UiPath Studio非推奨/削除機能の対応について

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February 03, 26

スライド概要

2026年1月31日(土)開催
UiPath Friends Festival 2026 ~Hello Agentic World ! みんなで語る、エージェンティックオートメーションの世界~
MVPセッション - Yoichi Suetake

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UiPath FriendsはUiPath ユーザー有志によって運営される非営利の公式ユーザーコミュニティです。 UiPathに関する技術交流や勉強会を行い、UiPathユーザーの技術力向上に寄与していきます。 イベントの登壇資料を掲載しています。 コミュニティサイト: https://uipath-friends.doorkeeper.jp/ YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/@UiPathFriends

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各ページのテキスト
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UiPath Studio 非推奨・削除機能への対応について Yoichi Suetake (@SuetakeYoichi)

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自己紹介 名前: 末武 陽一(すえたけ よういち)(Suetake, Yoichi) #UiPathFriends X (旧Twitter) : @SuetakeYoichi LinkedIn : yoichi-suetake 所属: 株式会社オプテージ RPAソリューションチーム チームマネージャー 属性: IT屋(技術士(総合技術監理・情報工学部門)) 天文屋 気象屋(気象予報士) UiPath使用歴:約8年 (Academy Lv1修了2017/5/24) UiPath Japan MVP 2019-2023 UiPath Community MVP 2022-2025 (Global) Moderator of UiPath Community Forum 2

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概要 #UiPathFriends 本日のお題は「UiPath Studio 非推奨・削除機能への対応について」ですが、 非推奨・削除機能の中でも注目度が高いと思われる 「Windowsレガシープロジェクトのサポート状況」 と 「クラシックデザインエクスペリエンスとクラシックアクティビティ」 の話をします。 主に、(古くからの?)UiPathプロジェクトの保守・維持・運用をされている方向けになります。 3

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おさらい 2023年11月のUiPath Friends Festivalの当方資料より #UiPathFriends Windowsレガシープロジェクトの非推奨化 2022.4において、Windowsレガシープロジェクトの非推奨化アナウンスがありました。 ●当面はWindowsレガシーはサポートされます。 ●現在は、Windows - レガシ対応のプロジェクトを新規作成できますが、今後のリリースでは、Windows - レ ガシ プロジェクトを開く、編集する、および実行することしかできなくなります。 (2022年10月時点では2023.4 からとアナウンスされていましたが、2023年11月時点では2024.4となっています) (ただし、組織はガバナンス ポリシーを使用して Windows – レガシ プロジェクトの作成オプションを復元できま す。) ●新しい機能は、Windows、クロスプラットフォームに追加され、Windowsレガシーには追加されません 4

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おさらい 2023年11月のUiPath Friends Festivalの当方資料より Windowsプロジェクトに移行すべきか? 移行ベネフィット #UiPathFriends 【増加】 64bitプロセスの恩恵 Windowsレガシーでは使えない機能の拡大 移行コスト 【低下】 Windowsレガシーとの互換性向上(動的呼び出し実現等) ナレッジ蓄積 が良化。 【23.10時点個人的見解】 そろそろ、エンタープライズでも移行に向けて動き始めても良いころかも 新しいプロジェクト:標準を整備して、Windowsプロジェクトでの作成をデフォルトに。 既存プロジェクト:ゆるやかな移行。 =移行後の修正・テストは必須なので、何かのイベントとあわせて、移行コストを抑える。 (将来の廃止の日に向けて。) 5

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2025.10現在どうなっているか? #UiPathFriends ・削除済み機能として「Studio (継続リリース、ショート ターム サポート (STS)) での Windows - レガシ プロジェクトの作成 」 ・備考で「Studio LTS では、当面の間は引き続き Windows - レガシ プロジェクトを開いたり、作成・編集したりできます。」 現在、Studio LTSにおいては、Windowsレガシープロジェクトは「非推奨」では無くなっています。 しかし依然として「当面」の表記。Studio 24.10と比較して以下のような変化があります。 ●UiPath Studio 25.10でもWindowsレガシープロジェクトはサポートされていますが、これを開くと UiPath Studio Legacyが起動します。 UiPath Studio 25.10でUI/UXが大きく変化しましたが、Studio Legacyでは従来のUIが継続されています。 ●公式アクティビティパッケージは新規バージョンではWindowsレガシーのサポートを終了しているものも 出てきています。(例:UiPath.System.Activites Packageは24.2.1以降レガシーを非サポート) 6

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UiPath Studio Legacy #UiPathFriends UiPath Studio(25.10.3) UiPath Studio Legacy(25.10.3) タスクバー上のアイコンも2つ表示されます 7

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#UiPathFriends 8

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#UiPathFriends 9

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Windowsレガシープロジェクトでの アクティビティパッケージのバージョン Studio25.10.3でのWindowsプロジェクト新規作成時の依存関係 #UiPathFriends Studio25.10.3でのWindowsレガシープロジェクト新規作成時の依存関係 10

