妙高市歴史文化基本構想

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July 26, 23

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序 新潟県の南西部に位置する妙高市は、妙高山麓に広がる豊かな自然と人々の暮らしが調和した「生 命地域」として発展してきました。 平成27年3月に妙高戸隠連山国立公園が誕生し、妙高山・火打山を中心とした山岳観光や湖沼 等に代表される景勝地の保全に対する関心が高まっています。その一方で、過疎化や少子高齢化の 影響によって、伝統的な祭りや習俗、農山村の風景、雪国の暮らし等の「妙高市らしさ」を表す様々 な歴史文化が消失の危機にあるのが現状です。 こうした状況の中で策定された妙高市歴史文化基本構想は、失われていく歴史的・文化的資源を ただ記録として留めるのではなく、妙高市の地域特性や魅力を伝えるストーリーを設定する中で新 たな価値を発見し、その保存と活用を通して地域振興資源として活かしていくための展望を描くこ とに主眼が置かれています。 本構想では、地域に残る歴史的・文化的な資源を有形・無形、指定・未指定にかかわらず、周辺 環境と一体的に保存・活用することを理念として掲げ、社会を構成する一人一人が歴史文化の担い 手であると位置付けています。そのため、本構想が広く地域の方々と共有され、将来にわたって多 くの資源が人々の営みの中で地域活性化のために保存・活用されていくことを切に願っているとこ ろです。 最後になりますが、策定委員をお引き受けくださいました委員の皆様、貴重な地域情報をお寄せ くださいました市民の皆様、そして専門的な立場からご指導を賜りました文化庁地域文化創生本部、 新潟県教育庁文化行政課、アドバイザーの皆様に対しまして、心より御礼申し上げます。 平成 30 年 3 月 妙高市教育委員会 教育長 小林啓一

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例 言 1 本書は新潟県妙高市の歴史文化基本構想をまとめた報告書である。 2 本構想は、妙高市教育委員会生涯学習課が中心となり、平成 28 年度と平成 29 年度の2か年で策 定した。 3 本構想の策定事業は、文化遺産総合活用推進事業(歴史文化基本構想策定支援事業)の採択を受 けて、文化庁より文化芸術振興費補助金の交付を受けて実施した。 4 本構想の策定にかかる業務のうち、歴史文化資源の基礎調査や報告書の編集等に関するコンサル ティング業務を(株)グリーンシグマに委託した。 5 本報告書の執筆は妙高市教育委員会生涯学習課が行い、図表の作成や全体の編集等は(株)グリー ンシグマが行った。 6 巻末には、本文の理解を助けるために、歴史文化資源の一覧表を掲載した。2か年の策定事業の 中で把握することができた資源をまとめたものであり、今後確実に資源が増えていくことを想定 した暫定的な一覧表であることを予めご了承いただきたい。 7 本構想の策定ならびに本書の作成にあたり、多くの関係者や関係機関、市民の皆様から多大なる ご協力を賜った。ここに記して心より謝意を表したい。 [ 表紙の解説 ] 妙高山を中心とした大地の恵み・水の恵み・人の営みによって形成されてきた歴史文化の姿を、 緑(大地)、青(水)、赤(人)の3色の輪と8つの関連文化財群の写真で表現しています。

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妙高市歴史文化基本構想 目 次 序 例言 第1章 歴史文化基本構想の策定 1 策定の背景と目的 ・・・・・・・・・・・・ 1 2 構想の行政上の位置付け ・・・・・・・・・・・・ 2 3 策定の体制 ・・・・・・・・・・・・ 6 4 策定の経過 ・・・・・・・・・・・・ 8 第2章 妙高市の概要 1 位置と自然環境 ・・・・・・・・・・・・ 12 2 社会環境 ・・・・・・・・・・・・ 17 3 歴史環境 ・・・・・・・・・・・・ 22 4 地域区分 ・・・・・・・・・・・・ 29 第3章 歴史文化資源把握の方針 1 歴史文化資源と指定等文化財 ・・・・・・・・・・・・ 33 2 歴史文化資源の総合的把握の方針 ・・・・・・・・・・・・ 43 3 妙高市の歴史文化資源 ・・・・・・・・・・・・ 44 第4章 妙高市の歴史文化の特徴 1 交通の要衝としての妙高市 ・・・・・・・・・・・・ 53 2 妙高山とともに生きる妙高市 ・・・・・・・・・・・・ 54 3 水や雪に恵まれた妙高市 ・・・・・・・・・・・・ 55 第5章 関連文化財群の考え方 1 関連文化財群設定の方針および考え方 ・・・・・・・・・・・・ 56 2 妙高市の関連文化財群 ・・・・・・・・・・・・ 56

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第6章 歴史文化資源の保存・活用の基本的方針 1 保存・活用の考え方 ・・・・・・・・・・・・ 99 2 保存・活用に関する課題 ・・・・・・・・・・・・ 99 3 保存・活用に向けた施策 第7章 ・・・・・・・・・・・・ 100 歴史文化保存活用区域の考え方 1 区域設定の考え方 ・・・・・・・・・・・・ 102 2 対象区域の歴史文化の特徴 ・・・・・・・・・・・・ 103 第8章 保存活用計画の考え方 1 計画の対象範囲と内容 ・・・・・・・・・・・・ 113 2 計画の対象 ・・・・・・・・・・・・ 113 第9章 保存・活用を推進するための体制整備の方針 1 保存を取り巻く社会環境 ・・・・・・・・・・・・ 115 2 保存・活用に関わる団体や人材の育成 ・・・・・・・・・・・・ 115 3 社会全体で保存・活用するための体制整備 ・・・・・・・・・・・・ 116 資料編1 歴史文化資源の把握に関する情報源一覧表 ・・・・・・・・・・・・ 117 資料編2 歴史文化資源一覧表 121 ・・・・・・・・・・・・

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第1章 第1章 1 歴史文化基本構想の策定 歴史文化基本構想の策定 策定の背景と目的 (1)策定の背景 高度経済成長による豊かさの享受と引き換えに、その土地の風土に根差した歴史文化の平準化が進ん できた。この「歴史文化」とは、地域に伝わる歴史的・文化的な資源(文化財)とそれらを取り巻く自然、 景観、伝承する人々の活動、維持・継承するための技術、関連する史資料等によって一体的に形づくら れているものである。 近年の妙高市では、山間部の小集落だけでなく市街地においても過疎化と高齢化の進行によって様々 な歴史的・文化的な資源(以下、本構想では「歴史文化資源」という。詳細については第3章・第1項・ (1)に記載。)を取り巻く環境が悪化しており、特色ある歴史文化の消失に対する危機感が高まっている。 こうした状況を生み出した要因については、過疎化や高齢化とともに、これまでの文化財保護行政の 在り方や身近な歴史文化に対する地域住民の関心の低さ等も無視できないものとして挙げられる。すな わち、これまでの文化財保護行政が歴史的・文化的な価値が客観的に認められたものから優先的に支援 し、地域の歴史文化資源を無意識のうちに順位化してきたことや、住民の価値観が多様化する中で身近 な歴史文化資源に対する関心を寄せる機会が少なくなり、継承すべき歴史文化の一部という認識が十分 に共有されてこなかったこと等である。 こうした問題の解決には、地域に存在する歴史文化資源を指定・未指定にかかわらず幅広く捉えて的 確に把握し、それらを周辺環境まで含めて総合的に保存・活用するための構想づくりが必要である。さ らに、その構想を妙高市が文化財保護行政を進めるための基本的な構想に位置付け、地域住民とその理 念を共有することが必要である。 (2)策定の目的 妙高市における歴史文化基本構想策定の目的は、市内に所在する歴史文化資源を総合的に把握し、地 域の特性を引き出すことや、その成果に基づいてこれからの保存・活用の方針を明確にすること、そし てこれまで個別の計画や構想に基づいて進めてきた文化財保護施策の上に立つマスタープランとするこ と等である。 また、地域活性化の観点から地域振興や観光振興に結び付けることができる魅力ある歴史文化ストー リーの設定が望まれており、歴史文化基本構想の策定を通して地域の魅力を再発見することも重要な目 的の一つに挙げられる。 地域の歴史文化を継承し、その上に次の時代の地域文化を創生していくためには、現存する歴史文化 資源を通して見えてくる地域特性の把握が重要であり、そのためには市内に所在する歴史文化資源を総 合的に把握し、その情報を一覧にまとめることが必要である。 これからの文化財保護施策は官・民の多様な主体が協働で進めていくことが必要であり、行政内部は 勿論のこと、地域住民や様々な団体と意識の共有化を図る上でも、マスタープランとなる全体構想の存 在は大きな意味をもっている。 -1-

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第1章 歴史文化基本構想の策定 (3)期待される効果 歴史文化基本構想を策定することによって得られる効果については、次のようなものが想定される。 ・市民の文化財保護意識や郷土愛の醸成 ・個々の地域がもつ特性や魅力の新たな発見 ・地域の魅力増進による地域活性化 ・他の行政部局・地域住民・市民団体・企業等との情報共有、連携体制の構築 ・教育現場における地域学習等で活用 ・歴史文化資源を取り巻く防災環境の改善 ・歴史文化ストーリーを活かした文化遺産観光の推進、交流人口の拡大 2 構想の行政上の位置付け (1)行政上の位置付け 本構想は妙高市の最上位計画に当たる『第2次妙高市総合計画』やその推進計画となる『生命地域創 造都市 妙高版総合戦略』、教育委員会の最上位計画に当たる『第Ⅲ期 妙高市総合教育基本計画』等の理 念や目標を実現するための具体的な構想である。 また、教育委員会が所管する文化財保護行政のマスタープランとして、単年度毎に作成している行政 評価シートを兼ねた主要事業計画書を作成する上で指針となるものである。関連計画との整合を図るこ とも必要であるため、ここで上位計画ならびに関連計画の内容を確認し、行政上の位置付けを明確にし ておく。 現在の市政における「歴史文化」の位置付けは、観光面では「観光拠点や広域観光圏を形成するもの」 「交流人口の拡大を促進するもの」、環境面では「風土と調和した景観をつくるもの」、教育面では「郷土 愛を醸成するもの」「市民活動を活性化するもの」等と多様であり、いずれも地域の特性や魅力を表すも のとして注目されている点で共通している。 歴史文化基本構想では、歴史文化資源を様々な文脈で組み合わせた「関連文化財群」の設定を通して 妙高市を特徴付ける魅力あるストーリーを設定することにも主眼が置かれているため、妙高市の歴史文 化として抽象的に認識されているものを具体化する作業は、関連する多くの計画を推進していく上で有 効と考えられる。 第 2 次妙高市総合計画 ■基本理念 生命地域の創造 ■将来像 人と自然にやさしい ふれあい交流都市~生命が輝く妙高~ 生命地域 創造都市 妙高版総合戦略 妙高市地域 創生推進計画 第Ⅲ期 妙高市総合 教育基本計画 具現化 具現化 具現化 歴史文化基本構想 連携 関連計画 妙高市都市計画 マスタープラン 第 2 次妙高市 観光振興計画 図 1-1 妙高ビジョン 駅周辺活性化 ビジョン 歴史文化基本構想の位置付け -2- 妙高市 環境基本計画

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第1章 歴史文化基本構想の策定 (2)上位計画 『第2次妙高市総合計画』 第2次妙高市総合計画は、平成 17 年(2005)4月の新市誕生から 10 年が経過した平成 27 年(2015) 3月に策定された。計画期間は平成 27 年度から平成 31 年度までの5年間である。 基本理念を「生命地域の創造」、将来像を「人と自然にやさしい ふれあい交流都市」とし、5つの重 点施策と6つのまちづくり大綱を定めている。歴史文化資源の保存・活用と直接関連する重点施策の一 つ「新幹線・国立公園を活かした交流人口の拡大」では、市域・県域を越えた広域連携の必要について も言及されている。6つのまちづくり大綱では、まちづくり大網5「豊かな心と文化を育む・生命地域」 が深く関係する部分であり、基本施策2“ 創造性豊かな文化のまちづくり ” では、歴史資産の保護と活用 について次のように記されている。 第二次妙高市総合計画 基本施策2 まちづくり大網5「豊かな心と文化を育む・生命地域」 創造性豊かな文化のまちづくり ●基本方針 「旧関山宝蔵院庭園や斐太遺跡群、北国街道など本市の特色ある歴史資産を中心に、地域の 宝としての磨き上げを行いながら、歴史学習の場としての活用を進めるとともに、地域の貴 重な文化財を保護活用する取り組みを進め、郷土愛の醸成と交流人口の拡大を図ります。」 『生命地域創造都市 妙高版総合戦略』 計画期間は「総合計画」と同じ平成 27 年度から平成 31 年度までの5年間である。妙高人口ビジョン および国の長期ビジョンを踏まえて、「総合計画」で定めた5つの重点プロジェクトを戦略的・総合的に 実践するための具体的な施策がまとめられている。 歴史文化資源の保存・活用については「歴史資産の保護と活用」としてまとめられ、交流人口の拡大 を成果に据えた基本目標2「妙高市への新しい人の流れをつくります」の中に位置付けられている。施 策の基本的目標6「芸術・文化・歴史交流とスポーツ等合宿の推進」では次のように記されている。 生命地域創造都市 妙高版総合戦略 基本目標2「妙高市への新しい人の流れをつくります」 施策の基本的方向6「芸術・文化・歴史交流とスポーツ等合宿の推進」 ●②歴史資産の保護と活用 〇弥生・古墳・戦国と時代が異なる第一級の史跡が集積する斐太歴史の里では、北陸新幹線 の開業効果を活かし、斐太遺跡群を構成する上越市の吹上・釜蓋遺跡と連携して上越妙高 駅からの誘客に取り組みます。 〇関山神社周辺文化財については、その価値の検証や旧関山宝蔵院庭園跡の景勝地としての 修復・整備を進め、仏教伝来や山岳信仰をキーワードとした広域的な文化圏、観光圏の形 成を目指します。 〇北国街道については、 佐渡金銀山の世界遺産登録の動きや他の自治体の街道顕彰活動と連 携を図りながら、御金荷の輸送路としての魅力を日本全国及び世界に発信し、交流人口の 拡大を図ります。 -3-

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第1章 歴史文化基本構想の策定 『妙高市地域創生推進計画』 平成 28 年(2016)3 月に『第2次妙高市総合計画』と『生命地域創造都市 妙高版総合戦略』の実現 に向けて策定された実施計画である。短期的な計画期間は総合計画等と同じ平成 31 年度までとなるが、 その後の成長戦略を踏まえた長期的な内容にもなっている。妙高市の強みを活かした「地域雇用と所得 の拡大」「交流人口の拡大と移住・定住の促進」のための施策がまとめられたものであり、優位性が発揮 できる分野として「インバウンド観光」「クアオルト・スポーツ・健康」「食・農業」が取り上げられて いる。 『第Ⅲ期 妙高市総合教育基本計画』 平成 27 年度から平成 31 年度までの5年間の計画となっている。基本理念を「生命地域妙高で 支えて 生きるひとづくり」とし、そのめざす姿を「豊かな感性を持ち 学び 自らの未来を生き生きと切り 拓く妙高っ子の育成、生涯を通じて学び・活かし・支え合う妙高のひとづくり」とする中で、基本理念 の実現のために8つの基本目標とそれぞれに対応する具体的な施策がまとめられている。 文化財保護行政の取り組みについては、基本目標7「心の豊かさを育む芸術文化の振興と次代に引き 継ぐ歴史資産の保護と活用」に位置付けられ、具体的に次のような施策が挙げられている。 第Ⅲ期 妙高市総合教育基本計画 ●基本目標7 心の豊かさを育む芸術文化の振興と次代に引き継ぐ歴史資産の保護と活用 ○地域の歴史的資源を活かした学びと交流の場の整備 ・関山神社周辺文化財の整備 ・斐太遺跡群としての一体的な取組と交流人口の拡大 ・関川関所と歴史街道の活用 ・市民団体による歴史資源を基とした学びや交流事業への支援 ○地域の宝の掘り起しと保護と活用 ・指定文化財等の保護と活用 ・郷土の歴史を伝える施設のあり方の検討 ・妙高の豊かな植物等の保護と活用 (3)関連する個別行政計画 『妙高市都市計画マスタープラン』 妙高市全域を対象区域とするものであり、概ね 平成 23 年度から平成 42 年度を計画期間としてい る。妙高市の都市づくりの方向性として『環境保全』 『観光振興』『地域振興』により、 「生命地域の創造」 妙高市都市計画マスタープラン ●都市づくりの目標 〇豊かな自然環境の継承 〇適切な開発誘導による田園環境の保全 に資する集約型都市構造の構築を図ることを目標 〇にぎわいのある中心市街地の再生 としている。歴史文化資源の保存・活用については、 〇地域資源を活用した広域交流、観光拠点の形成 広域交流や観光拠点の形成を中心に様々な分野に 関係してくることが想定されている。 -4- 〇安全に、安心して暮らせる都市の形成

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第1章 歴史文化基本構想の策定 『第2次妙高市観光振興計画』 観光入込客数のより一層の増加を図るために策定された計画であり、計画期間は平成 27 年度から平 成 31 年度まで5年間となっている。 地域経済の活性化や雇用機会の創出から地域活性化を図り、地方創生を実現していくことを目標とし ている。平成 27 年(2015)3月の北陸新幹線の開業や妙高戸隠連山国立公園の誕生、さらに 2020 年 の東京オリンピック・パラリンピックを交流人口拡大の最大のチャンスとする中で、自然・歴史・食・ 温泉等の資源を活かした施策の展開がまとめられている。 歴史文化資源を活かした交流人口の拡大については、北国街道に関連する名所・旧跡や街道沿線の見 どころである旧関山宝蔵院庭園や関川関所跡、国の史跡が密集する斐太歴史の里の価値や魅力の向上が 大きな課題として位置付けられている。 『妙高市環境基本計画』 平成 24 年(2012)3 月に策定され、計画期間は平成 24 年度から平成 33 年度までの 10 年間とされ ている。目指すべき環境像に掲げた『妙高の自然に抱かれ、永久に育み、安全・安心に暮らせるまち』 を実現するために、妙高市の環境に関する現状等を踏まえ、5つの基本目標を設定し、市民、事業者、 行政が一体となり環境の保全及び創造を推進することとしている。 基本目標③では「快適な暮らしと歴史・文化が調和するまち【快適環境】」を掲げ、歴史や文化を適正 に保存・活用し、風土と調和した魅力ある景観づくりや、雪に強く快適に過ごせるまちを目指すとして いる。そして、その目標を実現するための施策の方針として「歴史的・文化的遺産の保存・伝承」を挙げ、 文化財の保護と歴史文化のまちづくりの推進に取り組むとしている。 『妙高ビジョン』 魅力ある「国立公園妙高」の実現に向けた地域運営方針として、妙高市全域を対象として平成 27 年 (2015)8月に策定された。推進期間は概ね 10 年である。 目指す将来像として、美しい自然と人が共生する生命地域「国立公園妙高」を掲げ、基本方針において、 「自然や歴史・文化等の地域固有の魅力を来訪者に伝えることで、観光を成立させるとともに、その価値 の大切さが理解され、来訪者や市民により共有されることにより、それらの資源が損なわれないように 適切な保護・保全を図る」としている。山岳信仰に関わる地域の歴史・文化が妙高市がもつ特性の一つ に挙げられ、現在に生きる人々が求める心の豊かさの原点と位置付けられている。 『駅周辺活性化ビジョン』 「駅周辺地域活性化ビジョン」は、北陸新幹線の開業を間近に控えた平成 26 年度にまとめられた構想 であり、短期(開業後1~2年以内に着手)、中期(開業後3~4年以内に着手)、長期(開業後5年以 降に着手)に区分されている。在来線の駅となる新井駅、関山駅、妙高高原駅の駅舎や駅周辺地域の地 域活性化の取組み等がまとめられており、歴史文化資源を活かした新たな魅力づくりの必要性が示され ている。 -5-

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第1章 3 歴史文化基本構想の策定 策定の体制 (1)策定の体制 構想の策定にあたり、学識経験者や市民代表から成る妙高市歴史文化基本構想策定委員会(以下、 「策 定委員会」とする)を設置した。 また、行政内部での合意形成や策定後の各行政部局における円滑な運用に向けて、策定委員会と並行 して庁内関係課の代表が参加する妙高市歴史文化基本構想庁内検討会議(以下、 「庁内検討会議」とする) を開催した。 策定委員会と庁内検討会議は、いずれも事務局を教育委員会生涯学習課内に置くこととした。この他、 策定委員会等とは別に、片岡直樹新潟産業大学教授(美術史)に構想策定に関するアドバイザーをお願 いし、文化経済学の見地から美術工芸品の保存・活用の施策等について指導・助言をいただいた。 ①策定委員会 歴史文化資源の把握や関連文化財群の設定等に関して広く意見を求めるため、また、今後の保存・活 用の考え方やそのための体制整備に関する指導・助言を得るために、文化行政に精通した学識経験者や 観光・地域振興等の分野で活動している市民代表で構成される策定委員会を設置した。 表 1-1 氏名 策定委員会の構成 ※五十音順、◎は委員長、○は委員長代理 所属・職名等 分野 上越教育大学大学院教授(学校教育研究科) 新潟県文化財保護審議会委員 歴史学 伊野 義博 新潟大学教授(教育学部芸術環境講座) 新潟県文化財保護審議会委員 民俗学 大矢 かおる 自然学校ねぎぼうず代表 体験学習 加藤 正浩 妙高高原温泉郷旅館連合会会長 妙高観光推進協議会副会長 観光振興 金子 潤次 妙高市文化財調査審議会委員 郷土史 土田 孝雄 妙高市文化財調査審議会委員 郷土史 妙高市顧問 妙高市教育委員会顧問 自然環境 原通自治会会長 妙高市地域づくり協議会副会長 地域づくり 〇 浅倉 有子 ◎ 濁川 明男 宮下 富男 表 1-2 氏名 片岡 直樹 アドバイザー 所属・職名等 新潟産業大学教授(経済学部文化経済学科) -6- 分野 美術史

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第1章 歴史文化基本構想の策定 ②庁内検討会議 庁内各課がもつ関連計画や現在進行中の取り組みの中から歴史文化資源や関連文化財群の設定に有用 な情報を得るため、また、歴史文化資源の保存・活用に関して文化財保護部局と他の行政部局との事業 連携の在り方を検討するために庁内検討会議を開催した。 策定2年目となる平成 29 年度については、各課が持っている歴史文化資源に関する情報や施策の共 有が、妙高市が進めているアート&カルチャーツーリズムの趣旨とも合致するという理由から、庁内検 討会議とアート&カルチャーツーリズム推進本部会議を合同で開催することとした。 このアート&カルチャーツーリズムとは、 「総合計画」に掲げられた重点プロジェクトである「新幹線・ 国立公園を活かした交流人口の拡大」の実現に向けて庁内横断的に組織化された4つのツーリズムの一 つであり、事務局を生涯学習課が担っているものである。アート&カルチャーツーリズムの他には、エ コツーリズム、グリーンツーリズム、ヘルスツーリズムがあり、それぞれの施策を通して個性と魅力に あふれるまちづくりが進められている。 表 1-3 庁内検討会議の構成 所属 総務課(広報情報係長) 企画政策課(課長補佐・政策調整グループ係長) 環境生活課(環境企画係長) 農林課(農山村振興係長) 観光商工課(観光振興グループ係長・妙高観光推進協議会事務局長) 建設課(まちづくり係長) こども教育課(課長補佐) 生涯学習課(課長補佐・文化振興係長・同係員)※事務局 ③コンサルティング業務委託 策定1年目にあたる平成 28 年度は、策定を行う上での与条件の整理、妙高市を取り巻く概況(自然環境・ 社会環境・歴史環境)の整理、歴史文化資源を把握するための現地調査、歴史文化資源一覧表ならびに 分布図の作成、策定委員会の運営補助をコンサルティング業務として委託した。 策定2年目となる平成 29 年度は、追加の現地調査、歴史文化資源一覧表等の加筆・修正、策定委員 会の運営補助、報告書の編集、報告書の印刷をコンサルティング業務として委託した。 上記の業務は平成 28 年度・29 年度とも(株)グリーンシグマ(新潟市)へ委託することとなり、委 託期間は平成 28 年度が9月7日から3月 30 日、平成 29 年度が6月 15 日から3月 15 日となった。 -7-

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第1章 4 歴史文化基本構想の策定 策定の経過 2か年とした策定期間の中で、策定委員会を4回、庁内検討会議を3回開催した。また、策定委員会 等による検討と並行して各種団体との意見交換を行い、歴史文化資源の所在等に関する情報を収集した。 その他、策定委員会や庁内検討会議の合間に歴史文化資源を把握することを目的とした現地調査を実施 し、歴史文化資源一覧表の充実を図った。 【平成 28 年度】 ①策定委員会 12 月 15 日 第1回策定委員会 委員の委嘱を行い、委員長に濁川明男委員、委員長代理に浅倉有 子委員を選出した。報告・質疑では、事務局が歴史文化基本構想の 概要として策定の目的、効果、記載事項について説明し、委員から 歴史文化資源(文化財)認定の基準や構想の完成像について質問が あった。また、これから資源を収集する上での視点として「雪」、 「言 葉(方言)」、「スキー」、「食」、「儀礼」等が提案された。広く市民 へ情報提供を呼びかけることの重要性についても指摘があった。 2月7日 第1回策定委員会 第2回策定委員会 歴史文化資源の把握状況について中間報告し、妙高市の地域特性 について活発な意見交換を行った。このときの資源一覧表は、自治 体史ならびに既往の悉皆調査報告書等(巻末の資料編に掲出)から 抽出したものを中心に、新たに現地調査を実施して把握した結果を 加えて作成し、妙高市に分布する歴史文化資源の全体像がわかるも のとした。これらに対して、委員からは、類型の中で希薄な地質・ 鉱物の充実や、樹木の選定方法の見直しを求める意見が出された。 地域特性の把握に関しては、「大地の形成」、「関川の流れ」、「発電 第2回策定委員会 と用水」、「妙高山」 、「古代の遺跡群」 、「雪利用」、「山と水の恵み」 等の具体的なストーリーを構築する上でのキーワードが示された。 ②庁内検討会議 3月 24 日 第1回庁内検討会議 庁内関係課の係長から参集してもらい、事務局が歴史文化基本構 想策定の目的、効果、行政計画としての位置付け、策定に向けたス ケジュール等について説明した。意見交換では、各課から関連する 施策の取り組み状況について説明があり、観光商工課からはDMO やインバウンド観光、農林課からは農業の6次産業化、環境生活課 からは国立公園の保全と活用、建設課からは風水害対策や空き家の -8- 第1回庁内検討会議

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第1章 歴史文化基本構想の策定 利用、総務課からはコミュニティの再生に向けた施策等について情報提供があった。 ③各種団体との意見交換 2月 20 日 社会教育委員会議兼公民館運営審議会兼勤労青少年ホーム運営審議会 歴史文化基本構想策定に関する平成 28 年度の取り組み状況を説明し、翌 29 年度に向けた課題や改善 策等を検討した。 ④現地調査 歴史文化基本構想策定事業の一環として、自治体史等の情報や策定委員会で出された意見をふまえて 現地調査を実施した。現地調査は(株)グリーンシグマの瀬戸智氏(一級建築士・伝統建築保護修復専攻・ ヘリテージマネージャー) ・梅嶋修氏(博士(造形) ・学芸員) ・富田かほり氏(技術士補)と生涯学習課 職員の4名で実施した。調査対象となった資源については、巻末の「妙高市の歴史文化資源」の備考欄 に印を付けている。 11 月 4日 妙高市東部(旧新井市南部)の景勝地(白岩公園・平丸集落・幻の大滝・よしはち池ほか) 11 月 9日 関川水系の近代化遺産(蔵々発電所・鳥坂発電所・上江用水ほか) 11 月 10 日 妙高ゆかりの文化人の足跡、北国街道の宿場、温泉街(天心六角堂・与謝野晶子歌碑・ 燕温泉ほか) 12 月 5 日 関山地区周辺の建築物(関山神社・太田家住宅) 12 月 26 日 歴史的建造物(新井別院・横山たばこ店・赤倉観光ホテル・旧関山駅プラットホームほか) 3 月 6日 産業に関わる文化的景観(千草石採掘場・濁川砂利採掘場・スキー場ほか) 幻の大滝 燕温泉川原の湯 六斎市 【平成 29 年度】 ①策定委員会 8月 25 日 第3回策定委員会 前年度の策定委員会において検討された内容を再確認した後、事 務局が関連文化財群の考え方を説明する中で「山岳信仰」、「渡来系 文化」、 「豊かな水」、 「信越の交流」、 「雪の文化」、 「山村の暮らし」、 「新 たな高原観光」を柱とした7つの素案を提示した。委員からはそれ ぞれの関連文化財群の内容をさらに充実させるための追加資源の提 案があり、合わせてタイトルのさらなる工夫が求められた。また、 妙高の大地の形成と人間生活との関係に注目した8つ目の関連文化 -9- 第 3 回策定委員会

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第1章 歴史文化基本構想の策定 財群の必要性が議論された。 12 月8日 第4回策定委員会 事務局が作成した妙高市歴史文化基本構想の素案を基に、第1章 から第9章の記載内容を確認した。特に第6章の関連文化財群を構 成する資源の追加、第8章の保存活用計画策定および9章の体制整 備における市の役割に関して多くの意見が寄せられた。市民と共有 する構想であることから、地域住民が主体的に行うべき活動の明確 化や、学校教育との連携に関する記述を求める意見も出された。 最後の策定委員会ということもあり、誤字・脱字・読み取りにく い表現の修正、ルビの追加、図表の見やすさ等に関する細かな指摘 第4回策定委員会 も多く頂戴した。 ②庁内検討会議 6月 19 日 第2回庁内検討会議 アート&カルチャーツーリズム推進本部会議と合同で開催した。 歴史文化基本構想の概要と策定スケジュール、ツーリズム推進本部 会議の進め方を確認した上で、関連文化財群の旅行商品化に向けた 課題や資源の活用方法等について議論した。出席者からは観光客に 向けたわかりやすい表現の工夫や、体験を通した魅力発信の重要性 について指摘があった。県外の人から「贅沢」「面白い」と思われ る資源が十分に掘り起こされていない現状が改めて認識された。 7月 18 日 第2回庁内検討会議 第3回庁内検討会議 事前に各課で作成した旅行商品化に向けた地域資源活用シートを持ち寄り、今後の課題と対応方針を 検討した。会議では関山から妙高山一帯にかけて広がる山岳修験道の文化や伝統に話題が集中し、提案 された様々な活用のアイデアを基に事業化に向けた計画が議論された。 ③各種団体との意見交換 4月 20 日 妙高市地域づくり協議会総会 歴史文化基本構想策定の取り組み状況を説明し、各地域の歴史文化資源(地域の宝)に関するさらな る情報提供を呼びかけた。出席した地域の代表には照会文と合わせて回答用紙を手渡した。 6月 24 日 平成 29 年度妙高市町内会長会議 市報3月号、4月 20 日の地域づくり協議会総会に続き、3度目となる地域の宝に関する情報提供の 呼びかけを行った。 - 10 -

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第1章 12 月4日 歴史文化基本構想の策定 平成 29 年度第1回妙高市文化財調査審議会 文化財調査審議会の議題の一つとして、素案がまとまった歴史文化基本構想について意見を伺った。 関連文化財群の設定が新しい取り組みとして評価される一方で、広く市民と内容を共有するという観点 から、写真の差し替えや平易な表現への修正について要望が出された。策定後の行政と地域住民の具体 的な活動内容やその役割分担が曖昧との意見もあり、より踏み込んだ内容に仕上げることの重要性が指 摘された。 ④現地調査 平成 28 年度の第2回策定委員会で出された意見等に基づき、補足的に現地調査を実施した。調査は 平成 28 年度と同様に、(株)グリーンシグマと妙高市生涯学習課が合同で実施した。 8 月 9 日 地質・鉱物、防災施設(鉄平石露頭・乙見湖・漣痕・万内川石積堰堤群ほか) 9 月 20 日 委員会補足(雪中避難小屋・びょうぶ岩・茅葺民家・棚(水溜)・棚田ほか) 漣痕 大鹿いっぱい清水 森林セラピーロード(平丸ブナ林) ⑤パブリックコメント 妙高市歴史文化基本構想(案)に対する意見や情報を市民等から募集するために、 「妙高市パブリック・ コメント実施要綱」に基づくパブリック・コメントを実施した。 構想(案)の公表は妙高市役所・妙高支所・妙高高原支所・市ホームページで行い、意見の募集期間 は平成 29 年(2017)12 月 26 日(火)から平成 30 年(2018)1月 26 日(金)までとした。 期間中、構想(案)の記載内容に関する照会がいくつか寄せられたが、正式な意見等は提出されなかっ た。 - 11 -

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第2章 妙高市の概要 第2章 1 妙高市の概要 位置と自然環境 (1)妙高市の位置 妙高市は、平成 17 年(2005)4月1日に新潟県上越地方の旧新井市、旧妙高村、旧妙高高原町が合 併して誕生した。 市域は長野県と接する新潟県の南西部に位置し、東経 138 度 00 分 12 秒から 138 度 22 分 57 秒、 北緯 36 度 48 分 00 秒から 37 度 04 分 15 秒の範囲に広がりをもつ。東西が約 33.7㎞、南北が約 30.1 ㎞、周囲の総延長が約 186.2㎞であり、総面積は新潟県の総面積の約 3.5%に相当する約 445.63k㎡となっ ている。 周囲には6つの自治体があり、新潟県側は上越市と糸魚川市、長野県側は飯山市・長野市・信濃町・ 小谷村と境を接している。観光分野において市域や県域を越えた共通課題が多いことから、上越・糸魚川・ 妙高観光連携実行委員会(上越市・糸魚川市・妙高市・上越地域振興局・糸魚川地域振興局・各市観光 協会)、信越 9 市町村広域観光連携会議(飯山市・中野市・妙高市・山ノ内町・信濃町・飯綱町・木島平村・ 野沢温泉村・栄村・その他観光関連団体等)、信越高原連絡協議会(長野市・妙高市・信濃町・飯綱町) 等の活動を通して新潟県や周辺自治体との連携が図られている。 上越市 糸魚川市 妙高市 小谷村 長野市 図 2-1 妙高市位置図 - 12 - 信濃町 飯山市

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第2章 妙高市の概要 (2)地形と地質 市域の西側には日本百名山に数えられる妙高山・火打山・高妻山をはじめ、大毛無山や南葉山が連な る西頸城山地がそびえ、東側には斑尾山を含む東頸城丘陵が信越国境地帯を形成している。この二つの 山岳丘陵の存在によって市内には多くの高原地帯があり、市全体の約6割を山林・原野・池沼が占めて いる。その一方で、市の中央部を流れる関川・矢代川とその支流によって日本海に向かって扇状地形が 形成され、上越市と接する妙高市の北東部より北は沖積平野が広がっている。 市の南北で標高差が大きく、標高 2,000 mを越える妙高山・火打山・高妻山等がそびえる山岳地帯か ら標高 30 mを下回る沖積平野まで起伏に富んだ地形が広がり、地質の構成も複雑である。妙高山の裾 野には河川が作った深い谷地形が多く、古くから交通の難所として人々の生活に影響を与えてきた。 地質では、山岳地帯は安山岩質溶岩や同質火砕岩類から成り、山麓に向けて泥流堆積面や火砕流堆積 面が広がっている。また、丘陵地等は泥岩や砂岩と泥岩の互層からなり、多数の地すべり地が分布して いる。平野部は関川面、高田面と呼ばれる河岸段丘と関川氾濫原面で構成されている。 かつて上信越高原国立公園の「妙高戸隠地域」とされたエリアは、火山と非火山の山々が創り出す神 秘的な自然風景地として高く評価され、平成 27 年(2015)に全国 32 番目の国立公園「妙高戸隠連山 国立公園」として分離・独立を果たしている。 妙高市範囲 図 2-2 地形分類図 『妙高村史』より転載 (3)水系 市内には一級河川の関川・矢代川が南から北に向かって流れており、その流域には県内屈指の良質な 水田地帯が広がっている。 関川は妙高山の西側にそびえる火打山と焼山の間を水源とし、途中でニグロ川や氷沢川等を交えなが ら険しいV字谷をつくって東に進み、妙高山の麓で北に向きを変えて日本海に流れ出る。関川の支流に - 13 -

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第2章 妙高市の概要 は、妙高山麓に深い田切地形を形成する大田切川、白田切川、郷田切川をはじめ、片貝川、渋江川、土 路川、長沢川等がある。中でも最大の支流となるのが上越市内で関川と合流する矢代川である。 矢代川は火打山、不動山、容雅山等を源流とし、途中で悪水川、澄川、濁俣川が合流しながら市街地 に向けて流れている。 関川の上流やその支流には名瀑が多く、信越県境の「苗名滝」、大田切川上流の「惣滝」はともに越後 三大名瀑の一つとされ、日本の滝 100 選にも選ばれている。この他にも名所として親しまれている滝が あり、大田切川上流の北地獄谷に「称名滝」と「光明滝」、その下流の関温泉の近くに「不動滝」が存在 する。滝は関川右岸の信越国境に近い山間地にも多く、平丸の「白岩の大滝」、上小沢の「幻の大滝」な どが広く知られている。 また、妙高市には水質の良い湧水地が数多く存在する。妙高山を仰ぎ見る笹ヶ峰高原の「宇棚の清水」 は環境省の平成の名水百選、上平丸の「木曽清水」、坂口新田の「大田切清水」、笹ヶ峰高原の「きはだ清水」、 中 ノ 入 山川 川 内川 青田 川 関山の「黄金清水」の4か所は新潟県の名水に選定されている。 川 代 矢 川 万内 中野川 大毛無山 △1428.9 水 川 焼山 △2400.8 火打山 △2461.7 クロブシ川 黄金清水 妙高山 △2445.6 ヒコサの滝 乙見湖 笹ヶ峰ダム ニグロ川 川 土 路 御前清水 不動滝 惣滝 称名滝 光明滝 大田切川 清水沢 大田切清水 白田切川 深沢川 黒沢 きはだ清水 宇棚の清水 清水ヶ池 仙人池 平丸 沢 濁又 よしはち池 川 川 白岩の大滝 白岩清水 びょうぶ岩の滝 木曽清水 川 小袴川 澄川 馬 長 黒倉山 △1242 幻の大滝 場川 片貝川 悪 渋江 川 御備川 毛無山 △1022.1 いもり池 西谷 関川 川 苗名滝 二ノ滝 三ノ滝 四ノ滝 0 高妻山 △2353.0 図 2-3 水系図 - 14 - 1 2 3 4 5㎞

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第2章 妙高市の概要 (4)気候 妙高市は国内有数の豪雪地帯として有名である。冬季は大陸からの季節風が運ぶ湿った大気が妙高山 に当たることで降雪日が多く、その積雪は旧新井市の中心市街地においても3mに迫る年が少なくない。 夏季は高温多湿のいわゆる「日本海型気候」に分類されるが、日中の暑さが厳しい一方で日没後に気 温が低下するため、妙高山麓の特に標高の高い地域は避暑地としての過ごしやすさに定評がある。 平均 気温 (℃) 20 平均気温 平均 降水量 (mm) 300 平均降水量 10 200 0 100 -10 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月 図 2-4 ㎝ 450 400 350 300 雨温図 (気象庁)観測地点:関山 最深積雪 新井消防署 0 統計期間:1987 ~ 2016 年 頸南消防署 妙高支所 390 384 303 320 300 238 250 200 230 170 167 150 190 229 141 85 100 45 50 78 0 平成23年 平成24年 図 2-5 平成25年 平成26年 平成27年 積雪の記録 (5)植物 植物の種類や分布は、高山地帯から沖積地に至るまでの変化に富 んだ地形や、豪雪地帯に特有の長期間の積雪に大きな影響を受けて いる。 概ね標高 1,500 m以上の妙高山・火打山・高妻山等を中心とした 急峻な山岳地帯では、ブナの天然林や亜高山帯に属するダケカンバ やオオシラビソ林、高山帯に属するハイマツ林等の植生が広がって - 15 - ミョウコウトリカブト

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第2章 妙高市の概要 いる。笹ヶ峰高原等ではスギ、カラマツ等の人工的な植生に変わっ ているところも見られる。 また、標高 1,500 m以下の前山、赤倉山等の外輪山を含む妙高山 の裾野の地域では、ミズナラ、シラカンバ等を主とする二次林や採 草跡地としてレンゲツツジ、タニウツギ、ノリウツギ等の灌木が広 く分布している。 集落、水田、畑地周辺はスギ、カラマツ等の人工林が多く、国道 に沿ってニセアカシア林等も分布している。山城等の遺跡が所在す カタクリ群生 る里山は、定期的な環境整備によってカタクリに代表される山野草 の宝庫として人気を集めている。 特定植物群落(環境省:『第5回自然環境保全基礎調査特定植物 群落調査報告書』平成 12 年[2000])に妙高山のチシマザサ群落 や沼の湿生草原、池の平のシラカンバ林等 12 件が選定されている。 また、『レッドデータブックにいがた』 (平成 13 年[2001])で保 護上重要な植物に選定されているオキナグサ、キキョウ、ノダイオ 乙吉の大ケヤキ ウ、フクジュソウ、ヤマシャクヤク等の植物の自生が確認されてい る。 天然記念物として歴史的価値が認められた名木には、樹齢が千年 を超えるとされる関川の下町天神社の大杉があり、国の天然記念物 に指定されている。この他にも、乙吉の大ケヤキ、杉野沢薬師の大 杉、新井別院の大イチョウ、 西条城跡のコナラ・クヌギ群落等があり、 市の天然記念物に指定されて保護されている。いずれの樹木も地域 住民に永く親しまれてきた歴史があり、集落景観にとって欠くこと 天神社の大杉 のできない存在となっている。 (6)動物 動物では、国の特別天然記念物であるカモシカやライチョウ、国 の天然記念物であるイヌワシ、ヤマネ等が棲息している。この他、 『レッドデータブックにいがた』(平成 13 年[2001])で絶滅が危 惧される重要な動物とされているニホンコテングコウモリ、ホンド オコジョ(哺乳類)、ミゾゴイ、オオタカ、オオジシギ(鳥類)、ク ライチョウ ロサンショウウオ、モリアオガエル(両生類)等の棲息も確認され ている。 稀少動物を保護する取り組みとしては、妙高市文化財保護条例に よってギフチョウ(高床山・鮫ヶ尾城跡周辺ほか)が市の天然記念 物に指定され、無許可の採集が禁止されている。近年では、里山の 減少に伴い、イノシシ、サル、シカ等が耕作地や住宅地へ侵入する 問題が深刻化している。 ギフチョウ - 16 -

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第2章 2 妙高市の概要 社会環境 (1)人口・世帯数 妙高市の平成 27 年(2015)の人口・世帯数はそれぞれ 33,199 人・11,562 世帯であり、平成 17 年 (2005)の 37,831 人・11,975 世帯、平成 22 年(2010)の 36,457 人・11,801 世帯と比べると減少 傾向にあることがわかる。 妙高市の平成 27 年(2015)の高齢化率は 34.0%であり、新潟県の 29.9%と比べて極めて高く、超 高齢社会と呼べる水準となっている。年齢構成は男女とも 65 ~ 69 歳が一番多く、次いで 60 ~ 64 歳 となっている。 表2-1 年 人口 男 17,101 16,097 総数 35,457 33,199 H22 H27 人口・世帯数 単位:人 世帯数 女 18,356 17,102 11,801 11,562 国勢調査より 表 2-2 年少人口 年 単位:人、% 老年人口 生産年齢人口 (0 ~ 14 歳) 総数 構成比 3,695 11.2 H27 年齢別人口 総数 18,085 (65 歳以上) 総数 構成比 11,226 34.0 構成比 54.8 国勢調査より 人口構成(平成27年) 41 157 95歳以上 134 516 90~94歳 468 939 85~89歳 763 871 1,006 80~84歳 1,189 75~79歳 1,183 1,084 70~74歳 1,463 1,387 65~69歳 1,350 1,287 60~64歳 1,120 55~59歳 1,134 50~54歳 1,000 45~49歳 1,013 40~44歳 897 986 941 803 35~39歳 770 633 25~29歳 598 505 20~24歳 789 667 15~19歳 722 696 10~14歳 620 581 5~9歳 570 1,000 692 30~34歳 703 1,500 1,113 1,084 500 0 図 2-6 人 0 年齢構成図 - 17 - 女 506 0~4歳 500 男 1,000 1,500 国勢調査より

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第2章 妙高市の概要 (2)産業 ①産業構造 総人口の減少に従い、産業構造別就業者数の総数も減少傾向にある。総じて第三次産業よりも、第一次・ 第二次産業の方が減少幅は大きくなっている。 旧3市町村別にみると、旧新井市は製造業、旧妙高高原町は観光業、旧妙高村は農林業の割合が高く、 その結果、旧新井市は専門的・技術的職業従事者や生産工程従事者、旧妙高高原町はサービス職業従事者、 旧妙高村は農林漁業従事者が多くなっている。これは近代化の過程において、都市部に近い旧新井市は 機械工業、リゾート開発に沸く旧妙高高原町は観光業、山間部に多くの農山村部を抱える旧妙高村は農 林業を振興したことと関係している。 0 平成2年 5,000 3,360 平成17年 平成22年 平成27年 1,961 1,969 1,235 992 15,000 8,443 平成7年 2,698 平成12年 10,000 人 25,000 20,000 4 10,643 8,458 16 11,236 7,843 22 10,960 6,752 94 10,633 5,602 第三次産業 不詳 185 10,114 図 2-7 第二次産業 373 9,931 5,207 第一次産業 産業構造別就業者数 国勢調査より ②農林業 一級河川の関川・矢代川の扇状地からなる旧新井市の平野部では、 その立地条件を活かして稲作とともに転作田を活用した大豆生産等 が本格化しており、旧新井市・旧妙高村の中山間部では、稲作に加 えて特色あるそばの栽培等が進められている。また、旧妙高高原町 の山間部では、標高 450 ~ 750 mの傾斜地に広がる耕地等で稲作 とともに小規模ながら花きや露地野菜が栽培されている。 妙高市の基幹農作物は米であり、その総生産額は農産物全体の約 7割を占めている。こうした一方で、農村の高齢化、過疎化が急速 稲作(奥)・そば(手前)の栽培 に進んでおり、耕作放棄地の抑制が大きな課題となっている。近年は園芸農産物の生産拡大や農業の六 次産業化の動きが出てきている。 妙高市の森林面積は平成 12 年(2000)の集計で 34,465ha、全体に占める森林率は約 77%となって いる。地域別では旧新井市域が約6割であるのに対し、国有林が多くを占める旧妙高村域では約8割、 旧妙高高原町域では9割以上となっている。木材産業においても高齢化による後継者不足が深刻化して おり、担い手の育成が急務となっている。 - 18 -

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第2章 妙高市の概要 ③工業 明治時代以降、電力事情の改善によって重工業が大きく発展したが、長引く景気の低迷によって新規 産業の育成が困難となっている。 建設業の事業所数は、平成 26 年(2014)7月1日現在で 224 事業所、従業者数は 1,606 人、製造 業の事業所数は 99 事業所、従業者数 2,944 人である。平成 25 年(2013)の製造品出荷額は 971 億 3,355 万円であり、平成 21 年(2009)と比較すると 537 億 1,643 万円も減少している。こうした状況から、 市内企業の事業拡大や経営改善に向けた新分野への取り組み支援が大きな課題となっている。 近年は大葉・ハーブ等を手掛ける食と農を基軸とした食品工場が建設され、地元の雇用につながって いる。今後は北陸新幹線の開業効果を活かした企業誘致に期待がかかる。 平成 19 年(2007)7月には、妙高市内で生産・収穫された農産物、旬の食材で造られた加工品、酒類・ 工芸品・民芸品等を「妙高あっぱれ逸品」とする認定制度が創設され(平成 28 年度末で 47 件)、良質 なものを地域ブランド品とすることで販路拡大を目指す取り組みが進められている。 ④商業 商業は、平成 24 年(2012)現在で商店数 333 店、従業者数 1,745 人、年間販売額 31,851 百万円と なっており、10 年前の平成 14 年(2002)と比較すると商店数で 237 店、従業者数で 994 人、年間販 売額で 12,417 百万円も減少している。こうした背景には郊外型の大型店舗の増加があり、中心市街地 の空洞化や小売店舗数の減少が深刻化している。 企業数では宿泊業が多く、次いで飲食業、飲食料品小売業となっており、妙高高原地域・妙高地域を 中心とした温泉観光地を抱える当地の産業の特徴が反映されている。商業の振興とにぎわいの創出が大 きな課題であり、近年は商工振興会が中心となって組織する「街なかにぎわい推進委員会」等によるイ ベントやプレミアム商品券の発行等が行われ、市内消費の促進が図られている。 ⑤観光 妙高市の観光の目玉は豊かな自然であり、妙高山に代表される雄 大な自然や四季折々の景観の変化が楽しめる。妙高山麓一帯に広が る景勝地は、平成 27 年(2015)に妙高戸隠連山国立公園に指定さ れたことから国際的な知名度も高くなっている。 妙高山麓地域は江戸時代後期から観光開発が進められ、湧水量が 豊富で湯色や泉質が多様な温泉地や、極上のパウダースノーを特長 とする多くのスキー場が整備され、新潟県を代表する国際観光リ ゾート地を形成している。また、平成 20 年(2008)に林野庁から 森林セラピーロード(平丸ブナ林) 市内の6地点が「森林セラピーロード」の認定を受けたことから、健康と観光を結び付ける新たな取り 組みも進められている。 年間の観光入込客数は平成 22 年度から現在まで約 560 万人から 600 万人の間で推移しており、平成 28 年度の実績値は約 575 万人となっている。温泉観光は、足湯の設置、温泉ソムリエ制度の創設等によっ て、その人気が若者層へも広がり始めている。その他、トレッキング・登山は近年の登山ブームを受け て顕著な伸びを示している。 - 19 -

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第2章 妙高市の概要 文化財の展示・ガイダンス施設には関川関所道の歴史館や斐太歴史の里総合案内所等があり、合併し た平成 17 年度から平成 28 年度までの利用者の推移をみると、関川関所道の歴史館は 8,646 人から 5,254 人へと大きく減少しているが、斐太歴史の里総合案内所は 22,474 人から 23,286 人と横ばい状態となっ ている。 7,000,000 1,400,000 5,959,330 5,835,080 1,200,000 5,957,650 5,980,790 6,000,000 5,748,870 5,702,660 5,600,450 5,000,000 1,000,000 800,000 813,190 831,360 726,380 790,040 744,140 694,370 742,830 3,000,000 600,000 400,000 378,459 319,180 251,231 296,996 313,475 335,589 2,000,000 宿泊客数 スキー場入込客数 観光入込客数 291,845 1,000,000 200,000 0 4,000,000 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 図 2-8 40,000 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 0 (人) 観光客の推移 38,088 35,000 30,000 26,938 23,986 24,750 24,444 22,562 23,286 21,526 25,868 25,000 22,474 20,046 18,480 20,000 斐太歴史の里 総合案内所 15,000 10,000 8,646 8,851 7,648 7,198 7,061 5,000 0 道の歴史館 5,514 5,497 5,232 4,705 5,149 5,996 5,254 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 図 2-9 文化財関係施設の利用者数の変化 ⑥交通 古来、妙高市域は信越を結ぶ交通の要衝として人々の往来があり、 江戸時代には高田と信濃・善光寺を結ぶ北国街道や、高田と飯山を 結ぶ飯山街道が整備された。 現在は広域幹線道路である上信越自動車道・国道 18 号(旧北国 街道ルート)・国道 292 号(旧飯山街道ルート)が市域を通り、日 本海に面する上越市と南に接する長野県を結んでいる。上信越自動 車道には妙高高原インターチェンジと新井スマートインターチェン ジ(ETC 専用)があり、新井スマートインターチェンジは共用する「道 - 20 - 道の駅あらい

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第2章 妙高市の概要 の駅あらい」によって国道 18 号と直結している。 公共交通の中心である鉄道については、えちごトキめき鉄道(旧JR信越本線)が市域の中央部を走り、 市内には北新井駅、新井駅、関山駅、妙高高原駅がある。北陸新幹線の開業によって第三セクターとなっ た路線であるため、安定的な経営のためにはこれまで以上にマイレール意識を高めて利用促進を図るこ とが必要となっている。 平成 27 年(2015)3月の北陸新幹線の開通によって首都圏とのアクセスが格段に向上し、最寄り 駅となる上越妙高駅が設置されたことで妙高市内において全国規模のイベントを開催することが可能と なった。平成 28 年(2016)10 月には、妙高市を会場として「地方史研究協議会第 67 回(妙高)大会」 が関東近郊の大会として開催されている。 妙高市と上越妙高駅を結ぶ区間には、国道 292 号(上越市域は県道 579 号:通称上越大通り)と県 道 63 号(主要地方道上越新井線:通称山麓線)が整備されている。 上越高田IC 上越妙高駅 63 北新井駅 上越市 道の駅あらい 新井スマートIC 新井駅 18 北陸新幹 線 えちごトキめき鉄道 糸魚川市 292 関山駅 妙高SA 上信 越自 動車 道 飯山市 妙高高原駅 妙高高原IC 信濃町 0 長野市 図 2-10 交通網図 - 21 - 1 2 3 4 5㎞

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第2章 3 妙高市の概要 歴史環境 第4章で妙高市の歴史文化の特徴を抽出するための与条件として、妙高市の歴史環境を日本列島史と の関係を中心に概観する。なお、これから合併前の旧3市町村の様相を記述する場合は、上越市と接す る北側の旧新井市から、県境と接する南側の旧妙高高原町に向けて、連続性をもって並べる方がそれぞ れの地域の特徴が理解しやすいため、旧新井市・旧妙高村・旧妙高高原町の順で記述する。 旧石器時代 旧石器時代は人類が石器を作り始めた今から約 250 万年前から1万年前を指し、氷期と間氷期が繰り 返されたいわゆる氷河時代であった。石器を主要な道具とした時代であり、人類史の大部分を占めてい る。 妙高市に隣接する信濃町の野尻湖では、約 5 万年前から 3 万 5000 年前の湖底層においてナウマンゾ ウの化石とともにナイフ形石器や骨角器が発見され、最終氷期における狩猟活動の存在が明らかにされ ている。 妙高市では、昭和 57 年(1982)に関川東岸の河岸段丘上に立地する鴻ノ巣遺跡(下濁川)において 約1万 3,000 年前から1万 2,000 年前のものと推測される尖頭器等が発見されている。この他にも、妙 高市内では平成期に入ってから旧妙高高原町の大堀遺跡で尖頭器やナイフ形石器の出土が確認され、隣 接する上越市においても南葉山麓を中心に旧石器時代の遺跡が相次いで発見された。こうした発見に よって、旧石器時代の人々の活動範囲が平野部と接する丘陵部から山地まで広範囲に及んでいたことが 明らかとなった。 妙高市を含む上越地方で出土するこの時代の石器の特徴には、日本海を介してもたらされたとみられ る北海道から九州に至る広い地域からの影響と、千曲川や姫川を介してもたらされたとみられる長野県 を中心とした中部高地からの影響が認められるという。文化の十字路としての歩みは既に旧石器時代か ら始まっていた。 縄文時代 縄文時代は自然環境の変化によって今から約1万 2,000 年前に始まったとされる。この自然環境の変 化とは、気温・気候が現在に近い状態となり、海水面の高さが大きく上昇したというものであった。こ れらの変化によって人々の生活スタイルも大きく変化し、縄文時代を特徴付ける「定住の開始」、「土器 の使用」が列島各地に浸透していった。遺跡から出土する石器や骨角器、哺乳類・鳥類・魚類の骨や貝 塚からは、狩猟や漁労の対象が多様化し、捕獲の技術が大きく向上していった様子が読みとれる。食料 事情の改善によって人口が増加し、ムラを単位としたコミュニティでの暮らしが定着するのも縄文時代 であった。 妙高市を含む上越地方の縄文遺跡数は、旧石器時代の遺跡数と比べると飛躍的に増加し、周知のもの だけでも 300 か所を上回る。その中でも縄文文化の成熟期とされる中期(約 5,000 年前~ 4,000 年前) から後期(約 4,000 年前~ 3,000 年前)にかけての遺跡が多く確認されている。遺跡は総じて山間部・ 丘陵部・河岸段丘上に多く、山林原野の資源と水辺が生活拠点を構える上での重要な条件となっていた ことがわかる。 妙高市内には縄文時代の早期から晩期に至る各時期の遺跡が存在するが、約 5,000 年前に発生した妙 - 22 -

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第2章 妙高市の概要 高山の火砕流によって埋め尽くされた地域があり、草創期から前期の遺跡分布に偏りが認められる。代 表的な遺跡には、萩清水遺跡(早期末~中期・三本木新田)、中古遺跡(早期~晩期・大鹿)、柿ノ木町 遺跡(前期~中期・東四ツ屋新田)大貝遺跡(前期~後期・大貝)、兼俣遺跡(前期~後期・兼俣)松山 B遺跡(中期~晩期・新井)、葎生遺跡(後期~晩期・葎生)、上ッ平遺跡(晩期・花房)等がある。縄 文時代の遺跡は妙高山の裾野に広がる旧妙高村地内で多く発見されている。 弥生時代 弥生時代はわが国への本格的な稲作農耕の伝播をもって始まるとされ、 「稲作の定着」とともに「金属 器の使用」「戦争の始まり」等が時代の指標となっている。年代観については諸説があるが、紀元前5世 紀頃から紀元後3世紀初頭までとする考え方が一般的である。 上越地方では、まず内川や青田川が形成した耕作適地となる扇状地に拠点的な集落が誕生した。紀元 前1世紀頃の弥生時代中期中葉に本格的な活動が始まる吹上遺跡(上越市、一部は妙高市)は、稲作と 玉作りを基幹産業とした大規模な集落であり、方形周溝墓や祭祀に関わる特殊遺物の出土によって政治 的リーダーの存在が想定されている。吹上遺跡では、海岸部と内陸部を結ぶ交通の要衝に位置すること から北陸や信州の土器が出土しており、両地域との交易を掌握していた集団の拠点集落と目されている。 妙高市においても関川の河岸段丘上に立地する上百々遺跡(上百々)において中期の遺物がわずかに出 土しており、当時の開拓が早い段階で沖積平野にまで到達していたことがうかがえる。 続く弥生時代後期に至る時期は、日本列島史において「ムラからクニへ」とされる地域王権の成立期 である。2世紀後半に比定される後期後半になると、妙高市北部の南葉山麓の丘陵上に倭国乱との関係 で注目される斐太遺跡(宮内・雪森)が吹上遺跡に代わる新たな拠点集落として出現した。斐太遺跡は 高地性環壕集落と呼ばれる「守りのムラ」の代表格であり、隣接する上越市の丘陵上にも裏山遺跡や上 馬場遺跡が相次いで出現している。 妙高市域では妙高山の裾野に立地する小野沢西遺跡(関山)や大洞原C遺跡(大洞原)において弥生 時代後期から終末期の遺物が出土しており、信越国境に近い丘陵部においても散発的にこの時期の集落 が確認されている。 古墳時代 古墳時代は卑弥呼が共立されたことで知られる倭国乱が収束 し、近畿地方にヤマト政権が誕生したことに始まる。近年は、 3世紀前半を早期、3世紀後半から4世紀代までを前期、5世 紀代を中期、6世紀代を後期、7世紀代を終末期と区分するこ とが多い。 妙高市域で最初に築造された古墳は、斐太遺跡に隣接する観 音平古墳群の1号墳または4号墳である。これらは3世紀後半 に築造されたとみられる当地における最初の前方後円墳であ 観音平4号墳 まきむく り、初期のヤマト政権が王権のシンボルとした纏向型前方後円墳に類する特徴をもっている。観音平古 墳群ではその後も古墳の築造が続き、50 基を超える古墳群に発展したが、直線で約 500 m離れた丘陵 部においても 100 基を超える天神堂古墳群が形成されており、両古墳群が斐太遺跡から続く地域王権の 墓域であったことが確実視されている。 - 23 -

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第2章 妙高市の概要 観音平古墳群も天神堂古墳群も6世紀に始まる古墳時代後期までは存続しておらず、後期の横穴式石 室墳は6世紀後半になってようやく山麓の扇状地上に登場してくる。観音平・天神堂古墳群に近い矢代 川左岸域では梨ノ木古墳群(梨木)、谷内林古墳群(谷内林新田)、小丸山古墳群(小丸山新田)等が築 造され、平野部の反対側に位置する関川右岸域では菅原古墳群(上越市清里区)をはじめとして水科古 墳墳(上越市三和区) ・宮口古墳群(上越市牧区)の築造が活発に行われた。妙高市の西俣古墳群(吉木・ 北条)もこの流れの中で出現したとみられる。この時期の古墳の中には西俣古墳群2号墳から出土した 金銅装圭頭大刀のような装飾大刀を副葬するものがあり、中央政権に直属する渡来系を含む伴造系集団 との関係が想定される。この頃の上越地方には、北方の蝦夷と対峙する城柵への支援基地としての役割 が期待されたとみられ、その原動力として高い手工業生産技術をもち、馬の生産に通じた渡来系集団が 信濃方面から入植してきた可能性があるという。こうした集団が続く律令時代に当地の古代社会の基盤 を整備していったと推測される。 古墳を築造した集団の生活域としては、杉明遺跡(上百々)や栗原遺跡(栗原)等で竪穴建物を中心 とした集落の存在が確認されている。 古代 日本史における古代とは、奈良時代・平安時代と呼ばれる8世紀から 12 世紀に相当する。古墳時代は律令国家の成立によって終わり、中央政権が 地方を一元的に管理する国郡里制が施行された。和銅5年(712)の越後 国域確定を受けて、上越地方には越後国府とともに頸城郡の郡家が置かれ、 中央の政治と連動していくこととなった。 越後では国府・国分寺・国分尼寺の所在地が未だ不明であるが、妙高市 北端部の関川と矢代川に挟まれた河川交通の要衝に立地する栗原遺跡(栗 原)が頸城郡家に比定されており、発掘調査によって大規模な掘立柱建物 群で構成される初期官衙の姿が明らかになりつつある。8世紀初頭の栗原 遺跡からは信州系の須恵器や瓦、「郡」や渡来系の氏族名とみられる「柴原 偕伎日(しばはらのはしきび)」と書かれた墨書土器が出土しており、信濃 関山神社銅造菩薩立像 や渡来系集団との関係が示されている。遺跡の周辺には郡家に関連すると みられる倉田遺跡(上百々)や東沖遺跡(柳井田)等もあり、この頃の大規模な沖積地開発の様子がう かがえる。この地域の古代史研究では、信濃と越後を結ぶ古道が奈良時代に整備され、頸城郡家を経由 して両地の国府をつないでいたと考えられている。 その後、栗原遺跡は8世紀後半には廃れ、平安時代に入ると妙高市の平野部から扇状地にかけての一 帯は農村景観へと変化していった。この時代の岡崎新田遺跡(岡崎新田)や東沖遺跡は、数軒の掘立柱 建物と竪穴建物で構成されており、集落が農業経営を単位とした散村へと変化し始めた様子が垣間見え る。やがて国府も自立性を高めて国衙となり、在地領主が割拠する中世へと移行していくこととなる。 他方、古代は政治と密接に関係する祭祀や宗教についても大きな変革があり、律令体制の整備に伴っ て仏教が社会の中に浸透していった。妙高市においては、6~7世紀の渡来仏である関山神社の銅造菩 薩立像や、7世紀末頃と推定される栗原遺跡の塔の基壇遺構の存在から、飛鳥時代には仏教が伝播した とみられる。中世に隆盛する妙高山修験においても、後世に編集された縁起の中では、妙高山の開山が 和銅元年(708)と語られている。 - 24 -

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第2章 妙高市の概要 中世 中世は一般に鎌倉幕府が成立した 12 世紀後半から室町幕府 が滅亡する 16 世紀後半までを指し、武家や寺社が貴族と並ん で大規模に土地を所有して隆盛した時代である。その始まりに ついては鎌倉幕府の成立を指標とする従来の考え方に対して、 中世的荘園の枠組みが整い始めた 11 世紀後半頃からとする見 方が定着しつつある。妙高市の中世に関しては、伝説・伝承や その由緒地が多い一方で、確かな史資料は十分に揃っていない。 中世の越後は、院政、鎌倉幕府と政治体制が変化する中で、 鮫ヶ尾城跡 東西日本の結節点として、それぞれの体制を支えた重臣の知行国として重要視された。室町幕府の成立 以後は関東管領に就いた上杉氏の知行国となり、守護と守護代が政治闘争を繰り広げる中で、やがて上 杉謙信が出現することとなった。政治の中心である国府が隣接する上越市の直江津に置かれたため、国 境と接する妙高市域は越後国府に最も近い辺境地域として、特に交通や軍事の面で重要な役割を果たし た。 上杉謙信の時代になると、武田信玄との軍事的緊張の高まりから信越国境付近に多くの城館が整備さ れ、有力武将が拠点とした交通の要衝となる場所に鮫ヶ尾城(宮内・籠町・雪森)や鳥坂城(姫川原) が築かれた。合わせて信越を結ぶ軍用道の整備が急がれ、途中の村々の有力者に伝馬による宿送りの命 令が出された。こうして、後の北国街道と飯山街道の原型が形づくられていった。 他方、中世は山岳信仰と結びついた寺社勢力の隆盛期でもあり、妙高山信仰を護持する別当宝蔵院は 善光寺や戸隠山の影響を受けながら勢力を拡大した。この頃の関山は妙高山麓地域における政治・経済・ 文化の中心であり、15 世紀後半には堯恵・宗祇・万里集九が訪れた。16 世紀に入ると関山の霊験は武 将の間で広く知られるようになり、起請文等に「当国鎮守」として記されるようになった。北国街道に 面した関山は謙信にも一目置かれており、 「新地」と呼ばれる上杉氏直轄の軍事拠点が整備され、宝蔵院 に対しても国境警固の一翼としての役割が期待されるほどであった。 天正6年(1578)3月に謙信が没すると、その家督をめぐる御館の乱が勃発し、翌天正7年(1579) に上杉景虎が上杉景勝に追い詰められて鮫ヶ尾城にて自刃した。越後を二分するこの内乱によって疲弊 した上越地方に対して、天正 10 年(1582)には武田氏を破った織田信長の軍勢が攻め入り、さらに大 きな爪跡が残された。宝蔵院を中心とした関山も大きく衰退し、その復興には江戸幕府の成立を待たな くてはならなかった。 近世 近世の語は一般に江戸時代と同義で用いられるが、上越地方 の近世は上杉氏が会津に移封した後の堀氏の時代から語られる ことが多い。慶長3年(1598)に堀秀治が春日山に入城して 以後、越後国の大半を治める城下町は上杉氏が築いた春日山か ら福島(直江津)、高田へと移転した。その間、堀氏と家康6 男の松平忠輝との領地替えがあり、その領地高は天下普請で高 田が開府した忠輝の時代には、堀氏の遺領に北信濃の一部を加 - 25 - 関川関所(復元)

