アジャイル開発導入のためにやってきたこと

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August 22, 14

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Agile Practitioner / CSP-SM, CSP-PO(Certified Scrum Professional) / Modern Offshore Development / Vietnam / Paris Hilton / RareJob / BOOKOFF / Classmethod, Inc.

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各ページのテキスト
1.

アジャイル開発 導入のために やってきたこと 2014年8月22日 GMOインターネット株式会社 次世代システム研究室 藤村 新 1

2.

藤村 新 Arata Fujimura GMOインターネット 次世代システム研究室 Twitter: aratafuji

3.

2011年夏  前職にてアジャイル開発初体験  開発チームの一員として  アジャイルサムライ  発売後即購入  英語の勉強がてら原著も購入  その後読書会にも参加  渋谷道場  横浜道場 3

4.

2011年秋  現職へ転職  出戻り  ゲームプロジェクトのKPIツール設計、構築等を担当  ソシャゲ開発支援も担当 4

5.

2011年冬~2012年秋  ソシャゲプロジェクトへアジャイル開発初導入!  経緯 1. KPIツール設計、構築のためプロジェクトに参画 2. ゲーム開発人員が足りない 3. ゲーム開発(サーバサイド)も担当 4. プロジェクトがうまくまわっていない 5. アジャイル開発導入だ! 5

6.

 課題と施策 1. 作るものが不明確 → 作るものを明確にした  ユーザーストーリーの書き出し 2. 行き当りばったりの開発 → 優先順位を明確にした  ストーリーポイントによる見積もり  優先順位付け  プロダクトバックログ作成 6

7.

 課題と施策 3. 見かけ上のスケジュール → 意味のあるスケジュールを作成した  プロダクトバックログをリリースに分割  ベロシティを見積もってスケジュール作成 4. プロジェクトマネジメントされていない → 体制変更  プロダクトオーナーを明確化 → ルール制定  「完了」とは完了のこと  レディなストーリー以外は着手しない 7

8.

 KP(T)  Keep  プロダクトバックログによる見える化  イテレーションの導入  アジャイルチームへ体制変更  Problem  完了の定義の例外を設けてしまった…  開発前のフェーズから仕切り直すべきだった  リリースしたけどプロジェクトとしては失敗 8

9.

 教訓 当たり前だけど、 「何を作るか」が 一番重要! 9

10.

http://www.jp.square-enix.com/info/library/2011/dldata/PM/PM.pdf

11.

2012年冬~2013年春  EC関連のツール開発プロジェクトへスクラム初導入!  経緯 1. 新規プロジェクト立ち上げ 2. 7人3ヶ月程度の適度な規模 3. スクラムを提案したらあっさりと合意 4. スクラム導入だ! 11

12.

 KP(T)  Keep  時間(タイムボックス)を意識する  スプリント計画をしっかりと行なう  各種自動化(CI等)  ふりかえりにKPT2 (TODO枠)導入 http://blog.livedoor.jp/tech_blog/archives/744170.html 12

13.

 KP(T)  Problem  合意形成不足  「やっぱり"普通のやり方"に戻したい… 」  スクラムマスター(俺)のスキル不足  真のプロダクトオーナーは別にいた  2拠点に分散されたチーム  プロダクトバックロググルーミング不足  全体スケジュールが見えない、精度が低い 13

14.

 教訓 プロセスの理解 ≠ スキル習得 14

15.

2013年夏~2014年春 本格的に学びたい 15

16.

 PMIアジャイルPM研究会立ち上げプロジェクト参画

17.

CSPO研修受講  日時:2013年5月20日~21日  場所:株式会社ミクシィ  講師:ジェフ・パットン 17

18.

一言で言うと プロダクトディスカバリを行なって、 プロダクトバックログを作るまでの話 ※スクラム開始前のフェーズ 18

19.

CSM研修受講  日時:2013年6月20日~21日  場所:ビジョンセンター日本橋  講師:江端一将、Sergey 19

20.

一言で言うと スクラムの基礎を 座学とワークショップを通して学ぶ 20

21.

 勉強会、ワークショップ、イベント  アジャイルサムライ横浜道場  POStudy  レゴスクラム  AEP読書会  Scrum Masters Night  Agile Japan 2014  Regional Scrum Gathering Tokyo 2014 21

22.

2013年夏~2014年春 アウトプット! アウトプット! アウトプット! 22

23.

第1回アジャイルミーティング主催  日時:2013年10月9日  場所:GMO Yours  内容 1. PMIアジャイルPM研究会立ち上げプロジェクトの紹介 2. 次世代システム研究室 3. GMOリサーチ 4. GMO ECラボ 5. GMOペパボ 6. 交流会 23

24.

 担当プロジェクトへ各種プラクティス導入  リーンカンバン  朝会、ふりかえり、計画MTG  グループ会社への導入支援  インセプションデッキ  導入事例を書く、話す  採用ブログに書く  自社、他社に話す  部署内MTGでの発表  アジャイルな見積もりと計画づくりまとめ  アジャイル開発取り組み状況 24

26.

2014年夏 少しずつ 風向きが 変わってきた 26

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 広告技術系の新規プロジェクトへの初導入支援!  経緯 1. 同部署別チームで新規プロジェクト立ち上げ 2. 10人10ヶ月ぐらいでそこそこの規模 3. 傍から見るとあまりうまくいってなさそう 4. アジャイル開発、スクラムの利点を盛んにアピール 5. 形だけのプラクティス導入 6. 本質を理解しないままでの導入の危険性をアピール 7. 各種問題が顕在化 8. プロジェクト仕切り直し 9. スクラム導入支援 27

28.

 KP(T)  Keep  合わせて組織体制も刷新  マルチタスクを止めた  部署内へのアジャイル開発、スクラム浸透  ユーザーストーリーマッピング実施  Problem  現場(クライアント、開発チーム)からの反発  新しい技術領域のアーキテクチャ設計  全体と部分のバランスが難しい 28

29.

 教訓 (仕切り直し時の) アジャイル開発導入は 慎重に…。 HRT重要! 29

30.

 O2O系の新規プロジェクトへアジャイル開発導入予定! 30

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これから学びたいこと + 正しく続ける 31

32.

 正しいものを(プロダクトディスカバリーフェーズ)  デザイン思考  リーンスタートアップ  プロトタイピング  ビジネスモデルキャンバス  ユーザーエクスペリエンスマップ  ユーザーストーリーマッピング  インセプションデッキ 32

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 正しくつくり(開発フェーズ)  アジャイル開発  スクラム  XP  ドメイン駆動設計  正しく続ける(運用フェーズ)  リーン開発  継続的デリバリー  今時インフラ  インフラCI  Immutable Infrastructure 33

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おわり 34