組織変革におけるアジャイルの技

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April 14, 22

スライド概要

Red Conference 2022 April Day3 での発表資料です。

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レッドジャーニー(https://redjourney.jp/) 所属のアジャイルコーチ 元ギルドワークス 所属 様々な規模のSIerでのシステム開発を経て今に至り、約10年で40の組織、80のチームを支援している。 「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、社内のみならず社外のチームがより良くなるお手伝いなど日々活動中。 ・認定プロフェッショナルスクラムマスター(CSP-SM) ・認定プロダクトオーナー(CSPO) ブログ:サウスポーなエンジニアの独り言

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

Red Conference 2022 April 組織変革におけるアジャイルの技 中村 洋(@yohhatu) https://unsplash.com/photos/KMn4VEeEPR8

2.

中村 洋(Yoh Nakamura) ✔ レッドジャーニー ✔ アジャイルコーチ ✔ Advanced Certi ed ScrumMaster ✔ Certi ed ScrumMaster ✔ Certi ed Scrum Product Owner ✔ Certi ed Agile Leadership I ✔ Certi ed LeSS Practitioner fi fi fi fi fi ✔ http://about.me/yohhatu

3.

関わった現場 41社 https://visualhunt.com/photo/8648/

4.

関わったチーム 83チーム https://visualhunt.com/photo/35879/

5.

コーチの事例

7.

このセッションで話すこと https://unsplash.com/photos/mG-HdjYiPtE

8.

このセッションで話すこと ✔ 組織変革に取り組んでいる時に出会うアンチ パターン ✔ そのアンチパターンに対してのアプローチ案 (一部)

9.

このセッションで話さないこと https://unsplash.com/photos/BcjdbyKWquw

10.

このセッションで話さないこと ✔ AgileやScrumに関する説明 ✔ 開発チームやプロダクトチームなどチームと のかかわり合いの話

11.

注意点 https://visualhunt.com/photo/172801/

12.

注意点 ✔ どこか特定の現場の話ではありません

13.

組織変革で出会うアンチパターン https://unsplash.com/photos/zcKEj-Jq02g

14.

組織変革で出会うアンチパターン ✔ 「DX、1つください」 ✔ 正解を見つけるまで分析し何も始められない ✔ 当事者不在で始まる ✔ 経営層などの「自分は関係ない」という発言 ✔ 理想が高すぎる ✔ できないことばかりに目が行く ✔ すぐに成果を求める

15.

組織変革で出会うアンチパターン ✔ 「DX、1つください」 ✔ 正解を見つけるまで分析し何も始められない ✔ 当事者不在で始まる ✔ 経営層などの「自分は関係ない」という発言 ✔ 理想が高すぎる ✔ できないことばかりに目が行く ✔ すぐに成果を求める

16.

正解を見つけるまで分析し 何も始められない https://unsplash.com/photos/1bjsASjhfkE

17.

正解を見つけるまで分析し 何も始められない ✔ "すべて"の情報や計画が出揃うまで何も進ま ない

18.

正解を見つけるまで分析し 何も始められない ✔ 進まない中で変化に取り組む流れが止まって しまう ✔ 計画を作りすぎると計画どおりに遂行するこ とが目的になる

19.

正解を見つけるまで分析し 何も始められない ✔ 全体像を”ざっくり”把握する ✔ 見えないことがなにかを見えるようにする ✔ 短いイテレーションを回し、いつでも止めた り、計画を変えられるようにする

20.

当事者不在で始まる https://unsplash.com/photos/LHem6-MRcn8

21.

当事者不在で始まる ✔ 実際に取り組む人たちがいないところで組織 変革の計画などが作られ、始まることが決まる

22.

当事者不在で始まる ✔ 取り組む人たちが自分事感を持つのが難しい ✔ 本来は支援するはずの経営層と取り組む人た ちとの間の関係性の構築ができない

23.

当事者不在で始まる ✔ 当事者たちを早く巻き込む ✔ インセプションデッキなどの計画づくりを 一緒にやるなど ✔ 早めに移譲する ✔ どういうことをやるのか?などのバックロ グは当事者たちで作り、口を出さない

24.

理想が高すぎる https://unsplash.com/photos/dNIGgfmeWHM

25.

理想が高すぎる ✔ ありたい状態や到達地点の理想が高すぎる

26.

理想が高すぎる ✔ 現状の把握を必要十分にしないままに検討す るとなりがち ✔ 現実離れした目標を立てることにもつなが り、実行性が乏しくなる

27.

理想が高すぎる ✔ ”今ここ”の現状を知る活動をする ✔ 「今を少しでもよくできることはなんだろ う?」というところから始める ✔ Di を取る際に「未来からの距離ではなく、 ff 過去からの距離(進捗)」を見る

28.

できないことばかりに目が行く https://unsplash.com/photos/IQzPXpu̲-0c

29.

できないことばかりに目が行く ✔ やれていないこと、うまくいっていないこと ばかりに目を向ける

30.

できないことばかりに目が行く ✔ ダメ出し的な感じになり、組織変革に対する 意欲が減ってくる ✔ (前述の)「理想が高すぎる」と組み合わさる とさらにやっかい

31.

できないことばかりに目が行く ✔ 今やれていることを認知する。今が全部ダメ なわけではない ✔ 状況が変わっても必要なスキルは変わらない こともある

32.

まとめ https://unsplash.com/photos/1NTFSnV-KLs

33.

正解を見つけるまで分析し 何も始められない ✔ “すべて"の情報や計画が出揃うまで何も進ま ない ✔ 全体像を”ざっくり”把握する ✔ 見えないことがなにかを見えるようにする ✔ 短いイテレーションを回し、いつでも止めた り、計画を変えられるようにする

34.

当事者不在で始まる ✔ 実際に取り組む人たちがいないところで組織変 革の計画などが作られ、始まることが決まる ✔ 当事者たちを早く巻き込む ✔ インセプションデッキなどの計画づくりを一 緒にやるなど ✔ 早めに移譲する ✔ どういうことをやるのか?などのバックログ は当事者たちで作り、口を出さない

35.

理想が高すぎる ✔ ありたい状態や到達地点の理想が高すぎる ✔ ”今ここ”の現状を知る活動をする ✔ 「今を少しでもよくできることはなんだろ う?」というところから始める ✔ Di を取る際に「未来からの距離ではなく、 ff 過去からの距離(進捗)」を見る

36.

できないことばかりに目が行く ✔ やれていないこと、うまくいっていないこと ばかりに目を向ける ✔ 今やれていることを認知する。今が全部ダメ なわけではない ✔ 状況が変わっても必要なスキルは変わらない こともある

37.

組織変革における大切なこと https://unsplash.com/photos/oMpAz-DN-9I

38.

組織変革における大切なこと ✔ 組織変革は長いジャーニーになる。故に”続け られること”が大事 ✔ うまくいくことにベストを尽くす。しかし、 うまくいくことを前提に置かない ✔ 難しいことだけど、楽しみながら

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参考資料 https://unsplash.com/photos/2JIvboGLeho

40.

参考資料 ff ff スライド:https://bu .ly/3HDj15a 動画:https://bu .ly/3EaCtFf

41.

みなさんが組織を変えていく ヒントになれば幸いです https://unsplash.com/photos/AMQEB4-uG9k