AIがコードを書くなら、もう勉強しなくていい?AI時代に基礎を学ぶ理由

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August 16, 26

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2026/08/16 3日間でアプリ・サービスをローンチせよ!AIAU Craft Day
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Working at Deno Land, Studying at Georgia Tech

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各ページのテキスト
1.

がコードを書くなら、 もう勉強しなくていい? AI AI 時代に基礎を学ぶ理由 2026/08/16 3 日間でアプリ・サービスをローンチせよ!AIAU Craft Day Yusuke Tanaka

2.

自己紹介 ● maguro 𝕏: @yusuktan GitHub: @magurotuna : maguro.dev ブログ でSWE ● 仕事の関係でカナダ🇨🇦に行く予定で、 いまビザ手続き中 ● Deno Land Inc. スライドQR

3.

最近やっていること ● Deno Deploy という Cloudflare Durable Objects をセルフホスト できるOSSの開発 ● celld ● etc... スライドQR

4.

今日、話すこと スライドQR

5.

を使って開発することと、 基礎を勉強すること。 その折り合いを、どうつけるか? AI 僕の個人的な感想・ポジショントークを交えながら話します。 スライドQR

6.

マシュマロに届く質問 の進歩がすごすぎて、自分でコンピュータの ことを勉強しても無駄なのでは、と思ってモチ ベーションが消え失せています AI スライドQR

7.

その気持ちは、すごく分かる 僕も仕事でプログラムを書くとき、エディタを開いて自分でソースコード を書いていく、ということはまったくなくなりました ● 設計や方針について考えるときも、AIに相談しまくります ● 自分の知識、 いるのか?AIにすべて任せるでもいいのでは? ● スライドQR

8.

宮本佳林さんの話 スライドQR

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ファン参加型の 10時間生配信 新曲発売に合わせて企画 ● 𝕏のハッシュタグ投稿数や、 ミュ ージックカードの購入数に応 じて、衣装やカメラを解放して いく ● 最後に、自宅でMVを再現して 本物と比較 ● スライドQR 配信アーカイブ: youtube.com/watch?v=ZnhFXyFOjto

10.

このために作ったシステム 配信画面に表示する進捗ゲージ ● 数値を操作する管理画面 ● 𝕏のハッシュタグ投稿数を取得す る仕組み ● 再現動画を本物と比較して、AIに 採点してもらう仕組み ● スライドQR https://youtu.be/ZnhFXyFOjto?t=35871

11.

プログラミング経験はゼロ。 コードは一行も自分で書いていない。 それでも、実際に10時間配信を成功させた。 スライドQR

12.

ブログに書かれていたこと このシステムについて、宮本さんご本人 がブログに書いています。 ameblo.jp/miyamotokarin-official/entry12974432505.html スライドQR

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外部サービスは、止まる の投稿数を自動取得する仕組み。当然、外部サービスに依存する。 𝕏 意識していないと 失敗したときどう振る舞うかは、決めな い限り決まらない。 実際にその失敗を踏むまで、どうなるか 分からない。 スライドQR 宮本さんの実装 最後に取得できた数字を表示し続ける。 必要に応じて、管理画面から手動で修正 できる。

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難しいのは、正常系より異常系。 エラーが起きたときにどうするかを、考えて、設計して、テストして、トレードオフの中で最善 を選ぶ。ソフトウェアエンジニアをやっていると分かってくる、いちばん大変なところ。 スライドQR

15.

自分が利用者であり、 ゴールが明確だった。 AI が持つ知識 × 自身が持つドメイン知識 「10時間の生配信を成功させる」という明確なゴールを設定して、システムを作っていく スライドQR

16.

もし自分が、 今ぺーぺーだったら? エラーが起きたとき、想定外のバグを踏んだとき、どうすべきか。 気をつけることが、できただろうか。 スライドQR

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ジョシュアツリーの話 スライドQR

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ノンデザイナーズ・デザインブック その名の通り、デザイナーでない人に向けてデザ インの原理原則を紹介してくれている名著。 その第一章に書いてある内容を、いまだによく覚 えています。 tatsu-zine.com/books/non-designers-design-book4 スライドQR

19.

