日本の中小企業こそMicrosoft 365 Business Premium を「フル活用」すべき理由

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December 14, 25

スライド概要

Chat GPT-5.2 Proに「日本の中小企業こそMicrosoft 365 Business Premiumをフル活用した方が良いということを一般的な日本の中小企業の経営者のペルソナを作成した上で、そのペルソナを説得して納得し協力者になってもらうためのプレゼンテーションを考えてください。」と依頼しただけで作成してもらったスライドです。

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Microsoft 365関連(Entra/Intune/MDE/SPO/ExO/Teamsなど)を主軸にしたコーポレートインフラ屋さんとして情シスしてました。無職のため情シス転職先を模索中、現在はリハビリで情シスコンサルの裏方として勉強中。

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各ページのテキスト
1.

日本の中小企業こそ Microsoft 365 Business Premium を 「フル活用」すべき理由 — セキュリティと生産性を “ひとつの仕組み” で回す — 目的:社長が「協力者」になる意思決定を引き出す © 2025

2.

想定ペルソナ(一般的な中小企業の経営者像) Persona このペルソナが抱える “よくある悩み” • ① セキュリティは必要だが、優先順位が上がらない • ② “うちは狙われない” という感覚が残る • ③ ルールを作っても現場が回らないのが怖い • ④ いろいろなツールを増やすと管理が破綻する • ⑤ 取引先からのセキュリティ要求が年々強くなる 社長:山田 太郎(52) 会社:地方の製造業(従業員 40 名) 状況:社長=現場責任者も兼務 価値観: ・取引先に迷惑をかけない ・現場を止めない ・IT は「コスト」になりがち 状況: ・メール/ファイルが散在 ・PC 更新がバラバラ ・情シスは兼任 1 名 or 外注 ※ペルソナは「一般的な傾向」をモデル化したもの(特定個人ではありません) 説得のカギ(社長の言葉に翻訳) ・止めない:導入は段階的、現場優先 ・守る:取引先と個人情報を守りきる ・増やさない:ツールを足さず “統合” で回す

3.

社長が本当に守りたいもの(= 経営課題) 止めない: 売上と現場の稼働 メール・ファイル・基幹にトラブルが出ると、 「納期遅延」「再作業」「残業」が一気に増える。 守る: 取引先の信頼 サプライチェーンの観点で、 “小さな会社の穴” が全体のリスクになる。 残す: 人・情報・ノウハウ 属人化・紙・ローカル保存が続くと、 引き継ぎと監査対応が重くなる。 ここに効くのが「統合された仕組み」 = Microsoft 365 Business Premium を “入れて終わり” にしないこと Context

4.

中小企業でも「他人事ではない」 Risk IPAの中小企業調査(2023年度の経験)では、 「被害なし」76.7% = 逆に言えば約23%が何らかの被害経験。 被害経験あり(概算) ランサム感染(回答内) 不正アクセス(回答内) 約23% 8.3% 10.0% 16 14 12 10 8 6 4 2 0 ウイルス感染 不正アクセス ※複数回答。割合は「被害内容の選択率」(母数 n=4191、IPA調査) ランサム感染 標的型攻撃 DoS/DDoS

5.

被害は「お金」だけでなく「時間」と「信用」 被害総額(平均) 復旧期間(平均) 約73万円 5.8日 Impact 発生後に取り返しがつきにくいのは 「信用」と「復旧までの時間」 最大:被害1億円/復旧360日(調査内) 主な影響(複数回答) データの破壊 35.7% 個人情報の漏えい 35.1% 業務情報(営業秘密を除く)の漏えい 21.3% ウイルスメール等の発信 21.5% ネットワークの遅延 13.5%

6.

「導入」ではなく「運用」が差になる Why “full use” 同じライセンスでも、使い方で “守れる範囲” が変わります。 1 Lv1 Officeだけ メール・ファイルが バラバラ 2 Lv2 共同作業 Teams/SharePoint に集約 3 Lv3 守る仕組み ID・端末・データ をポリシーで統制 注意:被害経験があっても「対策を強化した」と答えた企業は 13.6%(= 86.4%は強化せず) 4 Lv4 継続運用 月次で可視化 教育・改善を回す

7.