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第2章 妙高市の概要 えた約 60 万石(45 万石から 75 万石まで諸説あり)となった。忠輝治世下の越後では、付家老とされ た大久保長安らによって北国街道の整備や荒廃した寺社の復興が進められ、その後の近世社会を支える 様々なインフラ整備が着手された。 近世の妙高市域には、一部地域に幕府領と後述する関山権現社領が存在したが、信越国境までの大 部分が高田藩領であった。高田開府以後の高田藩主は、松平忠輝(60 万石・1614 ~ 1616)、酒井家 次・忠勝(10 万石・1616 ~ 1618) 、松平忠昌(25 万石・1618 ~ 1624)、松平光長(26 万 3 千石・ 1624 ~ 1681)、勤番時代(1681 ~ 1685)、稲葉正通(10 万 3 千石・1685 ~ 1701)、戸田忠真(6 万7千 850 石・1701 ~ 1710)、久松松平家(11 万石・1710 ~ 1741)、榊原家(15 万石・1741 ~ 1871)と目まぐるしく交代し、その領地高の増減に伴って高田藩領から幕府領へ、反対に幕府領から高 田藩領へと帰属が変化する村が少なからず生じ、幕府領の管理のために新井や吉木に陣屋が置かれた時 期もあった。先に触れた関山権現社領とは、中世から続く妙高山修験の道場であった関山宝蔵院が幕府 から拝領した朱印地のことである。この宝蔵院の朱印地は、高 100 石の社領関山村と妙高山を中心とし た広大な山林原野で構成されていた。妙高山麓では、江戸時代後期になると高田藩による開発が進めら れ、文化 13 年(1816)には赤倉温泉が開湯し、文化 14 年(1817)には笹ヶ峰高原の開拓のために木 地師の入植が始まった。 近世は石高制社会とも呼ばれるように、社会の基盤を成していたのは農民が生産する米であった。関 川・矢代川に代表される多くの河川が流れる上越地方においては、治水とともに新田開発に向けた用水 の開削が大きな課題であり、山間部・平野部を問わず各地で用水路の整備が進められた。上江用水・中 江用水・参賀用水・大原用水等の相次ぐ開削によって耕地面積は大きく増加し、結果として農村に貨幣 経済が浸透していくこととなった。その一方で河川の氾濫や水不足等に起因する村同士の争いが頻発す るようになり、米作りが抱える問題がそのまま社会問題化していくこととなった。 宿場や街道に代表される交通インフラの整備も進み、治安維持の観点から国境に関所や口留番所が配 ※絵図の上が南(信濃側) 近世の集落の分布(「改正越後国頸城郡細見絵図」より) - 26 -

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第2章 妙高市の概要 置された。上越地方では、城下町高田を基点として江戸や佐渡へ至る北国街道、高田から金沢へ至る加 賀街道の二つが「善光寺参詣の道」、「御金荷輸送の道」、「大名行列の道」として盛んに利用された。北 国街道が通る妙高山麓には田切地形が多く存在するため、安全な往来のために新井から関所が置かれた 関川までの間に 8 つの宿場が開かれた。庶民の生活向上に伴い、社寺参詣や湯治を目的とした物見遊山 の旅が流行し、北国街道は善光寺参詣の旅人等で大いに賑わった。この他にも、信越国境に横たわる関 田山脈において付近の村人たちによって多くの峠道が整備され、高田と飯山を経済的に強く結びつけた。 また、近世は産業が目覚ましく発展した時代でもあり、木綿・青苧・大豆・蕎麦等の畑作物栽培をはじめ、 木炭生産、草生水掘り、酒造り等の様々な分野で道具の改良や技術革新が進み、各地の宿場や農山村に は地域の産業に根差した独自の文化が形成されていった。 近代 明治維新による大政奉還・王政復古から第二次世界大戦の終 結までを近代という。江戸時代までの封建制社会が終焉を迎え、 西欧列強社会と接する中で資本主義社会、立憲制国家へと転換 していった時代である。 明治2年(1869)の版籍奉還、続く明治4年(1871)の廃 藩置県によって高田藩領・幕府領・関山権現社領の枠組みが解 消され、妙高市域は高田県と柏崎県の二つとなったが、高田県 は直ちに柏崎県に合併されることとなり、その柏崎県も明治6 観光登山でにぎわう妙高山 年(1873)に新潟県に合併された。このとき新潟県内は 25 大区、227 小区に分割され、妙高市は第8 大区と第 10 大区に位置付けられたが、明治 11 年(1878)の郡制施行によって大区・小区制が解体し、 市域全体が中頸城郡の一部となった。明治 22 年(1889)の町村制施行によって妙高市域は 26 か村ま で統合が進み、それまでの村は大字となった。 明治維新後は地租改正による混乱等が続いたが、社会の封建的束縛が緩む中で人々の暮らしに少しず つ活気が生まれ、明治時代の後半には都市からの資本流入によって近代産業が興隆した。また、日清・ 日露戦争や第一次世界大戦による大戦景気を背景に、温泉開発やスキー場建設等の高原観光が強く推し 進められた。 この間、東京と京都を結ぶ鉄道開設の動きに関連して、日本海側の都市と東京を結ぶ鉄道建設が計画 されることとなり、明治 19 年(1886)に信越線の直江津-関山間が開通し、その後明治 21 年(1888) に関山-長野間、明治 26 年(1893)には直江津-上野間が全通した。東京との往来が可能となり、観 光開発の追い風となった。岡倉天心に代表される著名な文化人の来訪も見られるようになった。 また、重工業の発展とともに電力の需要が高まると、関川や矢代川の豊富な水を利用した水力発電所 が建設され、関東方面にも電力を供給するようになった。電力事情の改善によって工場の機械化や大企 業の誘致が進み、地域経済がかつてない活況を呈した。 観光面では、宝蔵院が独占していた妙高山や火打山が観光登山の山へと変貌し、笹ヶ峰高原を中心に 登山道の整備や山荘の建設が進められた。また、江戸時代の正徳2年(1712)以前から確認される関温 泉や文化 13 年(1816)に開湯した赤倉温泉に加えて、明治8年(1875)に燕温泉、大正元年(1912) に妙高温泉、大正 13 年(1924)に池の平温泉、昭和4年(1929)に新赤倉温泉が相次いで開湯し、 妙高山麓は良質な温泉場として知られるようになった(杉野沢温泉は平成9年[1997]に開湯)。また、 - 27 -

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第2章 妙高市の概要 明治 44 年(1911)にレルヒ少佐が高田で初めてスキーを体系的に指導すると、その3年後の大正3年 (1914)には国内有数の豪雪地帯である妙高高原において最初のスキー場が開設し、スキー観光の躍進 が始まった。昭和9年(1934)には、妙高高原の地が鉄道省の国際観光局から国際スキー場の適地に選 定され、国際観光ホテルが建てられた。 他方、近代は富国強兵をスローガンとして軍備増強した時代でもあり、明治 37 年(1904)の日露戦 争の勃発を契機として明治 40 年(1908)に城下町であった高田に十三師団が置かれると、これに伴っ て妙高山麓の関山に演習場が開設された。近代に入ると、妙高山麓では北東麓が演習場、南東麓が観光 地という二面性をもった土地利用が進められた。 近代には、明治 31 年(1898)の矢代川の水害や明治 35 年(1902)の粟立山の地すべり等の歴史に 残る自然災害が発生したため、災害に強いまちづくりも推進された。 現代 現代は現在にも通じる語であり、日本列島史の時代区分では第二次世界大戦後から現在までを指す。 そのため、現代史は「戦後史」とも呼ばれる。 戦後の日本は農地改革から始まったといっても過言ではない。この農地改革で地主と小作農民の封建 的な主従関係は解消され、農村の民主化が大きく進展した。農家の自立が耕作地の拡大に結び付き、高 度経済成長に向けた原動力となっていった。 こうした中、昭和 28 年(1953)に町村合併促進法が施行され、これを受けて合併協議が各地で行われ、 昭和 29 年(1954)に新井市、昭和 30 年(1955)に妙高村と妙高高原町が誕生した。 昭和 35 年(1960)頃から昭和 55 年(1980)頃にかけての高度経済成長期には、地域を変える新し い産業として工業製品や電子部品を作る電気工場が数多く誘致され、多くの地元雇用が生み出された。 国民所得の増加は1人1台の車社会を実現し、妙高市内を縦断する国道 18 号や上信越自動車道の整 備によって市内の交通量は飛躍的に増加した。交通インフラの整備は上越-長野間の往来を活性化し、 国道沿いには大型店舗や飲食店が進出するようになった。国道と高速道路の両方からの乗り入れが可能 な「道の駅あらい」は、年間の利用者が 300 万人を超える盛況ぶりとなっている。近年では、平成 27 年(2015)の北陸新幹線開通によって首都圏からのアクセスが格段に向上したことにより、新たな観光 誘致の動きが出てきている。 また、高度経済成長は、除排雪の強化、消雪パイプ網の整備、克雪住宅の普及を促したため、国内有 数の豪雪地帯での暮らしは大きく改善された。昭和 25 年(1950)に日本で初めて認可を得たスキーリ フトが妙高高原のスキー場に導入されて以降、滑走距離の長いコースが次々と整備されるようになり、 レジャーとしてのスキーの魅力が向上していった。やがて妙高高原だけでも 10 か所を超えるスキー場 が営業するようになり、スキー観光の活況に伴って宿泊施設も大きく増加した。 妙高高原を中心に妙高山麓の観光地化が進む中、昭和2年(1927)に名香山村において「妙高大公園 計画」が発表され、以後、新潟・長野両県や関係市町村とともに新たな国立公園誕生に向けた陳情活動 が強力に推し進められた。こうした地道な活動が実って、昭和 31 年(1956)に妙高・戸隠地域が上信 越高原国立公園へ編入されることとなり、その後、半世紀を経て、平成 27 年(2015)にこの妙高・戸 隠地域が分離・独立を果たし、「妙高戸隠連山国立公園」が誕生した。すべての生命を育んできた妙高山 の恵みに対する社会の関心は高く、「生命地域・妙高」の実現が妙高市の行政施策の中心に位置付けられ ている。 - 28 -

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第2章 4 妙高市の概要 地域区分 (1)現状 市民生活にとって最も身近な自治単位は大字や町内会であるが、伝統的な祭りの単位や行政課題を解 決するための単位はこれらよりも広範囲となる場合がある。 妙高市域を地域区分する場合、まずは旧新井市・旧妙高村・旧妙高高原町に大別し、その中をさらに 複数の大字や町内会で構成される地区コミュニティあるいは地区協議会に細別することが多い。「大字」 は江戸時代の村とほぼ一致する単位であり、当時から庄屋・組頭・百姓代らによる役人組織が存在し、 為政者から年貢を納入する基礎単位として位置付けられてきたものである。他方、それらが複数集まっ て組織化された地区コミュニティまたは地区協議会の単位は、多くは明治 22 年(1889)に行われた合 併によって新たに誕生した村が母体となったものである。 現在の妙高市では、旧新井市域を「新井地域」、旧妙高村域を「妙高地域」、旧妙高高原町域を「妙高 高原地域」と呼んで区分し、それぞれに行政サービスを提供するための拠点として市役所本庁舎、妙高 支所、妙高高原支所が配置されている。旧3市町村の単位で行われる会合には自治会長(区長・町内会 長)による連絡協議会等があり、明治時代の旧村を母体とする地区コミュニティや地区協議会の単位は、 災害時等に避難所となるコミュニティ施設の管理運営やまちづくり事業等を行う単位として現在も機能 している。 (2)明治時代以降の合併の経過 江戸時代の村は明治新政府が実施した廃藩置県によって行政区の変更を余儀なくされたが、村として の従来のまとまりが損なわれることはなかった。明治中期になると政府は近代国家に向けた体制づくり の中で小さな町村の合併を強力に推し進め、新たな地方自治の制度を作り上げた。 明治 22 年(1889)に市制町村制が施行されると、旧新井市域の村は大崎村・参賀村・大倉村・国明村・ 下板倉村・鳥坂村・原通村・水上村・泉村・水原村・瑞穂村・長沢村・平丸村・斐太村・西郷村・矢代 村の計 16 か村、旧妙高村域の村は関山村・原通村・大鹿村・豊葦村・境村の計5か村、旧妙高高原町 域の村は杉野沢村・関川村・妙高村・境村の計4か村に再編された。その後も各地域内において町村の 合併は進展をみせ、昭和 29 年(1954)の合併前夜には、旧新井市域は新井町・和田村・鳥坂村・原通村・ 水上村・泉村・水原村・上郷村・平丸村・斐太村・矢代村の計1町 10 村、旧妙高村域は関山村・原通村・ 大鹿村・豊葦村の計4村、旧妙高高原町域は杉野沢村・名香山村の計 2 村まで統合されていた。 その後、昭和 29 年(1954)・30 年(1955)のいわゆる昭和の大合併によって旧新井市・旧妙高村・ 旧妙高高原町の3市町村の枠組みとなり、平成 17 年(2005)の平成の大合併によって現在の妙高市が 誕生した。 - 29 -

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第2章 妙高市の概要 表 2-3 現在までの市町村合併の経過 - 30 -

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第2章 - 31 - 妙高市の概要

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第2章 妙高市の概要 和田 斐太 新井 水上 矢代 鳥坂 泉 水原 原通 平丸 大鹿 関山 名香山 上郷 豊葦 杉野沢 旧新井市 旧妙高村 旧妙高高原町 0 図 2-11 地域区分図(昭和 28 年[1953]の町村区分) - 32 - 1 2 3 4 5㎞

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第3章 第3章 1 歴史文化資源把握の方針 歴史文化資源把握の方針 歴史文化資源と指定等文化財 (1)歴史文化資源の定義 一般に「文化財」の語は、公的機関から確かな歴史的・文化的な価値が認められ、将来にわたって手 厚い保護を必要とするもの、という意味で受け取られることが多く、指定等文化財と同義で用いられる 場合が少なくない。この指定等文化財とは、文化財保護法や地方自治体の文化財保護条例によって指定、 登録、選定を受けたものであり、国指定であればわが国の歴史文化、都道府県指定であればその都道府 県の歴史文化、そして市町村指定であればその市町村の歴史文化を考える上で欠くことのできない重要 なものであり、それぞれの歴史文化の特徴を記述する際に基礎資料となるものである。 本構想では、こうした十分な価値付けを経た文化財あるいは指定等文化財の語に対して、有形・無形、 指定・未指定にかかわらず、地域の特性や魅力を代表しているものを「歴史文化資源」と呼ぶこととす る。地域で守り伝えられてきた身近な宝の多くは歴史文化資源に含まれるものであり、その把握にあたっ ては、表面的な観察からは見えてこない伝統的な建造物等を修理する技術や材料、祭礼を執行するため の組織等に関する情報についても一体的に把握することが必要である。 これから種別毎に妙高市の歴史文化資源の所在状況を概観していくが、その分類にあたっては、現在 広く通用している文化庁が示す文化財分類表に準拠することとする。 表 3-1 妙高市の歴史文化資源分類表 - 33 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 - 34 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 (2)歴史文化資源に関する基礎資料 歴史文化資源を把握するための基礎情報の出典を、調査主体や調査対象等によって①から⑥に分類し た。実際に参照した具体的な文献名については、以下の①②③に分類されたもののうち、主要なものを 巻末の資料編に掲載した。 ①自治体史 『新井市史』の編さん事業は昭和 39 年(1964)の市制 10 周年記念事業として開始され、昭和 46 年 (1971)に下巻、昭和 48 年(1973)に上巻が発行された。旧1町 10 か村を対象とした難事業であっ たため、関係資料の収集に多くの時間を要した。このときに古文書の所在調査が全市的に行われ、市史 編修委員会によって『新井市史料目録』全4集にまとめられた。 『妙高村史』は、妙高山を中心に築かれてきた歴史文化が新たな時代をつくる礎となることを願って編 さんが企画された。戦後半世紀が経とうとした平成元年(1989)に合併 40 周年記念事業の一環として 編さんが始まり、5年の歳月をかけて平成6年(1994)に発刊された。本編の随所で参照されている『村 の文化財』は、妙高村文化財調査審議会が昭和 46 年度から昭和 52 年度まで毎年発行してきた調査報告 の増補改訂版であり、村史には未掲載の古文書や民具等の一次資料の情報が数多く収録されている。 『妙高高原町史』は町制 30 周年の記念事業として8年の歳月をかけて編さんが進められ、昭和 61 年 (1986)に発刊された。地域特性への理解が深められることを期待して、スキーと温泉を中心とした観 光と、その観光地の基盤となる自然に重点を置いた個性的な内容となっている。近世以降の歴史は、一 次史料となる古文書が多く掲載された『名香山村史』『赤倉温泉沿革史』の内容が骨子となっている。 こうした市町村史の編さんにあたっては、先行する地誌や研究報告の記述が参照されている場合が少 なくない。妙高市を含む上越地方では、 『頸城郡誌考』、 『新井町案内』、 『名香山村史』、 『中頸城郡誌』 、 『頸 南』等が一般によく知られている。 ②悉皆調査報告書 新潟県や合併前の3市町村等が独自に実施した悉皆調査の報告書である。悉皆調査というと、文化財 の種別毎ではなく、さらにその種別内の特定の分野に限定して実施することが一般的である。古文書や 民俗芸能等の所在調査はこれに該当する。 旧新井市では昭和 40 年代に古文書、平成期に入ってから民俗芸能の所在調査が行われ、前者は史料 目録、後者は調査カードの形で記録化されている。旧妙高高原町では、昭和 50 年代から平成の初めに かけて民具・民謡・民話を対象とした調査が相次いで行われている。 ③個別の詳細調査報告書 教育委員会や文化財調査審議会等が実施した詳細調査の報告書である。文化財指定を前提として実施 されることが多く、冊子の形ではなく簡易なレポートのような場合もあるが、指定説明文の骨子となる 所見がまとめられている点で報告文の長短にかかわらず重要な意味をもっている。指定候補の説明のた めに、同種の資料が広く集成され、全市的な傾向や当該地域の特色が分析される事例もみられる。こう した詳細調査報告書の早い時期のものには、旧新井市の『郷土乃新井』、旧妙高村の『村の文化財』があり、 文化財保護の黎明期の調査報告書として貴重な存在となっている。 - 35 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 昭和 50 年代からは発掘調査が報告書の発行を伴って大規模に実施されたことから、種類別でみると 遺跡の調査報告書が最も多く発行されている。 ④地域誌・記念誌 自治会等が発行した集落誌、用水組合が発行した用水史、温泉組合が発行した温泉史等が該当する。 小学校や中学校の記念誌、民間企業の社史もこの分類に含まれる。 集落誌(自治会誌)は、開村や町内会発足から数えて節目の年を迎えることを祝う記念誌として企画 され、住民が編集委員会を組織して執筆や編集を進めることから、住民目線を反映した身近な話題が多 く収録されている。これまでに白山町(昭和 51 年[1976]・平成2年[1990]・平成 27 年[2015])、 妙高温泉区(平成4年[1992])、小出雲(平成 18 年[2006])、中町(平成 9 年[1997])、朝日町(昭 和 59 年[1984])、水上(平成 24 年[2012])、石塚町(平成 27 年[2015])、坂口新田(平成 20 年 [2008])、長沢(昭和 43 年[1968])、平丸(昭和 57 年[1982])、豊葦(平成 23 年[2011]復刻・ 平成 27 年[2015])、月岡(平成 28 年[2016])、等で編さん事業が行われている。こうした集落全域 を対象とした地誌とは別に、五社神社(広島)、卯の花薬師(姫川原)、もぐさ観音(平丸)等の集落で 行われる祭りや社寺の縁起をまとめた冊子の発行もみられる。 これらの他に、地域の身近な宝を散策マップやガイドブックにまとめる取り組みも行われている。近 年では、原通自治会の『妙高原通遊まっぷ』(平成 22 年[2010] )、大字関川振興協議会・関川の関所 道の歴史館の『北国街道関川宿・上原宿ご案内マップ』(平成 27 年[2015])が地域活性化を目的とし て作成されている。 ⑤普及書・ガイドブック等 歴史文化や自然を主題とした普及書、学校の教材として使用される学習副読本、妙高市らしい魅力的 な名所を収録したガイドブック等である。 これまでに市教育委員会生涯学習課が発行してきた普及書と呼べるものには、 『宝蔵院日記の風景』 (平 成 22 年[2010] )、 『斐太歴史の里の文化史』(平成 27 年[2015] )、『妙高の植物』シリーズ(平成 22 年[2010]から平成 30 年[2018])等がある。 市教育委員会と学校教育研究会が発行した副読本には、旧新井市の『あらいの雪』 (昭和 63 年[1988])、 『ふるさと新井のあゆみ』(平成5年[1993])、合併後の全市を対象とした『わたしたちの妙高市』(平 成 29 年[2017]改訂第5版)等がある。 市が発行した観光用のガイドブックには、国立公園を中心に妙高の魅力や楽しみ方を紹介するために 編集・発行された『妙高旅辞典』があり、妙高市の観光名所やお土産・グルメ等の情報がまとめられて いる。 ⑥市民からの情報取集 市民からの聞き取りは、広報の文化財紹介欄や地域の歴史文化を題材としたコミュニティ番組の制作 等を通して行われてきた。 旧新井市では、市民が地域の宝を紹介する「文化財ファイル」のコーナーが平成8年(1996)4月か ら平成 14 年(2002)3月まで『広報あらい』の裏表紙のページに設けられ、7年間で 70 件の歴史文 - 36 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 化資源が紹介された。 また、合併後の妙高市ではコミュニティチャンネルの番組として『妙高風土記』の制作が企画され、 失われつつある農山村文化をテーマとして聞き取りや祭りの取材が精力的に行われた。平成 23 年(2011) から平成 27 年(2015)にかけて制作・放送された番組は後日DVDに編集され、アーカイブとして利 用できるようになっている。 その他、市民目線に立った歴史文化資源の掘り起こしを目的として、歴史文化基本構想の策定に合わ せて市内全域を対象としたアンケート調査を実施した。平成 29 年(2017)3 月の市報での呼びかけに 続いて、4月と6月に開催された地域づくり団体長や自治会長が参集する会議の席で趣旨を説明し、ア ンケート調査への協力を依頼した。 (3)指定等文化財 指定等文化財とは、日常の生活や政治的・経済的・文化的な諸活動で生み出されたもののうち、歴史的・ 文化的な価値が顕著に認められ、文化財保護法、新潟県文化財保護条例、妙高市文化財保護条例のそれ ぞれの規定によって指定・登録・選定されたものをいう。 これまで一般に「文化財」といえば、慣例的にこの指定等文化財のことを指す場合が少なくなかった。 そこで、ここではまず文化財の概念を代表してきた指定等文化財の状況を確認する。 ①文化財指定等の状況 ア 指定文化財 妙高市に所在する指定文化財の件数(平成 29 年[2017]12 月現在)は国:6件、県:5件、市:57 件、 合計:68 件である。その内訳をみると、有形文化財が 40 件、無形文化財が1件、民俗文化財が 10 件、 記念物が 17 件である。 【有形文化財】 文化財調査審議会の活動や自治体史の編さんによって価値付けされたものから指定されてきた。指定 の内訳は国指定1件、県指定4件、市指定 35 件である。40 件の内訳は、建造物0件、絵画1件、彫刻 25 件、工芸品6件、書跡・典籍1件、古文書3件、考古資料4件、歴史資料0件であり、美術工芸品の 彫刻(仏像)に偏重している。近年は考古資料、工芸品、古文書の指定が増えつつある。 【無形文化財】 無形文化財の指定は妙高市が指定した平丸スゲ細工の1件に留まる。民間に伝承された音楽、演劇、 歌舞伎、能楽等の芸能や、伝統工芸と呼び得る地域に根差した生産技術は知られていない。新潟県全体 で見ても無形文化財の指定は極端に少ない状況にある。 【民俗文化財】 最初の指定が平成7年(1995)と遅く、その後も大きく増えてはいない。指定の内訳は県指定1件、 市指定9件であり、10 件の内訳は有形民俗文化財が4件、無形民俗文化財が6件となっている。妙高市 が指定した9件の内訳は有形4件、風俗慣習2件、民俗芸能3件、民俗技術0件であり、そのうちの4 件が日吉神社(吉木)の境内に集中している。全体的な傾向として、神社の祭礼に関するものが多い。 - 37 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 【記念物】 記念物の指定の内訳は国指定5件、県指定0件、市指定 12 件である。また、この数字に含まるもの の他に、地域を定めずに種として指定されているカモシカ、ライチョウ、イヌワシの生息が確認されて いる。17 件の内訳は史跡9件、名勝2件、天然記念物6件であり、史跡は開発が及ぶことの少ない丘陵 地の古墳や山城跡が多い。近年は名勝(庭園)の指定が続いている。 イ 登録文化財 妙高市に所在する登録文化財の件数(平成 29 年[2017]12 月現在)は 15 件であり、全て有形文化 財(建造物)である。近年全国的に事例が増えている記念物や有形民俗文化財等の登録物件は見られない。 ウ その他 選定・選択となる伝統的建造物群、文化的景観、記録作成等の措置を講ずべき無形文化財、記録作成 の措置を講ずべき無形の民俗文化財に該当するものは今のところ存在しない。特に文化的景観について は比較的新しく創設された種別であるため、今後、積極的な候補の選出や詳細調査が必要である。 ②指定等文化財の時代別の割合 ア 指定文化財 各文化財を主な制作・築造等の時代別で整理すると、中世が 32 件と最も多く、全体の約半数を占める。 また、続く近世が 25 件となっており、この連続した2つの時代で指定等文化財の8割に到達している。 これに続くのが古墳時代の4件であり、その他の時代は、1~2件に留まっている。 その一方で、国指定の文化財は弥生時代から近世まで偏りなく存在し、それぞれの時代を代表する文 化財が良好な状態で保存されている。 県・市指定を含めた文化財が中世と近世に偏っているのは、これまでの指定では近代が歴史的に新し いという認識があったことや、中世と近世が当地において特に研究が盛んに行われてきたことが影響し ている。 今後の文化財指定にあたっては、現在のまちの魅力に直接繋がっている近代以降の歴史文化資源を対 象としていくことが必要である。 イ 登録文化財 登録文化財の 15 件は全てが近代以降の建造物であり、近世以前の登録物件は現時点(平成 29 年[2017] 12 月)では存在しない。 現状で指定による保護が困難な歴史文化資源に対しては、規制が緩やかな登録文化財制度を利用して 歴史的な意匠・構造を保つことが望まれる。 ③指定等文化財の地区別の割合 指定等文化財の所在地について、市内各地区(昭和の合併前の旧町村単位)の内訳は次のとおりである。 関山地区に総数の約4分の1に相当する 16 件が所在し、突出した密集地となっている。これは関山 地区が妙高山信仰の拠点を成してきた地域であり、関山神社とその周辺に山岳修験の歴史や伝統を伝え - 38 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 る文化財が集中していることが要因となっている。 続く斐太地区には9件が所在し、国指定史跡が 3 件密集している。史跡の所在地周辺は「斐太歴史の里」 と呼ばれ、社寺関連の指定等はないが、弥生時代以降に地方豪族の拠点として栄えた歴史が地域の特色 として表れている。以降は、新井地区:8件、名香山地区:7件、水上地区:7件と続き、指定等文化 財が1件も所在しない地区 ( 泉、原通 ) も存在する。 全体の傾向としては、人々の動きが活発であった北国街道沿いや飯山街道沿いに文化財の指定等が集 中している状況が読み取れる。反対に、山間部に残る素朴で味わいのある歴史文化資源の評価が不十分 であり、多種多様なものを幅広く取り扱っていくことが課題となっている。 表 3-2 指定等文化財集計表 指定文化財 種 別 建 絵 彫 工 有 形 文 化 財 書 古 考 歴 芸 無 形 文 化 財 工 指 定 平成 29 年(2017)12 月現在 造 芸 ・ 文 跡 典 古 史 小 資 資 計 芸 小 技 計 有 民 俗 文 化 財 無 記 念 風 形 民 民 小 俗 俗 俗 慣 芸 技 計 史 名 特 別 天 然 記 念 物 天 然 記 念 名 勝 ・ 天 然 記 念 天 然 記 念 物 ・ 名 小 計 合 計 物 画 刻 品 籍 書 料 料 能 術 形 習 能 術 跡 勝 物 物 物 勝 国 国宝 重文 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 1 0 1 0 0 5 6 登録文化財 国 登 録 登 登 登 種 別 録 有 形 文 化 財 ( 録 有 形 民 俗 録 記 合 計 - 39 - 建 造 物 文 化 念 県 市 計 0 0 2 0 1 1 0 0 4 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 5 0 1 22 6 0 2 4 0 35 0 1 1 4 2 3 0 9 6 1 0 5 0 0 12 57 0 1 25 6 1 3 4 0 40 0 1 1 4 2 4 0 10 9 2 0 6 0 0 17 68 平成 29 年(2017)12 月現在 ) 財 物 件数 15 0 0 15

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第3章 歴史文化資源把握の方針 表 3-3 指定文化財一覧表 - 40 -

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第3章 - 41 - 歴史文化資源把握の方針

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第3章 歴史文化資源把握の方針 表 3-4 登録文化財一覧表 - 42 -

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第3章 2 歴史文化資源把握の方針 歴史文化資源の総合的把握の方針 妙高市の歴史文化基本構想が目的の一つとする「歴史文化資源を総合的に把握する」こととは、有形・ 無形、指定・未指定にかかわらず、地域に残る歴史文化資源を周辺環境も含めて一体的に把握すること を意味している。この周辺環境という語は様々な意味をもち、個々の歴史文化資源が置かれている自然 環境、周囲の景観、資源の保存・伝承を支えている人々の活動、その維持・継承のために必要となる技 術や材料、関連する文献や伝承等を含んでおり、個別の資源として把握することが必要なものも出てく ることが予想される。そのため、これからは地域の細かな実情をふまえた上で、歴史文化資源の内容や 存在形態に即した柔軟な取り扱いが必要となってくる。 本構想において妙高市が歴史文化資源として把握の対象とするものは、これまで文化財として認知さ れてきた指定等文化財に加えて、その付帯的な要素として妙高市の歴史文化の理解に直接的・間接的に 関係するもの、さらに地域住民に古くから親しまれ、身近な地域の宝として家庭や集落で大切に保存・ 継承されてきたものとしている。そのため、次のような方法で所在や内容の把握を進めることとする。 ①文献等に基づく把握 既往の調査成果をまとめた自治体史や文化財の詳細調査報告書等に記載されたものを情報源として活 用する。合わせて、地域誌・記念誌・普及書・ガイドブック等で紹介されている名所・旧跡・行事・食 文化等についても対象として取り上げる。 ②市民等から寄せられた情報に基づく把握 今回の構想策定にかかるアンケート調査を含めて、日ごろから教育委員会に寄せられる歴史文化資源 の保存・活用に関する問い合わせ等を通して資源の把握を行う。 ③現地調査に基づく把握 専門家等が行う所在地の確認、現況の確認、関係者への聞き取り等を通して得られた情報を手掛かり として、関連する新たな資源を発掘する。 なお、把握にあたっての全体方針として、時代の偏り、種別や分野の偏り、地域の偏りを解消し、調 和のとれた歴史文化資源のカタログの作成を目指すこととする。中でも過疎化・高齢化によって消失や 変質が危惧される無形のものや、人々の暮らしと密接な関係にある風景地等の把握は早急に取り組むべ きものであり、対象の選定にあたっては緊急度を考慮することが必要である。 また、対象を選定する際には、本構想の策定を通して明らかにしていく地域特性や関連文化財群(ス トーリーを構成している資源のまとまり)を切り口として、今後の保存や活用を見据えた中で、集落や 種別等の枠を超えた地域的な広がりに留意することも必要といえる。 なお、第2章第3項の「歴史環境」の記述に基づき、時代や地域を特徴付けていると考えられるキーワー ドを抽出すると、大きく次の3点を挙げることができる。これらは、続く歴史文化資源の把握や後述す る関連文化財群の設定につながっていく視点である。 交通の要衝(信越国境) 妙高山の信仰と開発 - 43 - 豊かな水・豊かな雪

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第3章 3 歴史文化資源把握の方針 妙高市の歴史文化資源 この項では、前記の「歴史文化資源の総合的把握の方針」に基づいて把握した資源の概況を種別毎に まとめることとする。なお、これまでに把握した資源の一覧表を巻末の資料編に掲載しているが、次に 挙げる資源については一覧表への掲載を省略または割愛することとした。 ・美術工芸品等で個人情報保護や盗難防止の観点から掲載が不適当と判断されるもの。 ・台帳化された民具のうち、全国的な普及品として自治体史や悉皆調査において既に割愛されている もの。 ・伝説・伝承等で地域内において広く共有されていないもの。 ・埋蔵文化財包蔵地のうち、発掘調査を行っていないため、遺構や遺物の存在が確実視できないもの。 (1)有形文化財 【建造物】 建造物は社寺建築が 148 件、その他が 56 件の合計 204 件 であり、その内訳は旧新井市が 120 件、旧妙高村が 38 件、旧 妙高高原町が 46 件となっている。 神社・寺院については、新潟県が明治 16 年(1883)に編 さんした『新潟県神社寺院仏堂明細帳』によって大半のものは 所在を確認することができる。その中の時代や地域を代表する 建築物については、昭和 60 年(1985)の『新潟県の近世社 寺建築』で悉皆調査が行われた。妙高市域では旧新井市と旧妙 専念寺 高村の社寺建築が対象に選ばれ、一次調査に 35 件、二次調査 に5件、続く三次調査に4件が残り、二次調査の対象となった 円長寺(上百々)、広建寺(広島)、速念寺(高柳)、専念寺(吉 木)、関山神社(関山)の 5 件について報告書に所見が記載さ れた。社寺は市民生活にとって身近な存在であり、住民のアン ケートでは集落の神社に関する情報が多く寄せられた。 また、平成6年(1994)に発行された『新潟県の近代化遺産』 には、妙高市内の関川水系発電所群(鳥坂発電所・関山発電所・ 君の井酒造店舗・醸造施設 蔵々発電所他6件)、中央電気工業レンガ工場、大田切川拱渠の3件が地域を代表するものとして記載さ れている。水力発電施設は用水の取水口や隧道等も含めるとその所在地は市域全体に広がっており、共 用されている上江用水が世界かんがい施設遺産に認定されたことを受けて、複雑な水資源の利用形態が 当地の特色を示すものとして注目されている。 平成 29 年(2017)の『新潟県近代和風建築総合調査報告書』では全体調査で3件、詳細調査で1件 が対象となった。全体調査では鮎正宗酒造主屋(猿橋)と新井別院(下町)、詳細調査では君の井酒造店舗・ 醸造施設が妙高市から選ばれている。酒造所は地場産業の拠点として、まちの景観形成にも大きな役割 を果たしている。 今回の現地調査では、前記の調査報告書と『越後の民家』で報告されたものを対象として所在確認を - 44 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 行ったが、『越後の民家』に記載された建物の中で現存してい るものは坂口新田の太田家住宅1軒のみであった。建築物につ いて全般的に言えることは、豪雪によって建屋の消耗が激しい 地域であるため、建て替えが個人住宅ほど頻繁に行われない神 社仏閣についても、近代以降に再建されたものが多いというこ とである。 また、近代化遺産を対象とした現地調査では、関川水系の発 電施設や用水施設、妙高高原の観光施設、矢代川水系の災害に 太田家住宅 関する土木遺産の所在の把握に努めた。稼働するもので県内最古となる蔵々発電所や、昭和 12 年(1937) の創建当時の構造・意匠を保つ赤倉観光ホテルは、十分に登録有形文化財の要件を満たすものといえる。 こうした近代化遺産の存在は、近代以降に浮き彫りになってくる妙高市の地域特性とも深く関係してい る。 【美術工芸品】 絵画:『新井市史』で取り上げられている森蘭斎については、 森蘭斎顕彰会が平成 24 年(2012)に発刊した『森蘭斎画集』 の編さん過程で、妙高市内を中心に 85 点の作品の所在が確認 されている。その中でも、妙高市が所有する2点の六曲一双屏 風の出来栄えは出色とされている。 彫刻:彫刻は旧新井市で 19 件、旧妙高村で 30 件、旧妙高 高原町で7件の合計 56 件を把握した。関山神社の門前町であ り、北国街道の重要な宿場町であった関山を中心とした旧妙高 森蘭斎屏風(龍虎図) 村地内に多くの仏像が伝来している。 旧新井市では『郷土乃新井』特集号、旧妙高村では『村の文 化財』、旧妙高高原町では『薬師如来特集』『妙高高原の石造 物』の編さんを通して仏像等の調査が行われ、その成果が昭和 40 年代後半から始まる旧3市町村の文化財指定に結び付いて いる。『新井市史』上巻では第7章「新潟県の彫刻 -新井地 方を中心に-」が設けられ、飛鳥時代から江戸時代までの時代 を代表する優秀な作例が写真入りで報告されている。 関山神社仏像調査の様子 その後、仏像等の調査は継続されず、文化財指定は昭和 60 年代に入ると低調となったが、平成 20 年 (2008)には関山神社が所有する仏像一式が水野敬三郎氏によって調査され、『関山神社の仏像』が発行 された。関山権現の本尊仏であった銅造菩薩立像は、このときの調査で飛鳥時代に制作された国内最古 級の百済仏であることが確実となり、その後の文化庁による実査を経て国の重要文化財に指定されるこ ととなった。渡来仏の伝来による山岳信仰の成立は、妙高山修験の端緒として大きな注目を集めている。 石仏については旧妙高高原町の『妙高高原の石造物』や、妙高市北国街道研究会が編さんした観光ガ イドブック『北国街道を歩こう』の中に石仏の所在地や故事来歴等がまとめられている。 工芸品:工芸品は個人が私的に所有する場合が多く、所在の把握が難しい。一覧表に掲載したものは - 45 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 わずか 8 件であり、体系的に所在調査を行うことの難しさが 表れている。 指定物件の中には、偶然発見されて市に情報が寄せられ、そ の後の調査を経て文化財に指定されたものが少なくない。旧新 井市の旧家の屋根裏から見つかった脇差は、御館の乱で自害し た上杉景虎ゆかりの品であることが確認され、景虎終焉の地と して知られる鮫ヶ尾城跡の出土品と同じ日に市の文化財となっ たものである。また、新井別院の梵鐘は江戸時代の延享年間に 新井別院の梵鐘 矢代川の氾濫で流出したものであり、平成 17 年(2005)に 約 500 m下流の工事現場で発見されて大きな話題となり、水 害の歴史を物語る資料として文化財指定に至っている。 書跡・典籍:書籍・典籍についても工芸品と同様に把握する ことが困難であり、個別に寄せられた情報を頼りに関連するも のを探すことが定石となっている。仏教美術品は寺院に伝来す るものと考えられがちであるが、市内でも個人で所有する事例 が知られており、草の根の情報収集が必要といえる。県指定の 十二光仏名号本尊を所有する照光寺は北信濃に出自があり、信 濃と越後の国境を越えて活動してきた真宗寺院の歴史をよく伝 十二光仏名号本尊 えている。 古文書:旧新井市では昭和 41 年(1966)から昭和 44 年 (1969)にかけて古文書の悉皆調査が行われ、 『新井市史料目録』 全4冊にまとめられた。その後『新潟県史』資料編で取り上げ られたものもあり、一部の史料については『新井市史』や『新 潟県史』の中で翻刻がなされている。 旧妙高村や旧妙高高原町に所在する古文書は、『新潟県史』 の編さん時に目録化の作業が悉皆的に行われており、旧新井市 の古文書と同様に、一部の史料については『名香山村史』『新 宝蔵院日記(関山家文書) 潟県史』『妙高高原町史』『妙高村史』で取り上げられている。 これまでに把握されている家伝文書の件数は、旧新井市が 127 件、旧妙高村が 14 件、旧妙高高原町 が6件となっているが、その中で近年の所在調査によって現存が確認されたものはわずか 31 件に留まっ ている。 現在、古文書は所有者の高齢化等によって滅失または所在不明になっているものが少なくない。平成 27 年(2015)に刊行された『斐太歴史の里の文化史』の編さん時に、斐太地区の古文書を対象に『新 井市史料目録』に基づく追跡調査が実施されたが、実際に所在が確認された史料は全体の2割にも満た なかった。こうした状況への危機感は市民とも共有されつつあり、近年は古文書の寄贈や寄託に関する 問い合わせが多くなっている。妙高市では、現在のところ 8 件の家伝史料を受贈しており、6 件の家伝 史料が寄託の状態にある。 旧妙高村の関山宝蔵院旧蔵の関山家文書については、その資料価値の高さから平成 18 年(2006)か - 46 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 ら平成 22 年(2010)にかけて翻刻作業が進められ、『妙高山雲上寺宝蔵院日記』全3巻が発刊された。 また、 『宝蔵院日記の風景』という普及書の編さんも同時に行われ、宝蔵院と周辺の村々との互恵的な関 係や、山麓に暮らす人々が宝蔵院を介して妙高山の恵みを享受していた様子が明らかになってきている。 その後、関山家文書は正式な目録が作成され、平成 26 年(2014)に 2,885 点が新潟県の文化財に指定 されることとなった。 考古資料:出土品が得られている遺跡の数は妙高市全体で 44 件を数え、その内訳は旧新井市 34 件、旧妙高村 8 件、旧 妙高高原町2件となっている。これらの他に新潟県の調査組織 が直接発掘した遺跡があり、県が調査で得た出土品については 新潟県が所蔵・管理している。考古資料(発掘出土品)には洗 浄から復元までの作業を終えたものが少なくないが、正式な調 査報告書が作成されていないという理由で公開されていないも のもみられる。 鮫ヶ尾城跡の炭化握り飯 遺跡を時代別にみると、旧新井市は沖積地の開発が活発化する古代から中世、旧妙高村と旧妙高高原 町は洪積台地に生活拠点が置かれた縄文時代の遺跡が多い。総じて縄文遺跡の出土品の量は他の時代の 遺跡のものよりも多いため、1遺跡当たりの出土品の量を比べると、旧妙高村・旧妙高高原町の遺跡の 方が旧新井市の遺跡よりも相対的に多くなっている。 考古資料には鴻ノ巣遺跡の旧石器資料から旧関山宝蔵院庭園の近世陶磁器類まで、各時代の遺物が一 通りそろっている。旧新井市で特筆すべき出土品には、古墳の副葬品や地方官衙の文字関連資料があり、 古墳時代から奈良時代にかけて妙高市域に上越地方の政治・経済の中心が存在したことが示されている。 また、鮫ヶ尾城跡から出土した被熱した陶磁器や炭化した握り飯は、御館の乱の戦火によって廃絶した ことを裏付ける資料として注目され、山城の国指定に深く関 わった。 歴史資料:旧新井市で 56 件、旧妙高村で 16 件、旧妙高高 原町で 22 件の合計 94 件の資源を把握した。文化財に指定さ れているものはなく、これまでに体系的に現地調査が行われる ことはなかった。既知のものには社寺の境内や街道筋に建立さ れた句碑、歌碑、筆塚、道標、行在所記念碑が多く、地域住民 にとってよく知られた存在となっている。自治会長等を通して 行ったアンケート調査においても、石碑に関する情報が多く寄 せられている。 石碑の種類には地域差が顕著に認められ、旧新井市と旧妙高 村では筆塚が圧倒的に多いのに対して、旧妙高高原町では明治 時代以降の文化人を顕彰した歌碑や句碑が多く建立されてい 明治天皇関川行在所阯碑 る。今回の現地調査では、旧妙高高原町の温泉街を中心に現況 確認を行い、小林一茶、尾崎紅葉、岡倉天心、与謝野晶子、小杉放菴、入澤達吉、堀口大学等の石碑の 所在や建立に至る経緯を把握した。 - 47 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 (2)無形文化財 【芸能】 自治体史等に該当するものは見当たらない。音楽、舞踏、演劇、雅楽、能楽、歌舞伎、人形浄瑠璃、 邦楽に関しては、特定の地域や技能集団によって数代にわたって継承され、地域の歴史文化として認知 されているものは把握できなかった。 【工芸技術】 いわゆる伝統工芸と呼ばれる技術であるが、江戸時代や明治 時代から継承されているものはなく、旧新井市の平丸に伝わる スゲ細工1件の把握に留まった。スゲ細工については平成 15 年(2003)に『平丸スゲ細工Ⅰ』として沿革や製作手順等が まとめられ、その後毎年1種類ずつ干支を題材とした民芸品の 製作風景の記録化が進められている。 妙高市の工芸技術は、市内の集落が宿場や農山村を前身とし ているため、民俗文化財の要素が強いものが多い。将来的には 平丸スゲ細工 「妙高あっぱれ逸品」に登録された工芸品の中から、地域の歴史文化資源に位置付けられるものが出てく る可能性がある。 (3)民俗文化財 【有形民俗文化財】 巻末の資源一覧表に掲載したものは、妙高市で管理する民具 台帳のごく一部である。 民俗資料の収集は旧3市町村のそれぞれで行われ、合併した 平成 17 年(2005)の時点では旧新井市に斐太歴史民俗資料 館(旧名:新井市郷土資料室)、旧妙高村に雪国資料館、旧妙 高高原町に妙高高原資料館(現在は収蔵庫として管理)が存在 した。 旧新井市では、『新井市史』下巻の現代第5章「民俗・民具・ 雪国資料館 民家」に、社会生活を支えてきた民具が生活場面毎に詳しく記 述されている。市史編さんの資料調査を契機として、その後新 井市郷土資料室が開設されることになり、急速な生活環境の変 化で失われつつあった民具が市の内外から収集され、台帳化の 作業が行われた。資料館の一角に旧新井市内で最後まで使用さ れていた水車(市指定文化財)があるが、これは水路を利用し た製粉業が盛んであった当地の生活文化を象徴するものとして 保存・展示されているものである。 姫川原の大水車 旧妙高村では、昭和 52 年(1977)に発行された『村の文化財』第7集が民具特集号となっており、 関山小学校(現妙高小学校)に集められた民具について詳細な解説がなされている。また『妙高村史』 - 48 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 第8章「民俗」の中の「衣食住生活」「年中行事」の項で民具が報告されている。 旧妙高高原町では、昭和 53 年(1978)の「妙高高原町民俗資料収集要項」の策定を受けて民具収集 が開始され、昭和 57 年(1982)末までに 1,546 点の民具が収集された。収集と整理の結果は『妙高高 原町の民具』にまとめられている。 収集された民具から旧3市町村それぞれの細かな違いを抽出することはできないが、雪国の暮らしに 関係するそり・スキー・暖房具・除雪具・防寒具等が他地域と比べて充実しているところが共通している。 【無形民俗文化財】 無形の民俗文化財は風俗慣習・民俗芸能・民俗技術に細別さ れるが、本構想ではこれらに口頭伝承を加えて全体を4つに分 類した。 風俗慣習:風俗慣習は自治体史の記載を頼りに資源情報を収 集し、旧新井市で 237 件、旧妙高村で 51 件、旧妙高高原町で 97 件の計 385 件を一覧表に掲載した。 旧新井市の全容をまとめたものとしては、『新井市史』上巻・ 近世第6章「生活と文化」および『新井市史』下巻・現代第5章「民 東関のからこ祭 俗・民具・民家」があり、衣食住に関わる儀礼、冠婚葬祭に関する習俗、村祭り等が記されている。また、 郷土料理等を対象として昭和 62 年(1987)に『南部の味と暮し』、平成7年(1995)に『あらいのごっつぉ』 が発行されている。市の指定文化財である「堂根まつり」や「からこ祭」については、詳細な現地調査 とともに映像化が行われている。この他に地域のまつりについて住民がまとめた冊子があり、もぐさ観 音(平丸)、卯の花薬師(姫川原)、五社神社(広島)等の縁起や祭礼の内容がそれぞれ活字化されている。 旧妙高村では、 『妙高村史』第8章「民俗」において、年中行事、通過儀礼、庶民信仰、民間療法に関 する項目が設けられている。特に庶民信仰では、妙高山の山岳信仰から身近な石仏に関する信仰まで多 種多様な信仰のかたちが記されており、他地域には見られない充実した内容となっている。 旧妙高高原町においても、風俗慣習に関する資源の全体像は『妙高高原町史』に最もよくまとまって おり、 『妙高村史』と同様に年中行事、通過儀礼、庶民信仰、民間療法という切り口で詳細が報告されて いる。 民俗芸能:自治体史や過去の悉皆調査に基づいて旧新井市で 80 件、旧妙高村で 20 件、旧妙高高原町 で 38 件の資源を把握した。盆踊りの演目として有名な「いたこ」等のように、多くの地域で同じ演目 が共有されている状況も読み取れた。 『新井市史』では、下巻において盆踊り唄と新井甚句が取り上げられただけであったが、その後平成7 年(1995)から平成9年(1997)にかけて民俗芸能を対象とした悉皆調査が企画され、小出雲・猿橋・ 平丸・長沢・和屋・上小沢・広島・東志・両善寺・西野谷を対象とした聞き取り調査が行われた。この他に、 平成期に入った頃から南部地域を中心に民謡のつどいが開催されるようになり、演目に関する情報が格 段に増えることとなった。 旧妙高村・旧妙高高原町については『妙高村史』、『妙高高原町史』に民謡、わらべ歌、郷土芸能が歌 詞とともに数多く収録されており、記載内容自体が発刊された時代の状況をよく示しているため、現在 からみれば全てが貴重な記録となっている。 - 49 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 旧妙高村の関山では、平成 17 年(2005)に中・近世に妙 高山修験の道場として繁栄した関山神社の祭礼を対象に詳細調 査が行われ、『関山神社火祭り調査報告書』が発行された。こ の後に始まった宝蔵院日記の編さんによって江戸時代の祭礼の 様子がさらに鮮明となり、妙高市を代表する民俗芸能と評され てきた「仮山伏の棒遣い」と「松引き」に関する研究が大きく 進展し、平成 25 年(2013)に新潟県の無形民俗文化財に指 定されることとなった。 仮山伏の棒遣い 民俗技術:民俗技術は生産や生業に関するため、各自治体史では生活文化として記載されているもの である。旧新井市で 18 件、旧妙高村で3件、旧妙高高原町で7件の合計 28 件を把握したが、自治体史 から把握したものの中には養蚕、貸鍬、草履作り、たばこ栽培のように産業としては既に消滅したもの も含まれており、伝承の有無については改めて確認することが必要である。石材加工業や酒造りのよう に現在も地場産業として定着しているものは極めて少ない。 口頭伝承:本構想では民話、昔話、地名に関する地域伝承等を口頭伝承として区別した。自治体史と は別に、旧新井市では『あらいの昔話』、旧妙高高原町では『妙高高原の民話』が発行されている。把握 状況は旧新井市 14 件、旧妙高村 36 件、旧妙高高原町 15 件の合計 65 件となっている。 (4)記念物 【史跡】 史跡とは遺跡のことであり、埋蔵文化財または埋蔵文化財包 蔵地と呼ばれることもある。旧新井市の斐太地区は大正時代か ら考古学研究のフィールドとして知られ、新潟県や大学等の研 究機関によって早くから発掘調査が実施されてきた。昭和 30 年代には東京大学が斐太遺跡や天神堂古墳群において発掘調査 を実施し、斐太遺跡の詳細な遺構分布図を作成した。この成果 によって斐太遺跡は昭和 52 年(1977)に県の史跡から国の 史跡へ昇格した。また、昭和 51 年(1976)には古墳の所在 斐太遺跡散策会の様子 調査が全市的に行われ(『新井市の古墳群』)、昭和 53 年(1978)に市内で最大規模であった天神堂古 墳群が、隣接する観音平古墳群や青田古墳群と一括で国の史跡に指定された。その後、平成 20 年(2008) には、斐太遺跡や観音平・天神堂古墳群と同一丘陵に位置する鮫ヶ尾城跡が国の史跡となり、斐太地区 は時代が異なる3つの国指定史跡が密集する文字通りの「歴史の里」となった。 こうした史跡の保存や整備が進む一方で、昭和 50 年代から沖積地における大規模な工場進出や宅地 造成を背景に発掘調査が盛んに行われ、多くの遺跡の存在が明らかとなった。発掘によって存在が確認 された遺跡は集落跡が多く、これらに古くから知られてきた墳墓地、城館、街道・宿場に関する由緒地 等を含めて、旧新井市では 73 件の遺跡を資源として集計した。 旧新井市の場合と同様に、発掘成果と地域伝承に基づいて遺跡の所在を把握した結果、旧妙高村では 34 件、旧妙高高原町では 27 件の遺跡を資源として一覧表に掲載した。 旧3市町村に共通する資源に市域を南北に縦断する北国街道がある。新潟県が平成3年(1991)に『北 - 50 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 国街道Ⅰ(新潟県歴史の道調査報告書)』を発行して以来詳細 調査が行われてこなかったが、平成 23 年(2011)の北国街 道制定 400 年を契機として妙高市北国街道研究会による現地 踏査が進められ、見どころとなる名所・旧跡の所在がさらに詳 しくまとめられている。 なお、遺跡は埋蔵文化財包蔵地として新潟県により台帳が整 理されており、一覧表と地図で所在地が把握されている。開発 北国街道北沢一里塚 に伴う試掘調査によって新たな遺跡が発見される場合もある が、反対に包蔵地が抹消されることもある。そのため、前記のとおり、今回資源として集計したものは、 発掘調査等によって遺物や遺構の存在が確実視されるものに限定している。 【名勝】 今回の資源一覧表の作成にあたり、全体で 100 件、地域を 特定することができるものに限ると、旧新井市で 28 件、旧妙 高村で 28 件、旧妙高高原町で 37 件の資源を把握した。 名勝に関する先行調査は少なく、新潟県教育委員会が平成2 年(1990)に発行した『新潟県の庭園(上越・中越地区)』の 後は、同じく新潟県教育委員会による平成 28 年(2016)の『新 潟県名勝調査報告書』の発行まで体系的な現地調査は行われて いない。『新潟県の庭園(上越・中越地区) 』では、関山宝蔵院 修復が進む旧関山宝蔵院庭園 跡庭園(関山) 、太田家庭園(坂口新田)、関川関所跡庭園(関 川)の3件が妙高市内の優れた作例として報告されている。 その後、庭園については妙高市独自の詳細調査が進み、歴史 的な価値が把握できたものから文化財指定が行われている。関 山宝蔵院の庭園は平成 25 年(2013)に国の名勝となり、現 在修復整備工事が進行中である。平成 28 年(2016)には関 川関所に接する北国街道沿いの旧家の庭園が北国街道宿場庭園 群として市の文化財に指定された。 関川関所跡庭園 他方、自然的名勝については指定に向けた調査の機会がなく、新潟県の名勝調査によってようやく歴 史文化資源として体系的に把握されることとなった。報告書は県内の著名な景勝地を中心に構成されて おり、妙高市では妙高山と笹ヶ峰高原について概要がまとめられている。 今回の現地調査では、妙高市が誇る多様な水資源に注目して、妙高山麓地域とともに旧新井市の南部 地域においても滝や湧水地の所在を確認した。また、今回の資源一覧表の作成にあたっては山岳、丘陵、 河川、湖沼、湿原等を可能な限り記載した。その結果、水に関する資源が突出して多いという地域特性 を改めて確認することができた。 【天然記念物】 天然記念物は動物が 12 件、植物が 10 件、地質・鉱物が7件の合計 29 件となっている。 - 51 -

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第3章 歴史文化資源把握の方針 『妙高村史』や『妙高高原町史』では、自然編を中心に妙高 山の火山活動に関する説明が詳細になされており、観察場所や 標識となる地質・鉱物に関する情報も記載されている。平成 24 年(2012)に発行された『ふるさと上越 大地の宝をたず ねて』には、妙高市の漣痕(西野谷)や白岩(平丸)等が上越 地方の大地の形成、特に妙高山麓地域の地殻変動や火山活動に 関する地質遺産として紹介されており、これらの他にも古笹ヶ 漣痕 峰湖(杉野沢)、苗名滝(杉野沢)、濁川の砂利採掘場(濁川)、 関山石(関山)等が採録され、個々の概要が完結にまとめられ ている。 植物や樹木については、昭和 16 年(1941)に国の指定を 受けた天神社の大杉を筆頭に、これまでにケヤキ、スギ、イチョ ウ、コナラ-クヌギ群落が市の指定となっている。平成 21 年 度から平成 29 年度にかけて『妙高の植物』シリーズの編さん が行われ、市域を高山地帯、高原地帯、里山地帯に分けて植物 や樹木の分布とともに稀少種の把握が行われている。『妙高の 『妙高の植物』シリーズ 樹木』には鳥坂山の夫婦ブナ等の地域を代表する名木が紹介されており、新たな文化財候補を選考する 上で貴重な情報源となっている。 (5)文化的景観 これまでに悉皆調査が行われてこなかった種別であるため、 今回の現地調査を通して該当するものを市内で 61 件把握した。 旧新井市の南部地域や旧妙高村の原通地区・大鹿地区等には、 現在も茅葺屋根をトタンで覆った古民家が複数残っており、昔 懐かしい農山村の景観を今に伝えている。また、新井の中心市 街地や関山に見られる北国街道を踏襲した屈曲する狭い道や間 口の狭い地割等は、かつての宿場町の面影を残す歴史的な景観 となっている。 大鹿地区の集落景観 関川水系の用水路を中心とした農村景観や、砂利採掘場、石屋街、温泉街、スキー場等の地場産業が 形成した景観についても、人々の暮らしと結びついた文化的な景観の一つとして評価することができる。 妙高市を含む上越地方では、妙高山や南葉山に浮かび上がる春先の雪形が古くから人々に親しまれてお り、こうした景観も今後保存・活用の対象として浮上してくることが想定される。 (6)伝統的建造物群 国内有数の豪雪地帯として知られる妙高市域では、戦後の高度経済成長を背景に、落雪式の屋根と高 床構造を特徴とする克雪住宅の普及や、新たな道路を中心とした都市整備の進展により、歴史的建造物 が密集する地区は急速に姿を消していった。そのため、今回の街並みを対象とした現地調査においても、 伝統的建造物群に該当する地区を確認することはできなかった。 - 52 -

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第4章 第4章 妙高市の歴史文化の特徴 妙高市の歴史文化の特徴 本章では、第3章第2項で抽出したキーワードを基に歴史文化資源を把握した結果として、次の3点 を妙高市の歴史文化の特徴に位置付ける。 1 交通の要衝としての妙高市 妙高山麓地域は地理的には北陸地方と中部山岳地方の結節 点、歴史的には信濃と越後の国境地帯に位置している。 古来、妙高市域を含む上越地方は海岸部と内陸部を結ぶ交通 の要衝であり、弥生時代中期(紀元前1世紀)の農耕文化の成 立期には、既に北陸と信州の人・物・文化の共存が明確に認め られる。弥生時代後期後半(2世紀後半)になるとムラからク ニへの統合が進み、狭い地域内において北陸系集団と信州系集 団の対立が表面化する場面も見られた。 信越国境の橋(長野県側より) 古墳時代に入ると、新たな列島規模の政治秩序を象徴するものとして、北陸を介して畿内ヤマト政権 の影響を受けた前方後円墳の文化が伝播した。しかし、古墳時代後期に入るとこの様相は一転し、当地 は中央政権からみて東西日本の結節点、北方の蝦夷社会と接する辺境地域として認識され、6世紀半ば 以降になると軍事的重要性の高まりを受けて、今度は信州方面から渡来系集団の入植や定住が進められ たとみられる。 律令国家が形成され始める7世紀後半には、妙高山の南麓に信濃と越後の国境が設定され、当地は信 濃と接する国境地域となった。奈良時代の和銅5年(712)に越後の国域確定を受けて国府が上越地方 に移転すると、妙高市域は隣国との境界にありながら越後の国政の中心部にも近い地域となった。こう して越後と信濃は異なる行政区となったが、両地域の人・物・文化の交流は途絶えることはなかった。 中世に入ると、信越国境に位置することで生じる外部からの影響は信仰の分野にも及び、国境近くに そびえる妙高山の信仰は隣接する信濃善光寺や戸隠山の影響を強く受けながら展開した。越後国府が置 かれた直江津と善光寺を結ぶ街道が整備され、堯恵や宗祇等の文化人の往来によって文化交流が活発化 した。 また、中世の信越国境地域では領主間の抗争で軍事的緊張が高まる事態が度々発生し、上杉謙信と武 田信玄が北信濃の領有をめぐって川中島で戦った。この上杉軍の川中島への軍用道として、野尻湖ルー トと関田山脈越えのルートに伝馬の制度が整備され、続く江戸時代にそれぞれ北国街道、飯山街道へと 発展した。戦国時代には既に、江戸時代に関川関所となる場所に国境を警固する施設が存在したともい われている。 江戸時代になると、高田城下を基点とした街道整備が進む中で、急こう配で田切地形を多く抱える妙 高山麓に多くの伝馬宿が設置されて北国街道となった。北国街道は佐渡の金銀を運ぶ道、加賀藩等の大 名行列が通る道、善光寺を参詣するための道として重要な役割を果たした。信越を結ぶもう一つの飯山 街道も、高田城下と飯山城下を結ぶ最短ルートとして存在感を増していった。 - 53 -

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第4章 妙高市の歴史文化の特徴 この北国街道と飯山街道のルートは、その後国道 18 号と国道 292 号に引き継がれ、さらに近年は上 信越自動車道と北陸新幹線が加わって信越の交流や地域の発展を支えている。 古代以来、越後の国政の中心であった高田平野が信越国境に対して極めて近い位置にあることによっ て、政治・経済・文化の様々な面において、信濃と越後に妙高を介して多様な交流が生まれてきた。 2 妙高山とともに生きる妙高市 妙高市の歴史は、妙高山と人々との関わり方の歴史でもある。 妙高山では今から約 20 万年前から約 5,000 年前の間に4度 にわたる火山活動が行われた。その結果、今から約 5,000 年 前の中央火口丘の形成によって、成層火山らしい円錐形のす そ野をもつ山容とともに火口部の陥没に伴うカルデラが形成さ れ、越後富士と呼ばれる秀麗な姿へと変化した。最後の噴火活 動では山麓部一帯に広く火砕流が流入し、縄文人の平穏な暮ら しに大きな爪痕を残した。 妙高山の眺望(旧妙高村より) こうした火山に対する恐れや、水源となる山への願いがやがて仏教や神道の影響を受けながら独自の 山岳信仰となり、山麓の関山に信仰拠点が形成されることとなった。現在の関山神社に伝わる6~7世 紀の造像とされる渡来仏の存在からは、こうした動きに渡来系集団が関与し、彼らが妙高山を神仏が住 む特別な山へと導いた様子が垣間見える。関山には人々が礼拝の対象とする水・岩・滝等の自然物が密 集して存在するため、仏像が伝来する以前から聖地として注目されていたと推測される。 中世には関山に妙高山の遥拝所となる里宮が置かれ、その別当を務めた宝蔵院が妙高山修験の道場と して大きな権勢を振るった。この時代には関山に 70 か寺を超える院坊が存在したと伝えられ、実際に 集落内の至るところから中世の五輪塔が出土している。戦国末期に宝蔵院を中心とした関山は織田信長 の軍勢に焼き討ちにあったが、続く徳川幕府の成立によって宝蔵院は再び妙高山麓に領主として君臨す ることとなった。 妙高山は豊かな山林原野の資源を多く包蔵することから、山麓の村々の暮らしには欠くことのできな い存在であった。そのため、妙高山一帯を領有する宝蔵院の影響力は周辺村々に広く及び、村々は宝蔵 院を介して妙高山の恵みを享受した。江戸時代を通して妙高山への立ち入りは領主である宝蔵院によっ て厳しく制限され、宝蔵院に直属する山役人が資源の管理に当たった。妙高山を独占する宝蔵院の権威 は絶大であったが、明治時代の神仏分離政策によって宝蔵院は廃寺となり、妙高山をめぐる文化史が新 たな局面を迎えることとなった。 明治時代に新政府が誕生すると、妙高山を中心とした宝蔵院領は没収されて官有地となり、長く続い た山岳修験の歴史に幕が下ろされた。度重なる戦争の特需や信越線の開通等を契機として東京の資本が 妙高高原開発に投入されるようになり、妙高山麓を舞台として温泉開発、スキー場建設、それらに伴う 宿泊施設の建設が盛んに行われた。また、観光登山の興隆によって妙高山や火打山の自然に社会の関心 が高まり、昭和2年(1927)に大規模な山岳公園計画が策定され、平成 27 年(2015)には妙高戸隠 連山国立公園の誕生に結実した。 大地の歴史から山岳修験道の歴史、そして観光を中心とした近代化の歴史まで、妙高山の存在は歴史 - 54 -

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第4章 妙高市の歴史文化の特徴 の重要な場面に深く関わっている。有史以来の妙高山を取り巻く人々の活動が、妙高市の特色ある歴史 文化を生み出している。 3 水や雪に恵まれた妙高市 妙高山麓には日本の滝百選に選定された惣滝・苗名滝をはじ めとする名瀑や、平成の名水百選に選定された宇棚の清水、新 潟県の名水に選定された大田切清水・きはだ清水・黄金清水・ 木曽清水をはじめとする湧水地が各地に分布しており、こうし た水の豊かさを背景に良質な米作りや酒造りが受け継がれてい る。 また、妙高山麓地域は全国有数の豪雪地帯としても知られ、 冬の暮らしを圧迫する積雪も春になれば豊富な雪解け水となっ 宇棚の清水 て川を下り、上越地方の耕地を潤す恵みの水へと変化している。川と人々の暮らしは古くから密接に関 係しており、弥生時代以降の遺跡の多くが河岸段丘上に立地することが示すように、農業や手工業、生 産物の交易にとって河川はなくてはならない存在であった。こうした川と人々との具体的な関係は、江 戸時代になると古文書を通して具体的に見えてくるようになる。古文書からは、人々が度重なる川の氾 濫に苦しめられながらも、長い年月をかけて上江用水・中江用水・参賀用水・大原用水等を開削し、子 孫の未来のために新田開発を推し進めていった様子が読み取れる。 続く明治時代の後半になると、妙高山系を水源とする関川や矢代川の豊富な水が水力発電用として期 待されるようになり、相次ぐ水力発電所の建設によって川の流れは上越の近代工業化をけん引する重要 な存在となった。発電用の水の確保は農業用水との共存が求められたため、新たに調整池の設置や隧道 の掘削等が行われ、水不足の解消に向けて分岐と合流を繰り返す複雑な水路網が形成されることとなっ た。 雪と人々との関わりについては、克雪から利雪へと変化してきた。中心市街地でも3mを超える積雪 を記録する妙高市では、都市機能を維持するために高度経済成長期に流雪溝、消雪パイプ、克雪住宅等 が急速に普及した。その一方で、雪の恵みを生かしたスキー場の開発やそれに伴う宿泊施設の建設が相 次ぎ、スキー産業が温泉観光とともに観光の主力となるまで大きく成長した。 水と雪の恵みが暮らしに欠かせないのは信越国境の山間部においても同じであり、旧新井市の南部山 間地域では、狭い谷合で水を確保し、棚田が広がる山村の風景が形成されていった。そこでは、市街地 では見ることができない地域色の強い祭りや蕎麦づくり、豊富な山の幸を使った郷土料理、わらやスゲ を用いた伝統的な民芸品生産が狭い地域の中で個性を保ったまま継承されている。こうした山間部の集 落は、自然と調和した昔ながらの暮らしが感じられる妙高市内でも数少ない場所となっている。 水は暮らしにとって恵みとなるばかりではなく、時には地崩れや洪水を引き起こして人々に大きな被 害を与えてきた。こうした水がもたらす負の側面も重要な歴史の一部であり、矢代川とその支流に現在 も残る石積の砂防堰堤群や霞堤等からは、先人たちの苦労を感じ取ることができる。 - 55 -

