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March 15, 22
スライド概要
プロジェクト・イッカクは、リバネス、日本財団、JASTOが共同で行う「これ以上、海にごみを出さない」経済システムを構築する超異分野インキュベーションプロジェクトです。
WEBサイト|https://ikkaku.lne.st/
PR動画|https://www.youtube.com/watch?v=hINgha5kZFo&t=18s
国内だけではなく海外でも展開できる海ごみ削減につながる新しいビジネスの創出を目的とし、新しい技術コンセプトの打ち出しおよびプロトタイプの開発を行い、革新的技術の研究開発および将来的な事業化を目指します。
※本プロジェクトは、日本財団が取り組む国民の一人ひとりが海洋ごみの問題を自分事化し、“これ以上海にごみを出さない”という社会全体の意識を高めるため、産官学民が協力し合う取り組み「CHANGE FORTHE BLUE (チェンジ・フォー・ザ・ブルー)」の一環として2019年より推進しています。
#海ごみ #海洋ごみ #oceandebris
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Project IKKAKU is an incubation project in a very different field to build an economic system to "Stop the Increase of Ocean Debris", jointly conducted by Leave a Nest Co., Ltd., the Nippon Foundation and JASTO.
The project aims to create a new business that will lead to the reduction of ocean debris, which can be developed not only in Japan but also overseas, and to develop new technological concepts and prototypes, aiming at the research and development of innovative technologies and their future commercialization.
This project is a part of "CHANGE FOR THE BLUE", an initiative by the Nippon Foundation, in which industry, government, academia, and the private sector cooperate with each other in order to make the issue of ocean debris a personal matter for each and every citizen, and to raise the awareness of society as a whole not to discharge any more debris into the ocean. The project is being promoted from 2019 as part of the "CHANGE FOR THE BLUE" initiative, which is a cooperative effort among industry, government, academia, and the private sector to raise the awareness of society as a whole to "prevent further waste in the ocean.
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Website:https://ikkaku.lne.st/en/
DATE 2021 PROJ E CT I KKAKU 海ごみ削減を実現する 経済システム構築
「これ以上、海にごみを出さない」経済システムを構築する 超異分野インキュベーションプロジェクト Team 01 Debris Watchers Team 02 Eco Trinity Team 03 Material Circulator
Index Story Issue 05 Change 06 Holistic 07 Potential 08 Approach 09 IKKAKU Vision 10 Plan 11 Team01 Team02 Team03 Debris Watchers Eco Trinity Material Circulator 扉 13 ビジネスモデル 15 概要 衛星観測 ドローンによる観測 定点観測 14 16 17 18 扉 19 ビジネスモデル 21 概要 エネルギー 水 食料 20 22 23 24 扉 25 ビジネスモデル 27 概要 ごみ回収 再資源化・製品化 26 28 29
STORY
STORY Linear Economy 生 産 Production 消 費 Consumption Issue 廃 棄 Waste 世界が直面している社会課題の多くは、これまでの 経済システムによって生じました。
STORY in リサイ Recy cl Waste Circular Economy 消 費 Con Change 産 Consum pti on 廃 棄 sumption だから、社会課題に対して個別の解決と共に「問題を生まない」 経済システムをベースにしたアプローチが必要となります。 tion Pr od u ct io n 消 費 uc 生 産 od Linear Economy Pr g 生 ク ル
