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May 29, 23
スライド概要
2020年7月30日 ビヨンド勉強会#26
株式会社ビヨンド
佐藤 大輔
Shopify初心者のためのShopify導入編の説明をします。
日本・中国・カナダを拠点に、AWS や GCP・Azure などのマルチクラウドに対応した、クラウド / サーバーの構築・移行、24時間365日の運用保守 / 監視、負荷テスト、Webシステム開発、サーバーサイド / API 開発 など、クラウド / サーバーに特化したサービスをご提供いたします。 ● コーポレートサイト https://beyondjapan.com ● YouTube https://www.youtube.com/c/beyomaruch ● X(Twitter) https://twitter.com/beyondjapaninfo ● Instagram https://www.instagram.com/beyondjapan_24365
× Withコロナで Shopifyを始めてみた 2020年7月30日 ビヨンド勉強会 Supported by Syori Nishihara
はじめに
自己紹介 ・株式会社ビヨンド システム開発部(唯一の非エンジニア 肩身が狭い) ・昭和スタイルの営業が得意、SNSを使いこなせない(時代に逆行) ・ベイスターズファン(柴田大和の二遊間推し) ・Shopify歴2ヶ月目(勉強中)
背景 〜Withコロナ ・緊急事態宣言発令!引きこもる、買い物での外出不安、自宅暇! ・欲しいものはECサイトでの流れになるよね!(きっと) ・ECサイトを始める企業も増えそう(願望) ・そうだ開発部でECに取り組もう!(単純)
なんでShopifyなのか ・日本ではまだ日が浅いが、伸びて きている ・元々得意なアプリ開発を入り口に できそう 出典:Shopify公式
なんでShopifyなのか
なんでShopifyなのか スマホ向けアプリはレッドオーシャンだけど・・・ Shopifyならば・・・(浅はか)
こう考えた(あくまでECサイト運営側ではなく開発会社目線) ・開発の合間を見て需要がありそうなアプリを開発、ストアにあげておく。 (ワンチャンストック狙い) ・ストアを立ち上げる人が増えそう。 運用の中で出てきた課題、アプリでは対応できない部分のカスタマイズ、 ここをできるようにする
なんでShopifyなのか 早速fbグループに登録してみる(行動力 俺じゃない) ・・・すぐに問い合わせが来た(計算通り 嘘)
なんでShopifyなのか これいけんじゃね?(イマココ)
というわけで、本日のアジェンダ 1. Shopifyとは? 2. 実際に立ち上げてみる 3. Shopifyアプリってなに? 4. Shopifyで海外販売はできる?アプリの必要性は? 5. Shopifyアプリの機能を拡張してみる
Shopifyとは?
Shopifyとは? ・ECサイトの開発・運営をサポートしてくれるプラットフォーム(いわゆるASP) ・2004年にカナダで創業、日本では2017年11月に日本法人設立 ・WordPressのECサイト版 (WPでいうプラグイン=アプリ多数) ・ブランド独自のECサイトを開設できる、差別化戦略を取りやすい 例:ヴィトンのバッグをAmazonで購入、顧客はヴィトンではなくAmazonで買ったと思いがち
Shopifyのプラン ベーシック 月額課金 29/月 $ スタンダード (一番人気) 79/月 $ プレミアム 299/月 $ Shopifyプラス 2000/月 $ 3.40% 3.90% 3.30% 3.85% 3.25% 3.80% 3.15% 3.75% 追加手数料 (Shopifyペイメント) 無し 無し 無し 無し スタッフアカウント 2 5 15 無制限 ロケーション 4 5 8 20 国内クレジットカード手数料 海外クレジットカード手数料 ※販売手数料、振り込み手数料は不要
国内のネットショップとの比較 デフォルトで使えるやつ Shopify BASE STORES.jp 商品数 無制限 無制限 5アイテム (無料プラン) 無制限 (月額プラン) サイトデザイン 100種類以上(無料は10種 類) 11種類 9種類 ブログ作成 〇 〇 × かご落ち対策 〇 × × 多言語 50言語 英語 英語
ここまでのまとめ –Shopifyのメリット ・ECサイト制作が簡単 - アカウントを作成して管理画面で設定を行うだけ ・海外言語対応 - 多言語を設定できる ・解析機能が豊富 - 「セッション数」や「CV率」「リピーター割合」など16の指標が確認できる ・決済サービスを用意しなくてよい - 標準で様々な決済サービスが設定されている ・外部アプリ導入でサイトをカスタマイズ - デザインやポップアップなどアプリを入れるだけで対応できる
ここまでのまとめ –Shopifyのデメリット ・日本語対応していないアプリが多い - アプリの使い方等英語版がほとんど ・多くのアプリ追加に注意 - 多くが月額課金のためたくさんアプリを追加することは難しい ・サポート体制がまだ不十分 - 日本語での電話サービスがない。日本語メールによる問い合わせは24時間365日対応している
よしわかった。とりあえず試してみる
Shopifyの始め方_まずはアカウント登録 ・まずはこんな画面です
Shopifyの始め方_店舗名を決める ・ログイン情報、URLを登録 ・ストアの名前を決めましょう
Shopifyの始め方_ストア情報を入力する ・ストア(運営者)の情報を登録します ・あとは右下のボタンを押すだけ
Shopifyの始め方_商品を登録してみる ・開設完了! ・画面左にいろんな機能が ありますね ・まずは商品を登録してみま しょう
Shopifyの始め方 ・売りたい商品の写真、説明を 入力 ・スマホ撮影でも充分いけそう
Shopifyの始め方 ・在庫登録できました!
