失敗と向き合う姿勢を正す話

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November 15, 17

スライド概要

RecoChoku Tech Night #05 -エンジニアの「失敗から学ぼう」-
https://recochoku.connpass.com/event/68599/
での発表資料です。

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各ページのテキスト
1.

失敗と向き合う姿勢を正す話 Kentaro SUZUKITech Night #05 4社合同 RecoChoku エンジニアの「失敗から学ぼう」 https://recochoku.connpass.com/event/68599/ LIFULL HOMEʼS事業本部 技術開発部 技術開発U プラットフォームG 鈴⽊ 健太郎 © LIFULL Co.,Ltd. 本書の無断転載、複製を固く禁じます。

2.

⾃⼰紹介 ⾃⼰紹介 - 鈴⽊ 健太郎 (@szk3) - やってきたこと Webアプリ開発 iPhoneアプリ開発 現HOMES PCサイト初期開発 AWS移⾏ - いまやっていること 技術基盤の刷新 社内ソリューションアーキテクト 2

3.

今⽇話すこと 1.失敗を定義する 失敗とは何か? 失敗の種別 失敗の捉え⽅ 2.失敗に対する振る舞い 目次 マインドの優先度 失敗は誰のもの? 反省すべきか? 3.失敗の活かし⽅ 活かす⽬的は? 原因追求の法則 ⽂化の醸成 3

4.

失敗を定義する 4

5.

失敗を定義する:失敗とは何か? 失敗とは何か? 5

6.

失敗を定義する:失敗とは何か? 失敗とは何か? 定義 大辞林より引用 • やりそこなうこと • ⽬的を果たせないこと • 予期した効果をあげられないこと 6

7.

失敗を定義する:失敗とは何か? 失敗とは何か? 定義 大辞林より引用 • やりそこなうこと • ⽬的を果たせないこと • 予期した効果をあげられないこと 失敗には「⽬的」や「予期した効果」の前提が存在する 7

8.

失敗を定義する:失敗とは何か? 失敗とは何か? 定義 大辞林より引用 • やりそこなうこと • ⽬的を果たせないこと 前提をすり合わせ、失敗の基点を作る • 予期した効果をあげられないこと 8

9.

失敗を定義する : 失敗の種別 失敗の種別 9

10.

失敗を定義する : 失敗の種別 失敗の種別 • 挑戦に起因する失敗 10

11.

失敗を定義する : 失敗の種別 失敗の種別 • 挑戦に起因する失敗 • 思慮不⾜・準備不⾜・怠慢に起因する失敗 11

12.

失敗を定義する : 失敗の種別 失敗の種別 賞賛すべき失敗と、そうでない失敗を区別する 12

13.

失敗を定義する : 失敗の種別 失敗の種別 賞賛すべき失敗と、そうでないものを区別する 失敗を区別し、進むべき⽅向を⾒失わない 13

14.

失敗を定義する : 失敗の捉え⽅ 失敗の捉え⽅ 14

15.

失敗を定義する : 失敗の捉え⽅ 失敗の捉え⽅ • +時間軸 で失敗は失敗ではなくなる 15

16.

失敗を定義する : 失敗の捉え⽅ 失敗の捉え⽅ • +時間軸 で失敗は失敗ではなくなる • スナップショットなのか、スコープなのか 認識をあわせておく 16

17.

失敗を定義する : 失敗の捉え⽅ 失敗の捉え⽅ • +時間軸 で失敗は失敗ではなくなる • スナップショットなのか、スコープなのか 時間軸を明確にすると、 失敗の輪郭が明確になる 17

18.

失敗に対する振る舞い 18

19.

失敗に対する振る舞い : マインドの優先度 マインドの優先度 19

20.

失敗に対する振る舞い : マインドの優先度 マインドの優先度 • ステークホルダーの不利益を基点に ビジネス⽬線 >>> エンジニア⽬線 両⽅の⽬線で、⾃分事として捉える 20

21.

失敗に対する振る舞い : マインドの優先度 マインドの優先度 • ステークホルダーの不利益を基点に ビジネス⽬線 >>> エンジニア⽬線 優先すべきものを明確にし 有事の際のコンパスにする { ⾃分事として捉える } 21

22.

失敗に対する振る舞い : 失敗は誰のもの? 失敗は誰のもの? 22

23.

失敗に対する振る舞い : 失敗は誰のもの? 失敗は誰のもの? • 失敗は関係者全員のもの 23 ⾃分事!!

24.

失敗に対する振る舞い : 失敗は誰のもの? 失敗は誰のもの? ⾃分事!! • 失敗は関係者全員のもの • 組織やチームが、起きた事象に責任を持つ 24

25.

