老後の資産運用で知っておきたい事

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June 27, 23

スライド概要

老後2000万円問題の解消には、個人の収入と支出のバランスが大切であることをまっすーさんは説明した。年金受給開始時期の選択によって受給額が変わるため、自分のライフプランに合わせた受給開始時期を選択することが重要である。また、投資をする場合は自己責任が必要であることを多くの失敗例から説明した。投資を始める際には、十分な知識や情報収集が必要であることを説明した。

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【老後2000万円問題の今】と【投資の失敗例】から学べる事 収入と支出を改善して無貯金で老後生活を送る術

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自己紹介 ©まっすー 名前 :まっすー 出身 :千葉県 現住所 :東京都 性別:男 :ファイナンシャルプランナー2級、AFP、 家族構成:妻、子一人 資格 年齢:37歳 簿記3級、Python 3 エンジニア認定基礎 趣味 :家計簿鑑賞、ペット(兎)、散歩、読書、ゲーム、アニメ FPとしての目標:人生におけるお金に対する不安をなくすこと 2

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前説 ©まっすー 老後の暮らしには、収入と支出が非常に重要です。 節約方法や収入増加のテクニックはいくつもありますが、 最終的には収入と支出のバランスを意識することが重要なポイントです。 もし生活をゆとりあるものにしたいのであれば、収入を増やす努力が必要です。 逆に、控えめな生活で満足できる(年金の中で暮らす)のであれば、収入を増やす必要はありません。 また、自分の収入を上げるための稼ぐ行為に限りがあると感じる場合は、それに合わせた生活をする選択肢もあります。 どの選択も、個人の好みや現実に基づいたものであり、正解はありません。 しかし、一つ言えることは、収入-支出がマイナスの状態が続くと、将来的に生活が困難になります。 まずは、ちょっと前に流行った老後2000万円問題を中心に、収入と支出について考えてみましょう。 次に、退職金の予定がある方もいるかもしれませんので、投資に関する話題にも触れていきます。 支出 収入 3

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目次 ©まっすー 1.老後2000万円問題の今 2.投資について(退職金の失敗パターンを例にして) 4

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©まっすー 老後2000万円問題の今 5

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老後2000万円問題とは ©まっすー 老後2000万円とは、何だったのか? 老後2000万円が騒がれた2017年の家計調査の結果を見てみます。 ひと月あたり54,519円が不足する。 この状態が30年間続くと 約2000万円足りない計算になる 計算:54,519円×12ヵ月×30年 =19,626,840円 6

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老後2000万円問題とは ©まっすー 2022年の家計調査ではどうなったでしょうか。 ひと月あたりの不足額は、22,270円 それが30年続くと約800万円となる。 6年の間で老後800万円問題になっていた! 計算:22,270円×12ヵ月×30年 =8,01,720円 ⇒結局、世帯による。 やりくり次第で、収入ー支出>0 なら老後資金問題が発生しない。 7

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©まっすー 年金収入についてのアプローチ 1.65歳で年金を受給開始 ①会社員(夫)+専業主婦(妻)の世帯の場合の平均年金額 163,380円+54,346円=217,726円 ②会社員(夫)の世帯の場合の平均年金額 163,380円 2.限界まで働き、年金受給を繰り下げして年金受給額を増やして収入を増やす 年金は、65歳の受給から繰り下げを行うことで月0.7%ずつ増額することができる。 70歳から受給 ①のパターン 217,726×1.42=309,170円 ②のパターン 163,380×1.42=231,999円 75歳から受給 ①のパターン 217,726×1.84=400,615円 ②のパターン 163,380×1.84=300,619円 参考サイト: 【2023年最新版】将来もらえる年金はいくら?国民年金・厚生年金の平均額! ht t ps://www.aeonbank.co.j p/inv est ment /special/ 25 7/#:~:t ext =%E5% 8E% 9A%E 7%9 4% 9F% E5%B9 %B4%E 9% 87% 91% EF%BC%8 8% E5% 9B%BD%E6 %B0%9 1% E5%B9 %B4%E 9% 87% 91% E3 %8 2%9 2,% EF%BC%8 9%E 3% 81%AE %E 5%8 F%9 7%E 7%B5%A 6%E 9%8 7% 91% E9%A 1%8D% EF%BC%8 8% E6% 9C%8 8%E 9%A1% 8D%E F%BC%89&t ext =% E5% 8E% 9A%E 7%9 4% 9F% E5%B9 %B4%E 9% 87% 91% EF%BC%8 8% E5% 9B%BD%E6 %B0%9 1% E5%B9 %B4%E 9% 87% 91% E5 %9 0%AB%E3% 82 %8 0,% E3% 81 %BB%E3% 81%A 9%E 3%8 1%AE% E5 %B7%AE% E3% 81 %8C%E 3% 81% 82% E3 %8 2% 8

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©まっすー 支出についてのアプローチ 1.家計簿をつける 支出を把握して削れそうなところがないか考える。 個別の節約法はありますが、今日は省略 基本的には支出を自分で分析して、生活満足度が下がらない部分をコストダウンしていく 例えば、スマホであればahamoにするとかOCNを利用する 車であれば軽自動車、中古車、レンタカーなどの選択肢を持つとか 9

