会社紹介資料_採用

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February 19, 23

スライド概要

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代表取締役:土方康平。1994年生まれ、28歳。 中学時代中国へバドミントン留学を1年半経験、高校時代は後の世界女王奥原希望と同級生。大学は東京経済大学に進学し、卒業前に学生起業を経験。 卒業2ヶ月後に創業10年の企業の執行役員営業統括に就任。 新規事業統括をメインに、就活イベントやバドミントンフィットネスクラブなどを手がける。2018年9月同社共同代表に就任。2020年8月同社退任。 9月株式会社ひじかた創業代表取締役に就任。 きのこが苦手。

関連スライド

各ページのテキスト
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ひじかたご紹介資料 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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アジェンダ 1. 株式会社ひじかたについて ・創業、移住の経緯 ・現在の取り組み状況 2. 当社のビジョンについて ・ビジョン ・今後の方針 3. 補足 ・創業メンバー ・土づくりマニュアル ・アスリート苗マニュアル © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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1.株式会社ひじかたについて 社名 株式会社ひじかた 創業 2020年9月 代表取締役 取締役 土方康平 渡邊泰典 所在地 宮崎県日南市 事業 苗生産・農業生産・仲卸 社員数 5名 資本金 1,400万円(資本準備金含む) 株主 江夏一翔(江夏石油常務),奥原希望(バドミントン世界女王),鎌田佳秋(10億規模の 農業生産法人バイアウト),高森厚太郎(グロービス講師),春日博文(マザーズ上場, ポート株式会社創業者),他東証一部企業の取締役など © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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創業の経緯 2020年9月に前職の同僚である高橋・坪木・ 古江・池田で株式会社ひじかたを創業致しま した。 前職では国内シェア No1の合同説明会の紹 介メディアを運営。 代表取締役CEOの高橋は前職では売上 1.5 億の共同代表を 2年間務め、任期で退任。そ して創業に至ります。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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宮崎県日南市移住の経緯 プロダクト・ペインがなかったので、 1日1人100個の事業のアイデアを 1ヶ月間出し合ったもの の不発。 ITを絡めたサービスは埋め尽くされており、競合優位性も確保できないと判断し、高橋が興味 あった農業の世界に飛び込むことに。 決めた日から視察を開始し、創業して 2ヶ月後の2020年11月に宮崎県日南市に移住しまし た。 いくつかの地方自治体を検討した上で日南市を選定した理由は 1.地方自治体としてスタートアップ支援を積極的に行っていること 2.視察時の役場の方のアテンドがスムーズで話の展開が一番早かったこと 3.主要産業が農業で形成されているので、事業展開を想像しやすかったこと などが挙げられます。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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現在の取り組み状況(まとめ) □ 農業生産法人歴7年のズッキーニ部門を買収、代表を取締役へ招聘 □ 日南市最大級2,000万円のハウス群継承を実施 □ エンジェルラウンドにてエクイティfinanceを実施 □ 丸亀製麺などのクライアントが開通 □ 栽培1期目の改善がしっかりと実績に反映 □ クラウドファンディングを達成(https://www.makuake.com/project/hijikata) © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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ズッキーニ栽培3作実施 契約栽培も実施し夏作以外での年間供給体制を構築 しました。 夏作は長野・東北地方になるので組織拡大フェーズで 支店をつくる予定です。 病気には無農薬、害虫には2回ほどで栽培でき、かつ 再現性の高い栽培ノウハウを蓄積できました。 かぼちゃ栽培2作実施 露地野菜の有力候補で作付けを実施しました。 ズッキーニと比べて省力化が可能で、ボトムの売上が 安定することが特徴です。 ほぼ無農薬で栽培可能で完熟かぼちゃは非常に味も のり、契約で出荷することができました。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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1ha(1万㎡)の農地承継 日南市北郷町にある1ha(ハウス80a・露地25a)の農家 さんの事業承継を2,000万円で実施しました。 また、周辺農家さんも高齢にも関わらず後継者がいない 状況で、この地域一帯の事業承継を見込むことができま す。 栽培1期目の改善が反映 多様なクライアント 栽培1期目はうまくいくはずもないと思い1万株 のズッキーニを植えた結果、約8tの収量。しか し、今回の秋作は3,500株で約7t。面積は1/3 で収量は昨年比90%。 大幅な技術改善をすることができました。 サイゼリヤ、丸亀製麺、ヨーカドー、ゆめタウンなど多 様なクライアントが開通しました。 通常、2kg箱出荷ですが、上記クライアントは10kg箱 出荷のため、出荷経費軽減にも寄与しています。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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当社が目指すビジョン © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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ビジョン 21世紀のやさいメーカーになる 人類の根幹である食を支える農業を科学する。 