現場のAI活用を”当たり前”に変えた地道な取り組み

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June 03, 26

スライド概要

2026年5月28日開催の第26回QuesでIT本部品質管理部QC第一グループ 花房輝鑑が登壇した際の資料になります。

品質管理部の現場でAI活用を推進する取り組みをご紹介しています。

イベントURL
https://ques.connpass.com/event/388065/

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DeNA が社会の技術向上に貢献するため、業務で得た知見を積極的に外部に発信する、DeNA 公式のアカウントです。DeNA エンジニアの登壇資料をお届けします。

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各ページのテキスト
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Ques#26 現場のAI活用を”当たり前”に変えた 地道な取り組み 株式会社ディー・エヌ・エー 花房 輝鑑 © DeNA Co., Ltd. 1

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目次 1 自己紹介 2 心理的ハードルを壊すためのアプローチ 3 AI活用の事例 4 まとめ © DeNA Co., Ltd. 2

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自己紹介 © DeNA Co., Ltd. 3

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1 自己紹介 ● 花房 輝鑑 ● 2023年にディー・エヌ・エーにジョイン ● 担当プロダクトのQAリード ○ スポーツ領域モバイルアプリ ○ ヘルスケア領域Webアプリ 拙著 ゲームをテストする バグのないゲームを支える知識と手法 (翔泳社 / 2022年12月発売) ● 組織横断の活動 ○ 検証技術の向上、支援 ○ 現場でのAI活用の推進 https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798175621 © DeNA Co., Ltd. ● DeNA QA Night の運営にも関わる 4

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心理的ハードルを壊すための アプローチ © DeNA Co., Ltd. 5

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 組織体制 品質管理部 QC1G QC2G ソーシャル QAG 開発G 私が所属するグループ 横断的な活動もおこなう 検証技術チーム 検証技術チームとは? 「品質のプロフェッショナルとして、常によいやり方や技術を探求し、 自らのバリューを高めていく」ことを推進していくチーム © DeNA Co., Ltd. 6

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 組織体制 組織のアプローチ ・「DARS」によるAIスキルの可視化 ・「AI活用100本ノック」など文化醸成 ・AIへの投資 →”DAAQ”という品管独自ツールを開発 © DeNA Co., Ltd. 検証技術チームのアプローチ 本日お話する内容 7

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 品管版DARS 基本的な知識利用習慣 品管用定義 Level. 1 Level 1: 試用 AIにテストケースのアイデア出しをさせたり、チーム会議のアジェンダ案を作らせたりと、単発の業務でAIを試す段階 Level. 2 Level 2: 日常利用 バグレポートの清書やテストデータの生成、複数メンバーの進捗報告の要約などに日常的にAIを活用し、個人の定型業 務を効率化する段階 Level. 3 Level 3: 業務の質の向上(効率化が実現できている状態) ・AIツール(DAAQetc)を利用して、仕様書、テストケースの質向上に繋げることができて、PJ貢献ができている段階 ・AIツール(DAAQetc)を活用して、QA業務(仕様書レビュー,テストケース,実行)のコスト削減ができている段階 Level. 4 Level 4: 業務の改善(更なる効率化効果が狙える)又は機能改善 AIツール(DAAQetc)を戦略的に改善して、さらなる業務効率化を組織全体に適応することができる DAAQの機能改善ができる Level. 5 Level 5: 戦略的展開又は機能拡張 ・工数制約で出来てなかったことをAIツールを活用してQCプロセスや開発プロセスに落とし込むことができる ・DAAQの機能拡張ができる ・DAAQに相当するAIツールを作成することができる。 DeNA ENGINEERING BLOG DeNA 品質管理部門が挑むAI化戦略 https://engineering.dena.com/blog/2025/12/dena-qa-ai-strategy/ © DeNA Co., Ltd. 8

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 DAAQ QAの生産性向上を目的としたDeNA品管独自ツール 画面イメージ 出力イメージ インスペクション テストケース © DeNA Co., Ltd. 9

