プレスリリース_実証実験_万博記念公園

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September 25, 23

スライド概要

プレスリリースPDFです。
・Wi-Fiパケットセンサーと粉塵計を用いた受動喫煙対策に関する実証実験を万博記念公園にて行います

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行政保健師の仕事と子育てを両立しながら博士号(保健学)を取得。保健医療福祉分野の皆さんのお役に立てるよう、GIS(地理情報システム)で街と人の健康を地理空間的に見える化したり統計解析しています。奨励賞(日本公衆衛生学会)、ノミネート賞(内閣官房主催イチbizアワード)を受賞。大阪医科薬科大学 公衆衛生看護学分野 助教。

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各ページのテキスト
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2023 年 9 月 26 日 大阪医科薬科大学 堀池研究室 報道関係各位 Wi-Fi パケットセンサーと粉塵計を用いた 受動喫煙対策に関する実証実験を 万博記念公園にて行います ~屋外における望まない受動喫煙対策に IoT・GIS の技術を活用します~ 堀池研究室では、実証実験として Wi-Fi パケットセンサーに数多くの測定・解析実績を持つ株式会社社会システム総合研 究所と、環境関連測定機器を取り扱うトランステック株式会社と共同研究として屋外開放型喫煙所周囲における受動喫煙 人数の定量化を試みます。この実証実験は本学産学官連携コーディネーター荒谷氏からの Wi-Fi パケットセンサーに関する 情報提供を発端に申請の助言も受けて、一般社団法人日本禁煙学会より 2023 年度研究助成を受けて実証実験を行い ます。また万博記念公園マネジメント・パートナーズのご協力により万博記念公園をフィールドとして実施します。 取り組みの背景 屋外開放型喫煙所においても受動喫煙が発生しています。既存研究では、タバコの煙に含まれる物質を測定し喫煙所から流れ 出る煙の濃度を測定することで、煙の拡散範囲を測定する研究は実施されています。一方、喫煙所付近を通行する受動喫煙 を受ける人数を定量的に測定した報告は少なく、目視で計測しようとすると大きな人件費と手間がかかってしまう課題があります。 そのため、堀池研究室では Wi-Fi パケットセンサーを用いた手法を、一般社団法人日本禁煙学会の 2023 年度研究助成に応 募し採択されたことに加え、各企業・団体様のご協力をいただき実証実験が実施される運びとなりました。 実証実験 本実証実験では根拠に基づく政策立案(EBPM)を推進するために必要となる屋外開放型喫煙所周囲における受動喫煙人数 の定量化を試みます。 実証実験が成功すれば屋外喫煙所周囲の受動喫煙人数の定量化手法が確立されます。受動喫煙人数が数値として把握で きるため、屋外喫煙所を移動または閉鎖型喫煙所に変更する必要性の判定基準を検討する一助となるものと期待しています。 また、喫煙所を移動や閉鎖型に変更した際には変更によって回避できる受動喫煙人数を算定できるため、屋外喫煙所の多くを 管理する自治体の受動喫煙対策予算を計上する際の根拠資料として利用できます。 1 実証実験期間(予定) ・2023 年 9 月 28 日(木)~10 月 29 日(日) ・センサー設置日は 9 月 28 日(木)、現地での目視による人数計測および粉塵計を用いた計測は 10 月 29 日(日)を予定) <報道関係の方からのお問い合わせ先> 堀池研究室. TEL:072-683-1221(代) MAIL:ryo.horiike@ompu.ac.jp

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2 実証実験内容 ・屋外開放型喫煙所に Wi-Fi パケットセンサーを設置し屋外喫煙所周囲を計測し受動喫煙範囲を通行する人数を測定 ・現地で目視による人数の計測も実施しセンサーが測定したデータと比較 ・タバコ煙を測定する際のグローバルゴールデンスタンダード機である粉塵計 SIDEPACK AM502i を使用し喫煙所周囲の PM2.5 を位置情報とともに測定しすべての結果を GIS(地理情報システム)に統合し地理空間的に分析 3 今後の展開 堀池研究室は本件の実証実験及び南港 ATC での実証実験(URL: )を通じて、根拠に基づく政策立案を展開し望ま ない受動喫煙対策を推進してまいります。 <堀池研究室について> 代表:堀池諒(ほりいけ りょう) 所属:大阪医科薬科大学看護学部 助教 経歴:大阪大学大学院にて博士号(保健学)取得。専門は保健医療福祉分野にお ける GIS(地理情報システム)を用いた根拠に基づく政策立案(EBPM)。高知県庁にて 保健師として勤務し 2022 年から現職。日本公衆衛生学会より行政保健師として初めて 奨励賞を受賞。保健師と GIS を組み合わせて国土交通省主催イベントに招待され登壇。 https://researchmap.jp/horiike_ryo <株式会社社会システム総合研究所について> ICT システムの設計、開発や移動体解析・管理システム、プローブ解析システム、Wi-Fi パケットセンサーによる交通観測等あら ゆるシステム開発を行っています。金融・情報サービス分野のコンサルティング、情報システムの研究と開発、都市開発分野におけ るコンサルティングを主な事業領域として、新しい社会インフラの構築を目指しています。 https://www.jriss.jp/ <トランステック株式会社について> 環境関連測定器を中心とした電子機器の輸入販売ならびに保守サービス(校正・修理)の提供およびクリーンルームの清浄度 連続監視システムなどのシステムソリューションの提供を行っています。35 年以上に亘る精密環境計測器の販売・メンテナンスの 実績と、製薬向けシステムの開発実績をベースにお客様へ最適な解決方法を提案いたします。 https://www.transtech.co.jp/ <一般社団法人日本禁煙学会について> 世界保健機関が予防しうる単一で最大の疾病と早期死亡の原因と指摘する、タバコの使用、ニコチン依存症及びタバコ煙への ばく露をなくすため、禁煙及び受動喫煙防止に関する学術研究、教育、広報等の事業を行い、タバコ規制に必要な科学的知 識・技術の発展と普及に資することで、社会全体としての健康保持に寄与することを目指します。 http://www.jstc.or.jp/ <万博記念公園マネジメント・パートナーズについて> 2018 年より万博記念公園の指定管理者として吉本興業ホールディングス(代表企業)のほか、吉本興業、三井物産フォー サイト、JTB、JTB コミュニケーションデザイン、京阪ホールディングス、京阪園芸、博報堂、博報堂 DY メディアパートナーズの 9 社 で、『万博記念公園マネジメント・パートナーズ(BMP)』を構成し、「万博記念公園の活性化に向けた将来ビジョン」や「大阪 都市魅力創造戦略 2020」でかかげる目標の実現に向け管理運営を行っています。 <報道関係の方からのお問い合わせ先> 堀池研究室. TEL:072-683-1221(代) MAIL:ryo.horiike@ompu.ac.jp