モダンな開発現場になるためのお作法としてのツール活用

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February 05, 16

スライド概要

「オープンセミナー2016 @ 広島」での講演資料です。

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各ページのテキスト
1.

みんなでつくろうモダンな開発現場 通りすがりのエバンジェリスト 長沢 智治 オープンセミナー 2016 @ 広島

2.

ビジネス要件がすべて洗い出せ、かつ全体計 画が立てられるならば、ビジネス→開発→運 用→ユーザーと計画立てされるはずである。 ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

3.

ビジネス要件がすべて洗い出せ、かつ全体計 画が立てられるならば、ビジネス→開発→運 用→ユーザーと計画立てされるはずである。 ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

4.

ビジネス要件がすべて洗い出せ、かつ全体計 画が立てられるならば、ビジネス→開発→運 用→ユーザーと計画立てされるはずである。 ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

5.

ビジネス要件がすべて洗い出せ、かつ全体計 画が立てられるならば、ビジネス→開発→運 用→ユーザーと計画立てされるはずである。 ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

6.

この条件下では、ビジネス、開発、運用は、 サイロ化しても特に問題がないと言える ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

7.

1回のリリースしか前提にしておらず、 予測可能であればということ。 (要件定義がしやすく、慣れた技術を使える) ビジネス アイデア ビジネス価値 1回でデリバリーできる ビジネス 開発 ✓合意が得やすい ✓不確実性が低い 運用 ユーザー

8.

今日の開発では、それは稀である。 ビジネスの変化と技術の進化への追随が必須 なモダンな開発現場。 ビジネス アイデア ビジネス価値 1回でデリバリーできない ビジネス 開発 ✓合意が得にくい ✓不確実性が高い 運用 ユーザー

9.

優先順位の高いものからユーザーに価値を提 供し続けなければビジネスが成立しない。 ビジネス アイデア ビジネス価値 1回でデリバリーできない ビジネス 開発 ✓合意が得にくい ✓不確実性が高い 運用 ユーザー

10.

優先順位の高いものからユーザーに価値を提 供し続けなければビジネスが成立しない。 ビジネス アイデア ビジネス価値 1回でデリバリーできない ビジネス 開発 ✓合意が得にくい ✓不確実性が高い 運用 ユーザー

11.

優先順位の高いものからユーザーに価値を提 供し続けなければビジネスが成立しない。 ビジネス アイデア ビジネス価値 1回でデリバリーできない ビジネス 開発 ✓合意が得にくい ✓不確実性が高い 運用 ユーザー

12.

優先順位の高いものからユーザーに価値を提 供し続けなければビジネスが成立しない。 ビジネス アイデア ビジネス価値 1回でデリバリーできない ビジネス 開発 ✓合意が得にくい ✓不確実性が高い 運用 ユーザー

13.

継続的にデリバリーしていると、次に重要な 要件が顕在化しているので、常に要件の意思 決定と計画と実行が伴うことになる。 ビジネス アイデア ビジネス価値 ✓ユーザーに価値を継続的に 継続的デリバリー ビジネス ✓経験則 ✖ チーム ✖ フロー 開発 運用 ユーザー

14.

モダンなビジネスにおいて、 サイロ (壁) は必要なのか?どうするべきか ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

15.

ここで、「ツール活用」の意義を 俯瞰的に見てみよう ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

16.

多くの現場は、個々の作業の効率化とサイロ をうまくすり抜けるためにツールを導入して いる。 ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

17.

ツールのチカラで、壁に穴を開けたり ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

18.

壁に開けた穴を情報が通るように考える ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

19.

このツール活用は不完全である ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

20.

モダンなビジネス、開発においては、 そもそもサイロがゆるされないからである。 ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

21.

サイロの撤廃と透明性による効率化と省力化 (簡素化)そして、現状の把握による自律と 改善がツール活用の主目的であるべきだ。 ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

22.

そのためには、ユーザーに価値が届くフロー とフィードバックループを構成できるかが 重要である。 ビジネス アイデア ビジネス ビジネス価値 開発 運用 ユーザー

23.

