新しい環境を作成するときに気を付けたいこと

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January 25, 26

スライド概要

「Power Platform Administrator勉強会 #07」登壇資料
https://jppac.connpass.com/event/376758/

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Power Platform、Micorosoft 365らへんについて勉強しています。 気ままに勉強会 主催運営 https://kimamani.connpass.com/ たなの覚え書き(blog) https://tana-techlog.net/

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各ページのテキスト
1.

環境を作成するときに気を付けたいこと Power Platform Administrator勉強会 #07 2026/01/25 Power Platform Administrator Community #PPACjp たな (@dreams_panda)

2.

環境について • Power Platformでは、テナント内に複数の「環境」を持つことができ る • Power Platformでは、「環境」上にアプリやフローを作成、保存、管理 する • 組織で決められた用途に応じた「環境」を選択して、アプリやフローを作成する • 「環境」には、さまざまな種類の「環境」がある [参考] Microsoft 365 Copilot now enables you to build apps and workflows | Microsoft 365 Blog https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2025/10/28/microsoft-365-copilot-now-enables-you-to-build-apps-andworkflows/?msockid=0368faa0177d64652947ef56165f658f #PPACjp たな (@dreams_panda) 2

3.

環境の種類と特徴 既定の環境(default) 開発者環境 試用版環境 テナント内に1つだけ存在する手動では 削除できない「特別な種類」の運用環境 開発、テストを目的とした非運用環境で、 かつ、個人向け環境 短期でのテストを目的とした非運用環境 • ライセンスを保有するすべてのユーザーがア クセス可能 • Dataverse容量を計7GB(※)まで利用可能 • 1ユーザーあたり、Power Platform管理センター から3つ、開発者プランセルフサインアップで1つの 計4つまで作成可能 • 環境作成後、所有者ユーザーに開発者プランのライ センスが自動的に付与される • 環境作成時にDataverseの空き容量が不要 • 容量制限あり(2GB) • 30日間非アクティブな状態が続くと無効化、 無効化後15日経過で自動削除 • 30日間で期限切れで自動的に削除される • 1ユーザーあたり1つだけ作成可能 • 実稼働、サンドボックスに変換する場合、 Dataverseの空き容量が1GB必要 ※ データベース:3GB、ファイル:3GB、ログ:1GB • テナントにPremiumライセンスがない場合、非アク ティブな状態が続くと、90日後、無効化、無効化後、 30日間で自動削除 実稼働環境 Teams環境 サンドボックス環境 (Dataverse for Teams) 組織での恒久的な作業に使用することを 目的とした運用環境 開発、テストに使用することを目的と した非運用環境 Microsoft Teamsのチームに紐づい た運用環境 • 環境作成時にDataverseの空き容量が1GB必要 • コピーやリセットの機能を有する • 環境作成時にDataverseの空き容量が1GB必要 • Teamsでアプリを作成または、アプリカタログから アプリをインストールすると自動的に作成される • 1チーム1環境のみ • 容量制限あり(2GB or 100万レコード) [参考] Power Platform 環境の概要 - Power Platform | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-platform/admin/environments-overview?WT.mc_id=DX-MVP-5005072#power-platform-environment-types [参考] Power Platform 環境の自動削除 - Power Platform | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-platform/admin/automatic-environment-cleanup?WT.mc_id=DX-MVP-5005072 [参考] Dataverse for Teams vs Dataverse - Power Apps | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/teams/data-platform-compare?WT.mc_id=DX-MVP-5005072 #ビリビリ たな (@dreams_panda) 3

4.

環境作成後はどうする? • 環境を作成したあと何をするか? • DLP(データ損失防止)ポリシーを適用する • ユーザーにセキュリティロールを割り当てる • 環境には、さまざまな機能のオプトイン/オプトアウトや設定を変更する ことができる • 設定値が異なれば、ユーザー操作の挙動が変わる 「環境」作成後に気にする必要がある「環境の設定」について 考えてみましょう #PPACjp たな (@dreams_panda) 4

5.

