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July 03, 26
スライド概要
2026年6月30日に実施した、SharePoint 勉強会の資料です。
https://m365-sharepoint-japan-studygroup.connpass.com/event/398403/
2026年6月時点の SharePoint の最新動向を整理しながら、SharePoint 25周年の節目における製品の方向性や、刷新されたユーザーエクスペリエンス、Copilot in SharePoint の進化、さらに管理者が把握しておきたい主要アップデートについて解説します。共有リンクの有効期限、SharePoint ワンタイムパスコード廃止、Microsoft 365 アーカイブやバックアップの新機能、ストレージの従量課金モデルなど、実運用に関わる重要な変更点もまとめて紹介しています。
オフィスアイ株式会社 | 代表取締役 (https://www.office-i-corp.jp/) IT Trainer, Consultant, Author Microsoft MVP for M365 Apps & Services (July 2022 - ) Microsoft MVP for Office Apps & Services (July 2018 - June 2022) Microsoft MVP for Office Servers and Services (Oct 2015 – June 2018) Microsoft MVP for SharePoint Server (Oct 2011 – Sep 2015) Microsoft MVP for SharePoint Services (Oct 2004 – Sep 2010)
#3 : SharePoint の最新情報をキャッチアップしよう(2026年6月)
自己紹介 平野 愛 (旧姓: 山崎) 前々職のグローバルナレッジ ネットワーク(現トレノケート)株式会社にて マイクロソフト認定トレーナーとしてコンテンツ開発や研修実施を主に行う • • • • Windows NTおよびActive Directory ドメインなどのシステム管理 .NET Framework を中心としたアプリケーション開発 Skype for Business Server の前身製品のシステム管理 SharePoint, Outlook, OneNote, InfoPath などの情報共有基 盤など その後、株式会社イルミネート・ジャパン社にて SharePoint の教育ビジネスの立ち上げに携わる。2008 年4月に独立。 2004年に日本で初めてのSharePoint分野での Microsoft MVP を受賞し、以降現在まで21年連続受賞 • • • • • SharePoint Technical Notes @ai_yamasaki https://shanqiai.lekumo.biz オフィスアイ株式会社 2008年4月設立。Microsoft SharePoint および Office 365 に対応できる SE や開発者などの 人材育成と、設計、構築、運用、利活用に関しての関するコ ンサルティング サービスを提供。 特に教育に関しては、日本の現場に即したオリジナル コンテンツを独自開発し、 少人数制のオープンコース(複数組織から参加できる集合研修)の実施を定 期的に実施しているほか、1社向けのカスタマイズ研修なども提供。 各組織の特性に即した運用管理のアドバイスや、システムの利活用を促進す るためのコンサルティング サービスにも力を入れている。 過去の登壇 書籍執筆 (共著を含む) Microsoft MSTEP 講師 Microsoft TechEd 講師 Microsoft 主催の SharePoint の無償セミナー Japan SharePoint User Conference 講師 Microsoft Tech Summit Japan 2017 基調講演 講師 • • • • • • • • • • その他の執筆活動 • マイクロソフト社の SharePoint 関連のホワイト ペーパー・ 評価ガイド ©オフィスアイ株式会社 https://www.office-i-corp.jp/ ひと目でわかる Microsoft 365 SharePoint 運用管理編 ひと目でわかる Office 365 導入・運用管理編 ひと目でわかる SharePoint Server 2016 ひと目でわかる SharePoint Server 2013 ひと目でわかる SharePoint Server 2010 VSTO と SharePoint Server 2007 による開発技術 ひと目でわかる SharePoint Server 2007 ひと目でわかる Microsoft Windows Server 2003 ネットワーク設定・管理術 実践 Active Directory 逆引きリファレンス Windows Server 2003 完全技術解説 2
これまでの SharePoint 勉強会 ◼ 第1回 (2025/10/31) ◦ SharePoint ナレッジエージェントについて学ぼう ◼ 第2回 (2025/12/8) ◦ OneDrive の基礎をばっちり把握しよう ◼ 第3回 (2026/6/30) ◦ SharePoint の最新情報をキャッチアップしよう (2026年6月) ©オフィスアイ株式会社 3
最新アップデートの注目のハイライト ◼ SharePoint 25周年! ◼ 機能面 ◦ UXの更新 ◦ Chart Webパーツ ◼ Copilot 関連 ◦ AI in SharePoint → Copilot in SharePoint ©オフィスアイ株式会社 ◼ 管理面 ◦ 共有リンクの有効期限 ◦ SharePoint ワンタイムパスコード廃止 ◦ Microsoft 365 アーカイブ (ファイルレベ ルのアーカイブ) ◦ Microsoft 365 バックアップ (ファイルレ ベルの復元) ◦ 追加ストレージの従量課金モデル 4
25周年! SharePoint の過去と現在 ◼ 25年前に掲げた製品のゴール ◦ 「組織を横断的にナレッジ共有する ことでよりよく共に働けるよう支援す ること」という非常にシンプルなもの だった ◼ 現在 ◦ 環境は著しく大規模なものとなり、毎 年10億を超えるユーザーが SharePoint を利用しており、毎日 20億以上のファイルがアップロード され、日々200万ほどのサイトが新 規に作成されている ©2026 オフィスアイ株式会社 All rights reserved. [出典] https://youtu.be/yGaxF6nNuAk
コンテンツ管理システムとナレッジ管理 蓄積された組織のナレッジを効率よく再利用する SharePoint はエンタープライズ コンテンツ管理システム (ECM)であり、ファイル サーバーではない ◦ 25年前に登場した SharePointはWindowsサーバー とは差別化した目的を持っており、今後増大するコンテ ンツを有効活用することに長年フォーカスを当ててきて いる ◼ 組織に蓄積される大量データを組織のナレッジとして有効 活用する ◦ 組織内にユーザーが蓄積していく様々な情報は組織の 資産でありナレッジとして有効活用したい ◦ SharePoint はドキュメントを素早く見つけて再利用で きるようにする仕組みを様々にもつ ◼ 組織のナレッジとしての有効活用が非常に重要であり、こ の延長線上に生成AIがある ◼ ©2026 オフィスアイ株式会社 All rights reserved.