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第5章 関連文化財群の考え方 第5章 1 関連文化財群の考え方 関連文化財群設定の方針および考え方 文化庁が定めた歴史文化基本構想策定の〔技術指針〕では、「関連文化財群」とは有形・無形、指定・ 未指定にかかわらず、様々な文化財(歴史文化資源)を歴史的・地域的関連性に基づき一定のまとまり として捉えたものとされている。 本構想では、こうした考え方に基づき、先にふれた妙高市の歴史文化の特徴から導き出されるストー リーに沿って歴史文化資源を集めたものを「関連文化財群」としてまとめることとした。以下では「関 連文化財群」の語とともに「ストーリー」の語を頻繁に用いるが、個々の歴史文化資源を結びつける関 連性を説明するものが「ストーリー」、そのストーリーに沿って集められた資源のまとまりが「関連文化 財群」という関係で概念を整理している。 関連文化財群の設定にあたっては、可能な限り時代・地域・種別の異なる多種多様な歴史文化資源を 自由な発想で結びつけ、妙高市がもつ隠れた魅力の発見につながるように工夫した。 2 妙高市の関連文化財群 以下では、第4章の「妙高市の歴史文化の特徴」をふまえて考案した8つの関連文化財群を提示する。 妙高市らしさが前面に表れるように、また全体として一体感が生まれるように検討を重ねた結果として、 それぞれのタイトルに「妙高」または「妙高山」の語を入れることで統一した。関連文化財群の構成資源は、 関連性の説明の仕方によって膨大な数量となるため、本構想内でストーリーの概要と合わせて掲載する 構成資源は、本文の理解を助ける上で必要と考えられる最低限のものに留めることとした。 ● 関連文化財群① 「妙高山の自然パワーを五感で取り込む -妙高山は地獄と極楽のテーマパーク-」 地域のシンボルである妙高山は信仰の山であると同時に恵みの山であり、古くから人々の暮らしを物 心両面から支えてきた。 ● 関連文化財群② 「妙高の渡来系文化 -妙高山麓に伝えられた渡来仏の信仰と遺品-」 妙高山麓には飛鳥時代に渡来系文化が伝播し、古代国家の建設や独自の山岳信仰の形成に大きな役割 を果たした。 ● 関連文化財群③ 「妙高水物語 -名水・名瀑・名園と利水施設が織り成す水辺の風景-」 妙高山系を源とする豊かな水は、滝や湧水に代表される自然の風景とともに、農業用水や発電施設に - 56 -

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第5章 関連文化財群の考え方 見られるような水と暮らしが共存する水辺の風景を創り出している。 ● 関連文化財群④ 「妙高が結ぶ越後と信濃 -上杉謙信を動かした信越国境地域の一体性-」 越後と信濃の文化が合流する信越国境地域には、上杉謙信が川中島へ出陣することを誘発した歴史的・ 文化的な一体性が存在している。 ● 関連文化財群⑤ 「雪国の中の雪国 -克雪・利雪から遊雪の妙高へ-」 妙高は全国有数の豪雪地帯であり、人々は毎年降り積もる雪と深く関わる中で、雪との共存を可能と する雪国独特の地域文化を生み出してきた。 ● 関連文化財群⑥ 「自然と自然になれる妙高 -妙高は農山村文化の見本市-」 妙高市内の農山村部の中には、昔ながらの棚田の風景等とともに特色ある祭りやそばの文化を受け継 ぐ複数の集落があり、地域全体が農山村文化の見本市となっている。 ● 関連文化財群⑦ 「霊山から観光の聖地へ -文化人たちが抱いた妙高高原の心象風景-」 妙高山を取り巻く環境は近世から近代にかけて大きく変化し、寺院が独占する信仰の山から著名な文 化人に愛される風光明媚な観光地へと性格を変えていった。 ● 関連文化財群⑧ 「妙高の大地を探る -地形・地質から紐解く日本列島の誕生物語-」 妙高市内には、日本列島の誕生や上越地方の大地の形成に関わる様々な地殻変動の痕跡があり、地史 的遺産の宝庫となっている。 - 57 -

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第5章 関連文化財群の考え方 ● 関連文化財群①(ストーリー①) 対象地域 旧妙高村・旧妙高高原町 ストーリーのタイトル 妙高山の自然パワーを五感で取り込む -妙高山は地獄と極楽のテーマパーク- ストーリーの概要 妙高山修験の拠点を成した関山宝蔵院は、江戸幕府から妙高山一帯を朱印 地として拝領し、広大な山林原野を領主として統治した。妙高山は山頂に阿 弥陀三尊像を祀る阿弥陀霊場として広く知られ、山頂を極楽、温泉が湧出す る山中を地獄に見立てた山岳観で参詣登山が行われ、生まれ変わりを求める 人々の願いに応えた。 この参詣登山を主催した宝蔵院は、関山権現(現関山神社)の社殿の管 理や祭礼の執行を担った別当寺院であり、その山岳修験の伝統は明治元年 (1868)に廃寺となった後も「関山神社火祭り」として氏子崇敬者によって 守り伝えられている。 宝蔵院を中心とした関山は、当地における最大のパワースポットであり、 妙高山を借景とした寺坊の庭園(旧関山宝蔵院庭園)は、生まれ変わりの霊 場とされた妙高山とその里宮が所在する関山を強く結び付ける特別な存在で あった。庭園を構成する水は御膳清水と呼ばれる霊水、岩は火山活動が生み 出した安山岩、滝は山中の滝から着想を得た高い滝石組であり、庭園に再現 された荒々しい岩山と一筋の高い滝を組み合わせた姿は、山頂部に広がる岩 場や山中の称名滝や光明滝を彷彿とさせるまさに「小さな妙高山」と呼び得 るものであった。 この妙高山を象徴する水・岩・滝の3つの要素は関山のまちの中にも広がっ ており、集落内を巡る御膳清水の流れ、安山岩を加工した石仏や仏足石、水 と岩が形造る滝組を備えた個人住宅の庭園群等は、妙高山と一体化した霊場 としてのたたずまいをよく留めている。 火山であり、水源地でもある妙高山の自然パワーは様々な形で山麓地帯に 及んでおり、多彩な効能をもつ良質な温泉場、山菜の宝庫、準高原野菜の名 産地とする地域ブランドを生み出し、当地を代表する温泉文化や食文化を育 んできた。山麓に開かれた3つの湯色、5つの泉質を特長とする7つの温泉 場や、タケノコ・ワラビ・ゼンマイ等の山菜は、妙高山の恵みが多彩である ことをよく表している。 妙高山の霊性を表す水・岩・滝があふれる関山のまちを歩き、妙高山の恵 みを代表する温泉や郷土食等を楽しむことによって、かつての修験者が厳し い修行で体得した山の自然パワーを、五感を通して気軽に摂取することがで きる。 - 58 -

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第5章 関連文化財群の考え方 63 和田 斐太 矢代 水上 18 新井 鳥坂 292 泉 水原 原通 2 3 4 5 6 7 10 11 12 13 14 15 20 関山 平丸 上郷 大鹿 杉野沢 16 16 豊葦 赤倉温泉 燕温泉 1 8 上信 越自 動車 道 9 16 16 新赤倉温泉 16 池の平温泉 16 線 幹 新 陸 北 関温泉 名香山 妙高温泉 杉野沢温泉 16 0 関連文化財群① № 資源名 № 資源名 1 妙高山 14 仏足石 2 阿弥陀三尊像(善光寺式三尊像) 15 関山集落内の池泉庭園群 3 妙高山如来の護符 4 関山神社 妙高高原温泉郷(関温泉、赤倉温 16 泉、燕温泉、妙高温泉、池の平温泉、 新赤倉温泉、杉野沢温泉) 5 関山神社火祭り 6 旧関山宝蔵院庭園 17 山菜 7 山絵図(関山家文書) 18 竹の子汁 8 妙高参詣登山 19 笹ずし 9 参詣古道沿いの滝 20 宝蔵院の本膳料理 10 奪衣婆像 21 準高原野菜 11 御膳清水 ※網掛け部は所在が広域にわたるため、 地図上に示していない。 12 岩屋弁天(北弁天・南弁天) 13 関山石仏群 - 59 - 1 2 3 4 5㎞

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 みょうこうさん ① 妙高山 新潟県の南西部に位置する標高 2,454 mの活火山。その秀麗な山容 から「越後富士」の異名をもつ。妙高山の語源は、 「古代インドの世界 観において世界の中央にそびえ立つ高山」という意味をもつサンスク リット語のシュメールとされ、シュメールは須弥山の語源ともなって いる。上越地方の校歌だけでなく、長野県北部の校歌においても歌詞 に登場することが知られている。平成 27 年(2015)に妙高戸隠連山 国立公園に指定された。日本百名山の一つ。 あ み だ さんぞんぞう ぜんこうじしきさんぞんぞう ② 阿弥陀三尊像(善光寺式三尊像) :県・市指定 江戸時代まで妙高山頂に祀られていた阿弥陀三尊像。信濃善光寺の 秘仏本尊を模刻したいわゆる善光寺式三尊像の一つ。いずれも金銅仏 であり、中尊(県指定)は鎌倉時代後期、両脇侍(市指定)は南北朝 時代から江戸時代初期の作とされる。 この三尊像が山頂の阿弥陀堂に安置されていることから、妙高山を 阿弥陀如来が治める「極楽西方浄土」とする山岳観が広く定着していっ た。 みょうこうさんにょらい ご ふ ③ 妙高山如来の護符 参詣登山の際に関山宝蔵院から配布されていた妙高山如来の護符。 妙高山がもつ霊山としての性格を視覚的に表現したものであり、山頂 に祀られていた善光寺式の阿弥陀三尊像を中心に、 「山」の字を象った 雪形が配置されている。 せきやまじんじゃ ④ 関山神社 古くから妙高山の信仰を護持してきた中心施設。修験道の伝統を伝 える多くの仏教美術品を所蔵する。江戸時代までは関山権現または関 山三社権現と呼ばれ、天台宗の関山宝蔵院が別当として社殿の管理や 祭礼の執行を担っていた。 社殿は文政元年(1818)の再建であり、平成 30 年(2018)に築 200 年を迎える。 せきやまじんじゃ ひ まつ ⑤ 関山神社火祭り :県指定 正式な名称は「関山神社大祭」という。現在の祭礼は、江戸時代の 古文書に記された祭礼次第と大きく変わっておらず、妙高山修験の伝 統をよく留めている。神前に奉納される仮山伏の棒遣いでは、村の若 者6人が2人1組となり、大刀・長刀・六尺棒を用いて演武の型を披 露する。演武の後には、仮山伏による柱松への点火競争が行われる。 - 60 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 きゅうせきやまほうぞういんていえん ⑥ 旧関山宝蔵院庭園 :国指定 関山宝蔵院の寺坊に付随する池泉庭園。落差5mに及ぶ高い滝石組 主景とし、背後の妙高山を借景とした景観構成は他に類を見ない独特 のものである。極楽西方浄土とされた妙高山を独占した庭園の景観は、 妙高山一帯を所領とした宝蔵院のみが成し得た優れたものである。寺 坊が存在した頃は、庭園を正面から望む中心位置に院主の居間があっ たと推測されている。 やま え ず せきやまけもんじょ ⑦ 山絵図(関山家文書) :県指定 関山家文書の一つ。山絵図とは江戸時代の妙高山の姿が描かれた元 禄7年(1694)の裁許絵図のことである。参詣登山の拠点となってい た関山宝蔵院から妙高山頂までの登山道沿いの様子が描かれている。 山頂の阿弥陀堂に至るまでの間には、 地獄信仰に関する六道、 血ノ池、 祖母堂(姥堂)等の地名があり、六道には仏堂が描かれている。 みょうこうさんけいとざん ⑧ 妙高参詣登山 江戸時代を通して年に1度、旧暦の6月 23 日に行われていた参詣 登山行事。妙高山一帯を領有する関山宝蔵院が主催し、多い年には1 日に 1,200 人もの参詣者が訪れた。信越各地から集まった村の代表は、 宝蔵院が認めた先達に率いられて山頂に祀られている阿弥陀三尊像を 目指した。 さんけいこどう ぞ たき ⑨ 参詣古道沿いの滝 かつての参詣道の沿線に多くの滝が存在している。山中の北地獄谷 に称名滝(落差 60 m)と光明滝(落差 40 m)、燕温泉の近くに惣滝 (落差 80 m)、関温泉の近くに不動滝(落差 20 m)があり、いずれも 名瀑として知られている。これらの滝は旧関山宝蔵院庭園の高い滝石 組のモデルになったと考えられる。惣滝と不動滝は過去に滝行が行わ れていた歴史をもつ。 だつ え ば ぞう ⑩ 奪衣婆像 地獄信仰と関わるかつての姥堂の本尊仏。奪衣婆像とみられ、三途 の川のほとりで亡者の着物を奪い取るという説話そのままに、川辺に 建てられた姥堂に安置されていたとみられる。 姥堂は冥土への入り口として位置付けられ、奪衣婆を供養すること が生まれ変わりの第一歩とされていた。 - 61 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 ごぜんしみず ⑪ 御膳清水 関山神社の裏手で湧出している妙高山の伏流水であり、夏場でも枯 れることがない清水として利用されている。江戸時代までは霊水とし て宝蔵院の池泉庭園に導水され、落差5mにも及ぶ滝石組から落とさ れていた。現在進められている庭園の修復工事によって、往時の流れ が復元されつつある。 いわやべんてん きたべんてん みなみべんてん ⑫ 岩屋弁天(北弁天・南弁天) 妙高山の古くからの信仰を示す磐座(ご神体)であり、岩そのもの は約 5,000 年前に妙高山が噴火した際に発生した火砕流堆積物の一部 である。この火砕流を起源とする岩は安山岩の一種であり、一般に「関 山石」と呼ばれている。 沢に接して存在することから江戸時代に水の信仰と習合し、弁財天 信仰に変化したと考えられている。 せきやませきぶつぐん ⑬ 関山石仏群 :県指定 阿弥陀如来または弥勒菩薩を表現したとされる 35 体の石仏群。石 材は全て安山岩(関山石)である。 平安時代末期から鎌倉時代の作例と考えられ、その背景として末法 思想の影響を受けた阿弥陀信仰や弥勒信仰の浸透が想定されている。 かつては妙高山の参詣道に沿って置かれていたとも伝わる。 ぶっそくせき ⑭ 仏足石 :県指定 一つの巨石に「仏足」 「舎利塔」 「仏手華判(印章)」の三者を刻んだ 中世の石造物。国内唯一の作例で、奈良薬師寺の仏足石(国宝)に次 いで古いとされている。石仏と同様に安山岩(関山石)が使用されて いる。 せきやましゅうらくない ちせんていえんぐん ⑮ 関山集落内の池泉庭園群 御膳清水等の妙高山麓の湧水を引き入れた関山集落内の池泉庭園 群。用水組合をつくり、各家庭の庭園が水路を繋げて水を共有してい る姿が珍しい。これらの庭園を構成する岩・水・滝の組み合わせは旧 関山宝蔵院庭園と共通しており、他地域には見られない集落の特色と なっている。 - 62 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 みょうこうこうげんおんせんきょう ⑯ 妙高高原温泉郷 江戸時代に関山宝蔵院が経営していた湯元(湯治場)は廃絶したが、 江戸時代後期の赤倉温泉の開湯を皮切りに、その後山麓に多くの温泉 場が開湯した。現在は関温泉・赤倉温泉・燕温泉・妙高温泉・池の平 温泉・新赤倉温泉・杉野沢温泉の7つの温泉場が営業している。温泉 郷全体で3つの湯色(赤・白・透明)、5つの泉質(硫黄泉・炭酸水素 塩泉・硫酸塩泉・単純温泉・塩化物泉)が楽しめる。 さんさい ⑰ 山菜 信仰の山として入山が規制されていた妙高山では、関山宝蔵院が蕨 (ワラビ) 、狗背(ゼンマイ)、笋(筍・タケノコ)等の山菜を独占して いた。配下の村々から献納品として集め、高田藩等と交易していたと いう記録も残っている。高田藩が入手した妙高山麓の蕨は幕府にも献 上され、当地の特産物として広く知られていた。 たけ こ じる ⑱ 竹の子汁 根曲がり竹(学名:チシマザサ、姫竹ともいう)を具材とした味噌汁。 地域や家庭によって鯖缶や豚肉を入れる。山の恵みを代表する根曲が り竹は、江戸時代から妙高山麓の特産品として珍重されていた。 ささ ⑲ 笹ずし 笹ずしとは、クマザサの葉の上に酢飯を平らに敷き、その上に味付 けした山菜・椎茸・クルミ等を具材として乗せたものである。関山宝 蔵院の日記に登場する「笋(タケノコ)のすし」は、この笹ずしのこ とではないかと考えられている。笹ずしは竹の子汁とともに妙高市の 郷土料理の代表となっている。 ほうぞういん ほんぜんりょうり ⑳ 宝蔵院の本膳料理 関山家文書の中の「宝蔵院日記」と呼ばれる日記史料には、江戸時 代中期から幕末にかけての妙高山麓地域の食文化に関する記事が多く 含まれている。宝蔵院が年忌法要や年中行事の際に提供した本膳料理 の献立や、村人への振る舞いの料理等が細かく記載されており、当時 の食文化を考える上で第一級の資料として注目される。 - 63 -

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第5章 関連文化財群の考え方 ● 関連文化財群②(ストーリー②) 対象地域 旧新井市・旧妙高村 ストーリーのタイトル 妙高の渡来系文化 -妙高山麓に伝えられた渡来仏の信仰と遺品- ストーリーの概要 山林原野の資源に恵まれた妙高山の裾野に栄えた縄文文化は、やがて朝鮮 半島または中国大陸から伝来した米作りを中心とした弥生文化に取って代わ られ、人々の生活の舞台は山地から扇状地や沖積地へと変化していった。上 越地方の弥生文化は低地に農耕社会を成立させ、ムラからクニへの発展を後 押しした。弥生時代中期(紀元前1世紀)に扇状地の吹上遺跡(上越市・妙高市) で本格的な稲作農耕が始まると、やがて卑弥呼が登場する倭国乱(2世紀後 半)と呼ばれた列島規模の地域統合の動きの中で、10 万㎡を超える規模を もつ高地性環壕集落の斐太遺跡が出現した。 その後、斐太遺跡は軍事的緊張の緩和によって解体・移転し、隣接する丘 陵地に地域王権の墓地であると同時に祭祀のシンボルでもあった古墳が造ら れ始めた。観音平古墳群で3世紀後半に造られた2基の前方後円墳には、成 立したばかりのヤマト政権の政治的な影響力が及び、中国大陸や朝鮮半島か ら政権が獲得した造墓思想が間接的に持ち込まれた。 やがて6世紀に入ると、ヤマト政権と直接結びついた渡来系の集団が高田 平野へ大規模に進出したとみられ、当地は政権が目指す北方経営のために蝦 夷に対する軍事的拠点としての重要性を高めていった。発掘された西俣古墳 群の築造方法や副葬品には、渡来系集団が信濃から入植してきた可能性が示 されており、関山神社に伝わる6~7世紀の百済仏の存在からも、この頃に 渡来系文化が伝播し始めたことがうかがえる。 続く律令国家の形成期にも、渡来系集団が馬の生産等に深く関わったとみ られ、8世紀初頭に頸城郡の郡家(郡役所)として成立した栗原遺跡からは、 渡来系の氏族名とみられる「柴原偕伎日(しばはらのはしきび)」と記され た墨書土器等が出土している。 中世に入ると、百済伝来とされる渡来仏を擁する信濃善光寺の信仰が全国 に広まり、信濃と接する当地にも善光寺信仰が伝播した。その結果、妙高山 頂に善光式三尊像が安置され、妙高山は極楽西方浄土と同一視されるように なった。 信濃からの渡来系集団の移住や、妙高山信仰と善光寺信仰との密接な関係 等が明らかになることによって、今後、渡来系をキーワードとした新たな歴 史像の構築や渡来仏を介した信越の文化的な交流が可能となる。 - 64 -

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第5章 関連文化財群の考え方 63 3 2 斐太 1 2 矢代 和田 6 11 12 13 4 5 水上 18 新井 鳥坂 292 泉 水原 原通 平丸 8 9 10 14 関山 上郷 大鹿 7 線 幹 新 陸 北 上信 越自 動車 道 杉野沢 豊葦 名香山 0 関連文化財群② № 資源名 № 資源名 1 斐太遺跡群斐太遺跡 13 東沖遺跡出土品 2 観音平・天神堂古墳群 14 裸形上人の位牌 3 観音平1号墳・4号墳 4 西俣古墳群2号墳 5 西俣古墳群2号墳出土品 6 栗原遺跡出土瓦・文字関連遺物 (墨書土器) 7 妙高山 8 関山神社銅造菩薩立像 9 阿弥陀三尊像(善光寺式三尊像) 10 妙高山如来の護符 11 西俣古墳群1号墳出土品 12 倉田遺跡出土品 - 65 - 1 2 3 4 5㎞

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 ひ だ い せ き ぐん ひ だ いせき ① 斐太遺跡群斐太遺跡 :国指定 弥生時代後期後半から終末期(2世紀後半から3世紀前半)に営ま れた高地性環壕集落遺跡である。 弥生時代に西日本から伝播した稲作が当地においても定着し、ムラ からクニへと発展する中で「倭国乱」と呼ばれる列島規模の争乱の時 代を迎え、斐太遺跡のような防御的な集落が各地に出現した。倭国乱 の背後には、中国大陸や朝鮮半島の政治的混乱が存在したとされる。 かんのんだいら てんじんどうこふんぐん ② 観音平・天神堂古墳群 :国指定 古墳時代前期から中期(3世紀後半から5世紀)にかけて営まれた 地域王権の墓域。観音平古墳群と隣接する天神堂古墳群で 170 基を超 える古墳が築造されている。 観音平古墳群の山頂部に位置する1号墳・4号墳は、倭国乱を経て 成立したヤマト政権の政治的影響力を示す前方後円墳とされ、当地に おける古墳時代の幕開けを告げるモニュメントと考えられている。 かんのんだいら ごうふん ごうふん ③ 観音平1号墳・4号墳 :国指定 上越地方で最も古い3世紀後半の築造と考えられる前方後円墳。観 音平古墳群の最高所に位置する1号墳は全長約 26.8 mの帆立貝形前 方後円墳、隣接する4号墳は全長約 33.6 mの纏向型前方後円墳と評 価されている。当地への古墳文化の浸透を考える上で重要な古墳であ り、ヤマト政権との政治的なつながりが注目されている。 にしまたこふんぐん ごうふん ④ 西俣古墳群2号墳 関川右岸域において飛鳥時代(7世紀前半)に築造された横穴式石 室墳である。信濃において朝鮮半島系とされている積石塚等の特徴が 部分的に認められている。 内部から装飾大刀を含む多数の副葬品が出土したこともあり、ヤマ ト政権が進める蝦夷征伐のために当地に入植してきた渡来系集団の古 墳であった可能性が指摘されている。 にしまたこふんぐん ごうふんしゅつどひん ⑤ 西俣古墳群2号墳出土品 :市指定 西俣古墳群2号墳の埋葬施設から出土した副葬品と、墳丘周辺から 出土した供献土器である。副葬品には大刀、小刀、刀子、鉄鏃、耳環、 ガラス玉があり、被葬者の軍事的な性格が強く表れている。大刀の一 つは銀象嵌鍔をもつ金銅装圭頭大刀であり、中央政権との直接的な結 びつきがうかがえる。 - 66 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 くりはらいせきしゅつどがわら も じ かんれんいぶつ ぼくしょ ど き ⑥ 栗原遺跡出土瓦・文字関連遺物(墨書土器) 栗原遺跡は奈良時代初頭(8世紀初頭)の頸城郡家の比定地である。 使われている須恵器の技術に北信濃の影響が強く認められる。 出土した墨書土器の「柴原偕伎日(しばはらのはしきび)」は渡来系 の氏族名とみられ、柴原は栗原と同義で、軍事活動に欠かせない馬の 生産と深くかかわる人名・地名と考えられている。 7世紀末頃に建立されたとみられる推定三重塔には、北信濃の古代 寺院と類似する軒丸瓦が用いられている。 みょうこうさん ⑦ 妙高山(再掲) 妙高山は須弥山とも呼ばれ、その語源は仏教等において世界の中心 にそびえる聖なる山と説かれた「シュメール」である。 山自体は古くから信仰対象であったとみられるが、仏教伝来によっ て中国大陸や朝鮮半島の山岳仏教の要素が伝播して以降、本格的に山 岳修業の場として展開していった。文献に「妙高山」の語が登場する 初見は、15 世紀後半とされている。 せきやまじんじゃどうぞうぼさつりゅうぞう ⑧ 関山神社銅造菩薩立像 :国指定 国内に現存する仏像の中でも最古級と評される飛鳥時代の渡来仏で ある。渡来系集団が関山に信仰拠点を築いた際に本尊とした可能性が ある。 仏像は朝鮮半島の百済の作例とみられ、その年代は6世紀後半から 7世紀初頭とされている。国内で最初に制作された法隆寺金堂釈迦三 尊像の脇侍仏と共通する点が多く、仏教伝来や我が国における初期造 像の技術系譜を考える上で貴重な存在となっている。 あ み だ さんそんぞう ぜんこうじしきさんそんぞう ⑨ 阿弥陀三尊像(善光寺式三尊像)(再掲) :県・市指定 江戸時代まで妙高山頂に祀られていた阿弥陀三尊像であり、妙高山 如来と呼ばれていた。信濃善光寺の秘仏本尊を模刻したいわゆる善光 寺式三尊像の一つ。鎌倉時代以降に隆盛した善光寺信仰が、妙高山の 信仰として定着したことを示している。 信濃善光寺の秘仏本尊には、百済の聖明王から贈られた国内最古の 仏像とする縁起があり、江戸時代には善光寺の布教活動によって全国 的に広く知られていた。 みょうこうさんにょらい ご ふ ⑩ 妙高山如来の護符(再掲) 参詣登山の際に関山宝蔵院が参加者に配布していた妙高山如来の護 符である。山頂に祀られていた阿弥陀三尊像を描いたものであるが、 その細部の表現は善光寺で配られていた善光寺如来の護符と酷似して いる。善光寺の秘仏本尊は朝鮮半島の百済からの伝来とされ、江戸時 代にはわが国最古の渡来仏として人々の信仰を集めていた。妙高山如 来の護符は、山頂の本尊が善光寺仏であるこを明確に示す内容となっ ている。 - 67 -

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第5章 関連文化財群の考え方 ● 関連文化財群③(ストーリー③) 対象地域 妙高市全域 ストーリーのタイトル 妙高水物語 -名水・名瀑・名園と利水施設が織り成す水辺の風景- ストーリーの概要 妙高山系を水源とする清らかな水の流れは、人々との関わり方を変えなが ら各時代に様々な水遺産・水景観を形作ってきた。 妙高山を取り巻く深く刻まれた谷地形には多くの滝があり、その中でも名 瀑として知られる苗名滝・惣滝・称名滝・光明滝等はいずれも断崖から一直 線に落下する一筋の滝であることから、その豪快な姿が妙高山の霊性を示現 するものとして信仰対象とされてきた。また、山麓で湧出する清水も信仰の 対象であり、その流れを霊水として利用した旧関山宝蔵院庭園は、妙高山を 礼拝する優れた展望地点として道場の中心に位置付けられた。水は山岳信仰 の重要な要素であり、関山の水は龍神伝説と結び付き、戸隠山や能生白山に つながるものとして語られてきた。 また、旧関山宝蔵院庭園の周辺には同じ清水を用水路で繋いで共有する個 人住宅の庭園群が分布し、妙高山麓の江戸時代から続く旧家においては、大 石家庭園・ろうそく屋庭園・太田家庭園に見られるような敷地内に用水を引 き込む本格的な池泉庭園が作られ、庭園が豊かな水の景観として地域に根付 いてきた。 他方、妙高山系を水源とする関川水系や矢代川水系では、江戸時代から水 田開発に伴って長大な用水路が開削され、米どころの礎となる灌漑施設が整 備されてきた。特に明治時代に入ると、関川水系の水は水力発電に利用され て電気を生み出すようになり、上越地方の近代工業化を牽引した。関川水系 に多くの発電所を建設するために、取水した水を隧道を使って次の発電所へ 送水する仕組みや、発電後の水をそのまま農業用水路へ流す仕組み等が考案 され、農業と発電事業を両立させるために複雑かつ巧妙な水路網が構築され た。 妙高山系の河川に依存した米作りや、名水と良質米を原料とした酒造りは、 長い伝統の中で地域を代表する文化として定着し、国内屈指の米どころ・酒 どころのブランドを築いてきた。集落と集落の間に水田が広がる農村景観は、 長い年月と豊富な水、そして先人たちの新田開発の努力によって形成されて きたものである。 名水・名瀑・名園と利水施設が織り成す妙高の水辺の風景は、妙高の自然 美や水と共に生きた先人たちの知恵や苦労を雄弁に物語っており、水の恵み を通して地域の新たな魅力を発見することができる。 - 68 -

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第5章 関連文化財群の考え方 63 和田 斐太 矢代 34 17 19 18 17 千代の光酒造 君の井酒造 水上 11 12 13 27 新井 15 292 鳥坂 4 泉 水原 原通 3 杉野沢 21 6 きはだ清水 5 28 32 31 木曽清水 豊葦 14 名香山 8 29 1 6 23 6 大鹿 大田切清水 30 16 上郷 9 上信 越自 動車 道 6 2 平丸 線 幹 新 陸 北 黄金清水 鮎正宗酒造 33 24 25 26 7 関山 22 17 0 1 2 3 4 5㎞ 関連文化財群③ № 資源名 № 資源名 № 資源名 1 苗名滝 13 川上操穴隧道 24 御膳清水 2 惣滝 14 蔵々発電所 25 旧関山宝蔵院庭園 3 称名滝・光明滝 15 鳥坂発電所 26 関山集落内の池泉庭園群 4 幻の大滝 16 笹ヶ峰ダム 27 川上権現社 5 宇棚の清水 6 新潟県の名水(木曽清水、大田切 清水、きはだ清水、黄金清水) 7 龍神伝説(関山神社) 8 北国街道宿場庭園群 17 酒造り(君の井酒造、千代の光酒造、 28 西野発電所 鮎正宗酒造) 29 杉野沢発電所 30 田口発電所 18 矢代川 19 万内川・日影沢 31 大谷第1・第2発電所 石積堰堤・床固工群 32 関山発電所 9 太田家庭園 20 霞堤 33 関山調整池 10 関川 21 不動滝 34 新井別院梵鐘 11 上江用水(取水口) 22 白岩の滝 12 上江用水記念公園 23 びょうぶ岩 ※網掛け部は所在が広域にわたるため、 地図上に示していない。 - 69 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 なえなたき ① 苗名滝 妙高市と信濃町の境界に位置し、上流部に向けて二の滝、三の滝、 四の滝が連なる。滝は落差約 55 mを測り、柱状節理が発達した玄武 岩の断崖から一直線に水が落下している。春先は特に水量が多く、そ の轟音が地震にも似た響きであったことから「地震滝(ないのたき)」 と呼ばれていたという。日本の滝百選の一つ。 そうたき ② 惣滝 大蔵谷と呼ばれる大田切川の源流部に位置する。落差約 80 mの滝 から水が一直線に落下する姿は圧巻である。日本の滝百選の一つ。 しょうみょうたき こうみょうたき ③ 称名滝・光明滝 妙高山中腹の北地獄谷の最奥部に位置する2条の滝である。上方が 称名滝、下方が光明滝と呼ばれ、江戸時代から参詣道沿いの名瀑とし て参詣者から礼拝されてきた。称名滝は落差約 60 m、光明滝は落差 約 40 mとされている。 まぼろし おおたき ④ 幻の大滝 幻の大滝は、信越国境と接する上小沢地区に所在する落差約 40 m の滝である。平成期に入る頃まで地元の古老以外には知られておらず、 平成5年(1993)に市民グループの活動によって所在が公になるまで 地図に記載されていなかった。 うだな しみず ⑤ 宇棚の清水 平成 20 年(2008)に環境省の「平成の名水百選」に選ばれた妙高 市を代表する名水。標高約 1,300 mの笹ヶ峰高原のほぼ中央を流れ、 近くの清水ヶ池に注ぎ込む。年間を通じて湧水量が多く、水温が常に 平均6度と冷たいところに特長がある。周辺には貴重な高山植物が多 く生育している。 - 70 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 にいがたけん めいすい ⑥ 新潟県の名水 新潟県の名水に、妙高市では木曽清水(平丸) ・大田切清水(坂口新 田)・きはだ清水(杉野沢)・黄金清水(関山)の4か所が選定されて いる。写真は大田切清水。 りゅうじんでんせつ せきやまじんじゃ ⑦ 龍神伝説(関山神社) 信越国境付近に位置する 3 つの霊山を1匹の龍に見立て、信濃・戸 隠を龍の頭、妙高・関山を龍の胴、能生・白山を龍の尾とする伝説。 戸隠と白山が同じ水脈で結び付いているとする伝説が発展したものと 考えられる。 ほっこくかいどうしゅくばていえんぐん ⑧ 北国街道宿場庭園群 北国街道の宿場において本陣や旅籠を務めた旧家の庭園群。旧道沿 いには、取水しやすい地形や立地を活かして作庭された池泉庭園が幾 つか残っている。 関川宿の大石家は加賀藩の本陣を務めた旧家であり、明治天皇の北 陸巡幸では行在所として利用された。ろうそく屋は上原宿の旅籠であ り、幕末に清河八郎が宿泊したことで知られている。両庭園は、大型 の鉄平石を用いる点や長範山を借景としている点が共通している。 お お た け ていえん ⑨ 太田家庭園 坂口新田の庄屋を務めた太田家の庭園。築 300 年以上とされる主屋 は、妙高市に現存する最古の古民家とされている。池泉を中心とした 南の庭と、玄関先に広がる前庭があり、いずれの庭にも妙高山を水源 とする五最用水が流れている。 せきがわ ⑩ 関川 関川は総延長約 67㎞を測る一級河川である。火打山と焼山を源流と し、妙高山の南麓から東麓を巡って高田平野を南北に流れ、多くの河 川と合流しながら日本海へと注いでいる。江戸時代から用水開発が盛 んに行われ、明治時代以降は水力発電所を中心とした発電事業にも利 用された。 - 71 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 うわえようすい しゅすいこう ⑪ 上江用水(取水口) 上江用水は妙高市から上越市に至る全長約 26㎞の農業用水である。 天正元年(1573)から開削が始まり、数々の難工事を経験しながら掘 り継がれ、天明元年(1781)に完成した。高田藩の支援を得ず、民間 の力で掘削が進められた大事業であった。 鳥坂発電所の対岸に位置する板倉取水堰堤では、関川の流れを上江 用水・中江用水・余水(関川)の3つの流れに分配している。 うわえようすいきねんこうえん ⑫ 上江用水記念公園 上江用水のかつての取水口跡に造られた記念公園であり、記念碑や 当時の取水堰の石を使用したモニュメントが建てられている。 公園の隣接地には、用水路改修前に余水を本流に戻すために設置さ れていた堰(余水吐けゲート)の一部が残されている。 かわかみくりあなずいどう ⑬ 川上操穴隧道 上江用水は関川が氾濫する度に水路が損壊したため、文化7年 (1810)に始まる川上地内での水路改修工事の際に山をくり貫く隧道 工事が行われた。このとき、隧道が掘られた山の上に難工事の完成を 祈願して川上権現社が建立された。 その後、操穴隧道は昭和6年(1931)の豪雨災害で崩落し、大規模 な復旧工事が行われた。 ぞうぞうはつでんしょ ⑭ 蔵々発電所 関川右岸の蔵々に明治 40 年(1907)に建設された現存する県内最 古の水力発電施設である。電気は上越地域に広く送電され、主に電灯 用として使用された。発電には川がΩ状に蛇行して流れる部分に生じ た約 32 mの落差が利用されている。 関川と上流の田口発電所から取水し、発電後は関川と下流の大谷第 一発電所に放水している。 とりさかはつでんしょ ⑮ 鳥坂発電所 大正 15 年(1926)に完成した関川水系で最大出力を誇る水力発電 施設である。国道 292 号からは、鳥坂城跡の断崖を利用した落差約 200 mの水圧鉄管を間近に望むことができる。発電された電力は主と して地域外へ送電され、地域経済にとって大きな収益となった。 - 72 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 ささ みね ⑯ 笹ヶ峰ダム 笹ヶ峰ダムは乙見湖ともいい、水力発電と農業用水確保のために建 設されたダム湖である。 中央電気と信濃電気が共同で出資し、発電用の貯水池として昭和4 年(1929)に誕生した(笹ヶ峰貯水池)。その後、昭和 26 年(1951) の深刻な水不足の経験から農業用のダムとしての改築が要望され、昭 和 54 年(1979)に現在の規模となった。 さけづく ⑰ 酒造り 豪雪地は酒造りの適地とされ、妙高市内には君の井酒造、千代の光 酒造、鮎正宗酒造の3つの酒造所が営まれている。 それぞれの酒造所では、妙高の大地の恵みである良質な伏流水を使 用した伝統的な酒造りが継承されている。写真は鮎正宗酒造で使われ ている湧水。 やしろがわ ⑱ 矢代川 矢代川は火打山・不動山・容雅山等を水源とし、妙高山の北麓を流 れながら悪水川・澄川・濁俣川と合流し、最後に上越市の平野部で関 川に流れ出る。古くから暴れ川として知られ、旧市街地では現在も江 戸時代から続くとされる霞堤が機能している。一級河川。 ばんないがわ ひかげさわいしづみえんてい とこがためこうぐん ⑲ 万内川・日影沢石積堰堤・床固工群 明治 35 年(1902)5月に西野谷の粟立山が崩壊し、その後、この 崩壊土砂が土石流となって集落に壊滅的な被害をもたらした。これを 受けて大正 10 年(1921)から県下で初めて空石積堰堤・床固工によ る砂防工事が開始された。万内川・日影沢に大正 10 年(1921)から 昭和 12 年(1937)の間に建設・改築された石積堰堤・床固工のうち、 13 基が国の登録有形文化財に選定されている。 かすみてい ⑳ 霞堤 霞堤とは、河川に沿って設置された不連続な堤防のことであり、上 流側で堤防が決壊した際に氾濫水を河道に戻す機能を備えたものであ る。妙高市では矢代川に沿って多くの霞堤(不連続部分)が残ってい るが、築堤年代は不詳である。 - 73 -

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第5章 関連文化財群の考え方 ● 関連文化財群④(ストーリー④) 対象地域 妙高市全域 ストーリーのタイトル 妙高が結ぶ越後と信濃 -上杉謙信を動かした信越国境地域の一体性- ストーリーの概要 妙高山麓地域は、日本海沿岸部と内陸部とを結ぶ交通の要衝に位置し、弥 生時代の斐太遺跡群から北陸・信州両地域の土器が出土するように、古くか ら周辺地域の影響を受けながら地域文化を醸成してきた。古墳時代以降もこ の傾向は続き、7世紀前半の西俣古墳群の築造技術や副葬品等には、信濃か ら流入した渡来系とみられる要素が断片的に認められている。特に越後へ信 濃からの大規模な集団の移住が想定されるようになるのは、7世紀末の栗原 遺跡が成立する頃のことである。この頃の上越地方は東北地方の蝦夷と対峙 するための軍事拠点であったと考えられ、その拠点となる古代頸城郡の郡家 (郡役所)に比定される栗原遺跡では、信濃に技術の系譜をもつ須恵器や瓦 が主体的に使われている。奈良時代の和銅5年(712)に越後の国域が確定 すると、越後国の一部である妙高市域は信濃国と接する越後最南端の地域と なり、交通の要衝としての重要性はさらに高まっていった。 国境地域の文化的・経済的・宗教的な交流は続けられ、中世には善光寺や 戸隠山の影響を受けながら妙高山の山岳修験が隆盛し、宗祇・堯恵・万里集 九のような第一級の文化人が都から度々訪れた。やがて国境を超えて土地を 領有する武士も登場し、信越を政治的に一体化しようとする動きもみられる ようになった。 信越の一元的支配を目指した人物の代表は、川中島で武田信玄と対決した 上杉謙信である。謙信は後に北国街道・飯山街道となるルートを川中島への 軍用道として開拓・整備し、信越国境に多くの由緒地や伝説を残した。北国 街道を眼下に収める鮫ヶ尾城とその鎮守となる斐太神社や、北国街道と飯山 街道の分岐点を眼下に収める鳥坂城等は、春日山と国境の中間に位置する軍 事的・政治的拠点として上杉氏にとって特に重要な存在であった。また、妙 高山信仰の拠点であった関山神社や関山宝蔵院にも謙信に関する足跡や伝承 があり、謙信が奉納したと伝わる龍旗が関山神社に祀られている。 川中島合戦は、信越国境を舞台とした全国的にも有名な合戦であり、謙信 による度重なる軍事行動は、国境地域がもつ歴史的・地域的一体性を顕在化 させるものであった。信越はその後も政治的に統一と分裂を繰り返したが、 生活圏としての一体性は時代を超えて受け継がれ、現在も食文化等に多くの 共通点が見られる。 信越国境に視点を置いて地域の歴史を俯瞰することによって、国境地域が もつ歴史的重要性や文化の共通性を地域の個性として再認識することができ る。 - 74 -

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第5章 関連文化財群の考え方 63 22 2 21 1 4 26 3 23 斐太 和田 25 28 矢代 24 35 29 14 36 37 18 水上 新井 27 5 292 鳥坂 38 泉 水原 30 原通 6 7 9 10 11 12 31 32 33 34 関山 大鹿 上信 越自 動車 道 杉野沢 上郷 18 19 20 8 線 幹 新 陸 北 15 平丸 豊葦 名香山 16 0 1 2 3 4 5㎞ 関連文化財群④ № 資源名 № 資源名 № 資源名 1 斐太遺跡群斐太遺跡 14 追分の道標 2 延喜式内斐太神社 15 坂口新田 27 堀ノ内館跡 28 坪ノ内館跡出土品 3 鮫ヶ尾城跡 16 関川関所跡 29 西条城跡 4 上杉景虎像・供養碑 17 飯山街道 30 猿橋城跡 5 鳥坂城跡 18 長沢口留番所跡 31 阿弥陀三尊像(善光寺式三尊像) 6 関山宿 19 笹ずし 32 妙徳院碑 7 関山神社 20 長沢そば 33 関山神社奉献額 8 妙高参詣登山 21 斐太遺跡出土品 34 北沢一里塚 9 関山神社龍旗 22 斐太遺跡群吹上遺跡 35 新井別院 10 旧関山宝蔵院庭園 23 観音平古墳群 36 小出雲坂 11 関山宝蔵院墓所 24 西俣古墳群2号墳 37 陣場 12 関山家文書 25 栗原遺跡出土品 38 願生寺 13 北国街道 26 立ノ内館跡 ※網掛け部は所在が広域にわたるため、 地図上に示していない。 - 75 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 ひ だ い せ き ぐん ひ だ いせき ① 斐太遺跡群斐太遺跡(再掲) :国指定 斐太遺跡は、北陸系の土器を用いる集団が戦乱に備えて高地に築い た防御性集落である。斐太遺跡の前身とされる低地に営まれた吹上遺 跡では、北陸系とともに信州系の土器も一定量出土しているため、斐 太遺跡出現の背景に前代までの政治的交流の断絶が想定されている。 斐太遺跡がもつ軍事戦略上の重要性は、戦国時代に同じ丘陵部を利用 して鮫ヶ尾城が築かれたことにも表れている。写真は斐太遺跡の北陸 系土器。 えんぎしきない ひ だ じんじゃ ② 延喜式内斐太神社 延喜式神明帳に記載された古社であり、出雲の大国主命を主祭神と する。相殿神の事代主命や建御名方命も出雲系の祭神であることから、 日本海沿岸地域から信濃へと至る信仰の道の存在が歴史的背景として 想定されている。建御名方命は南葉山頂に祀られた山の神、事代主命 (矢代大明神)は矢代川上流部に祀られた川の神である。両者は上杉謙 信によって、鮫ヶ尾城の鬼門鎮守として城下や城内に勧請されたと伝 えられている。 さめ おじょうあと :国指定 ③ 鮫ヶ尾城跡 鮫ヶ尾城は春日山と信越国境の中間に位置する拠点山城の一つであ る。国境警固の役割があったと考えられ、実際に城主として名が残る 堀江宗親は、川中島合戦のときに信濃側で武田軍の監視活動を行って いる。謙信没後の後継者争いとして知られる御館の乱では、敗走する 景虎が籠城の末に自刃し、越後を二分する大乱の終焉の地となった。 平成 29 年(2017)4月に続日本 100 名城に選定された。 うえすぎかげとらぞう く よ う ひ ④ 上杉景虎像・供養碑 上杉景虎像とその供養碑が建つ勝福寺は、鮫ヶ尾城とともに御館の 乱の戦火が及んだと伝えられている場所である。館跡に比定される勝 福寺では、御館の乱で非業の死を遂げた上杉景虎を慰霊するために、 地元有志によって毎年4月 29 日に景虎忌法要が営まれている。 とりさかじょうあと ⑤ 鳥坂城跡 :市指定 鳥坂城は、北国街道と飯山街道の分岐点を眼下に収める交通の要衝 に位置し、信越国境の抑えの役割を担った境目の城である。御館の乱 では景勝方の重要な拠点となり、鮫ヶ尾城包囲網を形成したといわれ ている。その後、天正 10 年(1582)に武田氏が織田氏に滅ぼされると、 鳥坂城は信濃を占拠した織田軍と対峙する越後側の最前線の城となっ た。 - 76 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 せきやまじゅく ⑥ 関山宿 戦国時代から江戸時代にかけての関山は、関山権現や関山宝蔵院の 門前町であると同時に、北国街道の重要な宿場町であった。 信濃へ通じる街道の整備には上杉謙信が大きく関わっており、関山 宿で問屋と本陣を務めた村越家には、上杉家の家臣が発令した伝馬を 命じる書状が伝来している。写真は村越家の敷地に建つ明治天皇北陸 巡幸の碑。 せきやまじんじゃ ⑦ 関山神社(再掲) 妙高山信仰の拠点を成した神社であり、戦国時代に最盛期を迎えた とされる。明治時代の神仏分離までは関山権現または関山三社権現と 呼ばれていた。 戦国時代の関山神社は、上杉家をはじめとする越後の有力武将たち から「当国鎮守」として篤く信仰されており、起請文に越後一の宮・ 弥彦神社の祭神等とともに登場する。 みょうこうさんけいとざん ⑧ 妙高参詣登山(再掲) 現在は登山の安全を祈願する山開き行事となっているが、江戸時代 までは山頂に祀られた阿弥陀三尊像を拝観し、極楽西方浄土で生まれ 変わることを主題としていた。 各村の代表が旗を持って登山する江戸時代の慣行は「なんぼいさん」 と呼ばれ、妙高山を当国鎮守として篤く崇敬した上杉謙信が創始した と伝えられている。 せきやまじんじゃりゅうき ⑨ 関山神社龍旗 :市指定 参詣登山行事を創始としたとされる上杉謙信が、五穀豊穣や領国内 の安全を祈願して関山権現に奉納したと伝わる龍の旗である。。 赤地の羅紗(羊の毛織物)に、金糸と銀糸で昇り龍と下り龍が刺繍 されている。 きゅうせきやまほうぞういんていえん ⑩ 旧関山宝蔵院庭園(再掲) :国指定 川中島合戦が激化する中で、越後国主となった上杉謙信は、関山権 現を護持する別当の宝蔵院に対して武力によって国境を警固する役割 を期待した。 宝蔵院跡の発掘調査では、中世に栄えた宝蔵院の領主としての高い 権威を示す遺物が出土している。 幕末に編さんが始まった 『頸城郡誌考』 には、かつての関山には 72 坊が存在したと書かれている。宝蔵院の 庭園は平成 28 年(2016)から本格的な修復工事が進められている。 - 77 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 せきやまほうぞういんぼしょ ⑪ 関山宝蔵院墓所 :市指定 宝蔵院の歴代院主等の石塔類が並ぶ墓所。近世初頭の院主の中には、 その後戸隠山の別当を務めた者も存在し、戸隠山と妙高山の信仰が国 境を越えて密接に関係していたことが示されている。墓所の一角には、 上杉景虎の側室とされる妙徳院の供養碑もあり、戸隠山・妙高山の信 仰と上杉氏との関係もうかがえる。 せきやまけもんじょ ⑫ 関山家文書 :県指定 関山宝蔵院旧蔵の 2,885 点の古文書群であり、近世から近代までの 様々な内容の史料で構成されている。中でも「宝蔵院日記」と呼ばれ る幕末までの 150 年に及ぶ執務日記が出色であり、宝蔵院を取り巻く 地域社会の様子が事細かく記されている。関山家文書の中には、幕府 から拝領した朱印状(写真)や江戸時代の妙高山の姿を描いた絵図等 も含まれている。 ほっこくかいどう ⑬ 北国街道 北国街道は信越を結ぶ大動脈となる街道である。戦国時代に軍用道 として伝馬制の整備が始まり、江戸時代初期の慶長 16 年(1611)に 宿場の決まりが定められ、正式に官道としての北国街道が成立した。 戦国時代には、上杉謙信が北信濃から願生寺を招き、新井宿に境内地 を与えて宿場の活性化や民衆の掌握に努めたという。願生寺はその後、 市内の除戸に移転し、かつて願生寺があった場所には真宗大谷派新井 別院(写真)が建っている。 おいわけ どうひょう ⑭ 追分の道標 新井宿の南側に接する小出雲地内に建てられた北国街道と飯山街道 の分岐点を示す道標である。現在の道標は明治時代に再建されたもの であり、「右 善光寺道」「左 飯山道」と刻まれている。 さかぐちしんでん ⑮ 坂口新田 三代将軍徳川家光の命令で誕生した新田であり、北国街道最大の難 所といわれた大田切川を見下ろす場所に位置している。家光の使者が 高田へ向かう途中で豪雪のために遭難し、後日この話を聞いた家光が 高田藩主に対して旅の安全のために村を設置するように命じたとい う。坂口新田にはこの経緯を記した古文書(写真)が大切に保管され ている。 - 78 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 せきがわせきしょあと ⑯ 関川関所跡 信越国境を流れる関川の手前に設置された関所である。江戸時代に は幕府が定める「重き関所」に数えられ、幕府の命によって高田藩が 周辺の村々へ諸役を課して管理に当たった。 戦国時代に関銭(通行税)を徴収するための関所を上杉氏が設置し たともいわれている。写真は復元された番所の建物。 いいやまかいどう ⑰ 飯山街道 新井の小出雲で北国街道と分岐し、関田山脈を縦断して飯山城下へ と至る峠道である。信濃側では富倉道と呼ばれている。 戦国時代には、春日山と信濃にある上杉方の最重要拠点であった飯 山とを結ぶ道として整備され、上杉軍が川中島へ出兵する際には軍用 道として利用された。 ながさわくちどめばんしょあと ⑱ 長沢口留番所跡 飯山街道の信越国境に設けられた口留番所跡であり、現在は石碑が 建っている。長沢の口留番所は、高田藩が長沢村に命じて管理させた 施設であり、藩が規制する移出品や不審者等を取り締まった。幕末ま で使用されていた番所の門扉や、古絵図をはじめとする口留番所に関 連する古文書が地元に伝来している。 ささ ⑲ 笹ずし(再掲) クマザサの葉の上に酢飯を平らに敷き、その上に味付けした山菜や クルミ等を具材として乗せたもの。信越国境地域の伝統的郷土料理と して継承されている。上杉謙信が軍用道とした北国街道や飯山街道の 沿線地域では、かつて謙信に野戦食として献上したとする由緒が伝え られている。長野県飯山市の富倉では箱で押し固めた笹ずしが「謙信 笹ずし」として伝わっている。 ながさわ ⑳ 長沢そば 長沢に伝わるそば作りでは、つなぎに「ヤマゴボウ」と呼ばれるオ ヤマボクチの繊維が使われている。峠を越えた先の長野県飯山市・富 倉でもヤマゴボウがつなぎとして使われる一方で、市内の沢を隔てて 隣接する平丸や上小沢では使われていない。ヤマゴボウをつなぎとす るそば作りは、飯山街道沿いの峠の文化の一つに数えられる。 - 79 -

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第5章 関連文化財群の考え方 ● 関連文化財群⑤(ストーリー⑤) 対象地域 妙高市全域 ストーリーのタイトル 雪国の中の雪国 -克雪・利雪から遊雪の妙高へ- ストーリーの概要 妙高は全国有数の豪雪地帯に数えられ、かつては1年の3分の1が深い雪 に閉ざされていた。そのため、雪は身近な存在として日々の暮らしの中に溶 け込み、ある時は農業に欠かせない雪解け水をもたらすもの、またある時は 市民生活に被害を与える克服すべきものとして強く意識されてきた。 冬の厳しさを克服することは有史以来の課題であり、先人たちの苦労や努 力の姿は、近世以降の除雪具、運搬具、防寒着、暖房具等の様々な民具を通 して知ることができる。 平野部の市街地においても3mに迫る積雪を記録する妙高市域では、戦後 の高度経済成長を背景に、除雪車による機械除雪とともに地下水を汲み上げ て道路の融雪をする消雪パイプ、豊富な川の水を市街地の水路網に引き込ん で消雪に利用する流雪溝、地上高が2m以上もある多雪型消火栓の設置等が 市内各地で急速に普及し、豪雪に屈しない都市機能の強化が図られてきた。 かつて山間部は陸の孤島となることが少なくなかったため、市街地と山間部 をつなぐ道路の脇には、冬季間限定の避難小屋が作られることがあった。 他方、雪や冬の寒さは、他地域にはみられない食料の保存方法や食品加工 の文化を育んできた側面がある。雪室を用いた雪中保存や、唐辛子やそばの 実等を雪の上にさらして雑味を抜く作業等は、現在では雪国の風物詩となる 慣習として注目されている。雪ざらしが行われた唐辛子を用いる辛味調味料 は、妙高を代表する特産品として全国に流通している。 雪の暗いイメージを地域の魅力に転換したのは、妙高山麓を中心としたス キー場の開発であった。妙高山の山腹だけでも7つのスキー場が密集してお り、バラエティーに富んだゲレンデがスキーヤーの多様なニーズを満たして いる。近年は降雪日が多いという気候条件が好意的に受け入れられ、いつで もパウダースノーが楽しめるスキー場として外国人からの人気も高まってい る。スキーの他にもスノーモービル体験、スノーシューによる雪上観察会、 雪上マラソン等が企画され、雪と遊ぶ様々なアクティビティが用意されてい る。 雪が全国に知られた妙高市の特性・魅力であることを再認識し、新たな雪 の楽しみ方と合わせて先人たちの知恵や工夫を学ぶことによって、新時代に 向けた雪との関わり方が見えてくる。 - 80 -

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第5章 関連文化財群の考え方 63 和田 斐太 矢代 2 8 18 水上 11 新井 ロッテアライリゾート 10 292 鳥坂 泉 水原 12 原通 関山 杉野沢 1 10 大鹿 10 10 妙高スキーパーク 赤倉温泉スキー場 10 赤倉観光リゾート 10 スキー場 池の平温泉スキー場 妙高杉ノ原スキー場 10 上郷 上信 越自 動車 道 関温泉スキー場 8 10 線 幹 新 陸 北 休暇村妙高 ルンルンスキー場 平丸 豊葦 名香山 9 斑尾高原スキー場 10 0 1 2 3 4 5㎞ 関連文化財群⑤ № 資源名 1 雪形 2 辛味調味料 3 高床式住宅の街並み 4 消雪パイプ № 資源名 妙高のスキー場(赤倉温泉スキー 18 かまくら ス キ ー 場、 妙 高 杉 ノ 原 ス キ ー 場、 19 雪室 10 赤倉観光リゾートスキー場、妙高 スキーパーク、休暇村妙高ルンル 6 流雪溝 ン ス キ ー 場、 斑 尾 高 原 ス キ ー 場、 ロッテアライリゾート) 8 雪に関する民具 11 雪マークの街灯 9 妙高高原ビジターセンター 12 冬季の避難所 13 雪掘り 14 雪下ろし 15 凍み渡り 16 冬囲い - 81 - 資源名 17 道踏み 場、関温泉スキー場、池の平温泉 5 雪壁 7 多雪型消火栓 № ※網掛け部は所在が広域にわたるため、 地図上に示していない。

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 ゆきがた ① 雪形 雪形は春先に妙高山や南葉山等の山腹に現れる雪の消え具合や残り 具合によって浮かび上がる形であり、古くから妙高山麓に春を告げる ものとして注目され、地域のシンボルとして親しまれてきた。一説で は農事ごよみとして田植えの目安にしていたともいわれている。 高田平野から見える「はね馬」は上越地方では最もよく知られた雪 形であり、公共施設の愛称や特産品の名称等の様々な場面で使われて いる。 からみちょうみりょう ② 辛味調味料 妙高を代表する特産品に唐辛子を用いた辛味調味料がある。地元産 の唐辛子・糀・柚子・食塩を原料として3年以上もの歳月をかけて作 られている。 塩漬けされた唐辛子を雪の上に並べる 「雪さらし」 と呼ばれる作業は、 妙高の冬の風物詩として全国的に有名である。 たかゆかしきじゅうたく まち な ③ 高床式住宅の街並み 昭和 50 年代以降に造成された月岡団地や姫川原団地等では、雪下 ろしや雪かきの負担を軽減するために考案された高床式住宅の普及が みられる。この高床式住宅は、屋根が落雪式で1階部分を車庫とした 3階建ての建築様式である。こうした住宅の急速な普及によって、豪 雪地帯特有の街並みが形成されていった。 しょうせつ ④ 消雪パイプ 妙高山麓の豊富な地下水を融雪に利用するため、市街地や幹線道路 を中心に地下水をくみ上げて散水するための消雪パイプが道路直下に 敷設されている。降雪を機械が感知すると、自動的に電源が入る仕組 みとなっている。 ゆきかべ ⑤ 雪壁 ロータリー除雪車等で除雪を行う路線では、度重なる作業によって 道の両脇に高い雪壁が構築される。雪壁の存在は、妙高山麓が国内屈 指の雪国であることを視覚的に表している。 - 82 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 りゅうせつこう ⑥ 流雪溝 市街地を中心とした家屋が密集する地域では、大規模な機械除雪に 替わる除雪の手段として流雪溝が整備されている。江戸時代以来の川 や用水を利用したものも多く、地形に勾配があって水の流れが速い妙 高市の特性がうまく除雪に利用されている。流雪溝は複数の集落の共 用であるため、利用にあたっては曜日や時間の調整が必要となってい る。 たせつがたしょうかせん ⑦ 多雪型消火栓 一晩に 50㎝以上の積雪を記録することもある妙高市では、冬季間の 火災に備えて屋外消火栓の取水口の位置を高く設定することが必要と なる。そのために、妙高市内の各所に設置されている屋外消火栓は、 通常の取水口の他に、地上高2mを超えるところにも取水口が設定さ れている。 ゆき かん みんぐ ⑧ 雪に関する民具 雪国の生活に関わる民具は全市的に収集が進んでいる。履物の雪下 駄やフカグツ、防寒具の角巻、運搬具の雪ぞりは、雪国の生活を偲ぶ ことができる最も一般的な民具といえる。また木製のスキーや子ども たちの雪遊びの道具である箱ぞり等も、雪国の遊びを特徴付ける民具 として資料館では常設展示されている。写真手前は雪ぞり(左)と箱 ぞり(右)。 みょうこうこうげん ⑨ 妙高高原ビジターセンター 池の平のいもり池に接して建設された妙高市の自然や文化を紹介す るためのガイダンス施設である。地形・地質から生息動物・歴史文化 に至る妙高市の地域特性が分かりやすく解説されており、雪国の暮ら しに関する民具の展示コーナーも設けられている。 冬季間はスノーシュートレッキング等の雪と遊ぶイベントが数多く 開催されている。 みょうこう じょう ⑩ 妙高のスキー場 降雪日が多い妙高市内のスキー場は、パウダースノーの感触が味わ える人気スポットとなっている。現在は妙高山麓に7つ、斑尾山麓に 1つ、大毛無山麓に1つのスキー場が運営され、ファミリー層から上 級者までが楽しめる様々なゲレンデが用意されている。 - 83 -

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第5章 関連文化財群の考え方 ● 関連文化財群⑥(ストーリー⑥) 対象地域 妙高市全域 ストーリーのタイトル 自然と自然になれる妙高 -妙高は農山村文化の見本市- ストーリーの概要 市域の大半を山地が占める妙高市では、現在も各地に多くの農山村が点在 し、昔ながらの集落景観が維持されている。茅葺屋根をトタンで覆った民家 が多く残る農山村では、江戸時代から続く農業や習俗、祭り等が残り、自然 と調和した伝統的な暮らしの姿を見ることができる。 旧新井市の南部地域は深い谷地形に沿って集落が形成されており、関田山 脈から平野部に向かって広がる火山灰土(赤土)の土壌によって、農作物栽 培の適地であるとともに、アクの少ない山菜が採れる恵まれた地域として知 られている。 また、急峻な傾斜地に残る古民家や山奥に広がる棚田の風景は、現在では 見ることの少ない貴重なものとなっている。そこには水をめぐる格闘の歴史 があり、農業用水を確保するために信越国境の手前に普請されたよしはち池 や、そのときの地固め作業の作業歌として伝承されている「かめかち唄」は、 稲作適地ではない山間部の開拓の苦労を今に伝えている。 農業と関係する習俗や祭りには、市内の西野谷と杉野沢において予祝儀礼 の「春駒」が伝承されている他、旧新井市の関川東岸域では、祭神を迎えて 見送るまでの次第がよく整っている吉木の「堂根まつり」や、米をすり潰し た米汁を掛け合う東関の「からこ祭」、高さ8mの花灯籠が神社へ巡行する長 沢の「よみや」が地域の特色ある祭りとして継承されている。狭い地域の中 で様々な形の村祭りが共存しており、日本人の自然観や宗教観の多様性がよ く示されている。 加えて、関川東岸域のさらに奥へと進んだ上小沢では、「こそば」と呼ば れる改良品種との交配が避けられてきた在来種の栽培が続けられており、隠 れたそば文化として妙高の名産になりつつある。また、この「こそば」とは 別に、オヤマボクチの繊維をつなぎとした長沢の「長沢そば」や、名水の里 として知られる平丸の「平丸そば」等、集落毎に特徴的なそば作りが伝えら れている。 そば以外にも、酒米栽培、からむし栽培、とうがらし栽培等が地域の地場 産業と結びつきをもって定着し、農山村らしい景観の維持に寄与している。 また、国内有数の豪雪地帯として知られる妙高市の山間部では、冬場の内 業としてわら細工やスゲ細工が盛んに行われてきた歴史があり、戦後に民芸 品として考案された干支のスゲ細工は、生産者の減少に伴って文化財として の価値をもつに至っている。 妙高に受け継がれてきた素朴で伝統的な暮らしは、農山村文化の見本市と - 84 -

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第5章 関連文化財群の考え方 して新たな魅力を持ち始めており、旧新井市の南部地域を中心とした農山村 は、自然と一体化することができる貴重な場として注目されている。 63 和田 斐太 矢代 6 14 水上 18 5 新井 292 鳥坂 4 9 3 泉 原通 13 水原 15 7 関山 上郷 8 11 大鹿 線 幹 新 陸 北 上信 越自 動車 道 杉野沢 平丸 10 12 豊葦 名香山 5 0 関連文化財群⑥ № 資源名 № 資源名 1 古民家 14 からむし栽培 2 棚田 15 唐辛子栽培 3 よしはち池 16 わら細工 4 かめかち唄 17 棚(池) 5 春駒 ※網掛け部は所在が広域にわたるため、 地図上に示していない。 6 堂根まつり 7 東関からこ祭 8 長沢よみや 9 こそば栽培 10 平丸スゲ細工 11 長沢そば 12 平丸そば 13 酒米栽培 - 85 - 1 2 3 4 5㎞

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 こ み ん か ① 古民家 豪雪地帯であるため、茅葺屋根をそのまま留めている古民家は極め て稀である。旧新井市の南部地域や旧妙高村の原通地区・大鹿地区等 にトタン葺きの古民家が多く残っている。 建物の入口には、農具等を洗う棚と呼ばれる池が設けられている。 たなだ ② 棚田 旧新井市の南部地域を中心に、急峻な斜面を階段状に開墾した棚田 の景観が広がっている。山に降り注いだ雨水が染み出す谷地形に多く 認められる。現在は耕作放棄地が多くなり、棚田の景観が一望できる 場所は少なくなっている。 いけ ③ よしはち池 県境に近い上小沢の標高約 750 mの高所に設けられた農業用水池。 昭和 34 年(1959)から昭和 35 年(1960)にかけて建設され、谷間 に広がる農地の水不足を解消した。現在は周辺一帯が親水公園として 整備され、市民の憩いの場として利用されている。 うた ④ かめかち唄 :市指定 上小沢で棚田やため池の畔等を突き固めるときに歌われた作業唄。 天明 8 年(1788)に東本願寺の再建に奉仕した村人が、京都で流行っ ていた作業唄を持ち帰ったのが始まりとされている。 亀の甲羅に似た自然石(かめかち石)を地面に叩きつける作業によっ て、棚田の景観が形成されていった。 はるこま ⑤ 春駒 :市指定 各地に残る予祝芸能の一つ。西野谷の春駒は新年の門付け芸とされ、 嫁・婿・姑に扮した3人が家庭円満を主題として囃子や楽器に踊りを 合わせる。杉野沢の春駒は婚礼等の宴席芸として伝承されている。子 どもから年配の方まで幅広い年齢層の出演者で構成され、地域全体で 祝う伝統がよく表れている。 - 86 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 どうこん ⑥ 堂根まつり :市指定 「堂根まつり」の愛称をもつ吉木・日吉神社の大祭である。かつては 毎年8月の 16 日・17 日に行われていたが、現在は8月 15 日・16 日 に行われている。 祭りの準備(神迎え)・本祭り(神遊び)・後片付け(神送り)の流 れが神事として体系化されており、古来の祭礼次第をよく残している。 ひがしせき まつり ⑦ 東関からこ祭 :市指定 奇祭として知られる東関の諏訪神社の祭礼であり、毎年変わらず8 月 27 日の早朝に行われている。 祭礼では、米をすり潰して乳液状にした「カラコ」と呼ばれる米汁 を振りかけ合い、五穀豊穣や無病息災を祈願する。 ながさわ ⑧ 長沢よみや 長沢の八王子神社で9月に行われる秋祭り。地区内の各集落から高 さ約8mの花灯籠が神社に奉納され、夜が更けるまで太鼓を打ち鳴ら して神遊びの神事が執り行われる。 さいばい ⑨ こそば栽培 「こそば」とは、上小沢で栽培されている米粒ほどの大きさしかない 妙高在来種のそばである。収穫量が多い育成品種との交雑が山里の奥 まった地形によって避けられ、昔ながらの品種が保持されてきた。小 粒の実はタンパク質の割合が多く、風味が強いといわれている。 ひらまる ざいく ⑩ 平丸スゲ細工 :市指定 山間部の平丸で、昭和 33 年(1958)に冬場の副業として干支の民 芸品作りが始まった。最盛期の昭和 40 年代 には地域に約 200 人の作 り手がいたという。昭和 46 年(1971)と平成 14 年(2002)には、 その年の干支であった亥と午のスゲ細工が年賀切手のデザインに採用 された。現在はNPO法人平丸スゲ細工保存会が伝承活動を行ってい る。 - 87 -