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 「AIを活用していきましょう」と呼びかけても‥ 状況の不透明さ 心理的障壁 QCグループ約60名(派遣社員含む)おり、日々の業 務やプロジェクトの制約などでAIに対する理解度や活 用状況はバラバラ 理解度の低いメンバーやAI活用していないメンバーは 何をどうしていいかわからず、不安や戸惑いを感じて いる 現状維持バイアスがかかりやすい 新しい技術への挑戦よりも、現在の手法を維持しようとする心理が強く働く © DeNA Co., Ltd. 10

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 心理的ハードル 技術・リテラシーの壁 心理・サンクコストの壁 責任・信憑性の壁 (よくわからない) (いまのままでいい) (信じていいのか?) ● ● © DeNA Co., Ltd. AIの仕組みがわからない、 プロンプトの書き方がわか らない 変な回答が返ってきたら対 話が手間になりそう ● 新しいことをする工数が惜 しい ● 妥当な出力が出てくるの か? ● AI活用の準備(ルール、プ ロセス、ドキュメント等) に時間がかかる ● AIの出力を人がチェックす るなら自分でやったほうが 早いのではないか? 11

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 3つのアプローチ 1. 体験型ハンズオン 2. 相談窓口と事例共有 3. 現在地の可視化 実際に触れて学ぶことで、技術的 な不安や「よくわからない」とい うハードルを解消 成功事例を可視化し、いつでも相 談できる環境を整えることで、心 理的な抵抗感を減らす 現状のスキルや活用状況を客観的 に把握し、次のステップを明確に することで、継続的な意欲を高め る © DeNA Co., Ltd. 12

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 3つのアプローチ 1. 体験型ハンズオン 2. 相談窓口と事例共有 3. 現在地の可視化 実際に触れて学ぶことで、技術的 な不安や「よくわからない」とい うハードルを解消 成功事例を可視化し、いつでも相 談できる環境を整えることで、心 理的な抵抗感を減らす 現状のスキルや活用状況を客観的 に把握し、次のステップを明確に することで、継続的な意欲を高め る © DeNA Co., Ltd. ● AI活用ハンズオン ● DAAQ活用ハンズオン 13

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 1. 体験型ハンズオン 課題:利用状況の大きなバラつき © DeNA Co., Ltd. 解決策:理解と実践のハンズオン ● ほとんど利用経験ないメンバーも存在 ● AIを触る時間を「半強制的に」確保 ● 利用していても使い方が限定的 ● 参加者が自ら手を動かす時間を重視 ● 呼びかけだけでは活用の促進に限界 ● 指示内容と出力を互いにフィードバック 14

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 1. 体験型ハンズオン 座学 + 演習 主にQCグループメンバー(約60名)を対象にハンズオン実施 © DeNA Co., Ltd. ● 2026年4月までに4種類・合計25回のハンズオンを開催 ● 開催時間は60分~90分 ● 1開催あたりの参加者は10人程度 15

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 1. 体験型ハンズオン 座学 AI活用ハンズオン © DeNA Co., Ltd. ● AIの基本な仕組み ● AIが得意なこと、不得意なこと ● 利用時のリスク、注意点 ● 7Rプロンプティング 7Rプロンプティング 生成AIから精度の高い回答を引き出すためのフレー ムワークで、以下7つの要素で構成 1. Request(依頼) 2. Role(役割) 3. Regulation(形式) 4. Rule(ルール) 5. Reference(参照知識・例) 6. Review & Refine(評価・改善) 7. Run Scenario(実行シナリオ) 16

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 1. 体験型ハンズオン 演習(Gemini / Gem) © DeNA Co., Ltd. 1. 生成AI自体に慣れる 2. Gemの使い勝手を知る 翻訳+クイズ 献立作成 ● 馴染みのない言語でクイズを出題 ● 「献立プランナーGem」を作成 ● 生成AIで翻訳し、回答を画像生成 ● AIと対話しながら献立を立てる 17

