v40c以下での使用 →1.6万回転以下のローレンジ以下のモーターでの使用 https://ja.aliexpress.com/ item/1005004674107865.html?spm=a2 g0o.order_detail.order_detail_item.3.1c171691Ifhy3f&gatewayAdapt=glo →電ハンなどの配線高効率化など 2jpn https://ja.aliexpress.com/ item/1005002004644827.html?spm=a2 g0o.order_detail.order_detail_item.3.74991691BHzs8m&gatewayAdapt= glo2jpn ③や④だと配線が抵抗になり、MOSFETへの負荷が少ないが、①や②だとMOSFETのスペックと相談しないと焼ける可能性がある ③
シリコンタイプ PTFE(テフロン)タイプと違い、基本的に1つ1つの線が細く曲げ耐性が 強いのが特徴。 そのせいか、テフロンと同じAWGより内径、外径共に太くなってしまうのが欠点。 現時点でドイツのmuldental elektronik社製の 1.0mm 252x0.07(外径2.1mm) (AWG換算→17AWG) が一番被覆が薄く外径も細くてて最適。 残念ながら送料が高すぎて1m=1800円もしてしまう。。 以下に電動ガンに使えて、一般的に売られている線の考察結果を示す ①内径2.01mm²(2.1sq=14AWG)の外形3.5mm →ハイスペック太型配線 →11.1v30c以上での使用 →3万回転以上のハイスペックモーター →フルオート運用を前提としたDSGハイサイクルカスタム用。 ※外径が太すぎてメカボ内の取り回しはほぼ不可能。。 ②内径1.27mm²(1.2sq=16AWG)の外形3.0mm →ミドルスペック太型配線 →7.4v80c以上や、11.1vでの使用 →2.6万回転以上のハイスペックモーター →ハイサイクルカスタムや、流速カスタムによるM130以上のバネレート使用時。またDSGカスタム用 ③内径0.75mm²(0.75sq=18AWG)の外形2.3mm →ロースペック細型配線 →7.4v20c以下での使用 →1.5万回転以下のミドルレンジ以下のモーターでの使用 →電ハンなどの配線高効率化など ③ ② ①
その他 【配線を入れ替えた方がいいケース】 ・セミオートを多用すると配線が熱くなる場合 ※モーターのスペックと合ってないのでモーター側を見直すことも要検討 ・DSGや流速カスタムでM120以上のバネを使う場合 【懸念点】 ・電子トリガーの配線の太さはMOSFETのスペックを考慮して設計されているため むやみに高効率配線に入れ替えないほうが良い ・高効率配線に入れ替えるとかえってバッテリーの消費電力が上がり、バッテリーの消耗にも繋がること がある