農業生産は「こだわり」では続かない。 きちんとした理論のもと、農実学を構築し実践することで工業のような再現性の高く、高品質な農作物をつく ることができる。 ひじかたは農業を科学し、新しい農法を開発・実践し、日本にとって社会にとって大きな課題を解決してい く。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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ミッション うまいやさいを、つくる 農業の原点は何か。 それはうまいやさいをつくること。 うまいとは味覚、触覚、嗅覚だけでなく、作り方にもメスを入れる。 サスティナブルで、地球に優しく、高効率なうまいやさいをつくる農業経営を実現する。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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世界的・構造的な4つの危機 人口問題 2019年7月現在の 77億人から2050年 にはほぼ100億人に なると予測されてい ます。 食糧問題 増え続ける人口に見合う 食べ物を確保するために は、2013年の倍の食料 を 生産しないといけないとい われています。しかし、食 料を増産するにも 土地や 水には限りがあります。 食 べ物、さらには食べ物を 生産するための資源をめ ぐる争いが、国同士の大 規模な衝突へと発展しな いような対策も必要です。 後継問題 農業法人白書2020によ ると、農業生産法人の 経営者の年齢は50代以 上が60%に上り、農林 水産省によると、農業経 営体の平均年齢は67歳 になってきています。 農業の後継問題は喫緊 の課題になります。 貿易問題 ウクライナ戦争や中国・ロ シアなどの資源国との交 渉次第では資源がない日 本国は食糧危機に晒され る危険性があります。 今回の戦争でかぼちゃや 一部作物の輸入が途絶え るなど、食料自給を脅か すことになりかねません。 自国生産を基本とするた めに、農業を確立していく ことが肝要です。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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「やさいメーカー」になるために 弊社の考える「やさいメーカー」は場所や人による制約条件に影響されずに年間を通じて流通会 社に野菜を供給できる体制や、苗や資材などの農業経営に不可欠な要素を供給できる体制のこ とをさします。 その「やさいメーカー」として必要な構成要素は以下の 3つに集約されると考えています。 生産技術 農業人材 テクノロジー © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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「やさいメーカー」-生産技術□ すべては初期充実のために ・品質の良い苗(催芽処理) ・品質の良い土壌(土ごと発酵) □ 外部環境に適した管理技術 ・生産-消費=蓄積の原則 ・蓄積分配の優先順位の原則 ・適期に適切な管理 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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「やさいメーカー」-農業人材□ ティール組織を可能にする生産技術への理解 ・ボトムの報酬を引き上げレベルの高い人材の確保 □ 地域人材の活用 ・65歳以上の再雇用(アルバイトとして) ・農福連携 □ バドミントン実業団を保有 ・年間維持コスト10万円でインバウンド2件/月を見込む © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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「やさいメーカー」-テクノロジー□ 少子高齢化に伴う作業の自動化 ・今、現時点での資本効率で比べると、人件費の方が経費として優秀 ・しかし、早晩、人手不足になる ・未来を見据えて、今からテクノロジーの開発も進める □ 現場に合ったテクノロジーの導入 ・テクノロジードリブンでの開発は禁忌 ・コスト計算を厳密にし、現場にあったテクノロジーの導入 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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今後の方針 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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日本最強の苗屋 苗半作ではなく、苗9作。 ひじかたではそれぐらい苗にこだわって栽培しています。 催芽処理といわれる初期管理、発根誘導、発芽誘導、その後のEC管理など。 良い苗をつくり、同時に土づくりも導入してもらい、高効率でうまいやさいをつくることを支援しま す。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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強い生産法人化 机上の空論ではなく、実際にひじかたが実践。 生産農業法人として結果を出す。 大規模作付・多拠点農業でクライアントに年間供給体制を樹立。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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理論構築化 ひじかたが考える循環型農業のノウハウを言語化。 誰がどこでやっても再現可能なマニュアルを作成し、同時に進化していくために研究機 関を設置。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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補足.創業メンバー 土方康平 CEO 1994年生まれ28歳 生粋の元バドミントン プレイヤー。関東優 勝や国体予選1位な ど実績多数。花は開 かず。 古江健二 マシンオペレーター 坪木悠斗 生産技術リーダー 1983年生まれ39歳 生粋の現バドミントン プレイヤー。30歳か ら始める。