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 1. 体験型ハンズオン 演習(NotebookLM) 1. 生成AIツールの特性を知る 2. 実践的なアウトプット ドキュメント要約 テスト観点の抽出 ● 架空ECサイトの要件定義書を利用 ● インプット情報の加工 ● 初見でも理解しやすい工夫をする ● スライド、インフォグラフィックなど 生成 © DeNA Co., Ltd. 18

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 1. 体験型ハンズオン ● © DeNA Co., Ltd. 参加者アンケート結果(一部抜粋) 19

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 1. 体験型ハンズオン ● 参加者アンケート結果(一部抜粋) 学習のしやすさ・満足度 © DeNA Co., Ltd. 他者の手法からの学び ● これまでそこまで使用頻度 が高かったわけではないの で、初級知識から始めてい ただきありがたかったです ● 参加者に発表してもらえる とみんな違ったプロンプト や結果が出ていて参考にな りました。 ● 今回のような、実例を踏ま えた説明があると非常に理 解が早まるなと実感できま した。 ● 他の人のやり方を見ること ができたのが良い勉強にな りました。一人ひとり導き 出す方法が違っていて、似 たような質問でも返ってく る結果が違うのが新鮮でし た。 具体的な気づき・今後の活用 ● 7Rについて、今回のハンズ オンで説明を受けて実際の 挙動の差が確認できて良か った。特に#評価改善のプ ロンプトを利用したことが 無かったので、活用できる か実際に試してみたい 20

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 1. 体験型ハンズオン DAAQ活用ハンズオン DAAQ(DeNA AI Advanced Quality)とは ● © DeNA Co., Ltd. テストをAI化してQAの生産性向上を目的としたDeNA品管独自ツール ○ テスト設計 ○ テスト自動化 21

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 1. 体験型ハンズオン DAAQ活用ハンズオン 実施内容 ● 操作、注意事項などを説明 ● インスペクション機能 ● サンプルデータを利用してテスト生成 ● 表示テスト生成機能 を実践 ● 機能テスト生成機能 実践で得た所感を参加者で共有し合う ● (予定)自動テスト機能 ● © DeNA Co., Ltd. 機能別ハンズオン 22

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 1. 体験型ハンズオン ● アンケート結果(一部抜粋) ピア学習・相互補助 © DeNA Co., Ltd. ● AI生成物はブレが一定ある為、複数人数 で照らし合わせながら進行できた点が良 かったと思います。 ● ピアワークでみなさんそれぞれの意見や 所感を出し合い、積極的な姿勢を感じ取 れて、とても有意義だった 継続的な学習意欲 ● 案件で活用していると回答はしたものの、 案内のメンバーが主に触っており、自分 自身はあまり触れてないので、引き続き こういったハンズオンとかでも学習でき ればと思ってます。 23

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 3つのアプローチ 1. 体験型ハンズオン 2. 相談窓口と事例共有 3. 現在地の可視化 実際に触れて学ぶことで、技術的な 不安や「よくわからない」というハ ードルを解消 成功事例を可視化し、いつでも相談 できる環境を整えることで、心理的 な抵抗感を減らす 現状のスキルや活用状況を客観的に 把握し、次のステップを明確にする ことで、継続的な意欲を高める © DeNA Co., Ltd. ● 相談用Slackチャンネル ● 事例共有 24

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 2. 相談窓口と事例共有 相談用Slackチャンネル ● AI活用含めたQA全般の相談窓口を運用 事例共有用Slackチャンネル ● AI活用に関する情報をラフに発信できる、キャッチアップできる場として運用 部内勉強会 © DeNA Co., Ltd. ● 2021年から月1回ペースで開催 ● FY25では現場のAI活用を中心に事例を共有 25