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第5章 関連文化財群の考え方 ● 関連文化財群⑦(ストーリー⑦) 対象地域 旧妙高村・旧妙高高原町 ストーリーのタイトル 霊山から観光の聖地へ -文化人たちが抱いた妙高高原の心象風景- ストーリーの概要 江戸時代の妙高山は阿弥陀如来が住む仏の山、世俗と切り離された異界と して認識され、その霊山としての神秘性を背景として、木曽義仲が山頂に阿 弥陀仏を奉納したという伝説や、上杉謙信が参詣登山を創始したという伝説 等が数多く生み出されてきた。 しかし、明治時代に入ると神仏分離によって妙高山は仏が住む山から関山 神社のご神体とする信仰へと性格を変え、山は地域のシンボルとなる身近な 景勝地となった。明治 19 年(1886)に信越線の直江津-関山間が開通し、 明治 26 年(1893)に様々な難工事を乗り越えて信越線が全通すると、東京 方面から旅行者が大勢訪れるようになり、妙高高原を風光明媚な山岳観光地 とする心象風景が生み出されていった。 春の新緑、夏の冷涼な気候、秋の紅葉、冬の雪景色は四季の素晴らしさに 溢れており、妙高山を中心とした高原の風景は、東京美術学校の校長として 明治の日本美術界を牽引した岡倉天心をはじめ、尾崎紅葉・与謝野晶子・小 杉放庵等の著名な文化人たちに一目置かれるようになり、その評判が後の時 代のリゾート開発の原動力となっていった。文化人にゆかりのある場所には、 その後故人の遺徳を偲んで歌碑や句碑が数多く建立された。 また、鉄道開通による観光客の増加は、高原に新たな観光地づくりの動き を促し、いもり池や苗名滝が新たな高原の魅力として大規模に整備され、広 く全国に紹介されるようになった。 明治時代から現在までの間に、妙高山麓には3つの湯色・5つの泉質を特 長とする7つの良質な温泉場が開湯し、それらと合わせてスキー場やゴルフ 場が一体的に整備されていった。この間、国際リゾート地の整備が国を挙げ て計画され、昭和 12 年(1937)に赤倉観光ホテルがスキー場を抱える丘の 上のホテルとして開業した。 山麓のリゾート開発と並行して、妙高山・火打山を中心とした山岳地帯に おいても登山道や山荘の整備が進められ、畏敬の対象とされてきた妙高山や 火打山の自然が身近な存在へと変わっていった。やがて山岳観光の新たな局 面として国立公園の指定を目指す動きが生まれ、妙高山・戸隠山を中心とし た妙高戸隠地域は、昭和 31 年(1956)の上信越高原国立公園への編入を経て、 平成 27 年(2015)に国内 32 番目となる妙高戸隠連山国立公園に指定された。 当代随一の文化人たちを魅了してきた妙高の自然景観は、現在も絵画や写真 等の題材として広く親しまれている。 明治時代の妙高山を取り巻く観光化の動きは、日本の近世から近代への歴 - 88 -

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第5章 関連文化財群の考え方 史そのものであり、新しい時代を切り開いていこうとする人々の熱気が感じ られる。 63 和田 斐太 矢代 水上 18 新井 292 鳥坂 泉 水原 原通 1 2 22 23 関山 19 21 14 14 16 30 13 12 大鹿 16 5 6 8 15 16 18 24 26 9 27 28 29 15 16 16 上郷 15 7 11 線 幹 新 陸 北 杉野沢 15 4 16 上信 越自 動車 道 14 15 16 平丸 豊葦 3 20 15 17 26 名香山 10 25 25 15 0 1 2 3 関連文化財群⑦ № 資源名 1 阿弥陀三尊像(善光寺式三尊像) № 2 関山神社社号標 3 大田切川拱渠 資源名 14 妙高山・火打山登山道 妙高高原温泉郷(関温泉、赤倉温 15 泉、燕温泉、妙高温泉、池の平温泉、 № 資源名 20 妙高四季彩芸術展 21 妙高山 22 龍神伝説(関山神社) 4 旧関山駅 新赤倉温泉、杉野沢温泉) 23 関山家文書 5 岡倉天心像 妙高山麓のスキー場(赤倉温泉ス 24 天心忌法要 6 岡倉天心顕彰碑・六角堂 キー場、関温泉スキー場、池の平 25 小林一茶句碑 7 与謝野晶子歌碑 温泉スキー場、妙高杉ノ原スキー 26 星野公園 場、 赤 倉 観 光 リ ゾ ー ト ス キ ー 場、 27 入澤達吉記念碑 8 尾崎紅葉顕彰碑 16 9 小杉放庵歌碑 妙高スキーパーク、休暇村妙高ル 28 久邇宮別邸(御用邸)跡 10 堀口大学歌碑 ンルンスキー場) 29 細川侯爵別荘 11 いもり池 30 笹ヶ峰ダム 17 スキー神社 12 苗名滝 18 赤倉観光ホテル 13 笹ヶ峰高原 19 妙高戸隠連山国立公園 - 89 - 4 5㎞

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 あ み だ さんぞんぞう ぜんこうじしきさんぞんぞう ① 阿弥陀三尊像(善光寺式三尊像)(再掲) :県・市指定 妙高山が阿弥陀如来の住む極楽西方浄土として信仰されていたこと を示す遺品の一つ。江戸時代には木曽義仲が先勝を祈願して奉納した ご念仏とする理解が一般化していた。もとは妙高山頂の阿弥陀堂に安 置されていたが、明治の神仏分離によって下山を余儀なくされ、関山 神社の脇に建てられた妙高堂へ移された。 せきやまじんじゃしゃごうひょう ② 関山神社社号標 明治元年(1868)に始まる神仏分離政策によって、神仏を一体のも のとする「関山大権現」の表現が不適切とされ、参道の入口に建つ社 号標の文字が「関山大神」に削り直された。建物自体の名称も「関山 権現社」から「関山神社」に改称された。 おおたぎりこうきょ ③ 大田切拱渠 明治 19 年(1886)に直江津-関山間が開通した信越線は、妙高山 麓の険しい田切地形に阻まれてさらに南へ工事を進めることが容易で はなかった。当時の技術では橋梁化が困難であったため、大田切川で は谷部に築堤を設け、河道部を石造りとする工事が行われた。木立の 奥に見える白い壁のような部分が拱渠(築堤が河をまたぐトンネル) となっている。 きゅうせきやまえき ④ 旧関山駅 明治 19 年(1886)に信越線の直江津-関山間が開通したが、妙高 山麓は県境に向けて急こう配であったため、関山駅は日本で初となる スイッチバック駅として誕生した。 その後、複線化とスイッチバックの解消が要望され、複線化は果た されなかったが、昭和 60 年(1985)に新駅舎が完成し、スイッチバッ クが廃止された。 おかくらてんしんぞう ⑤ 岡倉天心像 近代日本を代表する思想家、美術教育家、美術史家等と評される岡 倉天心は、病気療養のために滞在していた赤倉で大正 2 年(1913) に永眠した。 終焉の地である赤倉では、昭和 34 年(1959)に有志によって六角 堂が建立され、東京美術学校時代から岡倉天心に師事した平櫛田中の 手による岡倉天心像が奉納された。 - 90 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 おかくらてんしんけんしょうひ ろっかくどう ⑥ 岡倉天心顕彰碑・六角堂 岡倉天心の死後、翌年から赤倉の天心山荘の周辺において「岡倉天 心先生終焉の地」の石碑、「亜細亜は一ツなり」の詩碑、「天心遺跡赤 倉山荘」の石標が建立され、昭和 14 年(1939)には岡倉天心遺跡保 存会が発足し、静養に使われた山荘が改修された。昭和 34 年(1959) には六角堂が建立され、平櫛田中作の岡倉天心像が安置された。 現在も天心の命日に当たる 9 月 2 日に、地元有志の「にいがた妙高 岡倉天心顕彰会」によって天心忌法要が営まれている。 よ さ の あき こ か ひ ⑦ 与謝野晶子歌碑 与謝野晶子は昭和 13 年(1938)に池の平のいもり池のほとりにあっ た楽山荘を訪れ、議会政治の父を称される尾崎行雄との歌会に臨んで 妙高高原の自然を題材に短歌を詠んだ。このときの短歌が『白櫻集』 に収められており、その中の5首を刻んだ歌碑がいもり池に接して建 立されている。 お ざ き こ う よ う けんしょうひ ⑧ 尾崎紅葉顕彰碑 明治の文豪・尾崎紅葉は、明治 32 年(1899)に赤倉温泉を訪れ、 香嶽楼に3日間滞在し、妙高高原の風物をモデルに『煙霞療養』を発 表した。香嶽楼の敷地内には尾崎紅葉の顕彰碑が建立されている。 こすぎほうあん か ひ ⑨ 小杉放庵歌碑 洋画家の小杉放庵は、昭和5年(1930)に新赤倉温泉に別荘「安明 荘」を建て、妙高の景観や風物を好んで作品に残した。東京が大空襲 を受けて荒廃したことにより、疎開していた安明荘でそのまま晩年を 過ごした。安明荘の跡地に歌碑が建立されている。 ほりぐちだいがく か ひ ⑩ 堀口大学歌碑 フランス文学者で詩人の堀口大学は、昭和 20 年(1945)に妻の実 家がある関川に疎開し、約1年5か月の期間を妙高高原で過ごした。 この疎開中に多くの詩を書き、現在の妙高高原南小学校の校歌も作詞 した。このときの歌詞を刻んだ石碑が、小学校の校舎の前に建立され ている。 - 91 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 いけ ⑪ いもり池 池の平温泉開発後の昭和2年(1927)、湖底が浚渫によって広げられ、 妙高山の優れた展望地点として整備された。水面に映る逆さ妙高山の 姿は、近接する水芭蕉の群生と共に、妙高を代表する自然景観として 親しまれている。 なえなたき ⑫ 苗名滝(再掲) 妙高市と長野県信濃町の境界に位置し、上流部に向けて二ノ滝、三 ノ滝、四ノ滝が連なる。滝は落差約 55 mを測り、柱状節理が発達し た玄武岩の断崖から一直線に水が落下している。 地震滝の別名のとおり、水量が多い春先は一段と豪快な水しぶきを 見ることができる。滝の下流にはつり橋が架かり、ハイキングコース が整備されている。日本の滝百選の一つ。 ささ みねこうげん ⑬ 笹ヶ峰高原 妙高山麓に位置する標高 1,300 mの盆地状の高原である。明治 37 年(1904)から牧草の生産が始まり、周囲を山々に囲まれた静かな環 境を活かした牧場経営が行われている。冷涼な気候から避暑に訪れる 人が多く、火打山や妙高山の登山基地としても賑わいを見せている。 みょうこうさん ひうちやまとざんどう ⑭ 妙高山・火打山登山道 近世に妙高登山道の入口とされた北地獄谷ルートに対して、笹ヶ峰 高原の観光開発や火打登山の大衆化に伴い、昭和 30 年代から昭和 40 年代にかけて笹ヶ峰高原から妙高山・火打山に至る登山道の整備が進 められた。写真は笹ヶ峰高原の登山道入口。 みょうこうこうげんおんせんきょう ⑮ 妙高高原温泉郷(再掲) 明治政府の上知令によって江戸時代に宝蔵院が独占していた山岳地 帯が開放され、山麓に多くの温泉場が開湯した。現在は関温泉・赤倉 温泉・燕温泉・妙高温泉・池の平温泉・新赤倉温泉・杉野沢温泉の7 つの温泉場が営業している。温泉郷全体で3つの湯色、5つの泉質が 楽しめる。写真は赤倉温泉街。 - 92 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 みょうこうさんろく じょう ⑯ 妙高山麓のスキー場 大正3年(1914)に最初のスキー場が誕生して以後、妙高山の外輪 山の山腹を滑走するスキー場が相次いで開発され、冬場の観光の主力 となった。 現在は妙高山の山麓だけでも、赤倉温泉スキー場、関温泉スキー場、 池の平温泉スキー場、 妙高杉ノ原スキー場、 赤倉観光リゾートスキー場、 妙高スキーパーク、休暇村妙高ルンルンスキー場の7つが運営されて いる。 じんじゃ ⑰ スキー神社 全国的にも珍しいスキーヤーの安全とスキー産業の発展を祈願する ための神社。大正時代に我が国で最初のスキー犠牲者を慰霊するため に建てられた。当初はスキー場の一角に鎮座していたが、昭和 15 年 (1940)の豪雪で社殿が倒壊したため、翌 16 年(1941)に星野公園 の一角に移された。 あかくらかんこう ⑱ 赤倉観光ホテル 政府が主導する国際リゾート地建設計画を受け、志賀高原との激し い誘致競争の末、昭和 12 年(1937)にスキー場を備えた国際観光ホ テルとして誕生した。皇室や海外の賓客をもてなしてきた歴史をもつ。 昭和 40 年(1965)に一度焼失したが、翌年に創業当時の意匠・構造 で再建されたといわれている。ホテルを最初に設計した高橋貞太郎は、 重要文化財の前田侯爵邸洋館の設計者として知られる人物である。 みょうこうとがくしれんざんこくりつこうえん ⑲ 妙高戸隠連山国立公園 上信越高原国立公園の妙高戸隠エリアが平成 27 年(2015)3月に 分離・独立し、妙高戸隠連山国立公園が誕生した。指定にあたっては、 火山と非火山がつくる多様な山岳景観が魅力的であること、観光資源 としての利用が活発であること、山岳信仰が独自の地域文化を育んで いること、等の点が評価された。写真は絶景として名高い火打山の天 狗の庭。 みょうこうしきさいげいじゅつてん ⑳ 妙高四季彩芸術展 妙高山の優れた展望地点として知られるいもり池周辺や赤倉温泉周 辺では、毎年大勢の芸術愛好家が妙高山の雄大な自然をモチーフに絵 画や写真等の創作活動を行っている。 妙高市では平成9年(1997)から妙高にまつわる風物を題材とした 「妙高四季彩芸術展」を開催し、妙高の隠れた魅力の発見や妙高を舞台 とした創作活動の活性化に努めている。 - 93 -

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第5章 関連文化財群の考え方 ● 関連文化財群⑧(ストーリー⑧) 対象地域 妙高市全域 ストーリーのタイトル 妙高の大地を探る -地形・地質から紐解く日本列島の誕生物語- ストーリーの概要 妙高連山から日本海へと続く上越・妙高の大地は、比高差が 2,000 mを超 える起伏に富んだ地形で構成されており、山間部の露頭で断片的に認められ る地層等には、日本列島の成り立ちや上越地方の大地の形成を考える上で重 要な地殻変動の痕跡が刻まれている。 今からおよそ 2,000 万年前の日本列島がアジア大陸の一部であった時代、 地殻変動によってアジア大陸の東端部に大きな亀裂が生じ、日本海と日本列 島を分断するフォッサマグナ(糸魚川-静岡構造線)が誕生した。約 1,200 万年前を過ぎた頃からフォッサマグナの亀裂は大きく沈降し、その東側に位 置する西頸城から上越・妙高地域は深い海の底となり、膨大な土砂が堆積さ れていった。 そして、約 300 万年前からこの海底は急速に隆起し始め、海底地層が褶曲 して西頸城山地や頸城山系の山々へ変貌していった。西野谷の山々はこのと きの砂岩層と泥岩層が交互に堆積した海底地層でできているため、ニシン科 の魚や褐藻類の化石が産出し、林道沿いの露頭では、海底の波によって作ら れた漣痕を見ることができる。 他方、上越から東頸城、さらに十日町に至る東部地域はまだ日本海の入江 として残っており、群馬県や長野県から膨大な土砂や流木、海底火山の噴出 物がもたらされた。高田平野の東縁部にはこの入江の時代に山砂利層が厚く 堆積したため、後世に良質な建築材として山砂利が採掘できるようになった。 やがて海底の隆起によって関田山脈が次第に形成されていくと、海底に堆 積した凝灰岩層と泥岩層が垂直に近い角度まで褶曲して平丸の白岩が形成さ れた。同じ平丸のびょうぶ岩付近では、二枚貝の化石層や亜炭層も良好な状 態で残っている。 そして、海底の陸地化に伴って段丘や平野が形成されていく中で、今から 約 20 万年前に妙高山の火山活動が本格化し、以後4期の活動期を経て現在 の秀麗な成層火山の山容が完成した。妙高山を中心とした妙高火山群の活動 によって、古くから建築材として利用されてきた鉄平石や、妙高戸隠連山国 立公園を代表する観光名所である苗名滝・いもり池・古笹ヶ峰湖(乙見湖) 等が誕生した。約 5,000 年前の妙高山の最後の火山活動では、発生した火砕 流が関山に至り、流れ着いた巨大な安山岩は、その後、磐座(山岳信仰の重 要な礼拝物)として人々の信仰対象となった。 現在に目を転じると、戦後から西頸城山地で産出する千草石や対岸の東頸 城丘陵で産出する山砂利等が資源として盛んに採掘されるようになり、石塚・ - 94 -

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第5章 関連文化財群の考え方 大崎の石屋街や濁川の砂利採掘場等に見られるような文化的景観が形成され ていった。 妙高の歴史文化の土台となっている大地の形成過程を探ることにより、現 在の暮らしの背後に隠れている大地のダイナミズムが見えてくる。 63 和田 斐太 矢代 14 13 1 水上 18 新井 鳥坂 292 15 泉 原通 水原 19 2 5 平丸 10 11 12 関山 上郷 3 4 大鹿 上信 越自 動車 道 18 杉野沢 16 7 豊葦 名香山 8 9 線 幹 新 陸 北 17 6 0 関連文化財群⑧ № 資源名 № 資源名 1 漣痕 11 岩屋弁天(北弁天・南弁天) 2 白岩 12 関山石仏群 3 びょうぶ岩 13 千草石 4 亜炭層 14 石屋街 5 地すべり地形 15 砂利採掘場 6 鉄平石 16 妙高山 7 苗名滝 17 高谷池・天狗の庭 8 いもり池 18 火山豆石 9 古笹ヶ峰湖(乙見湖) 19 妙高山麓の泥流丘 10 大田切川の火砕流堆積物 - 95 - 1 2 3 4 5㎞

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 れんこん ① 漣痕 西野谷から南葉山キャンプ場へと向かう林道の途中に、海底で地層 が堆積したときに生じた漣(さざなみ)の凹凸が岩肌に露出している 場所がみられる。この漣痕の地層は今から約 1,600 万年前から 1,000 万年前に堆積した難波山層と呼ばれる地層であり、これが長い年月を かけて褶曲や隆起によって山の姿となった。 しろいわ ② 白岩 平丸集落の入口に所在する白岩は、新潟県から長野県にかけての地 域が日本海の入江だった今から約 500 万年前に海底に堆積した凝灰岩 と泥岩の互層であり、海底火山からもたらされた火山灰が堆積して硬 化したものである。 海底で水平に堆積した地層が両側からの圧力によっ て曲がり(褶曲)、垂直の状態でそのままそびえ立っている。白岩の地 層は平丸川、水田の中の丘、対岸の崖の上部へと連なり、地殻変動の 力の大きさを伝えている。 いわ ③ びょうぶ岩 上平丸の道を 400 mほど上ると、巨大な壁となって立つ岩体と、そ れと接する砂岩の崖がみられる。岩体はマグマが上昇して硬化した貫 入岩であり、砂岩の壁は平丸層と呼ばれる海の入江で堆積した海底地 層である。この砂岩層には様々な二枚貝の化石が多く含まれ、昔から 貝化石の宝庫として親しまれている。この砂岩層は人が岩をくり抜い たことで後世に滝となった。 あたんそう ④ 亜炭層 びょうぶ岩から 150 mほど上った平丸川の岸辺には、斜めになった 厚さ1mほどの亜炭層がみられる。亜炭層とは、浅い入江に流入した 木々が押し重なって堆積し、長い年月をかけて炭化したものである。 黒く輝く良質な部分もあるが、泥の含有が多いことから亜炭と呼ばれ る。 この地層は板倉地域まで広く延びており、戦時中は燃料として採掘 されていた。 じ ちけい ⑤ 地すべり地形 平丸集落の周辺では、寺泊層と呼ばれる泥岩の地層が周囲の山々を 形成している。この泥岩層は乾燥するとボロボロにひび割れする性質 があり、降雨はその崩壊土には浸透していくが、基盤との接触面には 地下水で粘土化した層(地滑り粘土)が存在するため、大雨等によっ てバランスを欠くと樹木や水田、畑等を乗せたまま谷に向かって滑る ことがある。 - 96 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 てっぺいせき ⑥ 鉄平石 杉野沢集落から苗名滝へと至る旧道沿いの崖面に、板状に剥がれる 鉄平石と呼ばれる溶岩の露頭がある。溶岩が冷却する過程で板状の割 れ目(板状節理)が生じたものであり、古くから建築材として採石され、 玄関や庭の敷石として利用されてきた。写真は大石家庭園に使われて いる鉄平石。 なえなたき ⑦ 苗名滝(再掲) 乙見湖から続く 200 mにも及ぶ深い谷地形に、下流から上流に向け て一ノ滝から四ノ滝までの4つの滝が連続して存在する。一ノ滝が有 名な苗名滝のことであり、滝は今から約 14 万年前から 13 万年前に黒 姫火山の噴火によって形成され、 「苗名滝溶岩」と呼ばれる柱状節理が 発達した安山岩でできている。 いけ ⑧ いもり池(再掲) いもり池は今から約 5,000 年前に噴火した中央火口丘から運ばれた 火砕流堆積物の上に形成されている。一説では、地下に存在する断層 が原因で窪地が生じ、その窪地がやがて湿地へと変化したと考えられ ている。この湿地はその後、灌漑用の池として改修されて現在の姿と なった。 こ ささ みね こ お と み こ ⑨ 古笹ヶ峰湖(乙見湖) 古笹ケ峰湖の湖成層は、現在の乙見湖のダムから見渡すと、急峻 な山々と湖との間に段丘状の平坦な地形として観察することができ る。この平坦な面はニグロ川や真川に沿って追跡でき、県道沿いの 露頭では、礫と泥が水平に堆積した地層がみられる。この地層は、約 2万5千年前に妙高山の外輪山からの溶岩や土石流等が流れ下り、関 川をせき止めて形成された湖の堆積層(湖成層)と考えられている。 おおたぎりがわ かさいりゅうたいせきぶつ ⑩ 大田切川の火砕流堆積物 大田切川の左右の 20 mを越える崖には、紫蘇輝石安山岩という角 礫を多く含む火山砂や火山灰が混ざり合った地層がみられる。これら は約 5,000 年前の妙高山の中央火口丘の形成時に流れ下った火砕流堆 積物であり、関山地域に広く堆積している。安山岩は関山周辺で多く 産出することから、一般に「関山石」と呼ばれている。写真は関山地 内にある採石場。 - 97 -

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第5章 関連文化財群の考え方 主な構成資源 べんてんいわや きたべんてん みなみべんてん ⑪ 弁天岩屋(北弁天・南弁天)(再掲) 関山神社の背後に位置する2つの巨岩は、今から約 5,000 年前に発 生した妙高火山の火砕流堆積物の一つである。この大きな安山岩(関 山石)の塊は、古くから神霊の依り代となる「磐座」として信仰され てきたと考えられる。江戸時代に入ると弁財天の水の信仰と習合し、 北弁天・南弁天と呼ばれて信仰を集めた。 せきやませきぶつぐん ⑫ 関山石仏群(再掲) 妙高山の火山活動によって関山にもたらされた安山岩(関山石)を 素材とした石仏である。関山石は妙高山がもつ火山のエネルギーを結 晶化したものであり、岩そのものが古くから信仰対象であったと考え られる。石仏は末法思想が流行した平安時代末頃から鎌倉時代の制作 とされ、阿弥陀如来や弥勒菩薩の姿を造像したものとされている。 ちぐさいし ⑬ 千草石 千草石は、西頸城山地が海底から隆起する過程で地下のマグマが地 層中を上昇し、そのまま硬化して出来た貫入岩である。角閃石という 黒い鉱物と長石という白い鉱物が混入した目の細かい岩石(角閃石ひ ん岩)であり、墓石や石碑等に利用されている。地層から巨大な丸い 礫となって出土するが、これは岩の割れ目等に水が染み込み、タマネ ギ状に風化をして岩と岩の間が土壌化したためである。 いしやがい ⑭ 石屋街 明治期以降に西頸城山地の山中において墓石や記念碑等の素材とな る千草石の採掘が盛んになると、旧北国街道沿いの石塚町から大崎町 の間に多くの石屋が集まり、石屋街が形成された。 じゃりさいくつば ⑮ 砂利採掘場 下濁川から巻淵にかけての山の斜面は、建築材として使われる良質 な山砂利の採掘場となっている。砂利を含む地層は、今から約 200 万 年前に堆積したものとされ、含まれている岩石が関川流域のものでは ないことから、関田山脈が形成される前に信濃川によってもたらされ たものと推測されている。 - 98 -

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第6章 第6章 1 歴史文化資源の保存・活用の基本的方針 歴史文化資源の保存・活用の基本的方針 保存・活用の考え方 地域文化の継承のためには、個々の歴史文化資源だけではなく、その存在を成り立たせている空間全 体を保存することが求められる。地域住民の保存に対する高い意識は、継続的な普及・啓発事業によっ て形成され、その結果として身近な歴史文化資源が良好な状態で後世へと受け継がれることになる。そ うした意味では、普及・啓発事業を含む活用もまた一種の保存活動といえるものである。こうした考え 方から、本構想において活用とは「歴史文化資源がもつ価値や魅力を地域全体で共有し、後世へ確実に 伝達するための取り組みに活かすこと」という意味で使用し、保存と活用を一体のものとして扱うこと とする。 保存と活用を進める上で重要と考えるのは、妙高市の特性や魅力を伝えるストーリーの中で個々の歴 史文化資源に新たな価値を見出し、その新たな価値観に基づいて地域の実情に合った保存・活用の方針 を定めていくことである。個々の歴史文化資源の特性を把握する中で、現状保存を最良とするものと、 活用によって本来の価値を保持していくものを区別して扱う等、日々新しい保存・活用のかたちを関係 者と模索していくことが必要である。歴史文化資源の保存・活用は地域社会に与えられた未来への課題 であるため、保存のために必要となる技術の伝承や地域コミュニティの存続といった周辺環境の維持・ 向上にも取り組む必要がある。 2 保存・活用に関する課題 妙高市が抱える歴史文化資源の保存・活用に関する課題には、次のようなものがある。 ① 歴史文化資源に対する悉皆的な先行調査が少なく、詳しい情報が不足している。 ② 存在が地域住民によく知られている歴史文化資源についても、本来の価値が正しく認識されていな いものが多い。 ③ 地域において保存・活用の担い手が不足している。 ④ 歴史文化資源に関する情報を入手する場や機会が少ない。 ⑤ 滅失の危機にある歴史文化資源を受け入れるための施設等が十分に整っていない。 ⑥ き損によって衰亡の危機にある資源が少なくない。 ⑦ 市内に所在する全ての歴史文化資源について、本構想で設定したストーリーとの関係を検証し、新 たな価値や魅力を再発見することが必要である。 ⑧ 情報発信と人材育成に向けて、普及・啓発事業を効果的に行うことが必要である。 ⑨ 妙高市の歴史文化資源をカタログ化したものがなく、社会科や総合的学習などで扱うことができる 魅力的な地域学習のテーマが教育現場に対して示されていない。 - 99 -

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第6章 3 歴史文化資源の保存・活用の基本的方針 保存・活用に向けた施策 ① 正しい情報・新しい情報の収集 歴史文化資源の保存・活用は、資源の所在や置かれている状況を把握することが出発点である。平成 17 年(2005)の合併以来、全市域を対象とした悉皆的な記録調査の機会がなく、歴史文化資源の所在 や現況が十分に把握されているとは言い難い。種別や類型を定めて行う悉皆調査をはじめ、妙高市の地 域特性やストーリーに即した把握調査を継続的に実施し、その一覧表の精度を日々高めていくことが必 要である。歴史文化資源を記録する際は、資源を取り巻く周辺環境にも目を向け、その存続を助けてい る人材、技術、材料等にも注意を払う必要がある。 ② 価値の磨き上げ 把握した歴史文化資源の中で、妙高市の歴史文化の理解に不可欠なものについては、指定等文化財の 候補に位置付け、個別の詳細調査を通して歴史的・文化的な価値を明らかにしていく必要がある。さらに、 本構想で設定したストーリーとの関係を重視する中で、単体ではなく群としての指定や登録の是非につ いても検討する必要がある。 ③ 新たな担い手の育成 講座等の啓発事業を通して保存・活用の新たな担い手となる人材を各地域で掘り起こし、歴史文化資 源を保存に関する知識や技術とともに次世代へ継承する必要がある。また、各地域内に組織的な保存・ 活用の体制を構築するための下地作りとして、後述する保存活用計画の策定等を通して、行政・自治会・ 地区協議会・文化財関係団体等との情報の共有や施策の連携を深める。 講座・散策会・企画展等の開催によって歴史文化資源と触れ合う機会を増やし、意欲的に活動に参加 する市民に対する地域学芸員(仮称)の認定や、その地域学芸員(仮称)による文化行政サポーター組 織の立ち上げを検討する。また、市内において歴史的建造物等の保全を専門とするヘリテージマネー ジャーを確保し、建造物をはじめとする歴史文化資源を活用したまちづくりの体制を整える。 ④ 情報のアーカイブ化 収集した歴史文化資源に関する情報の活字化、映像化を図るとともに、滅失が避けられないものや現 状保存が困難なものについては記録保存を行い、実物に代わるものとして記録の確実な保存に努める。 また、収集した記録情報のアーカイブ(保存記録)化を進め、著作権等に配慮しながら可能な範囲で市 報や市のホームページ等で公表する等、情報の共有化と歴史文化資源に対する地域住民の関心や保存意 識の高揚を図る。 ⑤ 保存施設の整備 今後、滅失の危機にある歴史文化資源の駆け込み寺となる保存施設の整備が必要となってくるため、 既存の資料館や収蔵庫の機能を実状に合わせて補強し、様々な特性をもつ歴史文化資源にとってより安 寧な環境となるように整備・拡充を進める必要がある。民具や風俗慣習に代表される民俗資料は、個々 の資料を個別に扱うのではなく、古民家の保存・活用等の問題と絡めて一体的に対応策を検討しなけれ - 100 -

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第6章 歴史文化資源の保存・活用の基本的方針 ばならない。こうした施設には様々な災害から歴史文化資源を救済する役割も求められるため、その整 備の検討にあたっては、被災した資源の受け入れや応急処置に関する考え方を十分に盛り込むことが必 要である。 ⑥ 修復整備による価値の復元 き損によって本来の価値が埋もれている歴史文化資源は、修復整備等によって本来の価値を取り戻す ことにより、新たな保存・活用の動きへと移行することが可能となるものである。対象となる歴史文化 資源が指定等文化財であれば、復元等にあたって保存活用計画で将来展望を明確にすることが必要とな るため、専門家の意見を十分に反映することができる体制を整え、整備の具体的な方針や方法を定める ことが重要である。 ⑦ ストーリーに沿った活用 第5章で設定した8つのストーリーを通して個々の歴史文化資源の特性や魅力を把握し、それらを体 感できる文化遺産観光ルートの開発等によって妙高市全体の交流人口の拡大を図る。そのための方策と して、点在する歴史文化資源をパッケージ化した旅行商品を開発し、官と民の協働による様々なツーリ ズム事業を展開する。 ⑧ 積極的な情報発信 市のホームページ等を活用して指定等文化財や各地の歴史文化資源に関する情報を提供する。また、 定期的・継続的な普及啓発事業を通して地域の特性や魅力を発信し、歴史文化資源の保存・活用に対す る地域住民の関心を高める。生誕 100 年、没後 150 年等の節目となる年を有効に活用し、地域住民を 巻き込みながら記念事業等を実施することで地域の活性化を図る。 ⑨ 学校教育・社会教育での活用 学校教育や社会教育の現場において、個々の歴史文化資源とともに、地域の歴史文化の多様性が表現 されたストーリーを地域学習のテーマとして活用する。資源やストーリーを学ぶことを通して、身近な 地域の歴史文化に対する関心を高め、それらを次世代へ伝えていこうとする気運を醸成する。 - 101 -

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第7章 保存活用区域の考え方 第7章 1 歴史文化保存活用区域の考え方 区域設定の考え方 歴史文化保存活用区域とは、指定等文化財をはじめとする歴史文化資源が顕著に集中し、それらと一 体となって価値を形成する周辺環境も含めて、文化的な空間を創出している区域を指すものである。妙 高市では、これまでに歴史文化資源を積極的に活用したまちづくりが進められてきた区域、あるいは今 後期待される区域を念頭に置き、1つの自治会の範囲、または隣接する複数の自治会の範囲で計画区域 を設定するものとする。 本構想においては、次の考え方に基づいて斐太・関山・関川の3地区を歴史文化保存活用区域に設定し、 他の地区に先行して歴史文化資源の一体的な保存・活用に向けた施策を展開していくものとする。 【設定の基本的な考え方(要件)】 ・関連文化財群を構成する資源が顕著に密集していること。 ・区域内の歴史文化資源が複数の関連文化財群の構成資源として位置付けられ、他地域に分布する歴 史文化資源との間に多様な関係性が認められること。 ・施策の核となる歴史文化資源として、文化財保護法による国の指定または登録を受けた文化財が1 件以上所在すること。 ・これまでに地域の歴史文化資源の保存・活用に取り組んできた自治会・地区協議会・文化財関係団 体等が存在し、今後も地域活性化に向けた主体的な取り組みが期待できること。 63 和田 斐太 矢代 水上 18 新井 鳥坂 凡例 292 関連文化財群① 泉 水原 原通 平丸 関山 関連文化財群⑤ 線 幹 新 陸 北 上信 越自 動車 道 豊葦 関連文化財群⑥ 関連文化財群⑦ 関連文化財群⑧ 名香山 0 図 7-1 関連文化財群③ 関連文化財群④ 上郷 大鹿 杉野沢 関連文化財群② 1 2 関連文化財群に関わる歴史文化資源の分布状況 - 102 - 3 4 5㎞

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第7章 2 保存活用区域の考え方 対象区域の歴史文化の特徴 (1)斐太地区 【現状】 ここで取り上げる斐太地区とは、これま 和田 斐太 での文化財保護施策において「斐太歴史の 里」と呼んできた旧斐太村北部を中心とし 新井 水上 矢代 た範囲である。上越市と接する旧新井市の 鳥坂 北部に位置しており、両市にまたがって広 泉 がる遺跡も存在する。弥生時代に上越地方 原通 で最初となる本格的な農耕集落が出現し、 その後は信越を結ぶ交通の要衝としての生 産活動や交易活動が展開してきた。 名香山 斐太地区における遺跡調査の歴史は古く、 平丸 大鹿 関山 水原 上郷 豊葦 杉野沢 大正時代から遺跡の分布調査や発掘調査が 行われ、その成果に基づく文化財保護措置 として、丘陵部の斐太遺跡群斐太遺跡、観 図 7-2 音平・天神堂古墳群、鮫ヶ尾城跡が国の史 斐太地区位置図 跡指定を受けて現在に至っている。時代の 異なる3つの国指定史跡が密集して存在する地区は国内においても例がなく、この一帯だけで妙高市の 国指定文化財の半数を抱えている。 こうした動きと合わせて、 「斐太歴史の里」として史跡公園整備が進み、斐太遺跡に隣接する場所にガ イダンス施設が設置され、現在では市民の憩いの場として年間2万人を超える見学者が訪れている。施 設の管理や下草刈り等の環境整備は地元の「斐太史跡保存会」によって行われており、活動が始められ てから 30 年が経過しようとしている。 また、地元の斐太北小学校には全ての児童が参画する「斐太文化財少年団」が組織され、学校を上げ て史跡や自然を学ぶ活動が行われている。近年では、有志による「斐太歴史の里ボランティアガイドの 会」が結成され、史跡や自然を対象とした観光ガイドが行われている。史跡群のふもとに鎮座する延喜 式内斐太神社は、3つの国史跡の成立と鎮守の森に対する信仰との密接な関係を今に伝えており、平成 26 年(2014)には市教育委員会により『斐太歴史の里の文化史 -鎮守の森の文化財と斐太神社を訪 ねて-』が発行され、斐太地区の歴史文化の全体像がまとめられた。平成 18 年(2006)には斐太史跡 公園が「日本の歴史公園 100 選」、平成 29 年(2017)には鮫ヶ尾城跡が「続日本 100 名城」に選定さ れ、斐太地区の歴史文化が日本を代表するものに位置づけられた。毎年7月には、斐太地区協議会によっ て「妙高山麓時代まつり 山城の陣」が道の駅あらいや斐太史跡公園で開催されている。 【関連文化財群(ストーリー)との関わり】 斐太地区を代表する歴史文化資源には3つの国指定史跡があり、この地域が交通の要衝として地域支 配の拠点となってきたことを示している。斐太地区は、本構想が示すストーリーの中では、ストーリー - 103 -

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第7章 保存活用区域の考え方 ②の渡来系文化を受け入れる素地となった平野部の開拓と対外交流、ストーリー④の信越国境をまたい で展開した交流と対立の歴史等と深く関わっている。 【主な歴史文化資源】 【国指定文化財】 ① 斐太遺跡群斐太遺跡 ② 観音平・天神堂古墳群 【市指定文化財】 ① 梨ノ木古墳群1号墳(万五郎古墳) ② 大ケヤキ ④ 銅造観音菩薩像 【未指定】 ① 延喜式内斐太神社 ③ 鮫ヶ尾城跡 ③ 銅造善光寺仏 ⑤ ギフチョウ ② 立ノ内館跡(勝福寺・景虎像・供養碑) ③ 青田城跡 【主な文化財関係団体】 ・斐太史跡保存会 ・斐太文化財少年団 ・斐太地区協議会 ・斐太歴史の里ボランティアガイドの会 【関連する整備構想・整備計画】 ・妙高市教育委員会 2007 『斐太歴史の里整備計画』 ・妙高市教育委員会 2010 『斐太歴史の里 原始・古代体験学習拠点整備計画』 【保存・活用の考え方】 ・史跡密集地では、地域が一丸となって里山と一体化した遺跡 環境の保全に努める。 ・遺跡発掘等の学術調査を実施し、さらなる価値の積み上げに 取り組む。 ・史跡を中心とした歴史学習だけでなく、周囲の動植物等も含 めた里山学習のフィールドとして総合的に活用する。 ・行政・自治会・地区協議会・文化財関係団体等で構成される 協議会等を設置し、歴史文化資源の適切な保存管理と歴史文 遺跡発掘の現場見学会 化資源を活かしたまちづくりを進める。 ・整備が進められている上越市の斐太遺跡群吹上遺跡・釜蓋遺 跡との連携活用を図る。 ・鮫ヶ尾城跡の続日本 100 名城選定を契機に、関連する市内 の山城跡に加えて、上越市の春日山城跡・高田城跡・福島城 跡との連携活用を図る。 ・指定地内の遺構表示を充実させるとともに、現地学習の理解 度を高めるための分かりやすい広報報資料を作成する。 早春の史跡・自然散策 ・ボランティアガイドの養成や観光事業者との連携を進め、学校や地域の利用とともに観光客の誘致に も力を入れる。 ・地区内に所在する斐太歴史民俗資料館において、企画展の開催等による利用促進を図る。 ・斐太歴史の里総合案内所を整備し、ストーリーの魅力を発信するための情報発信基地として活用する。 - 104 -

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第7章 観音平古墳群 保存活用区域の考え方 2 3 3 1 5 1 3 2 4 2 天神堂古墳群 2 1 :国指定文化財 :県指定文化財 図 7-3 表 7-1 区分 :市指定文化財 :未指定 0 斐太地区の主な歴史文化資源分布図 斐太地区の主な歴史文化資源一覧 番号 ❶ 国指定文化財 ❷ ❸ ❶ ❷ 市指定文化財 ❸ ❹ ❺ ❶ 未指定 ❷ ❸ 名称 斐太遺跡群斐太遺跡 観音平・天神堂古墳群 鮫ヶ尾城跡 梨ノ木古墳群1号墳(万五郎古墳) 大ケヤキ 銅造善光寺仏 銅造観音菩薩像 ギフチョウ 延喜式内斐太神社 立ノ内館跡(勝福寺・景虎像・供養碑) 青田城跡 - 105 - 200 400 800m

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第7章 保存活用区域の考え方 (2)関山地区 【現状】 ここで歴史文化保存活用区域に設定する 和田 斐太 関山地区は、大字関山とほぼ一致する範囲 であり、妙高山の北東麓に位置する旧妙高 新井 水上 矢代 村の中心部である。江戸時代には北国街道 鳥坂 の宿場町として、また、関山権現(現関山 泉 神社)の門前町として政治・経済の中心に 原通 あり、明治時代以降も信越線関山駅の設置 や国道 18 号の開通によって村政の中心とし て発展してきた。 名香山 関山地区は妙高山の姿を三尊の形として 平丸 大鹿 関山 水原 上郷 豊葦 杉野沢 望むことができる優れた展望地点であり、 古くから妙高山を遥拝する場所として注目 され、中世には妙高山修験の拠点として多 図 7-4 くの寺社が集まる宗教都市となった。しか 関山地区位置図 し、貴重な歴史文化資源の多くが非公開と されてきたため、学術的な価値の把握が十分に行われていない。 関山地区の歴史文化に対する調査研究は平成 19 年(2007)に本格的に開始され、これまでに新たに 国指定2件、県指定2件、市指定1件の文化財指定が行われた。特に、関山神社の秘仏「銅造菩薩立像」 は、我が国に現存する最古級の仏像として高く評価されることとなった。 この結果、大字関山地内に所在する指定文化財の数は 16 件にもなり、関山地区は実に妙高市の指定 文化財全体の約4分の1を有する文化財密集地区となった。関山神社とその別当であった関山宝蔵院の 末裔家には、まだ指定等に至っていない貴重な山岳修験の遺品が数多く伝来しているため、今後の調査 の進展によって新たな指定等文化財が誕生することが予想される。 地区の魅力としては、関山神社大祭(通称火祭り)を挙げる声が多く、妙高市を代表する伝統的な祭 りとして地域住民に親しまれている。歴史文化資源の保存・活用の取り組みとしては、地元住民で組織 される「妙高(関山)の文化財を語る会」が平成 20 年(2008)に発足し、学習活動、清掃奉仕活動、 ボランティアガイド活動等が精力的に行われている。また、こうした動きと並行するように、平成 18 年(2006)から5か年をかけて市教育委員会によって関山宝蔵院の執務日記である「宝蔵院日記」の活 字化が行われ、妙高山を取り巻く江戸時代の暮らしの様子が明らかになってきている。平成 22 年(2010) には日記の内容を平易にまとめた『宝蔵院日記の風景』が発行され、関山地区の住民に対して地域文化 の啓発が図られた。平成 27 年度に開始された旧関山宝蔵院庭園の修復整備の進展によって、市外・県 外からの見学者が少しずつ増え始めている。 【関連文化財群(ストーリー)との関わり】 妙高山信仰の拠点を成した関山地区には、山岳修験の歴史や伝統を今に伝える貴重な歴史文化資源が 数多く所在している。妙高山の信仰が渡来仏の伝来によって本格化していくことや国境を越えた善光寺 - 106 -

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第7章 保存活用区域の考え方 や戸隠山の影響を受けてきたこと、さらに妙高山が多くの河川・湧水の水源であることや近世から近代 にかけて信仰の対象からリゾート開発の舞台へと変化したこと等から、ほぼ全てのストーリーとの関連 性が認められる。 【主な歴史文化資源】 【国指定文化財】 ① 銅造菩薩立像 ② 旧関山宝蔵院庭園 【県指定文化財】 ① 銅造阿弥陀如来立像 ② 関山石仏群(附仏足石) ③ 関山の仮山伏の棒遣いと柱松行事 【市指定文化財】 ① 十一面観世音菩薩像 ⑥ 関山神社龍旗 ④ 関山家文書 ② 文殊菩薩像 ⑦ 北沢一里塚 ③ 仏手 ⑧ 宝蔵院文書 ④ 亀石 ⑤ 阿弥陀三尊脇侍像 ⑨ 金銘五輪塔 ⑩ 関山宝蔵院墓所 【未指定】 ① 関山神社 ⑧ 惣滝 ② 金比羅堂 ⑨ 称名滝 ③ 岩屋弁天 ⑩ 光明滝 ④ 御膳清水 ⑪ 妙高山如来の護符 ⑤ 関温泉 ⑥ 燕温泉 ⑦ 不動滝 ⑫ 関山集落の街並み ⑬ 関山集落内の池泉庭園群 【主な文化財関係団体】 ・妙高(関山)の文化財を語る会 ・宗教法人関山神社 ・御膳清水用水組合 【関連する整備構想・整備計画】 ・妙高市教育委員会 2010 『関山神社周辺文化財整備基本計画』 ・妙高市教育委員会 2015 『名勝旧関山宝蔵院庭園保存管理計画書』 【保存・活用の考え方】 ・廃園となっていた旧関山宝蔵院庭園の修復整備を行い、妙高 山を望む第一級の展望地点として価値や魅力を磨き上げる。 ・旧関山宝蔵院庭園の隣接地にガイダンス機能を整備し、ストー リー①の魅力を発信するための情報発信基地として活用す る。 ・行政・自治会・地区協議会・文化財関係団体等で構成される 協議会等を設置し、歴史文化資源を活かしたまちづくりに取 り組む。 地元主催の古文書講座 ・魅力的な観光商品を開発し、地元の文化財関係団体を中心に ボランティアガイド態勢を整備する。 ・善光寺や戸隠山との歴史的な結び付きを顕在化させ、ストー リー②やストーリー④を主題とした広域観光ルートの開拓を 進める。 ・ストーリー③に関連する名瀑や湧水地が見学できるように散 策路等の整備を進める。 現地ガイド - 107 -

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第7章 保存活用区域の考え方 63 和田 斐太 矢代 水上 18 新井 鳥坂 292 泉 水原 関山地区 4 関山 原通 平丸 4 8 上郷 大鹿 線 幹 新 陸 北 5 9 7 上信 越自 動車 道 9 10 杉野沢 8 6 豊葦 名香山 :国指定文化財 :県指定文化財 図 7-5 :市指定文化財 :未指定 関山地区の主な歴史文化資源分布図(広域図) - 108 - 0 1 2 3 4 5㎞

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第7章 保存活用区域の考え方 7 北弁天 3 10 1 3 1 2 3 6 1 11 1 5 2 4 13 12 2 2 3 南弁天 :国指定文化財 :県指定文化財 図 7-6 表 7-2 区分 番号 ❶ 国指定文化財 ❷ ❶ ❷ 県指定文化財 ❸ ❹ ❶ ❷ ❸ ❹ ❺ 市指定文化財 ❻ ❼ ❽ ❾ ❿ :市指定文化財 :未指定 0 100 200 400m 関山地区の主な歴史文化資源分布図 関山地区の主な歴史文化資源一覧 名称 銅造菩薩立像 旧関山宝蔵院庭園 銅造阿弥陀如来立像 関山石仏群(附仏足石) 関山の仮山伏の棒遣いと柱松行事 関山家文書 十一面観世音菩薩像 文殊菩薩像 仏手 亀石 阿弥陀三尊脇侍像 関山神社龍旗 北沢一里塚 宝蔵院文書 金銘五輪塔 関山宝蔵院墓所 - 109 - 区分 未指定 番号 ➊ ➋ ➌ ➍ ➎ ➏ ➐ ➑ ❾ ❿ ⓫ ⓬ ⓭ 名称 関山神社 金比羅堂 岩屋弁天(北弁天・南弁天) 御膳清水 関温泉 燕温泉 不動滝 惣滝 称名滝 光明滝 妙高山如来の護符 関山集落の街並み 関山集落内の池泉庭園群

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第7章 保存活用区域の考え方 (3) 関川地区 【現状】 ここで対象とする関川地区とは、大字関 和田 斐太 川の旧北国街道を中心とした範囲である。 長野県と接する旧妙高高原町の南端部に位 新井 水上 矢代 置する地区であり、県境の関川を越えると 鳥坂 長野県信濃町となる。大字関川は、行政区 泉 としてみた場合には池の平までを含む広い 原通 範囲となるため、ここでは江戸時代に北国 街道の宿場町であった関川村・上原村を中 心とした範囲を「関川地区」として設定する。 名香山 北国街道の重要な関所とその関所を支えた 平丸 大鹿 関山 水原 上郷 豊葦 杉野沢 宿場町によって構成される地区であり、国 の天然記念物である天神社の大杉が地域の ランドマークとなっている。 図 7-7 関川の河岸段丘上には、江戸時代に北国 関川地区位置図 街道の重要な関所の一つとされた「関川関 所」が置かれていた。平成9年(1997)にはその跡地に番所の建物や冠木門が復元され、ガイダンス施 設として「関川関所道の歴史館」が併設された。北国街道の成り立ちや関所の役割を知るための学習施 設であり、北国街道にまつわる歴史文化の発信拠点の一つとなっている。この関川関所の関連施設では、 平成 20 年(2008)に地元組織である「関川文化振興会」が指定管理者となり、平成 25 年(2013)か らは新設された「大字関川振興協議会」が指定管理者となって施設の維持管理に当たっている。近年は 入館者の減少傾向が続き、入館者を確保するための新たな取り組みが求められている一方で、妙高高原 の温泉街やスキー場を中心に外国人旅行者が増えており、インバウンドへの対応が必要となっている。 こうした中、大字関川振興協議会を中心とした地元組織によって、街道沿いに残る旧家の庭園をはじ め、文化人ゆかりの句碑や歌碑等を顕彰する動きが出ており、平成 27 年(2015)と 28 年(2016)には、 妙高市の「地域の元気づくり活動助成事業」の採択を受けて散策マップの作成や看板の整備等が行われ た。毎年9月には、地元関係団体で組織された実行委員会によって「関所まつり」が開催されている。 【関連文化財群(ストーリー)との関わり】 信越の国境に接し、交通の要衝として江戸時代に幕府が重要視する重き関所が置かれた歴史をもつ。 ストーリーとの関わりについては、北国街道沿いに旧家の池泉庭園群が残っていることからストーリー ③、国境を流れる関川の渡河地点として信越を結んできたことからストーリー④、近代以降の妙高高原 開発の熱気を間近で経験し、文化人の足跡も残ることからストーリー⑦との関連性が認められる。 - 110 -

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第7章 保存活用区域の考え方 【主な歴史文化資源】 【国指定文化財】 ① 天神社の大杉 【市指定文化財】 ① 北国街道宿場庭園群(大石家庭園・ろうそく屋庭園) 【未指定】 ① 浄善寺の一茶句碑 ② 豊田家(高田藩本陣) ③ 上町天神社 ⑤ 堀口大学歌碑 ⑥ 親鸞聖人御堂 ⑦ 親鸞聖人袈裟懸けの松 ④ 下町天神社 ⑧ 関川関所跡 ⑨ 関川関所跡庭園 【主な文化財関係団体】 ・大字関川振興協議会 ・関川区北国街道振興協力会 ・妙高市北国街道研究会 【関連する整備構想・整備計画】 ・該当なし 【保存・活用の考え方】 ・現状や課題をふまえた将来展望を明確にし、地域住民や文化 財関係団体等との連携を図りながら歴史文化資源の保存・活 用に取り組む。その一環として、行政・自治会・地区協議会・ 文化財関係団体等で構成される協議会等を設置し、地域活性 化に向けたまちづくりを進める。 ・天神社の大杉がもつ価値や魅力を再確認し、市内最大の巨樹 であり、かつ市内屈指のパワースポットであることを顕在化 させる。 関所まつり ・古文書をはじめとする北国街道関連資料の掘り起こしや、北 国街道宿場庭園群等の魅力の磨き上げを進める。 ・関川関所道の歴史館のガイダンス機能を高め、ストーリー④ に関する情報発信基地として活用する。 ・関川関所道の歴史館を妙高市北国街道研究会等が行う顕彰活 動の拠点として位置付け、講座・散策会・企画展をはじめと する様々な普及啓発事業を実施する。 ・関所を管理した高田藩との関係に注目し、高田城に関するガ イダンス施設等への積極的な情報提供や事業連携に向けた働 きかけを行う。 ・信越国境に位置するという立地を活かし、北国街道の始点で ある軽井沢や終点である出雲崎・佐渡との連携を図りながら、 効果的な情報発信に努める。 - 111 - 関川関所道の歴史館の企画展示

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第7章 保存活用区域の考え方 1 4 5 6 7 1 3 8 9 0 図 7-8 表 7-3 1 2 1 大石家庭園 200 400 関川地区の主な歴史文化資源分布図 関川地区の主な歴史文化資源一覧 区分 番号 名称 国指定文化財 ❶ 天神社の大杉 市指定文化財 ❶ 北国街道宿場庭園群(大石家庭園・ろうそく屋庭園) ❶ 浄善寺の一茶句碑 ❷ 豊田家(高田藩本陣) ❸ 上町天神社 ❹ 下町天神社 未指定 ❺ 堀口大学歌碑 ❻ 親鸞聖人御堂 ❼ 親鸞聖人袈裟懸けの松 ❽ 関川関所跡 ❾ 関川関所跡庭園 - 112 - ろうそく屋庭園 800m

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第8章 第8章 1 保存活用計画の考え方 保存活用計画の考え方 計画の対象範囲と内容 保存活用計画とは、実際にさまざまな歴史文化資源を保存・活用していく上で必要となる詳細な個別 計画のことである。歴史文化基本構想が目指す歴史文化資源の総合的な保存・活用を推進するためには、 事業の主体、方針、内容、体制、計画等を総括的にまとめていくことが必要である。 保存活用計画の策定にあたっては、点として存在することが一般的な指定等文化財から、個々の歴史 文化資源を支えている面としての広がりを持つ地域まで、さまざまな単位で対象範囲を設定することが 可能である。そこで、本章では、第3章にまとめた歴史文化資源の把握状況や第5章の関連文化財群の 考え方、そして第7章の歴史文化保存活用区域の考え方を踏まえて、指定等文化財、関連文化財群、歴 史文化保存活用区域の3つに区分して保存活用計画の考え方を整理する。 なお、保存活用計画に記載する基本項目としては、次のものを想定している。 ・計画策定の沿革・目的 ・対象の概要 ・対象の歴史文化基本構想の中での位置付け ・現状と課題 ・保存活用の基本的方針 ・保存・活用・整備の方向性と方法 ・運営・体制の方向性と方法 ・経過観察(事業評価)の方向性と方法 ・行動計画の策定・実施 2 計画の対象 (1)指定等文化財 国指定文化財のうち、建造物と記念物については、従前より保存管理計画または保存活用計画の策定 に基づく本質的価値の確実な継承が強く求められており、その計画策定事業が国庫補助の対象とされて いる。その他の文化財についても、先の「文化審議会文化財分科会企画調査会報告書」 (平成 29 年[2017] 12 月8日)において保存活用計画の必要性が答申されたため、市が所有者・管理者となっているものに ついては、市の文化財保護部局が策定者となって他に優先して取り組むことが求められることとなった。 妙高市に 83 件所在する指定等文化財については、本来であれば全てに対して個々に保存活用計画が 必要となるが、一つ一つに対してきめ細かく対応することは現実的には難しい。そのため、特定の国指 定文化財の保存活用計画に周辺の歴史文化資源を付帯的な要素として盛り込む等の工夫や、類似する複 数の指定等文化財を群としてまとめて取り扱う等の工夫を検討する必要がある。 また、国指定史跡が密集する斐太地区では、3件の史跡を別々に捉えるのではなく、周辺の歴史文化 資源や自然環境を含めた「歴史文化保存活用区域」として保存活用計画を策定することが望ましいと考 - 113 -

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第8章 保存活用計画の考え方 えられる。 指定等文化財の保存活用計画では、当該文化財の本質的価値の把握とともに、周辺地域の環境を構成 する諸要素の把握が重要とされているため、文化財がもつ存在価値を地域社会の中にしっかりと根付か せた上で保存・活用の方向性と具体的な方法を議論していくことが必要である。 (2)関連文化財群 妙高市の地域の特性や魅力と結び付く関連文化財群は、水や雪にまつわるストーリーに代表されるよ うに、歴史文化資源の分布が妙高市全域に及ぶものが少なくない。構成する資源も歴史的なものだけで はなく、環境、観光、産業、交通、住宅等の様々な行政部局に広がっているため、その保存活用計画の 策定にあたっては、文化財保護部局と他の行政部局との連携を可能とする体制を築くことが必要である。 また、関連文化財群の活用を推進する上で、観光事業者との連携は欠くことのできないものである。 市を代表する観光事業所には妙高観光推進協議会(妙高版DMO)があり、協議会の中に観光協会や商 工会等が会員として加わっているため、こうした組織から策定者として参画してもらうことにより、文 化遺産観光の商品化や全国へのプロモーション等の点でこれまでにない大きな取り組みを期待すること ができる。そのため、関連文化財群を対象とした保存活用計画の策定には、妙高観光推進協議会(妙高 版DMO)等から策定に加わってもらうとともに、関係する自治会・地区協議会・文化財関係団体等の 参画を得ることが望まれる。 関連文化財群の保存・活用については、ストーリーを活かした地域振興という側面が強くなるため、 各行政部局がもつ現地情報を総合的に把握しながら、活用を優先することによって本来の歴史的・文化 的な価値が損なわれないように配慮しなくてはならない。計画の中では、各行政部局と個々の歴史文化 資源との関わりを明確にし、それぞれが抱える課題を十分に整理・分析した上で、資源の継続的な保存・ 活用の方向性と方法を定めることが必要である。今後は市の文化財保護部局が中心となって関連文化財 群やストーリーの普及に努め、各地域において身近な歴史文化資源を活かした地域活性化の取り組みが 実践されるような下地づくりを行うものとする。 (3)歴史文化保存活用区域 第7章において設定した斐太・関山・関川の3地区を対象とした計画である。特定の地区を対象とし たものであるため、その性質から地域活性化計画と言い換えることもできる。 計画の策定から実際の運用、成果の検証まで、区域内の自治会・地区協議会・文化財関係団体等が主 体的に関わることが必要となるため、市の文化財保護部局が中心となって地域住民の参画を得ながら保 存活用計画を策定することとし、地域の実情に応じて地元の学校等からも加わってもらうことを検討す る。 保存活用計画を地域振興に向けた実行性のある計画とするためには、全体の方向性と方法を議論する ことと合わせて、各組織の活動指針や具体的な取り組み内容を明確にすることが重要である。将来的に は、モデル的に策定しようと考えている3地区の計画に基づいて「策定の手引き」を作成することにより、 市内各地において保存活用計画の策定を促進していく。 - 114 -

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第9章 第9章 1 保存・活用を推進するための体制整備の方針 保存・活用を推進するための体制整備の方針 保存を取り巻く社会環境 歴史文化資源の保存・活用に関しては、個人が自宅等で保管できるものから地域住民が集まって継承 しなくてはならないものまで、それらを取り巻く社会環境は千差万別である。中でも、風俗慣習、伝統 芸能、工芸技術をはじめとする無形のものについては、山間部の集落だけではなく、市街地においても、 過疎化、高齢化、コミュニティ活動の停滞等によって、これまでのように保存・伝承していくことが困 難となってきている。 こうした無形のものに代表される暮らしに密着した歴史文化資源の保存については、コミュニティ等 による地道な活動に加えて、活動で使用される道具やその道具を作るための技術・原材料等の確保が不 可欠であり、それらが知らず知らずのうちに少しずつ失われていく状況を改善しなくてはならない。こ うした問題に対応するためには、これまで保存に尽力してきた人や地域、保存を支えてきた道具や技術 等の要素を細かく特定し、その現況を正しく把握することが必要である。個人が生活する建造物や地域 が管理する石造物等の保存についても、地域の宝とする意識を日常の生活の中で醸成しておくことが解 決の糸口となる。 本構想では、地域の歴史文化資源を身近なものとして再認識してもらうために、第3章で歴史文化資 源と呼ぶものが地域内の至るところに様々な形で存在することを確認し、第5章ではこうした資源に新 たな価値を見出すための視点として、妙高市の地域特性や魅力を伝える8つのストーリーを設定した。 さらに、続く第7章では歴史文化資源が特に密集する市内の斐太・関山・関川の3地区をまちづくりの モデル地区として位置付け、第8章において本構想の目的の実現に向けて3地区で先行して実施する取 り組みを全市的に広げていくという展望を示した。 歴史文化資源の保存と活用は、行政だけの問題、または個人や集落だけの問題ではなく、地域社会を 構成する一人一人がそれぞれの立場で何ができるのかを考えていかなくてはならない重要な課題であ る。今後は地域住民との危機意識の共有が必要であり、地域住民の主体的な取り組みを喚起することは 勿論のこと、財産権の問題や政教分離の原則等をふまえた上で、行政としても市の予算の範囲内におい て必要と判断される人的・物的な支援を行うことが必要である。 2 保存・活用に関わる団体や人材の育成 歴史文化資源の保存・活用には団体や個人の参画が不可欠であり、団体に関しては従前から文化財関 係団体の主体的な活動が地域に根付いている。妙高市内には講座や歴史探訪等による歴史文化資源の再 発見に主眼を置く団体が多く存在するとともに、指定等文化財の日常的な維持管理(環境整備、異常点検・ 経過観察)を市から受託している団体もあり、いずれも地域に密着した取り組みとして大きな成果を上 げている。 市の文化財保護に関する委託業務の形態については、環境整備等の業務を有志による保存会に委託す る場合と、公開活用施設の案内業務や施設管理を所在地の大字や地区協議会等に指定管理制度に基づい - 115 -

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第9章 保存・活用を推進するための体制整備の方針 て委託する場合があり、後者は特に安定した事務局体制が整備されるという点において、自主的な活動 に取り組むことができる環境が整っている。近年、このような団体の活動の中から観光ボランティアガ イドの取り組み等が生まれており、業務委託による活動場所の創出が地域振興へと発展していく可能性 を秘めていることがわかる。今後は市の文化財保護に関わる業務内容を精査し、業務委託を契機として 団体がもつ主体性を引き出すことができるかどうかを様々な視点から検討する必要がある。 この他に、地域や団体による歴史文化資源の保存・活用の取り組みとしては、氏子組織等による祭礼 の継承や保存会等による伝統芸能の継承がある。こうした活動は地域や団体がコミュニティの問題とし て主体的に取り組むべき性格のものといえるが、歴史的・文化的価値を特定する中で支援が適当と判断 される部分については、市や関係する文化財関係団体等が積極的に関与していくことが必要である。 歴史文化資源と関わる人材の育成では、学校教育への積極的な働きかけによって若い世代への浸透を 図ることが重要であり、学習指導要領の中の地域学習に関する部分を参照し、学校の活動の中にうまく 位置付けられるようなメニューの考案やサポート体制の構築を図ることが必要である。 また、新たな人材の発掘に関しては、地域の歴史文化に対して幅広い知識や経験を有する有識者や、 妙高はねうまカレッジ「まなびの杜」等の歴史文化講座を履修した修了生等を地域学芸員(仮称)に認 定し、市が行う現地調査や資料整理に参加しながらさらに見識を深めてもらうような活動が考えられる。 市が所蔵する古文書や発掘出土品等には未整理のものが多く存在するため、地域学芸員(仮称)の研修 と資料整理を同時に進めることができるボランティア体制の構築を目指すこととする。 歴史文化資源を活かしたまちづくりに関する人材としては、歴史的建造物等を専門的に扱うことがで きるヘリテージマネージャーの存在も不可欠である。候補となる人材の確保とともに、ヘリテージマネー ジャーの活動対象となる建造物等の選定を現時点から進めていくことも必要である。 3 社会全体で保存・活用するための体制整備 今後、市内各地に分散する歴史文化資源をそれぞれの地域が主体となって保存・活用していくために は、地域住民が積極的に保存活用計画の策定等に参画し、先人たちが守り伝えてきた歴史文化資源をこ れからのまちづくり資源として認知することが重要である。こうした地域に密着した取り組みを推進す るためには、第8章の関連文化財群や歴史文化保存活用区域の保存・活用の項でも展望を示したように、 文化財保護部局と他の行政部局との連携を可能とする組織とともに、行政、妙高観光推進協議会(妙高 版DMO)、地域の自治会・地区協議会・文化財関係団体等の様々な団体で構成される組織が必要となっ てくる。 有形・無形、指定・未指定の別を問わず、地域の歴史文化資源をその周辺環境とともに一体的に保存・ 活用するためには、地域社会を構成する個人、団体、行政、専門家等の役割や連携の在り方を明確にす るとともに、それぞれが歴史文化資源を取り巻く課題を共有しながらまちづくりに積極的に関わってい くことが必要である。歴史文化資源をまちづくり資源とするためには、市民一人一人が身近な歴史文化 資源をかけがえのない大切な財産として認識することが重要であり、そうした気運を醸成するためには、 市の文化財保護部局が中心となって本構想に記された内容の普及・啓発に努めなくてはならない。 - 116 -

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資料編1 歴史文化資源の把握に関する情報源一覧 区分 ① ② 自治体史 悉皆調査 報告書 編著者 書籍名 発行者 発行年 名香山村史編纂委員会 名香山村史 妙高高原町教育委員会 1956 新井市史編修委員会 新井市史 下巻 新潟県新井市 1971 新井市史編修委員会 新井市史 上巻 新潟県新井市 1973 妙高高原町史編集委員会 妙高高原町史 妙高高原町 1986 妙高村史編さん委員会 妙高村史 妙高村 1994 新潟県 新潟県史蹟名勝天然紀念物調査報告 第1輯~第12輯 新潟県 1930-1944 新潟県教育委員会 新潟県の民俗 新潟県教育委員会 1965 新潟県教育委員会 越後の和紙 民俗資料特別調査報告書 新潟県教育委員会 1968 新潟県教育委員会 越後のくそうず 新潟県教育委員会 1976 新潟県教育委員会 越後・佐渡の定期市 新潟県教育委員会 1977 新潟県教育委員会 越後の杜氏と酒男 新潟県教育委員会 1978 新潟県教育委員会 新潟県の昔話と語り手 新潟県教育委員会 1979 新潟県教育委員会 新潟県民俗地図 緊急民俗文化財分布調査報告書 新潟県教育委員会 1979 長野県史刊行会民俗資料調 県境を越えて;第1集:県外調査報告書 北信関係 査委員会 長野県史刊行会民俗資料調査 1980 委員会 新潟県教育委員会 越後の民家 新潟県教育委員会 1980 新潟県教育委員会 越後の風流獅子踊り 新潟県教育委員会 1981 新潟県教育委員会 越佐の小正月行事 新潟県教育委員会 1982 新潟県教育委員会 新潟県の作神信仰 越後・佐渡の農耕儀礼調査報告書2 新潟県教育委員会 1982 新潟県教育委員会 新潟県の若者組 越後・佐渡の年齢階梯制調査報告書 新潟県教育委員会 1983 日本建築学会 日本近代建築総覧 各地に遺る明治大正昭和の建物 技報堂出版 1983 妙高高原町教育委員会 妙高高原町文化財調査報告書第6集 妙高高原の民具 妙高高原町教育委員会 1983 新潟県教育委員会 近世の洋学研究資料 新潟県文化財緊急悉皆調査報告書 新潟県教育委員会 1985 新潟県教育委員会 新潟県の近世社寺建築 新潟県近世社寺建築緊急調査報 告書 新潟県教育委員会 1985 新潟県教育委員会 新潟県の民謡 民謡緊急調査報告書 新潟県教育委員会 1986 新潟県教育委員会 新潟県中世城館跡等分布調査報告書 新潟県教育委員会 1987 新潟県教育委員会 新潟県の山車 新潟県文化財緊急悉皆調査報告書 新潟県教育委員会 1987