座右の銘 は「コート上で死にた い」 1983年生まれ39歳 生粋の元バドミントン 解説員。仕事のストレ スから解放され、バド をやる機会が激減。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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補足.創業メンバー(真面目.vr) 土方康平 CEO 中学時代中国へバドミントン留学を1年半 経験、高校時代は後の世界女王奥原希望 と同級生。大学は東京経済大学に進学し、 卒業前に学生起業を経験。卒業2ヶ月後に 創業10年の企業の執行役員営業統括に 就任。 新規事業統括をメインに、就活イベントや バドミントンフィットネスクラブなどを手がけ る。2018年9月同社共同代表に就任。 2020年8月同社退任。9月株式会社ひじ かた創業代表取締役に就任。 きのこが苦手。 古江健二 マシンオペレーター 静岡県富士市出身。元売れなかったミュージシャン。 カレーが好き。 静岡にて大手会社員を約3年勤めたのち、ロックス ターになるべくバンド活動を開始。ここには描ききれな い程の挫折を経験し、30歳にて引退。そしてそれとほ ぼ同時にバドミントン開始。週9日行う。 その後はバドミントンを通して人脈を広げ、その流れで (株)ひじかたに入社。マシンオペレーターになる。 今のところ全部中途半端だけど、大器晩成型だと信じ て躍動中です! 若干腰弱め。 坪木悠斗 生産技術リーダー 東京都葛飾区出身。大学ではバイオを専攻し、修士号まで 取得。大学院修了後、静岡の大手化学会社で8年間生産 技術の経験を積む。それなりに充実した日々だったが、人 生の刺激を求めてITベンチャー企業へ転職。そこから波乱 の人生がスタート!?当時の会社メンバー4人と株式会社 ひじかたを創業。宮崎県に移住し、農業を開始。 肉体派が多いメンバーの中で、数少ない理論派。農業科学 をメンバーに紐解く役割を担う。その傍ら、ビビりながら 2ton車で牛糞を運んだりもする。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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土づくりマニュアル © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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土づくりとは? 有機によって無機を機能化すること 機能化? 有機? 無機? © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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有機によって無機を機能化すること 堆肥に含まれる タンパク質やアミノ酸 あるいは、 米糠など 根から吸収できる形にする 植物の栄養素となる土中のミネラル分。 代表例) Ca2+、Mg2+、K+ © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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土の中では何が起きるのか? K > Ca > Na > Mg > Zn > Al > Fe > Ni > Sn > Pb > H2 > Cu > Hg > Ag > Pt > Au ミネラル分は、イオン化傾向が酸(H+)より大きい ため、イオン化して土から離れる 根から「根酸」というものが放出される - - - 根 - 2+ Ca - 団粒 - H+ - - Ca2+ - - 団粒 - H+ - Ca2+ 土から離れたミネラル分は 根に吸収される 根 - チェンジ - - - - 団粒 - 根 H+ - - ちなみに、近年問題になっている酸性雨は、同様の原理でミネラル分を土から奪ってしまう。 そのため、畝にマルチを張って雨から土を守ることが大事になる。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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アスリート苗マニュアル © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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播種準備 〜 播種のポイント 種を最高のコンディションに整える!!!!それから発根に進める。 ★ 温度は必ず15℃以下!!!! 種が水分を含み、かつ、温度がかかると [発根⇨発芽⇨・・・(発芽誘導) ] が進んでしまう。 乾燥状態 水分 & 15℃以上 人間で例えるなら: 喉カラカラの人に水を渡した瞬間に、ヨーイドンで 走らせるようなもの。 市販の種 水分 & 15℃以下 15℃以下なら発芽誘導が スタートしない 。 種が水分をじっくり吸収してスタートのコンディションを整えら れる。 © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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播種 ※ 温度が上がらぬように、夏場は早朝か夕方以降の作業が望ましい ※ 温度が上がらぬように、数枚ずつ冷蔵庫から取り出して戻す 冷蔵庫から育苗箱を 取り出し、128穴のセ ルトレイを押し付け る。 穴に種を1つずつ置き、指 で押し込む。 乾いた土を盛り、塩ビ 管などですり切りにす る。 冷蔵庫に入れる (ビニール袋に入れる か、ビニールで表面を 覆う。) 5日間以上放置 (最長で1ヶ月程度) なぜ乾いた土を 覆土? 次ページ © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved

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発根管理 冷蔵庫から冷暗所に育苗箱を出す。 重ねたまま置いて OK。 シートで覆って保湿。 ※ 夏場は温度が一気に上がらないように、夕方以降に取り出す。 数時間から1日の間で根が出始める。 (夕方に出した場合、早い種は翌朝には発根が始まってい る。遅いものでも 1日遅れ程度で始まる。) 数時間毎に発根状態を確認 (ピンセット等で種をほじくり出して計測。) ※ 播種が浅いと種が根で外に押し出されてしまう。この ようなものは埋め戻す。 十数個確認して8割以上発根していたら発芽管理へ ※ 発芽管理に移行するのは夕方移行(日中には実施しない) © HIJIKATA Co.Ltd. All rights reserved