Shopifyの始め方_見た目を変えてみる ・やはり見た目は大事 ・自分のお店ですからね、見栄 えするように ・あなたは素晴らしいスタートを す。(なんか褒められてますね) 切っていま
Shopifyの始め方_見た目を変えてみる ・無料で使えるテンプレートが 充実していますね
Shopifyの始め方 ・(センスないのは分かってま す) ・なぜこうなった・・・orz ・ご覧のように私は残念な結果に なりましたが、みなさんはきっと 大丈夫です!
Shopifyの始め方 ・ちゃんと表示されてますね
Shopifyの始め方 ・その他にも言語設定、在庫 管理など色々簡単に設定可能 ・基本機能だけでも充実
Shopifyの始め方 ・ここまで約5分、簡単 ・あとは公開ボタンを押せば完了 ・「販売チャンネルを増やす」からfb、 インスタ、楽天市場などにも連携可能 ・これだけで最低限、ストアは運営でき ます、機能が足りない場合は・・・
Shopifyアプリってなに?
Shopifyのアプリとは? ネットショップをカスタマイズするためのツール。 無料から有料のアプリがあり、Shopifyアプリ制作において欠かせないアイテム
なぜアプリが必要か? ・Shopifyの初期設定だけではECサイトの運営が不便 - ユーザーの要望に応えられる機能がShopifyに全て備わっていない ・アプリを活用することでマーケティング戦略も可能。売上拡大に繋がる。 - 販売促進をサポートしてくれるアプリ機能が充実 ・海外向け販売が実施しやすい - 言語、通貨、配送などの障壁をアプリ導入で解決できる
Shopifyアプリ数(2020年6月30日時点) ・思ってたより たくさんあるな・・・ 全部で4427個 やはりそんなに甘くは ない感・・・
人気のジャンル ・Shopifyに備わっていない機能が多い「ストアデザイン」のアプリが人気 - 商品画像や動画の編集 - ポップアップ通知 - カートのカスタマイズなど ・利益拡大のための販売促進やマーケティングアプリも需要が高い - 割引価格の表示 - 製品レビューをよりユーザーが使いやすいようにする - 利益分析をより簡単にするアプリなど
ジャンル詳細(1) ジャンル名 ストアデザイン 販売促進 マーケティング 注文と配送 カスタマーサポート レポート アプリの詳細 ポップアップ、カートのカスタマイズ、画像、動画 商品レビュー、セールスポップアップ、割引価格 口コミ、カートの放棄率、リピータ―率 配送日時指定、ワンクリック注文 CRM、チャット、返品、保障 製品、在庫、顧客に関するレポートを簡単に作成
ジャンル詳細(2) ジャンル名 在庫管理 生産性 製品を検索 財政 セキュリティ 販売場所 アプリの詳細 自動メール、アラート、バーコード ショートカット機能、ワークフローの自動化 ドロップショッピング、オンデマンド印刷 税金、利益計算 アクセス制御、バックアップ オンライン市場、ソーシャルメディア
Shopifyで海外販売できる? アプリの必要性は?
海外販売をする上での障壁 ①言語 ②決済 ③配送 ④通貨 →Shopifyでどう解決できるか?