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©まっすー 投資 10

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©まっすー 退職金で失敗したケース紹介 【退職金が半分以下に目減りしてしまったAさんのケース】 A男さん(75)は長年勤めていた大手企業を60歳のときに定年退職し、2500万円の退職金を受け取りました。 すでに子どもたちは独立し、かねてより老後は妻と余裕のある生活を送りたいと思っていたA男さん。 金融機関の営業マンの「大きく増やせますよ」という言葉に心を動かされ、勧められるままに外国の株式に 投資するタイプの投資信託などの金融商品に退職金全額を投資しました。ところが、直後にリーマン・ショックが起こり、 相場は大きく崩れ、Aさんが運用に回したお金は1200万円まで目減りしてしまいました。 焦ったA男さんは妻にばれる前に何とか損を取り戻そうと、目減りした1200万円をさらに高配当が望めそうなFX(外国為替証拠金取引)など ハイリスクな金融商品に回しましたが、損失は膨らむばかり。運用を始めてから15年が経った今、退職金の評価額は800万円を切る状態に なってしまいました。 https://nakamaaru.asahi.com/article/14701313 ⇒「退職したとたんに」「金融機関に勧められるまま」「全額を一気に」 ⇒金融機関のすすめられるままに外国の株式に投資をしてしまい、その投資信託の性質を理解せずに投資していること。狼狽売りをしてしまっている。 ⇒必死に取り返そうとしてFXなどのハイリスク商品(投機、ギャンブル)に手を出してしまった。 ⇒投資に対する知識不足 11

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©まっすー 投資について 相場感を知る: 世界一有名な投資家ウォーレン・バフェットでさえ年20%しか資産を増やせていないという事実 個人で、再現性が高く誰でも簡単にできると最近人気のインデックスファンド投資(オルカン・S&P500)で年5~7%の利回り 上記のことを踏まえて利回りが極端に高かったり、低かったりする金融商品の場合には相当疑っていい。 (月10%の利益を還元しますとかいうポンジスキーム詐欺が定期的にニュースが流れていますね。。。 その枠外の金融商品を買う場合(枠内もですが。。)には、「じっくり自分で調べて」から始めたほうがいいと思います。 また、投資は波のように値動きがあります。最大何%まで下がるか過去のデータを知っておいたほうがいい。 (リーマンショック時:48.1%まで値段が下がりました。(https://www.18shinwabank.co.jp/pdf/market_report/202004/mr_2004012.pdf) 投資の種類を知る: リスク度(父と母がわが子に贈るお金の話 より) レベル1 銀行預金 レベル2 定期預金 レベル3 高格付け債権 レベル4 ハイイールド債 ↑ローリスクローリターン ↓ハイリスクハイリターン レベル6 株式市場 レベル7 未公開株 レベル8 ベンチャー投資 レベル9 エンジェル投資 12

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©まっすー 投資について 経験を積む(ChatGPTに聞いてみました): 投資には、経験値が必要な理由として、以下の3点が挙げられます。 リスク管理: 投資にはリスクが伴います。経験を積むことで、リスクを適切に管理することができます。 また、過去の経験から、同じ失敗を繰り返さないようにすることもできます。 市場の動向を理解する: 投資は市場の動向に大きく影響されます。経験を積むことで、市場の動向を理解し、 投資先を選ぶ際により正確な判断ができるようになります。 自己分析: 投資は自己分析が必要です。自分自身の投資スタイルやリスク許容度を把握し、 それに合った投資先を選ぶことが大切です。経験を積むことで、自己分析がより正確になります。 以上のように、投資には経験値が必要です。 ただし、初めて投資をする場合は、リスク管理や市場の動向を理解することが難しいかもしれません。 投資を始める前には、投資の基本知識を学び、十分な情報収集を行うことが大切です。 退職後もし資産運用をしようと考えているなら今から少額で取り組んでいきましょう。 13

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©まっすー まとめ まずは、収入と支出のバランスを意識しましょうという話をさせてもらいました。 次に、投資の失敗例、相場感、投資の種類、投資経験についてお話させていただきました。 基本的には、収入ー支出>0 であれば、老後破産することはありません。 ですので、支出が年金収入を上回らないようにし、 投資をするのであれば投資で得た利益はお小遣いとして考えると生活は安定するかと思います。 支出 収入 14

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©まっすー 参考:相続 相続に関する税制改正について説明してほしいという要望があったので表にまとめました。(赤字2024年1月より変更になる部分) ①相続時精算課税制度②暦年課税です。 所感としては①は制度が使いやすくなった。②は厳しくなった。という印象です。 ①相続時精算課税制度 ②暦年課税(生前贈与加算) 贈与者 贈与年の1月1日時点で60歳以上の者(特定贈 与者) 誰でも可 受贈者 贈与年の1月1日時点で18歳以上の直系卑属 誰でも可 運用時の手続き 相続時精算課税選択届出書の提出 不要 控除額 ・受贈者ごとに年間110万円(基礎控除) ・特定贈与者ごとに累積2500万円(特別控除) 受贈者ごとに年間110万円(基礎 控除) 税率 一律20% 10%~55%の超過累進税率 贈与税の申告不要 基礎控除以下の場合は申告不要 基礎控除以下の場合は申告不要 相続財産への加算 相続時精算課税制度を適用したすべての贈与 財産(基礎控除部分を除く)を相続財産に加算 相続開始前7年以内の贈与財産 (基礎控除部分を含む)を相続財 産に加算 ただし3年超7年以内の贈与は総 額100万円まで加算しない 15