「実力がついてから」は、いつまで経っても来ない 〜 OSSへの一歩が、国境を越えるキャリアにつながるまで

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September 26, 26

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2026年9月26日 テック文化祭 2026 by Findy Student
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Working at Deno Land, Studying at Georgia Tech

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各ページのテキスト
1.

「実力がついてから」は、 いつまで経っても来ない OSS への一歩が、国境を越えるキャリアにつながるまで 2026/09/26 テック文化祭 2026 by Findy Student Yusuke Tanaka

2.

自己紹介 maguro で ソフトウェアエンジニア Deno Land Inc. 𝕏: @yusuktan GitHub: @magurotuna maguro.dev スライドURL 2 / 42

3.

「もう少し実力がついてから」 と思っていることはありませんか? スライドURL 3 / 42

4.

まずは、僕のキャリアを 振り返ってみます スライドURL 4 / 42

5.

プログラミングは大学で初めてやった 言語も、Emacsも よく分からない C 黒い画面にフィボナッチ数列を出して、 何が楽しいんだ? スライドURL 5 / 42

6.

で 急に楽しくなった JavaScript で データを可視化する演習 D3.js 自分の書いたコードが 目に見える形で動く 当時作った VideoGame Sales Visualization スライドURL 6 / 42

7.

プログラミングを 仕事にしてみたい インターンやアルバイトで、チーム開発へ 毎日チャレンジングでも「楽しい」が根底にあった スライドURL 7 / 42

8.

仕事でTypeScript、趣味でRust 仕事 新卒でヤフーに入り TypeScript / Node.js 仕事の外 で競技プログラミング 自分用のライブラリ作り スライドURL Arto Bendiken (@bendiken) on X 8 / 42 Rust

9.

に慣れてきて、OSSにも関わってみたくなった OSS Rust でも、 は「雲の上のすごい エンジニアたちが作っているもの」 スライドURL 9 / 42

10.

ちょうどこのころ、deno_lintでは ESLintのルールを移植してくれるコントリビューターを募集していた スライドURL Luca Casonato (@lcasdev) on X 10 / 42

11.

deno_lint がちょうどよかった 解析するコード JavaScript deno_lint TypeScript 仕事で毎日書いている リンターの実装 Rust 趣味で勉強している スライドURL 11 / 42

12.

ESLint のルールを一つ移植する ルールごとに、実装する範囲が区切られている ● 参考にできる実装とテストがある ● 知っているJS / TSを、学んでいるRustで扱う ● スライドURL 12 / 42

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最初のPR 2020 年6月 ESLintのルールを一つ移植 スライドURL denoland/deno_lint #147 13 / 42

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タイトルも説明も、これでいいのか? 不安… スライドURL Add no-this-before-super rule #147 14 / 42

16.

「ここは前にも触ったな」が 少しずつ増えていく スライドURL 16 / 42

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Deno 本体にも変更を出すようになった スライドURL 17 / 42

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「ここは自分が一番詳しい」 という場所が増えてくる その部分に関わるPRは、僕にレビュー依頼が来るようになった スライドURL 18 / 42

19.

変更をマージしたり、issueを閉じたりしたいな… 自分にも権限をもらえませんか? 社員でないと渡せないんだ スライドURL 19 / 42

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数カ月後… で働くことに興味はある? Deno of course! スライドURL 20 / 42

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カジュアル面談かと思ったら、がっつり面接! 😱 と入力してから ページが表示されるまでに 何が起こる? google.com あるあるの技術質問、だけど当時の僕はうまく回答しきれなかった スライドURL 21 / 42

22.

うまく答えられず、落ちたと思っていたら… まさかの採用 コントリビューションを通して、 自分の技術的なコミュニケーション、コードの書き方などが 伝わっていたのが大きかった OSS スライドURL 22 / 42

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入社後も大変だった 初めての英語環境 ● 優秀な人たちに、なんとか食らいつく ● Georgia Techのオンライン大学院も同時に開始 ● 最初の半年は、インポスター症候群だった スライドURL 23 / 42

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メンバーはアメリカ・ヨーロッパ中心 チームミーティングは、日本時間の 25:00 12:00 9:00 アメリカ東海岸 アメリカ西海岸 17:00 イギリス 18:00 中央ヨーロッパ 25:00 日本 ※ 夏時間の場合 夜型人間だけど、だらだら夜を過ごすのと、ミーティングに出るのだと、 疲労度が違った スライドURL 24 / 42

