3Dソリッド設計の効率的な 金型及び金型構成部品製作の 進め方 株式会社ハヤシ 岩本泰光・坂本好伸 1 / 15
株式会社ハヤシとは・・ ・本社は大阪で、広島、名古屋、東京、群馬に営業拠点を置く商社 ・取扱商材は金型標準部品、特注部品の製作、生産設備治具等 ・「プレス部品づくり支援」を事業ドメインに、お客様に 質の高い生産支援サービスを提供しています 2 / 15
~3Dソリッド設計が主流~ 自動車 空調機 自転車 ただし、金型製作段階での課題も多い。 3 / 15
3Dソリッド設計の普及と日本のモノづくりの構造 3DCADの普及率(設計方法) 協力企業への設計指示の方法 設計に関して その他 はデータ化し 3Dデータで ていない の設計 12.2% 17.0% 6.2% 3Dデータ 15.7% 2Dデータで の設計 26.5% 図面 3Dデータ及び3D 54.3% データでの設計 44.3% 4 / 15 2Dデータ 23.9%
~ソリッド設計段階における現状と課題~ 2D図面では指示内容を表現できるが、3D図面では表現できない。 ノック間のピッチ 公差は? 内径公差は? 5 / 15
加工仕上げ度合いの指示 色設定多い ・同系色多いと加工ミス増える ・判断に時間がかかる ・加工の問合せ増える 色設定少ない ・加工内容がわからない ・熟練者しか作業出来ない ・外注手配出来ない 6 / 15
3Dソリッドに情報集約しすぎて考えてしまう・・・ どれがどの寸法かわ からない。 加工時、検査時の確 認作業どうしよう? 情報が多すぎて何 から手を付けて良 いかわからない。 7 / 15
3Dソリッド設計にて部品加工外注化を進めるには ・会社全体の取組みがもっとも重要。 経営トップ 部門 部署 協力なリーダシップのもと、3Dソリッド 設計を用いた金型づくりの効率的な推進は 上流から下流へ 個人 8 / 15
3Dソリッドで金型、金型部品製作のポイント ①「3Dソリッド設計」 ②ソリッド設計の公差や表面粗さの標準を定めた 「プレス型設計要領書」 ③加工公差、加工方法などを部品ごとにまとめた 「プレス型製作要領書」 3点をハイブリッド的に組み合わせ、各部門、各部署、外注先へ共有 することでスムーズな部品加工の外注化が持続的に行える。 9 / 15
①「プレス型設計要領書」 加工属性色 ノック穴 10 / 15
②「プレス型製作要領書」 ・スクラップカッター 斜面形状部3Dデータ参照 ノック穴は下穴まで 2番逃がし部は3D面データ よりオフセットして下さい 形状部(黄) 面データにて加工 ノック穴は仕上げる 【1次加工】 【1.5次加工】 【全加工】 ・合面 ・基準面・座グリ加工 ・ノック穴加工(粗加工) 1次加工 + ・斜面3D加工(形状2番逃し) ・ノック仕上げ 1.5次加工 + ・形状部仕上げ ・切刃部仕上げ ・刃先フレームハード 11 / 15 切刃形状加工後、フレーム ハード実施(HRC50以上) 切刃部キズ、打痕の無き事
~まとめ~ 15% ①展開出し ②レーザ ③1mm寄せて曲げ それっぽい ものは作れ た 85% 3Dが見れ ない 12 / 15
どこでも 誰でも 同じもの ①展開出し ②レーザ ③1mm寄せて曲げ ①展開出し ②レーザ ③1mm寄せて曲げ ①展開出し ②レーザ ③1mm寄せて曲げ ①展開出し ②レーザ ③1mm寄せて曲げ 1m寄せ ①展開出し ②レーザ ③1mm寄せて曲げ 13 / 15
各社の代表が集い、3Dソリッド設計の共通要領書を 取りまとめオールニッポンで課題克服出来ないか? 次世代を担う若者がプレス金型づくりに夢と希望をもてる魅力ある業 界を目指したい。 14 / 15
ご清聴ありがとうございました 15 / 15