自己紹介 Power Platformに魅了されたパンダ。 推しはPower Automateとマネージド環境。 Power Platformの仲間が増えると嬉しいです。 お仕事 個人事業主 (屋号:Attract Place) たな Power Platform 管理・運用支援 Power Platform 開発支援・トレーニング ※前職:某大手企業にて、Power Platform管理・運用担当に従事 (Yuka Tanabe) Microsoft MVP (Business Applications) コミュニティ運営 気ままに勉強会 :https://kimamani.connpass.com/ Power Platform Administrator Community :https://jppac.connpass.com/ SNSなど X(Twitter) : @dreams_panda ブログ : https://tana-techlog.net/ Docswell : https://www.docswell.com/user/tanapandalove #PPACjp たな (@dreams_panda) 5

6.

注意事項 • お話する内容は、私の個人的見解を含みますのでご注意ください。 詳細については、Microsoft公式ページや実機確認されるようお願い いたします。 • 内容について認識違いをしている点があるかもしれません。 お気づきの場合は、ご指摘いただけると助かります。 • 画面や仕様は、2026年1月時点の情報です。 今後のアップデート等により、仕様変更する可能性があります。 #PPACjp たな (@dreams_panda) 6

7.

環境の設定 #PPACjp たな (@dreams_panda)

8.

環境の設定画面への導線① • [管理]-[環境]>該当環境選択 > [設定] #PPACjp たな (@dreams_panda) 8

9.

環境の設定画面への導線② • [管理]-[環境]>該当環境名クリック > [設定] たな (@dreams_panda) 9

10.

環境の設定画面への導線③ • [管理]-[環境]>該当環境名 >[・・・]-[設定] たな (@dreams_panda) 10

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環境の設定画面 • さまざまなカテゴリの設定がある #PPACjp たな (@dreams_panda) 11

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環境作成時に注意が必要な設定 • [製品]-[機能]は、最も利用者影響が出やすく、かつ、追加変更が多い 設定 #PPACjp たな (@dreams_panda) 12

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[製品]-[機能]の設定例(一部) • Copilotの設定やデスクトップフローの設定などさまざまな機能の 設定が存在する #PPACjp たな (@dreams_panda) 13

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環境の設定のデフォルト値 #PPACjp たな (@dreams_panda)

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環境の設定のデフォルト値 • デフォルト値は、変更される場合があるので注意 ① 既存環境のデフォルト値が変更される場合がある ② 新規に環境を作成するときにデフォルト値が変更される場合がある = 既存環境と設定が異なる ↓ 既存環境と新規環境で、動作に差が生じる #PPACjp たな (@dreams_panda) 15

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既存環境のデフォルト値が変更される例 • 拡張デスクトップフロースキーマは、V1でしたが、V2に変更することが できるようになり、最終的にV2がデフォルト値に・・・ • オプトアウトするには、サポートに問い合わせが必要 #PPACjp たな (@dreams_panda) 16

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デフォルト値が異なる例 #PPACjp たな (@dreams_panda)

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デスクトップ フロー実行アクション ログのコンフィギュレーション <既存環境> <新規環境> ※2025/11(?) 以降 #PPACjp たな (@dreams_panda) 18

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「デスクトップフロー実行アクションログ」とは • デスクトップフロー実行時のログのバージョンで保存される箇所が 変わる [参考] デスクトップフローログの動作を構成する - Power Automate | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-automate/desktop-flows/configure-desktop-flow-logs?WT.mc_id=DX-MVP-5005072 #PPACjp たな (@dreams_panda) 19

20.

「デスクトップフロー実行アクションログ」V1とV2の主な違い [参考]デスクトップ フロー ログ V1 と V2 の主な違い - デスクトップフローログの動作を構成する - Power Automate | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-automate/desktop-flows/configure-desktop-flow-logs?WT.mc_id=DX-MVP-5005072#keydifferences-of-desktop-flow-logs-v1-and-v2 #PPACjp たな (@dreams_panda) 20

21.