ジョシュアツリー 筆者はクリスマスプレゼントに植物 の図鑑をもらう。最初に載っていた のが、独特の見た目の木だった。 「こんな変な形の木、見たことがあ ったら気づくに決まってる。一度も 見たことがないはずだ」 west-coaster.com/joshua-tree-np スライドQR より

20.

本を持って外に出たら、 近所の4軒の庭に生えていた。 「ジョシュアツリー」という名前と、その形を意識するようになった途端に、それまで一度も 見たことがないと思っていた木が、実はそこに「あった」んだと気づいた。 スライドQR

21.

名前を知らないものは、 そこにあっても見えない。 自分が知らないことは、 「調べる必要がある事柄」として認識することもできない。 スライドQR

22.

「作りながら学べばいい」の死角 プログラミングの学び方として、「作りながら必要なことを学べば良い」 という意見もあります ● ただ、 それだと実はそこに「ある」はずの問題点に、気づけないというこ ともある ● スライドQR

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基礎固め スライドQR

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社会人大学院に通っていました 年から2025年まで、仕事をしながら ● アメリカのジョージア工科大学のコンピュータサイエンス修士課程 ● 大学院に行く前も、職業エンジニアとしてWeb開発をしたり、Rustを書 いてOSSにコントリビュートしたりはできていた ● 2022 スライドQR

25.

断片的な知識から、地図へ 大学院の前 大学院のあと 「働きながら必要なことを学べば良い」と 基礎を体系的に学んだことで、それまで いう状態。断片的な知識でやりくりしてい 持っていた断片的な知識を 大きな地図 た。 の上にマッピング できるようになった。 OS、 ネットワーク、データベース、分散シ ステム。CSの基礎はおろそかだった。 スライドQR

26.

数年後には、大きく変わっているもの 今使っているプログラミング言語やツール、AI関連のサービスなどは、 変わりゆく でも、さほど変わらないもの ● CPUが、どう命令を実行するのか ● OSが、 メモリやプロセスをどう管理するのか ● コンパイラが、どうコードを変換するのか ● 複数のコンピュータが、どう通信するのか スライド QR

27.

陳腐化せずに、ずっと役立つ。 だから基礎を学ぶことは、コスパがいい スライドQR

28.

基礎は不要になるどころか、 むしろ使う場面が増えた。 は、こちらの指示に対して、もっともらしい実装を爆速で出す。 そこに対して、何を問えるか? AI スライドQR

29.

その実装に、何を問えるか 他のやり方はないのか? ● 利用者が増えたときに、どうなりそうか? ● 外部APIが止まったら、どうなるのか? ● データはどこに永続化するのか? それは合理的なのか? ● 何かが失敗したときに、 それにどう気づくのか? ● スライドQR

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まとめ スライドQR

31.

今日、言いたかったこと(ではないこと) を使わずに、自分でコードを書こう まず何年も勉強してから、ものを作ろう ✕ AI ✕ 今日は、そういう話ではありません。 スライドQR

32.

ものを作り始めるハードルは、 本当に大きく下がった。 解決したい問題があって、それを具体的な仕様にして、AIと相談しなが ら進めていけば、実際の10時間配信で使えるシステムまで作ることが できる。 スライドQR

33.

ただ、それですべて十分かというと、 違うかもしれない ジョシュアツリーの話のように。名前を知らないもの、存在を意識した ことがないものは、そこにあっても認識できない。 問題を表現する言葉や、背景にある仕組みを知らなければ、「ここを調べた方がいい」と気 づくことすらできないかもしれません。 スライドQR

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地図があると、問いを持ちやすくなる 「外部APIが止まったら、どうなるんだろう」 ●「このデータは、どこに保存されるんだろう」 ●「利用者が増えたら、どこがボトルネックになるんだろう」 ●「失敗したとき、誰がどうやって気づくんだろう」 ● スライドQR

35.

AI がコードを書くなら、もう勉強しなくていいのか 勉強を終えるまで、作るのを待つ必要はない。 でも、作ったものを理解するための勉強は、 むしろ大事になる。 スライドQR

36.

まず作る。 そして、作ったものを 理解するために学ぶ。 スライドQR

37.

Thank you! スライドQR