STORY Holistic プロ ジェクト・イッカクは 海ごみ 削 減「施 策」 ではなく、「ビジネスシステムの実装」を目指し ます。海ごみ問 題を経 済システムの問 題として ホーリスティックに取り組むプロジェクトです。
STORY リゾ ート 開 発 防 災 ごみ 処 理 施 設 Potential 海ごみ問題を経済システムとしてとらえると、 リサ イクル 海底資源 海ごみ 再生 エネルギー 河 川 ビジネスの種は無数にあり、あらゆる産業が 関わると言っても過言ではありません。 Marine debris 回 収 漁業 水産業 ペット ボトル 包 装 食文化 資源化 プ ラス チック 分別方法 教 育
STORY ドローン 宇宙 IoT AI バイオ テクノロジー プロダクト デザイン Approach 新しい経済システムの実現には、さま ざまな視点や技術をもつ異分野のかけ 再資源化 技術 そのため、プロ ジェクト・イッカクは さまざまな 分 野 の 専 門 家 たちが 集 結 し、共創的なアプローチで海ごみ削減の 観光 ビジネス 新素材開発 あわせが必要になります。 ビジネスを生み出すプロジェクトです。 環境調査
STORY 01 超異分野による 脱中心的な経済システムを 構築すること 02 人々の生活全体を サーキュラーベースで 再構築すること 03 これらの循環運動を 日本だけでなく世界へと 広げていくこと IKKAKU Vision プロジェクト・イッカクは、オールジャパンの超異分野チームであること だけではありません。世界を対象に、特に海ごみ問題が深刻な地域での課題 解決に取り組み、人々の新しい生活のあり方をつくることを目指します。
STORY 2020 実証実験 2019 START 2021 ビジネス化 2022 持続・自律的 ビジネスへ Plan プロジェクト・イッカクは 2019 年より始まり、2020 年 に研究開発や実証試験を進めました。 そして、2021年からビジネス化を実現し、2022年以降は 持続的かつ自律的なビジネスとなることを目指します。
TEAM
Team 01 Debris Watchers 衛星・ドローン・定点観測による ごみ漂着状況診断システムの構築 宇宙 ドローン IoT AI
Team 01 Debris Watchers 衛星・ドローン・定点観測装置によるごみ漂着状況診断システムの構築 衛星、ドローン及び定点観測装置等を用いて沿岸 部 のごみ 漂 着 状 況 を長 期・網 羅 的 に 観 測します。 また、ごみの分布や種別の分析が可能な海ごみ診 断システムにより効率的なごみ回収・漂着予測を実 現します。 株式会社天の技 株式会社 Ridge-i 株式会社自律制御 システム研究所 ノウ株式会社 琉球大学 Drone Fund 工藤 裕 リーダー 深津 康幸 横山 慶一 姜 東植 井上 翔介 千葉 功太郎 株式会社ドローン クリエイト 日本ユニシス 株式会社 松本 亨
Business model ごみ漂 着 状 況 診 断データで 調 査 ・ 監 視の人 手 不 足を解 消 AI画像解析による 海ごみ識別 Debris Watchers Debris Watchers 衛星・ドローン・ 定点観測装置 データ提供 情報提供・コンサルテーション リサーチとデータ取得 Debris Watchers 海ごみ漂着状況診断 自治体・観光産業企業 沿岸の自治体や観光産業企業は、現在、海ごみ漂着の把握のために目視で調査を行っています。 しかし、人件費や調査員の高齢化などの問題に加え、人が立ち入ることができない区域の調査は できていません。Debris Watchers はこうした問題を解決するためのサービス提供を行ってゆきます。
Point 01 宇宙から海洋ごみの分布と流れを可視化 人工衛星から海岸線を監視し、定期的に海 岸線の汚染度を検出し、注視すべき場所を Debris Watchers Debris Watchers 衛星観測 推定することができます。 30 以上のサービスを利用した衛星画像 衛星データの画像化、解析可能な形に 海岸の状態、ごみ識別の独自手法の開発 今後の展望 マイクロ波を利用した SAR 衛星による解析を推進 2020 年 11 月には島根県益田市海岸でビーチクリーン活動を行った。現在、 清掃前後の漂着ごみ状況を衛星画像を用いて解析中
Point 02 ドローンによる観測 AI による識別で海岸のごみ回収の要否を Debris Watchers Debris Watchers 漂着したごみの量と大きさを計測 判断することができます。 アラートや調査要求に応じた即応型の対応が可能 分解能が高く、詳細な漂着ごみ画像の取得 漂着ごみの種類を識別可能 判定例 発砲スチロール 漁業ブイ 人工木 流木 独自のごみ識別 AI が塗り絵のように判定。 9種類の漂着ごみをラベルづけ
Point 03 設置箇所 MAP 低コストかつ自動的な監視システム 設置予定地域 定点観測装置KAKAXI はすでに国内に12台 設置し、観測中。Web上で画像閲覧できる Debris Watchers Debris Watchers 定点観測 ほか、気温 などを確認することもできます。 低コストの無人定点観測システム 取得データを Web で確認可能 漂着ごみ判定・アラート機能 今後の展望 耐久性、及び設置環境に左右されないデバイスの改善 定点観測装置 KAKAXI モ バ イル で も 閲 覧 可 能 な KAKAXIのダッシュボード画面
Team 02 Eco Trinity エネルギー・水・食料生産を可能にする 自立分散型社会の創造 亜臨界 水処理装置 炭化技術 バイオ テクノロジー 炭素回生 装置 AI