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仕事で印象に残っている、あるバグ調査 一部のアプリでメモリ不足が発生 の内部実装を書き換え、Deno Deployに取り入れたあと 約100MB fetch のメモリ増加 圧縮されたデータを受け取る処理が怪しい スライドURL 25 / 42

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小さなメモリ確保を繰り返していた 修正前 修正後 青枠に、繰り返すメモリ確保 確保したバッファを使い回す (de)compression: reduce memory allocation to improve performance by magurotuna · Pull スライドURL Request #521 · tower-rs/tower-http · GitHub 26 / 42

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会ったことのない人から届いた反応 依存ライブラリを更新したらサービスの性能が改善。 このPRが効いたのでは、という声が届いた 自分の修正が、知らない誰かのサービスを支えていた 🙌 スライドURL (de)compression: reduce memory allocation to improve performance #521 27 / 42

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このチームで働き続けるなら どこに住むか? 日本の昼間はSlackが静かで、やりとりが増えるのは夜 チームミーティングは日本時間の25時 そんなとき、会社から「海外への移住に興味はないか」と提案が スライドURL 28 / 42

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カナダへの移住を準備中 日本は大好き。お魚最高。温泉最高。サウナ最高。 でも、チームと時差の少ない場所で、会社のサポートを受けながら 今の仕事を続けられる。こんな機会はなかなかない 今はwork permitの書類を、移民弁護士にレビューしてもらっている段階 スライドURL 29 / 42

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「実力がついてから」は、来なかった 学生のうちから、実力もないままインターンやアルバイトを始めた ● 最初のPRは、英語も作法も自信がないまま出した ● 面接では、google.comの質問にうまく答えられなかった ● 入社してからも、半年くらいはインポスター症候群 ● 今も、 カナダ移住の準備は分からないことだらけ それでも、やりながらできることが増えていった ● スライドURL 30 / 42

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学生時代の自分に 伝えたい3つのこと スライドURL 31 / 42

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学生時代の自分へ 1 / 3 役に立つか分からない興味にも 時間を使う 推し活で、0泊2日の台湾遠征 ● 学園祭で推しを招いて、 トークイベントを主催 ● ロードバイクで北海道、四国、沖縄へ ● スライドURL 32 / 42

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「いま面白いな」と思うことに 使う時間も、大切に 将来の仕事につながるかは、今は分からなくていい スライドURL 33 / 42

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学生時代の自分へ 2 / 3 は取っておく GPA 好きなことをやってほしい。そのうえで、学業も スライドURL 34 / 42

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社会人になってから 基礎を学び直したくなった 学生の頃は、楽に単位を取って卒業できればいいと思っていた 働くうちに、OS・ネットワーク・DBを体系的に学びたくなった スライドURL 35 / 42

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大学院に出願しようとして 学部時代のGPAを取り寄せた 調べた大学院の条件を、ギリギリ満たしていた 高いGPAをとろうとすることで、学びの質も上がる。 悪いGPAになってしまうと取り返しがつかないので、がんばるのがおすすめ スライドURL 36 / 42

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学生時代の自分へ 3 / 3 学生である今、若い今に 使える機会を活用する 自分が「やっておけばよかった」と思うもの3選 スライドURL 37 / 42

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1. ワーキングホリデー 海外で暮らし、働いてみる機会 カナダの場合、18〜30歳なら最長12か月(2回まで) よくある就労許可は、働ける会社が決まっている ワーホリは、どの会社でも働ける カナダ政府 IEC 公式 open work permit スライドURL 38 / 42

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2. セキュリティ・キャンプ 仲間や講師と、合宿形式で技術に取り組む ● OS自作ゼミ ● デバッグツールを自作してみようゼミ ● CDN自作ゼミ ● など 過去2年は13〜22歳の学生が対象だった IPA セキュリティ・キャンプ公式 スライドURL 39 / 42

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3. Google Summer of Code メンターとOSS開発に取り組み、活動支援金を受け取る 18 歳以上の学生やOSS初心者が対象。学生限定ではない Small Medium Large 約21万円 約43万円 約86万円 ドル=約159円で換算 1 Google Summer of Code 公式 $1,350 $2,700 $5,400 スライドURL 40 / 42

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おまけ:「学生です」の一言は強い はじめまして、学生です。 〇〇について質問させてください 喜んで! スライドURL 41 / 42

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今日ここに来たことも すでに、その一歩 スピーカー、企業ブース、学生。交流を楽しんでください! スライドURL 42 / 42