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区分 ② ③ 悉皆調査 報告書 個別の 詳細調査 報告書 編著者 書籍名 発行者 発行年 妙高高原町教育委員会 妙高高原町文化財調査報告書第8集 妙高高原の民謡 妙高高原町教育委員会 1988 新潟県教育委員会 新潟県の諸職 諸職関係民俗文化調査報告書 新潟県教育委員会 1989 新潟県教育委員会 新潟県歴史の道調査報告書第二集 北国街道Ⅰ 新潟県教育委員会 1991 妙高高原町教育委員会 妙高高原町文化財調査報告書第9集 妙高高原の民話 妙高高原町教育委員会 1991 新潟県教育委員会 新潟県の近代化遺産 日本近代化遺産総合調査報告書 新潟県教育委員会 1994 新潟県教育委員会 越佐の経典 新潟県文化財悉皆調査報告書 新潟県教育委員会 1997 新潟県教育委員会 富山県教育委員会 中部地方の民俗芸能〈1〉新潟・富山 日本の民俗芸能調査報告書集成 新潟県教育委員会 富山県教育委員会 1997 新井市教育委員会 新井市民俗芸能調査報告書 新井市教育委員会 2002 新潟県教育委員会 新潟県名勝調査報告書 新潟県教育委員会 2016 新潟県教育委員会 新潟県近代和風建築総合調査報告書 新潟県教育委員会 2017 新井市郷土史研究会 郷土乃新井(合本) 新井市郷土史研究会 1958~1965 妙高村文化財調査審議会 文化財調査報告書 第一輯 村の文化財 妙高村教育委員会 1972 妙高村文化財調査審議会 文化財調査報告書 第二輯 村の文化財 妙高村教育委員会 1973 妙高村文化財調査審議会 文化財調査報告書 第三輯 村の文化財 妙高村教育委員会 1974 新井市文化財調査審議会 昭和四十八年度新井市文化財調査報告書 第二輯 新井市文化財調査審議会 1974 妙高村文化財調査審議会 文化財調査報告書 第四輯 村の文化財 妙高村教育委員会 1975 新井市文化財調査審議会 昭和四十九年度新井市文化財調査報告書 第三輯 新井市文化財調査審議会 1975 妙高村文化財調査審議会 文化財調査報告書 第五輯 村の文化財 妙高村教育委員会 1976 新井市教育委員会 梨ノ木古墳群万五郎古墳(1号墳)発掘調査報告書 新井市教育委員会 1976 妙高村文化財調査審議会 文化財調査報告書 第六輯 村の文化財 妙高村教育委員会 1977 妙高村文化財調査審議会 文化財調査報告書 第七輯 村の文化財 妙高村教育委員会 1978 新井市教育委員会 谷内林古墳群1号墳発掘調査報告書 新井市教育委員会 1978 妙高村文化財調査審議会 文化財調査報告書(増補改訂版) 村の文化財 妙高村教育委員会 1979 新井市教育委員会 新潟県栗原遺跡発掘調査概報 越後国府・国分(尼)寺推定 新井市教育委員会 地 1979 新潟県教育委員会 栗原遺跡 第二次発掘調査概報 新潟県教育委員会 1980 新井市教育委員会 昭和五十四年新井市文化財調査報告書 新井市教育委員会 1980 新潟県教育委員会 栗原遺跡 第三次発掘調査概報 新潟県教育委員会 1981 新井市教育委員会 昭和55年度新井市埋蔵文化財調査報告書 遺跡確認調査 新井市教育委員会 1981

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区分 ③ 個別の 詳細調査 報告書 編著者 書籍名 発行者 新潟県教育委員会 新井市教育委員会 発行年 新潟県教育委員会 新井市教育委員会 栗原遺跡 第4次・第5次発掘調査概報 妙高高原町教育委員会 妙高高原町文化財調査報告書第5集 妙高高原町の文化財 妙高高原町教育委員会 1982 新井市教育委員会 昭和56年度重要遺跡確認緊急調査報告書 原通八ツ塚 新井市教育委員会 1982 新潟県教育委員会 栗原遺跡 第6次発掘調査概報 新潟県教育委員会 1983 早津賢二 妙高火山の生い立ち 妙高は噴火するか(改訂版) 妙高高原町教育委員会 1983 早津賢二 新潟焼山火山の地質と活動史 妙高高原町教育委員会 1983 新井市教育委員会 栗原遺跡 第7次・第8次発掘調査報告書 新井市教育委員会 1984 新井市教育委員会 月岡遺跡発掘調査報告書 新井市教育委員会 1984 新潟県生態研究会 妙高高原の植生 妙高高原町教育委員会 1985 新井市教育委員会 昭和59年度新井市遺跡調査報告書 上百々遺跡 高柳宮ノ 新井市教育委員会 本遺跡 1985 新井市教育委員会 月岡遺跡 範囲確認緊急調査報告書 1985 妙高高原町教育委員会 兼俣遺跡(D地区) 新潟県中頸城郡妙高高原町兼俣遺跡報 妙高高原町教育委員会 告書 1986 新井市教育委員会 新井市高柳字前田出土渡来銭報告書 新井市教育委員会 1987 妙高村教育委員会 中古遺跡 新潟県中頸城郡妙高村中古遺跡報告書 妙高村教育委員会 1987 妙高高原町教育委員会 妙高高原町文化財調査報告書第2集 薬師如来像特集 妙高高原町教育委員会 1988 妙高高原町教育委員会 妙高高原町文化財調査報告書第4集 笹ガ峰の木地師 妙高高原町教育委員会 1988 新井市教育委員会 杉明遺跡発掘調査報告書 新井市教育委員会 1989 新井市教育委員会 平成元年度新井市遺跡確認調査報告書 松山A遺跡 三本 新井市教育委員会 木新田 原通古墳群 1990 新井市教育委員会 平成2年度 新井市遺跡確認調査報告書 諏訪窯跡 松山B 新井市教育委員会 遺跡 坪ノ内舘跡 1991 妙高村教育委員会 上ッ平遺跡発掘調査概況報告書 妙高村教育委員会 1992 妙高村教育委員会 柿ノ木町遺跡 図録 妙高村教育委員会 1992 新井市教育委員会 平成3年度新井市遺跡確認調査報告書 新井市教育委員会 1992 新井市教育委員会 平成4年度新井市遺跡確認調査報告書 新井市教育委員会 1993 妙高村教育委員会 道添遺跡 妙高村教育委員会 1994 妙高村教育委員会 No2上ッ平遺跡 図録 妙高村教育委員会 1995 新井市教育委員会 平成6年度新井市遺跡確認調査報告書 新井市教育委員会 1995 妙高村教育委員会 道添遺跡 II 妙高村教育委員会 1995 新井市教育委員会 平成7年度新井市遺跡確認調査報告書 新井市教育委員会 1996 新井市教育委員会 1982

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区分 ③ 個別の 詳細調査 報告書 編著者 書籍名 発行者 発行年 新井市教育委員会 猪野山城跡発掘調査報告書 新井市教育委員会 1997 妙高村教育委員会 葎生遺跡 妙高村県営圃場整備事業に関連する発掘調査報 妙高村教育委員会 告書 1997 新井市教育委員会 平成9年度新井市遺跡確認調査報告書 西条城跡・船岡山 地区・中川地区・西俣遺跡 新井市教育委員会 1998 小島正巳・早津賢二 新井市南部山間地域の遺跡分布 新井市教育委員会 1998 新井市教育委員会 平成11年度新井市遺跡確認調査報告書 上寺遺跡・観音平 新井市教育委員会 古墳群・西俣1号墳・田中前2遺跡 2000 妙高高原町教育委員会 関川関所跡発掘調査会 妙高高原町文化財調査報告書第11集 北国街道関川関所 跡 妙高高原町教育委員会 関川関所跡発掘調査会 2000 新井市教育委員会 平成12年度新井市遺跡確認調査報告書 新井市教育委員会 2001 新井市教育委員会 平丸スゲ細工-I 新井市教育委員会 2002~2003 新井市教育委員会 平成13年度新井市遺跡確認調査報告書 新井市教育委員会 2002 新井市教育委員会 栗原遺跡 第12次・第13次発掘調査報告書 新井市教育委員会 2002 新井市教育委員会 斐太歴史の里調査団 斐太歴史の里確認調査概要報告書 観音平1号墳・4号墳・ 矢代山地区 新井市教育委員会 斐太歴史の里調査団 2002 新井市教育委員会 田中前2遺跡発掘調査概要報告書 新井市教育委員会 2002 新井市教育委員会 斐太歴史の里調査団 斐太歴史の里確認調査概要報告書Ⅱ 観音平1号墳・斐太 遺跡矢代山B地区 新井市教育委員会 斐太歴史の里調査団 2003 新井市教育委員会 玉縄手遺跡 宅地造成事業に伴う発掘調査報告書 新井市教育委員会 2003 新井市教育委員会 斐太歴史の里調査団 斐太歴史の里確認調査報告書Ⅰ 新井市教育委員会 斐太歴史の里調査団 2005 新井市教育委員会 斐太歴史の里調査団 斐太歴史の里確認調査概要報告書Ⅲ 鮫ヶ尾城跡 新井市教育委員会 斐太歴史の里調査団 2005 妙高市教育委員会 仮山伏保存会 関山神社火祭り調査報告書―仮山伏の棒使い・柱松引きを 中心として― 妙高市教育委員会 仮山伏保存会 2006 妙高市教育委員会 斐太歴史の里確認調査報告書Ⅱ 妙高市教育委員会 2006 妙高市教育委員会 平成14・15・16・17年度 妙高市・旧新井市遺跡確認調査報 告書 妙高市教育委員会 2007 妙高市教育委員会 妙高山雲上寺宝蔵院日記 第一巻 妙高市 2008 妙高市教育委員会 吹上遺跡 ―主要地方道上越新井線道路改築事業に伴う発 妙高市教育委員会 掘調査報告書 2008 妙高市教育委員会 斐太歴史の里確認調査報告書Ⅲ 妙高市教育委員会 2008 妙高市教育委員会 妙高山雲上寺宝蔵院日記 第二巻 妙高市 2009 妙高市教育委員会 田中前2遺跡 西俣古墳群2号墳 ―市道国賀北条線道路 改良工事に伴う発掘調査報告書― 妙高市教育委員会 2009 妙高市教育委員会 斐太歴史の里確認調査概要報告書Ⅳ 鮫ヶ尾城跡・駒屋遺 跡 妙高市教育委員会 2009 妙高市教育委員会 関山神社の仏像 関山神社仏像調査報告書 妙高市教育委員会 2010 妙高市教育委員会 関山宝蔵院跡測量調査報告書 妙高市教育委員会 2010 妙高市教育委員会 妙高山雲上寺宝蔵院日記 第三巻 妙高市 2011

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【有形文化財】 計439件 ●:現地調査対象 番号 種別 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 建-1 建造物 社寺 延命地蔵尊 新井市 新井 上町 新井 建-2 建造物 社寺 市神社 新井市 新井 ●中町 新井 建-3 建造物 社寺 極生寺 新井市 新井 中町 新井 建-4 建造物 社寺 新井別院 新井市 新井 ●下町 新井 建-5 建造物 社寺 聞称寺 新井市 新井 下町 新井 建-6 建造物 社寺 願楽寺 新井市 新井 下町 新井 建-7 建造物 社寺 照光寺 新井市 新井 下町 新井 建-8 建造物 社寺 地蔵院 新井市 新井 白山町 新井 建-9 建造物 社寺 白山神社 新井市 新井 白山町、旧新井村村社 新井 建-10 建造物 社寺 雁田神社 新井市 新井 白山町、白山神社境内 新井 建-11 建造物 社寺 八幡宮 新井市 石塚 建-12 建造物 社寺 康源寺 新井市 石塚 ● 新井 建-13 建造物 社寺 加茂神社 新井市 小出雲 旧小出雲村村社 新井 建-14 建造物 社寺 照光寺 新井市 小出雲 新井 建-15 建造物 社寺 光蓮寺 新井市 小出雲 新井 建-16 建造物 社寺 興雲寺 新井市 小出雲 新井 建-17 建造物 社寺 加茂川原稲荷神社 新井市 小出雲 田町 新井 建-18 建造物 社寺 良明寺 新井市 小出雲 田町 新井 建-19 建造物 社寺 秋葉神社 新井市 小出雲 横町 新井 建-20 建造物 社寺 釈迦堂 新井市 小出雲 平成26年解体 新井 建-21 建造物 社寺 速念寺 新井市 高柳 ● 新井 建-22 建造物 社寺 四社神社 新井市 高柳 新井 建-23 建造物 社寺 諏訪神社・神明神社 新井市 美守 新井 建-24 建造物 社寺 善照寺 新井市 美守 新井 建-25 建造物 社寺 四社神社 新井市 二子島 関川町 新井 建-26 建造物 社寺 円長寺 新井市 上百々 ● 和田 建-27 建造物 社寺 諏訪神社 新井市 上百々 和田 建-28 建造物 社寺 白山神社 新井市 栗原 和田 建-29 建造物 社寺 光源寺 新井市 栗原 和田 建-30 建造物 社寺 八幡神社・諏訪社 新井市 国賀 和田 建-31 建造物 社寺 八幡神社 新井市 月岡 和田 建-32 建造物 社寺 広建寺 新井市 広島 建-33 建造物 社寺 五社神社 新井市 広島 和田 建-34 建造物 社寺 諏訪神社 新井市 柳井田 和田 建-35 建造物 社寺 得法寺 新井市 青田 斐太 建-36 建造物 社寺 熱田神社 新井市 青田 斐太 建-37 建造物 社寺 熊野社 新井市 五日市 斐太 建-38 建造物 社寺 虚空蔵菩薩 新井市 五日市 斐太 建-39 建造物 社寺 常円寺 新井市 猪野山 斐太 建-40 建造物 社寺 八坂神社 新井市 猪野山 斐太 建-41 建造物 社寺 勝福寺 新井市 乙吉 斐太 建-42 建造物 社寺 八幡神社・諏訪社・神明社 新井市 小丸山新田 斐太 新井 ● 和田

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番号 種別 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 建-43 建造物 社寺 摩尼王寺 新井市 十日市 斐太 建-44 建造物 社寺 浄善寺 新井市 飛田 斐太 建-45 建造物 社寺 円了寺 新井市 長森 斐太 建-46 建造物 社寺 唯念寺 新井市 長森 斐太 建-47 建造物 社寺 八幡社 新井市 長森 斐太 建-48 建造物 社寺 春日神社 新井市 長森 斐太 建-49 建造物 社寺 諏訪社 新井市 梨木 斐太 建-50 建造物 社寺 正行寺 新井市 藤塚新田 斐太 建-51 建造物 社寺 敬覚寺 新井市 三ツ俣 建-52 建造物 社寺 延喜式内斐太神社 新井市 宮内 建-53 建造物 社寺 宗顕寺 新井市 上新保 水上 建-54 建造物 社寺 西岸寺 新井市 川上 水上 建-55 建造物 社寺 医薬社 新井市 北条 水上 建-56 建造物 社寺 八幡社 新井市 西条 水上 建-57 建造物 社寺 長泉寺 新井市 北条 水上 建-58 建造物 社寺 専念寺 新井市 吉木 建-59 建造物 社寺 善性寺 新井市 吉木 水上 建-60 建造物 社寺 慶楽寺 新井市 吉木 水上 建-61 建造物 社寺 勝徳寺 新井市 吉木 建-62 建造物 社寺 日吉神社 新井市 吉木 建-63 建造物 社寺 八幡社 新井市 上中 矢代 建-64 建造物 社寺 円常寺 新井市 窪松原 矢代 建-65 建造物 社寺 諏訪神社 新井市 窪松原 矢代 建-66 建造物 社寺 荒神社 新井市 志 矢代 建-67 建造物 社寺 八坂神社 新井市 三本木新田 矢代 建-68 建造物 社寺 瑞泉寺 新井市 志 矢代 建-69 建造物 社寺 遠見寺 新井市 志 矢代 建-70 建造物 社寺 霊山寺 新井市 両善寺 矢代 建-71 建造物 社寺 霊山神社 新井市 両善寺 矢代 建-72 建造物 社寺 菓成寺 新井市 上堀之内 鳥坂 建-73 建造物 社寺 諏訪神社 新井市 中宿 鳥坂 建-74 建造物 社寺 願生寺 新井市 除戸 鳥坂 建-75 建造物 社寺 天皇神社 新井市 除戸 鳥坂 建-76 建造物 社寺 正念寺 新井市 姫川原 鳥坂 建-77 建造物 社寺 八幡神社 新井市 姫川原 鳥坂 建-78 建造物 社寺 三社神社 新井市 大貝 泉 建-79 建造物 社寺 聞称寺 新井市 大貝 泉 建-80 建造物 社寺 専了寺 新井市 上馬場 泉 建-81 建造物 社寺 善妙寺 新井市 大濁 水原 建-82 建造物 社寺 円光寺 新井市 上小沢 水原 建-83 建造物 社寺 了願寺 新井市 小濁 水原 建-84 建造物 社寺 光照寺 新井市 長沢 建-85 建造物 社寺 八王子神社 新井市 長沢 上郷 建-86 建造物 社寺 浄円寺 新井市 東関 上郷 建-87 建造物 社寺 諏訪社 新井市 上平丸 平丸 建-88 建造物 社寺 神明神社 新井市 大原新田 原通 建-89 建造物 社寺 道因寺 新井市 大原新田 原通 斐太 旧大崎郷郷社 ● 斐太 水上 水上 ● 十王堂 水上 上郷

131.

番号 種別 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 建-90 建造物 社寺 埴山神社 妙高村 岡新田 原通 建-91 建造物 社寺 薬師堂 妙高村 寺尾 原通 建-92 建造物 社寺 円光寺 妙高村 田中新田 原通 建-93 建造物 社寺 正善寺 妙高村 花房 原通 建-94 建造物 社寺 大天社 妙高村 葎生 原通 建-95 建造物 社寺 逢龍寺 妙高村 大鹿 建-96 建造物 社寺 大鹿神社 妙高村 大鹿 ● 大鹿 建-97 建造物 社寺 庚申堂 妙高村 大鹿 ● 大鹿 建-98 建造物 社寺 真宗寺 妙高村 樽本 豊葦 建-99 建造物 社寺 神明社 妙高村 樽本 豊葦 建-100 建造物 社寺 神明社 妙高村 樽本 豊葦 建-101 建造物 社寺 諏訪社 妙高村 樽本 豊葦 建-102 建造物 社寺 神明社 妙高村 樽本 豊葦 建-103 建造物 社寺 弥彦神社(斑尾神社) 妙高村 樽本 豊葦 建-104 建造物 社寺 浄光寺 妙高村 土路 豊葦 建-105 建造物 社寺 諏訪社 妙高村 土路 豊葦 建-106 建造物 社寺 浄厳寺 妙高村 桶海 関山 建-107 建造物 社寺 諏訪社 妙高村 桶海 関山 建-108 建造物 社寺 興善寺 妙高村 関山 建-109 建造物 社寺 慈雲寺 妙高村 関山 建-110 建造物 社寺 宝海寺 妙高村 関山 建-111 建築物 社寺 関山神社 妙高村 関山 建-112 建造物 社寺 薬師堂 妙高村 関山 建-113 建造物 社寺 秋葉神社 妙高村 関山 建-114 建造物 社寺 関温泉の姥堂 妙高村 関山 中に神像2体 関山 建-115 建造物 社寺 十二神社(山の神) 妙高村 関山 横町、3月9日ヤマノカミの神事 関山 建-116 建造物 社寺 妙高堂 妙高村 関山 関山 建-117 建造物 社寺 真海寺 妙高村 大谷 名香山 建-118 建造物 社寺 聞称寺 妙高村 大谷 名香山 建-119 建造物 社寺 春日神社 妙高村 大谷 建-120 建造物 社寺 春日神社 妙高村 大谷 建-121 建造物 社寺 薬師堂 妙高高原町 赤倉 名香山 建-122 建造物 社寺 毘沙門堂 妙高高原町 赤倉 名香山 建-123 建造物 社寺 岸王寺 妙高高原町 赤倉 建-124 建造物 社寺 大山祇神社 妙高高原町 赤倉 名香山 建-125 建造物 社寺 三社権現神社 妙高高原町 赤倉 名香山 建-126 建造物 社寺 神明社 妙高高原町 兼俣 名香山 建-127 建造物 社寺 神明神社 妙高高原町 毛祝坂 名香山 建-128 建造物 社寺 聖徳太子堂 妙高高原町 関川 名香山 建-129 建造物 社寺 浄善寺 妙高高原町 関川 名香山 建-130 建造物 社寺 天神社(上町) 妙高高原町 関川 名香山 建-131 建造物 社寺 天神社(下町) 妙高高原町 関川 建-132 建造物 社寺 八幡宮 妙高高原町 関川 名香山 建-133 建造物 社寺 親鸞聖人御堂 妙高高原町 関川 名香山 建-134 建造物 社寺 スキー神社 妙高高原町 田口 建-135 建造物 社寺 春日社 妙高高原町 蔵々 名香山 建-136 建造物 社寺 諏訪神社・神明神社 妙高高原町 田切 名香山 大鹿 関山 ● 関山 関山 ●旧新潟県県社 関山 関山 関山 名香山 大久保 廃寺 境内の大杉は国の天然記念物 ● 名香山 名香山 名香山 名香山

132.

番号 種別 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 建-137 建造物 社寺 高原神社 妙高高原町 田切 建-138 建造物 社寺 白滝稲荷神社 妙高高原町 田切 新赤倉 名香山 名香山 建-139 建造物 社寺 徳成寺 妙高高原町 田口 名香山 建-140 建造物 社寺 神明社 妙高高原町 田口 名香山 建-141 建造物 社寺 西蓮寺 妙高高原町 二俣 名香山 建-142 建造物 社寺 神明神社 妙高高原町 二俣 名香山 建-143 建造物 社寺 昭徳稲荷神社 妙高高原町 二俣 建-144 建造物 社寺 速念寺支坊 妙高高原町 杉野沢 建-145 建造物 社寺 八幡宮 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 建-146 建造物 社寺 太子堂 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 建-147 建造物 社寺 稲荷社 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 建-148 建造物 社寺 薬師堂 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 建-149 建造物 宗教建築 妙高高原教会 妙高高原町 関川 名香山 建-150 建造物 宗教建築 妙高カトリック教会 妙高高原町 田口 建-151 建造物 民家 太田家住宅 妙高村 坂口新田 ●旧坂口新田庄屋 建-152 建造物 民家 清水山荘 妙高高原町 赤倉 ●茅葺民家 建-153 建造物 町家 横山たばこ店 新井市 新井 ●中町 新井 建-154 建造物 町家 尾崎板金工業 新井市 新井 ●中町 新井 建-155 建造物 町家 むろや家具本店 新井市 新井 ●中町 新井 建-156 建造物 近代建築 君の井酒造 新井市 新井 ●下町 新井 石塚 ● 新井 名香山 廃寺 杉野沢 名香山 関山 名香山 建-157 建造物 近代建築 ダイセル化学工業新井工場 新井市 第一クラブ 建-158 建造物 近代建築 鮎正宗酒造 新井市 猿橋 建-159 建造物 近代建築 細川侯爵別荘 妙高高原町 赤倉 ● 名香山 建-160 建造物 近代建築 赤倉観光ホテル 妙高高原町 田切 ●新赤倉、昭和12年創業、昭和41年再建 名香山 建-161 建造物 近代化遺産 藤塚五日市用水堰 新井市 長森 建-162 建造物 近代化遺産 川上繰穴隧道(トンネル) 新井市 川上 ●世界かんがい施設遺産 水上 建-163 建造物 近代化遺産 上江用水余水吐けゲート 新井市 川上 ●世界かんがい施設遺産 水上 建-164 建造物 近代化遺産 上江用水板倉調整池 新井市 川上 ●世界かんがい施設遺産 水上 建-165 建造物 近代化遺産 上江用水記念公園 新井市 川上 ●旧上江用水取入口(復元) 水上 建-166 建造物 近代化遺産 矢代川第一、二、三発電所 新井市 西菅沼新田 建-167 建造物 近代化遺産 万内川一号堰堤 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-168 建造物 近代化遺産 万内川三号堰堤 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-169 建造物 近代化遺産 万内川四号堰堤 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-170 建造物 近代化遺産 万内川六号堰堤 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-171 建造物 近代化遺産 万内川七号及び八号堰堤 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-172 建造物 近代化遺産 万内川十号堰堤 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-173 建造物 近代化遺産 万内川十一号堰堤 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-174 建造物 近代化遺産 万内川十二号堰堤 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-175 建造物 近代化遺産 万内川十三号堰堤 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-176 建造物 近代化遺産 万内川十四号堰堤 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-177 建造物 近代化遺産 日影沢一号床固工 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-178 建造物 近代化遺産 日影沢中流域床固工 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-179 建造物 近代化遺産 日影沢上流域床固工 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-180 建造物 近代化遺産 クズレ沢斜路工 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-181 建造物 近代化遺産 西野谷用水路 新井市 西野谷 国の登録有形文化財(H15) 矢代 建-182 建造物 近代化遺産 鳥坂発電所 新井市 上堀之内 ● 鳥坂 上郷 斐太 矢代

133.

番号 種別 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 建-183 建造物 近代化遺産 よしはち池 新井市 上小沢 建-184 建造物 近代化遺産 下平丸堰四か所 新井市 下平丸 ●明治34~35年 農業用水池 水原 建-185 建造物 近代化遺産 旧関山駅ホーム 妙高村 関山 明治19年、プラットホーム 関山 建-186 建造物 近代化遺産 関山発電所 妙高村 関山 ●1926(大正15).3 運用開始 関山 建-187 建造物 近代化遺産 関山調整池 妙高村 関山 建-188 建造物 近代化遺産 大谷第一発電所 妙高村 大谷 大正期 名香山 建-189 建造物 近代化遺産 大谷第二発電所 妙高村 大谷 昭和期 名香山 建-190 建造物 近代化遺産 関川発電所 妙高高原町 関川 ●1917(大正6).3 運用開始 名香山 建-191 建造物 近代化遺産 蔵々発電所 妙高高原町 蔵々 ● 名香山 建-192 建造物 近代化遺産 大田切川拱渠 妙高高原町 田切 ● 名香山 建-193 建造物 近代化遺産 田口発電所 妙高高原町 田口 ●1924(大正13).11 運用開始 名香山 建-194 建造物 近代化遺産 中央電気工業レンガ工場 妙高高原町 田口 ●大正7年(1918) 名香山 建-195 建造物 近代化遺産 杉野沢発電所 妙高高原町 杉野沢 ●1919(大正8).5 運用開始 杉野沢 建-196 建造物 近代化遺産 西野発電所のインクライン 妙高高原町 杉野沢 建-197 建造物 近代化遺産 笹ヶ峰ダム(乙見湖) 妙高高原町 杉野沢 ●笹ヶ峰共同貯水池 建-198 建造物 その他 石橋 新井市 新井 中町、極楽川 建-199 建造物 その他 防空壕 妙高村 岡新田 建-200 建造物 その他 岡倉天心六角堂 妙高高原町 赤倉 建-201 建造物 その他 赤倉山荘 妙高高原町 赤倉 名香山 建-202 建造物 その他 京大ヒュッテ 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 建-203 建造物 その他 高谷池ヒュッテ 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 建-204 建造物 その他 黒沢池ヒュッテ 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 絵-1 美術工芸品 絵画 森蘭斎屏風 新井市 新井 妙高市所蔵、妙高市指定文化財(H4) 新井 絵-2 美術工芸品 絵画 森蘭斎屏風(墨画) 新井市 新井 妙高市所蔵 新井 絵-3 美術工芸品 絵画 涅槃絵 妙高村 寺尾 掛け軸 原通 絵-4 美術工芸品 絵画 曼荼羅 妙高村 関山 絵-5 美術工芸品 絵画 竹田玉斎画 妙高高原 杉野沢 彫-1 美術工芸品 彫刻 石造六地蔵尊 新井市 新井 彫-2 美術工芸品 彫刻 照光寺本堂欄間彫刻 新井市 小出雲 彫-3 美術工芸品 彫刻 銅造大日如来懸仏 新井市 高柳 四社神社、妙高市指定文化財(S49) 新井 彫-4 美術工芸品 彫刻 鼻取り地蔵尊 新井市 栗原 不動堂 和田 彫-5 美術工芸品 彫刻 石造地蔵菩薩像 新井市 広島 五社神社、妙高市指定文化財(S50) 和田 彫-6 美術工芸品 彫刻 五社神社本殿御神体 新井市 広島 五社神社、妙高市指定文化財(S50) 和田 彫-7 美術工芸品 彫刻 延命地蔵尊 新井市 乙吉 大ケヤキの地蔵清水 斐太 斐太 平丸 関山 杉野沢 杉野沢 新井 原通 ● 名香山 関山 杉野沢 白山町、地蔵院前 新井 新井 彫-8 美術工芸品 彫刻 銅造観音菩薩像 新井市 十日市 摩尼王寺、伝観音菩薩像/妙高市指定文化財 (S50) 彫-9 美術工芸品 彫刻 銅造善光寺仏 新井市 雪森 勢至菩薩像、妙高市指定文化財(S49) 斐太 彫-10 美術工芸品 彫刻 川上天上薬師尊 新井市 川上 川上薬師本尊 水上 彫-11 美術工芸品 彫刻 一本松の石仏 新井市 川上 彫-12 美術工芸品 彫刻 長泉寺石仏 新井市 北条 医薬社本尊 水上 彫-13 美術工芸品 彫刻 専念寺大玄関彫刻 新井市 吉木 ●欄間彫刻 水上 彫-14 美術工芸品 彫刻 御神体 新井市 東志 彫-15 美術工芸品 彫刻 石造大日如来像 新井市 上堀之内 菓成寺、妙高市指定文化財(S49) 鳥坂 彫-16 美術工芸品 彫刻 木彫方便法身尊像 新井市 中宿 誓願寺、妙高市指定文化財(S49) 鳥坂 彫-17 美術工芸品 彫刻 石造薬師如来像 新井市 姫川原 卯ノ花薬師、妙高市指定文化財(S49) 鳥坂 彫-18 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 新井市 姫川原 嘉永元年(1848) 鳥坂 水上 矢代

134.

番号 種別 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 彫-19 美術工芸品 彫刻 木造もぐさ観音 新井市 下平丸 彫-20 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高村 上中村新田 石造 下平丸、妙高市指定文化財(S53) 原通 彫-21 美術工芸品 彫刻 寺尾薬師如来 妙高村 寺尾 原通 彫-22 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高村 花房 彫-23 美術工芸品 彫刻 弘法大師像 妙高村 葎生 彫-24 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高村 葎生 石造 原通 彫-25 美術工芸品 彫刻 鉄製十一面観音懸仏 妙高村 大鹿 逢龍寺、妙高市指定文化財(S51) 大鹿 彫-26 美術工芸品 彫刻 金銅十一面観音坐像懸仏 妙高村 大鹿 大鹿神社 大鹿 彫-27 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高村 大鹿 石造 大鹿 彫-28 美術工芸品 彫刻 もぐさ観音 妙高村 大鹿 石造 大鹿 彫-29 美術工芸品 彫刻 もぐさ観音 妙高村 樽本 石造 豊葦 彫-30 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高村 坂口新田 石造 関山 彫-31 美術工芸品 彫刻 銅造菩薩立像 妙高村 関山 関山神社、国指定文化財(H21) 関山 彫-32 美術工芸品 彫刻 関山石仏群 附 仏足石 妙高村 関山 県指定文化財(S55) 石仏35体、仏足石1基 関山 関山 石造 平丸 原通 原通 彫-33 美術工芸品 彫刻 銅造阿弥陀如来立像 妙高村 関山 関山神社、妙高三尊阿弥陀如来立像(善光寺式 三尊像)の中尊、県指定文化財(S50) 彫-34 美術工芸品 彫刻 阿弥陀三尊脇侍像 妙高村 関山 関山神社、妙高三尊阿弥陀如来立像(善光寺式 三尊像)の脇侍像、妙高市指定文化財(S50) 関山 彫-35 美術工芸品 彫刻 十一面観世音菩薩像 妙高村 関山 関山神社、妙高市指定文化財(S50) 関山 彫-36 美術工芸品 彫刻 文殊菩薩像 妙高村 関山 関山神社、妙高市指定文化財(S50) 関山 彫-37 美術工芸品 彫刻 仏手 妙高村 関山 関山神社、妙高市指定文化財(S50) 関山 彫-38 美術工芸品 彫刻 亀石 妙高村 関山 関山神社、妙高市指定文化財(S50) 関山 彫-39 美術工芸品 彫刻 奪衣婆像 妙高村 関山 関山神社妙高堂 関山 彫-40 美術工芸品 彫刻 天狗像 妙高村 関山 関山神社妙高堂 関山 彫-41 美術工芸品 彫刻 室町期の板碑と石仏 妙高村 関山 彫-42 美術工芸品 彫刻 弘法大師像 妙高村 関山 彫-43 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高村 関山 石造 関山 彫-44 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高村 関山 石造 関山 彫-45 美術工芸品 彫刻 関温泉の薬師像 妙高村 関山 薬師堂 関山 彫-46 美術工芸品 彫刻 燕温泉の薬師像 妙高村 関山 薬師堂 関山 彫-47 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高村 関山 石造 関山 彫-48 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高村 関山 石造 関山 彫-49 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高村 桶海 石造 彫-50 美術工芸品 彫刻 薬師如来立像 妙高高原町 赤倉 赤倉薬師、赤倉区/妙高市指定文化財(S55) 名香山 彫-51 美術工芸品 彫刻 毘沙門天像 妙高高原町 赤倉 赤倉区、妙高市指定文化財(S55) 名香山 彫-52 美術工芸品 彫刻 岡倉天心像 妙高高原町 赤倉 平櫛田中作 名香山 彫-53 美術工芸品 彫刻 薬師如来座像(妙高薬師) 妙高高原町 関川 関川星野公園地内、妙高市指定文化財(S51) 名香山 彫-54 美術工芸品 彫刻 馬頭観音 妙高高原町 田切 石造 名香山 彫-55 美術工芸品 彫刻 善光寺様式三尊薬師如来立 妙高高原町 像及び中尊台 杉野沢 妙高市指定文化財(S51) 杉野沢 彫-56 美術工芸品 彫刻 山の神 妙高高原町 杉野沢 石造 杉野沢 工-1 美術工芸品 工芸品 脇差(銘広正) 新井市 新井 妙高市指定文化財(H21) 新井 工-2 美術工芸品 工芸品 新井別院梵鐘 新井市 新井 新井別院、妙高市指定文化財(H21) 新井 工-3 美術工芸品 工芸品 関山神社龍旗 妙高村 関山 関山神社、妙高市指定文化財(S50) 関山 工-4 美術工芸品 工芸品 裸形上人位牌 妙高村 関山 関山 工-5 美術工芸品 工芸品 関山宝蔵院歴代院主位牌 妙高村 関山 関山 工-6 美術工芸品 工芸品 青磁碗 妙高村 関山 関山 工-7 美術工芸品 工芸品 鰐口 妙高高原町 赤倉 関山 関山 ●妙高市指定文化財(S55) 関山 名香山

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番号 種別 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 工-8 美術工芸品 工芸品 打ち鳴らしの鐘 妙高高原町 赤倉 ●妙高市指定文化財(S55) 名香山 書-1 美術工芸品 書跡 十二光仏名号本尊 新井市 小出雲 照光寺、県指定文化財(S38)、中世 書-2 美術工芸品 書跡 六字名号本尊 新井市 除戸 典-1 美術工芸品 典籍 梅供養 新井市 吉木 典-2 美術工芸品 典籍 御文 新井市 除戸 古-1 美術工芸品 古文書 石器譜 新井市 新井 妙高市所蔵、江戸寛政期 新井 古-2 美術工芸品 古文書 金子家文書 新井市 新井 妙高市寄託 妙高市指定文化財(H14) 新井 古-3 美術工芸品 古文書 岩佐家文書 新井市 美守 妙高市所蔵 新井 古-4 美術工芸品 古文書 饒村家文書 新井市 国賀 妙高市所蔵 和田 古-5 美術工芸品 古文書 鹿住家文書 新井市 飛田 妙高市寄託 斐太 古-6 美術工芸品 古文書 太田家文書 新井市 籠町 妙高市寄託 斐太 古-7 美術工芸品 古文書 薬師如来由緒書 新井市 川上 水上 古-8 美術工芸品 古文書 御文 新井市 西条 水上 古-9 美術工芸品 古文書 高城家文書 新井市 吉木 妙高市所蔵 水上 古-10 美術工芸品 古文書 丸山家文書 新井市 西野谷 妙高市寄託 矢代 古-11 美術工芸品 古文書 岡田家文書 新井市 東志 妙高市所蔵 矢代 古-12 美術工芸品 古文書 吉越家文書 新井市 姫川原 妙高市寄託 鳥坂 古-13 美術工芸品 古文書 後藤家文書 妙高村 桶梅 古-14 美術工芸品 古文書 関山家文書 妙高村 関山 妙高市所蔵、県指定文化財(H26) 関山 関山 新井 鳥坂 俳書 水上 鳥坂 関山 古-15 美術工芸品 古文書 宝蔵院文書「宝蔵院日記」 妙高村 関山 妙高市所蔵、村越家文書、妙高市指定文化財 (H16) 古-16 美術工芸品 古文書 越後国関山温泉略絵図 妙高村 関山 木版 関山 古-17 美術工芸品 古文書 燕鉱泉全図 妙高村 関山 木版 関山 古-18 美術工芸品 古文書 「端言」「温泉主治」「燕温泉 妙高村 の景」 関山 木版 関山 古-19 美術工芸品 古文書 妙高山如来の護符 妙高村 関山 木版 関山 古-20 美術工芸品 古文書 村越家文書 妙高村 関山 妙高市所蔵 関山 古-21 美術工芸品 古文書 太田家文書 妙高村 坂口新田 妙高市所蔵 古-22 美術工芸品 古文書 岡倉天心の書簡 妙高高原町 赤倉 古-23 美術工芸品 古文書 畑山家文書 妙高高原町 二俣 古-24 美術工芸品 古文書 信越国境山論絵図 考-1 美術工芸品 考古資料 宮ノ本遺跡出土 二面硯 新井市 高柳 考-2 美術工芸品 考古資料 前田の渡来銭 新井市 高柳 関山 名香山 妙高市寄託 名香山 市内各所に所在 妙高市所蔵、妙高市指定文化財(H15) 新井 新井 考-3 美術工芸品 考古資料 宮ノ本遺跡出土品 新井市 高柳 奈良・平安・・・墨書土器:大量、ニ面硯、石帯 中世・・・土師器皿、渡来銭、珠洲焼、五輪塔 考-4 美術工芸品 考古資料 堂城遺跡出土品 新井市 高柳 土師器、銅像仏1躰、五輪塔 新井 考-5 美術工芸品 考古資料 馬場遺跡出土品 新井市 高柳 土師器 新井 考-6 美術工芸品 考古資料 松山A遺跡出土品 新井市 小出雲 縄文土器、土偶、石器類(石斧・石鏃等) 新井 考-7 美術工芸品 考古資料 松山B遺跡出土品 新井市 小出雲 縄文土器 新井 考-8 美術工芸品 考古資料 杉明遺跡出土品 新井市 栗原 土師器、銅鏡片 和田 和田 新井 考-9 美術工芸品 考古資料 栗原遺跡出土品 新井市 栗原 瓦、円面硯、銅製帯金具、墨書土器(「郡」「柴原 偕伎日」)、須恵器、土師器 考-10 美術工芸品 考古資料 玉縄手遺跡出土品 新井市 国賀 土師器 和田 考-11 美術工芸品 考古資料 上百々遺跡出土品 新井市 上百々 弥生土器、土師器 和田 考-12 美術工芸品 考古資料 倉田遺跡出土品 新井市 上百々 土師器、須恵器、瓦、円面硯 和田 考-13 美術工芸品 考古資料 東沖遺跡出土品 新井市 柳井田 須恵器、灰釉陶器、緑釉陶器 和田 考-14 美術工芸品 考古資料 岡崎新田遺跡出土品 新井市 岡崎新田 土師器、鉄滓、フイゴ羽口 斐太

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番号 種別 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 考-15 美術工芸品 考古資料 くつがた密教法具 新井市 籠町 考-16 美術工芸品 考古資料 天神堂古墳群出土品 新井市 籠町 妙高市所蔵、妙高市指定文化財(H3) 斐太 考-17 美術工芸品 考古資料 梨ノ木古墳群1号墳(万五郎 新井市 古墳)出土品 梨木 須恵器、土師器、管玉 斐太 考-18 美術工芸品 考古資料 鮫ヶ尾城跡出土品 新井市 宮内他 妙高市所蔵、妙高市指定文化財(H21) 中世陶磁器類(青花・青磁・白磁・瀬戸美濃・珠 洲・越前等)、炭化米ブロック、つぶて石、鉄釘 斐太 考-19 美術工芸品 考古資料 立ノ内館跡出土品 新井市 乙吉 陶磁器ほか 斐太 考-20 美術工芸品 考古資料 観音平古墳群・墳丘墓群出 新井市 土品 宮内 弥生土器 斐太 考-21 美術工芸品 考古資料 斐太遺跡矢代山B地区出土 新井市 品 宮内 弥生土器、石製品、鉄鏃 斐太 考-22 美術工芸品 考古資料 矢代山墳丘墓群出土品 新井市 宮内 弥生土器 斐太 考-23 美術工芸品 考古資料 矢代山墳丘墓群(C支群)出 新井市 土品 宮内 弥生土器 斐太 考-24 美術工芸品 考古資料 諏訪窯跡出土品 新井市 三ッ俣 須恵器 斐太 考-25 美術工芸品 考古資料 駒屋遺跡出土品 新井市 神宮寺 五輪塔、弥生土器、土師器、須恵器 斐太 考-26 美術工芸品 考古資料 吹上遺跡出土品 新井市 青田 弥生土器 斐太 斐太 考-27 美術工芸品 考古資料 谷内林古墳群1号墳出土品 新井市 直刀片13点、直刀に伴う金銅製品、滑石製小玉 谷内林新田 2点、ガラス小玉68点、耳環(銀環)2点 須恵器杯・蓋・高杯・長頸壺 考-28 美術工芸品 考古資料 猪野山城跡出土品 新井市 猪野山 土師器、珠洲系陶器、銅像仏1躰 斐太 考-29 美術工芸品 考古資料 坪ノ内館跡出土品 新井市 長森 中国製陶磁器、国産土師質土器、焼壁 斐太 水上 斐太 考-30 美術工芸品 考古資料 西俣古墳群1号墳出土品 西俣古墳群2号墳出土品 新井市 妙高市所蔵、妙高市指定文化財(H21) 大刀:2点、小刀:3点、刀子:14点以上、鉄族:17 点以上、弓金具:4点、鉄斧:1点、耳環:4点、ガ 吉木、北条 ラス小玉:30点以上、須恵器提瓶:2点、須恵器 杯:1点、須恵器高杯:1点、黒色土師器高杯:2 点 考-31 美術工芸品 考古資料 萩清水遺跡出土品 新井市 三本木新田 縄文土器、石器、土製耳飾ほか 矢代 考-32 美術工芸品 考古資料 上寺遺跡出土品 新井市 両善寺 土師器、須恵器、灰釉陶器、緑釉陶器 矢代 考-33 美術工芸品 考古資料 久保田経塚出土品 新井市 姫川原 経石:170個 鳥坂 縄文土器、土偶、石器(石斧、石皿、磨石、凹石 等) 考-34 美術工芸品 考古資料 大貝遺跡出土品 新井市 大貝 考-35 美術工芸品 考古資料 稲荷神社境内の石棒 妙高村 上中村新田 縄文後期 原通 考-36 美術工芸品 考古資料 上ッ平遺跡出土品 妙高村 花房 原通 考-37 美術工芸品 考古資料 柿ノ木町遺跡出土品 妙高村 東四ッ屋新 縄文土器、石斧、石鏃、釣り針型石器 田 原通 考-38 美術工芸品 考古資料 道添遺跡出土品 妙高村 東四ッ屋新 縄文土器、ヒスイ大珠、石器類(石鏃、石匙、石 田 斧) 原通 考-39 美術工芸品 考古資料 葎生遺跡出土品 妙高村 葎生 縄文土器、土偶、土錘、土製耳飾、石棒、石鏃、 石錐 原通 考-40 美術工芸品 考古資料 中古遺跡出土品 妙高村 大鹿 縄文土器、石器 大鹿 考-41 美術工芸品 考古資料 廃寺跡出土の焼け柱 妙高村 関山 妙高小学校所蔵 関山 考-42 美術工芸品 考古資料 経塚遺品 妙高村 関山 東京国立博物館所蔵 関山 考-43 美術工芸品 考古資料 関川関所跡出土品 妙高高原町 関川 近世陶磁器類、銭貨 名香山 考-44 美術工芸品 考古資料 兼俣遺跡出土品 妙高高原町 兼俣 縄文土器、石器、磨製石斧 名香山 歴-1 美術工芸品 歴史資料 奉賀大禮記念碑 新井市 新井 上町 新井 歴-2 美術工芸品 歴史資料 題目塔 新井市 新井 上町 新井 歴-3 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 新井 上町、江戸時代、極生寺境内 新井 歴-4 美術工芸品 歴史資料 芭蕉句碑 新井市 新井 ●下町 新井 歴-5 美術工芸品 歴史資料 明治天皇新井行在所碑 新井市 新井 下町、新井別院前 新井 歴-6 美術工芸品 歴史資料 道路元標 新井市 新井 中町 新井 歴-7 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 新井 白山町 新井 縄文土器、石器、珠洲甕・擂鉢、土師器杯 泉

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番号 種別 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 歴-8 美術工芸品 歴史資料 碑 新井市 小出雲 建部要助、寺子屋(天保~文久)、加茂神社境 内 新井 歴-9 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 小出雲 馬場述一郎、寺子屋(天保~安政)、加茂神社 境内 新井 歴-10 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 小出雲 水野北溟、寺子屋「春日館」(寛政~文化)、加 茂神社境内 新井 歴-11 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 小出雲 水野北斉、寺子屋「春日館」(文政~天保)、加 茂神社境内 新井 歴-12 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 小出雲 饒村平八、寺子屋(文化~天保)、加茂神社境 内 新井 歴-13 美術工芸品 歴史資料 追分の道標 新井市 小出雲 追分道標「右善光寺道、左飯山道」 新井 歴-14 美術工芸品 歴史資料 句碑 新井市 小出雲 井泉水 新井 歴-15 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 美守 吉川指月、寺子屋(嘉永~明治) 新井 和田 歴-16 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 栗原 小池宇左衛門、寺子屋(文政~天保)、旧国道 端 歴-17 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 栗原 小池蓮蹊、寺子屋(天保~明治)、小池宅前 和田 歴-18 美術工芸品 歴史資料 碑 新井市 国賀 饒村松陰、寺子屋「考槃舎」(万延~明治)、饒 村宅地内 和田 歴-19 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 広島 宮腰喜平治、寺子屋(寛政~文政)、五社神社 入口 和田 歴-20 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 広島 宮腰味右衛門、寺子屋(文政~嘉永)、五社神 社入口 和田 歴-21 美術工芸品 歴史資料 金子伊太郎碑 新井市 柳井田 上越電気株式会社の創始者の一人、「上越の電 力の父」 和田 歴-22 美術工芸品 歴史資料 高松宮殿下御臨席記念碑 新井市 猪野山 昭和34年 斐太 歴-23 美術工芸品 歴史資料 碑 新井市 十日市 白鳥智祐、寺子屋(文久~明治)、明導寺境内 斐太 歴-24 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 長森 上田惣作、自宅で寺子屋(明治) 斐太 歴-25 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 藤塚新田 朝日善界、寺子屋(文政~嘉永) 斐太 歴-26 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 藤塚新田 小林利三郎、寺子屋(安政~明治)、正行寺境 内 斐太 歴-27 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 三ツ俣 宮腰立仙、寺子屋(文久~明治)、地蔵堂下 斐太 歴-28 美術工芸品 歴史資料 碑 新井市 西条 霜村与左衛門、寺子屋「霜村塾」(文政~明治) 水上 歴-29 美術工芸品 歴史資料 椿白良居士生前墓 新井市 西条 霜村与左衛門の生前墓 水上 水上 水上 歴-30 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 吉木 富里祥見、寺子屋(弘化~安政)、日吉神社境 内 歴-31 美術工芸品 歴史資料 川東道 吉木の道標 新井市 吉木 左むらみち、右信州道 歴-32 美術工芸品 歴史資料 麟二句碑 新井市 吉木 歴-33 美術工芸品 歴史資料 制札石 新井市 吉木 安永5年 水上 歴-34 美術工芸品 歴史資料 勝徳寺五輪塔 新井市 吉木 大字北条地内出土 水上 歴-35 美術工芸品 歴史資料 芭蕉句碑 新井市 吉木 日吉神社境内 水上 歴-36 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 志 森 某、寺子屋(天保~嘉永)、遠見寺境内 矢代 矢代 矢代 水上 歴-37 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 東志 岡田幸右衛門、寺子屋(文政~天保)、岡田氏 自宅 歴-38 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 西野谷 山崎繁之進、寺子屋(文政~弘化) 歴-39 美術工芸品 歴史資料 芭蕉句碑 新井市 両善寺 歴-40 美術工芸品 歴史資料 石造宝篋印塔 新井市 両善寺 両善寺、妙高市指定文化財(S49) 矢代 歴-41 美術工芸品 歴史資料 碑 新井市 両善寺 水野智洋、寺子屋(天保~安政)、霊山寺 矢代 歴-42 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 除戸 木元親郷、除戸で寺子屋、願生寺境内 鳥坂 塚田泰治、姫川原で寺子屋(文久~明治)、卯ノ 花山 鳥坂 矢代 歴-43 美術工芸品 歴史資料 碑 新井市 姫川原 歴-44 美術工芸品 歴史資料 芭蕉句碑 新井市 姫川原 歴-45 美術工芸品 歴史資料 三葉勧学碑 新井市 姫川原 正念寺 大下 相羽九郎兵衛、寺子屋(文久~明治)、相羽宅 入口 歴-46 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 鳥坂 鳥坂 泉

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番号 歴-47 種別 分類2 美術工芸品 歴史資料 所在地 名称 分類3 旧市町村名 筆塚 新井市 備考 地区 大字名 上濁川 小島伝左衛門、寺子屋(安政~文久) 泉 泉 歴-48 美術工芸品 歴史資料 碑 新井市 下濁川 亀井八百蔵、寺子屋(安政~明治)、亀井宅地 内 歴-49 美術工芸品 歴史資料 碑 新井市 猿橋 柳川省毅、寺子屋(天保~明治)、国道端 上郷 歴-50 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 長沢 清水敬義、寺子屋(安政~明治)、光原寺境内 上郷 歴-51 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 長沢 土田和五郎、寺子屋(弘化~安政) 上郷 歴-52 美術工芸品 歴史資料 長沢口留番所跡の碑 新井市 長沢 歴-53 美術工芸品 歴史資料 筆塚 新井市 長沢原 歴-54 美術工芸品 歴史資料 信越国境山論記念碑 新井市 下平丸 上郷 松尾延好、寺子屋(寛政~文政) 長沢原浦山 上郷 平丸 歴-55 美術工芸品 歴史資料 碑 新井市 下平丸 石田清作、寺子屋(明治30~40年代)、下平丸 石田宅地内 歴-56 美術工芸品 歴史資料 追分の道標 新井市 小原新田 「右中山道 左飯山道」 原通 歴-57 美術工芸品 歴史資料 碑 妙高村 寺尾 寺尾薬師石段上、境内 原通 歴-58 美術工芸品 歴史資料 筆塚 妙高村 大鹿 大鹿小学校校庭、江戸後期、山田正孝 大鹿 歴-59 美術工芸品 歴史資料 筆塚 妙高村 大鹿 望月実家屋敷内、江戸後期、望月 大鹿 歴-60 美術工芸品 歴史資料 筆塚 妙高村 大鹿 歴-61 美術工芸品 歴史資料 筆塚 妙高村 樽本 丸山正念、丸山茂屋敷内 豊葦 歴-62 美術工芸品 歴史資料 筆塚 妙高村 桶海 中戸大導、浄巖寺境内、江戸後期 関山 歴-63 美術工芸品 歴史資料 筆塚 妙高村 桶海 歴-64 美術工芸品 歴史資料 筆塚 妙高村 桶海 陸奥白川藩中児楽堂筆塚 関山 歴-65 美術工芸品 歴史資料 大田切川鉄道工事殉難碑 妙高村 坂口新田 明治期 関山 歴-66 美術工芸品 歴史資料 金銘五輪塔 妙高村 関山 関温泉姥堂、妙高市指定文化財(H16) 関山 歴-67 美術工芸品 歴史資料 関山小学校前の五輪塔 妙高村 関山 歴-68 美術工芸品 歴史資料 道路元標 妙高村 関山 明治期 関山 歴-69 美術工芸品 歴史資料 明治天皇小休所の記念碑 妙高村 関山 村越家地内 関山 歴-70 美術工芸品 歴史資料 大洞原開拓碑 妙高村 関山 大洞原、明治以降 関山 歴-71 美術工芸品 歴史資料 関山神社社号標 妙高村 関山 「妙高山 関山大神」 関山 歴-72 美術工芸品 歴史資料 地震供養塚 妙高村 大谷 弘化の大地震 名香山 歴-73 美術工芸品 歴史資料 岡倉天心碑 妙高高原町 赤倉 ●「天心岡倉先生終焉之地」 名香山 歴-74 美術工芸品 歴史資料 岡倉天心誌碑 妙高高原町 赤倉 ●「亜細亜の先覚者天心先生」 名香山 歴-75 美術工芸品 歴史資料 入澤達吉碑 妙高高原町 赤倉 ●入澤先生意思之碑/昭和18年建立 名香山 歴-76 美術工芸品 歴史資料 尾崎紅葉顕彰碑 妙高高原町 赤倉 ●香嶽楼 名香山 歴-77 美術工芸品 歴史資料 平山郁夫画伯揮毫天心顕昭 妙高高原町 彰碑 赤倉 ●平成7年建立 名香山 歴-78 美術工芸品 歴史資料 小杉放庵歌碑 妙高高原町 赤倉 ●昭和49年建立。「安明荘」跡 名香山 歴-79 美術工芸品 歴史資料 筆塚 妙高高原町 関川 浄善寺境内、嘉永5(1852)年建立 名香山 歴-80 美術工芸品 歴史資料 明治天皇関川行在所阯附御 妙高高原町 膳水碑 関川 大石家地内 名香山 歴-81 美術工芸品 歴史資料 小林一茶句碑 妙高高原町 関川 ●浄善寺境内 名香山 歴-82 美術工芸品 歴史資料 堀口大学歌碑 妙高高原町 関川 ●妙高高原南小学校内 昭和62年建立 名香山 歴-83 美術工芸品 歴史資料 与謝野晶子歌碑 妙高高原町 関川 ●池の平、平成12年・29年建立 名香山 歴-84 美術工芸品 歴史資料 星野錫翁石碑 妙高高原町 関川 歴-85 美術工芸品 歴史資料 明治天皇二俣御小休所阯附 妙高高原町 御膳水碑 二俣 畑山家地内 名香山 歴-86 美術工芸品 歴史資料 小林一茶句碑 妙高高原町 杉野沢 ●苗名滝手前 杉野沢 歴-87 美術工芸品 歴史資料 地名「馬寄場」の由来 碑 妙高高原町 杉野沢 ● 杉野沢 歴-88 美術工芸品 歴史資料 深山鏡子詩碑 妙高高原町 杉野沢 ● 山ぎり 杉野沢 歴-89 美術工芸品 歴史資料 岡田権次郎之碑 妙高高原町 杉野沢 ● 杉野沢 歴-90 美術工芸品 歴史資料 秋山栄吉報功碑 妙高高原町 杉野沢 平丸 大鹿 関山 関山 名香山 杉野沢

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番号 種別 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 地区 大字名 歴-91 美術工芸品 歴史資料 宮沢石碑 妙高高原町 杉野沢 第117世善光寺上人書「水上や流果ては稲の 花」 杉野沢 歴-92 美術工芸品 歴史資料 筆塚 妙高高原町 杉野沢 安政6年建立 杉野沢 歴-93 美術工芸品 歴史資料 岡田長助顕彰碑 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 歴-94 美術工芸品 歴史資料 雪山讃歌碑 妙高高原町 杉野沢 杉野沢

140.

【無形文化財】 計1件 ●:現地調査対象 種別 番号 分類2 工技-1 工芸技術 所在地 名称 分類3 旧市町村名 平丸スゲ細工 新井市 備考 地区 大字名 上平丸、下 妙高市指定文化財(H14) 平丸 平丸

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【民俗文化財】 計1,276件 ●:現地調査対象 種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 有民①-1 有形 衣食住 ホンヤ 新井市 民家 有民①-2 有形 衣食住 ナヤ 新井市 民家 有民①-3 有形 衣食住 チョウモン 新井市 民家 有民①-4 有形 衣食住 トンボ 新井市 民家 有民①-5 有形 衣食住 カタビラ 新井市 衣服 有民①-6 有形 衣食住 コンゴ 新井市 衣服 有民①-7 有形 衣食住 オオツケ 新井市 衣服 有民①-8 有形 衣食住 ミノボシ 新井市 衣服 有民①-9 有形 衣食住 コスキ 新井市 雪堀り道具 有民①-10 有形 衣食住 ノラギ、ヤマギ(男性) 新井市 山村ではヤマギ、平場地帯ではノラギ 上体部はハンチャ 有民①-11 有形 衣食住 ノラギ、ヤマギ(女性) 新井市 上体部はハンチャ・ハンシャセ 下体部はオコシ・ハンモモヒキ・モンペ 有民①-12 有形 衣食住 ミノボウシ 新井市 防寒具、被り物/クゴの草を乾燥させて編んだも の 有民①-13 有形 衣食住 ワタボウシ 新井市 防寒具、被り物/真綿で作られた 有民①-14 有形 衣食住 カタボウシ 新井市 防寒具、被り物/被る深さを調節できる 有民①-15 有形 衣食住 カクマワシ(角巻) 新井市 女性の防寒具、被り物/頭間から肩にかける物 有民①-16 有形 衣食住 オコソボシ(御高祖頭巾) 新井市 女性の防寒具、被り物/頭間から肩にかける物 有民①-17 有形 衣食住 ワタイレバンテン 新井市 防寒着、ドウギともいう、木綿に綿をいれた塗った もの 有民①-18 有形 衣食住 ソデナシ 新井市 防寒着/綿入れの甚平 有民①-19 有形 衣食住 ドテラ 新井市 防寒着 有民①-20 有形 衣食住 フカグツ 新井市 履物、藁製 有民①-21 有形 衣食住 カンジキ 新井市 履物、藁製 有民①-22 有形 衣食住 コンゴウグツ 新井市 履物、藁製 有民①-23 有形 衣食住 ツボグツ 新井市 履物、藁製 有民①-24 有形 衣食住 オタテグツ 新井市 履物、藁製 有民①-25 有形 衣食住 アクトカケ 新井市 履物、藁製 有民①-26 有形 衣食住 ハコゲタ 新井市 履物 有民①-27 有形 衣食住 スゲガサ 新井市 日常的な雨具 有民①-28 有形 衣食住 ゴザ 新井市 田植等の時の野良仕事の際の雨具 有民①-29 有形 衣食住 箱膳 新井市 食器を収納 地区

142.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 有民①-30 有形 衣食住 雪掘り具 新井市 有民①-31 有形 衣食住 雪鋸 新井市 有民①-32 有形 衣食住 状箱<文箱> 妙高村 有民①-33 有形 衣食住 銭箱 妙高村 有民①-34 有形 衣食住 土蔵鍵 妙高村 有民①-35 有形 衣食住 葛籠 妙高村 衣類入、嫁入り道具 有民①-36 有形 衣食住 矢立 妙高村 外出先での記録道具 有民①-37 有形 衣食住 足洗い盥 妙高村 家屋に入る際の必需品 有民①-38 有形 衣食住 火棚 妙高村 囲炉裏の火気を利用して乾燥させる棚 有民①-39 有形 衣食住 炬燵<置き炬燵> 妙高村 炉の上に櫓を載せて布をかぶせたもの(炉炬燵) 有民①-40 有形 衣食住 行火 妙高村 寝具内に入れて保温に利用 有民①-41 有形 衣食住 燭台 妙高村 室内の照明 有民①-42 有形 衣食住 洋燈 妙高村 室内の照明 有民①-43 有形 衣食住 竹あかし 妙高村 簡便な屋外用照明 有民①-44 有形 衣食住 六角提灯 妙高村 提げ提灯 有民①-45 有形 衣食住 丸提灯 妙高村 提げ提灯 有民①-46 有形 衣食住 懐中提灯 妙高村 提げ提灯 有民①-47 有形 衣食住 弓張提灯 妙高村 公用・儀礼用 有民①-48 有形 衣食住 吊り提灯 妙高村 儀祭礼、広告等用 有民①-49 有形 衣食住 わたし 妙高村 炉の燠の上に置き餅・むすび・団子や魚を焼くた めに使用 有民①-50 有形 衣食住 鉄鍋 妙高村 自在鉤にかけて使用 有民①-51 有形 衣食住 焙烙 妙高村 炒り鍋、古いものは素焼き 有民①-52 有形 衣食住 鉄瓶 妙高村 大小形様々、ほとんどが鋳鉄製 有民①-53 有形 衣食住 塩舟 妙高村 粗製塩を載せておく(苦汁が除ける) 有民①-54 有形 衣食住 おかもち 妙高村 食料品の運搬に使用 有民①-55 有形 衣食住 木鉢 妙高村 くりぬき鉢・こね鉢、粉をこねるために使用 有民①-56 有形 衣食住 木製滑車 妙高村 井戸で使用 有民①-57 有形 衣食住 片口丼 妙高村 酒・醤油等を樽から小容器に移すために使用 有民①-58 有形 衣食住 瓢 妙高村 酒なを入れる容器、瓢箪の中身を抜き取り乾燥さ せたもの 有民①-59 有形 衣食住 醤油徳利 妙高村 一升徳利、酒や醤油を入れる容器 有民①-60 有形 衣食住 銚子 妙高村 湯桶、燗酒を入れ、儀礼の宴席で使用する 有民①-61 有形 衣食住 酒樽 妙高村 角樽・兎樽・袖樽・菰冠樽、晴れの日に使われる 酒樽 有民①-62 有形 衣食住 折敷 妙高村 へぎぜん、食物や箸を載せる食器 有民①-63 有形 衣食住 膳 妙高村 折敷に足を付けたもの、本来は各種の食物・料 理を持ったものの総称 有民①-64 有形 衣食住 角膳二重 妙高村 有民①-65 有形 衣食住 椀 妙高村 有民①-66 有形 衣食住 皿 妙高村 有民①-67 有形 衣食住 小鉢 妙高村 有民①-68 有形 衣食住 ひろぶた 妙高村 有民①-69 有形 衣食住 大皿 妙高村 有民①-70 有形 衣食住 中皿 妙高村 有民①-71 有形 衣食住 小鉢 妙高村 有民①-72 有形 衣食住 箱膳 妙高村 重要な文章を回覧させる際に使用 当人用以外の料理を載せるための、とり廻し用の 器 膳の中に飯茶碗、汁茶碗、小皿、箸等が収めら れたもの 地区

143.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 有民①-73 有形 衣食住 ふくべ 妙高村 夕顔の中身を抜き取り乾燥させたもの、胡麻・小 豆といった小穀物の貯蔵に使用 有民①-74 有形 衣食住 苞 妙高村 つとっこ、つとと読む、藁で編んだ包み 有民①-75 有形 衣食住 行李弁当 妙高村 杞柳の皮で編んだもの 有民①-76 有形 衣食住 わっぱ 妙高村 杉、桧等のへいだ板(枌板)を曲げて桜の皮でと めたもの、円形 有民①-77 有形 衣食住 めんぱ 妙高村 杉、桧等のへいだ板(枌板)を曲げて桜の皮でと めたもの、楕円形 有民①-78 有形 衣食住 弁当箱 妙高村 箱型で黒漆塗り、仕切り及び仕切り板がある 有民①-79 有形 衣食住 のし台 妙高村 煙草道具 有民①-80 有形 衣食住 刻み台 妙高村 煙草道具 有民①-81 有形 衣食住 刻み包丁 妙高村 煙草道具 有民①-82 有形 衣食住 煙草盆 妙高村 煙草道具 有民①-83 有形 衣食住 火容(ひいれ) 妙高村 煙管具 有民①-84 有形 衣食住 灰吹き 妙高村 吐月峰、煙草道具 有民①-85 有形 衣食住 煙管 妙高村 煙管具 有民①-86 有形 衣食住 煙管筒 妙高村 煙草差し、さし、煙管具 有民①-87 有形 衣食住 煙草入れ 妙高村 煙管具、叺や胴乱、胴乱は馬方・樵等野外労働 者によく使われた 有民①-88 有形 衣食住 延煙草 妙高村 鉈豆煙管、羅宇を用いず全体を真鍮で作ったも の 有民①-89 有形 衣食住 根付け 妙高村 煙管具 有民①-90 有形 衣食住 箱枕 妙高村 有民①-91 有形 衣食住 マント 妙高村 海老茶染め羅紗製で少女用 有民①-92 有形 衣食住 二重廻し 妙高村 男性の和服用防寒着 有民①-93 有形 衣食住 辻ヶ花断片 妙高村 辻ヶ花染の婦人晴れ着の断片 有民①-94 有形 衣食住 蓑帽子 妙高村 上部が帽子状になっており、帽子と蓑との複合し たもの 有民①-95 有形 衣食住 蓑帽子 妙高村 全部が細縄で網上に編んであるもの 有民①-96 有形 衣食住 藁蓑 妙高村 作業時の防雪雨・防寒、時には背当に使われた 有民①-97 有形 衣食住 科皮蓑 妙高村 科蓑、袖と裾の部分に科の木の皮が使われてい る、山樵作業に使われた 有民①-98 有形 衣食住 背負蓑 妙高村 背中当、背負子蓑、藁製 有民①-99 有形 衣食住 背負蓑 妙高村 科皮製、杣仕事等で腰回りが保護されるよう工夫 されている 有民①-100 有形 衣食住 はばき 妙高村 脛を保護したもの 有民①-101 有形 衣食住 腹掛 妙高村 職人・農民・馬方等肉体労働者が胸や腹部を保 護し、夏には寝冷えを防いだもの、紺木綿 有民①-102 有形 衣食住 草鞋 妙高村 有民①-103 有形 衣食住 しべ 妙高村 うそかけ、はばきと併用された 有民①-104 有形 衣食住 緒立沓 妙高村 はばきと併用し、深雪重作業で使用した、緒のな いものを藁沓と呼ぶ 有民①-105 有形 衣食住 深沓 妙高村 深雪時の雪道踏みや隣村への用足しに男性が 使用したもの 有民①-106 有形 衣食住 すがり 妙高村 大かんじき、きわめて深雪の場合に使われた 有民①-107 有形 衣食住 櫛・簪・笄類 妙高村 有民①-108 有形 衣食住 化粧箱 妙高村 手箱手箱、中に黒漆で固めた布製の袋、木製黒 塗り金箔模様付きの櫛 有民①-109 有形 衣食住 薬研(やげん) 妙高村 堅木製 有民①-110 有形 衣食住 薬鍋類 妙高村 唐金製深鍋、(金属製の蓋があった) 有民①-111 有形 衣食住 薬鍋類 妙高村 浅鍋と唐金製の小穴のついた杓子状のものが付 属 有民①-112 有形 衣食住 長州風呂釜 妙高村 五右ェ門風呂 地区

144.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 有民①-113 有形 衣食住 蠅取器 妙高村 有民①-114 有形 衣食住 極楽落し(ごくらくおっつ) 妙高村 鼠取器 有民①-115 有形 衣食住 火熨斗(ひのし) 妙高村 現在のアイロンと同様に使われたもの 有民①-116 有形 衣食住 鏝(こて) 妙高村 現在のアイロンと同様に使われたもの 有民①-117 有形 衣食住 アイロン 妙高村 有民①-118 有形 衣食住 消防団服 妙高村 木綿の刺子で、頭巾型の帽子、外套型の服に ミットン型の手袋、小型のとび口 有民①-119 有形 衣食住 ツマガケ 妙高高原町 藁ぐつ 有民①-120 有形 衣食住 オコソ(御高僧) 妙高高原町 婦人用頭巾 有民①-121 有形 衣食住 ボウシ(帽子) 妙高高原町 有民①-122 有形 衣食住 ヒトエ(単衣) 妙高高原町 婦人用晴着 有民①-123 有形 衣食住 アワセ(袷) 妙高高原町 婦人用晴着 有民①-124 有形 衣食住 ワタイレ(綿人) 妙高高原町 婦人用普段着 有民①-125 有形 衣食住 ハオリ(羽織) 妙高高原町 婦人用晴着 有民①-126 有形 衣食住 ハンテン(絆纏) 妙高高原町 婦人の防寒用仕事着 有民①-127 有形 衣食住 シルシバンテン(印絆纏) 妙高高原町 旅館の従業員の仕事着 有民①-128 有形 衣食住 サシコ(刺子) 妙高高原町 絆纏の一種で仕事着 有民①-129 有形 衣食住 ソデナシ(袖無) 妙高高原町 婦人用の綿入普段着 有民①-130 有形 衣食住 キワタ(着綿) 妙高高原町 婦人の防寒用肩掛 有民①-131 有形 衣食住 ナガジバン(長襦袢) 妙高高原町 婦人の晴着用 有民①-132 有形 衣食住 コクミンフク(国民服) 妙高高原町 戦時中の男子用礼服 有民①-133 有形 衣食住 カミシモ(裃) 妙高高原町 江戸後期の関川宿役人着用礼服、襟と背に家 紋あり 有民①-134 有形 衣食住 マルオビ(丸帯) 妙高高原町 婦人晴着用 有民①-135 有形 衣食住 ハンハバオビ(半幅帯) 妙高高原町 婦人普段着用 有民①-136 有形 衣食住 ヒトエオビ(単衣帯) 妙高高原町 婦人普段着用 有民①-137 有形 衣食住 ダテマキ(伊達巻) 妙高高原町 婦人普段着用 有民①-138 有形 衣食住 オビアゲ(帯揚) 妙高高原町 丸帯着装用 有民①-139 有形 衣食住 モンペ 妙高高原町 紺木綿製の婦人用仕事着 有民①-140 有形 衣食住 テッコウ(手甲) 妙高高原町 紺木綿製の手の甲保護具 有民①-141 有形 衣食住 ハバキ(脛布) 妙高高原町 ミョウゴ(稲の穂茎)製の脛部保護具 有民①-142 有形 衣食住 マキキャハン(巻脚絆) 妙高高原町 毛、綿綾織製の脛部保護具 有民①-143 有形 衣食住 タビ(足袋) 妙高高原町 有民①-144 有形 衣食住 ジカタビ(地下足袋) 妙高高原町 労働作業用 有民①-145 有形 衣食住 ワラゾウリ(藁草履) 妙高高原町 イネ藁 有民①-146 有形 衣食住 タタミゾウリ(畳草履) 妙高高原町 表はイ草、裏はフェルト製で婦人用 有民①-147 有形 衣食住 ワラジ(草鞋) 妙高高原町 有民①-148 有形 衣食住 ウソカケ(爪掛草鞋) 妙高高原町 爪皮を編込んだ草鞋オソカケともいう 有民①-149 有形 衣食住 オタテグツ(緒立) 妙高高原町 爪皮を編込んだ藁沓 有民①-150 有形 衣食住 アクトガケ(腫掛) 妙高高原町 緒立沓をはくとき踵に着用 有民①-151 有形 衣食住 ツッカケ(突掛) 妙高高原町 スリッパ形の藁沓 有民①-152 有形 衣食住 フカグツ(深沓) 妙高高原町 雪中歩行用 有民①-153 有形 衣食住 コンゴー(金剛) 妙高高原町 被甲部を長靴形に編んだ深沓 有民①-154 有形 衣食住 コマゲタ(駒下駄) 妙高高原町 婦人用は畳つき、男子用は畳無し 有民①-155 有形 衣食住 アズマゲタ(吾妻下駄) 妙高高原町 婦人用畳つき 有民①-156 有形 衣食住 ヒヨリゲタ(日和下駄) 妙高高原町 婦人用畳、爪皮つき 有民①-157 有形 衣食住 タカハ(高歯) 妙高高原町 男女とも爪皮つき アシダ(足駄)ともいう 有民①-158 有形 衣食住 ユキゲタ(雪下駄) 妙高高原町 男女とも爪皮、滑止金具つき 地区

145.