フィードバック ループ ビジネス アイデア ビジネス では、モダンな開発現場の資質を見ていこう ビジネス価値 開発 価値のフロー 運用 ユーザー

24.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー ビジネス 開発 運用 ユーザー そもそも、ビジネス、開発、運用でリズムの 調和がなされていないということは、ユーザー に価値を提供できていない可能性が高い。

25.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー ビジネス 開発 運用 ユーザー ビジネス、開発、運用ではなく、共有指標に 基づく、価値のフローとフィードバック ルー プを考えるべきである。

26.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー ビジネス 開発 運用 ユーザー そのためには、それぞれの成果物と指標を共 有すべきである、これが透明性の第一歩だ。

27.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー 違い ビジネス 粒度|言語|手段|価値観|ツール 開発 運用 ユーザー とはいえ、それぞれの価値感も使用言語も、 扱う情報の粒度も手段も異なることが多い。

28.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー チームメンバーは、活動=「成果物の参照と 変更」のため、成果物に引きずられ、本来の 目的や協調から離れていく傾向がある。 すると、本業に注力するよりも、情報収集に 労力を費やすことになる。

29.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー これを回避するためには、成果物のリポジト リ管理と、情報 Hub による統制が重要だ。 情報 Hub 作業の基本要素は、「人→作業→成果物」な ので、「作業」の統制が不可欠であり、これ により、複雑な活動をシンプルにできる。

30.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー ユーザー 情報 Hub 価値のフローは、シンプルになる。そのため 「情報 Hub」は重要である。

31.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー アイデア 変更 価値 デプロイ 運用 ビジネス ユーザー コード ビルド とはいえ、ロールによる価値観が異なるわけ 情報 Hub 開発 だが、情報 Hub は、価値観・成果物の粒度 とつながり(トレーサビリティ)を調整する 役割もある。

32.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー アイデア 価値 それぞれ、同じ目的でも、価値観と粒度は異 なるが、それらは粒度が異なるだけだと感げ 企画 ビジネス 価値 バックログ ることができる。 デプロイ 変更 運用 コード ビルド コード 開発 情報 Hub ビルド デプロイ

33.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー アイデア 価値 情報 Hub で調整することで、すべてのロール が共通の価値観(=バックログ)で共通認識 企画 ビジネス 価値 を持つことができるようになることが期待で きる。 バックログ デプロイ 変更 運用 コード ビルド コード 開発 情報 Hub ビルド デプロイ

34.

リズム|共同所有 (透明性)|ビュー アイデア 価値 価値のフローは、見方をかえるとこのように なる。 企画 ビジネス 価値 バックログ デプロイ 変更 運用 コード ビルド コード 開発 情報 Hub ビルド デプロイ

35.

みんなでつくろうモダンな開発現場 通りすがりのエバンジェリスト 長沢 智治 オープンセミナー 2016 @ 広島

36.

企画 計画 企画書 開発 ビルド デプロイ タスクボード バックログ プロダクション ステージング コード w/ DVCS ビルド w/ CI モダンが開発現場でのツール活用を見ていく

37.

企画 計画 企画書 開発 ビルド デプロイ タスクボード バックログ プロダクション ステージング コード w/ DVCS ビルド w/ CI それぞれの作業でフィードバックサイクルが 回りながら価値のフローを形成することにな る

38.

企画 計画 企画書 開発 ビルド デプロイ タスクボード バックログ プロダクション ステージング コード w/ DVCS ビルド w/ CI それぞれの作業でフィードバックサイクルが 回りながら価値のフローを形成することにな る

39.

企画 計画 企画書 開発 ビルド デプロイ タスクボード バックログ プロダクション ステージング コード w/ DVCS ビルド w/ CI それぞれの作業でフィードバックサイクルが 回りながら価値のフローを形成することにな る

40.

企画 計画 企画書 開発 ビルド デプロイ タスクボード バックログ プロダクション ステージング コード w/ DVCS ビルド w/ CI それぞれの作業でフィードバックサイクルが 回りながら価値のフローを形成することにな る

41.

企画 計画 企画書 開発 ビルド デプロイ タスクボード バックログ プロダクション ステージング コード w/ DVCS ビルド w/ CI それぞれの作業でフィードバックサイクルが 回りながら価値のフローを形成することにな る

42.

企画 計画 企画書 開発 ビルド デプロイ タスクボード バックログ プロダクション ステージング コード w/ DVCS ビルド w/ CI それぞれの作業でフィードバックサイクルが 回りながら価値のフローを形成することにな る

43.

企画 計画 企画書 開発 ビルド デプロイ タスクボード バックログ プロダクション ステージング コード w/ DVCS ビルド w/ CI それぞれの作業でフィードバックサイクルが 回りながら価値のフローを形成することにな る

44.

企画 計画 開発 ビルド 企画と計画 デプロイ プロダクション デプロイ 計画と実行 企画書 タスクボード プロダクション コードレビュー バックログ ステージング タスクとコード CI とデプロイ ツールの活用を考えるときは、VCS や ITS、 コードと ビルド CI コード w/ DVCS w/ CI CI というツール単位ではなく、作業をつなぐ 役割を担えるかで考えるのがモダンなツール 活用の鉄則だ。

45.

