休職してから復職するまで［リワークデイケアなどの話］

職場から休職者につき 「もとどおり働けるよう 完全に治してから 復職させてください」 と言われがち

病気休職の復職率51.9％ 病気休職制度利用者 メンタルヘルスの問題が理由の人 退職率42.3％ 過去 3 年間の 再発の割合が高いほど退職率が高い 独立行政法人 労働政策研究・研修機構 平成 25 年 6 月 24 日 プレスリリース https://www.jil.go.jp/press/documents/20130624.pdf

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急にもとの仕事に 戻さない 業務の内容・量の 負担は徐々に増やす

復職への過程は？

職場復帰支援の ５つのステップ 1. 2. 3. 4. 5. 病気休業開始＋休業中ケア 主治医による職場復帰可能の判断 職場復帰の可否の判断＋職場復帰支援プランの作成 最終的な職場復帰の決定 職場復帰後のフォローアップ 厚生労働省, 中央労働災害防止協会 『心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き』 https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/101004-1.pdf

• https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/101004-1.pdf

病気休業開始 休業中ケア １

治療 そして、寛解したら…

主治医による 職場復帰可能の判断 ２

職場復帰の可否の判断 職場復帰支援プランの作成 ３

４と５ 最終的な職場復帰の決定 職場復帰後のフォローアップ

その過程で リワークデイケアが 活用される

そもそも デイケアとは

デイケア 日帰りの療養施設 • 医療保健によるもの • 介護保険によるもの がある

精神科医療は 入院中心から 地域生活中心へと 移行 →デイケア

デイケア 精神科病院や診療所 保健所や精神保健福祉センター などで行われる

デイケア 日中 ナイトケア 夜 デイナイトケア 日中＆夜 ショートケア ３時間 約６時間 約６時間

デイケアの定員 小規模 30人 大規模 70人 ショートやナイトでは変わる

デイケアの職員 • • • • • 精神科医 作業療法士 精神保健福祉士 心理師 看護師 など、必要な人員が定められている

• • • • • 統合失調症 依存症 発達障害 認知症 知的能力障害 など 対象とする障害は様々 特定の障害に特化したものも 混在したものもある

• 生活リズムの維持 • 集団や対人接触に慣れる • 自宅以外の居場所の提供 など 目的も様々

• 再入院・再発の予防 • 心理教育などのプログラム • 就学・就労・復職の支援 など 目的も様々

復職支援のデイケア リワークデイケア 和製英語っていうか造語

医療機関で健康保険を用いて行う 医療リワーク 地域障害者職業センター で労働保険を用いて行う 職リハリワーク 職場で企業負担で行う 職場リワーク

リワークデイケア • 通勤同様の生活リズムに整える • 業務できる状態に回復させる • 業務できる状態か判断する が目的

リワークデイケア 狭義には 仕事に類似した作業 実際には SST、心理教育、認知行動療法 集団精神療法、作業療法 などが行われる施設が多い

うつ病などで休職した人が復職を目指すときの 復職支援プログラム 日常生活が問題なく送れる 回復した人が対象 段階的な復職は 休職中に行われる

例１） 慣らし出勤、短時間勤務 第１週 朝に職場に顔を出して帰る 第２週 午前中、職場で過ごす 第３週 15時まで職場で過ごす 第４週 定時まで職場で過ごす 第５週 残業なしの条件で復職