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 2. 相談窓口と事例共有 ● 共有事例:32件(類似の事例整理後 / 事例以外の情報共有除く) 分類 © DeNA Co., Ltd. 件数 使用ツール 件数 テスト設計・観点抽出 7 Gemini 19 仕様レビュー・インスペクション 4 NotebookLM 9 業務自動化(GAS等スクリプト作成) 6 スプレッドシート 3 障害分析・振り返り 1 GoogleMeet 1 ドキュメント作成・要約・翻訳 2 NotionAI 1 仕様調査・ナレッジ・学習支援 5 壁打ち・アイデア出し・プロンプト改善 2 テストデータ準備・実行支援 2 図解・スライド・レイアウト作成 1 ツール構築・BOT運用 1 その他 1 26

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 2. 相談窓口と事例共有 ● © DeNA Co., Ltd. 共有事例(一例) 27

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 3つのアプローチ 1. 体験型ハンズオン 2. 相談窓口と事例共有 3. 現在地の可視化 実際に触れて学ぶことで、技術的な 不安や「よくわからない」というハ ードルを解消 成功事例を可視化し、いつでも相談 できる環境を整えることで、心理的 な抵抗感を減らす 現状のスキルや活用状況を客観的に 把握し、次のステップを明確にする ことで、継続的な意欲を高める ● © DeNA Co., Ltd. 定点観測 28

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 3. 現在地の可視化 ● 定点観測の概要 アンケート対象 ● QCグループメンバー 実施時期 ● 約3か月スパンで継続実施 フィードバック ● © DeNA Co., Ltd. アンケート結果をGeminiで分析して公開 アンケート実施タイミング 第1回 2025年5月 第2回 2025年9月 第3回 2025年12月 第4回 2026年3月 29

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 3. 現在地の可視化 ● © DeNA Co., Ltd. AI活用頻度 30

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 3. 現在地の可視化 ● © DeNA Co., Ltd. AI活用効果の実感 31

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 3. 現在地の可視化 ● © DeNA Co., Ltd. AI活用用途 32

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 3. 現在地の可視化 ● © DeNA Co., Ltd. プロジェクトやチーム内での共有 33

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心理的ハードルを壊すためのアプローチ 2 3. 現在地の可視化 ● アンケート分析結果(一部抜粋) AI活用頻度 (第3回→第4回) AI活用用途 (第3回→第4回) ● ポジティブポイント ● ポジティブポイント 「週4〜5日」が44.90%から64.58%へ急増しました。AI利用 の習慣化が加速し、「活用していない」層も0%を維持して います。全社的な活用の深化と、実務への浸透が極めて高い レベルで進んでいます。 「データ分析・集計の補助」が8.57%から10.15%へ、「プロ グラミング」も7.43%から8.63%へと増加しました。単純な 要約を超えた、より専門的かつ実務に即した高度な活用事例 が着実に拡大している点は高く評価できます。 ● ネガティブポイント ● ネガティブポイント 「週1日」以下が減る一方で、「月2〜3日」や「月1日」とい った低頻度層が合計約6%発生しました。高頻度層への移行 が進む中で、活用が一部の業務に限定されたり、停滞したり し始めた層への配慮が今後の課題です。 「情報収集・検索」が21.71%から20.30%へ、「文書のドラ フト作成」も10.29%から9.14%へと微減しました。多くの項 目で利用割合が微減、または横ばいとなっており、活用シー ンの劇的な広がりに欠ける点が課題です。 © DeNA Co., Ltd. 34