Team 02 Eco Trinity system Eco Trinity 自律分散ごみ処理システムの開発 未分別のごみを自律分散型のごみ処理装置により燃料へ変 Recycle 換し、そのエネルギーを使って生物学的処理による海水から マイクロプラスチック (MP)を除去し、安心・安全な海産物 の 生 産・供 給 を実 現します。亜 臨 界 水 処 理、ペレット化、 生物学的処理、藻類培養によるCO 2 回生などさまざまな技術 Energy を組み合わせたエコトリニティの社会実装を目指します。 株式会社ノベルジェン 小倉 淳 リーダー 株式会社ヒューマノーム研究所 瀬々 潤 サステイナブルエネルギー 開発株式会社 光山 昌浩 サブリーダー 株式会社リテックフロー 瀬名波 出 Water purification plant
Business model マイクロプラスチック問題を解 決しながら、 エネルギー、 水 、 食を生み出す エコトリニティ システム 水 食 提供 提供 提供 電力会社 水産業 消費者 さまざまな技 術を組 み合 わ せてつくられた、エネルギーや水、食 はそれぞれ電 力 会 社や水 産 業、 消費者への提供を目指します。特に、近年懸念が高まるマイクロプラスチック問題に対して取り組む 水や食の事業はこれまでにない付加価値を生めることが期待されます。 Eco Trinity Eco Trinity エネルギー
Point 01 分別せずにほとんどのゴミをエネルギーへ エネルギー 装 置。亜 臨 界 水 処 理や炭 化 処 理を組 み合 Eco Trinity Eco Trinity 分別コストを抑える自立分散型のごみ処理 わせてつくられるペレット型燃料は、エネル ギーとしての利用を目指します。 コミュニティ単位で設置可能な分散・自立タイプ、 あるいは車載型で移動可能 石炭と同様の発熱量のペレット型燃料生成に成功 亜臨界水処理物から生成した炭化ペレット 従来の大規模な処理施設と比べ 省エネルギー 化、コスト低 減を しながら、災害地などでの対応 を可能にする画期的な車載型の ごみ処理システムを実現。
Point 02 海洋プラゴミ集積地周辺の水質浄化 水 糖 類 分 泌 藻 類 を利 用し、養 殖 場や下 水 処 理場で水質を浄化します。 最大 90%のMP除去 Eco Trinity Eco Trinity マイクロプラスチックを吸 着する粘 着 性 多 珪藻の大型培養水槽 MP除去の世界初特許 水処理施設・水産物養殖施設への導入 フィルター 最大 90% 除去 MPs 汚染水 MPs 藻類 粘着性多糖類
Point 03 マイクロプラスチックフリーな食の提供 食料 MP FREE 産物の養殖に最適な環境をつくります。妊 婦 も子 供 も安 心・安 全 な海 水 産 物の供 給 MP FREE を目指します。 海藻の成長を促進する資源としてCO 2 を活用 海洋プラゴミ汚染を除去した安全な食料の供給 世界的課題のCO 2 削減にも貢献 MP FREE MP FREE Eco Trinity Eco Trinity CO 2 を利用して培養した藻類によって、海水
Team 03 Material Circulator 海ごみを心に残る製品へ生まれ変わらせる アップサイクルシステムの開発 観光 ビジネス 環境調査 新素材開発 プロダクト デザイン
Team 03 Material Circulator 海ごみを心に残る製品へ生まれ変わらせるアップサイクルシステムの開発 ビーチクリーン活動を観光事業として展開し、海ご み問題の自分ごと化を促します。拾った海ごみはバッ グなどのアップサイクル製品に。材料と付加価値の 変革により従来の小売・流通・製造のバリューチェー ンそのもののイノベーションを目指します。 株式会社マナティ マナブデザイン株式会社 株式会社 TBM 東京理科大学 金城 由希乃 杉山 琢哉 リーダー 高橋 学 生野 孝 サブリーダー 株式会社ピリカ 小嶌 不二夫
Business model 参加費 観光客 ごみ回 収 観光 アクティビティ 製品開発 Material Circulator Material Circulator Material Circulator ごみを原 料とする 新しいプラスチック材 料メーカーのあり方 製品 再資源化製品 (トレーサビリティ付き) 材料メーカー・ 商社 価値と行動の変容を促すためにごみの回収活動を観光アクティビティとして事業化。回収したごみは シートやペレットに再資源化、もしくは回収活動参加者向けにバッグなどのスーベニアにして販売し ます。啓蒙的活動と経済活動の両輪で最終的には新たなサプライチェーンの構築を目指します。
Point 01 実績あるごみ回収網と連携 プロジェクト MANATII と連携して観光アク ティビティ化を実現。観光客は回収活動に 参加し、地元コミュニティにも参加すること ができます。 プロジェクトMANATIIにはすでに地元企業や自治体 など30 以上のパートナーが参加 今後の展望 自治体連携、企業連携などによる回収網の強化 Material Circulator Material Circulator ごみ回収
Point 02 ごみをシートやペレットに再資源化 粉砕 カバン 人工芝 ペレット ボトル ウキなどの海ごみや河川から海へと流れ着 きやすい流出人工芝などを粉砕したり異物 を除去してペレットやシートへと再資源化す る技術を開発 。バッグや化粧品用のボトル の開発に成功しました 。 今後の展望 ・異物除去の特許取得や外注先選定 ・試作化の金型調達、外注先選定 Material Circulator Material Circulator 再資源化・製品化 ブイ
Information 「これ以上、 海にごみを出さない」ために。 コラボレーション、技術協力、事業連携に ご関心のある方はコンタクトください。 [email protected] We b サイトは こちら