種別 番号 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 大字名 有民①-159 有形 衣食住 カワグツ(皮靴) 妙高高原町 男子用編上げ 有民①-160 有形 衣食住 カンジキ(樏) 妙高高原町 雪踏用輪樏、輪は灌木の幹、踏緒は麻縄、鉄線 等 有民①-161 有形 衣食住 ミノ(蓑) 妙高高原町 イネ藁やシナの皮で編んだ丸蓑とシナ皮の腰蓑 とがある 有民①-162 有形 衣食住 ミノボウシ(蓑帽子) 妙高高原町 スゲで編んだ頭から冠る蓑 有民①-163 有形 衣食住 マント 妙高高原町 外套 有民①-164 有形 衣食住 ニジュウマワシ(二重廻し) 妙高高原町 男性の和服用外套 有民①-165 有形 衣食住 カラカサ(傘) 妙高高原町 温泉旅館用喬傘 有民①-166 有形 衣食住 テカガミ(手鏡) 妙高高原町 有民①-167 有形 衣食住 キョウダイ(鏡台) 妙高高原町 抽斗つきの黒塗の箱 鏡、櫛、簪等の容器 有民①-168 有形 衣食住 カンザシ(簪) 妙高高原町 丸髷の髪飾り道具 有民①-169 有形 衣食住 チョウズダライ(手水盥) 妙高高原町 洗面、手洗い用の盥、白木と漆塗がある 有民①-170 有形 衣食住 カナダライ(金盥) 妙高高原町 銅製の洗面、手洗い用の容器 有民①-171 有形 衣食住 オハグロバコ(お南黒箱) 妙高高原町 「歯黒め」用の鉄漿壺、刷毛等の容器 有民①-172 有形 衣食住 ミミダライ(耳盥) 妙高高原町 歯黒めに使う水いれ 有民①-173 有形 衣食住 タチイタ(裁板) 妙高高原町 布の箆つけや裁断に使う台 有民①-174 有形 衣食住 ハリバコ(針箱) 妙高高原町 針、糸巻 鋏等の容器 有民①-175 有形 衣食住 クケダイ(絎台) 妙高高原町 布の端を絎けるとき使う保持具 有民①-176 有形 衣食住 コテ(鏝) 妙高高原町 加熱して布に折目をつける道具、焼鏝ともいう 有民①-177 有形 衣食住 ヒノシ(火熨斗) 妙高高原町 炭火で加熱して布の皺を延す道具、和服仕立用 /銅製 有民①-178 有形 衣食住 アイロン 妙高高原町 火熨斗と同じ作用で 洋服仕立にも使用 鉄製 有民①-179 有形 衣食住 タライ(盥) 妙高高原町 サワラ板の浅い桶 有民①-180 有形 衣食住 センタクイタ(洗濯板) 妙高高原町 布を揉む台 有民①-181 有形 衣食住 ハリイタ(張板) 妙高高原町 糊つけした布を天日乾燥する板 有民①-182 有形 衣食住 コメビツ(米植) 妙高高原町 精白した飯米の容器 有民①-183 有形 衣食住 モチバコ(餅箱) 妙高高原町 延餅の容器 有民①-184 有形 衣食住 タル(樽) 妙高高原町 酒用の1斗樽の蓋を取り除いた漬物用 有民①-185 有形 衣食住 ミソオケ(味噌桶) 妙高高原町 味噌貯蔵用 有民①-186 有形 衣食住 ショウチュウガメ(焼酎亀甕) 妙高高原町 焼酎の貯蔵、運搬用容器 有民①-187 有形 衣食住 シオブネ(塩舟) 妙高高原町 叺詰の塩から苦汁を取り去るために保存する台 有民①-188 有形 衣食住 ナベ(鍋) 妙高高原町 雑穀、野菜の煮炊き用 有民①-189 有形 衣食住 カマ(釜) 妙高高原町 竈で飯炊き用 有民①-190 有形 衣食住 カマシキ(釜敷き) 竈からお 妙高高原町 ろした釜を置く台 木製 有民①-191 有形 衣食住 ホウロク(焙烙) 妙高高原町 米、雑穀、アラレ等を煎る浅い鍋 有民①-192 有形 衣食住 テツビン(鉄瓶) 妙高高原町 鉄製湯沸し 囲炉裏用と火鉢とある 有民①-193 有形 衣食住 ヤカン(薬罐) 妙高高原町 アルミニウム製湯沸し、鉄瓶形の鋳造品と丸形の 板金加工品とがある 有民①-194 有形 衣食住 セイロウ(蒸籠) 妙高高原町 釜にのせて食物を蒸す道具 有民①-195 有形 衣食住 スイノウ(水嚢) 妙高高原町 茹で上った蕎麦を鍋からすくい揚げる柄つきの 笊、ソバアゲともいう 有民①-196 有形 衣食住 イシウス(石臼) 妙高高原町 穀類を粉末にする挽き臼 有民①-197 有形 衣食住 ウス(臼) 妙高高原町 主として餅搗き用 有民①-198 有形 衣食住 キネ(杵) 妙高高原町 有民①-199 有形 衣食住 コネバチ(捏体) 妙高高原町 ソバや団子を作るとき粉を錬る鉢 有民①-200 有形 衣食住 ノシイタ(延板) 妙高高原町 ソバ粉の捏ねたものを板状に延ばす台 有民①-201 有形 衣食住 ノシボウ(延棒) 妙高高原町 延板の上でソバを延ばすのに使用した丸棒 有民①-202 有形 衣食住 マナイタ(俎板) 妙高高原町 延したソバを細く切るとき使用する台 地区

146.

種別 番号 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 大字名 有民①-203 有形 衣食住 ホウチョウ(包丁) 妙高高原町 ソバ切り用 有民①-204 有形 衣食住 スリコギ(擂木) 妙高高原町 擂鉢で味噌や胡麻を摺る棒 有民①-205 有形 衣食住 フルイ(篩) 妙高高原町 粉体を篩い分ける道具 有民①-206 有形 衣食住 カメ(甕) 妙高高原町 梅干し、砂糖等の容器 陶製 有民①-207 有形 衣食住 ツポ(壺) 妙高高原町 砂糖の容器 陶製 有民①-208 有形 衣食住 トックリ(徳利) 妙高高原町 醤油の容器 有民①-209 有形 衣食住 ヒモノカゴ(干物龍) 妙高高原町 魚の干物や海草類を体持する吊手のある竹篭 有民①-210 有形 衣食住 シオカゴ(塩籠) 妙高高原町 常時使用する塩を入れておく竹篭 有民①-211 有形 衣食住 シボリオケ(絞り桶) 妙高高原町 濁酒から清油を絞り取る箱形の器具 有民①-212 有形 衣食住 コシカゴ(漉し篭) 妙高高原町 熟成したモロミから醤油を分離する竹篭 有民①-213 有形 衣食住 コシカゴ(漉し篭) 妙高高原町 味噌桶の中に溜る液体(ミソダマリ)を分離する竹 篭 有民①-214 有形 衣食住 オオシャモジ(大杓文字) 妙高高原町 味噌を作る大豆を煮るとき使用する木製の偏平 な杓子 有民①-215 有形 衣食住 トックリ(徳利) 妙高高原町 酒の容器 陶製 有民①-216 有形 衣食住 カンドックリ(燗徳利) 妙高高原町 熱湯または熱灰で酒を暖める容器 有民①-217 有形 衣食住 シュカンキ(酒燗器) 妙高高原町 行楽で酒を暖める道具 有民①-218 有形 衣食住 サカズキ(杯) 妙高高原町 酒を飲む容器 木製および陶製 有民①-219 有形 衣食住 オカモチ(岡持) 妙高高原町 燗をつけた徳利を宴席に運ぶ道具 有民①-220 有形 衣食住 ユサンチャドウグ(遊山茶道 具) 妙高高原町 行楽に持参した茶道具の容器 有民①-221 有形 衣食住 ドビン(土瓶) 妙高高原町 番茶、煎茶を淹れる道具 有民①-222 有形 衣食住 キュウス(急須) 妙高高原町 煎茶を淹れる道具 有民①-223 有形 衣食住 チャツボ(茶壷) 妙高高原町 煎茶の容器 有民①-224 有形 衣食住 チャダイ(茶台) 妙高高原町 客に出す茶碗の台 有民①-225 有形 衣食住 カシバチ(菓子体) 妙高高原町 客に菓子を出すときの容器 有民①-226 有形 衣食住 タバコイレ(煙草入れ) 妙高高原町 刻み煙草の容器 有民①-227 有形 衣食住 キセル(煙管) 妙高高原町 刻み煙草の喫煙具 有民①-228 有形 衣食住 タバコボン(煙草盆) 妙高高原町 刻み煙草の喫煙道具の容器 有民①-229 有形 衣食住 アシタカゼン(足高膳) 妙高高原町 食器をのせる台 有民①-230 有形 衣食住 ハコゼン(箱膳) 妙高高原町 1人分用の膳 正方形の箱形で、食器の容器を 兼ねている 有民①-231 有形 衣食住 オボン(盆) 妙高高原町 丸形と正方形とがある 有民①-232 有形 衣食住 オハチ(飯櫃) 妙高高原町 曲物と桶物とがある 有民①-233 有形 衣食住 オオピツ(大櫃) 妙高高原町 多数の人々に同時に食事を出すとき使用した飯 櫃、 ナガビツともいう 有民①-234 有形 衣食住 ツグラ 妙高高原町 飯櫃の保温容器 イネ藁を飯櫃のように編んだも の、 イズメともいう 有民①-235 有形 衣食住 シヤモジ(杓文字) 妙高高原町 客席用御櫃に付属するもので、全面漆塗り 有民①-236 有形 衣食住 チャワン(茶碗) 妙高高原町 有民①-237 有形 衣食住 シルワン(汁椀) 妙高高原町 味噌汁用 有民①-238 有形 衣食住 スイモノワン(吸物椀) 妙高高原町 吸物用 有民①-239 有形 衣食住 ハチ(鉢) 妙高高原町 煮しめ物等副食物の容器 有民①-240 有形 衣食住 カタクチ(片口) 妙高高原町 醤油、酒等を他の容器に移すときに使用された 注ぎ口のある鉢 有民①-241 有形 衣食住 メンパ 妙高高原町 曲物作りの楕円形の弁当容器 有民①-242 有形 衣食住 ワリゴ(破籠) 妙高高原町 竹を編んだ弁当容器 弁当行李ともいう 有民①-243 有形 衣食住 カマス(叺) 妙高高原町 ミョウゴ(イネの穂茎)で編んだ袋状の弁当携帯 道具 有民①-244 有形 衣食住 オカモチ(岡持) 妙高高原町 調理した食品を近隣へ運ぶ道具 地区

147.

種別 番号 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 大字名 有民①-245 有形 衣食住 オオド(大戸) 妙高高原町 住居の入口の戸、夜間の出入は右側の潜戸を 使用した 有民①-246 有形 衣食住 オビト(帯戸) 妙高高原町 囲炉裏のある板の問と座敷を仕切る板の戸 有民①-247 有形 衣食住 ショウジド(障子戸) 妙高高原町 勝手口の出入口に使用された障子状の戸 有民①-248 有形 衣食住 ランマショウジ(欄間障子) 妙高高原町 欄間に使用された高さが低く、格子目の細い障 子 有民①-249 有形 衣食住 クギカクシ(釘隠し) 妙高高原町 長押に打たれた釘を隠すためのかざり金具 有民①-250 有形 衣食住 トダナ(戸棚) 妙高高原町 板の間に置いて食器類を収納した設備 有民①-251 有形 衣食住 ツルベ(釣瓶) 妙高高原町 井戸から水を汲みあげる小形の桶 有民①-252 有形 衣食住 イドグルマ(井戸車) 妙高高原町 釣瓶を引きあげる滑車 釣瓶車ともいう、木製と 鉄製とがある 有民①-253 有形 衣食住 イカリ(錨) 妙高高原町 綱が切断して井戸に落ちた釣瓶を引きあげる鈎 有民①-254 有形 衣食住 手押しポンプ 妙高高原町 井戸から水を汲みあげる機械 有民①-255 有形 衣食住 ミズガメ(水甕) 妙高高原町 井戸から汲みあげた水をためておく容器 有民①-256 有形 衣食住 テオケ(手桶) 妙高高原町 屋外の井戸から屋内の台所まで水を運ぶ容器 有民①-257 有形 衣食住 フロガマ(風呂釜) 妙高高原町 風呂桶用の釜、外釜と内釜とがある 有民①-258 有形 衣食住 カマド(竈) 妙高高原町 釜や鍋を設備、土製と鉄製とがある 有民①-259 有形 衣食住 コンロ(焜炉) 妙高高原町 小形のカマド、土製、鉄製がある 有民①-260 有形 衣食住 ヒケシツボ(火消壷) 妙高高原町 囲炉裏の燠や焜炉の残った炭火を入れて消火 する容器 有民①-261 有形 衣食住 カギツキ(鉤付き) 妙高高原町 囲炉裏に吊し、その鉤に鍋や鉄瓶の弦を掛けて 炊事に使用 有民①-262 有形 衣食住 ワタシ(渡し) 妙高高原町 囲炉裏に置いて、餅や魚等を焼くために使用し た足付きの鉄網 有民①-263 有形 衣食住 ゴトク(五徳) 妙高高原町 囲炉裏や火鉢に置いて、鉄瓶、薬罐等をのせた 3本足の台、鉄、陶製 有民①-264 有形 衣食住 ジュウノウ(十能) 妙高高原町 燠や炭火を運ぶ道具 有民①-265 有形 衣食住 コタツ(炬燵) 妙高高原町 座敷に設けた採暖設備 有民①-266 有形 衣食住 アンカ(行火) 妙高高原町 移動できる採暖道具 有民①-267 有形 衣食住 マキストーブ 妙高高原町 薪を燃料としたストーブ 鉄板製 有民①-268 有形 衣食住 オゼンバコ(膳箱) 妙高高原町 足高膳を数個収納する縦形の木箱 有民①-269 有形 衣食住 ナガモチ(長持) 妙高高原町 衣類、寝具を収納した蓋つきの長方形の桐箱 有民①-270 有形 衣食住 コウリ(行李) 妙高高原町 日常用衣類を整理収納する篭 有民①-271 有形 衣食住 ピョウブ(屏風) 妙高高原町 座敷に折り曲げてたてて風をさえぎるもの 装飾 としてもつかう 有民①-272 有形 衣食住 ツイタテ(衝立) 妙高高原町 部屋をし切るために立てておく板状のもの 装飾 が施されている 有民①-273 有形 衣食住 イコウ(衣桁) 妙高高原町 着物を掛けるために立てておく枠状のもの 有民①-274 有形 衣食住 カタナカケ(刀掛) 妙高高原町 旅籠で投宿者の刀を掛けておく台 有民①-275 有形 衣食住 ホンバコ(本箱) 妙高高原町 本を収納する縦長の木箱 有民①-276 有形 衣食住 ツクエ(机) 妙高高原町 本を読み、また、字を書くときに使用する台 有民①-277 有形 衣食住 フミダイ(踏台) 妙高高原町 高い所にあるものを取るときにのる木製の台 有民①-278 有形 衣食住 ナガヒバチ(長火鉢) 妙高高原町 長方形の箱形の火鉢 有民①-279 有形 衣食住 カクヒバチ(角火鉢) 妙高高原町 正方形の箱形の火鉢 有民①-280 有形 衣食住 マルヒバチ(丸火鉢) 妙高高原町 陶器、青銅、アルミニウム製の3種がある 有民①-281 有形 衣食住 ツシバン(辻番) 妙高高原町 土製の火容れを木箱の中に入れた採暖具 有民①-282 有形 衣食住 スミトリ(炭取) 妙高高原町 火鉢に使用する木炭の容器 有民①-283 有形 衣食住 アンドン(行燈) 妙高高原町 座敷で使用された灯火 燃料は灯油 置行灯と もいう 有民①-284 有形 衣食住 ローソクタテ(蝋燭立) 妙高高原町 室内用の灯火 有民①-285 有形 衣食住 ロッカクチョウン(六角提燈) 妙高高原町 六角形の木枠に紙を張った手堤げの灯火 屋外 用 地区

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 有民①-286 有形 衣食住 ユミハリチョウン(弓張提燈) 妙高高原町 火袋を竹の弓で上下に張って固定させた提燈 有民①-287 有形 衣食住 ガンドウ(龕燈) 妙高高原町 携行用探照灯 振り回しても蝋燭が垂直になっ ている構造である 有民①-288 有形 衣食住 カンテラ 妙高高原町 移動できる屋外用灯火 鉄枠に板ガラスをはめ た構造 有民①-289 有形 衣食住 ディーツランプ 妙高高原町 山荘のベランダや船舶等で使用した灯火 有民①-290 有形 衣食住 カーバイドランプ 妙高高原町 自転用火 燃料はカーバイドから発生するアセ チレンガス 有民①-291 有形 衣食住 カヤ(蚊帳) 妙高高原町 安眠するために蚊や夏虫を防ぐ網状の寝具 有民①-292 有形 衣食住 ハコマクラ(箱枕) 妙高高原町 婦人用で、舟底形の木台の上に枕をくくりつけた もの 有民①-293 有形 衣食住 ユタンポ(湯婆) 妙高高原町 幼児、老人、病人の保温用寝具で中に熱湯を入 れて使用した 有民①-294 有形 衣食住 カヤバサミ(萱鋏) 妙高高原町 萱で屋根を葺くとき、軒先を揃えるため萱を切り 取る鋏 有民①-295 有形 衣食住 ハリ(針) 妙高高原町 萱をモヤにくくるための縄を通す竹竿 有民①-296 有形 衣食住 ツチ(槌) 妙高高原町 軒先を揃えるため 萱の根元を叩く木槌 有民①-297 有形 衣食住 タルグルマ(樽車) 妙高高原町 萱の束を引き揚げるために使用する樽形の滑車 有民①-298 有形 衣食住 ムネフダ(棟札) 妙高高原町 家屋建築のとき、棟木の束に付ける木札、建築 主、大工の氏名および日付を記入 有民①-299 有形 衣食住 コスキ(木鋤) 妙高高原町 屋根の雪をおろすとき使用する杓子状の道具 有民①-300 有形 衣食住 トケイ(時計) 妙高高原町 掛時計、置時計、腕時計、ストップウォッチ等 有民①-301 有形 衣食住 スズリイシ(硯石) 妙高高原町 墨をする石製の文具 有民①-302 有形 衣食住 ブンチン(文鎮) 妙高高原町 書類、紙等が動かぬように載せておく真鍮製の 扇形の重し 有民①-303 有形 衣食住 チクオンキ(蓄音機) 妙高高原町 箱形と携帯用の2種類 有民①-304 有形 衣食住 デンチク(電気蓄音機) 妙高高原町 蓄音機とラジオを組会わせた音響機器 有民①-305 有形 衣食住 テツゴマ(鉄独楽) 妙高高原町 鋳造で作った小形の独楽 男児用玩具 有民①-306 有形 衣食住 モクバ(木馬) 妙高高原町 幼児が乗って遊ぶ玩具 小車つき 有民②-1 有形 生産・生業 和菓子作りの道具 新井市 有民②-2 有形 生産・生業 矢代のミノ 新井市 有民②-3 有形 生産・生業 姫川原の大水車 有民②-4 有形 生産・生業 有民②-5 有形 有民②-6 有形 有民②-7 有民②-8 新井 中町 新井市 姫川原 妙高市指定文化財(H7) 桶作りの道具 新井市 姫川原 生産・生業 かめかち石 新井市 上小沢 生産・生業 水車とバッタリ(共有材庵) 新井市 有形 生産・生業 織物の原料(糸) 新井市 有形 生産・生業 織物(生地) 新井市 有民②-9 有形 生産・生業 田の草取り具 新井市 有民②-10 有形 生産・生業 立鋤(たてすき) 妙高村 木鋤を改造して風呂鍬の刃を取り付けた立鋤 有民②-11 有形 生産・生業 風呂鍬(ふろくわ) 妙高村 木製の台(ふろ)が取り付けられている、台木の 先に鉄の刃がはめ込まれている 有民②-12 有形 生産・生業 唐鍬 妙高村 丹平鍬 有民②-13 有形 生産・生業 鋤簾(じょれん) 妙高村 道普請の道具 有民②-14 有形 生産・生業 てんま 妙高村 村の共同奉仕作業 有民②-15 有形 生産・生業 肥搔き出し 妙高村 多量の厩肥を厩舎外から引きずり出すための道 具、鉄製二本爪 有民②-16 有形 生産・生業 杵 妙高村 くねんづち、脱穀用の杵 有民②-17 有形 生産・生業 千歯 妙高村 千歯扱き、後家殺し、横枠の上に櫛の歯状に鉄 の刃を並べて固定した脱穀具 有民②-18 有形 生産・生業 篩 妙高村 有民②-19 有形 生産・生業 箱篩 妙高村 新井 矢代 鳥坂 鳥坂 ●作業で使用 小型金網張り取って付き 水原

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 有民②-20 有形 生産・生業 唐箕 妙高村 元禄年間に中国より伝わり、風力を利用して成粒 と未熟、虫食い粒、藁屑、豆莢等を選び分けるこ とができる 有民②-21 有形 生産・生業 千石透し 妙高村 萬石、脱桴後の選別具 有民②-22 有形 生産・生業 唐臼の一部 妙高村 有民②-23 有形 生産・生業 水車小屋の木製歯車 妙高村 有民②-24 有形 生産・生業 餅碾臼 妙高村 木製 有民②-25 有形 生産・生業 ごろ潰し 妙高村 牛馬にひかせて用いる、起土後乾燥した土塊を 砕土するときに使用 有民②-26 有形 生産・生業 馬鍬(まぐわ) 妙高村 牛馬にひかせて用いる、代掻き(荒塊搔きと植代 掻き)に使用 有民②-27 有形 生産・生業 鴈爪(がんづめ) 妙高村 田植後の中耕と除草に用いた 有民②-28 有形 生産・生業 泥負虫とり機 妙高村 イネドロオイムシの駆除に用いた 有民②-29 有形 生産・生業 鞴(ふいご) 妙高村 有民②-30 有形 生産・生業 俵編み機 妙高村 装置下方の一尺足らずの丸太切れは『槌の子』 と呼ばれる 有民②-31 有形 生産・生業 藁叩き槌 妙高村 藁をたたいて柔らかくするのに用いた 有民②-32 有形 生産・生業 草履台 妙高村 草履や草鞋の台座を作るとき、台座の芯の縄を かける道具 有民②-33 有形 生産・生業 蓆機(むしろばた) 妙高村 蓆織りの道具 養蚕道具の一つ、カイコが営巣場となる蔟を織る 機器 有民②-34 有形 生産・生業 蔟織り機(まぶしおりき)<すぐ 妙高村 ら織り機> 有民②-35 有形 生産・生業 真綿取り枠 妙高村 養蚕器具 有民②-36 有形 生産・生業 木挽鋸(こびきのこぎり) 妙高村 製材する際に使われた立て引き鋸 有民②-37 有形 生産・生業 糸績車(いとつみぐるま) 妙高村 有民②-38 有形 生産・生業 手織機(ておりばた) 妙高村 妙高村 染色用の『型』紙 有民②-39 有形 生産・生業 捺染型紙(なつせんかたぎ み) 有民②-40 有形 生産・生業 水車 妙高高原町 水車の数:新井市は「新井高校の調査S47」、新 井市以外はS60年調査 有民②-41 有形 生産・生業 ヘラグワ(箆鍬) 妙高高原町 箆状の木製の床の先に刃をはめた鍬で、畑の耕 作に使用された 有民②-42 有形 生産・生業 ヒラグワ(平鍬) 妙高高原町 先端に刃のある鉄板に柄をつけた鍬で、畑の耕 作に使用された 有民②-43 有形 生産・生業 サンボングワ(三本鍬) 妙高高原町 刃先が3本に分かれ、田や畑の起耕に使用され た 有民②-44 有形 生産・生業 フミスキ(踏鋤) 妙高高原町 彎曲した柄の先に刃をつけたもので、畑の起耕 に梗用された 有民②-45 有形 生産・生業 カラスキ(唐鋤) 妙高高原町 畜力利用の鋤で田や畑の起耕に使用 有民②-46 有形 生産・生業 マンガ(馬鍬) 妙高高原町 畜力利用の代掻き道具 有民②-47 有形 生産・生業 クレツブシ(塊潰し) 妙高高原町 馬鍬の改良農具 有民②-48 有形 生産・生業 ナエカゴ(苗籠) 妙高高原町 田植のとき苗を入れて畦まで運ぶ道具 有民②-49 有形 生産・生業 キゴザ(着茣蓙) 妙高高原町 田植えや田草取りのとき雨を防ぐために背に着 用する薄い茣蓙 有民②-50 有形 生産・生業 ドロムシトリ(泥虫収り) 妙高高原町 稲についた害虫の泥負虫を取る道具 有民②-51 有形 生産・生業 ジョソウキ(除草機) 妙高高原町 田の雑草を取り除く道具 有民②-52 有形 生産・生業 イネ(稲) 妙高高原町 昭和56年度の「豊年早生」田切区産 有民②-53 有形 生産・生業 イネカリガマ(稲刈鎌) 妙高高原町 稲刈専用の鎌 有民②-54 有形 生産・生業 クマデ(熊手) 妙高高原町 馬鈴薯を収穫する道具 有民②-55 有形 生産・生業 センバ(千歯) 妙高高原町 「千刃」・「干把」とも書く 稲穂から籾を扱き落と す道具 有民②-56 有形 生産・生業 ダッコクキ(脱穀機) 妙高高原町 千歯扱きと同じ目的の作業する機械、足踏式と 動力式とがある 有民②-57 有形 生産・生業 カゴトオシ(籠通し) 妙高高原町 脱穀された籾と荒塵を分ける荒目の浅い篭 地区

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種別 番号 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 大字名 有民②-58 有形 生産・生業 モミトオシ(籾篩) 妙高高原町 篭通しで分けた籾に混る塵を、さらに分ける金網 の篩 有民②-59 有形 生産・生業 ミ(箕) 妙高高原町 籾篩で選別した籾から、さらに細い塵を風力に よって分ける道具 有民②-60 有形 生産・生業 トウミ(唐箕) 妙高高原町 羽根車を回転させて起こした風で、籾と塵を選別 する機械 有民②-61 有形 生産・生業 ネコ 妙高高原町 箕を使用するとき、または籾を干すき使用する大 きな筵、ネコダともいう 有民②-62 有形 生産・生業 モミカキ(籾掻き) 妙高高原町 ネコに広げて干してあるを掻き混ぜる道具 有民②-63 有形 生産・生業 ヨコギネ(横杵) 妙高高原町 ネコの上で粟の穂や豆類の茎を叩いて脱穀する 道具 有民②-64 有形 生産・生業 バイ 妙高高原町 蕎麦や豆類を茎を叩いて、脱穀する道具 有民②-65 有形 生産・生業 モミスリウス(糘褶臼) 妙高高原町 干した籾の殼を収り除く木の臼 有民②-66 有形 生産・生業 ドウス(上目) 妙高高原町 土製の上臼と下臼の摺合面に木の歯を植えた籾 摺り用の臼 有民②-67 有形 生産・生業 マンゴク(万石) 妙高高原町 金網を傾斜して固定した籾と米を分ける装置 有民②-68 有形 生産・生業 ナンキンブクロ(南京袋) 妙高高原町 籾、玄米、大豆等の貯蔵容器 有民②-69 有形 生産・生業 タワラジメ(俵締め) 妙高高原町 米俵に巻いた縄を締める道具 有民②-70 有形 生産・生業 イモスリ(芋摺り) 妙高高原町 葛粉にする馬鈴薯を摺り潰す道具 有民②-71 有形 生産・生業 カゴ(籠) 妙高高原町 野菜をはじめとする農作の収穫物の容器として 広く使用された 有民②-72 有形 生産・生業 シタカリガマ(下刈鎌) 妙高高原町 山林の下草刈用で柄の長い鎌で、薙刀のように 両手で使用する 有民②-73 有形 生産・生業 ノコギリ(鋸) 妙高高原町 薪や木炭にする立木を伐り、またそれを切断する 道具 有民②-74 有形 生産・生業 オオビキ(大挽き) 妙高高原町 木挽職が太い木材を縱挽きするときに使用した 鋸 有民②-75 有形 生産・生業 マサカリ(鉞) 妙高高原町 立木を伐採や薪割りに使用する道具、斧、ヨキと も呼ばれている 有民②-76 有形 生産・生業 ヤ(矢) 妙高高原町 薪の用材を縦割りするときに使用する鉄製の楔 有民②-77 有形 生産・生業 カキコロバシ(掻き転ばし) 妙高高原町 炭窯から炭を出すため、立っている炭を倒す鉤 つきの鉄棒 有民②-78 有形 生産・生業 スミダシ(炭出し) 妙高高原町 炭を窯から掻き出す道具 長い鉄棒の先端に掻 き板をつけた道具 有民②-79 有形 生産・生業 スミ(炭) 妙高高原町 萱を編んだ丸俵に15kg入れた俵詰の木炭 有民②-80 有形 生産・生業 スミダワラ(炭俵) 妙高高原町 萱を1本づつ細縄で編んだ木炭の容器 有民②-81 有形 生産・生業 トビクチ(鳶口) 妙高高原町 本材き搬出道具、長い木の柄の先端の鉄の鉤を つけたもの 有民②-82 有形 生産・生業 カスガイ(鎹) 妙高高原町 本材を搬出するとき、それを車や橇に固定するた めの鉄製の道具 有民②-83 有形 生産・生業 カッシヤ(滑車) 妙高高原町 木材の搬出道具、山の斜面に張られた綱の上を 滑る鉄の溝車 有民②-84 有形 生産・生業 サイセイワク(催青枠) 妙高高原町 蚕卵を孵化させるために蚕卵紙をつける道具 有民②-85 有形 生産・生業 ハキタテガミ(掃立紙) 妙高高原町 卵から孵化した毛蚕(幼虫)を羽箒で掃きおろす 紙 有民②-86 有形 生産・生業 シイクバコ(飼育箱) 妙高高原町 一令まで毛蚕を飼育するトタン板製の箱、木蓋 つき 有民②-87 有形 生産・生業 トオシカゴ(通し籠) 妙高高原町 毛蚕の食い残しの桑と糞を取り除く目のある籠 有民②-88 有形 生産・生業 カイコボン(蚕盆) 妙高高原町 分箔(蚕の群の分割)のとき、蚕を一時収容する 丸形の盆 有民②-89 有形 生産・生業 カイコムシロ(蚕筵) 妙高高原町 二令以上の成長した蚕を飼育する道具 有民②-90 有形 生産・生業 カイコカゴ(蚕寵) 妙高高原町 蚕を飼育する筵をのせる竹製の道具 有民②-91 有形 生産・生業 カイコダナ(蚕棚) 妙高高原町 蚕篭を載せる組立式の棚 有民②-92 有形 生産・生業 キゥソウダイ(給桑台) 妙高高原町 桑を与えるとき蚕篭を載せる折りたたみ式の台 有民②-93 有形 生産・生業 カイコアミ(蚕網) 妙高高原町 食い残しの桑や糞と蚕を分ける道具 地区

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種別 番号 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 大字名 有民②-94 有形 生産・生業 クワキリホウチョウ(桑切包 丁) 妙高高原町 一、二令の蚕に与える桑を細かく切る包丁 有民②-95 有形 生産・生業 クワキリキ(桑切機) 妙高高原町 桑をベルトに載せて移動しながら切断する手動 の機械 有民②-96 有形 生産・生業 マブシ(簇) 妙高高原町 蚕が繭を作りやすいようにするイネ藁製の巣 有民②-97 有形 生産・生業 マブシオリ(簇折り) 妙高高原町 イネ藁を折り曲げて簇を作る装置 有民②-98 有形 生産・生業 マユカゴ(繭籠) 妙高高原町 簇からはずした繭の容器 有民②-99 有形 生産・生業 ケバトリ(毛羽取り) 妙高高原町 繭を簇に固定させていた糸(毛羽)を取引除く装 置 有民②-100 有形 生産・生業 カンソウキ(乾燥機) 妙高高原町 繭を乾燥する道具 有民②-101 有形 生産・生業 ワタヒキダイ(綿引台) 妙高高原町 屑繭で真綿を作るとき、煮た繭を引き延して成形 する木枠 有民②-102 有形 生産・生業 ハナカン(鼻環) 妙高高原町 牛の鼻孔に通した真鍮製の環 有民②-103 有形 生産・生業 ハミ(馬銜) 妙高高原町 馬の口に咬ませ、面繋に固定した製鉄の道具 有民②-104 有形 生産・生業 オモガイ(面繋) 妙高高原町 馬の顔に掛け、後頭部と顎で固定した皮裝のバ ンド 有民②-105 有形 生産・生業 クラ(鞍) 妙高高原町 馬の背に取りつけて、乗馬のとき使用した皮製の 道具 有民②-106 有形 生産・生業 テイテツ(蹄鉄) 妙高高原町 馬の蹄を保護するため、蹄の下に取付ける鉄製 の道具 有民②-107 有形 生産・生業 ウマグツ(馬沓) 妙高高原町 蹄鉄と同様に、蹄を保護するための道具 有民②-108 有形 生産・生業 オシガマ(押鎌) 妙高高原町 飼葉(餌)にする藁を切断する道具 有民②-109 有形 生産・生業 ワラキリキ(藁切機) 妙高高原町 ベルトに藁を載せ移動しながら切断する機械、手 動式 有民②-110 有形 生産・生業 ナベ(鍋) 妙高高原町 飼葉にする雑穀等を煮る道具 有民②-111 有形 生産・生業 カイバオケ(飼葉桶) 妙高高原町 馬に餌を与えるとき使用する餌の容器 有民②-112 有形 生産・生業 ウマダライ(馬盥) 妙高高原町 働いて汚れて帰ってきた馬を洗う大きな楕円形 の盥 有民②-113 有形 生産・生業 ニホンガ(二本鍬) 妙高高原町 2本刃の鍬、馬屋の敷藁を替えるため掻き出す 道具 有民②-114 有形 生産・生業 ツメキリホウチョウ(爪切包 丁) 妙高高原町 馬の蹄を削る刃物で、叩いて削る 有民②-115 有形 生産・生業 ヤキゴテ(焼設) 妙高高原町 馬の治療道具 赤く焼いて脛部にあて、血行を 良くして疲労を癒す 有民②-116 有形 生産・生業 トウヤクヅツ(投薬筒) 妙高高原町 馬に薬を飲ませる道具 有民②-117 有形 生産・生業 アサ(麻) 妙高高原町 植物の麻の茎の皮を剝ぎ取って荒皮を除いたも の 有民②-118 有形 生産・生業 アサイト(麻糸) 妙高高原町 麻を細く裂いて撚り合わせたもの 有民②-119 有形 生産・生業 ザグリ(座繰機) 妙高高原町 繭から生糸を作る機械 有民②-120 有形 生産・生業 イトマキ(糸巻) 妙高高原町 座繰機に取りつけて生糸を巻きとる木枠 有民②-121 有形 生産・生業 イトクリグルマ(糸繰車) 妙高高原町 綿から糸を紡ぐとき、糸に撚を掛ける装置 有民②-122 有形 生産・生業 カエシグルマ(返し車) 妙高高原町 綛になっている糸を使い易いように糸巻に巻き替 える装置 有民②-123 有形 生産・生業 セイケイダイ(整経台) 妙高高原町 高機に装着する経糸を整える装置 有民②-124 有形 生産・生業 タカハタ(高機) 妙高高原町 腰掛けて布地を織る木製の機械 有民②-125 有形 生産・生業 ヒ(杼・梭) 妙高高原町 機織りで経糸の間に緯糸を通す舟形の道具 有民②-126 有形 生産・生業 オサ(筬) 妙高高原町 竹製の多数の面歯で構成され、経糸の間に通さ れた緯糸を打ち込む用道具 有民②-127 有形 生産・生業 オサズカ(筬束) 妙高高原町 筬を固定する木枠 有民②-128 有形 生産・生業 モノサシ(物差し) 妙高高原町 着物の裁縫に使用された竹製のもの 有民②-129 有形 生産・生業 アサヌノ(麻布) 妙高高原町 蔵々区内で織られたもので、蚊帳地と肌着地 有民②-130 有形 生産・生業 ワラウチ(藁打ち) 妙高高原町 藁細工の材料とする藁を柔らかくするために打 つ木槌 有民②-131 有形 生産・生業 ワラジアミ(草鞋編台) 妙高高原町 草鞋または草履を編む木製の台 有民②-132 有形 生産・生業 タワラアミ(俵編台) 妙高高原町 米俵または炭俵を編む台 地区

152.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 有民②-133 有形 生産・生業 ミノアミダイ(蓑編台) 妙高高原町 丸蓑を編む台 有民②-134 有形 生産・生業 ムシロバタ(筵機) 妙高高原町 筵、菰等を織る装置 有民②-135 有形 生産・生業 ナワナイキ(縄綯機) 妙高高原町 藁を材料として縄をなう機械 有民②-136 有形 生産・生業 下駄作り道具一式 妙高高原町 鉈、鑿(のみ)、鋸、壺錐(つぼきり)、型板、油壺、 艶出し等20種 有民②-137 有形 生産・生業 オビノコノリ(帯鋸機) 妙高高原町 帯状の鋸を動力で回転させる木工用機械 有民②-138 有形 生産・生業 ジョレン(鋤簾) 妙高高原町 柄の先に箕の形の刃をつけたもので、土砂の掻 き寄せ作業に使用された 有民②-139 有形 生産・生業 タンペイ(短兵) 妙高高原町 刃が堅牢な鍬で、土工、開墾、根切り等に打鍬と して使用された 有民②-140 有形 生産・生業 トウグワ(唐鍬) 妙高高原町 刃が小形で三角形に近い形の鍬で、土工、開 墾、起耕等に使用された 有民②-141 有形 生産・生業 ツルハシ(鶴嘴) 妙高高原町 柄の先に鶴の嘴の形の刃をつけた道具 有民②-142 有形 生産・生業 スミツボ(墨壷) 妙高高原町 木材を切断するとき、その箇所に線状の印を付 ける道具 有民②-143 有形 生産・生業 フイゴ(鞴) 妙高高原町 鍛冶場の火床に空気を吹き込む装置 有民②-144 有形 生産・生業 先端上げき 妙高高原町 スキーを作るときその先端を曲げる装置 有民②-145 有形 生産・生業 合板工作機 妙高高原町 合板スキーを作るとき単板の成形と接着を行なう 装置 有民③-1 有形 交通・運輸 舟つなぎ石 新井市 広島 有民③-2 有形 交通・運輸 吉木専念寺の駕籠 新井市 吉木 斐太歴史民俗資料館に寄託 水上 有民③-3 有形 交通・運輸 長沢口留番所の門扉 新井市 長沢 旧長沢小学校で保管 上郷 有民③-4 有形 交通・運輸 コボウ 新井市 一人用の肩担ぎ運搬具 有民③-5 有形 交通・運輸 モッコボウ 新井市 二人用の堅担ぎ運搬道具 有民③-6 有形 交通・運輸 ヒルアミ 新井市 肩から斜めにかける袋 有民③-7 有形 交通・運輸 テンゴ 新井市 野良にでる際に肩から下げる藁製の小物入れ 有民③-8 有形 交通・運輸 ショイコ 新井市 有民③-9 有形 交通・運輸 ミノとニナワ 新井市 ショイコと同様に利用された運搬具 有民③-10 有形 交通・運輸 テサゲカゴ 新井市 手持運搬具 有民③-11 有形 交通・運輸 オカモチ 新井市 木製の手持ち箱 有民③-12 有形 交通・運輸 マルブクロ 新井市 寺参りや葬式等の際に米・大豆・小豆等を入れ ていくのに使用した 有民③-13 有形 交通・運輸 トブクロ 新井市 砥石を入れる袋で藁縄 有民③-14 有形 交通・運輸 ビク 新井市 竹製の籠で畦に豆類をまくときに腰にぶら下げて 使う 有民③-15 有形 交通・運輸 ニゾリ 新井市 冬季の材木運搬用 有民③-16 有形 交通・運輸 カイドウゾリ 新井市 荷物運搬や急病人の運搬 有民③-17 有形 交通・運輸 ヤマゾリ 新井市 山仕事に使用 有民③-18 有形 交通・運輸 イッポンゾリ 新井市 シバを山から切だして運ぶ際に使用 有民③-19 有形 交通・運輸 ドゾリ 新井市 夏場に山から木材を運び出すとき等に使用 有民③-20 有形 交通・運輸 ウマゾリ 新井市 キャクゾリとして使用したり、農業用として街から の肥料運搬 有民③-21 有形 交通・運輸 車 新井市 ドグルマ、ニグルマ、ダイハチグルマ、リヤカー、 ウンソウグルマ 有民③-22 有形 交通・運輸 馬つなぎ石 妙高村 有民③-23 有形 交通・運輸 背負子 妙高村 有民③-24 有形 交通・運輸 大橇(おおぞり) 妙高村 人力雪上用、木材・薪炭・堆肥等を運んだもの 有民③-25 有形 交通・運輸 頭絡と銜(とうらくとはみ) 妙高村 繋馬・牽馬(けいば・けんば)用 有民③-26 有形 交通・運輸 胸がい(むながい) 妙高村 馬の首に巻き、細縄で馬耕用の「田鞍」、積載用 の「荷鞍」及び牽引用の「牽き鞍」に結び、固定 するために使われた 有民③-27 有形 交通・運輸 荷鞍(にぐら) 妙高村 荷駄馬用の荷鞍、木製の倉骨に分厚な鞍褥(く らじと)がつけられている 関山 和田 江戸時代 関山

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 有民③-28 有形 交通・運輸 かぐらさん 妙高村 堆肥運搬用の容器 有民③-29 有形 交通・運輸 運送車の車輪 妙高村 木製 有民③-30 有形 交通・運輸 ハサミバコ(鋏箱) 妙高高原町 富裕者が従者に担がせた旅行用品の運搬具 有民③-31 有形 交通・運輸 ショイコ(背負梯子) 妙高高原町 薪等を背負って運搬するときの道具 有民③-32 有形 交通・運輸 セナカアテ(背中当て) 妙高高原町 荷物を背負うとき、背中を保護するために着用す るチョッキ形に編んだ藁製品 有民③-33 有形 交通・運輸 ショイナワ(背負縄) 妙高高原町 荷物を背負うときに使用する縄 有民③-34 有形 交通・運輸 ショイオケ(背負桶) 妙高高原町 畑に水または下肥を背負って運ぶ楕円形の桶 有民③-35 有形 交通・運輸 モッコ(畚) 妙高高原町 縄を多目に編んだ網で、農作物、堆肥、土砂等 の運搬具 有民③-36 有形 交通・運輸 ムナゲ(胸繋) 妙高高原町 馬に橇や鋤を引かせるとき、引綱をつけるため馬 の胸に掛ける首輪状のもの 有民③-37 有形 交通・運輸 ニグラ(荷鞍) 妙高高原町 馬の背中につけて荷物を載せる台にするもの 有民③-38 有形 交通・運輸 クラヤマ(鞍山) 妙高高原町 荷鞍を構成する山形に組合わせた木枠 有民③-39 有形 交通・運輸 カルコ(軽籠) 妙高高原町 堆肥の運搬具 荷鞍の上に取り付けた木枠の両 側に縄の網篭をつけたもの 有民③-40 有形 交通・運輸 ダイハチグルマ(大八車) 妙高高原町 人力で荷物を運ぶ車 有民③-41 有形 交通・運輸 ソリ(橇) 妙高高原町 雪の上を滑らせて人力で荷物を運ぶ道具 有民③-42 有形 交通・運輸 ハコソリ(箱橇) 妙高高原町 木箱に橇と取手をつけたもの 有民③-43 有形 交通・運輸 カバン(鞄) 妙高高原町 片手で提げた旅行用身回り品の容器 有民③-44 有形 交通・運輸 テッカンジキ(鉄樏) 妙高高原町 凍結した雪道を旅行するとき使用した滑り止めの 履物 有民③-45 有形 交通・運輸 フトコロチョウチン(懐提燈) 妙高高原町 昼は折りたたんで懐に入れた小形の提燈 有民③-46 有形 交通・運輸 ロギンイレ(路銀入れ) 妙高高原町 旅行用の財布 皮袋と銅の小筒の組み合わせ で、銭は前者に、銀は後者に入れた 有民③-47 有形 交通・運輸 電話機 妙高高原町 壁掛型と卓上型とがあり、後者には磁石式と共電 式とがある 有民④-1 有形 交易 総ケヤキ作りの測量器 新井市 五日市 斐太歴史民俗資料館 斐太 有民④-2 有形 交易 薬種秤(やくしゅばかり) 妙高村 関山 横町 関山 有民④-3 有形 交易 大棹秤 妙高村 棹秤3種 有民④-4 有形 交易 中棹秤 妙高村 棹秤3種 有民④-5 有形 交易 小棹秤 妙高村 棹秤3種、昭和初期まで行商人や商店等で一般 的に用いられた 有民④-6 有形 交易 各種秤と枡 妙高村 有民④-7 有形 交易 二通り枡 妙高村 表で計れば1合、裏で計れば5勺 有民④-8 有形 交易 通り枡 妙高村 1合 有民④-9 有形 交易 通帳 妙高村 つけ(書き付けの略)、買いの証拠 有民④-10 有形 交易 水車免許鑑札 妙高高原町 有民④-11 有形 交易 ゼニバコ(銭箱) 妙高高原町 金銭および出納道具の木製保管容器 有民④-12 有形 交易 ハントリチョウ(判取帳) 妙高高原町 金銭の領収を連続的に記帳する帳簿 有民④-13 有形 交易 サシヒキチョウ(差引帳) 妙高高原町 貸しと借りを連続的に記帳する帳簿 有民④-14 有形 交易 ソロバン(算盤) 妙高高原町 商取引で広く使用された計算具 有民④-15 有形 交易 エマス(柄枡) 妙高高原町 液体用計量具 柄のついた枡 有民④-16 有形 交易 ボウハカリ(棒秤) 妙高高原町 農産物の目方の計量具 有民④-17 有形 交易 ケンナワ(検縄) 妙高高原町 土地の測量等に使用された長さを測る紐 有民④-18 有形 交易 そろばん(算盤) 妙高高原町 日常生活で金銭出納の集計等に使用された計 算具、五つ玉21桁 有民④-19 有形 交易 マス(枡) 妙高高原町 飯米や穀物類の計量に使用された 有民④-20 有形 交易 入林鑑札 妙高高原町 国有林に入ることを許可した木製の鑑札 有民④-21 有形 交易 種苗案内書 妙高高原町 坂田種苗株式会社(横浜市)の発行したもの 有民④-22 有形 交易 ちらし広告 妙高高原町 美濃屋(古間町)が配布したもの、大正中期

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 有民④-23 有形 交易 地券 妙高高原町 明治13年新潟県の発給した所有地の確認証書 有民④-24 有形 交易 地券杭 妙高高原町 地券の授与と同時に当該地に立てた杭 有民④-25 有形 交易 ヤキハン(焼判) 妙高高原町 焼いて家具等に押し、他家のものと区別するた めに使用された鉄製の印章 有民④-26 有形 交易 ハンギ(版木) 妙高高原町 寺で使用する罫紙を作るとき使用した罫線を彫 刻した台木 有民⑤-1 有形 社会生活 一本スキー 新井市 五日市 斐太歴史民俗資料館 斐太 有民⑤-2 有形 社会生活 龍吐水 新井市 五日市 消防器具、斐太歴史民俗資料館 斐太 有民⑤-3 有形 社会生活 フウリン 新井市 真鍮製の鐘で非常時発生の際に乱打 有民⑤-4 有形 社会生活 村小入用帳 妙高村 団体生活に関するもの(共同生活記録)村の出 納簿兼記録 有民⑤-5 有形 社会生活 萬覚帳(よろずおぼえちょう) 妙高村 団体生活に関するもの(共同生活記録) 有民⑤-6 有形 社会生活 オゼンバコ(膳箱) 妙高高原町 兼俣区共有の会席膳の収納箱 有民⑤-7 有形 社会生活 会席膳一式 妙高高原町 妙高区柳町共有の宴会用食器類20人分 有民⑤-8 有形 社会生活 ヒョウシギ(拍子木) 妙高高原町 火の番が村内を巡回するとき打ち鳴らした道具 有民⑤-9 有形 社会生活 カナボウ(金棒) 妙高高原町 鉄棒の先端に2個の金輪をつけたもので、拍子 木と同じ目的に使用した 有民⑤-10 有形 社会生活 ハンショウ(半鐘) 妙高高原町 火災等の災害発生を村内に知らせた警報器 有民⑤-11 有形 社会生活 ホース用ソリ 妙高高原町 消防ホースを火災現場へ運搬するために使用さ れた箱形のソリ 有民⑤-12 有形 社会生活 サシコハンテン(刺子絆纏) 妙高高原町 明治年代の消防組の着用した火事絆纏 有民⑤-13 有形 社会生活 ケンボウダンフク(警防団服) 妙高高原町 戦時中の警防団の制服 妙高高原町 印絆纏、股引、帯等 有民⑤-14 有形 社会生活 ショウボウダンイショウ(消防 団衣装) 有民⑤-15 有形 社会生活 ケイジバン(掲示板) 妙高高原町 境村で兼俣区に立てた変死者の身元調査の告 示 有民⑤-16 有形 社会生活 墺国式スキー 妙高高原町 オーストリアのレルヒ少佐が伝えた形式のス キー、大正時代中期の高田大原機械製作所製 有民⑤-17 有形 社会生活 単板スキー 妙高高原町 大正時代後期から昭和20年代中頃まで使用され たもの 有民⑤-18 有形 社会生活 合板スキー 妙高高原町 昭和20年代中頃から50年頃まで使用されたもの 有民⑤-19 有形 社会生活 レース用スキー 妙高高原町 距離競技に使用された細身の単板および合板 有民⑤-20 有形 社会生活 1本杖 妙高高原町 レルヒ少佐の伝授したスキーで使用された杖 有民⑤-21 有形 社会生活 シュトック 妙高高原町 竹製と金属製とがある 有民⑤-22 有形 社会生活 スキー靴 妙高高原町 皮製のものと合成皮革製のものとがある 有民⑤-23 有形 社会生活 シール 妙高高原町 スキーで山野を滑走するとき、スキーの滑走面に つけたアザラシの皮 有民⑤-24 有形 社会生活 ロウゴテ(蝋鏝) 妙高高原町 スキーの滑走面にパラフィンを塗るとき使用した 焼き鏝 有民⑤-25 有形 社会生活 ピッケル 妙高高原町 登山のとき使用する杖を兼ねたツルハシ 有民⑤-26 有形 社会生活 シナイ(竹刀) 妙高高原町 剣道の試合に使う割竹で作った刀 有民⑤-27 有形 社会生活 ラケット 妙高高原町 庭球で球を打つ道具 大正時代のもので、長楕 円形 有民⑤-28 有形 社会生活 カメラ 妙高高原町 スプリング式と二眼レフレックス式 有民⑤-29 有形 社会生活 ユドイ(湯樋) 妙高高原町 温泉をみちびいた地中埋没の木管、材質はアカ マツ 有民⑥-1 有形 信仰 八幡宮 新井市 新井 錦町、石祠、白山神社境内 新井 有民⑥-2 有形 信仰 稲荷社 新井市 新井 錦町、石祠 新井 有民⑥-3 有形 信仰 秋葉神社 新井市 新井 上町、石祠、白山神社境内 新井 有民⑥-4 有形 信仰 題目塔 新井市 新井 上町、延命地蔵尊境内 新井 有民⑥-5 有形 信仰 諏訪神社 新井市 新井 下町、石祠、白山神社境内 新井 有民⑥-6 有形 信仰 住吉神社 新井市 新井 下町、石祠、白山神社境内 新井

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 有民⑥-7 有形 信仰 稲荷神社 新井市 新井 朝日町、石祠 新井 有民⑥-8 有形 信仰 若宮八幡宮 新井市 新井 東雲町、石祠、白山神社境内 新井 有民⑥-9 有形 信仰 十二神社 新井市 新井 東雲町、石祠、白山神社境内 新井 有民⑥-10 有形 信仰 水神社 新井市 石塚 石祠 新井 有民⑥-11 有形 信仰 大崎神社 新井市 稲塚 大崎町、石祠 新井 有民⑥-12 有形 信仰 五社神社の力石 新井市 広島 五社神社境内 和田 有民⑥-13 有形 信仰 青田の神楽殿 新井市 青田 得法寺 斐太 有民⑥-14 有形 信仰 八幡社・水神社 新井市 上四ツ屋 石祠 斐太 有民⑥-15 有形 信仰 伊勢社 新井市 岡崎新田 石祠 斐太 有民⑥-16 有形 信仰 菅原社・十二神社 新井市 乙吉 石祠 斐太 有民⑥-17 有形 信仰 諏訪社・神明社 新井市 籠町 石祠 斐太 有民⑥-18 有形 信仰 薬師社 新井市 神宮寺 石祠 斐太 有民⑥-19 有形 信仰 諏訪社 新井市 十日市 石祠 斐太 有民⑥-20 有形 信仰 斐太神社 新井市 飛田 石祠 斐太 有民⑥-21 有形 信仰 諏訪社・水神社 新井市 飛田新田 石祠 斐太 有民⑥-22 有形 信仰 十二神社 新井市 雪森 石祠 斐太 有民⑥-23 有形 信仰 牛頭大王碑 新井市 上新保 有民⑥-24 有形 信仰 川上権現社 新井市 川上 有民⑥-25 有形 信仰 八幡神社俳句奉納額 新井市 西条 有民⑥-26 有形 信仰 中江用水神社 新井市 西条 石祠 水上 有民⑥-27 有形 信仰 日吉神社 鳥居 新井市 吉木 妙高市指定文化財(H13) 水上 有民⑥-28 有形 信仰 日吉神社 幡立て石 新井市 吉木 妙高市指定文化財(H13) 水上 有民⑥-29 有形 信仰 日吉神社神楽殿(部材) 新井市 吉木 妙高市指定文化財(H27) 水上 有民⑥-30 有形 信仰 奉納相撲関連資料 新井市 吉木 有民⑥-31 有形 信仰 八幡社 新井市 志 石祠 矢代 西菅沼新 田、菅沼 石祠 矢代 水上 石祠、1810年勧請、世界かんがい施設遺産 水上 水上 水上 有民⑥-32 有形 信仰 矢代神社・諏訪神社・奴奈川 新井市 社 有民⑥-33 有形 信仰 八王子社 新井市 西野谷新田 石祠 矢代 有民⑥-34 有形 信仰 諏訪神社 新井市 西野谷 石祠 矢代 有民⑥-35 有形 信仰 八幡神社 新井市 東志 石祠 矢代 有民⑥-36 有形 信仰 諏訪神社 新井市 上堀之内 石祠 鳥坂 有民⑥-37 有形 信仰 八幡社 新井市 下濁川 石祠 泉 有民⑥-38 有形 信仰 荒神社 新井市 東菅沼 石祠 泉 有民⑥-39 有形 信仰 八幡神社 新井市 小局 石祠 泉 有民⑥-40 有形 信仰 神明神社 新井市 楡島 石祠 上郷 有民⑥-41 有形 信仰 諏訪神社 新井市 東関 石祠 上郷 有民⑥-42 有形 信仰 よみやの花灯籠 新井市 長沢 有民⑥-43 有形 信仰 諏訪社 新井市 下平丸 石祠 平丸 有民⑥-44 有形 信仰 八幡社 新井市 大沢新田 石祠 原通 有民⑥-45 有形 信仰 神明社 新井市 小原新田 石祠 原通 有民⑥-46 有形 信仰 ホラガイ 新井市 有民⑥-47 有形 信仰 神明社 妙高村 上中村新田 石祠 原通 有民⑥-48 有形 信仰 法華経三万部供養塔 妙高村 寺尾 原通 有民⑥-49 有形 信仰 八幡社 妙高村 寺尾 石祠 原通 原通 上郷 祭り等の行事の際に村の若者によって吹かれた 有民⑥-50 有形 信仰 春日社 妙高村 東四ツ屋新 石祠 田 有民⑥-51 有形 信仰 山の神 妙高村 桶海 石祠 関山 有民⑥-52 有形 信仰 神明神社 妙高村 坂口新田 石祠 関山

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 有民⑥-53 有形 信仰 熊野権現 妙高村 関山 仲町、石祠 関山 有民⑥-54 有形 信仰 山の神 妙高村 関山 燕温泉、石祠 関山 有民⑥-55 有形 信仰 役小角の祠 妙高村 関山 妙高山信仰 関山 有民⑥-56 有形 信仰 仮山伏の衣装 妙高村 関山 関山神社大祭で仮山伏が使用 関山 有民⑥-57 有形 信仰 関山神社俳句奉献額 妙高村 関山 有民⑥-58 有形 信仰 案山子(かかし)大明神碑 妙高高原町 二俣 田の神 名香山 有民⑥-59 有形 信仰 稲荷神社 妙高高原町 関川 石祠、長野市久保寺町の吉沢家から遷座 名香山 有民⑥-60 有形 信仰 金比羅社 妙高高原町 関川 石祠、上原宿の酒井家から遷座 名香山 有民⑥-61 有形 信仰 弁財天 妙高高原町 関川 石祠、上原宿のろうそく屋から遷座 名香山 有民⑥-62 有形 信仰 千部供養塔(牛供養) 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰、妙高市指定文化財(S60) 杉野沢 有民⑥-63 有形 信仰 上下一心の碑 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰、妙高市指定文化財(S60) 杉野沢 有民⑥-64 有形 信仰 笹ヶ峰神社 妙高高原町 杉野沢 石祠 杉野沢 有民⑥-65 有形 信仰 盤持石(ばんもちいし) 妙高高原町 力比べの石が各お宮等に置かれていた 有民⑥-66 有形 信仰 カミダナ(神棚) 妙高高原町 神社のお札を納めておく木製家形の祠 有民⑥-67 有形 信仰 オズシ(厨子) 妙高高原町 小仏像を納めておく、お堂の形をしたもの 有民⑥-68 有形 信仰 サイセンバコ(賽銭箱) 妙高高原町 神仏に参詣したとき、ささげる金銭を受け入れる 箱 有民⑥-69 有形 信仰 カンノンゾウ(観音像) 妙高高原町 陶製の聖観音菩薩像 有民⑥-70 有形 信仰 ダイコクゾウ(大黒像) 妙高高原町 陶製の大黒天像 有民⑥-71 有形 信仰 ヒキリ(火錐) 妙高高原町 御神火を発生させる道具 有民⑥-72 有形 信仰 ジュズ(数珠) 妙高高原町 仏を拝むとき、手に掛けて持つもの 有民⑥-73 有形 信仰 モクギョウ(木魚) 妙高高原町 読経のとき叩いて音を発生させる木製の器具 有民⑥-74 有形 信仰 オリン(お鈴) 妙高高原町 読経のとき叩いて鳴らす鉢形の青銅製佛具 有民⑥-75 有形 信仰 コウロ(香炉) 妙高高原町 仏前で香を焚く真鍮製の器具 有民⑦-1 有形 民俗知識 小学校教科書 妙高高原町 明治初期および大正初期、昭和10年代の文部 省制定品と終戦直後のもの 有民⑦-2 有形 民俗知識 中学校教科書 妙高高原町 終戦直後のもの 有民⑦-3 有形 民俗知識 青年学校教科書 妙高高原町 昭和10年代のもの 有民⑦-4 有形 民俗知識 一般教養書籍 妙高高原町 江戸時代末期から明治時代中期までに出版され た約45種 有民⑦-5 有形 民俗知識 地図 妙高高原町 大日本地図、北海道、樺太、千島列島図、 東 京、京都、大阪、神戸、下関、京城市街図 有民⑦-6 有形 民俗知識 名所案内 妙高高原町 京都、伊勢、厳島 有民⑦-7 有形 民俗知識 名所図絵 妙高高原町 京都、大阪 有民⑦-8 有形 民俗知識 寫真帳 妙高高原町 宮城、歴史、時事寫帳 有民⑦-9 有形 民俗知識 石碑拓本 妙高高原町 六枚構成の漢詩拓本 有民⑦-10 有形 民俗知識 クスリバコ(薬箱) 妙高高原町 富山の配置薬(薬の行商人が毎年巡回して更新 する売薬)の容器 有民⑦-11 有形 民俗知識 キハダ(黄蘗) 妙高高原町 ミカン科の落葉喬木「木蘗」の樹皮で、内側が黄 色で苦味があり、健胃剤となる 有民⑦-12 有形 民俗知識 クスリナベ(薬鍋) 妙高高原町 薬を煎じた道具 有民⑦-13 有形 民俗知識 チョウシンキ(聴診器) 妙高高原町 医師が患者の内臓診断に使用した医療器 有民⑦-14 有形 民俗知識 コヨミ(暦) 妙高高原町 大正9年の季節による主な行事を記載した一覧 表 商店で配布したもの 有民⑧-1 有形 民俗芸能 尺八 妙高村 有民⑧-2 有形 民俗芸能 テングのゲタ(天狗の下駄) 妙高高原町 お祭の仮装行列の天狗が履いた高歯下駄 有民⑧-3 有形 民俗芸能 テマリ(手毬) 妙高高原町 色とりどりの糸を巻いて作った毬 女児用玩具 有民⑨-1 有形 人の一生 袋布団 新井市 出産儀礼 有民⑨-2 有形 人の一生 花嫁道具・ツギバコ 新井市 花嫁衣裳を作った端切れを入れる木箱 関山

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 有民⑨-3 有形 人の一生 花嫁道具・モンツキヤグ 新井市 背中に花嫁方の家紋を染め抜いた夜具 有民⑨-4 有形 人の一生 婚儀の衣装 新井市 結婚儀礼 有民⑨-5 有形 人の一生 ツグラ 妙高高原町 藁で編んだ碗型のもので初産の時に実家から贈 る 有民⑨-6 有形 人の一生 カメノコ(亀の子) 妙高高原町 嬰児を背負った上を覆う絆纏 有民⑨-7 有形 人の一生 ウバグルマ(乳母車) 妙高高原町 幼児を乗せて戸外を移動する四輪車 有民⑨-8 有形 人の一生 オイワイギ(祝着) 妙高高原町 五才と七才の男児の晴着で、いずれも着物と羽 織の揃いである 有民⑨-9 有形 人の一生 ツノダル(角樽) 妙高高原町 祝酒を運んだ樽 手提げの柄を角のように大きく した、朱漆塗り 有民⑨-10 有形 人の一生 オオサカズキ(大盃) 妙高高原町 祝宴で使用された朱塗りのもの、陶製 有民⑩-1 有形 年中行事 シメカザリ(注連飾、〆飾) 妙高高原町 1月 魔除けのため正月に家の入口につける飾り 有民⑩-2 有形 年中行事 ダイコクジメ(大黒注連) 妙高高原町 正月に家の神棚の前につける太い注連縄で、年 神の降臨を示すもの 有民⑩-3 有形 年中行事 ヒナニンギョウ(雛人形) 妙高高原町 3月 雛祭に飾った人形 内裏雛、男雛等 有民⑩-4 有形 年中行事 ヒナドウグ(雛道具) 妙高高原町 3月 雛人形と共に飾った道具類 有民⑩-5 有形 年中行事 コイノボリ(鯉幟) 妙高高原町 5月 端午の節句にたてた職 有民⑩-6 有形 年中行事 フキナガシ(吹流し) 妙高高原町 5月 鯉職りの鯉の上部につける5色の細長い布 で、滝を表現している 風慣-1 無形 風俗慣習 六斎市(新井六十市) 新井市 新井 ●栄町・朝日町・東雲町通り(S36~現在) 新井 風慣-2 無形 風俗慣習 風祭 5月1・2日/カザマツリ 新井市 新井 年中行事、白山神社祭礼 新井 風慣-3 無形 風俗習慣 月岡のお精霊(しょうらい) 新井市 月岡 8月13日 和田 風慣-4 無形 風俗慣習 3月15日/オシャカサマノホネ 新井市 広島 年中行事 和田 風慣-5 無形 風俗慣習 8月13~16日/オボン 新井市 風慣-6 無形 風俗慣習 3月3日頃/カイダン 新井市 猪野山 風慣-7 無形 風俗慣習 小丸山の戸隠講 新井市 小丸山新田 風慣-8 無形 風俗慣習 十日市 新井市 十日市 風慣-9 無形 風俗慣習 飛田の戸隠講 新井市 飛田 風慣-10 無形 風俗慣習 5月3日/斐太神社春祭り 新井市 宮内 斐太神社祭礼 斐太 風慣-11 無形 風俗慣習 五日市 新井市 五日市 定期市 斐太 風慣-12 無形 風俗慣習 7月21日/夏祭り 新井市 雪森 年中行事 斐太 風慣-13 無形 風俗慣習 6月20日/水神様の祭 新井市 飛田新田 年中行事 斐太 風慣-14 無形 風俗慣習 8月17日/マンマ会 新井市 梨木 年中行事 斐太 風慣-15 無形 風俗慣習 日吉神社 堂根まつり 新井市 吉木 8月16日・17日,高市指定文化財(H13) 水上 風慣-16 無形 風俗慣習 8月16~17日/堂根まつり 新井市 吉木 年中行事、日吉神社祭礼 年中行事 年中行事 斐太 斐太 定期市 斐太 斐太 水上 風慣-17 無形 風俗慣習 8月24日/夜泣き地蔵まつり 新井市 志、除戸 年中行事 矢代、鳥 坂 風慣-18 無形 風俗慣習 7月17日/大日さん 新井市 上堀之内 年中行事 鳥坂 風慣-19 無形 風俗慣習 9月24日/ぼたもち神様 新井市 小局 年中行事 風慣-20 無形 風俗慣習 乳の神 新井市 猿橋 風慣-21 無形 風俗慣習 遊び 新井市 猿橋 まり、クギウチ、パチ、コマ 上郷 風慣-22 無形 風俗慣習 東関 からこ祭 新井市 東関 8月27日,妙高市指定文化財(H16) 上郷 風慣-23 無形 風俗慣習 長沢そば作り 新井市 長沢 オヤマボクチをつなぎに使用 上郷 風慣-24 無形 風俗慣習 長沢よみや 新井市 長沢 9月の秋祭り、八王子神社 上郷 風慣-25 無形 風俗慣習 10月/御講 新井市 長沢 年中行事 上郷 風慣-26 無形 風俗慣習 8月27日/東関 からこ祭り 新井市 東関 風俗慣習 4月18日/観音まつり(飛 田)、もぐさ観音まつり(下平 新井市 丸) 風慣-27 無形 泉 上郷 飛田、下平 年中行事 丸 上郷 斐太、平 丸

