Unity Reflectを活用した建設デジタルツインの最前線と将来ビジョン

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October 26, 22

スライド概要

主に建設の施工(生産)段階において、Unityが持つ人とシステムのパワーを最大限活用し、どう建設業務を変革しようとしているのかを開発事例や将来ビジョンなどを通して、その最新状況をご報告します。

こんな人におすすめ:
・建設業でメタバースやデジタルツインを目指されている方
・建設DXのためのアプリ開発やソリューション導入を検討されている方
・新たな建設業のあり方を一緒に考えて頂ける全ての方

受講者が得られる知見:
・建設会社が考えているデジタルツインの活用方法
・Unity Reflectの利用方法
・目指す建設の将来像・ビジョンの共有

出演:
湯淺 知英 (株式会社大林組)

--
初出: SYNC 2022 #UnitySYNC
https://events.unity3d.jp/sync/

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リアルタイム3Dコンテンツを制作・運用するための世界的にリードするプラットフォームである「Unity」の日本国内における販売、サポート、コミュニティ活動、研究開発、教育支援を行っています。ゲーム開発者からアーティスト、建築家、自動車デザイナー、映画製作者など、さまざまなクリエイターがUnityを使い想像力を発揮しています。

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各ページのテキスト
1.

Unity SYNC 2022 株式会社大林組 湯淺知英|Tomohide YUASA

2.

(1)生産性の低さ ・受注生産、屋外生産、 ・労働集約型の生産システムなど (2)国内建設業特有の問題 ・就業者数の減少、高齢化の進行⇒担い手不足の懸念 ・長時間労働、過酷な労働環境 ⇒若手の入職希望者少 ・改正労働基準法への対応 ⇒時間外労働の制限 Source: 提言「i-Construction ~建設現場の生産革命~」、2016 https://www.mlit.go.jp/common/001127288.pdf McKinsey, 2017, Reinventing construction through a productivity revolution 2

3.

• 目的:建設施工現場の働き方改革「施工DX」実現 • 手段:デジタルツイン技術 業務アプリ開発 現場の デジタルツイン 図面・ BIM/CIMモデル 複数の時間断面 ヒト・ 位置測位情報 車両・重機 位置測位情報他 地形・点群 着工前の 施工シミュレーション 3

4.

• BIM/CIMの普及 • 3Dレーザースキャナー,VSLAM等による点群 Cellid社:Model Builder 4

5.

Unity Reflect +カスタマイズ開発 3Dモデルの統合(*) 座標 データ取得層 BIM/CIM モデル 点群 ヒト・位置 測位情報 車両・重機 位置測位情報他 5 Source: *「データ・システム連携基盤を活用した施工管理システム」の概念実証が完了(2022.8.25)プレスリリース

6.

Unity Reflect 大林組カスタマイズ デジタルツインアプリ 6

7.

+カスタマイズ開発 7

8.

1. 誰でも簡単に3Dデータを活用できる BIM/CIMや点群など形式の異なる3Dファイルを統合して簡単に操 作・表示できます。大容量でも軽快に取扱え、チームで共有できる。 8

9.

2. アノテーション機能 「アノテーション機能」を使えば、①3次元上で指示した場所を選び、指 示や是正内容を宛先付きでSNSのようにコメント入力できる。 9

10.

3. 指示書や豆図の簡単作成 4. 建機や作業員位置を3D空間上に再現 「カラーコーンや人の配置機能」を使えば、カラーコーンを配置した場所 を一筆書きするだけです。作業員も予め用意された3次元のアバター を使って、短時間で3次元のイメージ図が完成します。 建機や作業員に取り付けた位置測位センサー情報を、リアルタイムに 3次元上の現場上に再現する機能があります (*現在開発中、2022年度完成予定) (イメージ) 10

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2021 基盤開発 2022 2023 DTアプリ開発 社内での検証 DTアプリ強化・ 完成 社外利用・展開 11

12.

カナダ・バンクーバー 12

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現場の デジタル ツイン 業務アプリ 13

14.

DEMO MOVIE 14

16.

+外部システムとの連携 16

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ご清聴ありがとうございました 皆様と一緒につくっていきたいので、 いつでもお声かけください 株式会社大林組 湯浅知英 yuasa.tomohide@obayashi.co.jp Unity SYNC 2022 17