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AI活用の事例 © DeNA Co., Ltd. 35

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3 AI活用の事例 概要 野球ドメイン知識の不足をAIで補完。仕様不備の見落としによる品質リスクを低減する取り組みを紹介 背景と課題 解決策・工夫 成果・効果 知識不足による品質リスク Geminiの役割定義と高度な推論 人間を補完する「鋭い指摘」の実現 野球知識に精通した人材が少なく、テス ト観点の漏れや障害が発生 ● 野球専門家かつQAエンジニアと して役割固定 ● 思考モードを活用し、仕様間の矛 盾を徹底解析 学習コストの限界 人力による知識習得には限界があるとい う現実 © DeNA Co., Ltd. ナレッジの同期と投入の工夫 ● 実装内容の個別切り出し投入によ る、指摘数の最大化 ● NotebookLMで独自仕様を専用ナ レッジ化 ● ドメイン特有の見落とし防止 「ダブルヘッダー」や「球場電波状況」 等の有効な指摘をAIが確認 ● QC視点の補完と有用性証明 契約関係の特約や、リリースバージョン の整合性に関する鋭い指摘を確認 ● 「壁打ち」相手としての高い価値 自分たちが「知らない知識」を補い、思 考を広げるための壁打ち相手として機能 36

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3 AI活用の事例 概要 組織内でブラックボックス化したノウハウを解読・継承していく手法の共有 背景と課題 解決策・工夫 成果・効果 「秘伝のタレ」問題 生成AIとの「3つの軸」での対話 解決スピードの大幅向上 長年の継ぎ足しにより中身を誰も把握で きず、再現不可能なノウハウが点在 ● 理解(役割を知る): 手順の意味や操作の目的を 解説してもらい、全体像をつかむ 有識者の不在とスキルの壁 非エンジニアのためコードが書けず、過 去のマクロやGASの運用手順に依存。さ らに前任者の退職等で中身がブラックボ ックス化 ● エラーの要因や、過去の手順と 「現在の状況のズレ」を特定する ● 人とノウハウの同時進化 属人性を排除して組織の運用を最新化す ると同時に、作業者自身のスキルや仕組 みへの理解度も向上 ● プロンプトの標準化 ● © DeNA Co., Ltd. 原因(理由を突き止める): 地道な調査時間を短縮し、即座に回答を 獲得 改善(手順をアップデートする): ミスの出ない工夫や、自動化などの 代替案を提案してもらう 成功した指示をチームで共有・仕組み化 37

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3 AI活用の事例 概要 国ごとに複雑に分岐する仕様の管理と検索を、NotebookLMを活用して劇的に効率化した実例の紹介 背景と課題 解決策・工夫 成果・効果 膨大な管理コスト / 検索性悪化 NotebookLM × GAS 工数を約 90% 削減、検索も爆速化 Notionへの転記に月1.5〜2人日。情報増 で検索に15分以上要する事態に QAチームへの負荷集中 仕様のレビューやNotionの更新作業など がQAチームへ集中し、リソースを圧迫 ● 最大300ファイルの仕様書をまる ごと一括管理 ● 根拠(ソース)を明示し、正確な 仕様確認を実現 1.5〜2人日 → 1.5〜2時間へ短縮 ● GASでテスト設計書から差分一覧 を自動抽出 ● 検索スピード:15分 → 2分 ● 運用コストの激減 情報アクセスの劇的な効率化 精度向上のための運用「掟」 ● ● © DeNA Co., Ltd. 最新版の優先指定 & 「記載がな いことは不明と答える」プロンプ トの工夫 ● 情報アクセスの民主化 全職種が自ら確認を行う文化へ変革 「回答の20%は疑え」という徹底 した確認ルール 38

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まとめ © DeNA Co., Ltd. 39

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まとめ 4 AI活用状況は想像以上にバラつきがあった ● GEMを日常的に活用しているメンバーがいる一方で、Geminiをほぼ触っていないメンバーも 他者の使い方や出力結果を知る機会は意外と少なかった ● ● ハンズオンでは参加者同士のフィードバックが好評だった 求める成果・出力を得るためにAIをどう利用しているか知る機会は意外と少ない 現場で”当たり前”にAI活用されるようになった ● ● ● © DeNA Co., Ltd. 日常的にAIが活用され、まずはAIと対話が当たり前に これまで出来なかったことをAI活用で実現可能になった 発想が広がったり挑戦心が芽生えてきた 40

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© DeNA Co., Ltd. 41