社内LT会 完全に理解した

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February 25, 22

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各ページのテキスト
1.

社内LT会 完全に理解した 2022/2/24 kaicho

2.

自己紹介 ● ● kaicho 某社インターネット老人会会長 ○ ● 最近某社から某社に変わりました 主にクラウド関連の開発をやっています ○ ○ サーバーサイドとかインフラとか 今後はデータウェアハウスに関わることが多くなりそうな予感

3.

最近買ったもの ● 「呼び込みくんミニ」を買いました ○ https://www.aoshima-bk.co.jp/special/article/4905083110249/ ○ 朝、仕事を始める時に良い感じのスイッチにもなります ○ 嫌なことがあっても「でも、我が家には呼び込みくんがいるから…!」という圧倒的な自己肯定感と 心理的安全性を得られます

4.

はじめに ● ● 前職で昨年(2021年)に1年弱開催していた、IT初心者向け社内LT会のお話です LT会を運営するにあたって実施したこと・工夫したことなどをお話ししていきたいと思います

5.

発端 ● ● ● ● もともと社内LT会は2020年頃まで散発的に開催されていた 担当者の退職や社内体制の変化などでだんだん開催されなくなってきていた 昨年3月頃に当時の上司との面談で「社内LT会またやりたいですねー」と話したのがきっかけ 特にジュニアエンジニアの強化の一環としてやりたいね、という事にになり、ざっくりとした企画書が降って きたので私が実行に移すことに

6.

ざっくり方針を決めよう! ● ● 月イチくらいの開催を目指す 運営を一人ではなく複数人のグループで分担する ○ ● 特定の人が忙しくなっても・退職しても続けられるように 業務時間中に開催する ○ ○ ○ 定時後だと家族やプライベートの関係もあってどうしても人が集まりにくい 「勉強や発表も業務のうちである」という流れを作りたかった 晴れて6月頃に社内活動として工数をつけられるようになりました!

7.

コアメンバーを集めよう! ● ● 会の運営を担当してくれるコアメンバーがざっと5-10人くらいは欲しいと思った 「LT会の運営メンバーを募集します!」と言ってもなかなか集まらなさそう …

8.

コアメンバーを集めよう! ● ● ● ● 3月に社外講師を招いてのTDD(テスト駆動開発)の勉強会が開催された こういった勉強会に自発的に参加するメンバーならモチベーションも高いと思い、参加者にターゲットを 絞って声をかけました 勉強会運営の人を含め、5人ほどのコアメンバーを集めることにまず成功! 運も味方しましたが、自分で何か勉強会を開催してそれに集まったメンバーに声かけするという方法も有 効でしょう

9.

視聴者を集めよう! ● ● ● ● ● ● 最初のLT会の視聴者が数人では発表者も運営もモチベーションが落ちて会が続かなさそう … 「ジュニアエンジニア」といえばまず新卒入社の社員 新卒社員の教育係の人に根回しして、LT会を視聴してもらうようにお願いしました 教育係の人も含めて視聴者を8人確保! 新卒の中からは発表者やさらにコアメンバーになってくれる人も出てくれました 入社直後という時期も幸いしましたが、新卒の教育係やメンターに根回しするという手は有効だと思いま す

10.

定例会を開こう! ● 調整さん( https://chouseisan.com/ )でコアメンバーの希望をとり、Google meetに大体週1で1時間ほど 集まってTODOの確認や決め事をしました ○ ● ここは毎週決まった時間とかに開催しても良いでしょう 時間は1時間確保しておいて、決め事が終わっても特に解散せずに残って雑談する時間にあてたりして いました ○ ○ リモートワーク下でのコミュニケーションの一環に 物事を早く決めようというモチベーションにもなる

11.

役割を分担しよう! ● LT応募の管理係、当日司会、録画係、アンケートの作成・集計係、 (発表者が集まらなかった時の)ストック 用LT資料の作成係など ○ ● ● LTの応募やアンケートは Googleフォームを使いました 役割は固定せず、定例会で毎回ローテーションを決めてました ストック用LT資料に関しては特定の人が続けて発表することがないように、また一般の発表者が十分集 まった場合は次回用に回すなどしました

12.