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 風慣-28 無形 風俗慣習 平丸そば作り 新井市 上平丸、下 平丸 風慣-29 無形 風俗慣習 上平丸の戸隠講 新井市 上平丸 風慣-30 無形 風俗習慣 ダイコングラ 新井市 雪の中や土の中での野菜の保存法 風慣-31 無形 風俗慣習 主食料 新井市 米、麦、粉団子、シイダンゴ、モチアワ、ウルア ワ、ゴギリ、雑炊 風慣-32 無形 風俗慣習 間食料 新井市 カキ、クルミ、グミ、クリ、サツマイモ 風慣-33 無形 風俗慣習 救荒食料(カタコ(片栗粉)と 新井市 ジャガイモから作るクズ) 風慣-34 無形 風俗慣習 食事回数は3回 新井市 風慣-35 無形 風俗慣習 コビル、コビリ 新井市 風慣-36 無形 風俗慣習 回米 新井市 風慣-37 無形 風俗慣習 ヒシマキ 新井市 風慣-38 無形 風俗慣習 笹ずし作り 新井市 風慣-39 無形 風俗慣習 副食料 新井市 風慣-40 無形 風俗慣習 豆腐 新井市 風慣-41 無形 風俗慣習 納豆 新井市 新井市 地区 大字名 平丸 平丸 農繁期の中間食のこと 携帯用の食品 ダイコン、ネギ、白菜、ワラビ、ゼンマイ、タケノ コ、フキ、キャベツ、タマネギ、キュウリ、ナス、マク ワウリ、カボチャ、ホウレンソウ、ゴボウ、豆類、イ モ類 風慣-42 無形 風俗慣習 夏マワシと冬マワシのタクア ン 風慣-43 無形 風俗慣習 野沢菜漬け 新井市 風慣-44 無形 風俗慣習 トメヅケ 新井市 風慣-45 無形 風俗慣習 漬物 新井市 風慣-46 無形 風俗慣習 味噌と醤油 新井市 風慣-47 無形 風俗慣習 山野草の調理保存法 新井市 春の郷土料理、あく抜き、天ぷら等 風慣-48 無形 風俗慣習 草だんご 新井市 春の郷土料理 風慣-49 無形 風俗慣習 ちまき 新井市 春の郷土料理 春の郷土料理 風慣-50 無形 風俗慣習 切り干し大根と身欠きにしん 新井市 の煮しめ 風慣-51 無形 風俗慣習 笹もち 新井市 春の郷土料理 風慣-52 無形 風俗慣習 たけのこ汁 新井市 春の郷土料理 風慣-53 無形 風俗慣習 たけのこ狩り 新井市 風慣-54 無形 風俗慣習 梅干し 新井市 夏の郷土料理 風慣-55 無形 風俗慣習 押しずし 新井市 夏の郷土料理 風慣-56 無形 風俗慣習 やたら 新井市 夏の郷土料理 風慣-57 無形 風俗慣習 酢ズイキ 新井市 夏の郷土料理 風慣-58 無形 風俗慣習 ぼたもち 新井市 秋の郷土料理 風慣-59 無形 風俗慣習 山もち 新井市 秋の郷土料理 風慣-60 無形 風俗慣習 おひら 新井市 秋の郷土料理 風慣-61 無形 風俗慣習 菊のり 新井市 秋の郷土料理 風慣-62 無形 風俗慣習 のっぺい 新井市 秋の郷土料理 風慣-63 無形 風俗慣習 呉汁 新井市 秋の郷土料理 風慣-64 無形 風俗慣習 手作りのこんにゃく 新井市 秋の郷土料理 風慣-65 無形 風俗慣習 干し柿、干しイモ 新井市 冬の郷土料理 風慣-66 無形 風俗慣習 いもがらとじゃがいものにつ け 新井市 冬の郷土料理 風慣-67 無形 風俗慣習 納豆 新井市 冬の郷土料理 風慣-68 無形 風俗慣習 煮なます 新井市 冬の郷土料理 風慣-69 無形 風俗慣習 手打ちそば 新井市 冬の郷土料理

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 風慣-70 無形 風俗慣習 雑煮 新井市 冬の郷土料理 風慣-71 無形 風俗慣習 サメの煮こごり 新井市 冬の郷土料理 風慣-72 無形 風俗慣習 いもじり(とろろ汁) 新井市 冬の郷土料理 風慣-73 無形 風俗慣習 あま酒 新井市 冬の郷土料理 風慣-74 無形 風俗慣習 つけ菜(野沢菜)の粕汁 新井市 冬の郷土料理 風慣-75 無形 風俗慣習 やきもち 新井市 冬の郷土料理 風慣-76 無形 風俗慣習 越冬用の漬物 新井市 冬の郷土料理 風慣-77 無形 風俗慣習 こそば栽培 新井市 風慣-78 無形 風俗慣習 キナコ 新井市 風慣-79 無形 風俗慣習 年とり魚 新井市 風慣-80 無形 風俗慣習 ニガリ 新井市 風慣-81 無形 風俗慣習 生業としての稲作 新井市 風慣-82 無形 風俗慣習 ゴケ、トウミによる脱穀 新井市 風慣-83 無形 風俗慣習 搗き臼、水車での精米 新井市 風慣-84 無形 風俗慣習 畑作は自家用野菜が主 新井市 風慣-85 無形 風俗慣習 用水(共有財産)の利用 新井市 共有財産の一つ 風慣-86 無形 風俗慣習 シバ山(共有財産)の利用 新井市 共有財産の一つ、区長の許可を得て山に入り、 量を限定してシバを取った 風慣-87 無形 風俗慣習 カシグワ 新井市 鍬先を鍛冶屋から口約束で借りて収穫が終わっ た秋に賃貸料(米)を付けて返す仕組み 風慣-88 無形 風俗慣習 戸隠講 新井市 田植えに食べることが多い、稲が黄色に良く実る ようにとの意味 風慣-89 無形 風俗慣習 浄土真宗門徒の講:マメイリ 新井市 講 風慣-90 無形 風俗慣習 職人の太子講 新井市 風慣-91 無形 風俗慣習 米頼母子講 新井市 風慣-92 無形 風俗慣習 道普請 新井市 風慣-93 無形 風俗慣習 用水普請 新井市 風慣-94 無形 風俗慣習 雪踏み普請 新井市 風慣-95 無形 風俗慣習 屋根普請 新井市 風慣-96 無形 風俗慣習 入会地の利用と山論 新井市 風慣-97 無形 風俗慣習 建築儀礼 新井市 風慣-98 無形 風俗慣習 出産 新井市 出産儀礼 風慣-99 無形 風俗慣習 出産後の儀礼 新井市 出産儀礼 風慣-100 無形 風俗慣習 マゴイワイ 新井市 出産儀礼 風慣-101 無形 風俗慣習 満1歳の祝い 新井市 出産儀礼 風慣-102 無形 風俗慣習 ヘソノオの処理 新井市 出産儀礼 風慣-103 無形 風俗慣習 嫁入り婚 新井市 結婚儀礼 風慣-104 無形 風俗慣習 クチカケさんによる「出会い」 新井市 結婚儀礼 風慣-105 無形 風俗慣習 チュウニン 新井市 結婚儀礼 風慣-106 無形 風俗慣習 ムコイレ 新井市 結婚儀礼 風慣-107 無形 風俗慣習 結婚式の門出 新井市 結婚儀礼 風慣-108 無形 風俗慣習 チカムカエ 新井市 結婚儀礼 風慣-109 無形 風俗慣習 花嫁の家入 新井市 結婚儀礼 風慣-110 無形 風俗慣習 オツキモチ(オチツキモチ) 新井市 結婚儀礼 風慣-111 無形 風俗慣習 イロナオシ 新井市 結婚儀礼 風慣-112 無形 風俗慣習 式 新井市 結婚儀礼 風慣-113 無形 風俗慣習 披露宴 新井市 結婚儀礼 風慣-114 無形 風俗慣習 二日目 ムラヨビ 新井市 結婚儀礼 地区

160.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 風慣-115 無形 風俗慣習 三日目 バサザケ 新井市 結婚儀礼 風慣-116 無形 風俗慣習 ハツカエリ(最初の里帰り) 新井市 結婚儀礼 風慣-117 無形 風俗慣習 オハグロ 新井市 結婚儀礼 風慣-118 無形 風俗慣習 年祝儀礼 新井市 結婚儀礼 風慣-119 無形 風俗慣習 コステ(慣習) 新井市 結婚儀礼 風慣-120 無形 風俗慣習 ヨナガシ 新井市 結婚儀礼 風慣-121 無形 風俗慣習 死者の扱い 新井市 葬送儀礼 風慣-122 無形 風俗慣習 ツゲビト 新井市 葬送儀礼 風慣-123 無形 風俗慣習 マクラ経 新井市 葬送儀礼 風慣-124 無形 風俗慣習 オトギ親類 新井市 葬送儀礼 風慣-125 無形 風俗慣習 弔問 新井市 葬送儀礼 風慣-126 無形 風俗慣習 ユカン 新井市 葬送儀礼 風慣-127 無形 風俗慣習 座棺 新井市 葬送儀礼 風慣-128 無形 風俗慣習 野辺送り 新井市 葬送儀礼 風慣-129 無形 風俗慣習 火葬 新井市 葬送儀礼 風慣-130 無形 風俗慣習 デタチ 新井市 葬送儀礼 風慣-131 無形 風俗慣習 ホネアゲ 新井市 葬送儀礼 風慣-132 無形 風俗慣習 七日参りと初七日 新井市 葬送儀礼 風慣-133 無形 風俗慣習 オダンビキキリアゲ(三十五 日目) 新井市 葬送儀礼 風慣-134 無形 風俗慣習 ハツボン(初盆) 新井市 葬送儀礼 風慣-135 無形 風俗慣習 年忌法要 新井市 葬送儀礼 葬送儀礼 風慣-136 無形 風俗慣習 葬送に関するその他の禁忌 新井市 事項 風慣-137 無形 風俗慣習 妙高山信仰 新井市 信仰 風慣-138 無形 風俗慣習 庚申信仰 新井市 信仰 風慣-139 無形 風俗慣習 才の神 新井市 信仰 風慣-140 無形 風俗慣習 産育 新井市 出産儀礼 風慣-141 無形 風俗慣習 アサノハ 新井市 出産儀礼 風慣-142 無形 風俗慣習 オビヤ 新井市 出産儀礼 風慣-143 無形 風俗慣習 妊娠中の飯 新井市 出産儀礼 風慣-144 無形 風俗慣習 オビヤアケ 新井市 出産儀礼 風慣-145 無形 風俗慣習 マゴイワイ 新井市 出産儀礼 風慣-146 無形 風俗慣習 オブキ 新井市 出産儀礼 風慣-147 無形 風俗慣習 カラス団子 新井市 葬送儀礼 風慣-148 無形 風俗慣習 まくら飯 新井市 葬送儀礼 風慣-149 無形 風俗慣習 足を染める 新井市 外から新しく入ってきた人が居つく事 風慣-150 無形 風俗慣習 一歩下がると諸式がよけいか 新井市 かる 風慣-151 無形 風俗慣習 大寄り合い 新井市 風慣-152 無形 風俗慣習 分家 新井市 風慣-153 無形 風俗慣習 奉公人 新井市 風慣-154 無形 風俗慣習 スケ 新井市 風慣-155 無形 風俗慣習 オモダチ・コマエ・オーヤ 新井市 風慣-156 無形 風俗慣習 マゴオヤ 新井市 風慣-157 無形 風俗慣習 子供組 新井市 風慣-158 無形 風俗慣習 青年会 新井市 昭和期 風慣-159 無形 風俗慣習 農休日 新井市 あそびし(遊び日)で仕事をしない 大相談・総会とも言う 地区

161.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 風慣-160 無形 風俗慣習 祝言 新井市 風慣-161 無形 風俗慣習 イワイビ(祝い日) 新井市 結婚儀礼 風慣-162 無形 風俗慣習 十二神社祭礼 新井市 風慣-163 無形 風俗慣習 稲荷様(信仰) 新井市 風慣-164 無形 風俗慣習 タイシッコ(信仰) 新井市 風慣-165 無形 風俗慣習 家の神(信仰) 新井市 風慣-166 無形 風俗慣習 春説教 新井市 風慣-167 無形 風俗慣習 ご奉加 新井市 風慣-168 無形 風俗慣習 女の寺 新井市 風慣-169 無形 風俗慣習 元日・元旦・年頭参り 新井市 夜明けに村の人々は、マルブクロに餅・米を入れ て教化寺に参詣に行く、家庭ではボンピキ遊び が行われる 風慣-170 無形 風俗慣習 仕事始め、会始め 新井市 野良着に着替えて草履・俵編み等の藁仕事を行 う、年始回りも行う 風慣-171 無形 風俗慣習 正月呼び 新井市 近所の人を招く 風慣-172 無形 風俗慣習 1月7日 七日正月 新井市 雑煮、七草がゆ 風慣-173 無形 風俗慣習 1月11日/蔵開き 新井市 年中行事 風慣-174 無形 風俗慣習 1月 寒九の水 新井市 年中行事 新井市 年中行事 職人祭り 風慣-175 無形 風俗慣習 1月13.14日/トリオイ(鳥追 い) 風慣-176 無形 風俗慣習 1月15日/ヤブイリ(藪入り) 新井市 年中行事 風慣-177 無形 風俗慣習 1月15日/サイノカミ(塞ノ神) 新井市 年中行事 風慣-178 無形 風俗慣習 1月15日/タウエ 新井市 年中行事 新井市 年中行事 風慣-179 無形 風俗慣習 1月20日/ツメショウガツ 20日/ショウガツ、寝正月 風慣-180 無形 風俗慣習 1月25日 テンジンコウ 新井市 年中行事 風慣-181 無形 風俗慣習 1月中 トガクシコウ 新井市 年中行事 風慣-182 無形 風俗慣習 1月中 オチャビ 新井市 年中行事 風慣-183 無形 風俗慣習 1月 寒餅づくり 新井市 年中行事 風慣-184 無形 風俗慣習 2月2・3日/セツブン・節分 新井市 年中行事 風慣-185 無形 風俗慣習 2月9・10日/ヤマノカミ 新井市 年中行事 風慣-186 無形 風俗慣習 2月 別院の回壇 新井市 年中行事 風慣-187 無形 風俗慣習 3月3・4日/サンガツセック 新井市 年中行事 風慣-188 無形 風俗慣習 3月3日/火祭り 新井市 年中行事 年中行事 風慣-189 無形 風俗慣習 3月13.14日/墨衣の御影様・ 新井市 スミエノゴエイサマ 風慣-190 無形 風俗慣習 3月×日/オヒガン 新井市 年中行事 風慣-191 無形 風俗慣習 3月×日/オカイダン 新井市 年中行事 新井市 年中行事 風慣-192 無形 風俗慣習 4月3日/神武天皇様ひな祭 り 風慣-193 無形 風俗慣習 4月15日/稲荷祭 新井市 年中行事 風慣-194 無形 風俗慣習 4月18日/バトウカンノン 新井市 年中行事 風慣-195 無形 風俗慣習 4月/ボヨガリ(柴刈り) 新井市 年中行事 風慣-196 無形 風俗慣習 4月/ハルマツリ 新井市 年中行事 年中行事 白い餅を食べる 風慣-197 無形 風俗慣習 5月8日/お薬師さん、ヤクシ 新井市 マツリ、シャカマツリ 風慣-198 無形 風俗慣習 5月~6月上旬/タウエ 新井市 年中行事 風慣-199 無形 風俗慣習 6月/ノウヤスミ・タウエセック 新井市 年中行事 風慣-200 無形 風俗慣習 タヤスミ 新井市 2日間の休み、笹餅を作って祝う 風慣-201 無形 風俗慣習 6月/田の草取り 新井市 年中行事 風慣-202 無形 風俗慣習 6月/馬子洗い 新井市 年中行事 地区

162.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 風慣-203 無形 風俗慣習 7月1日/キンヌギ、衣(きん) ぬき 新井市 年中行事 風慣-204 無形 風俗慣習 7月7日/タナバタ 新井市 年中行事 風慣-205 無形 風俗慣習 7月23.24日/ムエンコウ 新井市 年中行事 風慣-206 無形 風俗慣習 8月10日/盆普請・盆道普請 新井市 年中行事 風慣-207 無形 風俗慣習 8月7日/新盆 新井市 年中行事 年中行事 風慣-208 無形 風俗慣習 8月20日/ツメボン・ハツカボ 新井市 ン 風慣-209 無形 風俗慣習 8月27・28日/シチヤハチヤ 新井市 年中行事 風慣-210 無形 風俗慣習 9月15日/十五夜 新井市 年中行事 風慣-211 無形 風俗慣習 9月/アキマツリ 新井市 年中行事 風慣-212 無形 風俗慣習 9月19日/山の口開き 新井市 年中行事 風慣-213 無形 風俗慣習 9月23日/彼岸 新井市 年中行事 風慣-214 無形 風俗慣習 10月/カリアゲ 新井市 年中行事 風慣-215 無形 風俗慣習 10月13日/イモノトシトリ 新井市 年中行事 風慣-216 無形 風俗慣習 10月15日/ダイコンノトシトリ 新井市 年中行事 風慣-217 無形 風俗慣習 10月22-26日/報恩講 新井市 年中行事 風慣-218 無形 風俗慣習 10月/カリアゲ 新井市 年中行事 風慣-219 無形 風俗慣習 10月/かいば切り 新井市 年中行事 風慣-220 無形 風俗慣習 11月15日/大根の年取り 新井市 年中行事 風慣-221 無形 風俗慣習 11月/秋祭り 新井市 年中行事 風慣-222 無形 風俗慣習 11月/ホウオンコウ 新井市 年中行事 年中行事 風慣-223 無形 風俗慣習 11月15日/大刈り上げ(田の 新井市 神さん) 風慣-224 無形 風俗慣習 11月25日/ホドイワイ 新井市 年中行事 風慣-225 無形 風俗慣習 11月/かぶな洗い 新井市 年中行事 風慣-226 無形 風俗慣習 11月/秋もち(秋節句) 新井市 年中行事 風慣-227 無形 風俗慣習 11月30日/オトリコシ 新井市 年中行事 風慣-228 無形 風俗慣習 12月8日/ふいご祭り 新井市 年中行事 風慣-229 無形 風俗慣習 12月/こばしあげ、とうど呼 び、秋がえしき 新井市 年中行事 風慣-230 無形 風俗慣習 12月22日/冬至、南瓜の年と 新井市 り 年中行事 風慣-231 無形 風俗慣習 大掃除 新井市 年中行事/餅つきの前におこなう 風慣-232 無形 風俗慣習 12月25・26・27日/餅つき 新井市 年中行事 風慣-233 無形 風俗慣習 12月31日/歳取り・大晦日 新井市 年中行事 新井市 年中行事 風慣-234 無形 風俗慣習 12月28日/ゴショウトウ・オコ ウ 風慣-235 無形 風俗慣習 かまくら作り 新井市 風慣-236 無形 風俗慣習 寒ざらし・雪さらし 新井市 風慣-237 無形 風俗慣習 3月9日/山の神 妙高村 小野沢 風慣-238 無形 風俗慣習 妙高山信仰・阿弥陀信仰 妙高村 関山 風慣-239 無形 風俗慣習 なんぼいさん 妙高村 関山 妙高山参詣登山、春日神社氏子が継承 関山 風慣-240 無形 風俗慣習 関山神社大祭(火祭り) 妙高村 関山 旧暦6月17日18日、現在は7月の第3土日に開催 関山 風慣-241 無形 風俗慣習 関山神社月並祭 妙高村 関山 毎月1日と15日 関山 風慣-242 無形 風俗慣習 妙高山参詣登山 妙高村 関山 旧暦6月23日 関山 風慣-243 無形 風俗慣習 地蔵信仰 妙高村 主食の増量剤(カテ飯)として若芽を採集してい た ぜんまい・わらび・竹の子等 風慣-244 無形 風俗慣習 植物の利用(トコロ、ヤマイモ のムカゴ、リョウブ、タニウツ 妙高村 ギ、ウコギ等) 風慣-245 無形 風俗慣習 山菜 妙高村 十二神社、神事 関山 関山

163.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 風慣-246 無形 風俗慣習 ナンテンハギ(マメ科) 妙高村 山菜 風慣-247 無形 風俗慣習 ヨブスマソウ(キク科) 妙高村 山菜 風慣-248 無形 風俗慣習 ソバナ(キキョウ科) 妙高村 山菜 風慣-249 無形 風俗慣習 笹ずし 妙高村 風慣-250 無形 風俗慣習 たけのこ汁 妙高村 風慣-251 無形 風俗慣習 たけのこ狩り 妙高村 風慣-252 無形 風俗慣習 1月1日/元日 妙高村 風慣-253 無形 風俗慣習 1月2日/仕事始め 妙高村 風慣-254 無形 風俗慣習 1月7日/7日正月 妙高村 風慣-255 無形 風俗慣習 寒九の水 妙高村 風慣-256 無形 風俗慣習 1月11日/蔵開き 妙高村 風慣-257 無形 風俗慣習 1月15日/小正月 妙高村 風慣-258 無形 風俗慣習 1月1日/塞の神 妙高村 風慣-259 無形 風俗慣習 団子飾り 妙高村 1月15日もしくは14日 風慣-260 無形 風俗慣習 藪入り 妙高村 1月15日から17日ぐらいまで 風慣-261 無形 風俗慣習 1月20日/二十日正月 妙高村 風慣-262 無形 風俗慣習 節分 妙高村 立春の前日 風慣-263 無形 風俗慣習 春説教 妙高村 2月から 風慣-264 無形 風俗慣習 3月3日/ひなまつり 妙高村 風慣-265 無形 風俗慣習 3月9日/山の神 妙高村 風慣-266 無形 風俗慣習 3月15日/涅槃会 妙高村 風慣-267 無形 風俗慣習 春彼岸 妙高村 風慣-268 無形 風俗慣習 4月3日/春の節句 妙高村 風慣-269 無形 風俗慣習 観音様と薬師様の祭り 妙高村 風慣-270 無形 風俗慣習 5月5日/端午の節句 妙高村 風慣-271 無形 風俗慣習 6月30日/山開き 妙高村 風慣-272 無形 風俗慣習 7月1日/きんぬぎ 妙高村 風慣-273 無形 風俗慣習 土曜丑の日 妙高村 立秋の18日前 風慣-274 無形 風俗慣習 お盆 妙高村 8月7日から 風慣-275 無形 風俗慣習 二百十日 妙高村 立春から二百十日、二百二十日 風慣-276 無形 風俗慣習 秋祭り 妙高村 9月上旬から11月中旬 風慣-277 無形 風俗慣習 十五夜 妙高村 旧暦の8月15日 風慣-278 無形 風俗慣習 10月2,3,4日頃/報恩講 妙高村 風慣-279 無形 風俗慣習 10月13日/芋の年取り 妙高村 風慣-280 無形 風俗慣習 11月15日/大根の年取り 妙高村 風慣-281 無形 風俗慣習 お取り越し 妙高村 風慣-282 無形 風俗慣習 すす掃き 妙高村 風慣-283 無形 風俗慣習 12月21日頃/冬至 妙高村 風慣-284 無形 風俗慣習 12月20日過ぎ/餅つき 妙高村 風慣-285 無形 風俗慣習 12月31日/年取り 妙高村 風慣-286 無形 風俗慣習 かまくら作り 妙高村 風慣-287 無形 風俗慣習 寒ざらし・雪さらし 妙高村 風慣-288 無形 風俗慣習 例祭「大山祗社」 妙高高原町 赤倉 年中行事/8月3~4日 名香山 風慣-289 無形 風俗慣習 例祭「神明社」 妙高高原町 兼俣 年中行事/9月11~13日 名香山 風慣-290 無形 風俗慣習 例祭「天神社」 妙高高原町 関川 年中行事/9月12~14日 名香山 風慣-291 無形 風俗慣習 例祭「八幡宮」 妙高高原町 関川 年中行事/9月9~10日 名香山 風慣-292 無形 風俗慣習 例祭「春日社」 妙高高原町 蔵々 年中行事/9月11~12日 名香山 1月 春分の日を中心に前後7日間 4月18日、 5月8日

164.

種別 番号 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 地区 大字名 風慣-293 無形 風俗慣習 例祭「諏訪神社」 妙高高原町 田切 年中行事/5月8日、9月6~8日 名香山 風慣-294 無形 風俗慣習 例祭「高原神社」 妙高高原町 田切 新赤倉、年中行事/8月8日 名香山 風慣-295 無形 風俗慣習 例祭「神明社」 妙高高原町 田口 年中行事/9月10~13日 名香山 風慣-296 無形 風俗慣習 例祭「神明社」 妙高高原町 二俣 年中行事/8月26~28日 名香山 風慣-297 無形 風俗慣習 黒姫神社祭り 妙高高原町 杉野沢 年中行事 杉野沢 風慣-298 無形 風俗慣習 例祭「八幡宮」 妙高高原町 杉野沢 年中行事/3月9日、9月12~13日 杉野沢 風慣-299 無形 風俗慣習 予祝儀礼 妙高高原町 杉野沢 年中行事 杉野沢 風慣-300 無形 風俗慣習 年とり魚 妙高高原町 風慣-301 無形 風俗慣習 笹ずし 妙高高原町 風慣-302 無形 風俗慣習 たけのこ汁 妙高高原町 風慣-303 無形 風俗慣習 たけのこ狩り 妙高高原町 風慣-304 無形 風俗慣習 主食料(カテメシ) 妙高高原町 混ぜるものは、粟、稗、馬鈴薯、大根、くずこ等 風慣-305 無形 風俗慣習 塩の買い付け 妙高高原町 信州の古間からと関川からの購入ルートがあった 風慣-306 無形 風俗慣習 カヤバヤキ 妙高高原町 共有地 風慣-307 無形 風俗慣習 マキトリ 妙高高原町 風慣-308 無形 風俗慣習 馬頭観音(信仰) 妙高高原町 農耕や旅のための馬を供養するために道中や村 の馬繕い場に石像が建立された 風慣-309 無形 風俗慣習 厄年 妙高高原町 男の42と女の33 風慣-310 無形 風俗慣習 鬼遊び 妙高高原町 風慣-311 無形 風俗慣習 相撲 妙高高原町 青年の遊び 風慣-312 無形 風俗慣習 宝引き 妙高高原町 主婦たちの遊び 風慣-313 無形 風俗慣習 テーシュ講 妙高高原町 家の家長が主に集まる講 風慣-314 無形 風俗慣習 戸隠講 妙高高原町 風慣-315 無形 風俗慣習 マキ 妙高高原町 風慣-316 無形 風俗慣習 フレマシ 妙高高原町 風慣-317 無形 風俗慣習 エエモチ 妙高高原町 風慣-318 無形 風俗慣習 カッパメシ 妙高高原町 風慣-319 無形 風俗慣習 霧下そば 妙高高原町 風慣-320 無形 風俗慣習 ドーロクジン 妙高高原町 風慣-321 無形 風俗慣習 ワカレンチュウ 妙高高原町 風慣-322 無形 風俗慣習 青年団 妙高高原町 風慣-323 無形 風俗慣習 女オコウ 妙高高原町 風慣-324 無形 風俗慣習 シンショウを渡す 妙高高原町 風慣-325 無形 風俗慣習 ヤノシをゆずる/イノシをゆず 妙高高原町 る 風慣-326 無形 風俗慣習 結納 妙高高原町 結婚儀礼 風慣-327 無形 風俗慣習 チカムカエ 妙高高原町 結婚儀礼 風慣-328 無形 風俗慣習 式(結婚) 妙高高原町 結婚儀礼 風慣-329 無形 風俗慣習 オビアゲ 妙高高原町 風慣-330 無形 風俗慣習 ゴゼンサマ 妙高高原町 風慣-331 無形 風俗慣習 カラスダンゴ 妙高高原町 風慣-332 無形 風俗慣習 葬式 妙高高原町 風慣-333 無形 風俗慣習 道祖神 妙高高原町 風慣-334 無形 風俗慣習 旅芸人(ごぜ宿の慣行) 妙高高原町 高田からゴゼがきた、三河万才もきた 風慣-335 無形 風俗慣習 正月 妙高高原町 年中行事 風慣-336 無形 風俗慣習 元日 妙高高原町 年中行事 風慣-337 無形 風俗慣習 1月2日/仕事始め 妙高高原町 年中行事 風慣-338 無形 風俗慣習 1月11日/蔵開き、鏡開き 妙高高原町 年中行事 年中行事等に関する風俗習慣 組長、杉野沢には10の組があった

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種別 番号 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 大字名 風慣-339 無形 風俗慣習 1月14日/鳥追い 妙高高原町 年中行事 風慣-340 無形 風俗慣習 1月14日/道祖神、道陸神 妙高高原町 年中行事 風慣-341 無形 風俗慣習 1月15日/小正月 妙高高原町 年中行事 風慣-342 無形 風俗慣習 1月15日/塞の神 妙高高原町 年中行事 風慣-343 無形 風俗慣習 1月15日/藪入り 妙高高原町 年中行事 年中行事 風慣-344 無形 風俗慣習 1月15日または18日/生木責 妙高高原町 め 風慣-345 無形 風俗慣習 2月3又は4日/節分 妙高高原町 年中行事 風慣-346 無形 風俗慣習 3月9、10日/山の神 妙高高原町 年中行事 風慣-347 無形 風俗慣習 3月下旬/春彼岸 妙高高原町 年中行事 風慣-348 無形 風俗慣習 4月3日/春節句 妙高高原町 年中行事 風慣-349 無形 風俗慣習 4月から5月上旬/春祭り 妙高高原町 年中行事 風慣-350 無形 風俗慣習 5月5日/五月節供 妙高高原町 年中行事 年中行事 風慣-351 無形 風俗慣習 5月8日/薬師、稲荷の祭りの 妙高高原町 日 風慣-352 無形 風俗慣習 5月8日ほか/太子講 妙高高原町 5月8日杉野沢区、6月22日その他の区 風慣-353 無形 風俗慣習 5月上・中旬/道普請 妙高高原町 年中行事 風慣-354 無形 風俗慣習 5月上・中旬/野火つけ 妙高高原町 ムラ総出でカヤバの枯れがやを焼く 風慣-355 無形 風俗慣習 5月下旬/水揚げ 妙高高原町 ムラ総出で田へ流す用水路の川ざらえをする 風慣-356 無形 風俗慣習 6月中旬/田休み 妙高高原町 年中行事 風慣-357 無形 風俗慣習 7月1日/きんぬき 妙高高原町 年中行事 風慣-358 無形 風俗慣習 7月下旬/土用丑の日 妙高高原町 年中行事 風慣-359 無形 風俗慣習 7月23日/妙高山祭り 妙高高原町 年中行事 風慣-360 無形 風俗慣習 8月7日/河原めし 妙高高原町 年中行事 風慣-361 無形 風俗慣習 盆の行事 妙高高原町 年中行事 風慣-362 無形 風俗慣習 8月7日/初盆 妙高高原町 年中行事 風慣-363 無形 風俗慣習 8月13日/迎え盆 妙高高原町 年中行事 風慣-364 無形 風俗慣習 8月15日/寺で盂蘭盆会の法 妙高高原町 要 年中行事 風慣-365 無形 風俗慣習 8月15日/十五日 妙高高原町 「地獄の釜の釜揚げの日」、寺に参拝して先祖の 罪業消滅を祈願する 風慣-366 無形 風俗慣習 8月16日/送り盆 妙高高原町 年中行事 風慣-367 無形 風俗慣習 8月15日~17日/やぶいり 妙高高原町 年中行事 風慣-368 無形 風俗慣習 8月13・14・15日/夜 盆踊り 妙高高原町 年中行事 風慣-369 無形 風俗慣習 8月27.28日/しまい盆 妙高高原町 年中行事 風慣-370 無形 風俗慣習 9月2日頃/二百十日 妙高高原町 年中行事 風慣-371 無形 風俗慣習 9月上・中旬/秋祭り 妙高高原町 年中行事 妙高高原町 年中行事 風慣-372 無形 風俗慣習 9月上旬~中旬/(旧8月15 日)十五夜 風慣-373 無形 風俗慣習 11月8日/ふいご祭り 妙高高原町 年中行事 風慣-374 無形 風俗慣習 11月15日/案山子あげ 妙高高原町 年中行事 風慣-375 無形 風俗慣習 11月20日/えびす講 妙高高原町 年中行事 風慣-376 無形 風俗慣習 11月28日/おとりこし 妙高高原町 年中行事 風慣-377 無形 風俗慣習 12月9日/大黒様の年取り 妙高高原町 年中行事 風慣-378 無形 風俗慣習 すす掃き 妙高高原町 年中行事 風慣-379 無形 風俗慣習 12月20日過ぎ/松迎え 妙高高原町 年中行事 風慣-380 無形 風俗慣習 お飾りつくり 妙高高原町 年中行事 風慣-381 無形 風俗慣習 餅つき 妙高高原町 年中行事 風慣-382 無形 風俗慣習 12月31日/年とり 妙高高原町 年中行事 地区

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 風慣-383 無形 風俗慣習 かまくら作り 妙高高原町 風慣-384 無形 風俗慣習 寒ざらし・雪さらし 妙高高原町 民芸-1 無形 民俗芸能 「越後いたこ」「よんやな」 新井市 新井 民芸-2 無形 民俗芸能 盆踊り歌 新井市 新井 新井 民芸-3 無形 民俗芸能 新井甚句 新井市 新井 新井 民芸-4 無形 民俗芸能 新井小唄 新井市 新井 新井 民芸-5 無形 民俗芸能 新井ばやし 新井市 新井 新井 民芸-6 無形 民俗芸能 新井大綱かつぎ 新井市 新井 新井 民芸-7 無形 民俗芸能 新井よいとこ 新井市 新井 新井 民芸-8 無形 民俗芸能 雪ほり音頭 新井市 新井 民芸-9 無形 民俗芸能 ながい 新井市 石塚 民芸-10 無形 民俗芸能 小出雲の盆踊 新井市 小出雲 民芸-11 無形 民俗芸能 田植え歌 新井市 小出雲 民芸-12 無形 民俗芸能 よいなや(八社五社) 新井市 小出雲 新井 民芸-13 無形 民俗芸能 長持ち唄 新井市 小出雲 新井 民芸-14 無形 民俗芸能 松坂 新井市 青田 斐太 民芸-15 無形 民俗芸能 ばらばら広大神 新井市 青田 斐太 民芸-16 無形 民俗芸能 梨木の春駒 新井市 梨木 斐太 民芸-17 無形 民俗芸能 広大寺くずし 新井市 梨木 斐太 民芸-18 無形 民俗芸能 越前松前 新井市 梨木 斐太 民芸-19 無形 民俗芸能 伊勢音頭 新井市 梨木 斐太 民芸-20 無形 民俗芸能 斐太神社の神楽 新井市 宮内 斐太 民芸-21 無形 民俗芸能 宮内の春駒 新井市 宮内 斐太 民芸-22 無形 民俗芸能 吉木どうこん太鼓 新井市 吉木 水上 民芸-23 無形 民俗芸能 西野谷の春駒 新井市 西野谷 妙高市指定文化財(H11) 矢代 民芸-24 無形 民俗芸能 せの(勢野) 新井市 西野谷 婚礼等の祝いの席で余興として演じた 矢代 民芸-25 無形 民俗芸能 伊勢音頭 新井市 西野谷 盆踊り 新井 新井 昭和期 新井 新井 昭和期 新井 矢代 民芸-26 無形 民俗芸能 数え歌 新井市 西野谷 2人もしくはそれ以上で、おさえとげんべの掛け 合い踊り 民芸-27 無形 民俗芸能 道中ぶし 新井市 西野谷 作業歌、炭焼き作業、男性のみ 矢代 矢代 矢代 民芸-28 無形 民俗芸能 しゅす 新井市 西野谷 すでに断絶(昭和10年ごろはあった、きれいな踊 り、寺の前で踊った 民芸-29 無形 民俗芸能 花笠踊り 新井市 西野谷 西野谷地区で踊られるようになった経緯は不明、 春駒とともに歌い継がれてきた 矢代 民芸-30 無形 民俗芸能 いたこ 新井市 西野谷 盆踊り、7775調で歌詞が多く、地方独自の風情 や人情を取り入れている、歌詞は単調で風刺に 富み、若者の恋歌が多い 矢代 民芸-31 無形 民俗芸能 新井甚句 新井市 西野谷 盆踊り 矢代 民芸-32 無形 民俗芸能 しろかき歌 新井市 上堀之内 労作歌 明治期 鳥坂 民芸-33 無形 民俗芸能 盆踊り唄(セージョン) 新井市 姫川原 鳥坂 民芸-34 無形 民俗芸能 腕用消防の放水の唄 新井市 姫川原 鳥坂 民芸-35 無形 民俗芸能 鳥坂小唄 新井市 姫川原 鳥坂 民芸-36 無形 民俗芸能 鳥坂甚句 新井市 姫川原 鳥坂 民芸-37 無形 民俗芸能 鳥坂発電所小唄 新井市 姫川原 鳥坂 民芸-38 無形 民俗芸能 馬場甚句 新井市 上馬場 泉 民芸-39 無形 民俗芸能 松舞 新井市 上馬場 泉 民芸-40 無形 民俗芸能 小局甚句 新井市 小局 民芸-41 無形 民俗芸能 上小沢の盆踊 新井市 上小沢 小沢甚句、セイジョウ、イナ節 水原 民芸-42 無形 民俗芸能 かめかち唄 新井市 上小沢 妙高市指定文化財(H11) 昭和期 水原 泉

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 民芸-43 無形 民俗芸能 小沢甚句 新井市 上小沢 民芸-44 無形 民俗芸能 小沢小唄 新井市 上小沢 大正期 水原 水原 民芸-45 無形 民俗芸能 うすひき唄 新井市 上小沢 水原 民芸-46 無形 民俗芸能 田かき唄 新井市 上小沢 水原 民芸-47 無形 民俗芸能 米つき唄 新井市 上小沢 水原 民芸-48 無形 民俗芸能 上小沢スキー倶楽部唄 新井市 上小沢 水原 民芸-49 無形 民俗芸能 田の草取り唄 新井市 上小沢 水原 民芸-50 無形 民俗芸能 消防火消し唄 新井市 上小沢 水原 民芸-51 無形 民俗芸能 まりつき唄 新井市 上小沢 民芸-52 無形 民俗芸能 猿橋の盆踊 新井市 猿橋 ままよ・イタコ・いすすや・おいわけを夜通し踊る 上郷 民芸-53 無形 民俗芸能 ままよ 新井市 猿橋 越後いたこが変化したものといわれている 上郷 上郷 水原 民芸-54 無形 民俗芸能 いたこ 新井市 猿橋 盆踊り、7775調で歌詞が多く、地方独自の風情 や人情を取り入れている、歌詞は単調で風刺に 富み、若者の恋歌が多い 民芸-55 無形 民俗芸能 いすすや 新井市 猿橋 盆踊り 上郷 民芸-56 無形 民俗芸能 おいわけ 新井市 猿橋 大鹿の盆踊りが伝えられたと考える 上郷 農作業 木製の道具を使い、コロを叩く調子に合 わせて歌われる 上郷 民芸-57 無形 民俗芸能 ころつぶし唄 新井市 猿橋 民芸-58 無形 民俗芸能 長沢の盆踊 新井市 長沢 民芸-59 無形 民俗芸能 あわの草取り 新井市 長沢 労作歌 明治期 上郷 民芸-60 無形 民俗芸能 米つき歌 新井市 長沢 労作歌 明治期 上郷 民芸-61 無形 民俗芸能 ふたつ甚句 新井市 長沢 民芸-62 無形 民俗芸能 長沢の春駒 新井市 長沢 上郷 上郷 上郷 民芸-63 無形 民俗芸能 からす踊り 新井市 長沢 若者が幟や吹流しの旗を立て、夜は各平ごとに 笛に合わせて太鼓を叩く 民芸-64 無形 民俗芸能 甚句 新井市 長沢 盆踊り 上郷 盆踊り、7775調で歌詞が多く、地方独自の風情 や人情を取り入れている、歌詞は単調で風刺に 富み、若者の恋歌が多い、太鼓の調子は速いテ ンポで手拍子が多い、ドッコイサとホイホイの調子 とりが入る 上郷 上郷 民芸-65 無形 民俗芸能 いたこ 新井市 長沢 民芸-66 無形 民俗芸能 かめかち唄 新井市 長沢 民芸-67 無形 民俗芸能 ままようで 新井市 長沢原 踊り歌(盆踊り) 明治期 上郷 民芸-68 無形 民俗芸能 ころしぶし唄 新井市 長沢原 労作歌 明治期 上郷 平丸 上郷 民芸-69 無形 民俗芸能 平丸の盆踊 新井市 上平丸、下 「盆じゃもの」の歌に合わせて、太鼓打ちを中心 平丸 に輪を作って踊る 民芸-70 無形 民俗芸能 ぼんじゃもん 新井市 上平丸、下 踊り歌(盆踊り) 大正期 平丸 平丸 民芸-71 無形 民俗芸能 かめかち唄 新井市 上平丸、下 田畑の耕作前に歌われた 平丸 平丸 民芸-72 無形 民俗芸能 田の草とりうた 新井市 下平丸 労作歌 大正期 平丸 民芸-73 無形 民俗芸能 臼引き歌 新井市 下平丸 労作歌 大正期 平丸 民芸-74 無形 民俗芸能 長持歌 新井市 民芸-75 無形 民俗芸能 やしゃごしゃ(八社五社) 新井市 民芸-76 無形 民俗芸能 芝居 新井市 民芸-77 無形 民俗芸能 作業歌 新井市 民芸-78 無形 民俗芸能 餌刺し唄 新井市 民芸-79 無形 民俗芸能 数え唄 新井市 民芸-80 無形 民俗芸能 手まり唄 新井市 頸城地方の代表的な盆踊り歌、頸城と魚沼地方 で広く歌われている、神社の改築時や祭りで踊ら れる、過重な労働、重い税、縛られた社会体制の 中の農民の解放された人間性が表現されてい る、歌詞は地域により異なる コロッツブシ歌、田っ小切り歌、田植え歌 宴会の時に歌われるも

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 民芸-81 無形 民俗芸能 大鹿の盆踊 妙高村 大鹿 民芸-82 無形 民俗芸能 追分 妙高村 大鹿 イタコ・追分に合わせて踊る 大鹿 民芸-83 無形 民俗芸能 手毬唄 妙高村 樽本 昔の歌 豊葦 民芸-84 無形 民俗芸能 数え歌 妙高村 樽本 昔の歌 豊葦 民芸-85 無形 民俗芸能 豊葦の盆踊 妙高村 土路、樽本 イタコ・ままよ・鳥踊・だんちょう節 豊葦 民芸-86 無形 民俗芸能 だんちょう節 妙高村 土路、樽本 豊葦 民芸-87 無形 民俗芸能 豊葦の春駒 妙高村 土路、樽本 豊葦 民芸-88 無形 民俗芸能 いすす踊り 妙高村 桶海 関山 民芸-89 無形 民俗芸能 関山の盆踊 妙高村 関山 関山甚句 関山 民芸-90 無形 民俗芸能 小夜の中山 妙高村 関山 踊り歌(盆踊り) /明治初期~ 関山 民芸-91 無形 民俗芸能 関山甚句 妙高村 関山 関山 民芸-92 無形 民俗芸能 新妙高小唄 妙高村 関山 関山 関山 桶海 大鹿 民芸-93 無形 民俗芸能 関山の仮山伏の棒遣いと柱 妙高村 松行事 民芸-94 無形 民俗芸能 よいやな 妙高村 民芸-95 無形 民俗芸能 瞽女 妙高村 民芸-96 無形 民俗芸能 烏踊り 妙高村 民芸-97 無形 民俗芸能 ままよ踊り 妙高村 民芸-98 無形 民俗芸能 いたこ 妙高村 民芸-99 無形 民俗芸能 甚句 妙高村 民芸-100 無形 民俗芸能 山名くずし 妙高村 大谷 昔の歌 名香山 民芸-101 無形 民俗芸能 赤倉甚句 妙高高原町 赤倉 江戸時代 名香山 名香山 名香山 新潟県指定文化財(H25) 関山 関山 来訪芸能、祭り・新築時・結婚時等の祝歌 民芸-102 無形 民俗芸能 赤倉音頭 妙高高原町 赤倉 昭和30年に作られた新民謡、作詞小山直嗣、作 曲平川浪竜 民芸-103 無形 民俗芸能 赤倉温泉おどり 妙高高原町 赤倉 昭和32年の土砂崩れの復旧を記念して翌年つく られた新民謡、作詞小山直嗣、作曲篠原正敏 民芸-104 無形 民俗芸能 毛祝坂の神楽 妙高高原町 毛祝坂 民芸-105 無形 民俗芸能 長持歌 妙高高原町 関川 祝い歌 大正期 名香山 民芸-106 無形 民俗芸能 いたこ 妙高高原町 関川 踊り歌(盆踊り) 大正期 名香山 民芸-107 無形 民俗芸能 八社五社 妙高高原町 関川 踊り歌(盆踊り) 明治期 名香山 名香山 名香山 民芸-108 無形 民俗芸能 池の平音頭 妙高高原町 関川 池の平、昭和47年池の平解党0周年記念で造ら れたもの、作詞まきのりお、作曲横山太郎 民芸-109 無形 民俗芸能 池の平スキー小唄 妙高高原町 関川 池の平、同上で作詞作曲とも横山太郎 名香山 民芸-110 無形 民俗芸能 臼ひき唄 妙高高原町 田切 労作歌 明治期 名香山 民芸-111 無形 民俗芸能 田こぎり歌 妙高高原町 田切 労作歌 大正期 名香山 民芸-112 無形 民俗芸能 胴突き歌 妙高高原町 田切 労作歌 明治期 名香山 民芸-113 無形 民俗芸能 馬方歌 妙高高原町 田切 労作歌 名香山 民芸-114 無形 民俗芸能 田口甚句 妙高高原町 田口 踊り歌(盆踊り) 大正期 名香山 民芸-115 無形 民俗芸能 妙高高原温泉小唄 妙高高原町 大正5年一般から募集した歌詞を相馬御風が補 作、中山晋平が作曲した新民謡 名香山 民芸-116 無形 民俗芸能 妙高高原音頭 妙高高原町 昭和27年温泉とスキー宣伝のため西城八十作詞 名香山 古賀政男作曲の新民謡 民芸-117 無形 民俗芸能 妙高高原エレジー 妙高高原町 上記と一緒に作られた歌謡曲 名香山 杉野沢 民芸-118 無形 民俗芸能 盆踊りの歌 妙高高原町 杉野沢 ヤシャゴシャ ・杉野沢甚句 ・赤倉甚句 ・シン ボー 民芸-119 無形 民俗芸能 作業歌 妙高高原町 杉野沢 臼摺り歌、ドコノ 杉野沢 民芸-120 無形 民俗芸能 杉野沢の春駒 妙高高原町 杉野沢 妙高市指定文化財(H11)大正期 杉野沢 民芸-121 無形 民俗芸能 杉野沢小唄 妙高高原町 杉野沢 民芸-122 無形 民俗芸能 妙高高原町の盆踊 妙高高原町 民芸-123 無形 民俗芸能 田小切唄 妙高高原町 杉野沢 作業歌

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 民芸-124 無形 民俗芸能 草刈り唄 妙高高原町 作業歌 民芸-125 無形 民俗芸能 臼ひき唄 妙高高原町 作業歌 民芸-126 無形 民俗芸能 土搗き唄 妙高高原町 作業歌 民芸-127 無形 民俗芸能 松阪 妙高高原町 祝言唄、婚礼新築等の祝いの時の歌 民芸-128 無形 民俗芸能 長持歌 妙高高原町 嫁入り道具を担いでいくときに歌う歌 民芸-129 無形 民俗芸能 甚句 妙高高原町 「越後いたこ」から転訛したものが多い 民芸-130 無形 民俗芸能 八社五社(やしゃごしゃ) 妙高高原町 民芸-131 無形 民俗芸能 いたこ 妙高高原町 民芸-132 無形 民俗芸能 てまり唄(数え歌) 妙高高原町 民芸-133 無形 民俗芸能 お手玉唄 妙高高原町 民芸-134 無形 民俗芸能 手遊び唄 妙高高原町 民芸-135 無形 民俗芸能 縄跳び唄 妙高高原町 民芸-136 無形 民俗芸能 動物の歌 妙高高原町 蛍の飛ぶのを見つけて歌う 民芸-137 無形 民俗芸能 年中行事の歌 妙高高原町 小正月の鳥追い行事に歌う 民芸-138 無形 民俗芸能 子守歌(眠らせ唄) 妙高高原町 民技-1 無形 民俗技術 千草石採掘 新井市 石塚、稲塚 新井 民技-2 無形 民俗技術 石工 新井市 石塚、稲塚 玉石工 新井 民技-3 無形 民俗技術 炭焼き 新井市 西野谷 矢代 民技-4 無形 民俗技術 酒造り 新井市 新井、窪松 君の井酒造、千代の光酒造、鮎正宗酒造 原、猿橋 新井、矢 代、上郷 民技-5 無形 民俗技術 たばこのし 新井市 長沢原、猿 橋 上郷 民技-6 無形 民俗技術 たばこ生産 新井市 長沢原、猿 橋 上郷 民技-7 無形 民俗技術 箒の生産 新井市 長沢原、猿 橋 上郷 民技-8 無形 民俗技術 平丸村の運送 新井市 上平丸、下 平丸 平丸 民技-9 無形 民俗技術 平丸のミノ帽子づくり 新井市 上平丸、下 平丸 平丸 民技-10 無形 民俗技術 ハサづくり 新井市 民技-11 無形 民俗技術 籾摺り 新井市 民技-12 無形 民俗技術 貸し鍬 新井市 民技-13 無形 民俗技術 養蚕 新井市 民技-14 無形 民俗技術 縄綯い 新井市 民技-15 無形 民俗技術 縫い物 新井市 民技-16 無形 民俗技術 ボロの繕い 新井市 民技-17 無形 民俗技術 草履作り 新井市 民技-18 無形 民俗技術 水車と精米業 新井市 民技-19 無形 民俗技術 酒米生産 妙高村 岡新田ほか 原通 民技-20 無形 民俗技術 たばこ生産 妙高村 民技-21 無形 民俗技術 たばこ生産(大鹿煙草) 妙高村 大鹿 民技-22 無形 民俗技術 妙高硫黄鉱山 採掘 妙高高原町 赤倉 民技-23 無形 民俗技術 国有林の管理 妙高高原町 杉野沢 民技-24 無形 民俗技術 ブエキ、オテンマ 妙高高原町 民技-25 無形 民俗技術 フリボシ 妙高高原町 民技-26 無形 民俗技術 ナトリボシ 妙高高原町 民技-27 無形 民俗技術 イチニヨウ 妙高高原町 民技-28 無形 民俗技術 山仕事 妙高高原町 原通 大鹿 江戸期、大正期 名香山 杉野沢

170.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 口伝-1 無形 口頭伝承 荒井と新井(地名の表記) 新井市 新井 「金子家文書」 新井 口伝-2 無形 口頭伝承 原木(和妙抄ではアラキ) 新井市 新井 古代の郷名 (アラキが新井に転化?) 新井 口伝-3 無形 口頭伝承 上百々(地名) 新井市 上百々 口伝-4 無形 口頭伝承 栗原(地名) 新井市 栗原 口伝-5 無形 口頭伝承 鼻取り地蔵尊 新井市 栗原 口伝-6 無形 口頭伝承 国賀(地名) 新井市 国賀 地名:国府所在地の可能性 和田 口伝-7 無形 口頭伝承 ひょうその薬 新井市 三ツ俣 河童の薬 斐太 口伝-8 無形 口頭伝承 船場川原(地名) 新井市 西条 水上 口伝-9 無形 口頭伝承 壱ノ坪(地名) 新井市 吉木 水上 和田 古代の郷名 和田 和田 口伝-10 無形 口頭伝承 条里制の地名 新井市 吉木、北 条、西条 口伝-11 無形 口頭伝承 カンの虫除け 新井市 長沢原、猿 橋 口伝-12 無形 口頭伝承 木曽清水 新井市 上平丸 口伝-13 無形 口頭伝承 信濃渡し(地名) 新井市 口伝-14 無形 口頭伝承 火事と葬儀 新井市 口伝-15 無形 口頭伝承 狸の腹太鼓のはなし 妙高村 小原新田 昔話 原通 口伝-16 無形 口頭伝承 薬師さんの取り合い 妙高村 寺尾 昔話 原通 口伝-17 無形 口頭伝承 庵主さんに刺された狸 妙高村 寺尾 昔話 原通 口伝-18 無形 口頭伝承 寺尾薬師の伝説 妙高村 寺尾 伝説 原通 口伝-19 無形 口頭伝承 葎生のいわれ 妙高村 葎生 昔話 原通 口伝-20 無形 口頭伝承 機具池(はたぐいけ)の昔咄 妙高村 大鹿 昔話 大鹿 妙高村 大鹿 昔話 大鹿 「一ノ坪」「北条」「西条」 水上 上郷 木曽義仲伝説 平丸 結婚儀礼 口伝-21 無形 口頭伝承 狐に化かされた子供のはな し 口伝-22 無形 口頭伝承 栃窪用水縁起話 妙高村 大鹿 昔話 大鹿 口伝-23 無形 口頭伝承 傾城清水のいわれ 妙高村 大鹿 昔話 大鹿 口伝-24 無形 口頭伝承 大鹿の筆塚 妙高村 大鹿 伝説 大鹿 妙高村 大鹿 伝説 大鹿 口伝-25 無形 口頭伝承 蓮如の歩いた瀬郷(せのご う)の道 口伝-26 無形 口頭伝承 不動さんの引っ越し 妙高村 樽本 昔話 豊葦 口伝-27 無形 口頭伝承 湯ノ口清水のはなし 妙高村 樽本 昔話 豊葦 口伝-28 無形 口頭伝承 朱壺のはなし 妙高村 樽本 昔話 豊葦 口伝-29 無形 口頭伝承 城平と熊坂長範 妙高村 樽本 昔話 豊葦 口伝-30 無形 口頭伝承 馬鹿婿話 妙高村 樽本 昔話 豊葦 口伝-31 無形 口頭伝承 土路の山犬のはなし 妙高村 土路 昔話 豊葦 口伝-32 無形 口頭伝承 土路の経塚 妙高村 土路 昔話 豊葦 口伝-33 無形 口頭伝承 土路の経塚 妙高村 土路 伝説 豊葦 口伝-34 無形 口頭伝承 蝮の貼り薬 妙高村 桶海 昔話 関山 口伝-35 無形 口頭伝承 桶海に伝わる機具池(はたぐ 妙高村 いけ)の話 桶海 昔話 関山 口伝-36 無形 口頭伝承 人霊(ひとだま)の道案内 妙高村 桶海 昔話 関山 口伝-37 無形 口頭伝承 狼ばあさん 妙高村 桶海 昔話 関山 口伝-38 無形 口頭伝承 河童の薬 妙高村 桶海 昔話 関山 妙高村 坂口新田 伝説 関山 口伝-39 無形 口頭伝承 使者六部の話-鰐ケ嶽城陥 落 口伝-40 無形 口頭伝承 関山の石仏群のいわれ 妙高村 関山 伝説 関山 口伝-41 無形 口頭伝承 河原めしの由来 妙高村 関山 伝説 関山 口伝-42 無形 口頭伝承 泉地蔵縁起話 妙高村 関山 昔話 関山 口伝-43 無形 口頭伝承 比丘尼石のいわれ 妙高村 関山 昔話 関山 口伝-44 無形 口頭伝承 乳母岩(ぼうぼう岩) 妙高村 関山 伝説 関山

171.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 口伝-45 無形 口頭伝承 木曽義仲の御念仏 妙高村 関山 江戸時代の地誌に採録 関山 口伝-46 無形 口頭伝承 龍の伝説 妙高村 関山 戸隠が頭、関山が胴、能生が尾 関山 口伝-47 無形 口頭伝承 ねずみのお経 妙高村 口伝-48 無形 口頭伝承 亡者のたのみ 妙高村 大谷 昔話 名香山 口伝-49 無形 口頭伝承 しげり山のたたり 妙高村 大谷 昔話 名香山 口伝-50 無形 口頭伝承 大谷供養塔の伝説 妙高村 大谷 伝説 名香山 口伝-51 無形 口頭伝承 神明様の大杉 妙高高原町 毛祝坂 伝説 名香山 口伝-52 無形 口頭伝承 親鸞聖人袈裟掛の松 妙高高原町 関川 伝説 名香山 口伝-53 無形 口頭伝承 経石塚 妙高高原町 関川 伝説 名香山 口伝-54 無形 口頭伝承 七人比丘尼 妙高高原町 関川 説話 名香山 口伝-55 無形 口頭伝承 二人のお松の伝説 妙高高原町 赤倉 伝説 名香山 口伝-56 無形 口頭伝承 姥堂縁起 妙高高原町 田切 伝説 名香山 口伝-57 無形 口頭伝承 にがっ児石の伝説 妙高高原町 田口 伝説 名香山 口伝-58 無形 口頭伝承 夢枕に立った文殊菩薩 妙高高原町 二俣 伝説 名香山 口伝-59 無形 口頭伝承 子どものカンの虫除け 妙高高原町 杉野沢 口伝-60 無形 口頭伝承 天気予報 妙高高原町 杉野沢 口伝-61 無形 口頭伝承 数珠切川 妙高高原町 杉野沢 伝説 杉野沢 口伝-62 無形 口頭伝承 めっぱ池の伝説 妙高高原町 杉野沢 伝説 杉野沢 口伝-63 無形 口頭伝承 雪女の伝説 妙高高原町 杉野沢 伝説 杉野沢 口伝-64 無形 口頭伝承 御新田の古狸の伝説 妙高高原町 杉野沢 伝説 杉野沢 口伝-65 無形 口頭伝承 児雷也(自来也・地雷也) 妙高高原町 杉野沢 歌舞伎の演目 杉野沢 昔話 杉野沢 杉野沢

172.

【記念物】 計265件 ●:現地調査対象 種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 史①-1 史跡 集落・古墳 松山遺跡 新井市 小出雲 縄文 新井 史①-2 史跡 集落・古墳 割石(トンビガケ)遺跡 新井市 小出雲 縄文 新井 史①-3 史跡 集落・古墳 宮ノ本遺跡 新井市 高柳 古代~中世 新井 史①-4 史跡 集落・古墳 馬場遺跡 新井市 高柳 心字池 新井 史①-5 史跡 集落・古墳 松山A遺跡 新井市 小出雲 縄文中~後 新井 史①-6 史跡 集落・古墳 松山B遺跡 新井市 小出雲 縄文前~中 新井 史①-7 史跡 集落・古墳 倉田遺跡 新井市 上百々 古代 和田 史①-8 史跡 集落・古墳 上百々遺跡 新井市 上百々 弥生時代中期、古墳時代前期 和田 史①-9 史跡 集落・古墳 杉明遺跡 新井市 栗原 古墳時代後期~古代 和田 史①-10 史跡 集落・古墳 月岡遺跡 新井市 月岡 古代 和田 史①-11 史跡 集落・古墳 東沖遺跡 新井市 柳井田 古代 和田 史①-12 史跡 集落・古墳 岡崎新田遺跡 新井市 岡崎新田 古代 斐太 史①-13 史跡 集落・古墳 新保新田の遺跡 新井市 籠町 佐川、縄文 斐太 史①-14 史跡 集落・古墳 佐川溜池 新井市 籠町 縄文 斐太 史①-15 史跡 集落・古墳 小丸山古墳群 新井市 小丸山新田 斐太 史①-16 史跡 集落・古墳 谷内林古墳群 新井市 谷内林新田 古墳時代後期 斐太

173.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 史①-17 史跡 集落・古墳 梨ノ木古墳群1号墳(万五郎 新井市 古墳) 梨木 斐太遺跡 妙高市指定文化財(S53) 斐太 史①-18 史跡 集落・古墳 矢代山墳丘墓群 新井市 宮内 弥生 斐太 国指定文化財(S53) 斐太 史①-19 史跡 集落・古墳 観音平・天神堂古墳群 新井市 宮内、青 田、籠町 史①-20 史跡 集落・古墳 斐太遺跡群 斐太遺跡 新井市 宮内、雪森 国指定文化財(S52、H17)、H20名称変更 斐太 史①-21 史跡 集落・古墳 斐太遺跡群 吹上遺跡 新井市 青田 国指定文化財(H20) 斐太 史①-22 史跡 集落・古墳 西俣古墳群1号墳 新井市 吉木 日吉神社石段登り口の脇に復元 水上 史①-23 史跡 集落・古墳 西俣古墳群2号墳 新井市 吉木 日吉神社石段登り口の脇に復元 水上 史①-24 史跡 集落・古墳 西俣古墳群 新井市 吉木、北条 古墳時代後期 水上 史①-25 史跡 集落・古墳 畦地遺跡 新井市 志 縄文 矢代 史①-26 史跡 集落・古墳 萩清水遺跡 新井市 三本木新田 縄文 矢代 史①-27 史跡 集落・古墳 大貝遺跡 新井市 大貝 縄文 泉 史①-28 史跡 集落・古墳 立石遺跡 新井市 東関 縄文 上郷 史①-29 史跡 集落・古墳 小原遺跡 新井市 小原新田 縄文 原通 史①-30 史跡 集落・古墳 上ッ平遺跡 妙高村 花房 縄文 原通 原通 史①-31 史跡 集落・古墳 柿ノ木町遺跡 妙高村 東四ツ屋新 縄文 田 史①-32 史跡 集落・古墳 道添遺跡 妙高村 東四ツ屋新 縄文前・中 田 原通 史①-33 史跡 集落・古墳 東四ツ屋の土師器窯跡 妙高村 東四ツ屋新 弥生末~古墳 田 原通 史①-34 史跡 集落・古墳 東四ツ屋遺跡(田尻遺跡) 妙高村 葎生 原通 史①-35 史跡 集落・古墳 葎生遺跡 妙高村 葎生 縄文 原通 史①-36 史跡 集落・古墳 袴遺跡 妙高村 大鹿 縄文 大鹿 史①-37 史跡 集落・古墳 中古遺跡 妙高村 大鹿 縄文 大鹿 史①-38 史跡 集落・古墳 古塔山遺跡 妙高村 大鹿 縄文 大鹿 史①-39 史跡 集落・古墳 栃窪遺跡 妙高村 大鹿 縄文 大鹿 史①-40 史跡 集落・古墳 堀切遺跡 妙高村 大鹿 大鹿 史①-41 史跡 集落・古墳 坂口新田遺跡 妙高村 坂口新田 関山 史①-42 史跡 集落・古墳 松ヶ峰A遺跡 妙高村 関山 縄文 関山 史①-43 史跡 集落・古墳 松ヶ峰遺跡 妙高村 関山 縄文 関山 史①-44 史跡 集落・古墳 大洞原遺跡 妙高村 関山 史①-45 史跡 集落・古墳 原遺跡 妙高村 桶海 縄文 名香山 関山 関山 史①-46 史跡 集落・古墳 兼俣遺跡 妙高高原町 兼俣 縄文前期、中期、後期の土器出土、発掘調査報 告書「兼俣遺跡」(S51)町教育委員会 史①-47 史跡 集落・古墳 中の沢の縄文土器出土地点 妙高高原町 関川 縄文前期 名香山 史①-48 史跡 集落・古墳 蔵々遺跡 妙高高原町 蔵々 縄文後期の土器出土 名香山 史①-49 史跡 集落・古墳 谷内畑遺跡 妙高高原町 杉野沢 縄文後期の土器出土 杉野沢 史②-1 史跡 政治・支配 問屋和田家跡 新井市 新井 中町、旧宅 新井 史②-2 史跡 政治・支配 町名主金子家跡 新井市 新井 中町、旧宅 新井 史②-3 史跡 政治・支配 高札場跡 新井市 新井 中町 新井 史②-4 史跡 政治・支配 牢屋跡 新井市 新井 下町 新井 史②-5 史跡 政治・支配 新井陣屋跡 新井市 新井 白山町 新井 史②-6 史跡 政治・支配 高柳館跡 新井市 高柳 史②-7 史跡 政治・支配 高柳陣屋跡 新井市 高柳 史②-8 史跡 政治・支配 栗原遺跡 新井市 栗原 史②-9 史跡 政治・支配 猪野山城跡 新井市 猪野山 斐太 史②-10 史跡 政治・支配 立ノ内館跡 新井市 乙吉 斐太 新井 新井 頸城郡家比定地 和田

174.