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Windowsプロジェクトへの変換時の課題 #UiPathFriends 項目 22.10時点の状況 23.10時点の状況 25.10時点の状況 .net6/8アーキテ クチャへの変更によ る問題 ・.net6に対応するアクティビティパッケージが十 分ではない。(対応状況、品質) ・表示上の不具合は修正済 ・公式アクティビティパッケージはほぼ対応 ・マーケットプレイス上のアクティビティパッケージ はあまり期待しない方が良い。 ・マーケットプレイス上のアクティビティパッケージ はあまり期待しない方が良い。 ・.net6の仕様の問題(文字エンコーディング に対する手当 等) ・時間経過での改善はあまり期待できないので、 ・いくつかの主要アクティビティで各種文字エ 基本的にナレッジで対応 ンコーディング対応(アクティビティパッケージ の最新化要)(ただしStrConvでの全角半 角変換等は引き続き個別手当てが必要) 64bitプロセス化 に伴う問題 ・InvokePowerShell等呼び出し先が32bit から64bitになることに伴う対応 ・時間経過での改善はあまり期待できないので、 ・時間経過での改善はあまり期待できないので、 基本的にナレッジで対応 基本的にナレッジで対応 コンパイル等のアー キテクチャ変更によ る問題 ・動的にxamlファイル呼び出しができない ・再帰ロジックが組めない ・プロジェクトフォルダ外のxamlを呼び出せない ・ダブルクォーテーション問題 など ・23.10から動的にプロジェクトフォルダー内 のxamlファイル呼び出しが可能 ・23.10から再帰ロジックが動作可能 その他 ・Windows-Legacyで使えたクラスが使えな い(参照の不足) ・23.4で依存関係の自動修復機能を追加 ・23.10で移行ツールでの依存関係不足が 発生する問題を修正 ・ダブルクォーテーション問題が解消 変換品質は良化しており、また課題と なる事項は徐々に減ってきている 11

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どう対応すべきか? #UiPathFriends 現在、Studio LTSにおいては、Windowsレガシープロジェクトは「非推奨」では無くなっています。 しかし依然として「当面」の表記ではあり.... 「ゆるやかな移行」(何かのイベントとあわせて移行する)を検討すべきと考えます(私見) 【理由】 ・「当面」後への対応。 Xdayがいつ来るかわからないが、それに備えて。 ・「2つの技術」による保守コスト増大への懸念。 StudioがStudio LegacyとしてWindowsレガシー用に分離されたため、こちらは今後UI含めた大きな 変更は伴わないと考えられる。 一方で、Windows/クロスプラットフォーム向けのStudioは引き続き改善・アップデートが行われると思われ、 将来的に仕様や操作性が大きく異なるものになる可能性がある。 →新規加入者での対応の障壁となる可能性 12

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クラシックデザインエクスペリエンスと クラシックアクティビティ #UiPathFriends クラシック デザイン エクスペリエンスは削除済み。モダン デザイン エクスペリエンスが、新しいプロジェクトで使用できる唯一の デザイン エクスペリエンスです。UI Automation アクティビティと Excel クラシック アクティビティは、[アクティビティ] パネル の [クラシック] カテゴリや [アクティビティを追加] の検索バーで引き続き利用可能です。 「クラシックデザインエクスペリエンス」は削除済みであるが、 「クラシックアクティビティ」自体は利用可能。サポート対象。 現時点では、積極的な理由がなければ、「モダンアクティビティ」に移行する必要は無いと考える。(私見) (ただし「2つの技術」による保守コスト増大は懸念事項になる) そもそも今までは移行ツールが存在せず、モダンアクティビティに移行するためには、手動での移行=ほぼ作り替え る必要があったが..... 13

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UiPath Activity Migrator #UiPathFriends UiPathの自動化プロジェクトに関して、プロジェクトCompatibility(Windowsレガシー、Windows等)の変 換や、いくつかのアクティビティの変換が可能なコマンドラインツールです。 2026年1月現在のステータスはPublic Previewです 現時点でできることは以下3点になります。 Windowsレガシー プロジェクトの廃止 対応 1.Windowsレガシープロジェクト→Windowsプロジェクト変換 2.UiAutomation クラシックアクティビティ→モダンアクティビティ変換 (UiPath.UIAutomation.Activities >= 25.10.20になります) 3.Desktop Outlook関連アクティビティ → MicrosoftOffice365 Integration Service関連アクティ ビティ(UiPath.MicrosoftOffice365.Activities >= 3.3.10になります) コマンドラインツールなのでバッチファイル等での一括変換も可能です。 「新しいOutlook」でCOM APIを 使用するアクティビティが機能しな いことへの対応。(Get Outlook MailMessage等) Analyzeモードで実際に変換出力なしでの、解析が可能です。 変換レポートとして、SARIF形式とそれをHTMLに変換したものが出力されます。 詳しい仕様は https://forum.uipath.com/t/uipath-activity-migrator-public-preview-is-here/5680642 を参照ください 14

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モダンUiAutomationへの変換例 #UiPathFriends UiPath Activity Migratorを使用した変換例。 表示名はそのまま変換されるので一見分かりづらいですが、アクティビティがOpenBrowser → NApplicationCardに、Click→NClickに変換されています。 15

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出力される変換レポート(SARIF) #UiPathFriends 16

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まとめ #UiPathFriends ・WindowsレガシープロジェクトはStudio 25.10 LTSではUiPath Studio Legacyとして作成・ 編集が可能。サポートも「当面」ある。 ・(個人的意見として)「当面」後や、保守コスト等を考慮すると、Windowsレガシープロジェ クトはWindowsプロジェクトへの「ゆるやかな移行」 (何かのイベントとあわせて移行する)を行う 方が良いと考える。 ・クラシックデザインエクスペリエンスは廃止されているが、クラシックアクティビティのサポー トは引き続きある。 ・(個人的意見として)現在機嫌良く動いており特段の理由がないのであれば、現時点で積極的に モダンアクティビティに移行する必要は無いと考える。(ただし今後の非推奨化等の動向は注視 が必要と考えられる。) ・UiPath Activity Migratorを使うとコマンドラインで、Windowsレガシー変換や、 UiAutomationのクラシックアクティビティ→モダンアクティビティ変換が可能。 必要に応じて活用する。 17