顧客との共創によるモバイルオーダーシステム開発事例

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March 20, 24

スライド概要

「リテールテックJAPAN 2024」でのブースミニセッションで使ったスライドです。
https://messe.nikkei.co.jp/rt/
顧客企業と開発企業が受発注の関係ではなく、両者の圧倒的なコミットメントによる「共創」で新たなプロダクトをつくり出してます!

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Agile Practitioner / CSP-SM, CSP-PO(Certified Scrum Professional) / Modern Offshore Development / Vietnam / Paris Hilton / RareJob / BOOKOFF / Classmethod, Inc.

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

リテールテックJAPAN 2024 顧客との共創による モバイルオーダーシステム開発事例 藤村 新

2.

藤村 新(Arata Fujimura) • • クラスメソッド株式会社 • リテールアプリ共創部マネージャー • モダンオフショア事業推進責任者 Classmethod Vietnam/Da Nang • • 取締役 / 出資者 アジャイル実践者

3.

リテールテックJAPAN 2024 顧客との共創による モバイルオーダーシステム開発事例 藤村 新

4.

共創 [名](スル)異なる立場や業種の人・団体が協力して、新たな商品・サービスや 価値観などをつくり出すこと。コクリエーション。 - デジタル大辞泉

5.

クラスメソッドでは、 顧客と協力して、 新たなプロダクトをつくり出す 共創を実践しています!

6.

顧客と 受発注の関係での 受託開発ではない!

7.

https://www.docswell.com/s/aratafuji/54Q7MN-rsgt2024-aratafuji

8.

https://www.docswell.com/s/aratafuji/54Q7MN-rsgt2024-aratafuji

9.

顧客と 受発注の関係での 受託開発ではない!

10.

リテールテックJAPAN 2024 顧客との共創による モバイルオーダーシステム開発事例 藤村 新

11.

大手コーヒーチェーン(アプリ)

12.

https://www.docswell.com/s/aratafuji/5L9GDK-2022-03-30-195923

13.

使い古された 古の事例 https://www.docswell.com/s/aratafuji/5L9GDK-2022-03-30-195923

14.

共創 ポイント!

18.

信頼してもらえた

19.

プロジェクト紹介 Scrumチーム SM(私) PO(顧客) 開発チーム(7名) 某大手コーヒーチェーン •スマホアプリからのMOP(モバイルオーダー)開発 •開発期間は約6ヶ月 •開発手法としてScrumを採用 •POは発注側が担当 •開発とSMを弊社で受託(準委任契約)

20.

正解 開発前に決めて良かった事ベスト3 •明確なコンセプト •3つのフェーズ •デザイン先行FIX

21.

明確なコンセプト 高頻度来店者が、 近くの店舗に向かうまでの間に、レジに並ぶ ことなく注文を完了させることを可能とし、 並ぶ時間の不満をちょっとだけ解消させるこ とができる サービスとする。

22.

近くの店舗 マップから検索は実装 キーワード(店舗名)検索は除外 不満をちょっとだけ解消 履歴から注文は実装 お気に入りから注文は除外

23.

3つのフェーズ 1.MVP 2.MUST 3.ADDITIONAL

24.

共創 ポイント!

25.

ユーザーストーリー マッピング

26.

MVP 実用最小限の製品 望まれる成果を実現できる最小の製品の リリース 1店舗で1商品をスマホから事前購入できる 店舗用アプリで注文も確認できる カップ貼付け用ラベルもプリンタ出力

27.

MUST リリースに必須な機能 複数店舗 複数商品 カスタマイズ 履歴から購入 …

28.

ADDITIONAL リリース前に整える対応 デザインフィードバック対応 エラー時の挙動統一 導線の調整 …

29.

MVPで背骨を作りきり、 以降は毎週肉付け (機能追加)

30.

世に出せる状態 を最初からずっ と維持し続けた

31.

デザイン先行FIX MVP MUST ADDITIONAL

32.

デザイン先行FIX アジャイルだから、デザインは固めない で進めま〜す!はアンチパターン 動くものを見た後にデザインを変えること は何度もあるが、フェーズ開始時には都度 (世に出せる)デザインを確定させた

33.

正解 開発中で良かった事ベスト3 •二人で一人のSM •相互感謝溢れる ふりかえり •圧倒的 コミットメント

34.

二人で一人のスクラムマスター

35.

二人で一人のスクラムマスター 体制上のSMはわたし一人 サーヴァント的なアプローチ ムードメーカーを意識 TLのエンジニアも多くの役割を補った 開発チームの支援 賢い愚者

36.

“賢い愚者は、嫌な質問をしたり、政治的 に危険な質問をしたりする。しかし、こう した質問によって、チームは立ち止まり、 自分たちの判断を再検討するのだ。” – James O. Coplien. 組織パターン

37.

共創 ポイント!

38.

相互感謝溢れるふりかえり

39.

相互感謝溢れるふりかえり KPTでもFun!だらけの ふりかえりはやれる!

40.

圧倒的コミットメント プランニングで選択した PBIの全てを完成できな かったのは23スプリント中 3回だけ

41.

圧倒的コミットメント 異論は認める 変更できない契約ではないか! 確率は50%になるはずだ! トライしてないだけだろ! チートだ!

43.

圧倒的コミットメント けど、達成し続けてきたから、 顧客の信頼を獲得できた! 関係者がリリース計画を信頼できた! 開発チームは最後まで達成を目指した! PO含む関係者も期日を強く意識した!

45.

とにかくプロジェクトは大成功 •ローンチの1ヶ月前までに、顧客が初期 ローンチ時に望む機能の実装は全て完了 •前日にプレス向け発表会実施、ニュース 放映されるも、ローンチ当日トラブルなし •その結果、顧客の期待値が高まった

46.

ビジネス面の成果 • 国内1800店舗以上で導入 • 開発面の現状 • 現在は5代目スクラムマスター • Sprint230超えて継続中 •

47.

まとめ

48.

クラスメソッドでは、 顧客と協力して、 新たなプロダクトをつくり出す 共創を実践しています!

49.

顧客と 受発注の関係での 受託開発ではない!

50.

共創しませんか? 私たちと

51.

以上