Logics of Blue
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奥村 泰之
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令和〇年度 保健体育 振り返りレポート ① なぜその種目(跳び箱)を選んだのか 今年度の保健体育の授業では、ハンドボール、ハードル走、長距離走、跳び箱など、多岐にわたる運動に取り組みました。 その中でも特に跳び箱を振り返りの題材として選んだのは、自身の成長を最も明確に実感できた種目だからです。当初は恐 怖心からなかなか挑戦できず、苦手意識が強かったのですが、ICT 機器を活用した練習を通じて、最終的には目標としていた 段数を跳び越えることができました。この経験は、単に運動能力の向上に留まらず、困難な課題に対する向き合い方や、目 標達成へのプロセスを学ぶ上で非常に印象深いものとなりました。 ② その種目で得られた技術や能力 跳び箱の授業を通じて、「する」「見る・知る・支える」の視点から、多くの技術と能力を習得しました。 • • 【する】技術の習得 正確な踏み切り、手つき、空中姿勢、そして安定した着地といった一連の動作を連動させる技術を学びました。特に、助 走のスピードを殺さずに踏み切り板を強く叩くタイミングを掴むことで、高い段数にも対応できるようになりました。 【見る・知る・支える】他者からの学びとアドバイス 友人の動きを観察することで、自分にはない「腕の突き放し方」や「目線の位置」の工夫に気づき、自分の技術向上に活 かすことができました。また、苦手な友人に「もう少し手をつく位置を前にしてみたら?」と具体的なアドバイスを言語 化して伝えることで、自身の理解も深まりました。互いに安全を支え合い、成功を喜び合うことで、協調性も養われたと 感じています。 ③ ICT 機器を用いたことの効果や影響 ICT 機器(タブレット端末)での動画撮影は、技術向上において決定的な役割を果たしました。「する」だけでは自分のフォ ームを主観的にしか捉えられませんでしたが、動画で客観的に見直すことで、「踏み切りの位置が近すぎる」「腰が十分に 上がっていない」といった具体的な課題が明確になりました。スロー再生を用いることで、一瞬の動作を細かく分析でき、 修正ポイントを具体的に意識して次の試技に臨むことができました。視覚的なフィードバックは、言葉のアドバイス以上に 納得感があり、上達のスピードを劇的に早めたと感じています。 ④ 1 年間、体育の授業を受けての感想・意見 1 年間の体育の授業を通して、体育は単に体を動かすだけの教科ではないことを学びました。自分の限界を知り、そこに向け てどう挑戦するかという「自分を知る」姿勢や、仲間とアドバイスし合い高め合う「他者を知る」姿勢を身につけることが できました。特に、ICT 機器を活用して論理的に運動を分析するプロセスは、他の教科の学習にも通じる大切な考え方だと感 じました。運動が得意・不得意に関わらず、一人ひとりが自分の目標に向かって試行錯誤し、仲間と共に成長できる体育の 授業は、心身ともに大きく成長できる貴重な時間でした。