[参考] エンタープライズ コンテンツ管理(ECM)とは? 情報管理の非営利団体 AIIM(Association for Information and Image Management)が、2000年に大規 模企業向けの新しいコンテンツ管理 戦略を表現するために提唱 ◼ 組織内のあらゆる種類の非構造化情 報をライフサイクル管理も含めて扱う 戦略・手法・ツールを指す ◼ SharePoint の最初のバージョンが リリースされたのが 2001年3月2日 であり、ちょうど ECM が注目された 時期に合致する ◼ ©2026 オフィスアイ株式会社 All rights reserved. ファイルサーバーの設計思想は、本質 的に「ストレージの共有」であり、 蓄積されたデータに関しては情報の 意味や使われ方には無関心といえる。 つまり「どこに置くか」という物理的な 場所のみを提供する。 場所を記憶する必要がある。 ECM はコンテンツに「意味」を持たせ る仕組みを持つ。意味を持たせること で必要な情報を素早く発見して、再利 用できる土壌が醸し出される。 一般的なドキュメント管理システムはど れも必ず「メタデータ」を持たせてコン テンツに意味付けをする。 [ファイルサーバーとのEMCシステム(SharePoint)の比較] 機能 ファイル サーバー ECMシステム(SharePoint) コンテンツ管理 格納と取得のみ ライフサイクル管理を行う メタデータ フォルダー階層のみ フォルダー以外にプロパティを持つことができる ワークフロー なし Teamsの承認フローとの連携や Power Automate などを組み合わせた承認・自動処 理などが可能 検索 ファイル名とパスに依存 全文検索およびメタデータ検索 ガバナンス 手動・属人的 保持ポリシー・アクセス制御、秘密度ラベル、監 査ログなど コラボレーション 同時編集不可 同時編集・バージョン管理
新しいUX ◼ SharePoint スタートページとアプリバーが刷新(AI機能を考慮した再設計) ©オフィスアイ株式会社 8
発見する: Discover ◼ Search (検索)ではなく Discover (発見) ◼ ユーザーにとって「いま関心をもつ可能性が高いコンテンツを優先的に提示 ©オフィスアイ株式会社 9
公開:Publish ◼ 「元に戻る」= Jump back in ◦ 作業の続きから再開する ◼ ページ/ニュース投稿/Viva Amplify ©オフィスアイ株式会社 10
ビルド: Build ◼ ユーザー自身の考えを実際の課題に解決の手立てへと変える場所 ©オフィスアイ株式会社 11
Copilot in SharePoint 約1年で2度の改称を経て進化した SharePoint の AI 機能 ─ ナレッジエージェントから Copilot in SharePoint へ 2025年9月 2026年3月 2026年5〜6月 ナレッジエージェント AI in SharePoint Copilot in SharePoint Knowledge Agent ナレッジエージェントを刷新・改称 AI in SharePoint から再び改称 • パブリック プレビュー開始 (MC1155312) • 自然言語で計画・構築・改善(plan / build / evolve) • チャット形式でコンテンツを作成・編 集・管理(MC1311968) • SharePoint に組み込まれた AI 機能とし て登場 • 古いページの検知やリンク修復など管理 を自動化 • サイト/ページ/ライブラリ/リスト全 体に展開 • 役割ベースでコンテンツを整理・最適化 し Copilot 対応に • 会話形式のプロンプトで操作できるよう 拡張 • 6月中旬よりオプトアウト プレビューと して既定で有効化 • フローティング ボタンから操作。 Copilot ライセンスが必要 • 旧ナレッジエージェントは応答を停止 • Microsoft 365 Copilot ライセンス ユー ザーが対象 ©オフィスアイ株式会社 12
管理面 ◼ 共有リンクの有効期限 ◼ SharePoint ワンタイムパスコード廃止 ◼ Microsoft 365 アーカイブ (ファイルレベルのアーカイブ) ◼ Microsoft 365 バックアップ (ファイルレベルの復元) ◼ 追加ストレージの従量課金モデル ©オフィスアイ株式会社 13
共有リンクの有効期限 ◼ 「組織内のユーザー」との共有リンクに有効期限ポリシーを設定することがで きるようになった ◦ 既定値および有効期限が設定できる ◼ 2026年3月中旬~下旬までのアップデート ◼ 設定は SharePoint 管理シェルで行う SharePoint Technical Notes : SharePoint:「組織内の ユーザー」との共有リンクに有効期限ポリシーを設定する 例) 既定値は30日後 最大有効期限は60日後まで ©オフィスアイ株式会社 14