宣伝しよう! ● ● ● どんなLT会や勉強会でも宣伝しないと興味を持ってくれない、まして発表者として手を挙げてくれないだろ う Slackや毎週金曜日のオンライン全社会でくどい位に宣伝しました 印象付ける狙いもあって、最初の数ヶ月は私が一人で担当しました ○ 「またアイツが喋ってるよー」と思わせたら勝ちくらいの気持ちで行きましょう

13.

宣伝しよう! 2〜3週間前の 金曜日 1週間前の 金曜日 当日 木曜日 翌日 金曜日 次回開催告知 発表募集 発表者・ 発表内容告知 開催 アンケート 内容公開

14.

宣伝しよう! ● ● 数回開催して知名度を得たと思った時点で、宣伝も他の人に任せるようにしました 私も想像しないようなバラエティに富んだ宣伝が出てきたのは面白かったです ○ ○ Slackの告知も絵文字や AAを駆使した派手なものになったり 全社会で2人で漫才のような宣伝をしたり

15.

アンケートで参加者の声を拾おう! ● ● ● Googleフォームを使ってLT会終了後に感想などのアンケートを集めました 毎回大体10人くらいの人が書いてくれたのでありがたかったです 感想などは先ほど述べたとおり宣伝で(匿名で)公開したり、発表者にフィードバックしました

16.

アンケートで参加者の声を拾おう! ● ありがちな、発表が面白かった・役に立ったなどの5段階評価の項目はあえて外しました ○ ○ ● LT会は他人と競う場ではない 評価を数値化すると「じゃあこんな発表をすればウケるんだな」となって発表のバラエティが損なわれてしまう ただ「ジュニアエンジニア向け」というコンセプトを鑑み、IT業界の経験年数と組み合わせた上で内容が簡 単⇔難しいの5段階評価は設けました

17.

参加できなかった人をサポートしよう! ● 勉強会や発表会の後に公開される動画、皆さん見ますか?

18.

参加できなかった人をサポートしよう! ● 勉強会や発表会の後に公開される動画、皆さん見ますか? 私は見ません!

19.

参加できなかった人をサポートしよう! ● ● ● 人間はいつでも・どこでも見られるものはついつい後回しにして結局見ない 「動画をここに置いたので見てね!」ではなく、LT会の翌週にGoogle meetを使って同時試聴会を開催し ました 参加人数は毎回大体3〜5人程度 ○ ○ もうちょっと工夫の余地があったかも … 開催曜日や時間をずらしても良かったかもしれない

20.

マンネリを打破しよう! ● 4〜5回ほど開催したところで、視聴者は大体30〜35人あたりを推移 ○ ● 全社員数が 80〜90人ほど、うちエンジニアは 70〜80人ほど 安定期に入ったものの問題点も見えてきた ○ ○ 発表者がだんだん固定化して「内輪感」が出てきた 若干高度な内容を扱う発表が増えてきた

21.

マンネリを打破しよう! ● ● ● 3分限定LT大会を企画してみた テーマは不問、IT系以外の話題もOK あえて録画はせず、当日限りのLT会に ○ ○ アンケートで「録画して欲しくない」という声もあった 録画されることへの心理的抵抗感が意外とあるのかも?

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マンネリを打破しよう! ● 1時間の時間枠に14人の応募者が集まりました! ○ ○ ● ● 最初は時間制限も緩くやろうと思ってましたが、厳しくやることに 社長でも容赦無く切りました! 内容もIT系はもちろん、スパイスからのカレーの作り方や動物看護師の仕事紹介など 視聴者はピーク時で50人

23.

LT会の流れを広めよう! ● その後、色々な勉強会や読書会も開催されるようになりました ○ ○ ○ デザインに関する勉強会 「リーダブルコード」の輪読会 英語の技術 Web記事の輪読会

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おわりに ● ● ● 社内LT会を運営するにあたって実施したこと・工夫したことなどをお話ししました 今回お話しした内容を元に、皆さんの職場でも勉強会やLT会を開催して盛り上がってくれれば嬉しいと思 います そして新しい知見が得られたならEasy Easyで発表してくれると最高に嬉しいです