企画 計画 開発 ビルド 企画と計画 デプロイ プロダクション デプロイ 計画と実行 企画書 タスクボード プロダクション コードレビュー バックログ ステージング タスクとコード CI とデプロイ 企画者の作成した企画書と開発チームの意思 コードと ビルド CI コード w/ DVCS w/ CI 決定のフィードバックサイクルと伝達は重要 である。開発の都合重視ではツールは浸透し ない。

46.

企画 計画 開発 ビルド 企画と計画 デプロイ プロダクション デプロイ 計画と実行 企画書 タスクボード プロダクション コードレビュー バックログ ステージング タスクとコード CI とデプロイ 計画とその実行はつねにリアルタイムに把握 コードと ビルド CI コード w/ DVCS w/ CI できるようになっていなければならない。 ここにウソや差異があると信頼貯金が貯まら ない

47.

企画 計画 開発 ビルド 企画と計画 デプロイ プロダクション デプロイ 計画と実行 企画書 タスクボード プロダクション コードレビュー バックログ ステージング タスクとコード タスクとコードの関連付けは、開発者の状況 CI とデプロイ を他の関係者に伝達するために重要。 ただし、単にタスクとコードが繋がってもわ コードと ビルド CI コード w/ DVCS w/ CI からない情報がある。 統制立てるためには、タスクと目的ブランチ、 コミットが連動していることが大切だ。

48.

企画 計画 開発 ビルド 企画と計画 デプロイ プロダクション デプロイ 計画と実行 企画書 タスクボード プロダクション コードレビュー バックログ ステージング タスクとコード CI とデプロイ コードのあらゆる変更は、即座に検証される コードと ビルド CI コード w/ DVCS w/ CI べきである。これにより、問題を最小限のコ ストで対応でき、開発のリズムも作ることが できるからだ。

49.

企画 計画 開発 ビルド 企画と計画 デプロイ プロダクション デプロイ 計画と実行 企画書 タスクボード プロダクション コードレビュー バックログ ステージング タスクとコード CI とデプロイ コードと ビルド CI コード w/ DVCS w/ CI CI とコードレビューにより、問題コードの混 入をできるだけ防ぐことで、開発のリズムを より円滑にすることができる。

50.

企画 計画 開発 ビルド 企画と計画 デプロイ プロダクション デプロイ 計画と実行 企画書 タスクボード プロダクション コードレビュー バックログ ステージング タスクとコード CI とデプロイ CI と開発環境やテスト環境、ステージング環 コードと ビルド CI コード w/ DVCS w/ CI 境へのデプロイは自動化することも可能。で きるだけ、正しいビルドを適切にデプロイす るべきである。

51.

企画 計画 開発 ビルド 企画と計画 デプロイ プロダクション デプロイ 計画と実行 企画書 タスクボード プロダクション コードレビュー バックログ ステージング タスクとコード CI とデプロイ プロダクションへのデプロイは、運用チーム コードと ビルド CI コード w/ DVCS w/ CI との大切な接点である。開発の透明性が保た れていないと、運用チームは安心してデプロ イの判断を下せない。

52.

企画 計画 開発 企画書 ビルド タスクボード バックログ ロール デプロイ 成果コード w/ DVCS プロダクション ステージング ビルド w/ CI ビジネス価値 英雄たちの心をつなぎ、未来への導く from 仮面ライダーゴースト

53.

企画 計画 企画書 開発 ビルド デプロイ タスクボード バックログ プロダクション ステージング TOGETHER コード w/ DVCS ビルド w/ CI from MARVEL AVENGERS AGE OF ULTRON

54.

企画 宿題: みなさんの現場で企画からデプロイまでの流れを描いてみましょ 計画 開発 ビルド う。一人一人書くとおそらく一致しないでしょう。 デプロイ 目的が一致しているか?同じ絵が描けるかで開発現場の成熟度が見えて きます。見えたら、改善できますよね? ツールの導入を考える前に、やるべきことはあるのです。 企画書 タスクボード バックログ プロダクション ステージング コード w/ DVCS ビルド w/ CI コンセンサス|フローを描こう

55.

アトラシアンのツールに関して講演や社内勉強会を行う場合は、 I am a speaker. T シャツを提供しています。無料です。

56.

Atlassian User Group あなたの地区で、ユーザーグループを主催しませんか? アトラシアンからの支援もあります。 出張 講演・現場訪問 エバンジェリストは、無料で日本全国 出張できますので、 ぜひご活用ください。アトラシアン製品の使用有無は関係ありません。