Business Premium が「中小企業向けに刺さる」理由 What you get 生産性ツールと “守る仕組み” が最初からセット。 バラバラに買い足すより、運用がシンプルになります。 参考価格:¥3,298 / ユーザー / 月(年契約)・最大 300 ユーザー (Teams なしプランもあり) 生産性 • セキュリティ Office アプリ(デスクトップ/モバイル /Web) • • Exchange(法人メール) • Teams(会議/チャット) • OneDrive/SharePoint(1TB/人) 端末管理/データ保護 Defender for Business(エンドポイント ) • Intune(端末/アプリ管理) • Defender for Office 365 Plan 1(メー ル) • Purview DLP(データ損失防止) • 情報分類/ラベル付け • 脅威検知/防止の統合

8.

フル活用の「3つの柱」:ID・端末・データ How to use “守り” を人の頑張りに寄せず、設定と仕組みで担保する。 ID(なりすまし対策) • 多要素認証(MFA)を標準化 • 管理者アカウントは強固に • アクセスを“条件”で制御(例:端末/場 所) 入口を固める 端末(ばらつき対策) • データ(漏えい対策) 会社PC/スマホを登録して状態を見える 化 • 共有先をコントロール(DLP) • 紛失時はリモートでデータ保護 • 重要情報にラベル(分類) • アプリ配布・更新を統一 • Teams/SharePoint に集約して監査性 を上げる 現場を止めない 信用を守る

9.

30日で「効果が見える」最短ルート Quick wins 社長が納得しやすい順:①止まらない ②迷惑をかけない ③運用が増えない Week 1 Week 2 Week 3 Week 4 • 全員MFA • 端末登録(Intune) • • • 管理者アカウント保護 • DLP(個人情報の送信/ 共有を抑止) • 共有の棚卸し(重要データ /外部共有) OneDrive 既知のフォルダ ー移動 メール防御の強化(迷惑/ フィッシング) • • • 基本の端末ポリシー(PIN/ 暗号化) Teamsで会議・連絡を集 約 重要情報ラベル(最小セ ット) • 共有フォルダーを SharePointへ移行 • 月次レポート(運用定着の 指標)

10.

90日ロードマップ(経営の決裁ポイント付き) Roadmap ポイント: 「社長が決めること」と「情シス/現場がやること」を分けると進む 0–30日 (基盤) 情シス/現場: 社長(決める): • MFA/管理者保護 • 端末登録 • “全員対象” を宣言 • 例外の方針を決める • 共有の棚卸し 31–60日 (集約) 情シス/現場: 社長(決める): • OneDrive/SharePointへ集約 • Teams運用ルール • 優先順位(重要業務) • 教育の時間を確保 • メール防御強化 61–90日 (定着) 情シス/現場: 社長(決める): • DLP/ラベル最小セット • 月次レポート • 運用KPIを承認 • 年1回の見直しを決める • バックアップ/復旧訓練

11.

費用対効果:ポイントは「統合」と「運用工数」 ROI ビジネス価値は “ツールの数” ではなく、 ①止まらない(復旧) ②守れる(漏えい) ③回る(運用) で決まります。 参考:期待値モデル(超シンプル) “統合” が中小企業に効く理由 被害経験率 23% × 平均被害 73万円 ≒ 年あたり約17万円 (直接費だけ。ダウンタイム/信用は含まず) • ・管理画面/アカウントが一本化(運用工数↓) • ・端末・メール・ファイルが同じポリシーで守れる • ・外注/兼任でも「標準手順」に寄せやすい • ・監査/取引先説明が “仕組み” でできる さらに “復旧 5.8日” の影響が重い ・納期遅延/再作業/残業 ・取引先対応/説明コスト 社長が見たい “3つの指標” 例 結論: 「事故が起きてから」ではなく、 “起きにくく・起きても早く戻る” へ投資する。 ① MFA適用率(100%) ② 管理対象端末率(90%→) ③ 外部共有の件数(減少) → 月1で報告すれば「協力者」になりやすい

12.

ゴール: 社長が 「協力者」になる 技術の話ではなく、 “止めない・守る・回す” の話へ。 お願い(社長に決めてほしいこと) ① 「全員MFA」だけは例外なくやる 運用の手間より、事故リスクの方が高い。 ② 情シス/現場の “時間” を確保する 30日で効果を出すには、棚卸しと教育が必要。 ③ 月1で “3指標” を見る(5分でOK) 見える化=継続。ここで社長が味方になる。 次の一手:パイロット10名で 2週間 → 全社展開判断