Dataverseの容量 • 最初のライセンス購入時に付与される既定のログキャパシティは、 最大で2GB ユーザーライセンスを何個購入 しても、ログ容量は増えない ↓ Dataverseログキャパシティ アドオン ライセンスで1GBずつ 購入して増やすしかない ライセンスガイド英語版:https://aka.ms/pplic ライセンスガイド日本語版:https://aka.ms/pplicjp #PPACjp たな (@dreams_panda) 21

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デスクトップフロー実行アクションログV2 の詳細度 #PPACjp たな (@dreams_panda) 22

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アクションログの詳細度の設定 • アクションログV2の場合、デスクトップフローの「フローのプロパティ」 で「アクションログの詳細度」を設定(調整)する必要がある • 設定しない場合は、「完全」になるため、すべてのログが出力される = ログ使用量が膨大になる 環境の設定が「完全」の場合は、カスマイズすることができない ↓ 環境の設定で「完全」以外の設定にしておく必要がある #PPACjp たな (@dreams_panda) 23

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アクションログの詳細度の設定例 • 環境の設定で「アクションログの詳細度」を「カスタム」に設定した場合 • 「カスタム」「デバック」「完全」しか選択できない • 「警告」「エラー」を選択するとエラーメッセージが表示される #PPACjp たな (@dreams_panda) 24

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Dataverse ソリューションで新しいキャンバス アプリとクラウド フロー を作成する <既存環境> <新規環境> ※2025/10(?)以降 ※ キャンバスアプリの方は、プレビュー [参考] 既定でキャンバス アプリとクラウド フローをソリューションに追加する - Power Apps | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/canvas-apps/add-app-solution-default?WT.mc_id=DX-MVP-5005072 #PPACjp たな (@dreams_panda) 25

26.

「Dataverse ソリューションで新しいキャンバス アプリとクラウド フ ローを作成する」とは • ソリューションを作成しなくても、ソリューションクラウドフローとなる • レガシーエクスポートはできない • 作成されたクラウドフローは「既定のソリューション」に含まれる ※ ソリューションに含まれていない場合は、「ソリューション」 セクションは表示されない #PPACjp たな (@dreams_panda) 26

27.

「Dataverse ソリューションで新しいキャンバス アプリとクラウド フ ローを作成する」とは • 「既定のソリューション」には、他のユーザーが作成したクラウドフローな ども保存されている • 「既定のソリューション」は、エクスポートできない • エクスポートするには、別途ソリューションを作成する必要がある #PPACjp たな (@dreams_panda) 27

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新規作成でソリューションクラウドフローを作成がデフォルトの理由(想像) • 受けられる恩恵が増える • 「下書き保存」が可能 (利用時には「公開」が必要) • 「バージョン管理」が利用可能 • 「節約」機能が利用可能 • 「オートメーションセンター」に情報が表示される • マネージド環境なら、ソリューションクラウドフローの共有制限が可能 • 注意が必要な点 • Dataverseに保存されるため、Dataverse(データベース)容量を消費する [参考] 既定でキャンバス アプリとクラウド フローをソリューションに追加する - Power Apps | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/canvas-apps/add-app-solution-default?WT.mc_id=DX-MVP-5005072#doesputting-flows-into-dataverse-use-dataverse-capacity #PPACjp たな (@dreams_panda) 28

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おまけ • Learnには、既定でオフと記載されている・・・・ [参考] 既定でキャンバス アプリとクラウド フローをソリューションに追加する - Power Apps | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/canvas-apps/add-app-solution-default?WT.mc_id=DX-MVP-5005072#is-thisfeature-generally-available-or-preview #PPACjp たな (@dreams_panda) 29

30.

さいごに #PPACjp たな (@dreams_panda)

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さいごに • 環境作成後の[製品]-[機能]の設定値は、既存環境と異なる場合が あるので、既存環境との差異がないかを確認しよう。 • 既存環境側を変更するか、新規環境側を変更するかは、ユーザーの 利便性や影響度、および運用への影響度を 十分に検討しよう。 • どちらの設定がよいという正解はない。機能のメリット・デメリットと組織の方針、 運用の兼ね合いで変わってくる。 • 新しい機能が追加された場合も同様。 環境作成後の設定値についてしっかりと意識しよう。 #PPACjp たな (@dreams_panda) 31

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THANK YOU ! Happy Power Platform Life! たな (@dreams_panda) 32