①言語 ・Shopify上の管理画面で言語を設定できる (ユーザーはサイト下部のプルダウンで言語を切り替える) ・アクセス場所に対して自動で翻訳される機能はShopify上にないため 必要であればアプリのインストールを行う
言語アプリの例 名前 Langify 評価 月額 4.7 $17.50/月。 (7日間無 料) 特徴 備考 管理画面はlangify独自の管理画面が https://apps.shopify.com/la 用意されていて、元言語を見ながら編集でき ngify?locale=ja る 言語 Langshop 4.8 $34/月。 (14日間無 料) 言語ごとに通貨も設定できる https://apps.shopify.com/la ngshop?locale=ja
②決済 ・ほとんどの決済方法がShopify上に備わっている(アカウントの設定や有効 化は別途行う必要あり) <決済サービス一覧> - Shopifyペイメント KOMOJU PayPal AmazonPay Apple Pay - Google Pay コンビニ決済 キャリア決済 代引き決済 銀行振込
②決済 ・こんなニュースも出てたのを 早速fbに投稿してみました。 (俺じゃない(2回目)、有能。ありがとう)
決済サービス詳細(1) 対応決済 プラン別手数料 対応ブ ベーシ スタン ランド プレミアム ック ダード VISA 特徴 クレジット MASTE 3.40% 3.30% カード R 3.25% 国内発行のみの手数料 (海外発行の場合はAMEXと同様) AMEX 3.90% 3.85% 3.80% - Shopify Apple Pay ペイメン ト Google Pay Shopify Pay - 上記に準ずる 過去に利用経験があれば ログイン情報のみで決済可
決済サービス詳細(2) 対応ブランド 決済手数料 3.6%(Visa、Master) KOMOJU JCB Visa MasterCard Diners AMEX PayPal Visa MasterCard AMEX JCB 銀聯など 3.85%(JCB、Diners、 AMEX) 3.6% + 40円 (国内の標準レート:月額 取引量 で変動) 振込手数料 特徴・強み 216円(入金金額が3万円 コンビニ支払いにも対応 未満の Pay-easyやデジタルマネー ときの日本国内への 決済 振込手数料) にも使える 海外送金は2,500円 0円 (出金額5万円未満は250 円/件) 越境ECに強い ネットショップ開設時点で すでに 導入済
③配送 ・配送料はShopify上で設定可能 ・越境ECで最も利用されている国際輸送手段は「日本郵便のEMS」 ・海外輸送する際に必要なラベル(送り状)やインボイス(税関の申告や審査 で必要になる書類)の作成はShopify上にはない →アプリを導入することで解決可能
配送アプリの例 名前 Easy Label Japan Post 配送 Easy Rates Japan Post ship & co 評価 月額 特徴 Shopifyの管理画面で、配送方法の選択からラベルの作成、 出荷情報の調整などを行うことができる。 ライト:$14.90/月 日本郵便でもラベル作成ができる「国際郵便マイページサ ベーシック:$39.90/ ービス」を提供しているが、Shopify内で配送ラベル作成 4.5 月 手続きを完了できる方が効率的。 プラス:$69.90/月 「Easy Rates Japan Post」というアプリを併用する ことで、配送業務がより効率化される。 5 4.7 $9.90/月 日本から海外のお客様に出荷する際の日本郵便の利用可能 な料金と方法を簡単に表示してくれる。配送料を手動でス トアに設定せず、インストールするだけで使用可能。 手間がかかる送り状とインボイスをワンクリックで発行で 無料 き、さらにShopifyからの注文がリアルタイムで同期 ※外部料金がかかる
④通貨 ・Shopifyペイメントを使用すれば他通貨販売が可能 それ以外で通貨を自国に変えて決済するにはアプリの導入が必要 アプリ例「BEST Currency Converter」 ・現地通貨に合わせて価格を表示できる。 ・無料版では5つの通貨表示が使用可能で、有料版ではお客様の所在地に 合わせて自動で通貨を変更する機能もついている。
まとめ(Shopify上で海外販売が可能か) ①言語→管理画面で手動設定ができる ②決済→Shopify上にほぼ備わっている ③配送→ラベル等の機能がないためアプリ推奨 ④通貨→Shopifyペイメント導入前提で他通貨対応可能 結論:いける!海外販売にShopify充分対応できる!
Shopifyストアの 機能拡張
外部アプリの種類 ・公開アプリ - 誰でも使える(無料から有料まで) 使用用途は多岐(デザインから管理画面拡張) ・カスタムアプリ - 特定のストア管理者のみ使用可 ・プライベートアプリ - 管理画面(ストア)の機能を拡張する 非公開
プライベートアプリとは? ・管理画面(ストア)の機能を 拡張するためのアプリ ・いわば内部限定で使えるアプリ です
プライベートアプリとは? 【特徴】 ・Shopifyのデフォルト機能だけでは足りな い部分を補える ・既存の公開アプリにはない独自の機能を 追加できる ・ストア管理画面のLiquidファイルを編集 しストア画面をカスタマイズ可能 ・モバイルアプリやウェブサイトなどで Shopifyストアの商品を提供できる
まとめ ・15分くらいあればそこそこ見栄えする自分だけのストアを 立ち上げできる(便利な時代) ・そもそも拡張機能=アプリが充実している、のでやりたいことは ほぼ全て実現可能、どうしてもないものは作ればいい。 この部分、 にお任せください!!(告知) ご清聴ありがとうございました。 ×