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July 24, 26
スライド概要
AI Dev Days( https://aidevday.com/ )登壇資料。
近年XR系の技術ではAIグラスというカテゴリが急成長しています。これは日常の中で生成AIをはじめとするエージェントをより身近に活用できることが注目の1つとなっているようです。
イベントでは、ほんとのところはどうなのか?についてデバイスの話、日常でAIグラスを使いながらの気づきやエージェントの活用、仕事で使うにはどうするといった基本的な話をしました。
ICT業界でソフトウェアエンジニア/アプリケーションアーキテクトを担当。 社内ではXR関連技術に関する啓もう活動や技術支援に従事。 業務の傍ら、XR(特にMixed Reality領域)についての開発技術の調査、開発などを行っています。 また、「大阪駆動開発」コミュニティ所属しており、日々の調査で得た知見はコミュニティを通して情報発信を行っています。
AIエージェントを持ち歩く? ウェアラブルデバイス動向と実体験で得たこと AI Dev DAY 2026 2026/07/24 @takabrz1 Takahiro Miyaura
宮浦 恭弘 (Miyaura Takahiro) Microsoft MVP for Mixed Reality 2018 Microsoft MVP for M365 2025 - 2027 Microsoft MVP for Microsoft Foundry 2026 - 202 5 - 2027 大阪駆動開発コミュニティに生息 HoloLens 日本販売してからxR 系技術に取組む 新しい技術や、MRに使えそうな技術を調べる 技術Tips : https://qiita.com/miyaura https://zenn.dev/miyaura 最近興味があって取り組んでいるもの ○ AndroidXR ○ 新しいガジェット( MiRZA,Galaxy XR,etc …) ○ Microsoft Foundry, 生成AI @takabrz1 ※よかったらこれを機にお知り合いになってください
ほんとのところ、持ち歩くとどうなりそう? ① XR 軸で見る ウェアラブルデバイス 2026/07/24 ② 日常で使った 実体験 (コンシューマ視点) ③ 仕事で使うには (ビジネス視点) © 2026 Takahiro Miyaura ④ まとめ 3
XRエンジニアの目で エージェントを活用するデバイスを考える ① XR 軸で見るウェアラブルデバイス 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 4
AIグラスという最近の流れはこうなのでは? ① LLM/エージェントの成熟 会話だけでタスクが完結する 身につけるAI が 現実味を帯びた ② XRデバイス、ウェアラブルデバイスの進化 装着者の” 今” の状況をデジタル情報で扱える XR デバイスが登場した当時からXR ×AI を組み合わせる動きはあった 近年の生成AI の成熟と受けて再び注目された? 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 5
AIグラスという最近の流れ? ① LLM/エージェントの成熟 会話だけでタスクが完結する 身につけるAI が 現実味を帯びた ② XRデバイス、ウェアラブルデバイスの進化 装着者の” 今” の状況をデジタル情報で扱える XR デバイスが登場した当時からXR ×AI を組み合わせる動きはあった 近年の生成AI の成熟と受けて再び注目された? 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 6
エージェントを持ち歩くのに必要なもの ① 入力(人・現場 → Agent ) ② 出力(Agent → カメラ・マイクで文脈と指示 手を止めずに利用 人) スピーカー+ ディスプレイ/ 近眼ディスプレイ Agent ③ 身元 誰のエージェントかを証明(認証) 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 7
インターフェースを基準に考えると・・・ Even G2 ※製品はごく一部でほんとはもっと沢山あります。 ARグラス/XR デバイス AI グラス/AR グラス Ray - ban Meta Guide01 Rokid オーディオ型 音声のみ・最軽量 単眼HUD/ ディスプレイ型(≒スマホ) 通知・簡易表示 RV101 片/ 両眼AR 視界に情報を重ねる +α: カメラ搭載の有無 MiRZA Meta Quest3 フルXR (パススルーMR) 空間ごと没入 カメラ搭載 軽量・日常 重厚・没入 AI グラスは「軽い側」。重い側は没入向き、軽い側は日常の常時装用向き 35 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 8
XRデバイス XR:現実環境とデジタル環境を相互活用するための技術 XR 技術を実現するデバイス ◯ NTT QONOQ MiRZA このタイプの製品はARグラス? ◯ HoloLens 2 T^T ◯ Meta Quest 3 空間認識、ジェスチャー、自己位置推定など高度な技術が必要 装置が高度化 → サイズ感、価格↑ 5 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 9
AIグラスというカテゴリ AI グラス(ARグラス)関連の製品リリース熱がすごい Rokid ○ ○ ○ ○ ○ RV1 高機能AI グラス 単色両眼ディスプレイ タッチセンサー スピーカー/ マイク付き カメラ付き Even G2(+Even R1) ○ ○ ○ ○ ミニマムAI グラス 単色両眼ディスプレイ タッチセンサー マイク付き Guide01 ○ 脱着式 (眼鏡にアドオン) ○ カラー単眼ディスプレイ ○ タッチセンサー ○ マイク付き 要スマホ(母艦がいる) 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 10