SharePoint ワンタイムパスコード廃止 ◼ OneDrive および SharePoint 内の SharePoint ワンタイム パスコードに(SPO OTP)認証が2026年7月から廃止開始。2026年8月31日までに廃止完了 ◼ 社外共有する場合に、これまで独自にSharePointがワンタイムパスコードを生成してき たが、Entra ID にはゲストアカウントが作成されない仕様だった ◼ 今後は B2B 統合が既定で有効化し、SharePoint ワンタイムパスコードは廃止。その代 わり Entra ベースのワンタイムパスコードが使われることになる。 ◼ これによって Entra IDに必ずゲストアカウントが生成されることになり、条件付きアクセ スポリシーなどでの柔軟な管理ができるようになる SharePoint Technical Notes : SharePoint の B2B統合と ワンタイム パスコード(OTP) SharePoint Technical Notes : SharePoint ワンタイム パ スコード (OTP) が廃止されMicrosoft Entra B2B へと移行 へ ©オフィスアイ株式会社 15
Microsoft 365 アーカイブ (ファイルレベルのアーカイブ) ◼ Microsoft 365 管理センターで従量課金の設定が必要 ◼ SharePoint サイト単位またはファイルレベルのアーカイブが可能 SharePoint Technical Notes : Microsoft 365 アーカイブ: ファイルレベルアーカイブがGA ©オフィスアイ株式会社 16
Microsoft 365 バックアップ (ファイルレベルの復元) ◼ Microsoft 365 バックアップでは SharePoint, OneDrive, Exchange がバッ クアップできる ◦ バックアップの保持期限は1年 ◦ Microsoft 365 グループが接続されたサイトはバックアップはできるが、Microsoft 365 グループそのもののバックアップにはならないので注意が必要 (サイト以外はバックアップ 対象外) ◼ Microsoft 365 バックアップの データを復元する | Microsoft Learn 2026年5月以降、SharePoint / OneDrive バックアップでは、特定のファイルと フォルダーが復元可能になった ©オフィスアイ株式会社 17
追加ストレージの従量課金モデル ◼ SharePoint ストレージの超過分に対して従量課金(Pay-as-you-go)モデルを導入される ◼ テナントの容量を超えて使用したストレージ容量分のみを課金対象とし、事前に余分な容量を 購入する必要がなくなる ◦ 引き続き容量ベースで別途購入することも可能 ◼ Microsoft 365 アーカイブと組み合わせることで柔軟なストレージ管理ができるようになる SharePoint Technical Notes : SharePoint のテナン トストレージの追加容量に従量課金モデルが導入へ ©オフィスアイ株式会社 18
まとめ ◼ SharePoint 25周年! ◼ 新しいUXの解説 ◼ Copilot in SharePoint のデモ ◦ SharePoint サイト単位でスキルも作成できる SharePoint でスキルを使用して Copilot を拡張する - SharePoint in Microsoft 365 | Microsoft Learn ◦ Copilot in SharePoint のFAQ Copilot in SharePoint についてよく寄せられる質問 | Microsoft Support ◼ Chart Webパーツはま他の機会にご紹介 ◼ 主な管理機能のアップデートの紹介 ◦ 共有リンクの有効期限 ◦ SharePoint ワンタイムパスコード廃止 ◦ Microsoft 365 アーカイブ (ファイルレベルのアーカイブ) ◦ Microsoft 365 バックアップ (ファイルレベルの復元) ◦ 追加ストレージの従量課金モデル ©オフィスアイ株式会社 19
まとめ ◼ SharePoint 25周年! ◼ 機能面 ◦ UXの更新 ◦ Chart Webパーツ ◼ Copilot 関連 ◦ AI in SharePoint → Copilot in SharePoint ©オフィスアイ株式会社 ◼ 管理面 ◦ 共有リンクの有効期限 ◦ SharePoint ワンタイムパスコード廃止 ◦ Microsoft 365 アーカイブ (ファイルレベ ルのアーカイブ) ◦ Microsoft 365 バックアップ (ファイルレ ベルの復元) ◦ 追加ストレージの従量課金モデル 20
©オフィスアイ株式会社 21
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