種別 番号 分類2 史②-11 史跡 所在地 名称 分類3 政治・支配 旧市町村名 坪ノ内館跡 備考 地区 大字名 新井市 長森 斐太 国指定文化財(H20) 斐太 史②-12 史跡 政治・支配 鮫ヶ尾城跡 新井市 宮内、雪 森、籠町 史②-13 史跡 政治・支配 西条城跡 新井市 西条 妙高市指定文化財(H5) 水上 史②-14 史跡 政治・支配 吉木陣屋跡 新井市 吉木 吉木蝋点所 水上 史②-15 史跡 政治・支配 川上城跡 新井市 川上 水上 史②-16 史跡 政治・支配 松原館跡 新井市 窪松原 矢代 史②-17 史跡 政治・支配 堀之内館跡 新井市 上堀之内 鳥坂 史②-18 史跡 政治・支配 除戸館跡 新井市 除戸 鳥坂 史②-19 史跡 政治・支配 鳥坂城跡 新井市 姫川原 史②-20 史跡 政治・支配 赤坂城跡 新井市 姫川原 史②-21 史跡 政治・支配 猿橋城跡 新井市 猿橋 史②-22 史跡 政治・支配 大鹿館跡 妙高村 大鹿 大鹿 史②-23 史跡 政治・支配 樽本城跡 妙高村 樽本 豊葦 史②-24 史跡 政治・支配 小倉山城跡 妙高村 桶海 関山 史②-25 史跡 政治・支配 関山城跡 妙高村 関山 関山 史②-26 史跡 政治・支配 関山宝蔵院跡 妙高村 関山 関山 史②-27 史跡 政治・支配 関山宿の本陣跡 妙高村 関山 史②-28 史跡 政治・支配 関城跡 妙高村 関山 史②-29 史跡 政治・支配 樽本城跡 妙高村 樽本 史②-30 史跡 政治・支配 関川館跡 妙高高原町 関川 史②-31 史跡 政治・支配 高田藩本陣跡 妙高高原町 関川 ●豊田家 名香山 史②-32 史跡 政治・支配 加賀藩本陣跡 妙高高原町 関川 ●大石家 名香山 史②-33 史跡 政治・支配 蔵々城跡 妙高高原町 蔵々 名香山 史②-34 史跡 政治・支配 田切城跡 妙高高原町 田切 名香山 史②-35 史跡 政治・支配 狐城跡 妙高高原町 二俣 史②-36 史跡 政治・支配 関川関所跡 妙高高原町 関川 ● 史③-1 史跡 祭祀信仰 堂城遺跡 新井市 高柳 中世 新井 史③-2 史跡 祭祀信仰 駒屋遺跡 新井市 神宮寺 中世~近世 斐太 史③-3 史跡 祭祀信仰 堂庭遺跡 新井市 十日市 中世 斐太 史③-4 史跡 祭祀信仰 上寺遺跡 新井市 両善寺 古代 矢代 史③-5 史跡 祭祀信仰 妙高山参詣古道 妙高村 関山 史③-6 史跡 祭祀信仰 北弁天 妙高村 関山 磐座 関山 史③-7 史跡 祭祀信仰 南弁天 妙高村 関山 磐座 関山 史⑥-1 史跡 経済・生産 霞堤 新井市 新井ほか 矢代川の堤防 新井 史⑥-2 史跡 経済・生産 石塚の一里塚跡 新井市 石塚 新井 史⑥-3 史跡 経済・生産 小出雲坂 新井市 小出雲 新井 史⑥-4 史跡 経済・生産 南葉山登山道 新井市 籠町ほか 史⑥-5 史跡 経済・生産 諏訪窯跡 新井市 三ツ俣 史⑥-6 史跡 経済・生産 中江用水大江口跡 新井市 西条 水上 史⑥-7 史跡 経済・生産 上江用水源流誕生の地跡 新井市 吉木 水上 史⑥-8 史跡 経済・生産 川東の道 新井市 吉木~川上 水上 史⑥-9 史跡 経済・生産 小沢の口留番所跡 新井市 上小沢 史⑥-10 史跡 経済・生産 長沢の口留番所跡 新井市 長沢 史⑥-11 史跡 経済・生産 平丸の口留番所跡 新井市 上平丸 平丸 史⑥-12 史跡 経済・生産 草生水採取地 新井市 上平丸ほか 石油の産地 平丸 妙高市指定文化財(S57) 鳥坂 鳥坂 妙高市指定文化財(H1) 上郷 関山 関温泉 関山 関山 名香山 名香山 名香山 関山 斐太 須恵器窯跡 斐太 水原 飯山街道 上郷

175.

種別 番号 分類2 史⑥-13 史跡 所在地 名称 分類3 経済・生産 旧市町村名 桶海の口留番所跡 妙高村 備考 地区 大字名 桶海 江戸期 関山 関山 史⑥-14 史跡 経済・生産 北沢の一里塚 妙高村 関山 現存する北沢の一里塚、妙高市指定文化財 (S51) 史⑥-15 史跡 経済・生産 兼俣の口留番所跡 妙高高原町 兼俣 天保9年(1838) 名香山 史⑥-16 史跡 経済・生産 田切の一里塚跡 妙高高原町 田切 妙高北小学校/標柱/江戸時代 名香山 史⑥-17 史跡 経済・生産 飯山街道(富倉街道) 新井市 交通/新井~飯山 史⑥-18 史跡 経済・生産 斑尾街道 妙高村 交通/斑尾山麓の古道 史⑥-19 史跡 経済・生産 妙高山・火打山登山道 妙高村、妙高 高原町 史⑥-20 史跡 経済・生産 北国街道(中山道・善光寺 道) 全域 史⑦-1 史跡 墳墓・碑 森蘭斎墓 新井市 新井 ●新井別院境内 新井 史⑦-2 史跡 墳墓・碑 五輪塚 新井市 新井 白山町 新井 史⑦-3 史跡 墳墓・碑 陣馬霊園石塔群 新井市 小出雲 新井 史⑦-4 史跡 墳墓・碑 摩尼王寺石塔群 新井市 十日市 斐太 史⑦-5 史跡 墳墓・碑 二体五輪 新井市 北条 水上 史⑦-6 史跡 墳墓・碑 久保田経塚 新井市 姫川原 鳥坂 史⑦-7 史跡 墳墓・碑 土路の経塚 妙高村 土路 史⑦-8 史跡 墳墓・碑 関山宝蔵院墓所 妙高村 関山 史⑦-9 史跡 墳墓・碑 関山神社五輪塚 妙高村 関山 史⑦-10 史跡 墳墓・碑 経塚跡 妙高村 関山 史⑦-11 史跡 墳墓・碑 毛粧園 妙高高原町 毛祝坂 史⑦-12 史跡 墳墓・碑 経石塚 妙高高原町 関川 浄善寺境内 名香山 史⑦-13 史跡 墳墓・碑 北原五輪塔群 妙高高原町 関川 岡田家の墓地 名香山 史⑦-14 史跡 墳墓・碑 二俣五輪塔群 妙高高原町 二俣 名香山 史⑦-15 史跡 墳墓・碑 木地師墓所 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 史⑧-1 史跡 由緒地 天心遺跡 妙高高原町 赤倉 岡倉天心終焉の地 名香山 史⑧-2 史跡 由緒地 久邇宮別邸(御用邸)跡 妙高高原町 赤倉 ●大正14年別荘建築 名香山 史⑧-3 史跡 由緒地 松林桂月別荘跡 妙高高原町 赤倉 古くから赤倉温泉に別荘を建てていた 名香山 史⑧-4 史跡 由緒地 小杉放庵別荘跡 妙高高原町 赤倉 別荘「安明荘」を建てて滞在 名香山 史⑧-5 史跡 由緒地 郷倉千靭別荘跡 妙高高原町 赤倉 別荘をたてて滞在 名香山 史⑧-6 史跡 由緒地 入澤達吉別荘跡 妙高高原町 赤倉 ●入澤先生意思之碑/昭和18年建立 名香山 史⑧-7 史跡 由緒地 木地師集落跡 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰高原 杉野沢 史⑧-8 史跡 由緒地 岡田長助小屋跡 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰高原 杉野沢 史⑧-9 史跡 由緒地 昭和天皇・皇后御休憩所 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰高原 杉野沢 名①-1 名勝 公園・庭園 康源寺庭園 新井市 石塚 ● 新井 名①-2 名勝 公園・庭園 加茂神社庭園 新井市 小出雲 征露記念公園 新井 名①-3 名勝 公園・庭園 経塚山公園 新井市 小出雲 名①-4 名勝 公園・庭園 旧関山宝蔵院庭園 妙高村 関山 名①-5 名勝 公園・庭園 関山集落内の池泉庭園群 妙高村 関山 名①-6 名勝 公園・庭園 太田家庭園 妙高村 坂口新田 ● ●妙高市指定文化財(H28) 大石家庭園・ろう そく屋庭園 ●交通 出雲崎~軽井沢(追分) 豊葦 妙高市指定文化財(H28) 関山 関山 大正5年発掘 関山 名香山 新井 国指定文化財(H25) 関山 関山 関山 名①-7 名勝 公園・庭園 北国街道宿場庭園群 妙高高原町 関川 名①-8 名勝 公園・庭園 関川関所跡庭園 妙高高原町 関川 名香山 名①-9 名勝 公園・庭園 星野公園 妙高高原町 関川 名香山 名③-1 名勝 花樹・花草 斐太歴史の里のカタクリの群 新井市 生地 宮内ほか 斐太遺跡・観音・天神堂古墳群 名香山 斐太

176.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 名③-2 名勝 花樹・花草 斐太歴史の里のササユリの 群生地 新井市 宮内ほか 斐太遺跡・観音・天神堂古墳群 斐太 名③-3 名勝 花樹・花草 大洞原の菜の花の群生地 妙高村 関山 大洞原 関山 名③-4 名勝 花樹・花草 大洞原のひまわりの群生地 妙高村 関山 大洞原 関山 名③-5 名勝 花樹・花草 いもり池の水芭蕉群生地 妙高高原町 関川 池の平 名香山 名③-6 名勝 花樹・花草 ドイツトウヒ林 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰高原 杉野沢 名⑥-1 名勝 峡谷・瀑布 幻の大滝 新井市 上小沢 ● 水原 名⑥-2 名勝 峡谷・瀑布 びょうぶ岩の滝 新井市 上平丸 ● 平丸 名⑥-3 名勝 峡谷・瀑布 白岩の大滝 新井市 下平丸 ● 平丸 名⑥-4 名勝 峡谷・瀑布 不動滝 妙高村 関山 関温泉 関山 名⑥-5 名勝 峡谷・瀑布 光明滝 妙高村 関山 北地獄谷 関山 名⑥-6 名勝 峡谷・瀑布 称明滝 妙高村 関山 北地獄谷 関山 名⑥-7 名勝 峡谷・瀑布 惣滝 妙高村 関山 ●日本の滝百選、燕温泉 関山 名⑥-8 名勝 峡谷・瀑布 苗名滝(一ノ滝) 妙高高原町 杉野沢 ●妙高戸隠連山国立公園 日本の滝百選 名⑥-9 名勝 峡谷・瀑布 二ノ滝 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑥-10 名勝 峡谷・瀑布 三ノ滝 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑥-11 名勝 峡谷・瀑布 四ノ滝 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑥-12 名勝 峡谷・瀑布 ヒコサの滝 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑦-1 名勝 湖沼・湿原 硬清水 新井市 猪野山 斐太 名⑦-2 名勝 湖沼・湿原 黄金清水 新井市 猪野山 名⑦-3 名勝 湖沼・湿原 木曽清水 新井市 上平丸 ●新潟県の名水 平丸 名⑦-4 名勝 湖沼・湿原 白岩清水 新井市 下平丸 ● 平丸 名⑦-5 名勝 湖沼・湿原 庚申いっぱい清水 妙高村 大鹿 ●庚申堂登り口 大鹿 名⑦-6 名勝 湖沼・湿原 生命の泉 妙高村 大鹿 名⑦-7 名勝 湖沼・湿原 沼の原湿原 妙高村 樽本 名⑦-8 名勝 湖沼・湿原 大田切清水 妙高村 坂口新田 ●新潟県の名水 関山 名⑦-9 名勝 湖沼・湿原 御前清水 妙高村 関山 関山神社境内奥 関山 名⑦-10 名勝 湖沼・湿原 源平清水 妙高村 関山 横根山麓 関山 名⑦-11 名勝 湖沼・湿原 天王清水 妙高村 関山 横根山麓 関山 名⑦-12 名勝 湖沼・湿原 黄金清水 妙高村 関山 ●新潟県の名水、妙高山登山道途中 名⑦-13 名勝 湖沼・湿原 清き泉 妙高高原町 毛祝坂 名⑦-14 名勝 湖沼・湿原 いもり池 妙高高原町 関川 名⑦-15 名勝 湖沼・湿原 黒沢池湿原 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑦-16 名勝 湖沼・湿原 天狗の庭 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑦-17 名勝 湖沼・湿原 高谷池湿原 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑦-18 名勝 湖沼・湿原 仙人池 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑦-19 名勝 湖沼・湿原 大正池 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑦-20 名勝 湖沼・湿原 清水ケ池 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰高原 杉野沢 名⑦-21 名勝 湖沼・湿原 おおほり湿原 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰高原 杉野沢 名⑦-22 名勝 湖沼・湿原 乙見湖 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰高原 杉野沢 名⑦-23 名勝 湖沼・湿原 赤倉山南麓湿原 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰高原 杉野沢 名⑦-24 名勝 湖沼・湿原 宇棚の清水 妙高高原町 杉野沢 笹ヶ峰高原、平成の名水百選 杉野沢 名⑦-25 名勝 湖沼・湿原 きはだ清水 妙高高原町 杉野沢 ●新潟県の名水 杉野沢 名⑩-1 名勝 山岳・丘陵 経塚山 新井市 小出雲 新井 名⑩-2 名勝 山岳・丘陵 船岡山 新井市 小出雲 新井 杉野沢 斐太 大鹿 豊葦 関山 名香山 池の平 名香山

177.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 名⑩-3 名勝 山岳・丘陵 南葉山 新井市 籠町、青田 ほか 斐太 名⑩-4 名勝 山岳・丘陵 大毛無山 新井市 両善寺ほか 矢代 名⑩-5 名勝 山岳・丘陵 高床山 新井市 姫川原ほか 鳥坂 名⑩-6 名勝 山岳・丘陵 花房山 妙高村 花房ほか 名⑩-7 名勝 山岳・丘陵 高妻山 妙高高原町 杉野沢 名⑩-8 名勝 山岳・丘陵 笹ヶ峰高原 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑩-9 名勝 山岳・丘陵 夢見平 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑩-10 名勝 山岳・丘陵 乙見山峠 妙高高原町 杉野沢 杉野沢 名⑩-11 名勝 山岳・丘陵 焼山 妙高高原町 杉野沢 ●日本百名山、妙高山の表記は様々 原通 日本百名山 ● 名⑩-12 名勝 山岳・丘陵 妙高山 妙高村、妙高 高原町 名⑩-13 名勝 山岳・丘陵 火打山 妙高村、妙高 高原町 日本百名山 名⑩-14 名勝 山岳・丘陵 関田山脈 新井市、妙高 村 信越トレイル 名⑩-15 名勝 山岳・丘陵 関見峠 妙高村、妙高 高原町 名⑩-16 名勝 山岳・丘陵 渋江川 新井市 名⑩-17 名勝 山岳・丘陵 青田川 新井市 名⑩-18 名勝 山岳・丘陵 内川 新井市 名⑩-19 名勝 山岳・丘陵 山川 新井市 名⑩-20 名勝 山岳・丘陵 中之入川 新井市 名⑩-21 名勝 山岳・丘陵 万内川 新井市 名⑩-22 名勝 山岳・丘陵 中野川 名⑩-23 名勝 山岳・丘陵 御備川 名⑩-24 名勝 山岳・丘陵 名⑩-25 名勝 山岳・丘陵 杉野沢 杉野沢 関川水系 新井 青田ほか 関川水系 斐太 宮内ほか 関川水系 斐太 籠町ほか 関川水系 斐太 関川水系 斐太 関川水系 矢代 新井市 関川水系、万内川に合流 矢代 新井市 関川水系 矢代 馬場川 新井市 関川水系 泉 長沢川 新井市 長沢ほか 関川水系 上郷 平丸 西野谷 名⑩-26 名勝 山岳・丘陵 平丸川 新井市 上平丸、下 関川水系 平丸ほか 名⑩-27 名勝 山岳・丘陵 小袴川 妙高村 大鹿ほか 関川水系 大鹿 名⑩-28 名勝 山岳・丘陵 土路川 妙高村 土路ほか 関川水系 豊葦 名⑩-29 名勝 山岳・丘陵 大田切川 妙高村 関山 関川水系 関山 名⑩-30 名勝 山岳・丘陵 クロブシ川 妙高村 関川水系 関山 名⑩-31 名勝 山岳・丘陵 濁又川 妙高村 関川水系 関山 名⑩-32 名勝 山岳・丘陵 鬼岳沢 妙高村 関川水系 関山 名⑩-33 名勝 山岳・丘陵 悪水川 妙高村 関川水系 関山 名⑩-34 名勝 山岳・丘陵 澄川 妙高村 関川水系 関山 名⑩-35 名勝 山岳・丘陵 濁俣川 妙高村 関川水系 関山 名⑩-36 名勝 山岳・丘陵 大谷川 妙高村 関川水系 名香山 名⑩-37 名勝 山岳・丘陵 深沢川 妙高高原町 関川水系 名香山 名⑩-38 名勝 山岳・丘陵 白田切川 妙高高原町 関川水系 名香山 名⑩-39 名勝 山岳・丘陵 郷田切川 妙高高原町 関川水系 名香山 名⑩-40 名勝 山岳・丘陵 清水沢 妙高高原町 杉野沢 関川水系、夢見平 杉野沢 名⑩-41 名勝 山岳・丘陵 塾谷沢 妙高高原町 杉野沢 関川水系、夢見平 杉野沢 名⑩-42 名勝 山岳・丘陵 ニグロ川 妙高高原町 杉野沢 関川水系、乙見湖に合流 杉野沢 名⑩-43 名勝 山岳・丘陵 西谷川 妙高高原町 杉野沢 関川水系 杉野沢 名⑩-44 名勝 山岳・丘陵 芥菜沢 妙高高原町 関川水系 杉野沢 名⑩-45 名勝 山岳・丘陵 池尻沢 妙高高原町 関川水系 杉野沢 大谷

178.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 名⑩-46 名勝 山岳・丘陵 関川 新井市、妙高 村、妙高高原 町 一級河川 名⑩-47 名勝 山岳・丘陵 片貝川 新井市、妙高 村 関川水系 名⑩-48 名勝 山岳・丘陵 矢代川 新井市、妙高 村 関川水系 動-1 天然記念物 動物 ギフチョウとヒメギフチョウ 妙高村 樽本 ギフチョウとヒメギフチョウが混棲 豊葦 動-2 天然記念物 動物 イワツバメ 妙高村 関山 燕温泉、旧妙高村の鳥 関山 動-3 天然記念物 動物 イヌワシ 妙高村 国天然記念物 関川右岸で観察されている 動-4 天然記念物 動物 オオタカ 妙高村 国内希少野生動植物種のリスト掲載 動-5 天然記念物 動物 ハチクマ、オシドリ、ハイタカ 妙高村 環境省「レッドデータブック」希少種の野鳥 動-6 天然記念物 動物 ムカシトンボ 妙高村 環境省の環境指定昆虫 動-7 天然記念物 動物 オオルリハムシ 妙高村 新潟県の特定昆虫 動-8 天然記念物 動物 ヤマネ 妙高高原町 国天然記念物 動-9 天然記念物 動物 ライチョウ 妙高高原町 火打山、国特別天然記念物 動-10 天然記念物 動物 ギフチョウ 全域 高床山周辺・鮫ヶ尾城跡周辺ほか、妙高市指定 文化財(H16) 動-11 天然記念物 動物 ニホンツキノワグマ 全域 動-12 天然記念物 動物 ニホンカモシカ 全域 植-1 天然記念物 植物 新井別院の大イチョウ 新井市 新井 下町、妙高市指定文化財(H5) 新井 植-2 天然記念物 植物 大ケヤキ 新井市 乙吉 妙高市指定文化財(S50) 斐太 植-3 天然記念物 植物 斐太南小の大サクラ 新井市 長森 ソメイヨシノ 斐太 植-4 天然記念物 植物 川上諏訪社の大杉 新井市 川上 植-5 天然記念物 植物 西条城跡のコナラ-クヌギ群 新井市 落 西条 植-6 天然記念物 植物 鳥坂山の夫婦ブナ 新井市 姫川原 鳥坂 植-7 天然記念物 植物 寺尾薬師の大イチョウ 妙高村 寺尾 原通 植-8 天然記念物 植物 天神社の大スギ 妙高高原町 関川 ●国指定天然記念物(S16) 樹齢推定800~1000年、街道の目印 名香山 植-9 天然記念物 植物 親鸞聖人袈裟懸の松 妙高高原町 関川 ● 名香山 植-10 天然記念物 植物 杉野沢薬師の大杉 妙高高原町 杉野沢 妙高市指定文化財(S55) 杉野沢 地-1 天然記念物 地質鉱物 千草石 新井市 猪野山 ● 斐太 地-2 天然記念物 地質鉱物 漣痕 新井市 西野谷 ● 矢代 地-3 天然記念物 地質鉱物 びょうぶ岩 新井市 上平丸 ● 平丸 地-4 天然記念物 地質鉱物 白岩 新井市 下平丸 ● 平丸 地-5 天然記念物 地質鉱物 関山石 妙高村 関山 安山岩 地-6 天然記念物 地質鉱物 妙高硫黄鉱山 妙高高原町 赤倉 江戸期、大正期 名香山 地-7 天然記念物 地質鉱物 鉄平石 妙高高原町 杉野沢 ● 杉野沢 国特別天然記念物 水上 妙高市指定文化財(H5) 水上 関山

179.

【文化的景観】 計61件 ●:現地調査対地 種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 文景-1 新井宿 新井市 新井 ●北国街道中山八宿 文景-2 石屋街 新井市 石塚、稲塚 新井 新井 新井 文景-3 渋江川通り用水 新井市 岡川-野林-小出雲-(片貝川、十三川と合流)小出雲ほか 月岡 文景-4 内川通り用水 新井市 美守 美守 新井

180.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 文景-5 美守用水 新井市 美守 美守 新井 文景-6 参賀用水 新井市 美守ほか 関川水系/姫川原-美守 新井 文景-7 流雪溝 新井市 旧市街地 新井 文景-8 雪形「はね馬」 新井市 高田平野からの眺望 新井 関川水系/月岡-西木島-上箱井-中箱井-下新 田 和田 文景-9 十か村用水 新井市 月岡ほか 文景-10 花立用水 新井市 五日市ほか 五日市 矢代川水系 斐太 文景-11 千草石採掘場 新井市 猪野山 斐太 文景-12 西中江用水 新井市 十日市ほか 堂庭 矢代川水系 ● 斐太 文景-13 上江用水 新井市 川上ほか ●関川水系/川上-上新保-西条-山越-馬屋-田 島-京田-法花寺-錦‐柳林-上広田 文景-14 浅野用水 新井市 川上ほか 関川水系 水上 ●関川水系/西条-山越-針-高野‐長嶺-戸狩福田-四ツ屋-稲塚-富川-野尻-四ツ辻-下野田 -荒屋-小猿屋-三ツ橋-福田 水上 水上 文景-15 中江用水 新井市 西条ほか 文景-16 矢代川水系用水 新井市 西菅沼新田 猿崩-岡沢新田-西菅沼新田ほか 矢代 文景-17 ロッテアライリゾート 新井市 両善寺 矢代 文景-18 片貝川通り用水 新井市 姫川原ほか 片貝-二本木-姫川原 鳥坂 文景-19 小局の棚田 新井市 小局 文景-20 砂利採掘場 新井市 下濁川ほか ●㈱上越商会濁川生コン工場 昭和39年建設 文景-21 古民家集落 新井市 大濁ほか 文景-22 小濁の棚田 新井市 小濁 水原 文景-23 坪山の棚田 新井市 坪山 水原 文景-24 古民家集落 新井市 長沢 上郷 文景-25 養鯉場 新井市 長沢原 泉 棚(池)が付属 泉 水原 上郷 文景-26 関川通り用水 新井市 楡島ほか 文景-27 古民家集落 新井市 上平丸、下 ● 平丸 平丸 文景-28 大原用水 妙高村 上中村新田 ほか 原通 文景-29 古民家集落 妙高村 坂下新田ほ か 原通 文景-30 花房用水 妙高村 花房 文景-31 古民家集落 妙高村 大鹿 文景-32 栃窪用水 妙高村 大鹿 大鹿 文景-33 斑尾高原スキー場 妙高村 樽本 豊葦 文景-34 アパリゾート妙高パインバ レースキー場跡 妙高村 桶海 現在は営業していない 関山 文景-35 古民家集落 妙高村 坂口新田 ●慶安元年(1648)開村 関山 文景-36 関山宿 妙高村 関山 北国街道中山八宿 関山 文景-37 燕温泉 妙高村 関山 ●妙高高原温泉郷、黄金の湯、川原の湯 関山 文景-38 関温泉 妙高村 関山 ●妙高高原温泉郷 関山 文景-39 関山石の採石場 妙高村 関山 文景-40 関温泉スキー場 妙高村 関山 文景-41 妙高スキーパーク 妙高村 関山 関山 文景-42 休暇村妙高ルンルンスキー 場 妙高村 関山 関山 文景-43 雪形「山」 妙高村 関山 関山 文景-44 赤倉温泉スキー場 妙高村、妙高 赤倉 高原町 文景-45 赤倉温泉 妙高高原町 赤倉 楡島・除戸・下濁川・姫川原 上郷、鳥 坂 原通 ● 大鹿 関山 ● 関山 名香山 ●妙高高原温泉郷 名香山

181.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 文景-46 関川宿 妙高高原町 関川 北国街道中山八宿 名香山 文景-47 上原宿 妙高高原町 関川 北国街道中山八宿 名香山 文景-48 妙高温泉 妙高高原町 関川 ●妙高高原温泉郷 名香山 文景-49 池の平温泉スキー場 妙高高原町 関川 ● 名香山 文景-50 池の平温泉 妙高高原町 関川 ●妙高高原温泉郷 名香山 文景-51 田切宿 妙高高原町 田切 北国街道中山八宿 名香山 文景-52 新赤倉温泉 妙高高原町 田切 ●妙高高原温泉郷 名香山 文景-53 赤倉観光リゾートスキー場 妙高高原町 田切 新赤倉 名香山 文景-54 二俣宿 妙高高原町 二俣 北国街道中山八宿 名香山 文景-55 妙高杉ノ原スキー場 妙高高原町 杉野沢 文景-56 笹ヶ峰牧場 妙高高原町 杉野沢 文景-57 杉野沢温泉 妙高高原町 杉野沢 文景-58 流雪溝 新井市 文景-59 高床式住宅の街並み 全域 文景-60 消雪パイプ網 全域 文景-61 雪壁 全域 杉野沢 杉野沢 妙高高原温泉郷 杉野沢

182.

【無形文化財】 計1件 ●:現地調査対象 種別 番号 分類2 工技-1 工芸技術 所在地 名称 分類3 旧市町村名 平丸スゲ細工 新井市 備考 地区 大字名 上平丸、下 妙高市指定文化財(H14) 平丸 平丸

183.

【民俗文化財】 計1,276件 ●:現地調査対象 種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 有民①-1 有形 衣食住 ホンヤ 新井市 民家 有民①-2 有形 衣食住 ナヤ 新井市 民家 有民①-3 有形 衣食住 チョウモン 新井市 民家 有民①-4 有形 衣食住 トンボ 新井市 民家 有民①-5 有形 衣食住 カタビラ 新井市 衣服 有民①-6 有形 衣食住 コンゴ 新井市 衣服 有民①-7 有形 衣食住 オオツケ 新井市 衣服 有民①-8 有形 衣食住 ミノボシ 新井市 衣服 有民①-9 有形 衣食住 コスキ 新井市 雪堀り道具 有民①-10 有形 衣食住 ノラギ、ヤマギ(男性) 新井市 山村ではヤマギ、平場地帯ではノラギ 上体部はハンチャ 有民①-11 有形 衣食住 ノラギ、ヤマギ(女性) 新井市 上体部はハンチャ・ハンシャセ 下体部はオコシ・ハンモモヒキ・モンペ 有民①-12 有形 衣食住 ミノボウシ 新井市 防寒具、被り物/クゴの草を乾燥させて編んだも の 有民①-13 有形 衣食住 ワタボウシ 新井市 防寒具、被り物/真綿で作られた 有民①-14 有形 衣食住 カタボウシ 新井市 防寒具、被り物/被る深さを調節できる 有民①-15 有形 衣食住 カクマワシ(角巻) 新井市 女性の防寒具、被り物/頭間から肩にかける物 有民①-16 有形 衣食住 オコソボシ(御高祖頭巾) 新井市 女性の防寒具、被り物/頭間から肩にかける物 有民①-17 有形 衣食住 ワタイレバンテン 新井市 防寒着、ドウギともいう、木綿に綿をいれた塗った もの 有民①-18 有形 衣食住 ソデナシ 新井市 防寒着/綿入れの甚平 有民①-19 有形 衣食住 ドテラ 新井市 防寒着 有民①-20 有形 衣食住 フカグツ 新井市 履物、藁製 有民①-21 有形 衣食住 カンジキ 新井市 履物、藁製 有民①-22 有形 衣食住 コンゴウグツ 新井市 履物、藁製 有民①-23 有形 衣食住 ツボグツ 新井市 履物、藁製 有民①-24 有形 衣食住 オタテグツ 新井市 履物、藁製 有民①-25 有形 衣食住 アクトカケ 新井市 履物、藁製 有民①-26 有形 衣食住 ハコゲタ 新井市 履物 有民①-27 有形 衣食住 スゲガサ 新井市 日常的な雨具 有民①-28 有形 衣食住 ゴザ 新井市 田植等の時の野良仕事の際の雨具 有民①-29 有形 衣食住 箱膳 新井市 食器を収納 地区

184.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 有民①-30 有形 衣食住 雪掘り具 新井市 有民①-31 有形 衣食住 雪鋸 新井市 有民①-32 有形 衣食住 状箱<文箱> 妙高村 有民①-33 有形 衣食住 銭箱 妙高村 有民①-34 有形 衣食住 土蔵鍵 妙高村 有民①-35 有形 衣食住 葛籠 妙高村 衣類入、嫁入り道具 有民①-36 有形 衣食住 矢立 妙高村 外出先での記録道具 有民①-37 有形 衣食住 足洗い盥 妙高村 家屋に入る際の必需品 有民①-38 有形 衣食住 火棚 妙高村 囲炉裏の火気を利用して乾燥させる棚 有民①-39 有形 衣食住 炬燵<置き炬燵> 妙高村 炉の上に櫓を載せて布をかぶせたもの(炉炬燵) 有民①-40 有形 衣食住 行火 妙高村 寝具内に入れて保温に利用 有民①-41 有形 衣食住 燭台 妙高村 室内の照明 有民①-42 有形 衣食住 洋燈 妙高村 室内の照明 有民①-43 有形 衣食住 竹あかし 妙高村 簡便な屋外用照明 有民①-44 有形 衣食住 六角提灯 妙高村 提げ提灯 有民①-45 有形 衣食住 丸提灯 妙高村 提げ提灯 有民①-46 有形 衣食住 懐中提灯 妙高村 提げ提灯 有民①-47 有形 衣食住 弓張提灯 妙高村 公用・儀礼用 有民①-48 有形 衣食住 吊り提灯 妙高村 儀祭礼、広告等用 有民①-49 有形 衣食住 わたし 妙高村 炉の燠の上に置き餅・むすび・団子や魚を焼くた めに使用 有民①-50 有形 衣食住 鉄鍋 妙高村 自在鉤にかけて使用 有民①-51 有形 衣食住 焙烙 妙高村 炒り鍋、古いものは素焼き 有民①-52 有形 衣食住 鉄瓶 妙高村 大小形様々、ほとんどが鋳鉄製 有民①-53 有形 衣食住 塩舟 妙高村 粗製塩を載せておく(苦汁が除ける) 有民①-54 有形 衣食住 おかもち 妙高村 食料品の運搬に使用 有民①-55 有形 衣食住 木鉢 妙高村 くりぬき鉢・こね鉢、粉をこねるために使用 有民①-56 有形 衣食住 木製滑車 妙高村 井戸で使用 有民①-57 有形 衣食住 片口丼 妙高村 酒・醤油等を樽から小容器に移すために使用 有民①-58 有形 衣食住 瓢 妙高村 酒なを入れる容器、瓢箪の中身を抜き取り乾燥さ せたもの 有民①-59 有形 衣食住 醤油徳利 妙高村 一升徳利、酒や醤油を入れる容器 有民①-60 有形 衣食住 銚子 妙高村 湯桶、燗酒を入れ、儀礼の宴席で使用する 有民①-61 有形 衣食住 酒樽 妙高村 角樽・兎樽・袖樽・菰冠樽、晴れの日に使われる 酒樽 有民①-62 有形 衣食住 折敷 妙高村 へぎぜん、食物や箸を載せる食器 有民①-63 有形 衣食住 膳 妙高村 折敷に足を付けたもの、本来は各種の食物・料 理を持ったものの総称 有民①-64 有形 衣食住 角膳二重 妙高村 有民①-65 有形 衣食住 椀 妙高村 有民①-66 有形 衣食住 皿 妙高村 有民①-67 有形 衣食住 小鉢 妙高村 有民①-68 有形 衣食住 ひろぶた 妙高村 有民①-69 有形 衣食住 大皿 妙高村 有民①-70 有形 衣食住 中皿 妙高村 有民①-71 有形 衣食住 小鉢 妙高村 有民①-72 有形 衣食住 箱膳 妙高村 重要な文章を回覧させる際に使用 当人用以外の料理を載せるための、とり廻し用の 器 膳の中に飯茶碗、汁茶碗、小皿、箸等が収めら れたもの 地区

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 有民①-73 有形 衣食住 ふくべ 妙高村 夕顔の中身を抜き取り乾燥させたもの、胡麻・小 豆といった小穀物の貯蔵に使用 有民①-74 有形 衣食住 苞 妙高村 つとっこ、つとと読む、藁で編んだ包み 有民①-75 有形 衣食住 行李弁当 妙高村 杞柳の皮で編んだもの 有民①-76 有形 衣食住 わっぱ 妙高村 杉、桧等のへいだ板(枌板)を曲げて桜の皮でと めたもの、円形 有民①-77 有形 衣食住 めんぱ 妙高村 杉、桧等のへいだ板(枌板)を曲げて桜の皮でと めたもの、楕円形 有民①-78 有形 衣食住 弁当箱 妙高村 箱型で黒漆塗り、仕切り及び仕切り板がある 有民①-79 有形 衣食住 のし台 妙高村 煙草道具 有民①-80 有形 衣食住 刻み台 妙高村 煙草道具 有民①-81 有形 衣食住 刻み包丁 妙高村 煙草道具 有民①-82 有形 衣食住 煙草盆 妙高村 煙草道具 有民①-83 有形 衣食住 火容(ひいれ) 妙高村 煙管具 有民①-84 有形 衣食住 灰吹き 妙高村 吐月峰、煙草道具 有民①-85 有形 衣食住 煙管 妙高村 煙管具 有民①-86 有形 衣食住 煙管筒 妙高村 煙草差し、さし、煙管具 有民①-87 有形 衣食住 煙草入れ 妙高村 煙管具、叺や胴乱、胴乱は馬方・樵等野外労働 者によく使われた 有民①-88 有形 衣食住 延煙草 妙高村 鉈豆煙管、羅宇を用いず全体を真鍮で作ったも の 有民①-89 有形 衣食住 根付け 妙高村 煙管具 有民①-90 有形 衣食住 箱枕 妙高村 有民①-91 有形 衣食住 マント 妙高村 海老茶染め羅紗製で少女用 有民①-92 有形 衣食住 二重廻し 妙高村 男性の和服用防寒着 有民①-93 有形 衣食住 辻ヶ花断片 妙高村 辻ヶ花染の婦人晴れ着の断片 有民①-94 有形 衣食住 蓑帽子 妙高村 上部が帽子状になっており、帽子と蓑との複合し たもの 有民①-95 有形 衣食住 蓑帽子 妙高村 全部が細縄で網上に編んであるもの 有民①-96 有形 衣食住 藁蓑 妙高村 作業時の防雪雨・防寒、時には背当に使われた 有民①-97 有形 衣食住 科皮蓑 妙高村 科蓑、袖と裾の部分に科の木の皮が使われてい る、山樵作業に使われた 有民①-98 有形 衣食住 背負蓑 妙高村 背中当、背負子蓑、藁製 有民①-99 有形 衣食住 背負蓑 妙高村 科皮製、杣仕事等で腰回りが保護されるよう工夫 されている 有民①-100 有形 衣食住 はばき 妙高村 脛を保護したもの 有民①-101 有形 衣食住 腹掛 妙高村 職人・農民・馬方等肉体労働者が胸や腹部を保 護し、夏には寝冷えを防いだもの、紺木綿 有民①-102 有形 衣食住 草鞋 妙高村 有民①-103 有形 衣食住 しべ 妙高村 うそかけ、はばきと併用された 有民①-104 有形 衣食住 緒立沓 妙高村 はばきと併用し、深雪重作業で使用した、緒のな いものを藁沓と呼ぶ 有民①-105 有形 衣食住 深沓 妙高村 深雪時の雪道踏みや隣村への用足しに男性が 使用したもの 有民①-106 有形 衣食住 すがり 妙高村 大かんじき、きわめて深雪の場合に使われた 有民①-107 有形 衣食住 櫛・簪・笄類 妙高村 有民①-108 有形 衣食住 化粧箱 妙高村 手箱手箱、中に黒漆で固めた布製の袋、木製黒 塗り金箔模様付きの櫛 有民①-109 有形 衣食住 薬研(やげん) 妙高村 堅木製 有民①-110 有形 衣食住 薬鍋類 妙高村 唐金製深鍋、(金属製の蓋があった) 有民①-111 有形 衣食住 薬鍋類 妙高村 浅鍋と唐金製の小穴のついた杓子状のものが付 属 有民①-112 有形 衣食住 長州風呂釜 妙高村 五右ェ門風呂 地区

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種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 有民①-113 有形 衣食住 蠅取器 妙高村 有民①-114 有形 衣食住 極楽落し(ごくらくおっつ) 妙高村 鼠取器 有民①-115 有形 衣食住 火熨斗(ひのし) 妙高村 現在のアイロンと同様に使われたもの 有民①-116 有形 衣食住 鏝(こて) 妙高村 現在のアイロンと同様に使われたもの 有民①-117 有形 衣食住 アイロン 妙高村 有民①-118 有形 衣食住 消防団服 妙高村 木綿の刺子で、頭巾型の帽子、外套型の服に ミットン型の手袋、小型のとび口 有民①-119 有形 衣食住 ツマガケ 妙高高原町 藁ぐつ 有民①-120 有形 衣食住 オコソ(御高僧) 妙高高原町 婦人用頭巾 有民①-121 有形 衣食住 ボウシ(帽子) 妙高高原町 有民①-122 有形 衣食住 ヒトエ(単衣) 妙高高原町 婦人用晴着 有民①-123 有形 衣食住 アワセ(袷) 妙高高原町 婦人用晴着 有民①-124 有形 衣食住 ワタイレ(綿人) 妙高高原町 婦人用普段着 有民①-125 有形 衣食住 ハオリ(羽織) 妙高高原町 婦人用晴着 有民①-126 有形 衣食住 ハンテン(絆纏) 妙高高原町 婦人の防寒用仕事着 有民①-127 有形 衣食住 シルシバンテン(印絆纏) 妙高高原町 旅館の従業員の仕事着 有民①-128 有形 衣食住 サシコ(刺子) 妙高高原町 絆纏の一種で仕事着 有民①-129 有形 衣食住 ソデナシ(袖無) 妙高高原町 婦人用の綿入普段着 有民①-130 有形 衣食住 キワタ(着綿) 妙高高原町 婦人の防寒用肩掛 有民①-131 有形 衣食住 ナガジバン(長襦袢) 妙高高原町 婦人の晴着用 有民①-132 有形 衣食住 コクミンフク(国民服) 妙高高原町 戦時中の男子用礼服 有民①-133 有形 衣食住 カミシモ(裃) 妙高高原町 江戸後期の関川宿役人着用礼服、襟と背に家 紋あり 有民①-134 有形 衣食住 マルオビ(丸帯) 妙高高原町 婦人晴着用 有民①-135 有形 衣食住 ハンハバオビ(半幅帯) 妙高高原町 婦人普段着用 有民①-136 有形 衣食住 ヒトエオビ(単衣帯) 妙高高原町 婦人普段着用 有民①-137 有形 衣食住 ダテマキ(伊達巻) 妙高高原町 婦人普段着用 有民①-138 有形 衣食住 オビアゲ(帯揚) 妙高高原町 丸帯着装用 有民①-139 有形 衣食住 モンペ 妙高高原町 紺木綿製の婦人用仕事着 有民①-140 有形 衣食住 テッコウ(手甲) 妙高高原町 紺木綿製の手の甲保護具 有民①-141 有形 衣食住 ハバキ(脛布) 妙高高原町 ミョウゴ(稲の穂茎)製の脛部保護具 有民①-142 有形 衣食住 マキキャハン(巻脚絆) 妙高高原町 毛、綿綾織製の脛部保護具 有民①-143 有形 衣食住 タビ(足袋) 妙高高原町 有民①-144 有形 衣食住 ジカタビ(地下足袋) 妙高高原町 労働作業用 有民①-145 有形 衣食住 ワラゾウリ(藁草履) 妙高高原町 イネ藁 有民①-146 有形 衣食住 タタミゾウリ(畳草履) 妙高高原町 表はイ草、裏はフェルト製で婦人用 有民①-147 有形 衣食住 ワラジ(草鞋) 妙高高原町 有民①-148 有形 衣食住 ウソカケ(爪掛草鞋) 妙高高原町 爪皮を編込んだ草鞋オソカケともいう 有民①-149 有形 衣食住 オタテグツ(緒立) 妙高高原町 爪皮を編込んだ藁沓 有民①-150 有形 衣食住 アクトガケ(腫掛) 妙高高原町 緒立沓をはくとき踵に着用 有民①-151 有形 衣食住 ツッカケ(突掛) 妙高高原町 スリッパ形の藁沓 有民①-152 有形 衣食住 フカグツ(深沓) 妙高高原町 雪中歩行用 有民①-153 有形 衣食住 コンゴー(金剛) 妙高高原町 被甲部を長靴形に編んだ深沓 有民①-154 有形 衣食住 コマゲタ(駒下駄) 妙高高原町 婦人用は畳つき、男子用は畳無し 有民①-155 有形 衣食住 アズマゲタ(吾妻下駄) 妙高高原町 婦人用畳つき 有民①-156 有形 衣食住 ヒヨリゲタ(日和下駄) 妙高高原町 婦人用畳、爪皮つき 有民①-157 有形 衣食住 タカハ(高歯) 妙高高原町 男女とも爪皮つき アシダ(足駄)ともいう 有民①-158 有形 衣食住 ユキゲタ(雪下駄) 妙高高原町 男女とも爪皮、滑止金具つき 地区

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種別 番号 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 大字名 有民①-159 有形 衣食住 カワグツ(皮靴) 妙高高原町 男子用編上げ 有民①-160 有形 衣食住 カンジキ(樏) 妙高高原町 雪踏用輪樏、輪は灌木の幹、踏緒は麻縄、鉄線 等 有民①-161 有形 衣食住 ミノ(蓑) 妙高高原町 イネ藁やシナの皮で編んだ丸蓑とシナ皮の腰蓑 とがある 有民①-162 有形 衣食住 ミノボウシ(蓑帽子) 妙高高原町 スゲで編んだ頭から冠る蓑 有民①-163 有形 衣食住 マント 妙高高原町 外套 有民①-164 有形 衣食住 ニジュウマワシ(二重廻し) 妙高高原町 男性の和服用外套 有民①-165 有形 衣食住 カラカサ(傘) 妙高高原町 温泉旅館用喬傘 有民①-166 有形 衣食住 テカガミ(手鏡) 妙高高原町 有民①-167 有形 衣食住 キョウダイ(鏡台) 妙高高原町 抽斗つきの黒塗の箱 鏡、櫛、簪等の容器 有民①-168 有形 衣食住 カンザシ(簪) 妙高高原町 丸髷の髪飾り道具 有民①-169 有形 衣食住 チョウズダライ(手水盥) 妙高高原町 洗面、手洗い用の盥、白木と漆塗がある 有民①-170 有形 衣食住 カナダライ(金盥) 妙高高原町 銅製の洗面、手洗い用の容器 有民①-171 有形 衣食住 オハグロバコ(お南黒箱) 妙高高原町 「歯黒め」用の鉄漿壺、刷毛等の容器 有民①-172 有形 衣食住 ミミダライ(耳盥) 妙高高原町 歯黒めに使う水いれ 有民①-173 有形 衣食住 タチイタ(裁板) 妙高高原町 布の箆つけや裁断に使う台 有民①-174 有形 衣食住 ハリバコ(針箱) 妙高高原町 針、糸巻 鋏等の容器 有民①-175 有形 衣食住 クケダイ(絎台) 妙高高原町 布の端を絎けるとき使う保持具 有民①-176 有形 衣食住 コテ(鏝) 妙高高原町 加熱して布に折目をつける道具、焼鏝ともいう 有民①-177 有形 衣食住 ヒノシ(火熨斗) 妙高高原町 炭火で加熱して布の皺を延す道具、和服仕立用 /銅製 有民①-178 有形 衣食住 アイロン 妙高高原町 火熨斗と同じ作用で 洋服仕立にも使用 鉄製 有民①-179 有形 衣食住 タライ(盥) 妙高高原町 サワラ板の浅い桶 有民①-180 有形 衣食住 センタクイタ(洗濯板) 妙高高原町 布を揉む台 有民①-181 有形 衣食住 ハリイタ(張板) 妙高高原町 糊つけした布を天日乾燥する板 有民①-182 有形 衣食住 コメビツ(米植) 妙高高原町 精白した飯米の容器 有民①-183 有形 衣食住 モチバコ(餅箱) 妙高高原町 延餅の容器 有民①-184 有形 衣食住 タル(樽) 妙高高原町 酒用の1斗樽の蓋を取り除いた漬物用 有民①-185 有形 衣食住 ミソオケ(味噌桶) 妙高高原町 味噌貯蔵用 有民①-186 有形 衣食住 ショウチュウガメ(焼酎亀甕) 妙高高原町 焼酎の貯蔵、運搬用容器 有民①-187 有形 衣食住 シオブネ(塩舟) 妙高高原町 叺詰の塩から苦汁を取り去るために保存する台 有民①-188 有形 衣食住 ナベ(鍋) 妙高高原町 雑穀、野菜の煮炊き用 有民①-189 有形 衣食住 カマ(釜) 妙高高原町 竈で飯炊き用 有民①-190 有形 衣食住 カマシキ(釜敷き) 竈からお 妙高高原町 ろした釜を置く台 木製 有民①-191 有形 衣食住 ホウロク(焙烙) 妙高高原町 米、雑穀、アラレ等を煎る浅い鍋 有民①-192 有形 衣食住 テツビン(鉄瓶) 妙高高原町 鉄製湯沸し 囲炉裏用と火鉢とある 有民①-193 有形 衣食住 ヤカン(薬罐) 妙高高原町 アルミニウム製湯沸し、鉄瓶形の鋳造品と丸形の 板金加工品とがある 有民①-194 有形 衣食住 セイロウ(蒸籠) 妙高高原町 釜にのせて食物を蒸す道具 有民①-195 有形 衣食住 スイノウ(水嚢) 妙高高原町 茹で上った蕎麦を鍋からすくい揚げる柄つきの 笊、ソバアゲともいう 有民①-196 有形 衣食住 イシウス(石臼) 妙高高原町 穀類を粉末にする挽き臼 有民①-197 有形 衣食住 ウス(臼) 妙高高原町 主として餅搗き用 有民①-198 有形 衣食住 キネ(杵) 妙高高原町 有民①-199 有形 衣食住 コネバチ(捏体) 妙高高原町 ソバや団子を作るとき粉を錬る鉢 有民①-200 有形 衣食住 ノシイタ(延板) 妙高高原町 ソバ粉の捏ねたものを板状に延ばす台 有民①-201 有形 衣食住 ノシボウ(延棒) 妙高高原町 延板の上でソバを延ばすのに使用した丸棒 有民①-202 有形 衣食住 マナイタ(俎板) 妙高高原町 延したソバを細く切るとき使用する台 地区

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種別 番号 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 大字名 有民①-203 有形 衣食住 ホウチョウ(包丁) 妙高高原町 ソバ切り用 有民①-204 有形 衣食住 スリコギ(擂木) 妙高高原町 擂鉢で味噌や胡麻を摺る棒 有民①-205 有形 衣食住 フルイ(篩) 妙高高原町 粉体を篩い分ける道具 有民①-206 有形 衣食住 カメ(甕) 妙高高原町 梅干し、砂糖等の容器 陶製 有民①-207 有形 衣食住 ツポ(壺) 妙高高原町 砂糖の容器 陶製 有民①-208 有形 衣食住 トックリ(徳利) 妙高高原町 醤油の容器 有民①-209 有形 衣食住 ヒモノカゴ(干物龍) 妙高高原町 魚の干物や海草類を体持する吊手のある竹篭 有民①-210 有形 衣食住 シオカゴ(塩籠) 妙高高原町 常時使用する塩を入れておく竹篭 有民①-211 有形 衣食住 シボリオケ(絞り桶) 妙高高原町 濁酒から清油を絞り取る箱形の器具 有民①-212 有形 衣食住 コシカゴ(漉し篭) 妙高高原町 熟成したモロミから醤油を分離する竹篭 有民①-213 有形 衣食住 コシカゴ(漉し篭) 妙高高原町 味噌桶の中に溜る液体(ミソダマリ)を分離する竹 篭 有民①-214 有形 衣食住 オオシャモジ(大杓文字) 妙高高原町 味噌を作る大豆を煮るとき使用する木製の偏平 な杓子 有民①-215 有形 衣食住 トックリ(徳利) 妙高高原町 酒の容器 陶製 有民①-216 有形 衣食住 カンドックリ(燗徳利) 妙高高原町 熱湯または熱灰で酒を暖める容器 有民①-217 有形 衣食住 シュカンキ(酒燗器) 妙高高原町 行楽で酒を暖める道具 有民①-218 有形 衣食住 サカズキ(杯) 妙高高原町 酒を飲む容器 木製および陶製 有民①-219 有形 衣食住 オカモチ(岡持) 妙高高原町 燗をつけた徳利を宴席に運ぶ道具 有民①-220 有形 衣食住 ユサンチャドウグ(遊山茶道 具) 妙高高原町 行楽に持参した茶道具の容器 有民①-221 有形 衣食住 ドビン(土瓶) 妙高高原町 番茶、煎茶を淹れる道具 有民①-222 有形 衣食住 キュウス(急須) 妙高高原町 煎茶を淹れる道具 有民①-223 有形 衣食住 チャツボ(茶壷) 妙高高原町 煎茶の容器 有民①-224 有形 衣食住 チャダイ(茶台) 妙高高原町 客に出す茶碗の台 有民①-225 有形 衣食住 カシバチ(菓子体) 妙高高原町 客に菓子を出すときの容器 有民①-226 有形 衣食住 タバコイレ(煙草入れ) 妙高高原町 刻み煙草の容器 有民①-227 有形 衣食住 キセル(煙管) 妙高高原町 刻み煙草の喫煙具 有民①-228 有形 衣食住 タバコボン(煙草盆) 妙高高原町 刻み煙草の喫煙道具の容器 有民①-229 有形 衣食住 アシタカゼン(足高膳) 妙高高原町 食器をのせる台 有民①-230 有形 衣食住 ハコゼン(箱膳) 妙高高原町 1人分用の膳 正方形の箱形で、食器の容器を 兼ねている 有民①-231 有形 衣食住 オボン(盆) 妙高高原町 丸形と正方形とがある 有民①-232 有形 衣食住 オハチ(飯櫃) 妙高高原町 曲物と桶物とがある 有民①-233 有形 衣食住 オオピツ(大櫃) 妙高高原町 多数の人々に同時に食事を出すとき使用した飯 櫃、 ナガビツともいう 有民①-234 有形 衣食住 ツグラ 妙高高原町 飯櫃の保温容器 イネ藁を飯櫃のように編んだも の、 イズメともいう 有民①-235 有形 衣食住 シヤモジ(杓文字) 妙高高原町 客席用御櫃に付属するもので、全面漆塗り 有民①-236 有形 衣食住 チャワン(茶碗) 妙高高原町 有民①-237 有形 衣食住 シルワン(汁椀) 妙高高原町 味噌汁用 有民①-238 有形 衣食住 スイモノワン(吸物椀) 妙高高原町 吸物用 有民①-239 有形 衣食住 ハチ(鉢) 妙高高原町 煮しめ物等副食物の容器 有民①-240 有形 衣食住 カタクチ(片口) 妙高高原町 醤油、酒等を他の容器に移すときに使用された 注ぎ口のある鉢 有民①-241 有形 衣食住 メンパ 妙高高原町 曲物作りの楕円形の弁当容器 有民①-242 有形 衣食住 ワリゴ(破籠) 妙高高原町 竹を編んだ弁当容器 弁当行李ともいう 有民①-243 有形 衣食住 カマス(叺) 妙高高原町 ミョウゴ(イネの穂茎)で編んだ袋状の弁当携帯 道具 有民①-244 有形 衣食住 オカモチ(岡持) 妙高高原町 調理した食品を近隣へ運ぶ道具 地区

189.

種別 番号 分類2 名称 分類3 所在地 旧市町村名 備考 大字名 有民①-245 有形 衣食住 オオド(大戸) 妙高高原町 住居の入口の戸、夜間の出入は右側の潜戸を 使用した 有民①-246 有形 衣食住 オビト(帯戸) 妙高高原町 囲炉裏のある板の問と座敷を仕切る板の戸 有民①-247 有形 衣食住 ショウジド(障子戸) 妙高高原町 勝手口の出入口に使用された障子状の戸 有民①-248 有形 衣食住 ランマショウジ(欄間障子) 妙高高原町 欄間に使用された高さが低く、格子目の細い障 子 有民①-249 有形 衣食住 クギカクシ(釘隠し) 妙高高原町 長押に打たれた釘を隠すためのかざり金具 有民①-250 有形 衣食住 トダナ(戸棚) 妙高高原町 板の間に置いて食器類を収納した設備 有民①-251 有形 衣食住 ツルベ(釣瓶) 妙高高原町 井戸から水を汲みあげる小形の桶 有民①-252 有形 衣食住 イドグルマ(井戸車) 妙高高原町 釣瓶を引きあげる滑車 釣瓶車ともいう、木製と 鉄製とがある 有民①-253 有形 衣食住 イカリ(錨) 妙高高原町 綱が切断して井戸に落ちた釣瓶を引きあげる鈎 有民①-254 有形 衣食住 手押しポンプ 妙高高原町 井戸から水を汲みあげる機械 有民①-255 有形 衣食住 ミズガメ(水甕) 妙高高原町 井戸から汲みあげた水をためておく容器 有民①-256 有形 衣食住 テオケ(手桶) 妙高高原町 屋外の井戸から屋内の台所まで水を運ぶ容器 有民①-257 有形 衣食住 フロガマ(風呂釜) 妙高高原町 風呂桶用の釜、外釜と内釜とがある 有民①-258 有形 衣食住 カマド(竈) 妙高高原町 釜や鍋を設備、土製と鉄製とがある 有民①-259 有形 衣食住 コンロ(焜炉) 妙高高原町 小形のカマド、土製、鉄製がある 有民①-260 有形 衣食住 ヒケシツボ(火消壷) 妙高高原町 囲炉裏の燠や焜炉の残った炭火を入れて消火 する容器 有民①-261 有形 衣食住 カギツキ(鉤付き) 妙高高原町 囲炉裏に吊し、その鉤に鍋や鉄瓶の弦を掛けて 炊事に使用 有民①-262 有形 衣食住 ワタシ(渡し) 妙高高原町 囲炉裏に置いて、餅や魚等を焼くために使用し た足付きの鉄網 有民①-263 有形 衣食住 ゴトク(五徳) 妙高高原町 囲炉裏や火鉢に置いて、鉄瓶、薬罐等をのせた 3本足の台、鉄、陶製 有民①-264 有形 衣食住 ジュウノウ(十能) 妙高高原町 燠や炭火を運ぶ道具 有民①-265 有形 衣食住 コタツ(炬燵) 妙高高原町 座敷に設けた採暖設備 有民①-266 有形 衣食住 アンカ(行火) 妙高高原町 移動できる採暖道具 有民①-267 有形 衣食住 マキストーブ 妙高高原町 薪を燃料としたストーブ 鉄板製 有民①-268 有形 衣食住 オゼンバコ(膳箱) 妙高高原町 足高膳を数個収納する縦形の木箱 有民①-269 有形 衣食住 ナガモチ(長持) 妙高高原町 衣類、寝具を収納した蓋つきの長方形の桐箱 有民①-270 有形 衣食住 コウリ(行李) 妙高高原町 日常用衣類を整理収納する篭 有民①-271 有形 衣食住 ピョウブ(屏風) 妙高高原町 座敷に折り曲げてたてて風をさえぎるもの 装飾 としてもつかう 有民①-272 有形 衣食住 ツイタテ(衝立) 妙高高原町 部屋をし切るために立てておく板状のもの 装飾 が施されている 有民①-273 有形 衣食住 イコウ(衣桁) 妙高高原町 着物を掛けるために立てておく枠状のもの 有民①-274 有形 衣食住 カタナカケ(刀掛) 妙高高原町 旅籠で投宿者の刀を掛けておく台 有民①-275 有形 衣食住 ホンバコ(本箱) 妙高高原町 本を収納する縦長の木箱 有民①-276 有形 衣食住 ツクエ(机) 妙高高原町 本を読み、また、字を書くときに使用する台 有民①-277 有形 衣食住 フミダイ(踏台) 妙高高原町 高い所にあるものを取るときにのる木製の台 有民①-278 有形 衣食住 ナガヒバチ(長火鉢) 妙高高原町 長方形の箱形の火鉢 有民①-279 有形 衣食住 カクヒバチ(角火鉢) 妙高高原町 正方形の箱形の火鉢 有民①-280 有形 衣食住 マルヒバチ(丸火鉢) 妙高高原町 陶器、青銅、アルミニウム製の3種がある 有民①-281 有形 衣食住 ツシバン(辻番) 妙高高原町 土製の火容れを木箱の中に入れた採暖具 有民①-282 有形 衣食住 スミトリ(炭取) 妙高高原町 火鉢に使用する木炭の容器 有民①-283 有形 衣食住 アンドン(行燈) 妙高高原町 座敷で使用された灯火 燃料は灯油 置行灯と もいう 有民①-284 有形 衣食住 ローソクタテ(蝋燭立) 妙高高原町 室内用の灯火 有民①-285 有形 衣食住 ロッカクチョウン(六角提燈) 妙高高原町 六角形の木枠に紙を張った手堤げの灯火 屋外 用 地区

190.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 地区 大字名 有民①-286 有形 衣食住 ユミハリチョウン(弓張提燈) 妙高高原町 火袋を竹の弓で上下に張って固定させた提燈 有民①-287 有形 衣食住 ガンドウ(龕燈) 妙高高原町 携行用探照灯 振り回しても蝋燭が垂直になっ ている構造である 有民①-288 有形 衣食住 カンテラ 妙高高原町 移動できる屋外用灯火 鉄枠に板ガラスをはめ た構造 有民①-289 有形 衣食住 ディーツランプ 妙高高原町 山荘のベランダや船舶等で使用した灯火 有民①-290 有形 衣食住 カーバイドランプ 妙高高原町 自転用火 燃料はカーバイドから発生するアセ チレンガス 有民①-291 有形 衣食住 カヤ(蚊帳) 妙高高原町 安眠するために蚊や夏虫を防ぐ網状の寝具 有民①-292 有形 衣食住 ハコマクラ(箱枕) 妙高高原町 婦人用で、舟底形の木台の上に枕をくくりつけた もの 有民①-293 有形 衣食住 ユタンポ(湯婆) 妙高高原町 幼児、老人、病人の保温用寝具で中に熱湯を入 れて使用した 有民①-294 有形 衣食住 カヤバサミ(萱鋏) 妙高高原町 萱で屋根を葺くとき、軒先を揃えるため萱を切り 取る鋏 有民①-295 有形 衣食住 ハリ(針) 妙高高原町 萱をモヤにくくるための縄を通す竹竿 有民①-296 有形 衣食住 ツチ(槌) 妙高高原町 軒先を揃えるため 萱の根元を叩く木槌 有民①-297 有形 衣食住 タルグルマ(樽車) 妙高高原町 萱の束を引き揚げるために使用する樽形の滑車 有民①-298 有形 衣食住 ムネフダ(棟札) 妙高高原町 家屋建築のとき、棟木の束に付ける木札、建築 主、大工の氏名および日付を記入 有民①-299 有形 衣食住 コスキ(木鋤) 妙高高原町 屋根の雪をおろすとき使用する杓子状の道具 有民①-300 有形 衣食住 トケイ(時計) 妙高高原町 掛時計、置時計、腕時計、ストップウォッチ等 有民①-301 有形 衣食住 スズリイシ(硯石) 妙高高原町 墨をする石製の文具 有民①-302 有形 衣食住 ブンチン(文鎮) 妙高高原町 書類、紙等が動かぬように載せておく真鍮製の 扇形の重し 有民①-303 有形 衣食住 チクオンキ(蓄音機) 妙高高原町 箱形と携帯用の2種類 有民①-304 有形 衣食住 デンチク(電気蓄音機) 妙高高原町 蓄音機とラジオを組会わせた音響機器 有民①-305 有形 衣食住 テツゴマ(鉄独楽) 妙高高原町 鋳造で作った小形の独楽 男児用玩具 有民①-306 有形 衣食住 モクバ(木馬) 妙高高原町 幼児が乗って遊ぶ玩具 小車つき 有民②-1 有形 生産・生業 和菓子作りの道具 新井市 有民②-2 有形 生産・生業 矢代のミノ 新井市 有民②-3 有形 生産・生業 姫川原の大水車 有民②-4 有形 生産・生業 有民②-5 有形 有民②-6 有形 有民②-7 有民②-8 新井 中町 新井市 姫川原 妙高市指定文化財(H7) 桶作りの道具 新井市 姫川原 生産・生業 かめかち石 新井市 上小沢 生産・生業 水車とバッタリ(共有材庵) 新井市 有形 生産・生業 織物の原料(糸) 新井市 有形 生産・生業 織物(生地) 新井市 有民②-9 有形 生産・生業 田の草取り具 新井市 有民②-10 有形 生産・生業 立鋤(たてすき) 妙高村 木鋤を改造して風呂鍬の刃を取り付けた立鋤 有民②-11 有形 生産・生業 風呂鍬(ふろくわ) 妙高村 木製の台(ふろ)が取り付けられている、台木の 先に鉄の刃がはめ込まれている 有民②-12 有形 生産・生業 唐鍬 妙高村 丹平鍬 有民②-13 有形 生産・生業 鋤簾(じょれん) 妙高村 道普請の道具 有民②-14 有形 生産・生業 てんま 妙高村 村の共同奉仕作業 有民②-15 有形 生産・生業 肥搔き出し 妙高村 多量の厩肥を厩舎外から引きずり出すための道 具、鉄製二本爪 有民②-16 有形 生産・生業 杵 妙高村 くねんづち、脱穀用の杵 有民②-17 有形 生産・生業 千歯 妙高村 千歯扱き、後家殺し、横枠の上に櫛の歯状に鉄 の刃を並べて固定した脱穀具 有民②-18 有形 生産・生業 篩 妙高村 有民②-19 有形 生産・生業 箱篩 妙高村 新井 矢代 鳥坂 鳥坂 ●作業で使用 小型金網張り取って付き 水原

191.

種別 番号 分類2 所在地 名称 分類3 旧市町村名 備考 大字名 有民②-20 有形 生産・生業 唐箕 妙高村 元禄年間に中国より伝わり、風力を利用して成粒 と未熟、虫食い粒、藁屑、豆莢等を選び分けるこ とができる 有民②-21 有形 生産・生業 千石透し 妙高村 萬石、脱桴後の選別具 有民②-22 有形 生産・生業 唐臼の一部 妙高村 有民②-23 有形 生産・生業 水車小屋の木製歯車 妙高村 有民②-24 有形 生産・生業 餅碾臼 妙高村 木製 有民②-25 有形 生産・生業 ごろ潰し 妙高村 牛馬にひかせて用いる、起土後乾燥した土塊を 砕土するときに使用 有民②-26 有形 生産・生業 馬鍬(まぐわ) 妙高村 牛馬にひかせて用いる、代掻き(荒塊搔きと植代 掻き)に使用 有民②-27 有形 生産・生業 鴈爪(がんづめ) 妙高村 田植後の中耕と除草に用いた 有民②-28 有形 生産・生業 泥負虫とり機 妙高村 イネドロオイムシの駆除に用いた 有民②-29 有形 生産・生業 鞴(ふいご) 妙高村 有民②-30 有形 生産・生業 俵編み機 妙高村 装置下方の一尺足らずの丸太切れは『槌の子』 と呼ばれる 有民②-31 有形 生産・生業 藁叩き槌 妙高村 藁をたたいて柔らかくするのに用いた 有民②-32 有形 生産・生業 草履台 妙高村 草履や草鞋の台座を作るとき、台座の芯の縄を かける道具 有民②-33 有形 生産・生業 蓆機(むしろばた) 妙高村 蓆織りの道具 養蚕道具の一つ、カイコが営巣場となる蔟を織る 機器 有民②-34 有形 生産・生業 蔟織り機(まぶしおりき)<すぐ 妙高村 ら織り機> 有民②-35 有形 生産・生業 真綿取り枠 妙高村 養蚕器具 有民②-36 有形 生産・生業 木挽鋸(こびきのこぎり) 妙高村 製材する際に使われた立て引き鋸 有民②-37 有形 生産・生業 糸績車(いとつみぐるま) 妙高村 有民②-38 有形 生産・生業 手織機(ておりばた) 妙高村 妙高村 染色用の『型』紙 有民②-39 有形 生産・生業 捺染型紙(なつせんかたぎ み) 有民②-40 有形 生産・生業 水車 妙高高原町 水車の数:新井市は「新井高校の調査S47」、新 井市以外はS60年調査 有民②-41 有形 生産・生業 ヘラグワ(箆鍬) 妙高高原町 箆状の木製の床の先に刃をはめた鍬で、畑の耕 作に使用された 有民②-42 有形 生産・生業 ヒラグワ(平鍬) 妙高高原町 先端に刃のある鉄板に柄をつけた鍬で、畑の耕 作に使用された 有民②-43 有形 生産・生業 サンボングワ(三本鍬) 妙高高原町 刃先が3本に分かれ、田や畑の起耕に使用され た 有民②-44 有形 生産・生業 フミスキ(踏鋤) 妙高高原町 彎曲した柄の先に刃をつけたもので、畑の起耕 に梗用された 有民②-45 有形 生産・生業 カラスキ(唐鋤) 妙高高原町 畜力利用の鋤で田や畑の起耕に使用 有民②-46 有形 生産・生業 マンガ(馬鍬) 妙高高原町 畜力利用の代掻き道具 有民②-47 有形 生産・生業 クレツブシ(塊潰し) 妙高高原町 馬鍬の改良農具 有民②-48 有形 生産・生業 ナエカゴ(苗籠) 妙高高原町 田植のとき苗を入れて畦まで運ぶ道具 有民②-49 有形 生産・生業 キゴザ(着茣蓙) 妙高高原町 田植えや田草取りのとき雨を防ぐために背に着 用する薄い茣蓙 有民②-50 有形 生産・生業 ドロムシトリ(泥虫収り) 妙高高原町 稲についた害虫の泥負虫を取る道具 有民②-51 有形 生産・生業 ジョソウキ(除草機) 妙高高原町 田の雑草を取り除く道具 有民②-52 有形 生産・生業 イネ(稲) 妙高高原町 昭和56年度の「豊年早生」田切区産 有民②-53 有形 生産・生業 イネカリガマ(稲刈鎌) 妙高高原町 稲刈専用の鎌 有民②-54 有形 生産・生業 クマデ(熊手) 妙高高原町 馬鈴薯を収穫する道具 有民②-55 有形 生産・生業 センバ(千歯) 妙高高原町 「千刃」・「干把」とも書く 稲穂から籾を扱き落と す道具 有民②-56 有形 生産・生業 ダッコクキ(脱穀機) 妙高高原町 千歯扱きと同じ目的の作業する機械、足踏式と 動力式とがある 有民②-57 有形 生産・生業 カゴトオシ(籠通し) 妙高高原町 脱穀された籾と荒塵を分ける荒目の浅い篭 地区