AIグラスというカテゴリ 列挙しようにもいっぱいありすぎる ◯ TCL ◯ Meta ◯Oakley Meta ◯Ray - Ban Meta ◯Ray - Ban Meta Display ( 国内未発売) ◯Meta Glasses (国内未発売) ◯ XREAL ◯XREAL AURA (今年の秋予定) ◯ Samsung ◯Galaxy Glass 2026/07/24 ◯Rayneo シリーズ ◯ DVGR ◯Gシリーズ Aliexpress のは他にも沢山・・・ 調べると中国製で数千円からある (今年の秋予定) © 2026 Takahiro Miyaura 11
出力を画面に縛らなければ、形態は自由になる 出力=近眼ディスプレイ 出力=音声+手元の画面 ○ グラス:視界に情報を重ねる ○ 最難関のXR 課題に挑む形態 ○ バッジ・卓上・イヤホンなど自由 ○ 既存部品で安く・軽く作れる このあたりの考えにつながりそうなもの Microsoft の「Project Solara 」(次ページ) 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 12
Microsoft Build 2026で Project Solara ○ コンセプト エージェントが特定のアプリの枠内に留まらず、デバイスやワークフローをまたがって グローバルに機能する世界を目指す ○ 発表時のデバイス ○ 据え置き型(Stationary ) 顔認証(Hello for Business )でサインインし、Microsoft 365 Copilot などに直接アクセスできる専用デバイス。 ○ ポータブル型(Portable ) 社員証などを首から下げる「アクセスバッジ」を再構築したウェアラブルデ バイス。例えば、カメラやマイクを使ってコンテンツを収集したり、医療現 場で看護師がハンズフリーで患者の記録やバイタルの確認を行ったりす るデモが紹介 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 13
Project Solara:公開されている技術仕様 OS:AOSPベースの MDEP + Intune / Entra ID OSはWindows ではない。エンタープライズ級のセキュリティと管理 シンクライアント設計(chip - to - cloud ) AI モデルは端末に置かず、Azure 上のエージェント基盤へ接続する just - in - time UI /エージェントは選べる 画面サイズに応じてUI を動的生成。単一の支配的エージェントを持たない リファレンスデザイン Qualcomm /MediaTek 製の市販チップ採用。Best Buy Levi's ・Target で試験中 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura ・CVS ・ 14
まとめ:エージェントをデバイスで持ち歩く 様々なウェアラブルデバイスを活用できる ◯ 近年は眼鏡型のAI グラスが販売普段から気軽に使うことができる ◯ AI グラスの中でも、入出力インターフェースは様々 ◯ インターフェース次第では眼鏡型以外のウェアラブルデバイスもいける Project Solara もその1つ ─ 市販チップ+AOSP +クラウド 実際のところは? 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 15
ここからは、実際に使った話 ② 日常で使ってみて — 気づいたこと 39 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 16
AIグラス。先に、正直な話を1つ 便利ではある・・・万人に刺さるわけではない ○ 色々便利だぞ △ 入力系、その他 ◯ グラスだけで作業できる →音声・画像でエージェントと対話 ◯ 生成AI 出力変換できる 音声・画像→文字 文字→音声 ◯ グラスに話しかけるの恥ずかしい ◯ 〇〇しながらの音声認識難しい ◯ カメラ付きは・・・ ◯ 時計/ 通知/ ニュース等確認できる ( 操作系) 眼鏡だけで完結 世間での風当たりは・・・ ※母艦となるスマホは必要 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 17
グラスが本当に効いた瞬間 翻訳・ナビ・会議要約・会議支援 流れを切らない 見ているものに、その場で答えが返ってくる スマホを出さない=作業や会話を中断しない 生成AI が会話を整理・支援してくれる 共通点:手や目が塞がっている/流れを止めなくていい “特定の瞬間” 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 18
でも、万能ではなかった ※多少主観が入っています △グラス経由でエージェントに話しかける — 電車・静かな場所・会話中は、そもそも話せない △認識精度 — 騒がしい場所では音声入力は不利。ラジオやテレビを見ながらは特に △案外エージェントを使わない — 日常の中で生成AI に話かけることがそもそもない 多くの場面で 「結局スマホの方を使いたくなることが・・・」 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 19
でも、万能ではなかった ※多少主観が入っています ×社会的な気まずさ — 周囲の視線。顔のカメラは警戒される。公共施設(警察署)はダメ ×プライバシー — 「撮っている/いない」を周囲に説明しづらい △ベンダー依存の生成AI — 会議要約、会話サポート等一部機能はベンダー提供の生成AI を利用 「普段使う/ 業務で使う」が難しい面も 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 20
社会的な課題は多い ◯ Ray - Ban Meta で学生を無断撮影しSNS へ投稿。米大学が注意喚起 https://www.gizmodo.jp/article/buckle - up - the - smart - glasses - backlash - is - coming/ ◯ 録画中を示すLED を削って無効化する改造も登場。盗撮動画の投稿が問題化 https://gadget.phileweb.com/post - 126327/ ◯ Meta の委託先が機密画像を閲覧できた。撮影データはAI 学習にも利用され得る ◯ 音声はデフォルトで最長1年保存。データの行き先が利用者からは見えない https://www.eset.com/jp/blog/welivesecurity/eyes - wide - open - mitigate - security - privacy - risks - smart - glasses - jp/ 「普段使う/ 業務で使う」が難しい面も 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 21