失敗に対する振る舞い : 失敗は誰のもの? 失敗は誰のもの? ⾃分事!! • 失敗は関係者全員のもの • 組織やチームが、起きた事象に責任を持つ • マネージャーが、再発防⽌への責任を持つ 25

26.

失敗に対する振る舞い : 失敗は誰のもの? 失敗は誰のもの? ⾃分事!! • 失敗は関係者全員のもの • 組織やチームが、起きた事象に責任を持つ • マネージャーが、再発防⽌への責任を持つ 失敗の責任は全員で持つ 失敗の対応は役割分担する 26

27.

失敗に対する振る舞い : 反省すべきか? 反省するべきか? 27

28.

失敗に対する振る舞い : 反省すべきか? 反省するべきか? • 個⼈に強いるべきではない • 反省は⾃発的であるほうが望ましい • 強いると他メンバーの⼼理的安全性を 下げかねない • チームでの ”振り返り” が有効 28

29.

失敗に対する振る舞い : 反省すべきか? 反省するべきか? • 個⼈に強いるべきではない • 反省は⾃発的であるほうが望ましい • 強いると他メンバーの⼼理的安全性を ⾃省でないと意味がない 下げかねない チームで振り返りをする ”振り返り” が有効 • チームでの 29

30.

失敗の活かし⽅ 30

31.

失敗の活かし⽅ : 失敗を活かす⽬的 失敗を活かす⽬的は? 31

32.

失敗の活かし⽅ : 失敗を活かす⽬的 失敗を活かす⽬的は? • 定義の裏返し 定義 • ⽬的を果たせないこと → ⽬的を果たせること • 予期した効果をあげられないこと → 予期した効果をあげられること 32

33.

失敗の活かし⽅ : 失敗を活かす⽬的 失敗を活かす⽬的は? • 定義の裏返し 定義 • ⽬的を果たせないこと 挑戦的な失敗から再挑戦を⽣む → ⽬的を果たせること それ以外は、再発防⽌と⾃動化 • 予期した効果をあげられないこと → 予期した効果をあげられること 33

34.

失敗の活かし⽅ : 原因追求の法則 原因追求の法則 34

35.

失敗の活かし⽅ : 原因追求の法則 原因追求の法則 • ログが真実 • ログは嘘をつかない、嘘をつくのは⼈間だ • ログは処置・改善の源泉 • 全⼒でログが取れるようにしておく 35

36.

失敗の活かし⽅ : 原因追求の法則 原因追求の法則 • ログが真実 • ログは嘘をつかない、嘘をつくのは⼈間だ • ログは処置・改善の源泉 • 全⼒でログが取れるようにしておく • 犯⼈探しにはメリットがすくない • ⾮難すべきは⼈ではなくコト・モノ • 処置決めの難易度が⾼い • ⼼理的安全性を下げる 36

37.

失敗の活かし⽅ : 原因追求の法則 原因追求の法則 • ログが真実 • ログは嘘をつかない、嘘をつくのは⼈間だ • ログは処置・改善の源泉 • ログなき所に道なし • 全⼒でログが取れるようにしておく ⾮難すべきはコト・モノ 犯⼈探しにはメリットがすくない • ⾮難すべきは⼈ではなくコト・モノ • 処置決めの難易度が⾼い • ⼼理的安全性を下げる 37

38.

失敗の活かし⽅ : ⽂化の醸成 ⽂化を醸成しよう • 永続化 • オープン化 • 印象化 • メモリアルな失敗は⽣き続 ける • 振り返りやすく、⽣き証⼈ が増えやすい • 印象的な失敗を⼤切にする 38

39.

失敗の活かし⽅ : ⽂化の醸成 ⽂化を醸成しよう • 永続化 • オープン化 • 印象化 • ⼝頭で語り継がれる失敗は メモリアルな失敗は⽣き続 更なる失敗の抑⽌⼒になる ける • 振り返りやすく、⽣き証⼈ が増えやすい 39

40.

まとめ 40

41.

まとめ:今⽇の内容 • 失敗を定義し、⽬的を⾒失わないようにする • 失敗に向き合う姿勢を正し、有事に⽴ち向かう • 失敗を次に活かす流れを作る 41

42.

まとめ:失敗から経験へ • 失敗は、プロセスを経て、経験に変化する • 失敗を活かす為の本質が、プロセス 42

43.

まとめ:失敗から経験へ • 失敗は、プロセスを経て、経験に変化する • 失敗を活かす為の本質が、プロセス プロセス(考え⽅と⾏動) があれば トレース できる トレース できれば 仕組み化 できる 仕組み化 できれば ⽂化 にできる 43