業務グレードにするには (+グラスベンダーの生成AIが気になる人) ③ 仕事で使うには 47 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 22
グラスベンダー依存のままでは、業務利用は難しい グラスの生成AI ・エージェントはベンダー提供に固定される モデル・エージェントを自由に選べない 業務の精度・コスト要件に合わせた差し替えができ ない 参考:ある程度選べますが、制約は・・・ ID と権限が分断される 社内のID 基盤・監査ログと切り離されて管理でき ない データを統制できない 映像・音声の保存や学習利用がベンダーの規約 次第 組織ルールを適用できない 利用ポリシーやコンプライアンス要件を強制できない 選定・データ・ルールを自社で握りたい ─ その一つの解決策の1つが Microsoft Foundry 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 23
Microsoft Foundry The AI app and agent factory Azure 上で提供されるAI エージェントの開発、運用を管理するプラットフォーム Models Agent Service IQ Tools Machine Learning Control Plane Cloud Edge Security, compliance, and governance 引用: Microsoft.Let your agentic apps talk with Azure Speech.Microsoft Ignite 2025.2025,11,p.3.https://ignite.microsoft.com/ en - US/sessions/BRK198, (参照 2026 - 01 - 21 ).
Foundry Tools – Voice Live AIモデルやエージェントをリアルタイム音声会話で利用 日常対話はモデル、複雑タスクはAgent に委任 文章(プロンプト)を送って 何らかの処理をしてもらう Foundry Agent Service Agent 呼出 応答 ユーザ 応答 モデル呼出 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura Foundry Models Phi4,… 25
Foundry Tools – Voice Live AIモデルやエージェントをリアルタイム音声会話で利用 日常対話はモデル、複雑タスクはAgent に委任 Agent 呼出 Microsoft Foundry でエージェントを定義 音声 ユーザ Voice Live Foundry Agent Service Agent 呼出 SDK(API) 応答 リアルタイムAI モデル 基本対話を担当 応答 音声応答 モデル呼出 モデル呼出時 プロンプト、ツール、MCPの 設定も渡せる 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura Foundry Models Phi4,… 26
ある程度「実装」できる段階に来ている Foundry Tools - Voice Live API 主要な機能は実装が進んでいる GA Voice Live API (2026 - 04 ) — MCPサーバー統合・プロアクティブ発話・自動トランケートもGA GA Foundry Agent Service 連携 ── Prompt Agents Hosted Agents との連携は Preview 必須 エージェントモードは Entra ID は GA(2026 - 06 ) 認証(キー不可)=「誰が呼んでいるか」をID で担保 ◯ Microsoft Foundry 上の様々なモデルを推論コアに選べる ◯ Foundry 上に構築したエージェントをVoice Live API 経由するだけで音声対応できる 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 27
グラスベンダー依存の生成AIは グラスの生成AI ・エージェントはベンダー提供に固定される モデル・エージェントを自由に選べない 業務の精度・コスト要件に合わせた差し替えができ ない 参考:ある程度選べますが、制約は・・・ データを統制できない 映像・音声の保存や学習利用がベンダーの規約 次第 自前で生成AI やエージェントを用意 ◯Microsoft Foundry 、Copilot Studio ID と権限が分断される ◯OpenAI, Anthropic, etc … 組織ルールを適用できない 社内のID 基盤・監査ログと切り離されて管理でき ない 等 利用ポリシーやコンプライアンス要件を強制できない AI グラスアプリやプラグインでカスタマイズ 選定・データ・ルールを自社で握りたい ─ その一つの解決策の1つが Microsoft Foundry 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 28
まとめ Q. ほんとのところ、持ち歩く価値はあるのか? A. 単純な生成AI ではなくAI エージェントであれば価値はあるのでは? 業務知識、業務プロセス等を必要な時に引き出せる 例:工場の機器マニュアル、点検作業時の効率化等 ウェアラブルデバイス AI グラス:ハンズフリーで活用 Solara :業務に合うデバイスで活用 Foundry / Voice Live 生成AI モデルやエージェントを組織で管理 必要な時に音声インターフェースを付与 とはいえ、AI グラスの普段使いは賛否ある状況なのでTPOに注意して使う 2026/07/24 © 2026 Takahiro Miyaura 29
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